【戸建て編】共働き子育て層のマイホーム事情を調査!
物件・立地選びのポイント、検討期間、ローンの組み方や資金面も詳しく調査

更新日:2025年10月14日(火)

共働き子育て層にとって「住まい選び」は重要であり、日々の生活や子どもの教育にも影響を与えると考えられます。特に戸建て住宅の購入においては、土地選びから物件、内装まで、さまざまな視点から検討されることが多いでしょう。

今回は、首都圏エリア(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に戸建てを購入し居住している共働き子育て層を対象に、購入のきっかけや物件・立地の選定ポイント、検討期間、ローンの組み方、資金面のリアルな実態までを詳しく調査。共働き子育て層が「戸建て」を選ぶ際の基準や価値観を分析しました。

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1,共働き子育て層の戸建て購入、検討し始めるきっかけは? 

Q.直近3年以内に購入した住まいの種類を教えてください。

Q.直近3年以内に購入した住まいの種類を教えてください。

(n=301)

まずはじめに、直近3年以内に購入した住まいの種類について聞いてみると「新築建売住宅」52.8%が最多で、「新築注文住宅(ハウスメーカー・工務店など)27.6%と、【新築派】が約8割であることがわかります。「中古戸建」や「リノベーション済中古戸建」を選ぶ人は6にとどまりました。

共働き子育て層にとっては、土地付きで価格が明確な「建売住宅」の方が人気の傾向で、仕様の決定や打ち合わせに時間がかかる「注文住宅」よりも、スムーズに入居できる点がメリットと考えられます。

 

Q.マイホームの購入を検討し始めたきっかけを教えてください。最大5つまで選択してください。

Q.マイホームの購入を検討し始めたきっかけを教えてください。最大5つまで選択してください

(n=301 内訳:【子どもが1人】n=139人、【子供が2人以上】n=162人)

マイホームの購入を検討し始めるきっかけは、1位「子育てや教育環境をよくするため」2位「元々の住まいが狭いから」、3位「子どもが生まれたから(第一子)」の順でした。

第一子が生まれたタイミングで購入を検討する人は23.7、第二子以降の子どもが生まれたタイミングで検討する人は17.3で、子どもの誕生が大きな影響を与えていることがわかります。

\戸建てを選んだ具体的な理由は? 子どもの人数による違いも判明!/

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2,約6割が半年未満で購入を決断! 物件・立地選びで重視するポイントは?

Q.購入までに要した検討期間を教えてください。※購入を考え始めた頃~実際の購入に至った期間のこと

Q.購入までに要した検討期間を教えてください。
※購入を考え始めた頃~実際の購入に至った期間のこと

(n=301 内訳:【子どもが1人】n=139人、【子供が2人以上】n=162人)

購入までに要した検討期間は、「1か月未満」24.9%、「1か月以上3か月未満」18.9%、「3か月以上6か月未満」17.6%の順でした。共働き子育て層は、全体の約6割が半年未満で決断していることからも、短期間で効率的に意思決定する傾向があるようです。

前述の結果からも「建売住宅」を購入する層が多いため、条件に合う建売物件が見つかれば、内見から購入までスムーズに進むことが多いのかもしれません。

 

Q.物件・立地選びで重視したポイントを教えてください。最大10個まで選択してください。

Q.物件・立地選びで重視したポイントを教えてください。最大10つまで選択してください。

(n=301 内訳:【子どもが1人】n=139人、【子供が2人以上】n=162人)

物件・立地選びで重視したポイントは、3人に1人が「子育てしやすい環境(公園・施設など)」と回答しており、最多でした。次いで「治安のよさ」23.6%が票を集めており、子どもを中心とした周囲の環境が重要な要素のようです。

また「最寄り駅までの距離」22.6%、「土地の広さ・室内の広さ」22.3%、「子どもの通学の利便性」27.2%、「価格・ローン返済額の安さ」21.9%などの要素はいずれも同程度に重視されており、夫婦の通勤や家計への影響などを含め、家族全体の“暮らしやすさ”を多面的に検討する傾向がうかがえます。

 

Q.主に利用した情報収集方法を教えてください。

Q.主に利用した情報収集方法を教えてください。

(n=301)

主に利用した情報収集方法は、3人に1人が「住宅相談会や展示場」と回答しており、共働き子育て層は、実際に現地を訪れて空間の広さや雰囲気を体感したい、専門家の意見を直接聞きたいというニーズがうかがえます。

次いで「テレビ番組」28.2%や「SNS」24.3%も、情報源となるようです。特にSNSでは、実際の住宅を紹介するルームツアー動画、間取りや収納術の紹介なども人気コンテンツであることから、実際に住むイメージが湧くリアルな情報として参考にしているのでしょう。

\戸建ての物件選びで妥協した点は? 情報収集の際に見ているSNSもチェック!

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3,戸建て購入の資金面(住宅ローン、借入期間)の実態を徹底調査!

Q.利用した住宅ローンのタイプを教えてください。

Q.利用した住宅ローンのタイプを教えてください。

(n=301)

実際に利用した住宅ローンのタイプは、1位「メガバンクの住宅ローン」38.9%、2位「地方銀行・信用金庫の住宅ローン」29.6%、3位「ネット銀行の住宅ローン」15.6%に回答が集まりました。

住宅ローンは金額が大きく、返済期間も長いため「信頼・安定性」が最重視されており、ブランド力やサポート体制が整っているメガバンクが選ばれやすいようです。共働き子育て層は、ネット銀行の金利の安さよりもメガバンクの安定性に魅力を感じ、堅実な選択をする傾向が強いようです。

 

Q.金利タイプを教えてください。

Q.金利タイプを教えてください。

(n=301)

住宅ローンの金利タイプでは、「変動金利型」が半数以上を占める結果でした。2020年代以降、住宅ローンの金利は1%を下回る超低金利が続いていることから、月々の返済額を抑えやすい「変動金利型」が主流となっているのでしょう。

特に子どもの教育費や生活費などがかさむ共働き子育て層にとっては、毎月の負担を軽減することを優先していることがわかります。金利上昇のリスクはあるものの、共働きで収入が安定しているため、返済の見通しを踏まえつつ慎重に判断していると考えられます。

 

Q.住宅ローンの借入期間を教えてください。

Q.住宅ローンの借入期間を教えてください。

(n=301 内訳:【子どもが1人】n=139人、【子供が2人以上】n=162人)

住宅ローンの借入期間は、約3人に1人が「30年以上35年未満」を選んでおり、メイン層になっています。

子ども2人以上の家庭は「35年以上40年未満」のフルローン(35年)で組む傾向、子ども1人の家庭は「15年以上20年未満」と少し短めの返済期間を選ぶ傾向も目立ちました。共働き子育て層にとっては、やはり「月々の返済額をおさえる」ことが重要であり、全体的に長めのローン期間を組んで、家計の負担にならないように備えていることがわかります。

 

Q.住宅ローンを選ぶ際に重視したポイントを教えてください。最大5つまで選択してください。

Q.住宅ローンを選ぶ際に重視したポイントを教えてください。最大5つまで選択してください。

(n=301)

住宅ローンを選ぶ際に重視したポイントは、1位「金利の低さ」33.8%、2位「手数料など諸費用の安さ」25.1%、3位「金利の安定性」18.8%、「審査の通りやすさ」18.8%と続きました。

先述した通り「変動金利」を選ぶ人が多かったことからも、金利の低さや諸費用の安さ、安定性を重視して選ぶ傾向が強く出ています。また、忙しい共働き子育て世帯にとって「審査の通りやすさ」や「事前審査や本審査のスピード」も大切な要素になっており、審査の手間を避けて購入までスムーズに進めたいと考えていることがわかります。

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4,住宅購入額・資金援助の内訳と、将来の住み替え意向は?

Q.住居購入やローンの金額感を教えてください。

Q.住居購入やローンの金額感を教えてください。

(n=301)

住宅購入金額は「5,000万円以上7,500万円未満」、住宅ローンの借入金額は「4,000万円以上5,000万円未満」がメイン層となっており、全体的には「3,000万円以上7,500万円未満」がボリュームゾーンでした。

購入金額と借入金額を照らし合わせると、「3,000万円以上5,000万円未満」の層は、購入金額とほぼ同額のローンを借りている人が多く 「5,000万円以上7,500万円未満」の層は、少し頭金を払って住宅ローンを組んでいるようです。

 

Q.住居購入額に対して、頭金・親からの援助資金の割合を教えてください。

Q.住居購入額に対して、頭金・親からの援助資金の割合を教えてください。

(n=301)

住宅購入額に対して、頭金・親からの援助資金の割合を比較してみました。頭金は「1割」22.6%が最多ですが、「頭金なし」21.6%とほぼ同率であることがわかります。低金利で住宅ローンが借りやすい背景もあり、頭金は低めに設定している傾向です。

また「親からの援助資金なし」41.9%が最多ですが、援助資金として「1割」17.6%、「5割」10.3%を受けている家庭も一定層いました。

 

Q.将来的に住み替えや売却を検討していますか?

Q.将来的に住み替えや売却を検討していますか?

(n=301)

共働き子育て層(戸建て住まい)の6が、10年以内の間に住み替えや売却を検討していることがわかります。

一般的に戸建て住まいは長期居住志向とされていますが、共働き子育て層は子どもの成長や働き方の変化など、ライフステージに伴う生活の変化が激しく、住み替えや売却も柔軟に検討している傾向。利便性、教育環境、家計面の変化など多くの要因から、戸建て住居に長く住み続けるとは限らないのが特徴のようです。

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ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、戸建てを選んだ理由や情報源にしているSNS投稿の種類、ペアローンの夫婦の負担割合などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    25~39歳の男女/既婚/1歳未満~小学校高学年までの子がいる/夫婦ともに正社員、公務員・団体職員/世帯収入300万円以上/埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県いずれかに居住/直近3年以内に戸建てを購入し、居住している

  • 有効回答数

    301件

  • 調査時期

    2025年8月

  • 方法

    インターネット調査

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