【2023年4月~6月期】10代女子が選ぶドラマランキング

更新日:2023年07月27日(木)

ラブストーリーやコメディ、サスペンスなど様々なジャンルが楽しめ、共通の話題の定番でもあるドラマ。今回は202346月クールで人気のあったドラマランキングに加えて、10代女子のドラマの視聴スタイルやドラマに求める要素など、高校生と大学生の差にも注目しながら詳しい調査結果を解説します。

2023年4〜6月期ドラマランキングを発表!ティーンに1番人気だった作品とは・・・?

あなたが今クールの国内ドラマで見ているものをすべて教えてください。(23年4-6月)

あなたが今クールの国内ドラマで見ているものをすべて教えてください。(23年4-6月)

(n=171 内訳:【高校生】n=107、【大学・専門学生】n=64)

今クールの国内ドラマで10代女子が見ている作品の1位は「王様に捧ぐ薬指」。10代女子のコメントでは、“山田涼介さん演じる新田東郷と橋本環奈さん演じる羽田綾華の距離が少しずつ縮まって、お互いがお互いを思っているところがいい。”、“見ていてすごくキュンキュンする!”など、キュン度の高さにハマっているとのコメントが多数寄せられました。

2位は木村拓哉さん主演の「風間公親-教場0-」。木村拓哉さんのカリスマ的存在とドラマのBGMの鬼気迫る感じに注目が集まりました。3位にランクインしたのは「わたしのお嫁くん」。“波瑠さんと高杉真宙さんがとにかく可愛すぎる”など主演2人のコンビネーションが魅力的と話題になりました。

その中で、最もはまっているドラマを教えてください。

その中で、最もはまっているドラマを教えてください。

※今クールの国内ドラマを見ていると回答した方(n=145 内訳:【高校生】n=90、【大学・専門学生】n=55)

続いて、見ている作品の中で最もはまっている作品について聞いたところ、全体では上記で述べた「見ている作品」と同じ作品が同順位で並ぶ結果に。

一方、大学・専門学生に着目してみると、3位に「だが、情熱はある」がランクイン。はまっているポイントとしては、“みんな特徴が捉えられてて演技がとても上手く釘付けになってしまう”など、オードリーの若林さん役を演じる髙橋海人さんと南海キャンディーズ山里さん役を演じる森本慎太郎さんをはじめ、モデルとなった芸人さんたちを見事に再現した出演陣の演技に注目するコメントが寄せられました。

あなたが、今クールで最もはまっているドラマを見るきっかけは何でしたか?

あなたが、今クールで最もはまっているドラマを見るきっかけは何でしたか?

※今クールの国内ドラマを見ていると回答した方(n=145)

今期のドラマを見るようになったきっかけは、「好きな出演者がいる」「好きな出演者の公式SNS」などキャストがきっかけになるパターンが6割近くとなりました。「ドラマの宣伝がきっかけとなった」という回答も4割近く、CMや雑誌、バラエティ、ニュースなどの番宣から興味を持つ方も多いようです。

またSNS経由の回答も多く、“好きな俳優やアーティストのSNSをフォローして日々チェックする”といった10代女子の行動が想像される結果となりました。

今の10代のドラマ視聴作品数や視聴スタイルを深掘り!リアルタイム派?録画派?それとも・・・?

シーズンごとに、何作品くらいドラマを見ますか?

シーズンごとに、何作品くらいドラマを見ますか?

※今クールの国内ドラマを見ていると回答した方(n=145)

10代のドラマとの距離感についても深掘りしました。シーズンごとに見る作品数については、「3-5作品」が多数派という結果に。「5作品以上」チェックするというドラマ好きも4人に1人の割合を占めており、今の10代にとってもドラマは定期的に見る習慣があることが分かります。

あなたが国内ドラマを見るときのスタイルについて、近いものを教えてください。【デバイス】

あなたが国内ドラマを見るときのスタイルについて、近いものを教えてください。【デバイス】

※今クールの国内ドラマを見ていると回答した方(n=145)

あなたが国内ドラマを見るときのスタイルについて、近いものを教えてください。【見る方法】

あなたが国内ドラマを見るときのスタイルについて、近いものを教えてください。【見る方法】

※今クールの国内ドラマを見ていると回答した方(n=145)

視聴スタイルについては、「家のテレビ」が60%超えとなり、家族で一緒に見ている人も多いと考えられます。一方で、「スマホ・タブレットで見る」、「自分の部屋」という回答も40%近くまで迫ってきています。“家族みんなで見る”だけでなく、“個人で見る”スタイルが以前より一般化してきているようです。

また、ドラマを見る方法は、1位が「録画をして後から見る」。10代女子は、気になるドラマは録画予約して見るスタイルが多数派のようです。「リアルタイム視聴」は2位、「無料配信動画サービスの見逃し配信」が3位となりました。

さらに、録画や見逃し配信などを利用している方が多いこともあってか、ゴールデンなど時間帯にとらわれず、23時以降に放送されるドラマも見られている傾向にあります。例えば、「帰ってきたぞよ! コタローは1人暮らし」「ホスト相続しちゃいました」「春は短し恋せよ男子。」の3作品は、夜ドラマでも15%以上の10代女子が視聴しています。リアルタイム以外でも見れるツールが増えたことで、時間帯ではなく、面白そうと思った作品や好きな出演者が出ているという基準で見ていることが分かります。

あなたが今まで見た国内ドラマの中で、ドラマを見た後に起こした行動について、当てはまるものを教えてください。

あなたが今まで見た国内ドラマの中で、ドラマを見た後に起こした行動について、当てはまるものを教えてください。

※今クールの国内ドラマを見ていると回答した方(n=145 内訳:【高校生】n=90、【大学・専門学生】n=55)

ドラマを見た後の行動について聞くと、「友人におすすめした」が54.5%で最も多い回答となりました。友人に見たドラマをおすすめしたり、感想をお互い話したりとドラマは今の10代にとっても友人との会話のネタになっていることが分かります。

また、2位は「無料配信動画サービスで繰り返し見た」で51.0%とこちらも半数以上の回答が集まり、一度見ただけでは気づかなかった表現や伏線などを確かめたり、好きな作品を次の放送日までに繰り返し見て味わう方が多いようです。見る作品を取捨選択している一方で、好きな作品に対しては没入する傾向にありそうです。

さらに高校生と大学生で比較してみると、高校生のほうが、「原作の小説やマンガ、関連書籍を買った(読んだ)」「有料配信動画サービスに加入して繰り返し見た」と選択した方が多く、高校生は気に入った・ハマった作品はドラマの放送終了後も熱が維持され、関連消費行動を生む傾向にあることが分かります。

好きなドラマのジャンル1位「恋愛/ラブコメ」。高校生と大学生で差が出る魅力に感じるドラマの要素とは?

あなたは、どのようなジャンルのドラマが好きですか?

あなたは、どのようなジャンルのドラマが好きですか?

※今クールの国内ドラマを見ていると回答した方(n=145)

ティーンが共感するテーマや、ドラマに求めるものについても調査しました。好きなドラマのジャンルは1位が「恋愛/ラブコメ」77.7%、2位が「青春系」52.0%と、まさにドラマの王道ジャンルが2トップとなりました。続く3位も「感動系」となり、10代にとって共感を得やすいテーマが人気となりました。

あなたが「魅力に感じるドラマ」には、どのような要素が含まれていますか?

あなたが「魅力に感じるドラマ」には、どのような要素が含まれていますか?

※今クールの国内ドラマを見ていると回答した方(n=145 内訳:【高校生】n=90、【大学・専門学生】n=55)

1位は「イケメン」54.1%、2位は「カップル」39.2%、3位は「感動」35.1%という結果になりました。好きなジャンル同様に”恋愛”や”感動する”要素が入っていることで作品に興味や魅力を感じるようです。

また、4位の「主題歌」にも注目です。曲がいい、好きなアーティストが主題歌を担当している、ドラマの内容と主題歌がマッチしている…といった理由でドラマに魅力を感じる10代女子が多いようです。

さらに、年代別に比較すると高校生の場合は、「高校」の要素に対して、高校生41.9%、大学生21.8%となり、自分と近い立場・設定に胸キュンしたり、共感することが多いと分かります。
一方で、大学生の場合は、「考察」「急展開・どんでん返し」「感動」「医療」「片想い」がいずれも30.9%で上位となりました。中でも「考察」、「急展開・どんでん返し」など、“次はどうなるんだろう”と展開を想像する面白みがある作品にハマる傾向があるようです。大学生の見ているドラマ「ペンディングトレイン -8時23分、明日 君と」「ラストマン」の率が高校生よりも高いことからも、その傾向が裏付けられる結果となりました。

まとめ

・23年4〜6月クールのティーンに人気のあるドラマトップ3は「王様に捧ぐ薬指」、「わたしのお嫁くん」、「風間公親–教場0-」
・ドラマ視聴スタイルは、毎クール3作品以上をチェックする派が過半数超え
・ドラマを見るスタイルは「家族と共有のテレビ」で「録画して視聴する」が多数
・ドラマ視聴後は、大学生よりも高校生の方が「原作の小説やマンガ、関連書籍を買った(読んだ)」「有料配信動画サービスに加入して繰り返し見た」が多数で消費行動に移しやすい
・魅力に感じるドラマの要素は、「イケメン」、「カップル」、「感動」
・高校生は「高校」の設定など自分に近い設定、大学生は「考察」「急展開・どんでん返し」など考えながら見ることができる内容に惹かれる率が高い

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  • 調査対象

    13~22歳のマイナビティーンズ会員

  • 有効回答数

    171件(高校生:107件、大学・専門学生:64件)

  • 調査時期

    2023年5月22日~2023年6月12日

  • 方法

    インターネット調査

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