【Instagram広告ガイド】出し方・種類・費用、成果の高め方も解説

更新日:2025年04月14日(月)

Instagram広告は写真や動画の視覚的な訴求に優れており、ブランドの認知拡大や売上向上に効果的です。 広告の種類や運用を正しく理解し、成果に結びつけましょう。

 今回は、Instagram広告の種類や掲載先、出し方や費用などについて詳しく解説します。

 

Instagram広告とは

Instagram広告とは、Instagram上で商品・サービスを告知できる広告サービスです。

Instagramは写真や動画をメインに投稿・共有できるSNSで、世界で20億人、国内で6,600万人以上のユーザーが利用していると想定されています(2025年3月時点)。ユーザーは自身の興味ベースで投稿や閲覧をし、好きなブランドの最新情報をチェックしたり、共通の趣味を持つユーザーとつながりを深めたりなどと楽しむことができます。

他のSNSと比較して、Instagramは商品・サービスの購入につながりやすいのが特長。ブランドの認知向上や新規顧客の獲得も目指せるでしょう。

10代女子のSNS活用の実態

マイナビのマーケティング・広報ラボでは、10代女子のスマホの利用方法を徹底調査!1日あたりの主要SNSを見ている時間や各SNSのアカウント数、実際に使っている機能など、さまざまな角度から10代女子の傾向を分析しています。

参考記事:10代女子のスマホ利用実態を調査! 使用時間からSNSの利用方法まで徹底解説

 

Instagram広告のメリット・デメリット

まずは、Instagram広告のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

 

メリット

・購入につながりやすい
・精度の高いターゲティング、自動最適化
・二次リーチ

購入につながりやすい

Instagram同様、広告でも“写真や動画が映える”視覚的なアプローチに優れており、魅力をダイレクトに伝えることができます。例えば、食欲をそそるメニューや美しい絶景スポットなど視覚的にインパクトのあるコンテンツで、ユーザーの興味関心を惹くことができるでしょう。

また商品タグやInstagramショッピングなど、商品の購入がスムーズにできる機能も充実。そのため広告から直接購入までつながりやすいのが大きなメリットです。

 

精度の高いターゲティング、自動最適化

Meta社が提供しているFacebookとInstagramは連携しており、Facebookに登録されたプロフィール情報(氏名、年齢、職歴、学歴、居住地など)をもとにターゲティングできます。またユーザーの行動履歴から興味・関心を特定して広告を配信することもでき、ターゲティング精度の高さが魅力です。

さらにAIによる自動最適化機能も搭載されており、配信データを分析しながら広告パフォーマンスが向上。ターゲットに対して、適切な広告を最適なタイミングで届けられるでしょう。

 

二次リーチ

Instagram広告を見たユーザーがリポストをすると、そのユーザーのフォロワーにも広告が共有され、二次リーチを獲得できます。また二次リーチには課金されないため、リポストの数が増えるほど、より多くの人にリーチを広げられます。

ハッシュタグも活用!

Instagramでは、情報拡散のためにハッシュタグの活用が欠かせません。人気のハッシュタグや業界別トレンドも取り入れて、認知向上を図りましょう。

参考記事:【2024年】Instagramの人気ハッシュタグは? 業界別トレンドもチェック

 

デメリット

・質の高いクリエイティブが求められる

質の高いクリエイティブが求められる

Instagramは画像や動画がメインのプラットフォームであるため、クリエイティブの質が非常に重要。常に“魅せるコンテンツ”が求められており、時間や労力がかかるのがデメリットです。

また、食品・コスメ・アパレル・旅行・インテリア系など、写真映えしやすい商材は適していますが、ITシステムやコンサルティングサービスなどのBtoBビジネスや専門的な商材など、視覚的な訴求が難しい業界は魅せ方に工夫が必要です。

 

Instagram広告、4つの管理先

Instagram広告、4つの管理先

Instagram広告を運用するには、複数の管理ツールが用意されています。それぞれの特徴を理解し、自社の目的や運用に適した方法を選びましょう。

 

Facebook広告センター:手軽さ重視

Facebook広告センターとは、Facebookのページ上で広告を編集したり、結果を確認できるツール。Instagramアカウントがなくても広告を出稿できます。

特徴は、直感的に簡単操作で広告を出稿できることです。ページから作成したすべての広告が表示され、ターゲット層や予算、スケジュールなどを設定可能。ターゲティング設定などは簡易的で、配信結果もリーチやエンゲージメントなど、基本的な情報のみの確認になります。

 

Meta広告マネージャ:詳細設定重視

Meta広告マネージャ

出典:Meta広告マネージャ 

Meta広告マネージャとは、Meta社が提供する広告管理ツール。Instagramアカウントがなくても広告出稿が可能で、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkの広告を一元管理できます。

 

特徴は、コアオーディエンス、カスタムオーディエンス、類似オーディエンスなど、細かくターゲティングが行えることです。配信結果でも「リーチ」「投稿のエンゲージメント」などに加え、「インプレッション」「コンバージョン率」「クリック単価」など、広告運用の改善に役立つ多くの指標を確認できます。

 

ターゲティング精度を上げたい場合、特におすすめの管理ツールです。

 

Meta Business Suite:効率化重視

Meta Business Suite

出典:Meta Business Suite

Meta Business Suiteは、Facebook、Instagram、Messengerのビジネスアカウントを一元管理するためのツール

 

特徴は、Facebook、Instagram、Messengerなど各SNSに投稿できる点で、SNS運用を効率化する際に非常に便利なツールです。

 

Meta Business Suiteにも広告作成機能は搭載されていますが、Meta広告マネージャのような細かなターゲティングはできません。また、配信結果も簡易的なものに限られます。そのため、SNS運用の効率化を目指す方におすすめの管理ツールです。

 

Instagramアプリ:気軽さ重視

Instagramアプリ

出典:Instagram/App Storeプレビュー

Instagramアプリから直接Instagram広告を作成することも可能です。アプリでの簡単操作で広告を出稿できるため、まずは気軽に広告を始めたいという方に適しています。

 

ただし、細かなターゲティングや詳細な配信結果は提供されておらず、基本的な情報に留まります。Facebookの企業アカウントの作成を手間に感じる方や、簡易的な広告運用を希望する方におすすめです。

 

Instagram広告の出し方(Meta広告マネージャ)

ここでは、多くの企業が利用しているMeta広告マネージャからInstagram広告を出す手順について説明します。

 

広告を出す手順

1.Meta広告マネージャにログインし、広告マネージャを開く

 

Instagram広告の出し方(Meta広告マネージャ)

2.キャンペーン上で「+作成」を押す

3.キャンペーンの目的を選択して「次へ」を押す

 

 

Instagram広告の出し方(Meta広告マネージャ)

4.「手動作成の〇〇(※〇〇は選択した目的)キャンペーン」にチェックを入れて「次へ」を押す

5.キャンペーン名を入力して「次へ」を押す

 

6.広告セット名を入力する。※下記、詳細を入力していきます。

7.【配置】で「手動配置」を選択して、Instagramを選ぶ。

 

 

Instagram広告の出し方(Meta広告マネージャ)

8.地域、年齢、性別、興味・関心、行動、言語などのターゲティングを設定する

9.広告名を入力する

 

10.【広告設定】でフォーマットを選ぶ

11.【クリエイティブ】で写真(または動画)をアップロード、メインテキストを入力する

12.リンク先のURLを入力して完了

 

Instagram広告の主な掲載場所

Instagram広告は、さまざまな場所に表示され、ユーザーにリーチできます。それぞれの掲載場所の特徴を理解し、広告の目的に応じた適切な配信先を選びましょう。

Instagram広告の主な掲載場所4つ

・フィード
・ストーリーズ
・リール
・発見タブ

フィード

フィード

出典:Meta for Business 

表示形式

フィードはInstagramアプリを開いたときに表示され、写真や動画などの投稿が常に更新されています。フォローしているアカウントの投稿だけでなく、ユーザーの興味・関心に基づいた投稿も表示されるのが特徴です。広告は通常投稿の間に挿入されます。

 

メリット

Instagramユーザーは日常的にフィード画面を開くため、広告配信することで、商品やサービスの認知度を高めることができます。他の投稿に溶け込みやすく広告感がおさえられるため、自然な形でユーザーの目に入りやすいのが利点です。

 

ポイント

ただし、フィードはスクロールのスピードが速いため、魅力的なビジュアルやキャッチーな言葉などで効果的にアピールすることが重要です。

フィード掲載可能のクリエイティブ: 画像、動画、カルーセル、コレクション

 

ストーリーズ

ストーリーズ

出典:Meta for Business 

表示形式

ストーリーズは縦型のフルスクリーンで表示され没入感が高いのが特徴で、閲覧ユーザーは若年層が多い傾向広告は通常のストーリーズの間に挿入されます。

 

通常のストーリーズは投稿後24時間で自動的に消えてしまいますが、ストーリーズ広告では掲載期間を設定可能。長さが35秒未満の動画広告であれば、動画全編が再生されます。

 

メリット

またストーリーズ広告には複数のリンクを設置できるため、Webサイトや商品ページへの誘導がスムーズにでき、購入につながりやすいのがメリットです。

 

ポイント

一方で、ストーリーズは短時間で次々と流れてスワイプされていくため、最初の数秒で目を惹くクリエイティブが求められます。

ストーリーズ掲載可能のクリエイティブ: 画像、動画、カルーセル、コレクション

10代に人気のストーリーズ

マイナビのマーケティング広報ラボでは、10代を対象にSNSの利用実態を調査! Instagramでよく使われている機能は「ストーリーズ」の投稿・閲覧で、約8割が利用していることがわかりました。高校生と大学生の Instagram活用の違いや、主要SNSの利用傾向についても詳しくまとめています。

参考記事:今の10代のSNS利用実態を調査!LINEやInstagram、X(Twitter)など SNSごとの使い分けやよく使う機能を大解剖

 

リール

リール

出典:Meta for Business 

表示形式

Instagramのリールは、音楽やエフェクト機能を使って楽しいショート動画を作成できます。広告は通常のリールコンテンツの間に配信され、縦型のフルスクリーンサイズで没入感が高いのが特徴です。また通常のリールと同様、広告の長さは最大15分です。

 

メリット

リールは、エンタメ性が高いショート動画が多い傾向。チャレンジ系の企画やチュートリアル動画、ファッションの着回しなどが人気とされており、視覚的にインパクトがあるため印象に残りやすいのがメリットです。

 

ポイント

広告でも見る人がわくわくしたり、楽しめたりするエンタメ要素は欠かせないでしょう。他の掲載先と比べると、より質の高いクリエイティブが求められる傾向です。

リール掲載可能の広告クリエイティブ:動画

 

発見タブ

発見タブ

出典:Meta for Business 

表示形式

発見タブは、ユーザーが新しい情報(コンテンツ)を発見するために活用する場所。フォローしているアカウントに類似した投稿や、興味・関心に合う投稿が表示されます。広告は、左記画像で表示されてる「発見ホーム」から特定の投稿を選び、スクロールしていく合間に表示されます

 

メリット

発見タブでは、興味関心の合う層に訴求することができるのがメリットで、特に新規層にリーチしたい場合に適しています。話題のコンテンツが表示されやすいため、新商品トレンド商品の掲載にも効果的です。

 

ポイント

潜在顧客へのアプローチに適していますが、広告感が強すぎるとユーザーにスルーされてしまう可能性があるため、工夫が必要です。

発見タブ掲載可能の広告クリエイティブ:画像、動画

 

Instagram広告クリエイティブの主な種類

Instagram広告には、さまざまなフォーマットが用意されており、広告の目的や訴求したい内容に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。それぞれのフォーマットの説明と、よく使われる掲載先でのデザイン概要についてまとめています。

 

Instagram広告クリエイティブの主な種類4つ

・画像広告
・動画広告
・カルーセル広告
・コレクション広告

画像広告

画像広告

出典:Meta for Business 

写真1枚と説明文で構成される、最も基本的なクリエイティブ

 

メリット

画像広告は、Instagramのフィードや発見タブに自然に溶け込むため、広告感が薄く、ユーザーに受け入れられやすいのがメリットです。クリエイティブの高い写真は印象に残りやすく、ブランディングにも活用できます。動画広告と比較すると、制作の負担やコストもおさえられるでしょう。

 

ポイント

ただし、写真1枚と125文字のテキストでは情報量に限界があるため、ビジュアルで魅せる際に活用するのがおすすめです。

 

画像広告の掲載可能な場所:フィード、ストーリーズ、発見タブ

画像広告をフィードに掲載する場合

デザインの推奨事項

・画像ファイルタイプ JPGまたはPNG

・アスペクト比 1:1
・解像度 1,440×1,440ピクセル

 

テキストの推奨事項

・メインテキスト 125文字以内

・見出し 40文字以内

・最大ハッシュタグ数 30

出典:Meta ビジネスヘルプセンター

 

動画広告

動画広告

出典:Meta for Business 

動画広告は、動画1本とキャプション、メインテキストで構成されます。フィードで表示できる動画の長さは1秒~60分までです(※ストーリーズ、リールに掲載する場合は最大15分)。

 

メリット

特殊文字や音などのエフェクト機能でインパクトのある動画を作成でき、ユーザーとのエンゲージメントを高められるでしょう。商品の活用方法など、情報量が多いものを表現するのに適しています。一方で、動画広告の制作には撮影や編集が必要で、労力がかかる点がデメリットです。

 

ポイント

動画は視聴後5秒以内に視聴を続けるかどうかが判断されるため、最初の5秒間が重要な要素。動画制作のスキルが求められます。

動画広告の掲載可能な場所:フィード、ストーリーズ、リール、発見タブ

動画広告をリールに掲載する場合

デザインの推奨事項

・ファイルタイプ  MP4、MOV

・アスペクト比  9:16

・動画設定 H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、
     プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAAC オーディオ圧縮

・解像度  1,440×2,560ピクセル

・動画のキャプション 推奨

・動画音声 推奨

 

テキストの推奨事項

・メインテキスト 72文字以内

 

技術要件

・動画の長さ 0秒~15分

・最大ファイルサイズ 4GB

・最小幅 250ピクセル

出典:Meta ビジネスヘルプセンター

 

カルーセル広告

カルーセル広告

出典:Meta for Business 

カルーセル広告は、最大10枚の写真または動画をスワイプして表示できるフォーマットです。複数のクリエイティブを展開できるので、商品のバリエーションや使い方、ビフォーアフターなどを見せたい場合におすすめです。

 

メリット

各写真や動画にリンクを設定できるため、クリエイティブごとにそれぞれ異なるページへ遷移させるなども可能で、多角的なアプローチが実現できます。

 

ポイント

1枚目の画像や動画を起点に、続きが気になるような展開など、趣向を凝らしましょう。

カルーセルの掲載可能な場所:フィード、ストーリーズ

カルーセル広告をフィードに掲載する場合

デザインの推奨事項

・画像ファイルタイプ JPGまたはPNG

・動画ファイルタイプ MP4、MOVまたはGIF

・アスペクト比 1:1または4:5

・解像度 1,080×1,080ピクセル以上

 

テキストの推奨事項

・メインテキスト 125文字以内

・最大ハッシュタグ数 30

・ランディングページのURL 必須

 

技術要件

・カルーセルカードの数 2~10

・画像の最大ファイルサイズ 30MB

・動画の最大ファイルサイズ 4GB

・動画の長さ 1秒~2分

・アスペクト比の比率許容誤差 1%

出典:Meta ビジネスヘルプセンター

 

コレクション広告

コレクション広告

出典:Meta for Business 

コレクション広告とは、メインの画像(または動画)の下に関連する商品画像3点を表示できるフォーマットです。

 

メリット

ユーザーが気になる商品をタップすると、フルスクリーンのランディングページ「インスタントエクスペリエンス」が表示されます。気になる商品をより詳しく見ることができ、気に入った商品はショッピング機能を通じて直接購入することも可能。商品認知から検討、購入までスムーズに展開されるのが利点です。

 

ポイント

アパレルやコスメ、ジュエリー業界などでも活用されている、効果的な広告フォーマット。メイン画像や動画、サブ画像など、どのような組み合わせで訴求するのかアレンジができる分、工夫が必要です。

 

コレクション広告の掲載可能な場所:フィード、ストーリーズ

コレクション広告をフィードに掲載する場合

デザインの推奨事項

・画像タイプ JPGまたはPNG

・動画ファイルタイプ MP4、MOVまたはGIF

・アスペクト比 1.91:1~1:1

・解像度 1080×1080ピクセル以上

 

テキストの推奨事項

・メインテキスト 125文字以内

・見出し 40文字以内

・ランディングページのURL 必須

 

技術要件

・インスタントエクスペリエンス 必須

・画像の最大ファイルサイズ 30MB

・動画の最大ファイルサイズ 4GB

・画像動画の最小幅 500ピクセル

・画像動画の最小高さ 500ピクセル

出典:Meta ビジネスヘルプセンター

 

Instagram広告のターゲティング

Instagram広告では、精確なターゲティングができるのが大きなメリットです。Meta広告マネージャでは、FacebookとInstagramは共通の広告管理画面で設定するため、以下3つのターゲティングが利用できます。

 

コアオーディエンス

コアオーディエンスとは、FacebookプロフィールやInstagram登録情報(氏名、年齢、性別、居住地、職歴、興味・関心、行動履歴など)をもとにターゲティングする手法精度の高いターゲティングが実現できます。

<ターゲット項目>

地域 国、都道府県、市区町村、郵便番号など
利用者データ 年齢(13歳~65歳)、性別など
詳細データ 興味・関心、学歴、職歴、子どもの有無など
行動データ 行動履歴(エンゲージメントや購入履歴)など

コアオーディエンスを活用することで、特定の地域や属性、興味・関心を持つユーザーに向けて効率的に広告を配信できます。特に、狙ったターゲット層にピンポイントでアプローチしたい場合に有効です。

ただし、ターゲットを狭めすぎると広告のリーチが制限されるため、最初は広くリーチさせて、データを蓄積しながら最適化していきましょう。

 

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスとは、自社のユーザーデータを活用してターゲティングする手法。自社の商品・サービスに興味を持っているユーザーまたは過去に何らかのアクションを取ったユーザーをターゲティングできます。

既存の顧客データやWebサイトの訪問履歴、アプリの利用状況などを活用し、関心度の高いユーザーに向けて広告を配信できます。

キーワードベースのターゲティング

特定のキーワードを設定することで、Instagram上でそのキーワードを検索したユーザーや、関連する商品を購入したユーザーに広告を配信。

Webサイト訪問者のターゲティング

企業のWebサイトURLを登録しておくことで、過去にそのサイトを訪れたことがあるユーザーに広告を表示できます。商品・サービスに興味を示した特定のユーザーに再アプローチできるため、商品購入も見込めるできるでしょう。

 

類似オーディエンス

類似オーディエンスとは、カスタムオーディエンスと似た特性を持つユーザーをターゲットに広告を配信する手法です。自社の商品・サービスを購入した顧客のデータをもとに、興味・関心や行動パターンが似ているユーザーを自動的に選定し、広告を届けることができます。

この手法では、新規顧客の獲得や売上向上が期待できるのがメリット。既存のターゲット層をさらに広げつつ、より効果的な広告配信が可能になります。

類似オーディエンスの精度を高めるためには、元となるオーディエンスの質が重要。購買履歴や高いエンゲージメントを示したユーザーのデータを活用するようにしましょう。

 

Instagram広告の費用

Instagram広告の費用は、広告の目的や入札戦略によって異なります。代表的な課金方式を理解し、最適な運用を行いましょう。

 

CPM(Cost per Mille:インプレッション課金)

「CPM」:広告が表示された回数に応じて課金される

      広告が1000回表示されるごとに費用が計算されます。

単価相場:1000インプレッションあたり500円~3,000円程度

商品・サービスの認知向上やブランディングが目的の場合におすすめ。他の課金方法に比べると低コストで出稿できます。

 

CPC(Cost Per Click:クリック課金)

「CPC」:広告がクリックされた回数に応じて課金される

単価相場:1クリックあたり40円~100円程度

CPCは、広告表示が多くてもクリックされない限り費用がかからないのがメリット。 自社のWebサイトや商品の購入ページにユーザーを誘導したいときにおすすめの方法です。Instagramのアナリティクスを使って、広告経由で訪問したユーザーの動きを分析し、ターゲティングやクリエイティブを改善していきましょう。

 

CPV(Cost per View:再生数課金)

「CPV」:動画広告が視聴された回数に応じて課金される

単価相場:1再生あたり4円~10円程度

CPVは、動画広告が10秒以上視聴された場合や最後まで閲覧した場合などの条件の元に課金されるため、関心のあるユーザー層に対して費用をかけ、効率的に広告を運用することができます。

動画は商品の使い方や開発ストーリーなどを詳しく伝えることができるので、商品・サービスの認知向上につながりやすく、共感や信頼感なども得やすいでしょう。

 

CPI(Cost Per Install:アプリインストール課金)

 「CPI」:広告を通じてアプリがインストールされた時に課金される

単価相場:1インストールあたり100~250円程度です。

CPI広告は、アプリのインストールを促進するのに適していますが、インストール後のユーザーの行動にも注目することが重要です。例えば、アプリ内課金の誘導や継続利用を促す施策を同時に実施することで、単なるインストール数の増加にとどまらず、エンゲージメントの長期的な向上につなげることもできるでしょう。

 

Instagram広告で成果を出すポイント

Instagram広告で成果を出すポイント3つを参考に、高いパフォーマンスを実現しましょう。

 

ターゲットを絞り込みすぎない

先述した通り、Instagram広告はターゲティングの詳細設定が可能のため、特定のユーザー層に絞り込みすぎてしまうことがあります。しかし、最初からターゲットを過度に限定してしまうと、広告のリーチ数が大幅に減少し、十分なデータを収集できなくなる可能性があります。その結果、Instagramの自動最適化機能が十分に機能せず、広告のパフォーマンスが低下してしまうことも。

そのため、広告配信の初期段階ではできるだけ広範囲なターゲティングを設定し、十分なデータを蓄積することが重要です。収集したデータを分析しながら、効果的なターゲット層を見極め、段階的に精度を高めていくことで、より最適な広告運用が可能になります。

 

A/Bテストを実施する

Instagram広告はMeta広告マネージャを活用し、A/B テストを実施することができます。複数のクリエイティブを用意し、それぞれの反応を比較することでクリエイティブを最適化しましょう。

A/B テストを実施する場合は、目的を明確にしましょう。クリック率やCV率など、何を基準として反応を見るかによって改善の仕方が変わるからです。Instagram広告のA/B テストは迅速に結果が出るので、画像やフォント、レイアウトなど、どの変更が1番効果的か短期的に最適化できるのが強みです。

A/Bテストを繰り返し実施することで最適な広告が把握でき、Instagram広告のパフォーマンスを最大化することができます。

 

インサイト機能の活用

Instagramをビジネスアカウントへ切り替えると無料で利用できるインサイト機能があります。このインサイト機能を活用することで、Instagram広告を視聴したユーザー数や属性、訪問時間、エンゲージメントなど、さまざまなデータを把握することが可能です。

インサイト機能を活用することで、「どのような人に広告が見られているのか?」「何時頃に広告が視聴されているのか?」といった傾向を読み取れます。ターゲットへの最適な配信時間やクリエイティブも把握できるでしょう。

Z世代のSNS活用の特徴は?

マイナビのマーケティング広報ラボでは、Z世代の新社会人を対象にSNSの利用実態を調査! SNSを利用している時間帯や、各SNSでどんな情報カテゴリーを調べているのか、Web広告への感じ方など、インサイトを詳しく分析しています。

参考記事:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新社会人編~

 

まとめ

Instagram広告の種類や出し方、費用など、広告運用に必要な基礎知識を中心にまとめました。広告運用は気軽に始められますが手間もかかるため、支援サービスを利用するのも一つの手です。マイナビでもSNS支援サービスを幅広く展開していますので、お気軽にご相談ください。

 


マイナビのSNS支援サービス

SNSマーケティング運用支援施策

マイナビでは、高校生や大学生、社会人層などを対象としたメディアのほか、自社でSNSも複数運営。各メディアごとに登録会員も所属しており、ユーザーのインサイト分析をもとにしたコンテンツマーケティングを強みとしています。

SNSのアカウント立案や広告施策、インフルエンサーのキャスティング、コンテンツ制作など幅広く運用をサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

SNS運用ならマイナビ!

 

この記事を書いた人
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【マイナビ】マーケティング・広報ラボ
みなさんのライフステージに合わせた5つのメディア運営を行っています。 ナビゲーターのマイナビベアが、消費者調査からサービス紹介まで最新情報を配信。 また、今すぐ使えるインサイトデータからお得なセールス情報まで マーケター・広報のための最新情報をお知らせしていきます。

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