大学生女子の「推し活」実態調査

「推し」への消費傾向は年代によっても様々!
若年層ならではの消費実態を紐解くため、今回は大学生にフォーカスしてアンケート調査!
社会人との違いや推しを知るきっかけなども解説していますので、若年層の推し消費に関するプロモーションのヒントとして、ぜひご覧ください。

【アイドル編】「推し消費」を牽引する沼女子の実態調査

推し消費をけん引するアイドル沼。
彼女達がどのようなマインドで購買行動を行っているのかを、アンケートと定性調査から読み解きます。
企業に求めることや、コロナ前後での消費の仕方なども解説していますので、オタク女子へのプロモーションのヒントとして、ぜひご覧ください。

【アニメ・キャラクター編】「推し消費」を牽引する沼女子の実態調査

「推し」に消費する沼女子の実態を、アンケートから徹底分析!
コロナ前とコロナ禍で変わった消費ジャンルや、沼女子の行動パターン・アイドル沼との違い等を解説していきます。
オタク女子へのプロモーションのヒントとして、ぜひご覧ください。

コロナ禍で加速!沼にハマる女性たち。沼女子(オタク女子)のインサイトとは?

コロナ禍で加速!沼にハマる女性たち。沼女子(オタク女子)のインサイトとは?

オタク消費の実態とプロモーションのポイント

オタク女子を対象に実施した、消費行動に関するアンケート調査・インタビュー調査結果を公開!
お金の使い方、SNSと情報収集、推しが関わる商品に対する購買意欲、オタク向け訴求で気を付けたいポイントをまとめました。
アクティブな消費層を見出したい方、プロモーションの新しい切り口を探している方におすすめです。

オタク消費の実態調査!沼女子インタビュー

アイドル沼&舞台沼&歴史沼にハマるオタク女子「沼女子」を大解剖!バッグの中身やおうちアイテムを見せてもらい、オタク消費を解き明かしてみました。
こだわりの品を写真付きで紹介!全国各地を飛び回る理由や、推しに対する「お金」の本音をインタビューしました。

沼女子プロフィール

沼女子プロフィール

沼女子のバッグの中身

推しカラーの小物・ファンクラブの会員証・遠征用ホテルのポイントカード・ファンレターやオタ友への御礼用封筒

東北仙台から九州大分まで各地を観光

推しを学ぶためのノートとペン・歴史書・クリアファイル・推しに関するご当地グッズ

お部屋の沼女子アイテム

 サイズから探した本棚・必需品のDVDプレイヤー

 

歴史書・旅行のパンフレット・ご当地グッズ・推しの刀の鍔(つば)のレプリカ

 うちわ・写真・クリアファイル・カード・双眼鏡

メンバーカラーのチョコレート

沼女子と推しとお金 ~節約できない光熱費~

最後に、こんなことを聞くのはあれなんですが……。皆さんにとって、「食費」と「推し活のお金」ってどちらが大切ですか?

沼女子全員:推し活です!!!

即答ですね!

アイドル沼H美:推しに関するものだと、金額の0が一つ少なく見えてしまうんですよね……。売上が気になるので、CDやDVDはたくさん買いたいですし、また載って欲しいので雑誌も片っ端から買います。ファンの勝手なんですが、長くCMをして欲しいから、できるだけその企業の商品を買おうと思っています。推しに関するお金は、光熱費と同じくらい欠かせないもので、金額が跳ね上がってもなかなか節約できないんですよね。お金が足りないなら、またお仕事頑張ろうって感じです!

沼女子消費まとめ

今回のインタビューで明らかになった、沼女子の推しに対する熱量!「推しのためには消費を惜しまない」そんな彼女たちの実態が見えました。
その消費は推しのグッズだけに留まらず、グッズを保管するためのインテリア用品、推しと同じ体験をするための旅行や観光など、多岐に渡ります。
推しカラーなど、商品やサービスの特徴が思いがけない形で沼女子の心を掴むこともあるようです。

マイナビニュースでは、そんな推しへの消費意欲が高い沼女子へのアプローチにぴったりな「推し活特集」を展開しています。
推し活ユーザーをターゲットとしたプロモーションもお気軽にご相談ください!

特集資料のご案内はこちら

推し活特集

【2020年調査】10代女子のオタク率は86%まで上昇中!?高校生と大学生のオタ活消費金額の高いジャンルを比較!

昨今、オタ活という言葉を聞く機会が多くなったのではないでしょうか?最近では「オタク=個性」と捉えられる傾向にあり、様々なジャンルや属性が存在しています。

今回は、オタク属性ごとの志向性など今までは表層的にしか捉えることができなかったオタ活実態や意識について調査を行いました。(前回記事はこちら

Q.あなたは、自分自身が何かしらのオタクであると思いますか?

Q.あなたは、自分自身が何かしらのオタクであると思いますか?

自身が何かしらのオタクと思っている10代女子は全体の86%となっており、属性別でみると大学生の方がやや高い傾向にありました。。

高校生と大学生の違いとして、高校生=集団行動・大学生=少人数や個別行動が主な生活環境になると思いますので、その点で周りを気にせずに、より自分の好きなことに打ち込める大学生の方が自身がオタクであると実感しているのだと思われます。

Q.あなたはどんなジャンルのオタクですか?

Q.あなたはどんなジャンルのオタクですか?

全体で見ると「ジャニオタ」が46%と最も高く、続いて「俳優・女優オタ」「アーティストオタ」「K-POPオタ」という結果になりました。

高校生の方が各ジャンルのスコアが高いことから、推しをかけもちしている人が多いのかもしれません。

ジャンル別でみると「ジャニオタ」率は全体的に高いですが、大学生の率合がより高い傾向にありました。大学生は時間や金銭面でも自由度が高くなるため、オタ活ができるフィールドが多い(ライブやグッズ、ショップ、商品など幅広い購買接点がある)ジャニオタになりやすいのかもしれません。

ここからは全体と大学生・高校生の属性に加えて、先程のジャンル別に出した各オタク属性も踏まえて、各アンケート項目の回答結果をご覧いただきたいと思います!

Q.あなたは現在どのようなオタ活をしていますか?

Q.あなたは現在どのようなオタ活をしていますか?

主なオタ活内容としては「推しの映像を見る」「SNSで情報収集をする」「推しのグッズを買う」が上位を占めており、いずれも高校生の方が活発的に行なっているようです。

高校生はSNSでの情報収集や発信を上手く利用しながらオタ活を行っており、自身の推しに対して積極的にコミュニケーション(「いいね・コメントなど」)を図ろうとしている印象です。

加えて、「推しの誕生日を祝う」「推しのオリジナルグッズを作る」などの創作活動に関するスコアも高くなっており、オタ活という分野においてもきちんと自己表現を行っていることが高校生の特徴であるように思えます。

Q.あなたは何故オタ活を行っていますか?

「オタクジャンルがヒト」である人ベース

Q.あなたは何故オタ活を行っていますか?

オタ活を行っている理由として目立つのは、「推しを応援したいから」「癒やされるから」の2点。

結果から見えてくるのは、推しを追いかけていたい気持ちは強いが、自分を認知してほしかったり、恋をしていたいということではないということ。分別ある見方をしている10代女子が多いことがわかりました。

オタクジャンル別で見ると、LDHオタの推しを応援したい気持ちが100%の回答結果で特に気持ちが強いことがわかります。また、ジャニオタやアーティストオタは「ストレス発散」が高い傾向にありました。

Q.「自分は〇〇推しである」と打ち明けることにどの程度抵抗がありますか?

Q.「自分は〇〇推しである」と打ち明けることにどの程度抵抗がありますか?

オタクであると自覚している10代女子は86%もいましたが、他者に「自分が○○オタクである」と打ち明けられるかどうかは、相手によって抵抗感が分かれる結果となりました。

特に抵抗がない相手は「仲の良い友人」や「家族」と身近な人には打ち明けられる結果でした。

一方で「好きな人」「クラスメイト」「バイト・仕事仲間「インスタ(リアアカ)のフォロワー」」はやや抵抗を感じているようです。好きな人に関しては、オタクであることがきっかけで嫌われたくないという思いがあるのかもしれません。また、クライスメイト・バイト仲間・フォロワーなどは、あまり親しくない関係性の人も含まれているため、言いづらいようです。

こちらでは掲載できませんでしたが、オタクジャンル別でも抵抗感が異なり、オープンなオタク活動を行えるジャンルとクローズドに活動しているオタクのジャンルがあることがわかりました!

※資料ダウンロードでは、全オタクジャンル別の抵抗感を見ることができます

Q.オタクアカウントからのインスタ投稿で、よく使っているハッシュタグは何ですか?

Q.オタクアカウントからのインスタ投稿で、よく使っているハッシュタグは何ですか?

最も多いものはグループや推しの名称でしたが、次点では「#~と繋がりたい」が多くみられました。「#〇〇好きな人と繋がりたい」は俳優オタやアーティストオタ、「#(ファン名)と繋がりたい」はアイドルオタに多く使われている傾向にあるようです。

またその他にも、「#推しのいる生活」「#推しが尊い」「#推ししか勝たん」といったハッシュタグも良く利用されているようでした。

Q.自粛前と後での、1ヶ月あたりのオタ活に使っている金額を教えてください。

Q.自粛前と後での、1ヶ月あたりのオタ活に使っている金額を教えてください。

コロナ自粛にともない、自粛前と比較するとイベントやショッピングの機会が減っておりますが、オタ活市場においては自粛前(4月以前)と自粛後(6月以降)では1ヶ月あたりに費やす金額にどの程度変化があったのでしょうか。

全体で見ると平均費用は自粛前で10,894円、自粛明け後は7,433円と約3,500円ほど低下しています。

高校生と大学生の比較では、自粛前・後ともに大学生の方が1ヶ月に掛ける費用は高い傾向にあります。

大学生の自粛後の平均費用は自粛前と比較して約8,000円も下落しており、オタ活市場にも打撃があったことがわかります。(お金を使う機会が減ったことと収入源も少なくなったことが影響しているのではと考えます。)

またオタクジャンル別で最も費用をかけているのは、自粛前では「ジャニオタ」と「俳優・女優オタ」が平均1万円超えでしたが、自粛後では「ジャニオタ」の9,034円が最も高い平均費用になっています。

自粛前と後で唯一費用UPしたのは「K-POPオタ」でした。これは仮説になりますが、6月末にプレデビューし、デジタルミニアルバム「Make you happy」が話題となっている『NiziU』の影響によるものである可能性が高いと思われます。

Q.あなたは「オタク」と「ヲタク」どっち派ですか?

Q.あなたは「オタク」と「ヲタク」どっち派ですか?

「オタク」と「ヲタク」では、一体どんな意味の違いがあるのでしょうか?

結論から言うと、明確な違いはないようです。

回答結果を見ても、全体では若干「オタク」が多いですが、大きな違いがあるとは思えません。

オタクジャンル別に見ると、ジャニオタが「ヲタク派」であり、K-POPオタやLDHオタ・坂道オタが「オタク派」であることがわかりました。

まとめ

  • 自身がオタクであると自覚がある10代女子は86%にも及ぶ
  • オタクといっても様々なジャンルがあり、特に「ジャニオタ」「俳優・女優オタ」「アーティストオタ」が多い
  • オタク活動は主に「映像」や「SNS」を通して行っている
  • 特に高校生は情報感度が高く、トレンド性が高い「俳優・女優オタ」「アーティストオタ」が多い
  • オタク活動の源泉は「推しを応援したい」「ストレス発散」
  • 自身が〇〇オタクと打ち明ける抵抗がない人は身近な人。ただし、好きな人には慎重になりやすい
  • オタク活動の平均費用は自粛前で10,894円、自粛明け後は7,433円と約3,500円ほど低下
  • 自粛前と自粛後では、全体的にオタク活動費用は下がったが、依然として「ジャニオタ」が最も費用をかけている

今回の調査では、自身がオタクであると自覚している10代女子が非常に多いことがわかり、我々が考えている以上にオタク活動が浸透しているのだと思わされました。

さらに、10代女子は自粛後でも月に約7,000円もオタク活動費用にかけており、その他飲食費・通信費・コスメ代など考えると非常に高い比率で費用がかけれられていることも知れました。

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    本記事では、ご紹介しきれなかった各設問に全オタクジャンルごとの回答結果など、より細かな設問と回答を掲載しております。詳しく知りたい方は、以下のボタンから確認することができます!ぜひご覧ください。

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【調査概要】

対象:13-19歳のマイナビティーンズ女性会員
調査期間:2020.07.202020.07.27
調査方法:インターネット調査
回答数:276件(中学生16件、高校生185件、大学生69件、フリーターなど6件)

【最新オタ活(推し活)調査】2022年はアニメオタクが急増!?利用金額・グッズ購入割合を比較!

一昨年も調査を実施し、10代女子の間ではめずらしいことではなくなった「オタ活」。

2020年頃からは、「推し活」など新たな名称で呼ばれたり、活動の幅が広がってきておりますが、昨年よりもライブやイベントなどの実施が増えてきた今、オタ活の内容や使用金額などにどのような変化が起きているのでしょうか? 今回は10代女子の2022年現在の最新オタ活実態について調査いたしました。

前回記事:【2020年調査】10代女子のオタク率は86%まで上昇中!?高校生と大学生のオタ活消費金額の高いジャンルを比較!

自分自身が何かしらのオタクであると思いますか

較!

自分自身が何かしらのオタクであると思いますか

自分自身が何かしらのオタクであると自覚している10代女子は87%となっており、前回調査とほぼ同一の結果となりました。

10代のオタ活熱は引き続き高いといえそうです。

どんなジャンルのオタクですか?

どんなジャンルのオタクですか?

前回の調査結果と同様、全体で見ると「ジャニーズ(47%)」が最も高い結果となり、次いで「アーティスト(28%)」「K-POP(25%)」「俳優・女優(22%)」が上位にランクインしています。

ジャニーズオタク、いわゆる「ジャニオタ」は変わらず、熱狂的なオタクが多いことがわかります。

「K-POP」は、動画配信サービス(NetflixやHuluなど)に加入する10代が増えたことにより、K-POPアーティストが出演するドラマなどがさらに身近になり、ファン化するということが大きな要因でしょう。 また、「アニメ(前回8位)」と「YouTuber(前回10位)」の順位も前回より上昇傾向にあり、これは昨年から続く「アニメブーム(鬼滅の刃や東京リベンジャーズなど)」や「新制YouTuberの台頭(コムドットや中町綾など)」によるものであると思われます。

一方で、前回5位にランクインしていた「LDH」が15位までランクダウンする結果となりました。

どのようなオタ活を行っていますか

どのようなオタ活を行っていますか

最近はリアルイベントなどが増えたため、「推しのグッズを買う(82%)」が最も高いスコアとなりました。前回調査時は、1位に「推しの映像を見る(85%)※前回」がランクインしていたため、オンラインからリアルへと、ライフスタイルが変化(正確には戻ってきた)していることがわかります。

次いで「推しの映像を見る(81%)」「推しの出演する番組を見る(71%)」「SNSで情報収集をする(70%)」が上位にランクインしました。

どのような推しグッズをつくりますか

※「どのようなオタ活を行っていますか」の設問で「推しのオリジナルグッズを作る(34%)」と回答した人

どのような推しグッズをつくりますか

上位には「うちわ(51%)」「トレカ(48%)」「キーホルダー(42%)」がランクインしており、属性別では、「トレカ(50%)」と「キーホルダー(45%)」は高校生、「うちわ(62%)」は大学生のスコアが高い結果となりました。

ジャニオタは「うちわ(86%)」、K-POPオタは「トレカ(83%)」のスコアが80%以上を占めており、オタク属性によって求めるグッズが異なることがわかります。

他のアイテムと比べて、「うちわ」「トレカ」は、自分自身の手で手軽に作成できたり、オタ友と交換ができるため、人気グッズとなる傾向にあります。

オタ活に使っている金額はどれくらいですか(1か月)

オタ活に使っている金額はどれくらいですか(1か月)

1か月に使用する平均費用は17,916円で前回調査の10,894円(自粛前)よりも約7,000円ほど増加しました。

各オタクジャンル別にみると、ジャニオタやアーティストオタが2万円を超えるスコアとなっており、前回の調査時にはライブなどのリアルイベントに参加しづらい状況でしたが、昨今、リアルイベントへの積極的な参加が増えたことによるリベンジ消費が大きな要因として考えられます。

去年と比べて今年はオタ活の頻度は増えましたか

去年と比べて今年はオタ活の頻度は増えましたか

去年に比べて60%の10代女子がオタ活頻度が増えているという結果になりました。

ワクチン接種やリアルイベントの開催、各種コロナ対策も浸透してきたことが要因といえるでしょう。

まとめ

  • オタクの自覚がある10代女子は87%。特に、高校生が増加傾向。
  • オタクジャンルは前回同様「ジャニオタ」が最も多く、次いで「アーティストオタ」「K-POPオタ」「俳優・女優オタ」となった。
  • 高校生の動画配信サービス(NetflixやHulなど)加入への傾向が高まったためか、「アーティストオタ」「K-POPオタ」「俳優・女優オタ」の高校生の率が高くなった。
  • オタ活内容として1番おこなわれていることは「グッズ購入」であり、次いで「推しの映像を見る」「SNSで情報収集をする」「推しの出演する番組を見る」こととなった。
  • 制作するグッズとして多いのは「うちわ」「トレカ」「キーホルダー」となった。
  • 制作するグッズは、高校生は「トレカ」と「キーホルダー」率が高く、大学生は「うちわ」は率が高い。
  • オタ活の平均費用は17,916円という結果で、前回調査の10,894円(自粛前)より約7,000円ほど増加している。
  • 60%の10代女子が去年に比べてオタ活頻度が増えていると自覚している模様。

前回調査時(2020年8月)同様に、10代女子のオタク率は高い傾向にありました。また情勢の変化により、グッズ購入をはじめとしたオタ活にかける平均金額も上昇していることから、オタ活・推し活需要がさらに増えていくことが予想されます。

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【調査概要】
対象: 13-19歳のマイナビティーンズ会員
調査期間:2021.12.27-2022.01.13
調査方法:インターネット調査
回答数:226件(内訳:中学生11件、高校生129件、大学・専門学生79件、社会人5件、フリーター2件)