清潔感を重視する10代女子にとって身だしなみや体のお手入れは、関心の高いトピックスとなります。そんな中、学校や友達との日常において「ムダ毛」を気にし始め、自分なりにお手入れを始めることも多くなることで、「ムダ毛」について課題や悩み、コンプレックスを持つタイミングが増えてくることが予想されます。
今回は、10代女子の「ムダ毛処理」や「脱毛に対する意識」について調査いたしました。
初めてムダ毛処理した年齢
初めてのムダ毛処理は13歳(42%)、14歳(28%)となっており、中学生の間に始めている10代女子が多い結果となります。全体の84%は高校入学前にはムダ毛処理を始めていることがわかります。
ムダ毛処理をした・してみたいと思ったきっかけ
ムダ毛処理のきっかけは、友達がやってるから(42%)、同性の目が気になるから(36%)、異性の目が気になるから(34%)という結果となりました。
友人や異性の目をきっかけに周囲の環境などを気にしはじめることをきっかけにムダ毛処理をはじめたいと思う10代女子が多いようです。
また、プールや海にいくときに気になるから(32%)と夏のイベントをきっかけにムダ毛処理を意識しはじめる10代女子もいました。
清潔だと思うから(34%)からも10代女子が清潔感を重視していることがわかります。
ムダ毛処理の方法
基本的にカミソリ(87%)を使用してムダ毛処理を行なっているようです。
高校生は脱毛クリームの使用率が高く、大学生になると家庭用脱毛器、脱毛サロン、医療脱毛を活用しているようです。
大学生になると、アルバイトで自由に使えるお金が増えたり、時間割も自分で決められて比較的時間コントロールできるためか、脱毛サロンや医療脱毛も選択肢に入ってきていると考えられます。
自分のムダ毛処理の満足度
あまり満足してない(48%)という回答が最も多く、高校生・大学生ともにムダ毛処理についての悩みを抱えているようです。
では、満足度が低くなっているのはどのような点が要因となっているのでしょうか。
ムダ毛処理の悩み
先程の設問でムダ毛処理の結果に「あまり満足していない」という回答が最も高かった理由としてて、処理してもすぐに生えてくる(80%)、剃り残し(69%)、毛穴の黒ずみ(52%)とカミソリなどでセルフ脱毛した結果、自分の理想とする状態に届いていないため満足度が低いと考えられます。
自分が思い描く清潔感のある状態に、自己処理によるお肌の状態が追いついていないことが想定されます。
ムダ毛処理に関する情報の取得方法
SNSではInstagram(37%)、YouTube(36%)より情報取得を行なっているようです。
また、同様の悩みをもちやすい友達(29%)とも情報交換をしているようです。
Googleなどで検索(28%)も活用されており、自身の体にまつわる情報かつコンプレックスに感じることについては能動的に検索エンジンで検索して調べていることがわかります。
あなたの脱毛に対するイメージ
ポジティブなイメージは、清潔(68%)、キレイ(57%)、憧れ(31%)となり、ネガティブなイメージは、お金がかかりそう(46%)、面倒くさい(32%)であることが考えられます。
脱毛を行うコストによるイメージ以外でマイナスなイメージは少なく、より清潔感を表すための手段として脱毛が捉えられていることが分かりました。
脱毛への興味
既にやったことある(32%)となり、内訳として高校生(30%)は大学生(36%)と大学生の体験比率が高い結果となりますが、高校生にも脱毛が浸透していることが分かりました。
また、興味があり今後やってみたいと思う(60%)と10代女子の脱毛に対する実施意向が高く、10代女子の脱毛意向は高い結果となりました。
脱毛をやっている・やってみたいと思う理由
全体としては、自己処理が面倒だから(68%)、ムダ毛を気にせずファッションを楽しみたいから(67%)が脱毛をやっている・やってみたいと思う理由としてあげられています。
特に高校生は、自分だとキレイにできないから(61%)、ムダ毛を気にせずファッションを楽しみたいから(67%)、ムダ毛がないと清潔だから(59%)とい大学生よりも数値が高く、脱毛に対する期待値が大学生よりも高校生の方が高いことが考えられます。
どんな脱毛サロンに通ってみたいか
高校生・大学生共通して価格が安い(74%)、痛くない(56%)点を重視しているようです。
高校生特有の結果としては、カウンセリングが丁寧(56%)、SNSのクチコミが多い(45%)、認知度が高くて有名なお店(31%)が大学生よりも気にされているポイントになっており、大学生よりも経験値や知識が浅いことから、店舗に対して安心感を求めていることがわかります。
以下のうち知っている脱毛サロン
認知度では、ミュゼプラチナム(84%)、キレイモ(76%)、銀座カラー(42%)が高い結果となりました。
大学生の方が脱毛をやっている人が多いせいか、上位以外の店舗も高校生より知っている人が多い結果となりました。
まとめ
- 初めてのムダ毛処理は13歳(42%)、14歳(28%)と中学生時に行う10代女子が多い
- ムダ毛処理のきっかけは、友達がやってるから(42%)
- ムダ毛処理の結果に「あまり満足していない」が、カミソリ(87%)による処理による感想であると考えられる
- 脱毛のネガティブポイントは、お金がかかりそう(46%)、面倒くさい(32%)
- 高校生(30%)、大学生(36%)が脱毛をすでにやったことがあり、全体として興味があり今後やってみたいと思う(60%)と興味関心が高い
- 脱毛をする理由は、自己処理が面倒だから(68%)、ムダ毛を気にせずファッションを楽しみたいから(67%)
- 脱毛サロンを選ぶ基準は、価格が安い(74%)、痛くない(56%)
- 認知度では、ミュゼプラチナム(84%)、キレイモ(76%)が上位ランクイン
ムダ毛処理や脱毛に関しては、全体的に興味関心が高く、中学生から大学生まで広く意識されていることが考えられます。
10代女子でも特に高校生は、自分に経験値がなくコンプレックスに繋がりやすいことについて、InstagramやYouTubeなどのSNSに加え、能動的に検索エンジンで検索し情報を取りにいく傾向が強いです。またクチコミを重視することで不安を取り除いていることがわかりました。
こちらの結果から、10代から「初めて利用する」商材やサービスや体験についても、同様の行動をSNSやWEB上で行うことが想定されます。当てはまる商材はSNS上の情報発信に加え、SNS上で検索された際に自社サービスのクチコミが上位に表示されやすい状態、検索エンジンで検索された際に正しく適切な情報が表示されている状態を作っておくことが重要でしょう。
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ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、ムダ毛処理をしている部位/ムダ毛処理の頻度とかける費用/医療脱毛と脱毛サロンの利用意向などもご紹介しております。ぜひご覧ください。
【調査概要】
対象: 13-19歳のマイナビティーンズ会員
調査期間:2021.08.11-2021.08.24
調査方法:インターネット調査
回答数:191件(内訳:中学生7件、高校生106件、大学・専門学生73件、社会人3件、フリーター2件)