大学生のキャッシュレス決済の実態は?
普段利用しているサービスから今後の利用意向まで調査

更新日:2026年04月27日(月)

キャッシュレス決済が広く浸透している現代において、大学生のキャッシュレス決済の実態はどうなっているのでしょうか。

今回は、普段の決済方法として主にキャッシュレスを利用している「キャッシュレス派」と現金を利用している「現金派」それぞれの大学生を対象に調査を実施。普段利用しているサービスや今後の利用意向、お金に関する学びの意欲などについて詳しく解説します。

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1,キャッシュレス派と現金派、それぞれが普段利用しているキャッシュレス決済のサービスは?

Q.普段利用しているキャッシュレス決済のサービスをすべて教えてください。

Q9_普段利用しているキャッシュレス決済のサービスをすべて教えてください。

(n=603 内訳:キャッシュレス派 n=302、現金派 n=301)

普段利用しているキャッシュレス決済のサービスでキャッシュレス派・現金派ともに最多だったのは「PayPay」(キャッシュレス派:74.2%、現金派:55.2%)でした。PayPayは、登録が簡単で利用可能な店舗も多く、大規模なキャンペーンを実施しているのが特徴。また、送金機能の利便性も、大学生の利用拡大の一因になっていると考えられます。

次いでキャッシュレス派・現金派ともに「クレジットカード」(キャッシュレス派:65.6%、現金派:35.9%)が続きました。クレジットカードはキャッシュレス決済の代表格でありネットショッピングなどで必要となることも多いため、大学生のうちから利用する人も多いのでしょう。ただし、クレジットカードの利用率は現金派とキャッシュレス派で2倍近くの開きがあり、現金派にはまだ浸透の余地があるといえます。

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2,コンビニやドラッグストアなどシチュエーション別の決済方法

Q.各シチュエーションで利用する支払い方法を教えてください

Q11_各シチュエーションで利用する支払い方法を教えてください。

(n=603 内訳:キャッシュレス派 n=302、現金派 n=301)

各シチュエーションで利用する支払い方法は、キャッシュレス派と現金派で違いが見られました。

キャッシュレス派は、どのシチュエーションにおいてもQR/バーコード決済を多用する傾向があります。ただし、「店舗(アパレル・コスメなど)」では「クレジットカード」47.0%の割合が多くなっています。アパレル・コスメなどはコンビニやドラッグストアでの買い物より高額になりやすいことから、事前にチャージする必要のないクレジットカードでの支払いが増えると考えられます。

現金派は、どのシチュエーションにおいても基本的には現金で支払っていることがわかりました。ただし、コンビニでは40.2%がQR/バーコード決済を利用しています。コンビニでの買い物は少額の支払いで済むことが多いため、「お金を払った実感が湧きにくく使いすぎてしまうのでは」といったキャッシュレス決済への不安が薄れるのかもしれません。また、セルフレジなどで会計をスムーズにするためにQR/バーコード決済を利用している人もいるでしょう。

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3,キャッシュレス決済への不安や今後の利用意向

Q.キャッシュレス(現金を使わない支払い方法)で支払いをすることに不安がありますか?

Q13_キャッシュレス(現金を使わない支払い方法)で支払いをすることに不安がありますか?

(n=603 内訳:キャッシュレス派 n=302、現金派 n=301)

キャッシュレスで支払いをすることへの不安についても、キャッシュレス派と現金派で違いが見られました。

「キャッシュレス(現金を使わない支払い方法)で支払いをすることに不安がありますか?」という問いに対して「はい」と答えた割合は、キャッシュレス派で24.8%だったのに対して現金派では40.9%と2倍近くにのぼります。現金派はキャッシュレス決済への不安を感じているからこそ、現金をメインに利用しているのでしょう。

Q.今後のキャッシュレス(現金を使わない支払い方法)の利用意向を教えてください。

Q15_今後のキャッシュレス(現金を使わない支払い方法)の利用意向を教えてください。

(n=603 内訳:キャッシュレス派 n=302、現金派 n=301)

今後のキャッシュレス決済の利用意向について、キャッシュレス派では「キャッシュレスメインで支払いたい」58.9%が多数派でした。

現金派では「現金メインで支払いたい」47.8%が最多だったものの、「現金とキャッシュレスを使い分けたい」45.5%との差は小さく、キャッシュレス決済の利用に前向きな層も一定数いるようです。実際、コンビニでは現金派の40.2%がQR/バーコード決済を利用するなど(「Q.各シチュエーションで利用する支払い方法を教えてください。」より)、現時点でも現金派の間にキャッシュレス決済、特にQR/バーコード決済がある程度浸透していることがうかがえます。

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4,お金の学びについて、キャッシュレス派と現金派では異なる傾向

キャッシュレス決済を利用するにあたっては、ある程度のマネーリテラシーが求められます。キャッシュレス派と現金派ではお金の学びへの姿勢にどのような違いがあるのかについても調査しました。

Q.これまで、お金に関して学ぶ機会はありましたか?

Q21_これまで、お金に関して学ぶ機会はありましたか?

(n=603 内訳:キャッシュレス派 n=302、現金派 n=301)

お金に関して学ぶ機会について、「自主的にお金に関して学んでいる」の割合がキャッシュレス派で26.8%だったのに対し、現金派では17.6%にとどまっています。一方、「あまり学ぶ機会はなかった」の割合はキャッシュレス派で33.8%だったのに対し現金派では42.5%となっています。

お金に関して学ぶ意向の強い人がキャッシュレスの仕組みやポイント還元などについて学んだ結果、キャッシュレス派になったのかもしれません。

Q.お金に関する知識をどこで得ることが多いですか?

Q22_お金に関する知識をどこで得ることが多いですか?

(n=603 内訳:キャッシュレス派 n=302、現金派 n=301)

お金に関する知識の情報源として、「両親」はキャッシュレス派でも現金派でも共通していました。大学生は実家に住んでいることも多く両親とのつながりが強いため、影響を受ける度合いも強いでしょう。また、昨今は子どもの頃からマネー教育をしていたり、ジュニアNISAをしていたりする家庭もあるため(※)、両親からお金について学ぶ機会も増えていると考えられます。

一方、キャッシュレス派は「YouTube」30.0%という回答も目立ちました。YouTubeはTikTokやInstagramなどに比べて長尺のコンテンツに向いていることから、お金というやや難しいテーマを勉強するのにより適しているといえます。SNSの中ではYouTubeの次にTikTokの利用割合も高く、短い動画で初歩的な知識を学ぶのに活用しているのかもしれません。

※ジュニアNISAは2023年で終了。2027年からこどもNISA(仮称)が開始予定

Q.「お金に関する知識」についての関心度を教えてください。

Q23_「お金に関する知識」についての関心度を教えてください。

(n=603 内訳:キャッシュレス派 n=302、現金派 n=301)

お金に関する知識について、キャッシュレス派・現金派ともに最多だったのは「これから知識を身につけ、活用したい」で、両者ともお金の学びには前向きであるといえます。

なお、「すでに知識があり、活用できている」と答えた割合は、現金派で15.3%だったのに対しキャッシュレス派では23.5%でした。キャッシュレス決済は上手に使えばポイント還元などのメリットがあるため、キャッシュレス決済を利用している時点で、お金に関する知識がある程度身についているといえるでしょう。

Q.もし金融教育を受ける機会がある場合、受講したいと思いますか?

Q24_もし金融教育を受ける機会がある場合、受講したいと思いますか?

(n=603 内訳:キャッシュレス派 n=302、現金派 n=301)

「もし金融教育を受ける機会がある場合、受講したいと思いますか?」という問いに対して、キャッシュレス派・現金派ともに一番多かった回答は「やや思う」でした。

ただし、「やや思う」と回答した割合は現金派で35.9%だったのに対しキャッシュレス派で46.7%と、キャッシュレス派が10ポイント程度上回っています。

「Q.これまで、お金に関して学ぶ機会はありましたか?」の章で考察したように、お金に関して学ぶ意向の強い人がキャッシュレス派になる可能性があるため、現金派をキャッシュレス派に取り込むには大学生のうちから金融教育のアプローチを行うことが重要であるといえそうです。

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  • 調査対象

    【キャッシュレス派】18~23歳/男女/未婚/子どもなし/大学生、短大・大学校など/普段の決済方法として主にキャッシュレスを利用
    【現金派】18~23歳/男女/未婚/子どもなし/大学生、短大・大学校など/普段の決済方法として主に現金を利用

  • 有効回答数

    キャッシュレス派:302件、現金派:301件

  • 調査時期

    2026年3月

  • 方法

    インターネット調査

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