SNSブランディングとは? 基礎知識から進め方、成功のコツまで解説

更新日:2024年12月23日(月)

 SNS利用者は年々増加しており、最新トレンドや役立つ知識、エンタメ性の高いコンテンツなど魅力的なアカウントもたくさんありますよね。人気アカウントになると注目度も高く、消費の面でも大きな影響をもたらすことがあるでしょう。SNSはブランディングに適しており、個人も企業にも欠かせないツールとなっています。

この記事では、SNSブランディングの基本知識から進め方、成功のコツまでご紹介。具体的な成功事例も取り上げて解説しているので、SNS運用の参考にしてみてください。

SNSブランディングとは

SNSブランディングとは

SNSブランディングの概要

SNSブランディングとは、SNS上でブランド(競合他社と区別するための言葉やデザイン)を表現して、企業の価値を多くの人に知ってもらったり、消費者との関係を強化したりするためのマーケティング戦略のことです。

現代では市場の飽和により、製品やサービス自体の差別化が難しくなりつつあります。そのような社会的背景もあり、ブランドの認知拡大や信頼性を高めるために、さまざまな企業がSNSブランディングに取り組んでいます。

 

SNSブランディングが重要な理由

SNSブランディングが重要視されている理由は2つあり、SNS利用者数が増えている点消費者の購買プロセスが変化した点です。

総務省のデータによると、日本のSNS利用者数は1億580万人(2023年)で、2028年には1億1,360万人まで増えると予測されています。世界のSNS利用者数も49億人(2023年)から60億5,000万人(2028年)との増加予測が出ています。SNSは日常のコミュニケーションツールとして定着し、さらに増加傾向は続くようです

またスマートフォンの普及とSNSの浸透により、消費者はWeb上で情報収集し商品を購入する傾向も強まっています。特にZ世代やα世代SNSの商品紹介や口コミ・レビューなどを活用し買い物をすることが主流のようです。

このようにSNS利用者数の増加と消費行動の影響を受け、企業もSNSでの情報発信は欠かせなくなっています。

総務省「令和6年 情報通信分野の現状と課題」

Z世代がSNSで調べている情報は?

マイナビ マーケティング・広報ラボ「情報収集についてのアンケート」

マイナビ マーケティング・広報ラボ「情報収集についてのアンケート」より:22歳‐25歳/正社員または公務員・団体職員/n=489件/2023年12月4日~2023年12月18日

 

マイナビのマーケティング・広報ラボの調査によると、Z世代の社会人はX(Twitter)について「推し」の情報収集での活用が大半。グルメや美容、音楽など好きなものの情報を調べているようです。そのほかInstagramやYouTube、TikTokなどのSNSについても、どのように使い分けをしているのか詳しく調査しました。

参考記事:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新社会人編~

 

SNSブランディングの進め方

SNSブランディングの進め方

1.競合調査

まずは自社のポジショニングを決めるために、競合調査を行いましょう。 競合他社の製品、サービス、価格、販売戦略、評判などの情報を収集した上で、自社の強み・弱みを分析します。 そこから「3C分析」と「SWOT分析」を用いて自社のポジショニングを行います。差別化できる要素を見つけることがブランディングの第一歩です。

【3C分析】
「顧客(Customer)、自社(Company)、競合(Competitor)」の3つの観点から、状況を把握する

 

【SWOT分析】
状況を把握した上で、自社の「強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)」を明確にする

続いて、競合のSNSアカウントを調査します。フォロワー数や投稿頻度、投稿時間、投稿内容、エンゲージメント数などを詳しく見ていきましょう。競合が「どの時間帯にどんなターゲット層を狙って、どのような投稿を行っているのか」を把握することで、自社はどの層を狙っていくのか考えるヒントになり、コンテンツ作りもスムーズに進めやすくなります。

 

2.ブランドコンセプト設定

次に、ブランドコンセプトを決めます。ブランドコンセプトとは、ブランドが大切にしている想いを明文化したものです。ブランド誕生の歴史や商品・サービスの特徴、創業者の想いなどに沿って、ビジュアルイメージやスローガン、コミュニケーションスタイルを決めて、ブランドコンセプトを設定していきます。

ブランドコンセプトは特に大事な要素で、コンセプトに沿ったメッセージを示すことでより効果的に訴求しやすくなります。一貫したメッセージを届けることで、ユーザーからも認知されやすくなり、共感信頼安心感を生み出します。次第に愛着へとつながりブランドが強化されていきます。

 

3.ターゲット設定

3番目に、ターゲットを設定します。すでに販売実績がある場合は、CRM(顧客管理システム)のデータを分析して、どのような人が商品を購入してくれているのかを洗い出しましょう。もし販売実績がない場合は商品モニターやアンケート調査を行うことで、商品購入の意欲がある人を仮説立てをするのもおすすめです。

またデモグラフィック情報(年齢、性別、地域、職業など)や、サイコグラフィック情報(興味、価値観、ライフスタイルなど)を収集しましょう。それらの情報を収集した上で、架空の人物像「ペルソナ」を1つ作ります。具体的なペルソナを作ることで、「どのようなクリエイティブに興味をもってくれるか?」、「どのようなメッセージを届けるべきか?」などと、目指すべき方向が明確に定められるようになります。

 

4.クリエイティブ制作

ブランディングの方向性がブレないように、ブランドカラーやフォント、ロゴ、画像などを指定したガイドラインを作成しておきましょう。ブランドガイドラインを作成しておくことで、コンテンツに統一感を持たせることができます。

コンテンツを制作する際は、ターゲットの興味やニーズを把握するために、市場調査を行うのも有効。大切なことは、ターゲットの興味が湧いたり共感したりする「響くコンテンツ」作りです。エンターテイメント性を重視した投稿やライフハックなどの役立つ投稿、ブランドの舞台裏を紹介する製品開発ストーリーなども効果的です。また、写真やイラストなどクリエイティブのクオリティにこだわると目を惹きやすく、印象にも残ります。

 

5.効果測定

SNS上でコンテンツを配信したら「リーチ数」「クリック数」「いいね数」「保存数」「コメント数」などパフォーマンスを分析して効果測定しましょう。SNSのビジネスアカウントにはアナリティクスツールがあり、リアルタイムでパフォーマンスの分析ができます。

オーディエンスを年齢や性別に分けて分析すると、どのような人が反応しているのか傾向がつかめ、マーケティング戦略を最適化することが可能です。反応が悪い場合は、画像や写真を変更したり、投稿のタイミングを調整したりなどと、少しずつ変えてみて細かく数値の変化を見ていきましょう。

改善方法がわからない場合は、SNSで今どんな情報が拡散されているのか、リアルタイムのトレンドや「いいね」数の多い人気の投稿を参考にしてみてください。

 

SNS選定の仕方

SNS比較表「SNS選定の仕方」

SNSブランディングを成功させるためには、ターゲットに合わせたSNSの選定が大事です。ここではSNS運用にあたって、それぞれのメインコンテンツをもとに「投稿しやすさ」、「ブランディング」、「拡散性」、「炎上リスクの低さ」の5つの観点で比較してみました。

 

LINE

国内のSNSユーザー数1位で、「友だち」登録している潜在層に対して情報発信できるのが。短文のメッセージや画像、動画などコンテンツの種類も幅広いため投稿はしやすく、炎上リスクも低いです。他のSNSと比較すると拡散性はあまりありませんが、「友だち」登録してくれたユーザーと定期的に接点を持つことができます。

 

YouTube

国内のSNSユーザー数2位で、幅広い年代層が利用。動画の作成に時間やコストがかかるため投稿のハードルは少し高めでしょう。一方で動画コンテンツは情報量が多く印象に残りやすいため、ブランディングをしやすいのがメリット。拡散性はやや低いですが、リンクが共有され他のSNSで注目を集めることも。炎上には注意が必要です。

 

X(Twitter)

X(Twitter)は140文字以内の短文投稿がメインのため、気軽に投稿が可能即時性と高い拡散力があるのが特性で、速報ニュースや話題性のある情報をリアルタイムで届けられます。画像や動画なども入れられ投稿しやすい反面、他のSNSと比べると炎上しやすいため、誤解を招く表現がないか投稿前の確認は必須です。

 

Instragram

ビジュアル重視のオシャレな画像がメインで、女性ユーザーが多いのが特徴。拡散性はあまりありませんが、画像や動画コンテンツで独自の世界観を作りやすく、ブランディングや消費につながりやすいのが強みです。ステルスマーケティングでの炎上が多いため、投稿内容やPR表記の方法などのルールは十分に理解しておきましょう。

 

Facebook

1人1アカウントの実名登録制のSNSで、炎上リスクも低く、情報の正確性信頼度が高いのが利点です。30代以降のユーザー層がメインで、画像と文章で「しっかり読む」コンテンツが多い傾向のため、ある程度作りこんだ投稿が必要になるでしょう。

 

TikTok

ショート動画がメインで、スマホで動画の加工や編集が簡単にできるため、投稿は比較的しやすい傾向です。X(Twitter)と同様に拡散性が高くバズりやすいため、1度注目を集めると継続的に話題になり、トレンドを生みやすいでしょう。ブランディングにも適しています。

各SNSのユーザー層は?

SNSの選定にあたり、それぞれのSNSの特性やユーザー層も把握しておくことが大切です。主要なSNSの年齢層や利用目的なども詳しく解説しているので、ターゲットに合ったSNSを見つけましょう!

参考記事:【2024年版】主要SNSの年齢層を比較! 利用率や特徴、最新の傾向は?

 

SNSブランディングのメリット・デメリット

SNSブランディングをする上で、メリット・デメリットを押さえておきましょう。

メリット

・認知度向上
・低コスト
・ユーザーとの交流
・UGCの創出

SNSブランディング4つのメリット

 

認知度向上

SNSはリツイートなどの機能により、瞬時に情報が拡散されることが大きなメリットです。ユーザーに情報拡散してもらえれば、フォロワーだけでなく商品やブランドを知らない人にも効率的にリーチでき、認知度が向上します。トレンドのハッシュタグの活用や、人気企画を取り入れたコンテンツを投稿することで、情報拡散を図り、多くのユーザーにリーチすることが可能でしょう。

また、商品に魅力を感じたユーザーが、SNS上で「〇〇の商品が欲しい」、「〇〇の商品がかわいい!」などと投稿すれば、自然な形で認知度を高めることもできます。このような拡散性により、多くの人に商品やブランドを知ってもらいたいときに効果を発揮します。

 

低コスト

SNSは通常の投稿もビジネスアカウントの開設も無料でできるため、初期費用無しで気軽に始められます。投稿を分析するツールも基本的に無料ですが、X(Twitter)は有料のサブスクリプションサービスも展開しており、プラン別で便利機能を利用することもできます。

またSNSで広告を出稿する場合も、従来の広告よりも費用をおさえて掲載でき、低コストで運用可能です。広告配信されたコンテンツでもリツイートされた分には広告費が発生しないため、バズる人気コンテンツを制作できれば、低コストで多くの人にリーチできます。

 

ユーザーとの交流

SNSを通じて、ユーザーと直接コミュニケーションがとれるのもメリットです。ユーザーから「いいね」や「コメント」を受け取ることができ、リアルタイムでユーザーの反応や意見を把握できます。時には悪い反応もあるかもしれませんが、ネガティブな意見こそ製品やサービスの改善に役立つ貴重な意見にもなります。

ユーザーからのコメントに返信すれば、企業やブランドへの親近感をもってもらいやすくなりますし、ユーザーの声をダイレクトに取り入れて新商品のアイディアや製品の改善に活かせば信頼関係を深めることもできるでしょう。ユーザーが参加しやすいキャンペーンなども交流が深まり、効果的です。

 

UGCの創出

SNSのUGC(ユーザー生成コンテンツ)は、特別な価値を生み出します。UGCはユーザーの本音率直な意見が反映されており消費者目線の信頼感のあるコンテンツ」として、他のユーザーから共感や信用が集まりやすくなります。広告やプロモーションより自然な形で魅力を広めることができ、新規顧客の獲得にもつながりやすいでしょう。

SNS上でのキャンペーンやコンテストの開催は、UGCを作ってもらいやすくなり、おすすめです。企業の公式アカウントがUGCに「いいね」やシェアすることも有効で、ユーザーのモチベーションにもつながりますし、信頼性が向上します。

Z世代のSNS実態

SNSネイティブとも言われるZ世代は、自ら情報発信も盛んに行うのが特徴です。SNSの使い分けや消費行動の傾向も把握しましょう。

参考記事:Z世代のSNS利用率は? 情報収集・使い分けの特徴も徹底解説

 

デメリット

・SNS運用の手間
・炎上リスク

SNS運用の手間

SNSの運用は日々管理が必要になり、非常に手間がかかります。コンテンツの定期的な配信やコメントの返信をはじめとして、SNSで今どんなコンテンツが人気なのかトレンドチェックをしたり、新機能が追加されたら実際に試してみたり、配信したコンテンツの効果測定をして改善策を考えたり…などと、多岐にわたります。

アカウントを開設したもののリソース不足に陥り、運用停止となることもよくあります。あらかじめSNS運用は手間がかかることを理解した上で、運用代行を検討するのも一つの手です。

 

炎上リスク

SNSを運用する際には、あらかじめ炎上への対策を決めておきましょう。SNSはあらゆる人が自由に閲覧しているため、不適切な表現差別的な言葉不快にさせる内容が含まれていないか十分に配慮する必要があります。特にインフルエンサーが発信する情報は多くの人々に影響を与えるため、彼らをアサインする際は、事前にNG表現等を共有しておくのが有効です。

また、炎上リスクをおさえるためには、SNS監視も必要です。炎上する可能性が出てきたら早急に対処するのが重要。また、炎上した場合の対処方法をガイドラインで定めておくと、万が一トラブルが起きた時にも落ち着いて対処できるようになります。

 

SNSブランディングを成功させるポイント

SNSブランディングを成功させるポイント

SNSブランディングはポイントを押さえれば、成果が見込みやすくなります。ここでは、SNSブランディングを成功させるポイントを5つご紹介します。

 

ブランドコンセプトの統一

ブランドのコンセプトをしっかり定めることが非常に重要です。ターゲット層や伝えたいメッセージを明確に決めて、ブランドガイドラインを作成しておくようにしましょう。

SNSはすでにさまざまなアカウントが存在するため、ターゲット層を幅広く設定するよりも、特定の層に向けて発信した方が差別化しやすいからです。コンセプト設計をしっかりし、特定のテーマに沿った一貫性のあるメッセージを配信し続けましょう。

 

著名人やインフルエンサーとのコラボ

SNSのエンゲージメントを高めるためにも、著名人やインフルエンサーとのコラボは効果的です。インフルエンサーにキャンペーンやプロモーションを盛り上げてもらうことで、新規顧客の獲得だけでなく既存の顧客もファン化しやすくなるでしょう。

インフルエンサーはフォロワーとの信頼関係がすでに作られていのが強みで、情報発信した際にフォロワーに響きやすいのがメリットです。彼らの影響力を活かして魅力を発信してもらうこともできますし、コラボして製品をブラッシュアップさせたりとブランディングにもつながりやすく、短期間での効果も見込めます。

 

キャンペーン

一時的に露出を高めて認知度を上げるならば、キャンペーンもおすすめです。例えば、プレゼント企画やフォロー&リツイートキャンペーン、キャンペーン専用ハッシュタグを使った投稿キャンペーンなどは定番で、情報拡散されやすくブランド認知も向上します。 ユーザーが興味・関心を持てばUGCも増え、ブランディングも強化されるでしょう。

またキャンペーンを実施する場合は、1つのプラットフォームに限定せずにX(Twitter)やInstagram、 TikTokなど複数のチャネルでキャンペーンを展開すると、異なるユーザー層に拡散され効果的です。

SNSプロモーションもチェック!

主要SNSの比較表をもとに、各SNSごとのプロモーション手法とポイントを解説。成功事例も取り上げ、戦略のヒントが得られます。

参考記事:SNSプロモーションとは? メリット・効果的なコツ・成功事例を解説

 

ユーザーとの交流

先述した通り、SNSのメリットはユーザーとの双方向のコミュニケーションが楽しめることです。それぞれのSNSによって機能は異なりますが、例えばInstagramではライブ動画を配信して、リアルタイムで来たコメントに直接答えたり、アンケート機能を使ってフォロワーの知りたい情報を探ったりすることもできます。ユーザーが気軽に参加しやすい企画を選べば、交流もしやすくなるでしょう。

ユーザーとのコミュニケーションを積極的にとることで、ファンコミュニティーの創造にもつながるのがSNSの利点です。

 

運用代行

SNSの更新や分析は手間がかかるため、SNS用代行会社に依頼することもおすすめします。特に運用のリソース不足やコンテンツのクオリティに悩んでいる方は、サポートを受けるのも一つの手です。

運用代行会社はSNSの最新トレンドやアルゴリズム、これまでの運用実績に基づいた知見がありますし、「どのようなコンテンツが刺さるのか?」、「何時頃にコンテンツを配信すべきか?」など、些細な悩みにも解決策を提示してくれるでしょう短期間で成果を出したい時や改善策がわからない時には活用しましょう。

 

各SNSの成功事例

最後に、SNSブランディングの成功事例を参考にしてみましょう。ここでは、SNSブランディングで取り入れたい戦略ポイントを解説します。

 

Instagram×ユニクロ

ユニクロ公式Instagram

出典:ユニクロ公式Instagram

ユニクロのInstagramは、新作アイテムの紹介や着回しコーデ、セールアイテムのラインナップなど、最新の着こなしを画像とリール動画で紹介しています。

 

人気モデルやインフルエンサーのコーディネイト、スタッフの出勤コーデ、ユーザーの着こなしなど、さまざまな切り口で共感や親近感、憧れを生むコンテンツを更新しているのが特徴です。

 

また公式アカウントでは、ユニクロアイテムを使ったコーデの投稿を募集。ユーザーの投稿に「ステキな投稿をありがとうございます」とコメント付きで写真を紹介して、UGCを活用。ユーザーとの交流を積極的に行い、ブランディングを強化しています。

 

X(Twitter)×森永乳業

森永乳業公式X(Twitter)

出典:森永乳業公式X(Twitter)

森永乳業のX(Twitter)は、オリジナルキャラクター「もーりー」が情報をお届け。新商品の情報やお手軽レシピの紹介、クイズやアンケートなどユーザーが参加型の投稿も多く、1つの投稿のエンゲージメントが高いことで注目を集めています。

 

X(Twitter)の投稿にコメントを残すと、もーりーが必ず返事をしてくれるのも魅力の一つ。オリジナルキャラクターを使ったアクティブコミュニケーションで、ファンを増やしています。

 

TikTok×ロート製薬

ロート製薬、公式TikTok

出典:ロート製薬TikTok

ロート製薬のTikTokには、オリジナルVTuberの根羽清ココロちゃんがいて、胸キュンのかわいいソングが聞けると若い世代を中心に人気を集めています。オリジナルVTuberを使ってトレンド企画(「歌ってみた」「踊ってみた」投稿など)にのりエンゲージメントをUP。YouTubeでもオリジナル楽曲を配信することで、さらなる拡散へとつながりました。

 

他にもTikTokでは、新商品や商品の活用方法、ブランド担当者のインタビューや裏話、美容情報などの役立つ投稿も配信しています。情報量は控えめに工夫しており、気軽に楽しく見れるエンターテイメント性の高い動画が魅力です。

YouTube×花王

花王、公式Youtube

出典:花王公式YouTube

花王のYouTubeでは、社会課題への取り組みやモノづくりへの想いなどを発信するコーナー「Kao Do it!」を配信。実際に現場の社員が登場し、製品のこだわりや生活に役立つ情報を届けています。

 

人気のコンテンツは「PR担当者がリアルで愛用している商品」の紹介動画や、「エリソデ洗いにはどのタイプの洗剤が適しているか」など日常の素朴な疑問をわかりやすく解説している動画。「社員の1日に密着」動画では、製品開発の裏側やこだわりなども紹介されており、視聴者の興味に沿った工夫が取り入れられています。

 

動画はテロップや音楽なども効果的に使われクオリティが高く、ライフハックが充実しています。

まとめ

SNSは今後も利用者の増加が見込まれており、企業のSNS活用はさらに重視される傾向が出ています。今回紹介したSNSブランディングの進め方や選定の仕方、成功のポイントをふまえて、積極的に取り組んでみましょう。


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