若手社会人が注目するビジネススキルは?情報収集の方法や始めるきっかけなどスキルアップに対する意識を徹底調査

更新日:2025年09月10日(水)

初夏はボーナス支給や人事異動、昇給など、社会人の働く環境に何かと変化のある時期。新しいことをスタートする方も少なくありません。そこで今回は若手社会人男女311名を対象に「スキルアップに対する意識」についてのアンケート調査を行いました。スキルアップを始めるきっかけや、どんなスキルに興味があるのか等について、詳しく解説します。

若手社会人がスキルアップしたい理由とは?「昇進や収入アップのため」がダントツ

スキルアップを決めた・あるいは取り組んでいる理由やきっかけを教えてください。

スキルアップを決めた・あるいは取り組んでいる理由やきっかけを教えてください。

(n=311)

スキルアップに意欲のある若手社会人に、スキルアップを決めた(あるいは取り組んでいる)理由を尋ねたところ、1位の「昇進や収入アップにつなげるため」が42.1% と他を大きく引き離して多くの回答を集めました。2位は「環境の変化(異動・昇進など)のため」で29.3%、3位が「キャリアを問わず自己成長のため」で27.3%。

現在の仕事でのステップアップを目指すことがスキルアップに取り組む動機となっている一方、キャリアを問わず自己の成長をめざす若手社会人も多くいました。 

スキルアップを始めようと考え出した時期はいつですか?

スキルアップを始めようと考え出した時期はいつですか?

(n=311)

スキルアップを始めようと考え出した時期については、25.7%と約4分の1が「2021年以前」と回答し、長期的にスキルアップに取り組んでいることがわかりました。「2022年4月」が10.0%と他の月と比べて多いことから、やはり春は新しいことを始めたい意欲が高まるようです。

また、「2022年10月」が5.8%と比較的多いことにも注目です。秋は人事異動や昇進の時期であることに加えて、夏のボーナスが支給されたことによる金銭的余裕、また夏季休暇やシルバーウィークなどで時間が取りやすいことも、スキルアップの意欲の高まりに影響を与えているのかもしれません。

若手社会人が注目するスキルアップ1位は「コミュニケーションスキル」、2位は「ビジネスマナー」

どんなスキルアップに意欲がありますか?(最大5つまでお選びください。)

どんなスキルアップに意欲がありますか?(最大5つまでお選びください。)

(n=311 内訳:【23歳-24歳】n=64、【25歳-26歳】n=99、【27歳-29歳】n=148)

どんなスキルアップに意欲があるか尋ねたところ、1位が「コミュニケーションスキル」30.6%、2位が「ビジネスマナー」30.2%、3位が「営業スキル」21.9%となりました。

年代別に注目してみると、特に「コミュニケーションスキル」は23〜26歳の率が高い結果となりました。1〜4年目にあたる年代のため、職種問わず、営業先などの社外や社内の上司、先輩と円滑なコミュニケーションをとっていくために重要視しているのではないでしょうか。
一方「ビジネスマナー」は、27〜29歳の率が高くなりました。5年目以上の社員となり、後輩の育成やプロジェクトの進行など、より主体となって業務を遂行していく立場として、応用のスキルを求める方が多いためと思われます。

また、「簿記・会計関連」が19.9%、「TOEIC・ビジネス英語」が19.6%、「IT・プログラミング関連」が18.7%と、仕事の幅を広げたり資格取得につながるスキルアップも根強い人気をみせています。

どれくらいの期間で取得することを目標にしていますか。

どれくらいの期間で取得することを目標にしていますか。

(n=311)

スキルアップにかける予算はいくらですか?

スキルアップにかける予算はいくらですか?

(n=311)

スキルを取得するために目標としている期間については「半年以内」が30.3%と最多です。

また予算については、1位が「1万円以上3万円未満」の31.6%となり、2位が「5,000円以上1万円未満」、3位が「5,000円未満」と、全体の約7割が3万円以内でのスキルアップを目指しているようです。

スキルアップで「昇格できた」「自信につながる」の声多数。一方、始めるか悩む理由は「時間がない」「続けられるか不安」

検討しているスキルアップの方法を教えてください。

検討しているスキルアップの方法を教えてください。

※スキルアップに意欲はあるが、まだ取り組んでないと回答した方 (n=195)

すでに取り組んでいるスキルアップの方法を教えてください。

すでに取り組んでいるスキルアップの方法を教えてください。

※スキルアップにすでに取り組んでいると回答した方 (n=128)

スキルアップの方法については、「資格の取得」の回答が検討している・すでに取り組んでいるどちらにおいても、最も多くなりました。資格は経歴書に記入するなど、形として証明できる点は大きなメリットだと考えられます。
続いて「書籍の購入」も多く、こちらは時間や金額の負担が少なく、気軽に始めることが出来る点が支持される理由のようです。

また、“検討しているスキルアップの方法”では、セミナーやワークショップの参加(リアル)の割合がオンラインよりも多数派となりました。段々とリアルでの開催も戻りつつあり、需要としても高いようです。
しかし、“すでに取り組んでいる方法”と比べるとオンラインやアプリを活用している人も同率となっており、後述する“悩んでいるポイント”からも、やはり時間や価格を抑えられる点が重視された結果と考えられます。

取り組んでみてよかった点やエピソードを教えてください。

自由回答形式でスキルアップに取り組んでみてよかったエピソードなどを聞くと、「昇格できた」「収入が上がった」など仕事に直接のメリットがあった方や、「自信に繋がった」「視野が広がった」など自己の成長を実感したという意見が多くみられました。

また、「オンラインでのワークショップは、自分の職場以外や普段は関わりのない業界の人たちの考え方を知る機会なのでためになる」など、近年増えているオンラインでの受講が支持されている一方、「直接スクールで学ぶことで、その場でフィードバックを受けることが出来るので即戦力が身につく」など、リアルで受講することならではの魅力を挙げる方もいました。

実際にスキルアップを始めるかどうか悩んでいるポイントはどのような点ですか?

実際にスキルアップを始めるかどうか悩んでいるポイントはどのような点ですか?

※スキルアップに意欲はあるが、まだ取り組んでいないと回答した方 (n=181)

スキルアップを検討している方に対して、実際に始めるかどうか悩んでいるポイントについて伺ったところ、「時間がない」が約半数、次いで「続けられるか不安」が37.6%、「料金が高い」が28.7%と続きました。

今、スキルアップに踏み切れない若手社会人の方も、時間や金銭的に余裕ができれば、スタートすることができるようです。また、オンライン学習であれば、リアルの受講に比べて料金や通うための時間を抑えることができます。スキルアップをするかどうか悩んでいる方のための解決策になるかもしれません。

若手社会人のスキルアップにあたっての情報収集方法の1位は「Web記事」、SNSはTwitter、Instagram、YouTube、それぞれ「一般人の投稿」が人気

スキルアップのための情報をどのように入手しているか、教えてください。

スキルアップのための情報をどのように入手しているか、教えてください。

(n=311)

スキルアップのための情報収集の方法は、「Web記事」が28.6%で1位、「SNS」が27.9%が2位と、インターネットの利用が目立ちました。また、「テレビ番組」は22.1%の3位。若者のテレビ離れという言葉をよく耳にしますが、やはりテレビからの影響も未だに根強いものがあるようです。
「職場の同僚」20.5%、「上司」19.2%、「友人」15.9%など、リアルの知り合いからの影響も大きいことが伺えます。

SNSで情報収集していると回答した方にお聞きします。情報収集しているものをすべて教えてください。

SNSで情報収集していると回答した方にお聞きします。情報収集しているものをすべて教えてください。

※SNSでスキルアップの情報収集していると回答した方 (n=86)

情報収集方法の2位だった「SNS」について詳細を尋ねたところ、トップ3はTwitter、Instagram、YouTube。それぞれ「一般人の投稿」が最も支持されており、次いで「インフルエンサー・有名人の投稿」が続きました。

スキルアップの情報を集めたいときには、『リアルの知人からの影響を大きく受けつつ、基本的な情報収集はWeb記事でおこない、より具体的な口コミや感想を検索するためにSNSを使う』といった流れが、若手社会人の一種の典型なのかもしれません。

まとめ

  • スキルアップ意欲のきっかけは「昇進や収入アップのため」が42.1%と最多
  • 1〜4年目にあたる23〜26歳では「コミュニケーションスキル」、5年目以降にあたる27〜29歳では「ビジネスマナー」への意欲が高い
  • 70%以上が3万円以内でのスキルアップを目指している
  • スキルアップの方法については「資格取得」「書籍の購入」で取り組む方が多い
  • 情報収集方法は「Web記事」が28.6%で1位、次いで「SNS」が27.9%
  • SNSのトップ3はTwitter、Instagram、YouTube。それぞれ「一般人の投稿」がもっとも支持されており、次いで「インフルエンサー・有名人の投稿」

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  • 調査対象

    23~29歳/全国/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/スキルアップに意欲があると回答した方

  • 有効回答数

    311件(男性:157件、女性:154件)

  • 調査時期

    2023年5月18日~2023年5月19日

  • 方法

    インターネット調査

この記事を書いた人
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