2020年7月版:ティーン女子のSNS・スマホアプリ利用動向

更新日:2020年07月22日(水)

昨今、リアルな場よりリモート環境下でコミュニケーションすることが新型コロナウイルス流行以前よりも増加してきていますが、同時にSNSや動画アプリなどスマホアプリの利用頻度や1回の利用時間も増加傾向にあります。

そんなティーンが今、どんなアプリが利用されているのか気になる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、10代女子の定番アプリについて調査を行いました。

Q.よく利用しているアプリ

Q.よく利用しているアプリ

最も利用されているアプリは「LINE」でした。メッセージや電話機能以外にも、LINEニュースなど生活における情報アプリとして利用されています。

8割以上の利用がある「YouTube」「インスタグラム」、7割強の「Twitter」と並んでおり、人とのコミュニケーションを前提にしているアプリのランクインが目立ちました。

続いて、ウェブブラウザの「Safari」や「Google」、カメラアプリとして唯一上位にランクインしている「SNOW」をはじめ、フリマアプリの「メルカリ」、ショート動画SNSの「TikTok」、動画配信サービスの「ABEMA」「Tver」など目的に沿って利用できる機能アプリがランクインしています。

Q.インスタグラム/Twitterの保有アカウント数

Q.インスタグラム/Twitterの保有アカウント数

よく利用しているアプリの3位「インスタグラム」4位「Twitter」については、一人あたりどの程度アカウントを保有しているのかが気になる方も多いと思います。

インスタグラムにおいては、2個〜3個がボリュームゾーンであり、25%以上が4個以上アカウントを保有していると回答しています。

また、Twitterにおいても2個〜3個がボリュームゾーンでありますが、6個以上アカウントを保有している10代女子が11%も回答がありました。おそらく、実際稼働しているアカウントはは2,3個しか使っていないが、昔開設した休眠アカウントも含めると多くなると回答している10代女子も多いのではないかと考えられます。

Q.インスタ/Twitterの本アカの公開状況

Q.インスタ/Twitterの本アカの公開状況

鍵アカ率については、Twitterに比べインスタグラムが多い結果となりました。

Twitterについては、匿名性が高く個人を特定しにくいため鍵を付けていない場合が多いと考えられます。また、アカウントの使い分けもTwitterの方が細かくされている可能性が高いです。

インスタグラムについては、ポストやストーリーズなどで写真や動画を投稿する際、顔を載せることもあり、さらにDMも友達との連絡機能として使われることも多く、知らない人に自分のアカウントを知られたくない事情もありそうです。

Q.インスタグラム/Twitterでよく行っているコト

Q.インスタグラム/Twitterでよく行っているコト

基本的には閲覧目的で利用されているインスタグラムとTwitterですが、インスタグラムはTwitterに比べ投稿している人が多い傾向にあります。また、DMも46%もの10代女子がよく使っていると回答しており、コミュニケーションアプリとしての役割も持っていると考えられます。

一方で、Twitterに関してはトレンド情報や検索機能としての利用をされる機会が多いと考えられます。速報性の高い情報メディアとして、よく利用されているのかもしれません。

Q.インスタグラムではどのような投稿を閲覧しているか

Q.インスタグラムではどのような投稿を閲覧しているか

閲覧はよく見られている順に、ストーリーズ・おすすめ欄・タイムラインとありましたが、ジャンルでみると1位「コスメアイテム」2位「ファッション」3位「推しの写真・グッズ」、続いて「カフェなどのお店」「ご飯やスイーツ」となっています。

インスタグラムは、写真や動画の訴求効果が高いSNSですが、画一的な評価がしづらく、人によって効果が分かれる場合も多いコスメや、商品単体としてではなく着こなしなどもチェックできるファッションに関する投稿がよく閲覧されているようです。

また「推しの写真・グッズ」については、投稿の世界観を合わせたり、オタク性が高いアカウントが注目されやすいインスタグラムだからこそ、それを目的に閲覧している10代女子も多いようです。

Q.インスタグラム/Twitterのフォロワーを増やしたいか

Q.インスタグラム/Twitterのフォロワーを増やしたいか

インスタグラムはビジュアルで訴求する力が強いSNSなので、自分の投稿が他人から評価されやすく、共感する・しないがいいねやコメント数で明らかになるため、共感してくれる人を増やしたい!フォロワーも増えてほしい!と考える10代女子が多いようです。

Twitterは検索ツールや新しい情報の収集先として利用されているため、そもそも自分が投稿する機会が少なく、フォロワーを増やす動きが止まっていると考えられます。が、最新の情報収集ができる側面も強いため、オタク界隈では活発に利用されているようです。

Q.インスタグラム/Twitterの投稿でいいねが多いと嬉しいか

Q.インスタグラム/Twitterの投稿でいいねが多いと嬉しいか

インスタグラムは前述の通り、ビジュアルで訴求する面が強いため、より多くの人に共感してもらいたい・承認されたいと思っている10代女子が多いようです。

また、Twitterもいいねを多くほしいと思っている率が高く、おそらくオタク活動で利用される傾向も高いのでそういう面で共感を得たい=いいねで評価されたいと考える10代女子がいそうです。

まとめ

10代女子定番アプリとしては、不動の人気となっているLINEやYouTube・インスタグラム・Twitterがランクインしました。

特に今回は、10代女子の生態が把握しやすいインスタグラムとTwitterについて少し掘り下げて調査したところ、複数アカウントの保有数や利用方法、利用における意識などを把握することができました。

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    ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった
    スマホの中に入っているアプリのジャンル/インターネット検索では何を調べているか/インスタグラムのリアアカ以外のアカウントは何用かなどもご紹介しております。ぜひご覧ください。

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【調査概要】

対象:13-19歳の女子
調査期間:2020.07.07-2020.07.14
調査方法:インターネット調査
回答数:200件

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