【 認知拡大・ブランディングを目的とした広告事例】
ミツカン×マイナビキャリア甲子園 高校生との共創から商品化を実現

ミツカン×マイナビキャリア甲子園

【課題】若年層への認知向上

ミツカン(Mizkan)

味ぽん

ミツカン(Mizkan)は創業220年を超える老舗調味料メーカーで、食酢やぽん酢の調味料をメインとして、つゆや納豆、鍋つゆなど多岐にわたる商品を展開してきました。

現代では、家族構成やライフスタイルの変化により、人々の食生活も多様化。さまざまな影響を受け、従来の「食」が大きく揺らぐ中、社会的な課題や消費者のニーズに応える新しい「食」が求められているのが現状です。

今後のさらなる社会の急速な変化を見据え、ミツカンでは若年層への認知も広げ、より多様な人々の食生活を支えていきたいと考えていました。

 

ミツカン×マイナビキャリア甲子園 事例

マイナビキャリア甲子園とは

マイナビキャリア甲子園

マイナビキャリア甲子園は、2014年より開催されている高校生を対象としたビジネスコンテスト。企業・団体が出題するテーマに対して、高校生が学校ごとにチームを組んでアイデアを出し、課題解決に挑みます。

書類審査、プレゼン動画審査、準決勝を経て、各企業・団体の代表チームを選出。決勝大会では代表チームが集まり、独自のビジネスプランをプレゼンテーションで発表。テレビ番組やインターネットのライブ配信を通じて、情報発信されます。

ミツカンの協賛経緯

ミツカンは高校生との共創を通じて「若年層とともに未来の食の在り方を考えたい」、「10代の若年層からも支持されるブランドになっていきたい」との思いから、第9回大会に協賛しました。

 

第9回マイナビキャリア甲子園(2022年9月~2023年3月開催)

ミツカンの出題テーマ

第9回マイナビキャリア甲子園:ミツカン出題テーマ

上記テーマに対し、全国の高校生からさまざまな新規事業のアイデアが集結。数々の審査を経て、兵庫県立長田高等学校の4人チーム「ながったらー」がミツカン代表として決勝大会に進出しました。

マイナビキャリア甲子園の様子

マイナビキャリア甲子園の様子

同チームは新たな事業として、鍋料理を缶詰にする「ぽん鍋缶」のアイデアを発表。温かい鍋料理をいつでもどこでも簡単に食べることができるメリットを打ち出し、災害食やアウトドア用途を想定したプレゼンテーションを繰り広げました。

マイナビキャリア甲子園の様子

最終的にオンライン視聴者の数多くの共感を得たことにより「視聴者賞」を受賞し、話題を集めました。

 

マイナビキャリア甲子園の効果

マイナビキャリア甲子園3つのポイント!

・全国の高校生の柔軟なアイデア

・ブランディング

・メディアの波及効果

全国の高校生の柔軟なアイデア

マイナビキャリア甲子園

第9回大会では日本全国から8,959名、2,318チームの応募が集まり、過去最大人数を記録。また応募数は毎年増加しており、2025年3月に決勝大会を終えた第11回大会では日本全国から11,595名、3,136チームの規模にまで成長しています。高校の必修科目「総合的な探求の時間」内のプログラムとして取り組んでいるところが多いことが特徴で、常連校に加え新しく参加する高校や地方チームも増えています。

マイナビキャリア甲子園は、高校生が企業分析やデータ調査も行い、年層視点で企業の強みや魅力を発見。そこから独自のアイデアを組み合わせ、さまざまな切り口の提案で魅了していきます。既存の価値観や業界の枠にとらわれない“若年層ならではの柔軟なアイデア”を得られるのが最大のメリットです。

またプレゼンでは、スライドの構成やデザインにもこだわって作られており、論理的思考やマーケティング視点、利益率なども考慮した、説得力のあるハイレベルな戦いが繰り広げられます。

第9回マイナビキャリア甲子園 決勝大会の様子

ブランディング

参加者は、企業分析が欠かせません。どんなにすばらしいアイデアでも、企業の商品・サービスに沿っていなかったり、目指すべき方向性が異なっていたりしたら企画として成り立たないからです。そのため企業の特長や強みなど、さまざまなデータを分析して取り組んでおり、実際のビジネスに沿った戦略が取られているのが利点です。

また企業・団体が出題するテーマは「テーマ解説動画」としても配信されます。動画には、企業理念や事業内容、今回のテーマの意図など、企業の価値観や熱意を込められるのがメリットで、マイナビが魅力的に作成します。さらにテーマ解説インタビュー記事も公開され、参加者だけでなく大会に関心を持つ幅広い年齢層の人に向けて効果的にブランディングできます。

 

メディアの波及効果

マイナビキャリア甲子園の強みは、メディアの波及効果。TVメディアへの露出や大手・地方メディア、YouTubeでの配信などを通じて、広告換算費1億円以上となっています。

例えば、マイナビキャリア甲子園での「ぽん鍋缶」の取り組みが地元のメディアに取り上げられると、多くの注目を集めました。次第に大きな反響となり、企業の中の人々を動かすきっかけにもつながりました。

ミツカン担当者は「せっかくマイナビキャリア甲子園でいいアイデアをいただいたのだから、ちゃんと形にすればさらにその価値が進化するんじゃないか」という話が社内で出たことを明かし、商品化まで実現しました。

詳細の記事はこちら!

マイナビキャリア甲子園後、「ぽん鍋缶」がどのように商品化されたのか。企業と高校生との「共創」のその後について詳しくまとめています。

「違う立ち位置からものを見る大切さを学びました」~マイナビキャリア甲子園から生まれたアイデアがカタチになった~

 

マイナビキャリア甲子園 参加者・企業担当者の声

ココがポイント!

・意欲の高い高校生が参加

・高校生が企業理解を深めている

マイナビキャリア甲子園

マイナビキャリア甲子園のイベント後、ミツカンでは「ぽん鍋缶」プロジェクトが立ち上がり、長田高校のメンバーとともに商品化を実現。2024年に大阪で開催されたイベント「こたつ会議」で数量限定販売されると、すべて完売し反響の大きさを裏付けました。マイナビキャリア甲子園と「ぽん鍋缶」プロジェクトに携わった方々の声を集めました。

参加者の声

・僕は将来起業したいと考えているので、何か役立つのではないかと思ってマイナビキャリア甲子園に興味を持ち、「やる人―!」と聞いたときに集まったこのメンバーで出ることになったんです。

 

・今回、商品を考えるというところで、自分達の想像していた以上に食べる人たちのことを考えたり、それを作る人がどれくらいどこにお金をかけなきゃいけないのかを考えたり、今まで自分が知らなかった立ち位置からものを見る大切さを学びました。

 

・今回の「マイナビキャリア甲子園」を通して、普段僕たちの知らないところでの企業の活動や社会の仕組みを見ることができて、“僕たちの周りを知る”きっかけになってよかったなと思いました。

 

ミツカン担当者の声

得られたものは本当に多かったと思います。まず、高校生の日常について知らないことだらけだったことにも気付きましたし、そこで得られたインサイトも大きな収穫でした。

あとはミツカンに好印象を持ってもらえたこともありがたかったですね。こたつ会議で販売し終わったあと、長田高校のみなさんが「ミツカンで働きたいと思った」って言ってくれて、本当に嬉しく思いました。

関連記事はこちら!

「ぽん鍋缶」プロジェクトでは企業と高校生がどんな取り組みをしたのか、商品開発の裏側にも迫りました。また第9回の視聴者賞に引き続き、第10回大会でも審査員特別賞を受賞したミツカンに、マイナビキャリア甲子園への想いを語ってもらっています。

【開発者インタビュー】幻の商品、ミツカン「ぽん鍋缶」って知ってる? 高校生たちが生み出したアイデアがカタチになるまでのストーリー

 

60周年の「味ぽん」が高校生のアイデアで進化? – ミツカンが『第10回マイナビキャリア甲子園』に参画した想い

 

まとめ

今回のミツカンの事例では、高校生たちの熱い取り組みが視聴者からの共感を得て徐々に大きな反響となり、「ぽん鍋缶」の商品化まで結びつけることができました。高校生からの柔軟なアイデアは、多くの人を惹きつけ魅了します。企業にとって若年層のリアルな声や問題意識に向き合っていくことが、今後さらに重要になるでしょう。

マイナビキャリア甲子園

マイナビキャリア甲子園では全国の高校生との共創を通じて、認知拡大やブランディングだけでなく、さまざまな活用が実現できます。「若年層の声を聞いてみたい」、「若年層と一緒に何かしてみたい」など、お気軽にご相談ください。

マイナビへのお問い合わせ

マイナビキャリア甲子園の公式HPを見る

 

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