2022年秋-冬クールの人気ドラマ調査を行いました。前回調査はこちらからご覧いただけます。
気になる9~12月クールのドラマランキングの結果とともに、ティーンがドラマに求める要素や、大学・専門学生と高校生とで変化する人気要素のギャップについても触れておりますので、是非ご覧ください。
22年10〜12月クールで見ている国内ドラマ
1位『silent』
主人公の青羽紬(川口春奈)は8年前に、一生をかけて愛したいと思えた恋人 佐倉想(目黒 蓮)との別れを経験し、新たな人生を歩み始めていた紬。しかし、ある日偶然、雑踏の中に想の姿を見かけ、もう一度、想に会ってちゃんと話をしたいと彼の姿を探し始めた紬ですが、実は彼が徐々に耳が聞こえにくくなる“若年発症型両側性感音難聴”を患い、聴力をほとんど失っていたという思いがけない現実を知ることに、、、
ココにハマってる!ティーンのコメント
「毎回泣ける。お気に入りのシーンは、想とみなとが紬の家で話しているところ。」
「目黒蓮さんの演技が上手くてかっこいい。お気に入りのシーンは、お姉ちゃんとひかるの掛け合い」
「日常の中での会話や言葉についてすごく考えさせられるドラマだし、何より切なさとちょいキュンの割合がいい感じ」
「音のない世界、字幕だけのシーンも苦ではなく逆にそれが作品の良さを引き出していたり今までにない感覚で楽しく、そして感情移入しながら楽しめる素敵な作品」
2位『クロサギ』
詐欺によって家族を失った主人公が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。主人公の黒崎高志郎(平野紫耀)が詐欺を仕掛けていく上で、多種多様な人物になりすます“変装”も本作の見どころの一つ。劇の中で描かれる黒崎の葛藤や変容、そして複雑に絡み合う人間ドラマ。
ココにハマってる!ティーンのコメント
「犯行のトリックとかがおもしろい。お気に入りのシーンは、まりこ さんが解決して、土門さんが出てくる場面」
「紫耀くんの演技が凄すぎてひきこまれる」
「飽きずに何度も見れる」
3位『君の花になる』
ある出来事により挫折した元高校教師の主人公・仲町あす花(本田 翼)が、崖っぷちのボーイズグループ7人の寮母となり、一緒に“トップアーティストになる夢”に向かっていく物語。かつての教え子・佐神弾(高橋文哉)がグループのリーダーとして夢に向かってまっすぐ挑戦する姿に心を打たれ、気づけば教師だった頃の情熱を取り戻し、自身の挫折とも向き合うようになっていく。30歳の節目に、恋も仕事も友情も新たなステージへ進む女性の成長と胸キュンを描いたオリジナルストーリー。
ココにハマってる!ティーンのコメント
「8LOOMが実際にデビューして活動してるから。お気に入りのシーンは、3話の最後、弾くんの『真ん中刺さったら俺とデートな』」
「毎回内容が濃くて感動する!頑張れって応援したくなるし、推しが増えるドラマ!弾くんがブルームのメンバー全員とハグするシーン!まじ尊い!!」
「INIのメンバーが実際にアイドルとして出ているところ」
3位『親愛なる僕へ殺意を込めて』
連続殺人犯を父に持つ大学生・浦島エイジ(山田涼介)がある日、自らが二重人格であることを悟り、“もう1人の自分”が殺人を犯しているかもしれないと、底知れぬ不安にかられ、真相を明らかにしようと決意し、そこから驚がくの事実が次々と白日の下にさらされていく。見る者に息つく暇も与えないどんでん返しのストーリー展開が見どころの二重人格サスペンス。
ココにハマってる!ティーンのコメント
「山田涼介君の演技にハマっている。二重人格で犯人が誰かが気になるから」
「山田くんのふたつの人格の差!お気に入りのシーンは、サイが出てきてたハラハラシーン」
「とにかく伏線が凄い。ただグロいドラマではなくちゃんと物語性があってどんでん返しも面白かった。」
5位『PICU 小児集中治療室』
主人公、北海道で生まれ育った27歳の小児科医・志子田武四郎(吉沢 亮)は、ある日、勤務先の病院に新設されたPICU(=子どものためのICU)に異動することになり、そこでPICU医の植野元(安田 顕)と出会う。確固たる覚悟を持ってやってきた植野との出会いが、武四郎の小児科医人生を大きく変えていく。子どもたちの生死を分ける過酷な職場・PICUで、不器用で純朴、泣き虫で未熟な“どさんこドクター”が直面する現実を描く。
ココにハマってる!ティーンのコメント
「安田さんが医者と看護師が集まって、泣きながらお辞儀するところがお気に入り。」
「医療の現場が見れるところ」
10代女子が「魅力に感じるドラマ」には、どのような要素が含まれているか
10代女子がドラマに求める要素は「イケメン」「片想い」「主題歌」「カップル」「高校」「笑い」「感動」が高めの傾向となりました。
また、高校生と大学・専門学生においては若干人気の優先度が異なるようです。
高校生のTOP3は「イケメン」「高校」「片想い」となり、「恋愛」や「学校生活」や好きな俳優やアイドルが出演していることが人気の理由と考えられます。
一方、大学・専門学生のTOP3は「主題歌」「イケメン」「笑い」など、ジャンル様々で、突出した要素はないようです。高校生よりも恋愛要素少なめで、「感動」や「医療」という要素も人気のようです。
まとめ
今期は、飛び抜けて『silent(サイレント)』が人気ドラマであることには変わりなく、高校生・大学生・専門学生まで10代女子から最も熱い指示を受けているドラマとなっています。
高校生は、恋愛ストーリーや出演者でドラマを選ぶ傾向があると考えられます。大学・専門学生は、それに加えてバラエティ要素やシリアスな場面が描かれているドラマを視聴している人が多く、高校生よりも好みの幅が広いようです。
高校生は学校生活の中で共通の話題として盛り上がることも多いと考えられるので、特定のドラマに人気が集まりやすいのでしょう。
【調査概要】
対象: 13-22歳のマイナビティーンズ会員
調査期間:2022.10.31-2022.11.15
調査方法:インターネット調査
回答数:196件(内訳:中学生10件、高校生130件、大学・専門学生48件、フリーター2件、社会人6件)