【ランキング概要】
若者のテレビ離れと言われる中、2018年はテレビの影響を強く受けるランキングの結果となった。
ヒトランキングではテレビで一躍話題となったヒトが多くランクインし、コトランキングではテレビドラマのタイトルやドラマ内のキャラクターの髪型がランクインする結果に。ティーンの間でSNSやネット上でじわじわ流行り始めたモノが、いち早くテレビで取り上げられるようになったり、リアルタイムでテレビを観てはいなくてもテレビで放送されたものがSNSやネット上で流れ、ほとんどのティーンが放送内容を知っているという流れになっているのも理由の一つだと言える。
またネットテレビ局「AbemaTV」で放送される恋愛リアリティー番組も10代女子に大人気の番組となり、新たなティーン世代の人気者を生み出す場にもなっている。
そして韓国人気は2018年も継続しており、アーティストだけでなくコスメやフードなどもランキングの常連に。今や「新大久保」は10代女子の人気スポットにもなっており、韓国フードを食べるために訪れている女子で溢れている。
【モノ編】
1位 Gong cha(ゴンチャ)(56.7%)
台湾発のタピオカ屋「Gong cha(ゴンチャ)」が第1位。もちもちとした食感のタピオカに本格的な台湾ティーの味が話題となり、上半期には女子高生の放課後グルメとして大人気に。多くのタピオカ屋が次々と出店される中でも、勢いを落とすことなく年間ランキング首位を獲得。
2位 TikTok(53.2%)
2位はアプリ「TikTok」。BGMに合わせて、リップシンク動画やダンス動画を撮影してSNSに投稿したり、投稿されている動画をみたりすることが女子高生の定番になりつつある。「TikTok」に動画を投稿して人気を得ている「TikToker」と呼ばれるインフルエンサーも誕生している。
3位 AbemaTV(28.7%)
3位にランクインしたのは、無料で楽しめるインターネットテレビ局「AbemaTV」。そこで放送されている『オオカミくんには騙されない』や『今日、好きになりました。』などの恋愛リアリティー番組に登場した出演者は、10代女子から高い支持を得ている。
4位 「シンデレラガール」(King & Prince)(23.3%)
10代女子に人気のドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』の主題歌。10代女子の2018年の代表曲と言っても過言ではない一曲。
4位 チーズドッグ(23.1%)
韓国発の人気フード。アリランホットドッグを始めとしたホットドッグ屋が販売している。
6位 3CE(15.8%)
韓国の人気アパレルブランド『STYLENANDA(スタイルナンダ)』から販売されているコスメブランド。
7位 PINKPINKMONSTER(10.6%)
2人撮影に特化されたプリントシール機。光の当て方を計算し、肌の質感や顔のパーツの立体感が繊細に表現される。
8位 これ以上可愛くなってもいいですか(10.2%)
7位と同様に8位にもプリントシール機がランクイン。立体的に写り、前髪の影などもはっきりと反映される。
9位 韓国ミニ扇風機(10%)
韓国発祥のミニ扇風機。デザインが可愛く、キャラクターのモノも人気。
10位 LINEのたまごっち(9.4%)
人気タイトルがLINE化し、口コミで話題に。Instagramのストーリーズへの投稿も頻繁にされていた。
【ヒト編】
1位 King & Prince(54.9%)
上半期トレンドランキング2位にランクインしていた「King & Prince」が順位をあげ、年間ランキングでは見事1位に輝いた。今年5月にデビューを果たし、デビューシングルの『シンデレラガール』は、メンバーの平野紫耀さんが出演し10代女子題となったドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』の主題歌としても起用されている。
2位 今田美桜(30.4%)
2位にランクインしたのは、女優の「今田美桜」。ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』で真矢愛莉役を演じ、10代女子の間で一躍“可愛い”と話題に。ツインテールにリボンが編み込まれた通称“愛莉ヘア”は、体育祭や文化祭で真似をする女子高生が多く見られた。
3位 吉沢亮(25.2%)
今年、『ママレード・ボーイ』、『あのコの、トリコ。』をはじめとした映画8作品に出演した俳優「吉沢亮」が第3位に。ドラマ『サバイバル・ウエディング』で演じた爽やかイメケンの柏木王子に夢中になる10代女子がSNS上で多数出現。
4位 あいみょん(20.8%)
力強い歌声に、一度聴くと忘れないインパクトのある歌詞が10代女子に刺さっている。
4位 DA PUMP(20.8%)
テレビやYouTubeなどで“ダサかっこいいダンス”と呼ばれる「U.S.A.」ダンスが話題に。
6位 BTS(19.3%)
ビルボード・ミュージック・アワード 2018で「トップ・ソーシャル・アーティスト賞」を受賞。
7位 平野紫耀(King & Prince)(16.6%)
3月に映画『honey』、4月期放送のドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』、11月公開の映画『ういらぶ。』など、10代女子に人気の作品に次々と出演。
8位 田中圭(14.8%)
「2018年上半期10代女子が選ぶトレンドランキング」で2位に輝いたドラマ『おっさんずラブ』で主演を務めた。
9位 BLACKPINK(11.6%)
10代女子に人気の祭典「マイナビ presents 第26回 東京ガールズコレクション 2018 SPRING/SUMMER」のメインアーティストとしても出演。
10位 新田真剣佑(8.5%)
「2018年上半期10代女子が選ぶトレンドランキング」で3位にランクインしたドラマ『トドメの接吻』に出演。
【コト編】
1位 「U.S.A.」ダンス(39.5%)
3年8か月ぶりにDA PUMPがリリースした、ニューシングル「U.S.A.」で披露されている「U.S.A.」ダンスが第1位に。“ダサかっこいい”と言われるダンスは、一度観ると何度も繰り返して観てしまうほどの中毒性がある。文化祭など学校行事でも多くこのダンスが踊られていた。
2位 タピオカ巡り(27%)
モノランキングの1位に輝いた「Gong cha(ゴンチャ)」だけでなく、昨年2月には「CoCo(ココ)」、昨年7月には「THE ALLEY(ジ アレイ)」など台湾で人気のタピオカ屋が多く日本に出店され、様々なタピオカ屋を巡る10代女子が多く出現した。
3位 『花のち晴れ~花男 Next Season~』(25.2%)
今年4月期に放送されたドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』。ヒトランキングにランクインしている「平野紫耀(King & Prince)」や「今田美桜」などが出演していたドラマ。今作では前シリーズの『花より男子』のキャスト陣が登場する場面もあり、Twitterで大きな話題となった。
4位 手作りチーズッグ(18.7%)
韓国発のチーズドッグが人気となり、YouTubeでチーズドッグの作り方を調べ、自宅で手作りする10代女子が続出。
5位 『太陽とオオカミくんには騙されない』(17.3%)
AbemaTVの人気恋愛リアリティー番組のシーズン4。シーズンが始まると学校で話題になるほどの人気番組になっている。
6位 トリコダンス(16.6%)
映画『あのコの、トリコ。』の主題歌である「トリコ」(Nissy)のダンス。映画の出演者がTikTokで投稿したのをきっかけに人気が爆発。
7位 全力〇〇(15.4%)
TikTokネタの中で、最も簡単にでき友達と楽しめるという理由で人気のダンス。
8位 ヲタ活(13.9%)
同じ趣味の仲間をリアルやSNS上で見つけ、ライブやイベントに参加する10代女子が増加。
9位 質問箱(13.7%)
SNSのフォロワーから送られてくる質問に対する答えをSNS上に投稿。なかでも匿名で質問ができるPeingが人気。
10位 愛莉ヘア(12.7%)
ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』で「今田美桜」が演じるキャラクター真矢愛莉の髪型。
【コトバ編】
1位 エモい(34.1%)
感情が高まったときや感慨深いとき、なんとも言えない感情を表現するときになど、色々な場面で使われている。例:この写真エモい」(=意味:この写真は趣がある)。
2位 ○○みが深い(30.8%)
「非常に」「すごく」という意味で使われている。例:「わかりみが深い」(=意味:すごくわかる)、「嬉しみが深い」(=意味:すごく嬉しい、非常に嬉しい)など。
3位 ○○まる水産(22.4%)
「あざまる水産」や「おけまる水産」など語尾に使われる。「あざまる」や「おけまる」というコトバと「磯丸水産」というチェーン店の名前が合わさってできたコトバ。
4位 平成最後の〇〇(22%)
2019年5月1日から新元号になるということで、様々なモノに「平成最後の」とつけて使っている。
利用例:平成最後の夏、平成最後の文化祭
5位 草(20.8%)
「(笑)」と同じ意味で語尾に使われている。
利用例:それなに草
6位 あげみざわ(18.1%)
10代女子に人気のYouTuber「けみお」から生まれたコトバ。テンションが上がっているときや気分が高まっているときに使われる。
利用例: 自撮りが盛れた~あげみざわ
6位 しんどい(18.1%)
普段は疲れたときや悲しくて辛いときに使われるが、それ以外にもテンションが上りすぎてどうしようもないときなどにも使われている。
利用例:○○くん、かっこよすぎてしんどい
8位 すきぴ(14.3%)
好きという意味だけでなく、好きなヒトや彼氏を指すコトバとしても使われている。
利用例:このメンツすきぴ、私のすきぴ
9位 〇〇オブ〇〇(11.8%)
ものすごく、最高にという意味で使われている。
利用例:可愛いオブ可愛い
10位 つんだ(10.4%)
全てが終わった、もうダメだという意味で使われている。
利用例:スマホ落とした、つんだ
<マイナビティーンズ「2018年10代女子が選ぶトレンドランキング」概要>
調査方法: 『マイナビティーンズ』メンバー311名よりフリーアンサーで抽出したワードの中から、JK編集部が4つのジャンルごとに30項目をピックアップ。その中から 『マイナビティーンズ』会員に選択式アンケートを実施
回答数 : 13〜19歳の女性 519名 【複数選択式】