【マナー編】Z世代社会人が着用するオフィスファッションとは?
自分の理想と会社の規定とのギャップや身だしなみの指摘に対するマインドを調査!

更新日:2025年03月26日(水)

在宅勤務やリモート会議など、働き方が多様化している昨今、Z世代のオフィスファッションの実態や現状に対して、本人達はどう感じているのでしょうか。そこで今回は、20代の若手社会人を対象にオフィスファッションについてアンケートを実施。今回は【マナー編】をご紹介。会社の規定と自分が思う理想のファッションとのギャップや、身だしなみへの指摘に対してどのように感じているかなど、Z世代社会人のマインドを詳しく解説します。

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1,オフィスでの身だしなみに関する会社の規定とは?

Q.仕事の服装や装飾などの身だしなみについて、会社の規則を教えてください。
(※明文化されていないものも含む)

Q.仕事の服装や装飾などの身だしなみについて、会社の規則を教えてください。

(n=615 内訳:【男性】n=306、【女性】n=309)

まず、会社で現在決められている規則について見ていきます。

男性は「原則スーツ着用」が53.3%で最多となっており、スーツ着用の規定または、風潮がある職場が多いことが分かります。一方、女性は「露出の多い服装は禁止」「ハイトーンの髪染めは禁止」といった内容は回答率が比較的高くなっていますが、「特に身だしなみに関わる社則はない」が36.6%で最多となっています。身だしなみに関する規則は男女で大きく差があるようです。

2,現実はスーツ着用でも本音は…?Z世代社会人が考えるオフィスファッションの範囲とは?

Q.仕事時の服装について、職場で許容されている範囲を全て教えてください。【男性】

※定義※
【会社の規定】会社側が指定している規定範囲(※明文化されていないものも含む)
【同僚】同僚が着用しているスタイル
【現在の自分】自分が着用しているスタイル
【理想の規定】理想的な会社の規定範囲

<服装>
Q.仕事時の服装について、職場で許容されている範囲を全て教えてください。【男性】
<靴>
Q.仕事時の服装について、職場で許容されている範囲を全て教えてください。【男性】

(【男性】n=306)

続いて、現状の規定に加えて、自分や同僚が着用しているスタイル、さらに理想とする規定の範囲について調査しました。

まず男性は前述にて原則スーツ着用が多かったことから、【自分】や【同僚】のスタイルも「スーツ着用」「革靴」が多数派となっています。
【理想の規定】の場合も「スーツ着用」「革靴」の割合は大きく変わっておらず、スーツのほうが着るものに悩まず楽と考えている方も多いのかもしれません。また「カジュアルなスタイル」「スニーカー」の回答率は高くなっており、日々かしこまった服装よりもカジュアルなスタイルまで選べることを望んでいる方も一定数いるようです。

Q.仕事時の服装について、職場で許容されている範囲を全て教えてください。【女性】

<服装>
Q.仕事時の服装について、職場で許容されている範囲を全て教えてください。【女性】
<靴>
Q.仕事時の服装について、職場で許容されている範囲を全て教えてください。【女性】

(【女性】n=309)

女性の場合は【会社の規定】が「ベーシックな色合い、無地」や靴のレパートリーも広く、規定がそこまで厳しくないことが見受けられます。
しかし【理想の規定】では「ベーシックな色合い、無地」に加えて、「おしゃれなコーディネート」「カジュアルなスタイル」の回答も多くなっており、よりスタイルの幅が広がることを望んでいるようです。

また靴の項目では、【同僚】は「革靴」「ローファー」「パンプス」などにも回答が分散している中、 【自分】「スニーカー」が最多の結果となっています。きれいめな靴をはくことよりも、よりカジュアルで疲れないスニーカーがZ世代社会人には人気のようです。

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3,仕事のシチュエーションによって服装は変化する?商談や会食、在宅勤務など各シチュエーションを細かく調査!

Q.仕事の各シチュエーションでは、どのような服装をしていますか?最も頻度の高いものを選択してください。【男性】

Q.仕事の各シチュエーションでは、どのような服装をしていますか?最も頻度の高いものを選択してください。【男性】

(【男性】n=306)

続いて、各シチュエーションでの服装について見ていくと、男性は全体的に「スーツ着用」が多数派となっています。特に対面・オンライン問わず、商談や会議など誰かと打ち合わせをするシチュエーションでは40%以上がスーツスタイルであることが分かります。

一方【一日社内で業務をする日】【一日在宅の日】は、「ベーシックな色合い」「カジュアルなスタイル」など比較的ラフなスタイルに切り替えている方も一定数いるようです。

Q.仕事の各シチュエーションでは、どのような服装をしていますか?最も頻度の高いものを選択してください。【女性】

Q.仕事の各シチュエーションでは、どのような服装をしていますか?最も頻度の高いものを選択してください。【女性】

(【女性】n=309)

女性も男性同様に、商談やプレゼンなどがある時は「スーツ」を着用する方が多数派のようです。さらにスカートよりも圧倒的にパンツ派が多いことが分かります。
しかし【社外の人と会食がある日】は「スーツ(パンツスタイル)」、【会社の人との飲み会】は「ベーシックな色合い」、【プライベートな予定がある日】は「おしゃれなコーディネート」と仕事終わりのシチュエーションによって女性は細かく服装を使い分けているようです。

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4,身だしなみに関する指摘は誰から?男女で差が出るポイントを分析!

Q.社内で服装など身だしなみに関して指摘を受けたことはありますか?

Q.社内で服装など身だしなみに関して指摘を受けたことはありますか?

(n=615 内訳:【男性】n=306、【女性】n=309)

続いて、身だしなみに関する指摘については、男性は「指摘を受けたことがある」が53.9%で半数以上となったのに対して、女性は「受けたことがない」が73.1%と大きく差がつく結果となりました。
営業職などで社外の人と会う機会も多い男性にとって、スーツの着こなしに関して、注意を受けやすいと考えられます。また女性は服装の自由度が高い分、指摘とハラスメントの境目が難しく、干渉しない文化になってきているのかもしれません。

Q.社内で服装など身だしなみに関して指摘は誰から受けましたか?

Q.社内で服装など身だしなみに関して指摘は誰から受けましたか?

※「指摘を受けたことがある」と回答した方 (n=248 内訳:【男性】n=165、【女性】n=83)

「指摘を受けたことがある」と回答した方の中で、指摘を受けた人を聞いてみると、男性は「直属の先輩(男性)」「直属の上司(男性)」の回答が多く、女性は「直属の先輩(女性)」「直属の上司(女性)」となりました。指導をする立場でもある直属の上司や先輩、さらに男女ともに同性からの指摘が多い結果となりました。

\【もっと深堀り!】指摘を受けた実際のエピソードやどう感じたかなど、Z世代社会人のマインドを調査/

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Q.オフィスでの身だしなみに関する制限や指摘について以下は理不尽だと思いますか?
※異性への身だしなみも含む。理不尽だと思う/理不尽ではないの2択であなたの意見により近いほうを選択してください。

Q.オフィスでの身だしなみに関する制限や指摘について以下は理不尽だと思いますか?

(n=615 内訳:【男性】n=306、【女性】n=309)

さらに仕事の身だしなみについての各制限や指摘について、どう感じているかを調査しました。

男性は全項目において「理不尽ではない」が多数派となっています。中でも【長い爪やネイル】【香水の使用】に関しては7割以上が「理不尽ではない」と回答。自分自身というよりも比較的女性が対象となりそうな項目であり、男性側が気を付けてほしいと感じている身だしなみのラインなのかもしれません。

女性も「理不尽ではない」のほうが多数派となっていますが、男性に比べて全体的に意見が分かれている印象です。特に【髪型(パーマ、長髪など)の制限】や【気候に融通の利かないジャケットやネクタイの着用】は「理不尽だと思う」が半数を上回っており、このような指摘を受けた時は納得がいかないと感じる方も多いと思われます。

\【さらに調査!】転職時は“服装自由”は必須?職場を変える場合にZ世代が必須条件と考える身だしなみの規定とは?/

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まとめ

  • 身だしなみの規定
    └男性:「原則スーツ着用」53.3%
    └女性:「特に社則はない」36.6%、「露出の多い服装」「ハイトーンの髪染め禁止」の場合も
  • 理想の規定
    └男性:基本的には「スーツ着用」で満足。「カジュアルなスタイル」「スニーカー」など、現状よりカジュアルさを望んている派もいる。
    └女性:「ベーシックな色合い」を着用しているが、「おしゃれを優先したコーディネート」や「カジュアルなスタイル」など幅が広がることを望んでいる。
  • シチュエーション別のオフィスファッション
    └男性:誰かと会うときは基本的にスーツ
    └女性:仕事内容・仕事後の予定によって細かく服装を変える
  • 身だしなみに関する指摘を男性は「受けたことがある」53.9%、女性は「受けたことがない」73.1%
    └指摘は同性の先輩や直属の上司から

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  • 調査対象

    23~29歳/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/最終学歴大学・大学院/仕事の服装に特に指定はない/完全テレワークは対象外

  • 有効回答数

    615件

  • 調査時期

    2025年2月

  • 方法

    インターネット調査

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