働く女性の洋服のお手入れ意識度を調査!保有期間やケア方法などアイテム別に徹底分析

更新日:2023年07月27日(木)

コロナ禍が明け、外出傾向にある今、ファッションへの意識はどのように変化したのでしょうか。今回は23~35歳の働く女性314名を対象に「洋服のケアに対する意識」についてアンケート調査を実施。コロナ前後での購買金額の変化や洋服をケアする方法などをアイテムごとに詳しく解説します。

社会人女性の手持ち服を調査!各アイテムの価格帯や近年の購入傾向とは?

持っている洋服や小物の価格帯はいくらくらいですか? 平均価格を教えてください。

持っている洋服や小物の価格帯はいくらくらいですか? 平均価格を教えてください。

(n=314)

23〜35歳の女性が持っている服の平均価格帯は、「トップス」「ボトムス」は5,000円以内「靴」は1万円以内「ジャケット」「コート」「バッグ」は3万円以内が多数派という結果になりました。

ここ近年で購入する洋服に変化はありますか?

ここ近年で購入する洋服に変化はありますか?

(n=314 内訳:【23-25歳】n=59、【26-29歳】n=112、【30-35歳】n=143)

ここ近年での洋服の購入について聞くと、“購入する量”については「減った」の回答が42.7%、“購入する単価”については「上がった」の回答が29.6%となり、どの年代も同じ傾向となりました。
理由についても調査すると、どの年代においても全体的に「長く着られるものを選ぶようになった」「質がよいものを選ぶようになった」「コロナ禍で外出が減ったから」などのコメントが目立ちました。

また、年代別の結果を見ていくと、
23〜25歳は「学生の時よりも質のいい服を着るようになったから」など、単価の変化が大きく
26〜29歳は「年齢とともに似合う服が変わった」「着回しのできる服を購入したいと思うようになった」など、年齢や着回しを意識した回答が多く寄せられました。

20代は学生から社会人になり、環境が大きく変化するタイミングとなります。単価の高いものや質の良さを重視する分、購入する量が減りつつも、オフィスコーディネートや自分の年代にあった流行など“ファッションへの意識”は高いことが見受けられました。

また30〜35歳は洋服を購入する「量が増えた」が14.0%に対し「量が減った」が51.1%となり、購入する量の減少が他の年代に比べて顕著でした。その理由として、「高くても気に入った服を長く着るようになった」「物欲がなくなった」「流行に惑わされなくなったせいで長く着られるものを選ぶようになったから」などの回答が目立ちました。

30代になると、自分が好むスタイルが分かってきたことで、流行りに大きく影響されることなく着回しの効く服や無地のファッションを好むようになる傾向にあるようです。

アイテムごとに差が出る洋服や小物の保有期間とは?

持っている洋服や小物の保有期間はどれくらいですか?

持っている洋服や小物の保有期間はどれくらいですか?

(n=314)

ファッションアイテムの保有期間について聞いたところ、トップス、靴は「2〜3シーズン着用したら処分する」が多数派となりました。2〜3年でトレンドが変化することに加えて、トップスや靴は他のアイテムより比較的消耗しやすいためと思われます。

一方ジャケット、コート、バッグは約4割から半数の方が「6シーズン以上」を目安としているようです。着用回数が少なめのアイテムであることや、“単価が高く、質のよいもの”を基準に選んでいることから、その分長く保有しているのではないでしょうか。

ケアをするアイテム第1位は「コート」。各アイテムのお手入れ方法を細かく調査!

どのアイテムをケアしますか?

どのアイテムをケアしますか?

(n=314 内訳:【23-25歳】n=59、【26-29歳】n=112、【30-35歳】n=143)

お手入れをするアイテムは、回答数の多い順に「コート」71.0%、「靴」49.0%、「ジャケット」47.1% となりました。アイテムの保有期間との関連がみられ、高い金額のものや使用年数が長いものほど、ケアを行う割合が高いようです。

一方で、「バッグ」は6割以上が“6シーズン以上保有する”と回答しているものの、お手入れ率は35.7%にとどまっています。使う頻度が少なかったり、直接身に着ける衣類よりも消耗が目立ちにくかったりするためか、定期的なケアを行わない方が多いのかもしれません。

また年代別では、30代は「トップス」「ジャケット」も半数以上の方がケアを行っています。購入頻度が減っている分、今所有しているアイテムへのケアを重視していることが分かります。

【トップス】はどのような方法でケアしますか?

【トップス】はどのような方法でケアしますか?

※「トップスをケアする」と回答した方 (n=147)

【ボトムス】はどのような方法でケアしますか?

【ボトムス】はどのような方法でケアしますか?

※「ボトムスをケアする」と回答した方 (n=104)

【ジャケット】はどのような方法でケアしますか?

【ジャケット】はどのような方法でケアしますか?

※「ジャケットをケアする」と回答した方 n=148

【コート】はどのような方法でケアしますか?

【コート】はどのような方法でケアしますか?

※「コートをケアする」と回答した方 (n=230)

【靴】はどのような方法でケアしますか?

【靴】はどのような方法でケアしますか?

※「靴をケアする」と回答した方 n=154

【バッグ】はどのような方法でケアしますか?

【バッグ】はどのような方法でケアしますか?

※「バッグをケアする」と回答した方 (n=108)

【帽子、マフラー、ストールなどの小物類】はどのような方法でケアしますか?

【帽子、マフラー、ストールなどの小物類】はどのような方法でケアしますか?

※「帽子、マフラー、ストールなどの小物類をケアする」と回答した方 (n=64)

それぞれのアイテムのケア方法を聞いたところ、「スチーマー」「防虫グッズ」「衣類用スプレー」はトップス、ボトムス、ジャケット、コートで回答が多くなっており、“定番のケア”として日常的に行っている方が多いようです。

一方でジャケット、コートはトップスやボトムスに比べ、「クリーニング」でケアする割合が高くなりました。靴は6割以上の人が「防水スプレー」を使用。「手洗い」の率も高く、スニーカーなどを自分で洗う方が多いことが伺えます。

バッグは他のアイテムに比べ、「購入したブランドのお手入れサービス」を利用する方が多いようです。帽子・マフラー・ストールも「クリーニング」の利用率が高い結果となりました。

ケアを行うタイミングはいつですか?

ケアを行うタイミングはいつですか?

(n=314)

ケアを行うタイミングについては、靴は「1年に1回以上」、トップス、ボトムス、ジャケット、コートは「1年に1回」でシーズンの終わりにケアを行うという回答が多数となりました。着用頻度が比較的高いアイテムは、日常的にケアを行っているようですが、バッグは不定期派が多数。お手入れの必要性を感じたときに、都度ケアを行っているようです。

お手入れを意識し始めたタイミングやきっかけとは・・・?

洋服のお手入れを自ら行うことを意識し始めたタイミングはいつですか?

洋服のお手入れを自ら行うことを意識し始めたタイミングはいつですか?

(n=314)

洋服のお手入れを自ら行うことを意識し始めたきっかけは何ですか?

洋服のお手入れを自ら行うことを意識し始めたきっかけは何ですか?

(n=314)

お手入れを意識し始めたタイミングについては、「20歳」「25歳」「30歳」と、区切りがよい年齢を回答する方が多い結果となりました。

その理由については、「一人暮らしを始めたから 」28.3%、「価格の高い商品を買うようになったから」27.1%、「社会人になったから」23.6%という結果に。進学や就職のタイミングに加えて、“◯◯歳になったから、大人の女性として服のケアにも気を遣わなくては”、“よいものを持つようになったから、丁寧にケアして使おう”などと考える方が多いようです。

洋服のケアに関する情報収集方法は何ですか?

洋服のケアに関する情報収集方法は何ですか?

(n=314)

SNSで情報収集していると回答した方にお聞きします。情報収集しているものをすべて教えてください。

SNSで情報収集していると回答した方にお聞きします。情報収集しているものをすべて教えてください。

※「SNSで情報収集している」と回答した方 n=163

洋服のケアに関する情報収集方法について聞いたところ、「SNS」が最も多く半数以上の回答となりました。3番目の「まとめサイト」と合わせるとインターネットで検索して調べる方が6割以上に上ります。

さらにSNSの回答を深掘りすると、回答数の多い順に「Twitter(一般人の投稿)」 47.2% 、「Instagram(インフルエンサー・有名人の投稿) 」42.9%、「Instagram(一般人の投稿)」38.7%、「Twitter(インフルエンサー・有名人の投稿)」35.6%となりました。

Twitterでは「インフルエンサー」よりも「一般人の投稿」が、一方Instagramでは「インフルエンサーによる投稿」のほうが支持を集めているようです。

まとめ

・ここ近年で買う服は「量は減ったが、単価が上がった」が多数派
・コロナ禍を経て、ファッションに対する意識は“質のよいものを長く使いたい”へシフト
・20代は学生の時と差をつけた質の良さや着回しのいいファッションを求める傾向
・30代は流行りに影響されないシンプルなファッションを好む傾向
・各アイテムのケア内容
【トップス】、【ボトムス】
 └保有期間:2〜3シーズン
 └お手入れ :「スチーマー」「防虫グッズ」「衣類用スプレー」で定期的にケア
【ジャケット】、【コート】
 └保有期間:6シーズン以上
 └お手入れ :1年に1回シーズンの終わりに「クリーニング」を利用
【靴】
 └保有期間:2〜3シーズン
 └お手入れ :「防水スプレー」「手洗い」で1年に1回以上ケアする
【バッグ】
 └保有期間:6シーズン以上
 └お手入れ :不定期で気になったタイミングで「購入したブランドのサービス」を利用
・洋服のケアについての情報収集は「SNS」が多数派
・Twitterの場合は「一般人」Instagramの場合は「インフルエンサー」の投稿をチェックしている

ダウンロード資料のご案内

ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった『洋服の価格帯』や『保有期間に関しての年代別の調査結果』などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    23~35歳/女性/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/洋服のお手入れやケアを行っていると回答した方

  • 有効回答数

    314件(23~25歳:59件、26~29歳:112件、30~35歳:143件)

  • 調査時期

    2023年6月1日~2023年6月2日

  • 方法

    インターネット調査

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