【共働き子育て層】ママが考える子どもの「食育」とは?
食育の理想や取り組み、食材購入のポイントまで調査!

更新日:2025年07月22日(火)

幼少期から「食」を意識することは、子どもの健康や成長につながると考えられています。現代の忙しい共働き子育て層は、食育に対してどのように考え、どのような取り組みをしているのでしょうか。今回は、25~35歳の子どもがいる共働き家庭の女性のうち、食育に関心のある方を対象にアンケートを実施。食育の概念や理想、食育のために取り組んでいること、さらに食材購入時に重視しているポイントなどを詳しく解説します。

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1,食育に対する意識調査! あなたが考える「食育」とは?

Q.まず食育の概念についてお聞きします。あなたが思う『食育』とはどのようなものですか?

Q.まず食育の概念についてお聞きします。あなたが思う『食育』とはどのようなものですか?

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『食育』と一言でいっても内容は様々あります。そこでまずは『食育』とはどういうものを考えているか、概念について調査しました。

結果は、1位「栄養バランスのよい食事をすること」2位「食の楽しさを教えること」3位「いろいろな味を知り、味覚を養うこと」の順となりました。幼少期から健康を考えて、バランスのよい食事をすることや、食自体の楽しさを養いたいという思いがうかがえます。

Q.あなたが考える『食育』の理想(ゴール)を教えてください。

Q.あなたが考える『食育』の理想(ゴール)を教えてください。

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では『食育』の理想(ゴール)についてはどうでしょうか。「健康的な身体を維持することができる」が54.5%で最多の結果に。半数以上の方が“食育=健康づくりの基盤“と考え、病気になりにくい身体づくりや免疫力の強化を目指していると思われます。
次いで「楽しんで食事をとることができるようになる」37.2%、「好き嫌いがなくなる・減る」25.3%となりました。

健康的な身体づくりに加えて、食事は義務的なものではなく、楽しいものだという気持ちを養いたい、という側面も見受けられます。

Q.『食育』を意識し始めた時期を教えてください。

Q.『食育』を意識し始めた時期を教えてください。

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ではここからは実際に行っている食育について見ていきましょう。

まず食育を意識し始めた時期は、「生後5か月~6か月(離乳食初期)」と「1歳半~2歳」がボリュームゾーンとなりました。離乳食を始めるタイミングである生後5か月ごろ、または離乳食が終わり幼児食が始まる1歳半ごろがきっかけとなっていることが分かります。

2,食育のために現在取り組んでいること・これから取り組みたいことは?

Q.『食育』のために【親として】取り組んでいることを教えてください。 

Q.『食育』のために【親として】取り組んでいることを教えてください。 

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『食育』のために親として取り組んでいることは、「子どもが残さず食べられるように工夫する」が38.2%で最多の結果に。次いで「栄養バランスに気を付けた食事を作る」35.6%、「子どもが苦手な食材もアレンジして食べられるようにする」34.2%となりました。
食育のゴールである「健康的な身体を維持すること」を意識して、食事自体のバランスを考えたメニューや苦手な食材を細かく刻んだり、子どもが好きな味付けにしたりと工夫しているようです。

さらに食事のリズムやマナーに関しても30%以上の回答率となっています。まずは食事をしっかりとることを重視している方が多く、そのうえで日々の食事リズムやマナーなど習慣化できるよう工夫している方もいることが分かります。

Q.今はできていないが、今後『食育』のために【親として】取り組みたいことを教えてください。

Q.今はできていないが、今後『食育』のために【親として】取り組みたいことを教えてください。

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さらに今はできていないが、今後取り組みたい『食育』についても調査すると、「子どもが苦手な食材もアレンジして食べられるようにする」「七夕やひな祭りなど、イベントや行事に合ったメニューを作る」ことが同率で1位となりました。
前者は、“現在も取り組んでいるもの”の回答でも上位となっているため、比較的すでに取り組んでいる方も多い一方で、後者は現在取り組んでいないものの、今後取り組みたいと考えている方が多いようです。

また行事食を通じて、子供に行事の由来や旬の食材について伝えたり、楽しんで食べてもらおうとする親心が読み取れます。

\【さらに調査!】子どもと一緒に取り組んでいる食育とは?現状と今後の違いを分析!/

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3,子どもの食事で気をつけていることは? 気にしている栄養素を調査!

Q.普段、子どもが食事をする時間はどのぐらいですか?

Q.普段、子どもが食事をする時間はどのぐらいですか?

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では実際の食事についても見ていきましょう。食事の時間は【平日】朝食、【休日】朝食は「15~30分未満」がボリュームゾーンとなり、「10~15分未満」も20%以上の回答率となっています。
一方、【平日】夕食や【休日】昼食、【休日】夕食は「30~45分未満」が最多となりました。

朝食時は自分の支度などもあり忙しいため、短くなりがちですが、その分夕食時や休日は比較的長く食事をする時間を設けていると考えられます。

Q.子どもの体づくりや習い事をサポートするために、どのような栄養素を意識して摂取していますか?

Q.子どもの体づくりや習い事をサポートするために、どのような栄養素を意識して摂取していますか?

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意識して摂取している栄養素は「動物性たんぱく質」が38.2%で最多の結果に。子どもの筋肉や体力の基礎づくりにおいて、肉や魚などの動物性食品が重要だと考えている方が多いようです。次いで「炭水化物」30.9%、「食物繊維」23.3%となりました。

\【もっと深堀り!】習い事と栄養素は関係している?運動系・文化系で気にしている栄養素を深堀り調査/

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4,子どもの食事の悩みは○○な“ギャップ”

Q.子どもの食事の悩みを教えてください。

Q.子どもの食事の悩みを教えてください。

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続いて子どもの食事の悩みについて調査すると、「食事よりもお菓子やジュースを欲しがる」が33.2%で最多の結果に。前述の結果からも、親としては栄養素を意識している傾向があるものの、子どもはお菓子やジュースなど甘いものを好むため、「親が食べさせたいもの」と「子どもが食べたいもの」のギャップに悩んでいる方が多いようです。

次いで「好き嫌いが多い」「日によって食べムラがある」が同率となりました。共働きで親自身も忙しい中で、なかなかスムーズに食べてもらえないストレスや、今後の成長や健康への不安などにつながっていると見受けられます。

\【さらに調査!】子どもが食事を楽しめるように工夫していることとは?/

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5,食材購入について調査!注意していることやパッケージへのこだわりとは?

Q.子どもの健康のために、食材を購入する上で注意していることを教えてください。

Q.子どもの健康のために、食材を購入する上で注意していることを教えてください。

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また、食材を購入するポイントは、1位「安全性(無添加・無農薬など)」45.9%、2位「国産・地元産」36.5%、3位「鮮度」29.9%の順となり、食材の安全性に関する項目が上位となっていることが分かります。

無添加、無農薬が明記されているものやどこで誰が作っているかが分かる食材は安心感をもって購入することができると感じているようです。

Q. 【通常商品】とパッケージが【キャラクターデザインの商品】だとよく購入するのはどちらですか?

Q. 【通常商品】とパッケージが【キャラクターデザインの商品】だとよく購入するのはどちらですか?

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さらに【通常商品】とパッケージが【キャラクターデザインの商品】とよく購入する商品をカテゴリごとに調査しました。「ふりかけ」「レトルト」は【キャラクターデザイン】のほうが購入率が高く、「ジュース」も【通常商品】と僅差の結果となっています。一方で「パスタ」「冷凍食品」「ウィンナー・ソーセージ」「牛乳・乳製品」は【通常商品】が半数以上の回答を占めています。

ふりかけやジュースなど、食事中もパッケージが目に入る商品の場合は、キャラクターデザインのほうが購買につながりやすいようです。

\【さらに調査!】食事を充実させるために購入した調理家電とは?/

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まとめ

  • 食育とは「栄養バランスのよい食事をすること」「食の楽しさを教えること」
  • 食育のゴールは「健康的な身体を維持することができる」が最多
  • 食育を意識し始めたのは「離乳食初期」や「1歳半」がボリュームゾーン
  • 食育のために現在取り組んでいること
    └【親として】子どもが残さず食べれるような工夫やマナーなど
  • 食育のために今後取り組みたいこと
    └ 【親として】苦手な食材もアレンジして食べられるようにする、イベントや行事に合ったメニューを作る
  • 意識して取り入れている栄養素は1位「動物性たんぱく質」、2位「炭水化物」、3位「食物繊維」
  • 子どもの食事の悩みは「食事よりもお菓子やジュースを欲しがる」「好き嫌いが多い」「日によって食べムラがある」
  • 食材を購入する際に重視するポイントは1位「安全性」、2位「国産・地元産」、3位「鮮度」
  • 「ふりかけ」「レトルト」は【通常商品】よりも【キャラクターデザインの商品】を購入する割合のほうが多い

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  • 調査対象

    25~35歳/女性/既婚/3歳~6歳の子どもあり/配偶者ともに正社員、公務員・団体職員/東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県住み/食育に関心がある

  • 有効回答数

    301件

  • 調査時期

    2025年6月

  • 方法

    インターネット調査

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