【マンション編】共働き子育て層のマイホーム事情を調査!
物件選びで何を重視する? 購入の決め手やローンの組み方・資金計画も深掘り

更新日:2025年10月22日(水)

近年、子育て世帯向けのサービスを備えたマンションも増えてきており、子育てしやすい住環境がより求められるようになっています。共働き子育て層にとって「マイホーム」は生活の利便性や子どもの教育環境など、さまざまな観点から検討されていることでしょう。

今回は、首都圏エリア(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)にマンションを購入し、居住している共働き子育て層を対象に、物件選びのポイントやマンションを選んだ理由、住宅ローンについて調査しました。

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1,共働き子育て層のマンション購入のきっかけは?

Q.直近3年以内に購入した住まいの種類を教えてください。

Q.直近3年以内に購入した住まいの種類を教えてください。

(n=256)

まずはじめに、共働き子育て層に直近3年以内に購入した住まいの種類について聞いてみると、1位「中規模マンション」37.1%、2位「大規模マンション」24.6%、3位「小規模マンション」24.6%の順でした。

また階数については、低層マンションよりも、高層のタワーマンション(20階以上)に住んでいる人がやや多い傾向のようです。

 

Q.マイホームの購入を検討し始めたきっかけを教えてください。最大5つまで選択してください。

Q.マイホームの購入を検討し始めたきっかけを教えてください。最大5つまで選択してください。

(n=256 内訳:【子どもが1人】n=135【子どもが2人以上】n=121)

マイホームの購入を検討し始めたきっかけは、1位「子育てや教育環境をよくするため」21.5%、2位「子どもが生まれたから(第一子)」20.7%に回答が集中し、続いて3位「元々の住まいが狭いから」17.6%の結果でした。

子どもが1人の家庭は「賃貸の更新タイミング」「住宅ローン減税など税制優遇」など金銭面の負担軽減を意識している人が多く、子どもが2人以上の家庭は「家賃が高騰したから」「在宅勤務が増えたから」などの理由も購入のきっかけにつながっているようです。

 

Q.購入までに要した検討期間を教えてください。 ※購入を考え始めた頃~実際の購入に至った期間のこと

Q.購入までに要した検討期間を教えてください。
     ※購入を考え始めた頃~実際の購入に至った期間のこと

(n=256 内訳:【子どもが1人】n=135【子どもが2人以上】n=121)

マンションの購入までに要した期間は、約3人に1人が「3か月以上6か月未満」、次は「6か月以上9か月未満」20.7%と続き、双方で半数以上の回答を占めました。

子ども1人の家庭は「3か月以上6か月未満」「6か月以上9か月未満」と短期間で決める傾向がある一方で、子ども2人以上の家庭は2つの層に分かれ、「3か月以上6か月未満」の【半年以内で短期的に決めると、「6か月以上~1年半未満」の半年から1年半まで、ある程度時間をかけて決めるが混在しているようです。

\マンションを選んだ理由は? 約3割の人が重視するポイントが明らかに/

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2,マンションの物件・立地選びで、重視・妥協している点

Q.物件・立地選びで重視したポイントを教えてください。最大10個まで選択してください。

Q.物件・立地選びで重視したポイントを教えてください。最大10個まで選択してください。

(n=256 内訳:【子どもが1人】n=135【子どもが2人以上】n=121)

物件・立地選びで重視したポイントの上位3つは「最寄り駅までの距離」「子育てしやすい環境(公園、施設など)」「周辺の買い物・医療施設」で、生活の利便性が重視されていることがわかります。

そのほか、子ども1人の家庭は「周辺の買い物・医療施設」「新築」にもこだわりがあり、子どもが2人以上の家庭は「子育てに役立つ共有施設」も重要な要素となっています。

 

Q.上記で選択した物件・立地選びで重視したポイントのうち、妥協した点を教えてください。最大5つまで選択してください。

Q.上記で選択した物件・立地選びで重視したポイントのうち、妥協した点を教えてください。最大5つまで選択してください。

(n=256 内訳:【子どもが1人】n=135【子どもが2人以上】n=121)

妥協した点を聞いてみると、「最寄り駅までの距離」14.8%が最も多く、「子育てに役立つ共有施設」「価格・ローン返済額の安さ」「室内の広さ・間取り」「将来の資産価値・売却しやすさ」なども優先順位を下げていることがうかがえます

一方で「近隣住民との相性」や「駐車場完備」「宅配ボックスがある」「耐震性能」「内装のデザイン」などは重要視している条件のようです。

 

Q.主に利用した情報収集方法を教えてください。

Q.主に利用した情報収集方法を教えてください。

(n=256 内訳:【子どもが1人】n=135【子どもが2人以上】n=121)

主に利用した情報収集方法は「テレビ番組」33.2%、「テレビCM」25.4%、「SNS」24.2%がボリュームゾーンでした。

子どもが1人の家庭は「SNS」や「まとめサイト」「ニュースサイト」の活用も目立ち、自ら能動的に情報収集している傾向も。一方で、子どもが2人以上の家庭は「テレビ番組」「テレビCM」が主な情報源になっており、マスメディアからの情報に影響を受けていることがわかります。

\子ども1人・2人以上の家庭はSNSをどう活用? 情報源をチェック!/

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3,約4割がメガバンクの住宅ローンを利用!  借入期間は? 

Q.利用した住宅ローンのタイプを教えてください。

Q.利用した住宅ローンのタイプを教えてください。

(n=256 内訳:【子どもが1人】n=135【子どもが2人以上】n=121)

利用した住宅ローンのタイプは「メガバンクの住宅ローン」が最多でした。

住宅ローンは高額であるケースが多いため、共働き子育て層にとって大手の安定性や信頼感が重要な要素に。また、子どもが1人の家庭では「ネット銀行の住宅ローン」を活用する層も目立ち、金利の低さや手続きの利便性にメリットを感じ、選ばれているのかもしれません。

 

Q.金利タイプを教えてください。

Q.金利タイプを教えてください。

(n=256)

住宅ローンの金利タイプを調べてみると、「変動金利型のみ」が過半数超え、「全期間固定金利型のみ」21.5%と続きました。

共働き子育て層は、金利の低さを重視して「変動金利型」を選び、月々の返済負担を抑えたいという傾向が見られます。一方で、約5人に1人は「固定金利型」を選んでおり、将来的な金利上昇リスクを避けたいと考える堅実志向の家庭も一定数いることがうかがえます。

 

Q.住宅ローンの借入期間を教えてください。

Q.住宅ローンの借入期間を教えてください。

(n=256)

住宅ローンの借入期間については「30年以上35年未満」32.7%が最多で、次いで「20年以上25年未満」17.5%、「25年以上30年未満」14.3%がボリュームゾーンでした。

多くの共働き子育て層が長期の返済計画を選んでいることから、月々の返済負担をできるだけおさえて住宅購入している背景が浮かび上がります。日々の生活費や教育費の増加に備えて長期借入にし、収入の変動やライフイベントにも対応できるように備えているようです。

\住宅ローンを選ぶ際に重視したポイント、ペアローンの夫婦の負担割合も徹底調査!/

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4,約8割が頭金を支払っている?  マンション購入の資金面も徹底調査!

Q.住宅購入やローンの金額感を教えてください。

Q.住宅購入やローンの金額感を教えてください。

(n=256)

住宅購入金額のボリュームゾーンは「4,000万円以上5,000万円未満」「5,000万円以上7,500万円未満」で、「7,500万円以上」の価格帯も約24%いました。共働き子育て層は、比較的高価格帯の物件を検討・購入している傾向が見られます。

一方で、住宅ローンの借入金額は「3,000万円以上4,000万円未満」「4,000万円以上5,000万円未満」が中心となっており、購入金額に対して借入金額を抑えている傾向も。頭金として一定額を自己資金で用意している家庭が多く、予め資金計画を立てたり返済負担を軽くしようとする堅実な姿勢がうかがえます。

 

Q.住居購入額に対して、頭金・親からの援助資金の割合を教えてください。

Q.住居購入額に対して、頭金・親からの援助資金の割合を教えてください。

(n=256)

実際に頭金の割合を見てみると、約8割の家庭が住宅購入時に頭金を支払っていることがわかりました。最も多いのは、物件価格の「1割」を頭金に充てたケース(16.4%)で、次いで「5割」14.8%と、比較的高い自己資金を準備している家庭も存在しています。共働き子育て層でマンションを選ぶ家庭は、住宅購入までに計画的に資金を貯める傾向でしょう。

さらに、親からの資金援助を受けている家庭は約6割にものぼり、「購入金額の1割程度の援助」16.8%、「5割程度の援助」11.7%と、家族間のサポートを受けながら住宅購入を実現している家庭も見受けられます。

 

Q.将来的に住み替えや売却を検討していますか?

Q.将来的に住み替えや売却を検討していますか?

(n=256)

共働き子育て層は、マンション購入後の住み替えや売却に対する意識が非常に高く、約75%が「将来的に住み替え・売却を検討している」と回答。そのうち「3年以内に検討したい」と考えている層が27.3%と最多でした。

さらに「すでに現在計画中・実施中」と動いている層を加えると、全体の約4割が短期的なスパンでの住み替えを視野に入れて行動していることがわかります。子どもの成長や進学に合わせて、その時のライフステージに合う住まいを戦略的に選んでいる傾向が強く出ています。

\購入後に想定外だったことや不便に感じていること、購入者のリアルな声も/

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ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、子どもが一人・二人以上の家庭のマンション選択の違いや住宅ローンで重視しているポイントなどについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    25~39歳の男女/既婚/1歳未満~小学校高学年までの子がいる/夫婦ともに正社員、公務員・団体職員/世帯収入300万円以上/埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県いずれかに居住/直近3年以内に戸建てを購入し、居住している

  • 有効回答数

    256件

  • 調査時期

    2025年8月

  • 方法

    インターネット調査

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