【2018年】10代男女600名、年末年始に関する調査

10代男女年末年始に関する調査

2018年】年末年始に関する調査

TesTee Lab ×  マイナビティーンズ ラボ コラボ調査第3弾!

最近の若者にスポットを当てた若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab!」とティーン向けマーケティング事例やティーンのトレンド・リサーチデータの情報を発信する「マイナビティーンズラボ」のコラボが実現!

第3回目となる今回は、年末年始の過ごし方やお年玉についてのアンケート調査に加え、男女別で「あけおめLINE」のスクリーンショット画像を収集しました!

10代男女600名(10代男性300名、10代女性300名)を対象にした年末年始に関する調査の結果をご覧ください。

TOPICS

■年始の挨拶は「LINE」がスタンダード。「あけおめLINE」のスクショを公開!

■10代男女の年賀ハガキ事情。10代女性の8割以上が年賀状を「もらった」と回答

■今年の「お年玉」の合計金額は?使い道は男女ともに「貯金」がランクイン

■年末年始の家族ルールと2018年の抱負

年始の挨拶は「LINE」がスタンダード。「あけおめLINE」のスクショを公開!

まず、10代の男女を対象に年始の挨拶に関して調査。

「あけましておめでとう(あけおめ、ことよろも含む)」という年始の挨拶をする際に、どのSNSを利用したか聞きました。

年始の挨拶を行ったSNSを教えてください

男女ともに「LINE」と回答した人が最も多く、10代男性で72.7%、10代女性で88.7%となりました。

第2位は「Twitter」で10代男性が24.0%、10代女性が40.0%

第3位は「Instagram」で10代男性が11.0%、10代女性が25.3%となりました。

男性よりも女性の方が、SNS上で年始の挨拶を積極的にしていることが判明しました。

続いて、年始の挨拶を「LINE」で行ったと回答した人を対象に「どんな風にLINEしましたか?」と聞きました。

どんな風にLINEしましたか?

「テキストのみ」との回答が最も多く10代男性で67.4%、10代女性で59.0%となりました。

そこで、10代男女107名を対象に「年末年始の挨拶をしたLINE」のスクリーンショット画像を撮影・提供していただき、どんな風にLINEで挨拶をしているのか調査しました。

10代男性年末年始の挨拶LINE
10代女性年末年始の挨拶

スクリーンショットの画像を解析した結果、男女ともにアンケートの結果同様「テキストのみ」での挨拶が多く見られました。

また、LINE公式アカウントや企業LINEアカウントのAI Botに挨拶しているもの、友人同士で「LINEのお年玉」をやり取りしている様子も伺えました。

10代男女の年賀ハガキ事情。10代女性の8割以上が年賀状を「もらった」と回答

次に、年賀ハガキについて調査を行いました。

10代男性女性年賀はがきについて

年賀ハガキを「送った」と回答した人は、10代男性で39.3%、10代女性で56.3%

年賀ハガキを「もらった」と回答した人は、10代男性で60.7%、10代女性で85.3%

男女ともに「送った数」よりも「もらった数」の方が多いことが判明しました。

また、SNSでの年始挨拶と同じく、10代男性に比べて、10代女性の方が積極的に年賀状のやり取りを行っている様子が見えてきました。

今年の「お年玉」の合計金額は?使い道は男女ともに「貯金」がランクイン

続いて、お年玉に関して調査しました。

まず、「お年玉をもらいましたか?」と聞きました。

もらったと答えた人は10代男性で76.3%、10代女性で93.3%となりました。

10代男性女性お年玉について

「お年玉をもらった」と回答した人を対象に、もらったお年玉の総額を聞きました。

10代男性女性お年玉の総額

男女ともに「1万〜3万円未満」という回答が最も多く10代男性で35.4%、10代女性で36.3%となりました。

また、10代男女ともにおよそ半数がお年玉を3万円以上もらったことがわかりました。

そこで、お年玉をもらったと回答した人を対象に「お年玉の使い道」について調査しました。

10代男性女性もらったお年玉の使い道を教えてください。

10代男性の第1位は「貯金」で37.1%、10代女性の第1位は「ファッション用品」で60.3%となりました。

「貯金」は10代女性でも53.0%で第2位にランクインしています。

10代女性の第3位にランクインした「ライブ・イベント」は、ランキングには入らなかったものの10代男性からも回答が多く挙がり、そのほか「CDやDVD」など音楽関連のものを購入するためにお年玉を使う傾向がみられました。

年末年始の家族ルールと2018年の抱負

年末年始の家族ルール」について調査しました。

初詣に行く、年越しそばと一緒に年越しイワシを食べる (19歳女性)

年明けの瞬間に部屋から花火を見たあと、除夜の鐘をつきにいく。(17歳女性)

家族全員で初詣 大晦日の夜は年越しそばと寿司(16歳男性)

年越し蕎麦を食べて塩で体を洗う(13歳男性)

年越しそばでなく、各自食べたい長いものを食べる。(18歳女性)

お年玉をもらうときは新年の抱負を言わないともらえない(18歳女性)

と、さまざまな家族の年末年始の様子が伺える回答が集まりました。

他にも年末年始の定番とも言える「笑ってはいけない24時」「紅白歌合戦」「ジャニーズカウントダウンコンサート」「箱根駅伝」など、特定の番組を家族で毎年見ているという声も挙がりました。

最後に、「2018年の抱負」を聞きました。

女子力の高い一年にする!(13歳女性)

就職試験に合格する(17歳男性)

バイトを頑張ってお金貯めてライブに行きまくる(15歳女性)

勉強と部活を頑張る(13歳男性)

今年も笑顔溢れる一年にします(17歳男性)

など、「勉強」や「部活」に対する決意が特に多く挙がりました。

受験や進学、部活にアルバイトなど様々なことを頑張ろうと考えているようです。

まとめ

以上、「若年層男女の年末年始に関する調査」についてご紹介しました。

「2018年の抱負」のアンケートでは、具体的に大会名や学校名を出して「絶対に勝つ」「合格する」と意気込みを回答してくれた人もたくさんいらっしゃいました!

皆様にとってより良い一年になることをお祈り申し上げます。

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調査期間:2018年1月4日(木)〜6日(土)

調査対象:10代 / 男女 / 都内近郊在住 / マイナビティーンズモニター、自社モニター会員

割付方法:600サンプル(10代男性 300サンプル、10代女性 300サンプル)

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10代20代に対するアンケート調査やこんな調査をしてみて欲しい!という方は

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10代のライブコマース認知・利用率ともに1位は「メルカリチャンネル」

2017年一気に盛り上がりを見せたライブコマース。

2018年はより、市場が広がっていくだろうと予測されていますが、トレンドを作るティーンへはどれほど浸透しているのでしょうか。

今回はライブコマースの「認知」「利用」について、その他にもオンラインショップについてアンケートを実施しました。

10代女子のライブコマース利用経験

ライブコマースを利用した経験について

「認知」度は

1位:メルカリチャンネル(74.4%)

2位:SHOPROOM(13.2%)

3位:MimiTV(12.4%)

4位:ラッフィー(4.7%)

5位:Live Shop!(3.6%)

という順位になりました。

また「利用」に関しては、

1位:メルカリチャンネル(53.6%)

2位:MimiTV(7.3%)

3位:SHOPROOM(6.6%)

4位:ラッフィー(3.2%)

5位:Live Shop!(2.1%)

という結果となりました。

メルカリCHANNELの利用が圧倒的に多い結果となりましたが、認知ではSHOPROOMが勝っていた所、利用率ではMimiTVが勝っている結果となっています。

SNSで見つけた商品は11.1%のティーンが購入経験あり

ライブコマース以外にSNS上で見つけた商品を探して購入したい、もしくはしたことがありますか?

とにかく気になった商品はほとんどのティーンが調べていると考えて良いでしょう。

さらに、購買に至っている10代女子が11.1%もおり、SNS高い確率で購入に至っているのではないでしょうか。

インターネット上での購買は依然Amazonや楽天に軍配

あなたがインターネット上で買い物する時に利用したことのあるジャンルをすべて選んでください。
上記選択したサービスを利用した理由を教えてください。

購買理由は「価格が安かったから」が66.5%と断トツの理由に。

所得が少ない10代女子だからこその賢い選択でしょうか。

「このサービスしか知らなかったから」が5.8%ということは、インターネット上での購入はその他の10代女子は他のサイトと比較検討をするという前提で考えても良いかもしれません。

普段の購入価格帯は3000円、5000円で過半数以上。1万円も17.9%と高水準?

あなたがよくインターネットやアプリ上で購入するものはどんなものですか?よく買う価格を教えてください。

ここは10代女子のお小遣い事情など考慮して、意外と購入単価が高いと考えてよいのではないでしょうか。

商品によっては、1万円までは比較的オンライン決済に至りやすいのかもしれません。

インターネットでは日常商品の購入に利用か

インターネットやアプリで一点あたりいくらまで購入経験がありますか?最高金額を教えてください。

普段よく購入する価格帯とほぼ支持が変わらなかったことから、日常利用でeコマースする傾向があるのではないでしょうか。

また、10代女子のオンライン購入では、5000円ほどの価格帯までは許容範囲と考えて良いでしょう。

一昨年から流行中のリップの商品価格帯も上記グラフの価格帯の中で推移していることもあり、普段使いする商品の購入単価が高いことも一つ理由かもしれません。

余談ですが、eコマースの決済にはバンドルカードの利用をしている10代女子も多数おり、あまりハードルはなさそうです。

ライブコマースについてまとめると

【現在】

・ライブコマースは「メルカリチャンネル」が断トツの認知率利用率

・eコマース全体で見ると、まだまだ市場は小さい

・eコマースの利用基準は「安い」「いつも利用している」「今すぐ欲しい」

【今後の展望】

上記アンケート結果から今後のライブコマースの盛り上がりを予想すると

・「今すぐ欲しい」が満たせるのはライブコマースの方が有効なのでは?

・「いつも利用している」→「いつも見ている」がモノ→人基準に変われば一気に市場拡大

【調査概要】

調査対象:13〜19歳のマイナビティーンズ会員
調査期間:2017.12.20-2017.12.27
調査方法:インターネット調査
回答数:468件

「10代女子が選ぶトレンド予測ランキング2018」を発表! 今年注目の流行語候補!?「~かて」「語彙力」「控えめに言って」

10代女子向け総合メディア『マイナビティーンズ(URL:https://teens.mynavi.jp/)』は、「10代女子が選ぶトレンド予測ランキング2018」を発表しました。本ランキングは、2018年に流行りそうな「モノ・コト・コトバ・ヒト」の4ジャンルについて、13〜19歳の女性812名にアンケートを取り集計したものです。

【ランキング概要】
<モノ><コト>部門では、「一眼レフカメラ」や「Instagramのスーパーズーム」などがランクイン。引き続き、『インスタ映え』を意識する一方で、「Sarahah」をはじめとする、新しいスマホアプリを利用して、Instagramの新たな使い方を楽しんでいるようです。
<コトバ>部門では、Instagramの「#(ハッシュタグ)」やTwitter上の投稿など、SNSで使用されることが多いコトバが上位にランクイン。<ヒト>部門では、俳優の「吉沢亮」が1位となったほか、男性アーティスト集団「EBiDAN(恵比寿学園男子部)」に所属する俳優が上位にランクインしました。
2018年は昨年に続き、ティーンの間ではSNSから流行が生まれ、最新のトピックが注目される一方、『インスタ映え』に関連して、レトロやバブルを感じさせる過去に流行したモノやコトにも改めて注目が集まりそうです。

「10代女子が選ぶトレンド予測ランキング2018」各ジャンルトップ10!

【モノ篇】

10代女子が選ぶ2018年流行りそうなモノ

1位には「一眼レフカメラ」が選ばれました。「写ルンです」をはじめ、レトロ感のあるフィルムカメラが流行った2017年。2018年には本格的なカメラで写真を撮りたいという10代女子が多く現れそうです。

2位はアプリの「Sarahah」。友人などから匿名でメッセージを受け取ることのできるアプリです。受け取ったメッセージの返信をInstagramのストーリーズで返信をするという流れができています。

3位は「Tik Tok」。音楽に合わせてダンスやリップシンクなどの動画を撮影、共有して楽しむSNS動画アプリがランクインしました。

【コト篇】

10代女子が選ぶ2018年流行りそうなコト

1位にランクインしたのは、iPhone Xで利用できる「アニ文字」。自分の表情や感情をアニメーションにしてメッセージできる機能です。iPhone Xを利用する人が増えるにつれ、「アニ文字」の流行が予想されます。

2位は、「Instagramのスーパーズーム」。ストーリーズで動画をあげる際に使用する機能です。

3位は、「カラーセロハン+フラッシュ撮影」。2017年からカラーセロハンを使って撮影したレトロな写真が「インスタ映え」すると人気を集めています。撮影枚数が限られ、現像するまで仕上がりがわからないアナログな使用感にも注目が集まっています。

【コトバ篇】

10代女子が選ぶ2018年流行りそうなコトバ

1位には「~かよ」という意味で言葉の語尾に使用される「~かて」。ティーンの間では、『◯◯ちゃん可愛すぎかて』というように使用されています。Instagramでは、「#最高かて」や「#可愛すぎかて」のように、語尾に「~かて」をつけた言葉をハッシュタグにして投稿しているユーザーも増えています。

2位は「語彙力」。「語彙力が無い」や「語彙力が乏しい」という意味でティーンに使われています。

3位は「控えめに言って」。『文化祭、控えめに言って最高だった』のように、「控えめに言って最高」=「とても最高」という意味で使用されています。

【ヒト篇】

10代女子が選ぶ2018年流行りそうなヒト

1位は、俳優・吉沢亮。今年は『ママレード・ボーイ』や『あのコの、トリコ。』をはじめ、多くの作品に出演。2018年ティーンの間で話題になること間違いなしの俳優です。

2位は、ボーカルダンスユニット『M!LK』の佐野勇斗。今年は映画『ちはやふるー結びー』、『3D彼女 リアルガール』などに出演予定です。

3位には、北村匠海。ダンスロックバンド『DISH//』として活躍中で、2018年はドラマ『隣の家族は青く見える』や映画『OVER DRIVE』に出演。

<マイナビティーンズ「10代女子が選ぶトレンド予測ランキング2018」概要>

調査方法: 『マイナビティーンズ』編集部が4つのジャンルごとのランキング候補の中から
『マイナビティーンズ』会員に選択式アンケートを実施
回答数 : 13〜19歳の女性 812名 【複数選択式】
調査期間: 2017年11月30日(木)~12月18日(月)

ボリューム・価格に満足!「コッペパン」に女子高生が注目!インスタ映えフードになるか?

コッペパン

マイナビティーンズの女子高生メンバー「JK編集部」とマイナビティーンズラボスタッフとの共同コンテンツを開始します!

大人が知らない女子高生の中で流行ってることを下記の4つのカテゴリに分けてお届けします。

  1. フードスポット
  2. Instagramのトレンド
  3. アプリの使いこなし
  4. 女子高生の日常からその裏側まで

今回は、第一弾「フードスポット」特集です。

マイナビティーンズのJK編集部メンバーがおすすめフードを紹介してくれました!

じわじわと女子高生に人気が出始めているコッペパン

JKに人気のポイント!

  • 美味しい・インスタ映え・リーズナブルと人気なのが「コッペパン🌭」
  • スイーツ系や惣菜系などの色々な種類があり、パンの種類を一緒に行った人と分け合えることが出来る
  • 持ち運びができ、ちゃんとお腹にたまる
  • 誰でも好んで食べられるコッペパンなので、家族で行っても友だちといってもカップルで行っても大丈夫💪🏽

JKおすすめのコッペパンを売っているお店

▶パンの田島

コッペパンの種類はスイーツ系コッペパンが15種類、惣菜系コッペパンが18種類と合計33種類と豊富な種類で人気です。

女子高生でも手軽に購入できる価格感で、スイーツ系コッペパンは200~250円、惣菜系コッペパンは300~450円で販売されています。

また、コッペパンも人気ですが、あげぱんも売っていてこちらも人気商品です!

あげぱんのお値段は150~220円でとてもお手頃価格。

女子高生のよく行くエリアとしては、学芸大学駅、自由が丘駅付近が多いです。

▶えびすぱん

コッペパンの種類はスイーツ系コッペパンが5種類、惣菜系コッペパンが4つの合計9種類です。

価格も、スイーツ系コッペパンは180~250円、惣菜系コッペパンでも220~320と低価格。

スイーツ系コッペパンも惣菜系コッペパンもどちらもボリューム感があり、さらに!コッペパンの他にスープやサラダも販売しているので一緒に買って食べるのもおすすめ。

一つ一つのパンのボリュームがあるので、カップルや友達同士で行って、味の交換をしながら違う味を一緒に楽しむのもありです。

こちらは、恵比寿駅から徒歩8分の所にあります。

JK編集部おすすめメニュー!

▶パンの田島

揚げたてが置いてある「揚げこっぺきなこ(150円)」と、たっぷり焼きそばが入っている「焼きそばコッペ(300円)」

パンの田島
コッペパン画像

▶えびすぱん

えびすぱん定番の「えびすこっぺ(180円)」で卵がぎっしり入ってて女子高生大満足の一品。

隠れたおすすめは、「苺ジャム生クリーム(250円)」。パンの田島にも同一の商品がありますが、えびすぱんはたっぷりのジャムと潰されたイチゴがドーンと乗ってボリューム満点。

最後に。

素朴な疑問だったのですが、編集部メンバーにこんなコトを質問しました。

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スタッフ:コッペパンはコンビニでも簡単に手に入るんじゃない?

JK編集部:例えば、コンビニで売ってる安いパンケーキ食べるより、ちゃんとふわふわしてる原宿にある高いパンケーキの方が食べたいかな(笑)

スタッフ:なるほど、美味しいモノにはお金だすんだね!笑

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という謎のやり取りで第一回目のJK編集部によるトレンド調査は終わったのでした。笑

ティーンに一番人気は「もみ消して冬」2018年冬ドラマ人気ランキング

ティーンに一番人気は「もみ消して冬」2018年冬ドラマ人気ランキング

2018年の冬ドラマが最終回を迎え、そろそろ春ドラマが始まる時期。新ドラマのラインナップも気になるところですが、冬ドラマはどれが一番人気だったのでしょうか。今回は、「ティーンに人気のドラマ」についてランキング調査しました。

■1位は山田涼介主演の「もみ消して冬」 イケメン俳優主演のドラマが人気の傾向

1位は山田涼介主演の「もみ消して冬」 イケメン俳優主演のドラマが人気の傾向

冬ドラマのなかで、ティーンの視聴数が多かったのは「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」(日本テレビ系)が63.7%、次いで「トドメの接吻」(同)が60.3%、「99.9-刑事専門弁護士-SEASON Ⅱ」(TBS系)が49.0%と続きます。

2016年に放送されたシリーズ1作目の続編となる「99.9-刑事専門弁護士-SEASON Ⅱ」が安定した人気を獲得するなか、他ドラマと比べ抜きんでた人気があったのは「もみ消して冬」と「トドメの接吻」という結果に。共通点として、メインキャラに若手イケメン俳優が多いことが挙げられるでしょう。

実際に、両ドラマを好きな人のなかでも、「『トドメの接吻』は一番大好きな山﨑賢人くんが出ているし、若手俳優さんがたくさん出ていて私得のドラマ!」、「大好きな小瀧望くんと山田涼介くんの先輩後輩コンビの絡みを『もみ消して冬』で見られたのはうれしい」という声が目立ちました。

■一話完結型コメディの「もみ消して冬」と先が読めない展開の「トドメの接吻」

10代女子好きなドラマ一話完結型コメディの「もみ消して冬」と先が読めない展開の「トドメの接吻」

続いて、ティーンが視聴していた2018年冬ドラマのなかで、「一番好きだったドラマ」について調査しました。

ここでも「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」(22.3%)、「トドメの接吻」(21.6%)がツートップ、「アンナチュラル」(TBS系)(16.1%)が続きます。ティーンからの支持を受けたこの3作品ですが、人気の理由は作品ごとに大きく異なるようです。

■もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~

好きなドラマに選んだ人のコメント

「山田くん演じる秀作の変顔と心の声がおもしろい! 家族間でのやり取りはもちろん、執事や会社の仲間たちとの絡みも見ていて飽きない!」

「コメディで面白い。見ていてなんだかほっこりできる」

内容が重くなく、気軽に見て笑えるコメディドラマとして多数の支持を得たよう。基本的には一話完結となっているため、途中から見始めても話についていきやすかったというのも人気の理由にあるかもしれません。

■トドメの接吻

好きなドラマに選んだ人のコメント

「ドラマのスピード感が好き。今までになかったドラマの設定だったり、話の構成だったのがとても良かった」

「スピード感があって、展開が予測不能だし、山崎賢人くんの演技にすごく惹き込まれた。面白いです!」

「キスをすることで時間が戻る」という設定の奇抜さや、ストーリー展開のスピード感に言及する声が多かったです。冬ドラマでは、断トツで若手俳優の出演者が多く、華があったのも見どころのひとつ。

■アンナチュラル

好きなドラマに選んだ人のコメント

「脚本、俳優、演出、音楽、美術……どれも素晴らしい」

「キャストが良いのはもちろん、ストーリーに筋が通っていて矛盾がなく、見応えがある」

「逃げ恥」のヒットが記憶に新しい、脚本家の野木亜紀子さんが脚本を務めた「アンナチュラル」。キャストだけではなく、脚本の完成度やストーリー自体への魅力に言及する声が多かったのが特徴的でした。

■まとめ

10代女子人気ドラマランキングまとめ2018年冬

2018年冬ドラマで、ティーンから最も高い人気を得たのは「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」でした。

若手イケメン俳優主演のドラマが強かった2018年冬ドラマですが、果たして春ドラマではどんな作品が人気になるのでしょうか。春からのドラマにも目が離せませんね。

【調査概要】

実施方法:インターネット調査
実施期間:2018.02.08-02.09
回答件数:292件(13〜19歳の女子)

雑誌は『Seventeen』の一人勝ち。radikoは3人に1人が使用。10代がハマるポイントは?

10代女子によく読まれている雑誌Seventeenラジオ配信アプリradiko

10代の情報源といえば、インスタやTwitterなどSNSだという印象があるのでは。そんな中、雑誌やラジオといったメディアはどのような位置づけにあるのでしょうか。現在読まれている雑誌やラジオアプリ「radiko」の利用数などについて調査しました。

■現在読まれている雑誌は『Seventeen』が過半数!

10代女子あなたが今現在読んでいる雑誌をすべて教えてください

「今現在読んでいる雑誌」についてのアンケートの1位は、51.7%で『Seventeen』(集英社)という結果に。2位にランクインした『non-no』(集英社)の18.7%、3位の『Popteen』(角川春樹事務所)の16.7%から大きく差をつけました。

10代女子がよく購入するアパレルブランド

また、「よく購入するアパレルブランド」についてのアンケートでは、「GU」(44.9%)や「INGNI」(35.2%)などプチプラで手軽に取り入れやすいブランド名が並びます。

ティーンカジュアルを中心とした『Seventeen』。対して『non-no』は、10代後半~20代のカジュアル・ガーリースタイル、『Popteen』はギャル向けファッションであることから、ファッションの好みが反映された結果とも考えられそうです。

また、各雑誌のモデルも人気を支える要因のひとつ。『Seventeen』には広瀬すず。『non-no』では本田翼、藤田ニコルも昨年まで『Popteen』でモデルを務めるなど、テレビでも活躍するモデルが紙面で登場しています。

■3人に1人が利用している「radiko」。約半数が利用経験アリ

続いて、ラジオについて。パソコンやスマートフォンから無料でラジオが聴けるとして「radiko」が人気のサービスになっています。タイムフリー機能で聞き逃した放送をチェックすることもできるので、ラジオを聞く際は「radiko」を使うティーンも多いもの。

10代女子あなたはradikoのアプリを使ったことがありますか

現在使っているという「radiko」ユーザーは35.0%という結果に。過去に使っていた人を含めると、約半数は利用した経験があるようです。3割以上の人が日常的にラジオを聞いているようですが、実際にどのような番組をチェックしているのでしょうか。

10代女子あなたがよく聞くラジオ局を教えてください。

よく聞くラジオ局の1位は、「文化放送」(49.8%)。次いで「bayfm78」(44.2%)、「TOKYO FM」(18.6%)と続きます。

「あなたが同級生におすすめしたいラジオ番組」というアンケートでは、ジャニーズWESTがパーソナリティの「bayじゃないか」(bayfm78)、Sexy Zoneや伊野尾慧と八乙女光(Hey! Say! JUMP)、安井謙太郎と髙橋優斗(ジャニーズJr.)がMCを務める「らじらー!SATURDAY」(NHKラジオ第1)などの声が目立ちます。ジャニーズ人気がラジオの視聴のきっかけにもつながっているようです。

■まとめ

既存メディアが苦しい状況にある昨今、「雑誌離れ」「ラジオ離れ」といった言葉を耳にする機会も少なくないもの。しかし、雑誌やラジオを楽しむティーンも少なくないという結果になりました。その理由のひとつには、モデルやパーソナリティの存在がありそうです。ティーンの“○○離れ”を引き起こさないポイントは、インフルエンサーのような影響力のある人物が鍵になってくるのかもしれませんね。

【調査概要】

実施方法:インターネット調査
実施期間:2018.02.01-02.08
回答件数:442件(13〜19歳の女子)

【JKインタビュー】高校生男女の恋愛事情について

【JKインタビュー】高校生男女の恋愛事情について

TesTee Lab ×  マイナビティーンズ ラボ コラボ調査第4弾!

最近の若者にスポットをあてた若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab!」と

ティーン向けマーケティング事例やティーンのトレンド・リサーチデータの情報を発信する「マイナビティーンズラボ」のコラボが実現!

第4回目となる今回は、イマドキの男子高生の恋愛事情に関するアンケート調査に加え

現役女子高生3名へ恋愛事情の現実と理想について、座談会形式でインタビューを実施しました!

男子高校生571名を対象としたアンケート調査結果と女子高生へのインタビュー結果をご覧ください。

TOPICS

■友人の交際はSNSで発覚!?気づくきっかけは”匂わせ”投稿

■彼女持ちの高校生男子のうち、約半数が同年齢と交際中。JKの理想は年上男性とのドライブデート。

■コメント&リプがきっかけを生む。デジタルネイティブ世代の恋愛模様

インタビューに協力していただいた現役JKの3名

 ともしゃん(高校2年生/共学)

 よしこ(高校2年生/共学)

 おおきし(高校2年生/共学)

友人の交際はSNSで発覚!?気づくきっかけは”匂わせ”投稿

まず、男子高生571名を対象に、交際経験について調査しました。

10代男女友人の交際はSNSで発覚!?気づくきっかけは”匂わせ”投稿

「今まで何人の人と交際したことがありますか?」と聞いたところ、約4割交際経験なしと判明。

その一方、約3割の男子高生は3人以上と交際したことがあると回答しました。

 ー「男子の恋愛事情とか知っている?」

 男子と恋愛の話はあまりしない

 うん、直接はあまり喋らないかな。

 イベントの時とかは話すかも

 あとは授業中。「(いま教科書の)何ページ?」みたいな。

 ー「じゃあ、友人の交際情報ってどうやって知るの?」

 クラスの友人の交際はTwitterで知るかも。

 あとLINEアカウントの”ひとこと”がシンクロしていて気づくこともある。

 そうそう、置情報に彼氏彼女の名前とか記念日と入れてるよね。「since 03.14」とか!

 でも中学生の時の方が”匂わせ“は多かった。高校生になってあまり周りに言わなくなったかも。

 言わない代わりにSNSの投稿をみて「ほら、やっぱり〜!」ってなったりする。

【JKインタビュー】高校生男女の恋愛事情について

POINT

*男子と恋愛の話はあまりしない

*交際はSNS上で付き合っていることを匂わせる投稿で気づく

*LINEアカウントの「ひとこと」がカップルでシンクロしていたりする

*SNSの位置情報に「彼氏・彼女の名前」や「since 03.14」のように記念日を入れている

彼女持ちの高校生男子のうち約半数が同年齢と交際中。JKの理想は年上男性とのドライブデート。

続いて、恋人と行ったことのある場所を聞きました。

【JKインタビュー】高校生男女の恋愛事情について

第1位は「映画館」、第2位は「ディズニー」、第3位は「遊園地/水族館」という結果に。

 ー「デートはどこに行きたい?」

 水族館!電車とか使って出かけたいな。

 私はどこでもいいけど、2人で計画を立てたりするのが楽しい。

 ー「みんな、年上は恋愛対象って言っていたけど、どこに連れていってほしい?」

 東北!その土地のものを食べ歩きしたい。

 ドライブ!目的地はなくてもいいから、ドライブは憧れる。

 そうそう、目的地はどこでもいいから遠出したいな

【JKインタビュー】高校生男女の恋愛事情について

POINT

*デートの場所よりも、相談する時間や一緒にいることが楽しい

*憧れのデートは「遠出」「ドライブ」

コメント&リプがきっかけを生む。デジタルネイティブ世代の恋愛模様

恋人がいないと回答した男子高生にその理由を尋ねた結果、およそ4割の人が「出会いがない」と回答。次いで「時間がない」が第2位、「好きな人ができない」が第3位となりました。

【JKインタビュー】高校生男女の恋愛事情について

 ー「3人は共学だけど、この結果をみてどう思う?」

 共学でも学校内にいい人がいなければ、出会いはないと思う

 ー「他校との交流とかもないの?」

 友達の友達はあるかも。でもそのくらい。恋愛に発展する事は少ない

 ー「なかなか厳しいんだね・・・異性との交流は苦手?」

 苦手。共通の話題がない。

 苦手かな。

 ー「でもSNSはつながっているんだよね?」

 SNSの方が気軽だし、全然違う。

 1対1だからメッセの時は話しやすい。

 うん。TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)経由でLINE交換したりすることはある。

 あとはInstagramストーリーズにコメントが来たりして。

 そんなに長くはやりとりしないけど、交流するきっかけではあるかも。

【JKインタビュー】高校生男女の恋愛事情について

POINT

*異性交流は苦手意識がある

*SNSをきっかけにやりとりを始めることがある

まとめ

以上、「高校生男女の恋愛に関する調査」をご紹介しました。

終始和やかなムードの中行われた今回の座談会。

恋愛について理想や実態を語ってくれました。

SNSをきっかけに普段話さない異性との交流をしているなど

デジタルネイティブ世代ならではのアプローチ方法を知ることができました。

【JKインタビュー】高校生男女の恋愛事情について

左から ともしゃん よしこ おおきし

ご協力いただき、ありがとうございました!

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アンケート
調査期間:2018年2月13日(火)〜15日(木)
調査対象:高校生 / 男性 / 自社モニター会員
割付方法:571サンプル
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インタビュー
調査期間:2018年3月6日(火)
調査対象:高校生 / 女性 / マイナビティーンズモニター
調査人数:3名

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「JK×Instagram利用」クラスターを開発!〜マイナビティーンズラボ×ビデオリサーチ~

「JK×Instagram利用」クラスターを開発!〜マイナビティーンズラボ×ビデオリサーチ~

女子高生の「インフルエンス力」に注目!
~マイナビティーンズ×ビデオリサーチ 「JK×Instagram利用クラスター」を開発~

ビデオリサーチひと研究所の若者研究チーム『VRわかものラボ』は株式会社マイナビが運営する、ティーンマーケティング支援事業を行う『マイナビティーンズ』と共同で、女子高生の「インフルエンス力」に着目した「JK×Instagram利用クラスター」を開発しました。

『マイナビティーンズ』と『VRわかものラボ』では、かねてより若者の流行の拡散源であり、未来のユーザーにつながる存在でもある女子高生に注目しており、彼女たちへの理解を深めることで企業のマーケティングへの活用、支援に取り組んできました。

女子高生ひとりひとりが周囲に与える影響力を「インフルエンス力」と定義しました。その上で、この「インフルエンス力」と彼女たちの重要な情報受発信ツールとなっているInstagramで発信する時の意識や日常生活の意識を掛け合わせることで、クラスターを作成しました。このクラスターは「インフルエンサーJK」「リーダーJK」「クールJK」「コミュニティ重視JK」「ナチュラルJK」「レシーバーJK」「マイウェイJK」の計7タイプに分類でき、それぞれのタイプのデモグラフィックや意識、またInstagram上の行動にも差があることがわかりました。ここでは『マイナビティーンズ』と『VRわかものラボ』がクラスターを開発したプロセスやそれぞれのクラスターの特徴などをご紹介します。

「JK×Instagram利用」クラスター

1.今の女子高生とは

マイナビティーンズとVRわかものラボはJKクラスターを開発するにあたって、まずは“今の女子高生がどのような人たちなのか”を把握すべく、定量調査と定性調査を実施、改めて彼女たちのプロフィールを整理しました。

「JK×Instagram利用」クラスター調査

注目はスマートフォンの利用についてです。インターネット調査の結果ではありますが、女子高生のスマートフォン所有率は95.7%となっており、所有者の利用時間は平日で237分(約4時間)、休日288分と一日のうち多くの時間をスマートフォン利用に費やしていることがわかります。

2.女子高生のSNS利用について

女子高生のスマートフォン利用は一日うちのの長時間を占めていますが、その多くの部分はSNS利用になっています。女子高生はコミュニケーションや情報収集など、SNSを使って様々なことをしています(図1)。女子高生のSNS利用率はTwitterが87.0%、Instagramが75.2%となっており、スマートフォン所有者の大多数がこの二つのSNSを利用しています。利用率ではTwitterがInstagramよりも高いですが、女子高生にふだん使っているSNSについてインタビューすると、「今はインスタがメイン」、「どちらも使っているけど、先に見るのはインスタ」といった意見が聞かれ、Instagramに対する距離が近くなっていることがわかりました。調査(図2)でもSNSのイメージについて、「流行っている」、「若者向けな」、「おしゃれな」といった項目のスコアがTwitterよりもInstagramのほうが高くなっており、今の女子高生のSNS利用の中心はInstagramとなっています。

図1 女子高生のSNSの利用率

女子高生のスマートフォン利用は一日うちのの長時間を占めていますが、その多くの部分はSNS利用になっています。女子高生はコミュニケーションや情報収集など、SNSを使って様々なことをしています(図1)。女子高生のSNS利用率はTwitterが87.0%、Instagramが75.2%となっており、スマートフォン所有者の大多数がこの二つのSNSを利用しています。利用率ではTwitterがInstagramよりも高いですが、女子高生にふだん使っているSNSについてインタビューすると、「今はインスタがメイン」、「どちらも使っているけど、先に見るのはインスタ」といった意見が聞かれ、Instagramに対する距離が近くなっていることがわかりました。

図2 SNSのイメージ(各サービス利用者)

SNSのイメージについて、「流行っている」、「若者向けな」、「おしゃれな」といった項目のスコアがTwitterよりもInstagramのほうが高くなっており、今の女子高生のSNS利用の中心はInstagramとなっています。

3.女子高生の「インフルエンス力」に注目

クラスター開発にあたり、私たちが注目したのは女子高生個々人が持つ影響力=「インフルエンス力」です。「インフルエンス力」とは、その人が周囲に対してどれだけ自分の持つ情報や考えを発信でき、他者にどれだけ影響を与えているかのパワーを指しています。情報発信ツールは、2000年代前半の「ブログ」から、「mixi」、「Twitter」、「Instagram」などと変わってきているものの、いつの時代も情報は発信者となる人がいて、それをフォロワーが受け取り広がっていくという構図は変わらないという点に着目しました。情報を受け取り行動する、という点も以前と変わりません。(図3)のように、女子高生のうちSNSでオススメされた商品を見て、実際に購入したことがあると答えた人は45.4%と5割近くになっており、SNSが購買行動にも影響を与えていることがわかります。

そこで、現在、女子高生に最も影響を与えている情報発信ツールであるInstagramにおいて、個々人の発信がどれだけ影響力を持っているのか、フォロワーとフォローの数から算出し、これを「インフルエンス力」としてクラスター分類の軸のひとつに活用いたしました。

図3 SNSを見て商品を購入した経験の有無

10代女子過去に有名人やユーチューバー、読者モデルなどがSNSでオススメした商品を購入した経験があるか?

※マイナビティーンズの調査より 2018年 3月 全国

10代女子インフルエンス力

インフルエンス力はフォロワー数(一度の発信をどれだけ多くの人に届けられるか)をベースに、フォロー数とフォロワー数の比率を掛け合わせて算出しています。純粋なフォロワー数ではなく、フォロー数、フォロワー数の比率を加味したのは、女子高生のインタビュー時に、「インスタグラマーのような発信力のある人は、自分はあまりフォローをしておらず、フォロワー数の多い人をフォローすることが多い」という発言をよく耳にしたことに起因しています。つまり、フォロー数よりフォロワー数が多い人は、自分の身近な友だち(お互いフォローしあっている人)以外にも情報を伝えられることができる人、つまりは発信力があり影響力がある人であるという点から設定しています。

 4.今のJKを表現する「JK×Instagram利用クラスター」

クラスターはInstagramを利用する女子高生が持つ「インフルエンス力」とInstagramにおける発信や日常生活の意識を掛け合わせて、7つのタイプに分類しています。分類はまずInstagramを利用する女子高生の中でも特にインフルエンス力の高い人(全方位に対して影響力を持っている人)を「インフルエンサーJK」として抽出し、それ以外のInstagram利用者をインフルエンス力と意識でクラスター分類しました。それぞれのタイプの特徴を出るようにしながらも、ひとつ、ひとつをある程度の塊として見られるように分類した結果、6つのタイプに分かれ、それぞれ「リーダーJK」「クールJK」「コミュニティ重視JK」「ナチュラルJK」「レシーバーJK」「マイウェイJK」となっています。各タイプの特徴を簡単にご紹介します(図4)。

10代女子インフルエンス力分布図

図4 「JK× Instagram」クラスター

 

【PDF配布版はこちら】

上記7つのクラスター詳細情報は、下記PDF配布資料にてご確認いただけます。下記ボタンよりご請求ください。

ダウンロードはこちら

  • ①定量調査「女子高生の生態調査」

    1都3県在住の女子高校生

  • 有効回答数

    979サンプル

  • 調査時期

    2018年2月実施

  • 方法

    インターネット調査

  • ②クラスター分析

    ①の調査のうちInstagramを利用している1都3県在住の女子高校生 736サンプルを分類

■わかものラボについて

ビデオリサーチひと研究所の若者研究チーム。若者に関するデータや実際の若者である大学生や若手社会人を中心に組織されたフィールドリサーチャーと協力しいまの若者が「何を考え」「どのようなことをしているのか」といったリアルな姿を明らかにする研究を進めています。世の中を若者にとって、もっとワクワクするものにしたい。その想いを胸に、マーケティングに役立つ若者のインサイトを提供します。

韓流ブーム再来。「K-POPアーティスト」と「コスメ・グルメ」がティーン人気を牽引?!

韓国コスメや韓国アイドルは今やティーンにとって、話題欠かさないコンテンツとなりました。

もはや韓流ブームが再来したと言って良いというほど浸透した韓流コンテンツについて調査しました!

■85.9%のティーンが韓国文化が流行っていると言う

今やコスメやアイドルなど韓国でも人気のコンテンツが日本にも浸透してきていますが、まずは大前提の確認ということで、「韓国文化が自分たちの周りで流行っているか」聞いたところ、なんと85.9%のティーンが流行っていると回答がありました。

10代女子韓流文化は自分たちの周りで流行っていると思いますか?

「ティーン×韓国文化」はとても相性の良い組み合わせかと思います。

では、どんなコンテンツと相性が良いのでしょうか?

もう少し細かく探っていこうと思います!

―韓国の印象をフリーアンサーで募集しました。

多かった回答として、

  • K-POP
  • コスメ
  • 食べ物
  • おしゃれ
  • アイドル
  • イケメン
  • オルチャン
  • かわいい

などのワードが多く出ました。

見た目に対して様々な印象を持っている様です。

日本では、韓国コスメブランドの3CEやETUDE HOUSEなどがティーンの間でも人気ですが、その影響もあってか韓国文化が流行っていると感じているティーンが多いのかと思われます。

■約40%のティーンは好きなK-POPアーティストが“いる”

特に気になったのはK-POPアーティストで、実に約40%のティーンが好きなK-POPアーティストがいると答えています!

10代女子あなたが好きなK-POPアーティストはいますか?

好きなK-POPアーティストが“いる”と答えたティーンに対して、さらにどんなアーティストが好きか答えてもらいました!

一番人気は「TWICE」で47票

日本でも積極的に曲をリリースし、着実に認知がされてきているTWICEがナンバーワンに輝きました!

二番人気は「BTS(防弾少年団)」の32票

先日行われた日本でのファンミーティングツアー「BTS JAPAN OFFICIAL FANMEETING VOL.4 ~Happy Ever After~」では、約9万人もの動員数があったという。

(参照元:http://www.wowkorea.jp/news/enter/2018/0425/10211428.html)

三番人気はまたも女性アーティストの「Red Velvet」13票

7月4日発売の『#Cookie Jar』で日本デビューを果たした“Red Velvet”ですが、すでにかなりの人気を博しているようです。

今年の3月に、日本でも人気のコスメ“エチュードハウス”のモデルに抜擢されている“Red Velvet“です。

これから更に日本での人気も加速していくのではないでしょうか。

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●票数順に人気アーティストを発表!

  1. TWICE
  2. BTS(防弾少年団)
  3. Red Velvet
  4. BLACK PINK
  5. SEVENTEEN
  6. EXO
  7. MOMOLAND
  8. GFRIEND
  9. SHINee
  10. BIGBANG

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■ティーンは韓国に行かずして韓国を楽しむスタイルが大多数

10代女子あなたは韓国に行ってみたいですか?
10代女子あなたは韓国旅行に行ったことがありますか?

ティーンの韓国人気は年々高くなってきており、今や81.1%のティーンが「韓国に行ってみたい」と回答をしています。

ですが「実際に行ったことがある」ティーンはまだ15.6%にとどまっており、今後韓国旅行のニーズが高いティーンが多いと思われます。

10代女子あなたが韓国で買いたいモノを教えてください。

「韓国で買いたいモノ」に関しては、

コスメ・洋服・食べ物と、いずれもInstagramで人気の韓国アイテムであることが伺えました。

■おまけ

韓国人気が一体どこまで人気なのか、行ってみたい国について聞いてみたアンケートに関して!

10代女子あなたが行ってみたい国はどこですか?

先程、韓国に行ってみたいかどうかのみ聞いたアンケートでは81.1%のティーンが「行ってみたい」と回答を寄せていますが、他の国と比べての熱量はどのくらいなのか聞きました!

そうするとなんと、韓国がハワイに続いて2番目に行きたい国に選ばれ、ティーンの28.5%は韓国に行ってみたいと回答されました。

ティーンの中で韓国文化の存在感が増してきており、旅行のニーズにも現れていくのではないでしょうか?

以上!第3次韓流ブームについての調査結果でした。

【調査概要】

実施方法:インターネット調査
実施期間:2018.06.06-06.14
回答件数:326件(13〜19歳の女子)

【解説付き】人気沸騰中のTikTok!!人気投稿をピックアップ

マイナビティーンズTiKTok人気投稿

ティーンの間で過去人気を得たり、流行となったものの中には、太鼓の達人やリズム天国やひょっこりはんなど、ゲームや芸人のリズムネタがありますよね?

2016年ごろは、MixChannel上で“双子ダンス”などと呼ばれる種類の動画コンテンツが盛り上がっており、2017年から2018年にかけてはTikTokがティーンの間で人気になり始め、最近ではティーンで知らない人はいないくらいに浸透してきました。

今回は、なぜTikTokが今ティーンの中で人気になっているのか、実際にマイナビティーンズ会員にヒアリングした内容も含めてお届けします!

大きく4つの人気ジャンルがあるTikTok

今TikTokには人気のYouTuberや芸能人など多くのフォロワーを抱える人達が続々参入してきており、ますます盛り上がりを見せています。

特にリップシンクと呼ばれる口バクと振りを合わせた内容の投稿が多く、投稿されている動画の中でも人気の系統としては、

  • ダンス系
  • ぶりっ子系
  • ネタ系
  • 洋楽系

と4つに分けられます。

【TiKTokについて】
TikTokは2012年に中国で生まれたスマホアプリです。

同じ中国発のアプリMusical.lyがの北米や欧州で先行して流行っていましたが、そのMusical.lyを後発のTikTokの運営会社ByteDanceが買収するというアクションもあり、リップシンク系のアプリNo.1としての地位を築いています。

人気の曲と人気の傾向

ダンス系

■手振りダンス 

拍手をするように右から左に、左から右に手を動かす振り付けで、振り付けを真似ハードルが低く、多くの投稿がされており人気となっています。

■@steffjiewellery

様々な振り付けがある中、ティーンが撮っている動画は“マネキンチャレンジ”と同じ様な構図で撮影されています。

撮影されている構図は、人間を一時停止させた状態でカメラが撮影者の周りを切り取ってあり、曲に合わせてカメラを上下に揺らしながら円を描くように横移動させて撮られています。

■め組ダンス

倖田來未がカバーしたラッツ&スターの「め組のひと」の曲に合わせて、左右の腕を交互に振るダンス。

ダンス初心者でも真似が出来そうで、1人でも大人数でも気軽に真似して撮れそうなダンスが人気です。

■だれでもダンス

め組ダンスの振り付けが元になり、ユーザーがオリジナルの曲に乗せて投稿したことがきっかけに人気を博しています。誰でも踊れるような簡単な振り付けが特徴的です。

Instagramのストーリーズでも、よく見かけるTikTokといえばという動画。

一人でも複数人でも曲と振り付けを合わせて真似し易い上に、TikTokの特徴の一つとも言える“早送り再生”で投稿されていることが多く、見ていて癖になります。

■幸せはいつも続かない

今までの手や腕を大きく使ったダンスではなく、指の振り付けが中心となっています。振り付けは難しそうですが、一旦できるようになると振りを繰り返したくなる中毒性が高いダンスです。

最近ではパート2のバージョンが流行しており、ティーンの間では振り付けを覚えている子が多いと聞きます。

ネタ系

■こっちを見て

一般人の美人が友達に不意に撮られている風な動画が多く投稿されています。

最近の編集トレンドは、「こっちをみろ」と言うセリフが流れた後に、曲をガラッとクールな曲に変えて振り向きざまをスローモーションにするという編集が流行っています。

■バスターコール レペゼン地球

テンションが高めで、「ぐいっぐっぐっぐぐい」の歌詞が印象的な曲で、 “🤟”の手の形をしてジョッキを口に運ぶような振り付けで、簡単に真似ができると人気を集めています。

■いつでもLチキ エルチキンちゃん

親指と人差し指で“L字”を作った手の振り付けが特徴的です。

「嬉しい時」や「悲しい時」という歌詞が入っており、それに合わせて表情を作ります。

1人でも2人でも簡単に真似ができて、表情のバリエーションでオリジナリティが出て人気投稿となっています。

■全力顔

タイトルは“全力顔”ですが、曲中には全力〇〇と様々な全力バリエーションがあり、全力笑顔や全力真顔などの歌詞に合わせて顔を変えていきます。

レパートリーも豊富にあり、投稿されている動画は1人よりも2人や大人数で撮ってるものが多いです。

ぶりっ子系

■投げキッス運動

1曲の中にダンスが2パターンあり、動画の投稿者同士のコラボで利用し合ったり、友人と2人で撮られた動画が人気を博しています。振りも簡単かつ可愛さがあるので、真似しやすいことも要因の様です。

■キラキラアイドル

人気の振り付けは2種類ほどありますが、アイドルの自己紹介っぽく曲に合わせてぶりっ子をする動画です。

動画を投稿しているほとんどの女子が一人で撮った動画を投稿しています。

洋楽系

■don’t stop

洋楽で振り付けも決まっており、双子ダンスの様に2人以上で振りを合わせた動画が人気です。案外、真似がしやすい様で人気投稿になっています。

以上、人気投稿についてでした!

TikTokは2018年に入り、広告がうざいなどと言われるほど、ユーザーに対して大量の認知施策を行ってきた結果、これほどまでの人気獲得に至ったとも見えます。

さらに、すでに人気のあるYouTuberや芸能人などのアカウントもTikTokで存在感の高さを見せており、今まで利用していたアーリーアダプターからレイトマジョリティーに当たるユーザー層へ裾野が広がってきています。

ますます盛り上がりを見せるTikTokに2018年は目が離せません!!