チラシの効果を高めるには? 種類別のメリットや反響を上げるコツを解説

更新日:2024年07月29日(月)

店頭での配布や郵便ポストへの投函物など、普段から目にすることの多いチラシですが、配布することでどのような効果があるのでしょうか。

最近では紙のチラシだけではなく、Web上で閲覧できる電子チラシも注目を集めています。情報を届ける手法が多様化する中、これまで以上に「誰に、どのような情報を届けたいのか」、しっかりと考えて発信していくことが重要です。

本記事ではチラシの種類、それぞれの効果やメリット・デメリットについて紹介。チラシに適した業種や宣伝効果を上げる方法についても解説していきます。

【1】チラシの主な5種類の効果

チラシと一口に言っても、その種類はさまざま。ここでは、チラシの主な5種類を紹介します。ターゲットとなる層や配布方法も異なるため、それぞれの特徴を一つずつ見ていきましょう。

 

新聞折込チラシ

新聞折込チラシは、新聞の中にチラシを折り込んで配布する方法です。

新聞を購読しているミドル世代からシニア世代への訴求に効果的。信頼性の高い新聞と同時に受け取られるため、折込チラシも同様に商品やサービスに信用を得られやすい傾向があります。また、地域ごとにカスタマイズされたチラシを配布することで、ローカルな情報も効果的に伝えることができます。

 

ポスティングチラシ

ポスティングチラシは、一戸建てやマンション、アパートなどのポストに直接投函するチラシのことを指します。

一戸建て住宅には家族向けや子供をターゲットとしたチラシ、アパートには若者向けのチラシを投函する、◯◯地域限定で配布する…というように、配布する地域やターゲットを絞りやすいことに加え、新聞を契約していない層にも宣伝できるという利点があります。

また、ポストに投函するだけで簡単に情報を届けられるため、新規店舗オープンなど、即時性の高い情報も提供するのに適しています。

 

地域メディア

特定の地域に住む人や働いている人々に向けて、行政・エリア情報、日常生活に役立つニュースやイベント情報などを届けている地域メディア。フリーペーパーや冊子などの紙媒体と一緒に折り込まれる、エリアに密着したチラシです。

近年ではオンライン上での配信も増えており、地域メディアのウェブサイトやソーシャルメディアを通じて情報を発信。これにより、スマートフォンやパソコンからも簡単にアクセスでき、より広範な地域住民に情報を届ける電子チラシも可能になっています。

 

街頭配布

街頭配布とは、企業や団体などが街中で直接チラシを手渡しする方法。主な目的は多くの人に対して商品やサービス、イベントの情報を直接伝えることです。

駅前やショッピングモールの入り口、繁華街、学校の近くなど、通行人が多い場所でチラシを配布します。配布者は決められた場所でチラシを持ち、通行人に声をかけながら手渡すことで、情報を広めることができます。

また、街頭配布は瞬時に多くの人に情報を届けることができるため、新商品のプロモーションやイベントの告知に効果的。チラシの効果をより高めるには、人が多い時間帯や場所を選ぶこと、適切なスタッフ数で配布を行うことなど、戦略的な工夫が重要です。

 

電子チラシ

電子チラシ(Webチラシ)は、インターネットを経由して閲覧できるチラシであり、自社で運営するサイトやアプリ、SNSなどに掲載します。

自社サイト以外のECサイトなどから電子チラシへ誘導することもでき、電子端末を利用する多くの人の目に触れられやすい傾向。紙のチラシのように在庫管理や配布の手間、印刷費用がかからない点も大きなメリットで注目を集めています。

 

【2】主なチラシ5種のメリット・デメリット

ここからは【チラシの主な5種類】を5つの項目(配布率、情報量、ターゲットへのリーチ率、エリア選定、コスト)で比較し、メリットとデメリットをそれぞれご紹介します。


主なチラシ5種のメリット・デメリット

全国の20歳以上の男女を対象とした「チラシの閲覧状況を調査したデータ」(※)によると、チラシを閲覧する人の中で最も見られているものが、ポスティングチラシで、47.2%という結果でした。新聞の折込チラシも半数近い44.7%の人に見られており、次いで電子チラシが35.7%、店頭チラシが30.1%という割合です。

ポスティングチラシや折込チラシは直接自宅に届くので、新聞やほかの郵便物を確認する際に一緒に見るという人が多いと考えられます。

一方で、電子チラシはパソコンやスマートフォンを活用する若い世代にもニーズがあるように見受けられますが、まだあまり普及していないのかもしれません。

※出典:マクロミル・翔泳社(共同調査)「紙チラシと電子チラシの利用状況および意識の調査」

 

新聞折込チラシ

新聞折込チラシのメリット・デメリット

新聞折込チラシのメリット

新聞折込チラシは、信頼度の高いメディアである新聞と一緒に配布されるため、チラシに記載された商品やサービスに対しても信用を得られやすく、何度も読み返せるのがメリットでしょう。一度に広範囲に配布できるため、コストをおさえながら多くの人に情報を届けることができます。

 

新聞折込チラシのデメリット

新聞購読をしている家庭のみに配布されるため、新聞を購読していない層には配布されません。また、地域を絞って配布することができないため、狙っているターゲット層にきちんと届いているのか把握しづらい面も。複数のチラシとともに折り込まれるので、他の情報と紛れてしまう可能性もあります。

ポスティングチラシ

ポスティングチラシのメリット・デメリット

ポスティングチラシのメリット

ポスティングチラシは、手作業で一枚一枚配布するため、特定のエリアに確実にチラシを届けることが可能。また新聞折込チラシとは異なり、チラシ単体で届くため、ユーザーの目に触れる確率はやや高い傾向です。

チラシのデザインやレイアウトは比較的自由に設定できるため、商品の特徴やキャンペーン内容をわかりやすく伝えやすいでしょう。

さらにはQRコードやクーポンコードをチラシに入れることで、配布後の反応を測定しやすくなることもメリット。どの程度の人がチラシを見て反応したのかがわかり、効果の把握もスムーズにできます。

 

ポスティングチラシのデメリット

ポスティングチラシは、狙ったエリアに集中してチラシを届けることができますが、チラシの投函をNGとしている人もおり、一度に配布できる範囲にも限界があります。ポスティング自体に一定の労力がかかり、配布作業の管理や調整、コストが負担になります。

また新しい情報が必要になり、再度印刷しなおす場合には印刷費がかさみ、情報の変更を柔軟におこなうのは難しいかもしれません。

ほかにも、紙のチラシを使用することで環境への負担が生じる可能性があり、リサイクルなどの配慮が必要です。

 

地域メディア


地域メディアのメリット・デメリット

地域メディアのメリット

地域メディアにチラシを折り込むことで、地元の情報に関心のある住民をターゲットに情報が行き渡ります。

地域住民の集客や購買意欲を促進するためには、「親近感」が最も重要。新聞の折り込みチラシよりも、やや親近感を得やすい点はメリットでしょう。また、配布エリアやコストは地域メディアによって差が生じますが、エリアによっては新聞よりも配布率が高い場合もあります。

地域メディアのデメリット

掲載メディアにもよりますが、決められた広告枠があるため載せられる情報に限りがあります。特定の地域に特化しているため、広域のマーケティング向きではありません。

また地域メディアによって配布エリアやコストは異なるため、折り込むメディアを決めるためには事前に調べるなど、会社へ問い合わせを行う手間も生じます。

街頭配布

街頭配布のメリット・デメリット

街頭配布のメリット

街頭配布のメリットは、チラシを配布するだけでそのまま情報を伝えることができるため、情報の即時性と効率性が確保されます。

場所や時間を選んだ配布も可能なので、特定のターゲット層に対して効果的にアプローチできるのが街頭配布の大きな利点です。

 

街頭配布のデメリット

手渡しで一枚ずつ配布するため、多くの人に配布するためには十分な人手と時間が求められます。悪天候時には、計画通りに配布を実施するのが難しく、配布のタイミングや方法は工夫が必要です。

配布枚数やエリアにもよりますが、ポスティングなどに比べて、多くの人員が必要となるため、人件費が高くなる可能性があり、コスト面でもデメリットが生じます。チラシを直接渡せたとしても、受け取った人が内容に興味を持たない場合には、その場で捨てられてしまう可能性も。

配布したチラシの効果を詳細に把握するのが難しく、反響の確認や効果分析が難しいかもしれません。

電子チラシ

電子チラシのメリット・デメリット

電子チラシのメリット

電子チラシはインターネット上で配布できるため、どこのエリアでも簡単に情報を届けられます。印刷や配布のコストも不要なため、広告費用をあまりかけずにできるのもメリットです。

デジタルマーケティングツールを使えば、特定のユーザー層に対して精密に配信できるため、ターゲットを絞った効果的なアプローチも可能。アクセス解析を通じて開封率やクリック率などのデータも取得できるため、チラシの効果やターゲットへのリーチ率も詳細に把握できます。

 

電子チラシのデメリット

電子チラシは、一度に広範囲に配布できる半面、特定の層を狙うためにはターゲティングの設定が重要。比較的安価で始められることから競合も多く、チラシを見てもらえる機会の減少や他の情報に埋もれてしまう可能性も。ターゲット層の興味や関心を引く工夫が必要です。

インターネットや電子端末の操作に不慣れなユーザーの場合、アクセスに手間がかかることも考えられ、その不便さが消費者の関心を削ぐ可能性もあります。また電子チラシを作成したり、データの収集や分析をしたりする際に専門的なスキルが必要になる点にも注意が必要です。

 

【3】チラシが向いている業種

では、チラシの効果が得られやすい業種にはどのようなものがあるのでしょうか。チラシの媒体によって向いている業種が異なるため、紙チラシと電子チラシに分けて解説します。

 

紙チラシが向いている業種・職種

紙チラシが向いている業種

紙チラシのメリットは、地域やターゲットを絞って配布できること。そのため地域特化型の業種の販促に向いています。例えば、食料品や家電、衣類などの生活に欠かせない商品を取り扱う業種や、セールやモデルルームなどの集客イベントを定期的に行う業種などが挙げられます。

また、不動産や旅行会社など複数のプランや商品を取り扱う業種は、広告内に詳細な説明を記載することがあるため、何度も見返せて情報の比較がしやすい紙チラシのほうが向いているでしょう。

ほかにも、住宅地のなかにある美容室やカフェ、学習塾などは、周辺の地域住民にアピールすると、新規顧客の獲得や認知度アップを期待できます。

 

電子チラシが向いている業種・職種

電子チラシが向いている業種

一方で電子チラシは、全国各地の幅広い層に向けてアプロ―チができますが、日頃からインターネットを使いこなしている若年層向けが適しています。

飲食店や全国にチェーン展開している業種や、ECサイトなどのオンライン上で購入・利用できるサービスを提供している企業の販促にも向いています。ネットショッピングやオンラインスクールなど、オンライン上でのサービスがメインであれば、やはり電子チラシの方がより宣伝効果が見込めるでしょう。

 

【4】チラシの効果を高める4つの方法

紙や電子といった媒体によっても効果の異なるチラシですが、その効果を高めるには次の4つのポイントがあります。


チラシの効果を高める4つの方法

ターゲットを明確にする

まず、チラシを配布する地域やターゲット層を具体的に決めます。

宣伝する商品やサービスのターゲットと配布対象が合致していなければ、チラシの反響率だけでなく、集客効果や売上も見込めないため、ターゲットを分析することはとても重要です。

具体的には、紙チラシであれば、一戸建てと集合住宅のどちらをメインに配布するのかや、店舗周辺からどこまでの距離を配布エリアとするのか、ターゲットの年齢層などを検討し、慎重に絞り込みを行いましょう。

 

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チラシの内容を精査する

チラシの内容を精査する際には、消費者の興味を引くためにいくつかのポイントに注意することが大切です。

まず、一番に伝えたい内容を決めます。消費者の関心を引くキャッチコピーを考え、短く分かりやすい言葉で商品の魅力や特典を伝えることが重要です。さらに、必要な情報を分かりやすく整理し、情報の過不足がないようにしながら、特典やクーポン情報は目立つ位置に配置することで、消費者の目を引くようにします。

消費者が次の行動を起こしやすいように、「お申し込み先はこちら」、「詳しくはウェブサイトへ」など具体的な表現を盛り込むことが効果的です。内容が伝わりやすいレイアウトや、商品のイメージに合うデザインを意識しましょう。

電子チラシの場合は、動画やアニメーションを使用して商品の魅力をより効果的に伝えることや、シェアキャンペーンを行うことでより多くの人にリーチする方法もあります。これにより、より広範囲かつ効果的なマーケティングが実現できます。

 

配布方法を設定する

配布のタイミングを考慮し、効果的な時期を見極めましょう。例えば、セール前や新商品発売のタイミングでの配布は、消費者の関心を引くのに効果的です。

また集客効果の高い場所に配布エリアを絞り込むことで、より多くのターゲット層にリーチします。駅前やショッピングモールなど、人が多く集まる場所での配布が効率的ですが、なかには、特定のエリアに絞って行った方が効果が出やすいものもあります。

さらには配布スタッフの教育を行い、丁寧な対応や適切な配布方法を徹底させることが重要。スタッフの教育によって質を高め、効果を最大化することができます。

このように、配布方法を選定する際には、タイミング、スタッフの教育、配布エリアの選定など、さまざまな要素を複合的に考え、最適な方法を用いるようにしましょう。

 

効果を測定する

チラシの配布が完了した後は、必ず効果測定を行いましょう。効果測定を通じて、チラシの成果を確認し、今後のマーケティング戦略に活かすことができます。

 

電子チラシの効果測定

電子チラシの効果測定は、比較的簡単に行えます。主な測定方法としては、クリック率の分析やコンバージョン率を見てみましょう。各クリック率を確認することで、チラシのリンクがどれだけ反応があったかを把握でき、コンバージョン率の測定からはクリック後のアクション(購入や申し込みなど)の達成度を評価できます。

さらに、ウェブサイトのアクセス解析ツールを使用して、チラシからの流入やユーザーの行動を詳細に分析することで、チラシの効果をより正確に確認することができます。

 

紙チラシの効果測定

一方で、紙チラシの効果測定には少し工夫が必要ですが、QRコードやクーポンコードを利用して、チラシ経由で行動を起こしたユーザーを特定し、具体的な数値を把握していきます。

ほかにもアンケート参加者を対象にしたキャンペーン施策(プレゼントや割引クーポンなど)を実施することで、チラシを見た人から直接フィードバックを得ることも可能に。地域別の反響データをもとに今後の配布エリアの改善に役立てることも有効です。

効果測定で得られたデータは、チラシの成功要因や改善点を分析するために活用します。具体的には、クリック率やコンバージョン率を分析してチラシの興味喚起力を評価し、収集したデータを基に次回のチラシ作成や配布方法の戦略を見直します。

また、アンケートやキャンペーンで得られたユーザーの意見や感想を分析し、商品の改善やサービス向上に役立てることもできるでしょう。これらにより、より効果的なマーケティング施策を立案し、次回のチラシ活動をさらに充実させることができます。

 

まとめ

チラシの宣伝効果を高めるためには、商品やサービス、ターゲット層に合わせて適切なチラシの種類や配布方法を選ぶことが重要です。また配布後には効果測定を実施し、得られたデータを基に、どこを改善していくのか、次回の戦略を細かく立てることが成功の鍵です。

 


マイナビエリア便企画

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