20~30代社会人の睡眠の悩みとは?
睡眠に対する満足度や睡眠改善グッズの購買意欲を年代別に徹底調査

更新日:2025年04月09日(水)

近年、リカバリーウェアや睡眠の質に焦点を当てた食品や飲料などが話題となっており、“睡眠”を改善することへの関心度が高まっています。今回は20代~30代の社会人を対象に、睡眠事情についてアンケートを実施。就寝・起床時間や睡眠に対する悩み、睡眠改善グッズの購買傾向などを詳しく解説します。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

調査資料ダウンロードはこちら

1,20代・30代の睡眠時間を調査!就寝・起床時間の理想と現実のギャップとは?

Q.就寝時間を教えてください。

【20代】Q.就寝時間を教えてください。【20代】
【30代】Q.就寝時間を教えてください。【30代】

(n=613 内訳:【20代】n=303、【30代】n=310)

まずは20代、30代の就寝時間について、現実と理想を調査しました。
20代【平日】は「23時台」「24時台」がボリュームゾーンとなっているのに対して、理想は「22時台」「23時台」がボリュームゾーンとなり、もう少し早めに就寝したいと考えているようです。【休日】は現実も理想も「24時台」となり、平日に比べて休日のほうが長く起きていたい方が多いことが分かります。

30代【平日】は、20代同様の結果となりましたが、【休日】も理想は「22時台」「23時台」がボリュームゾーンとなり、平日・休日ともに現在より1時間早く就寝したいと考えています。

Q.起床時間を教えてください。

【20代】Q.起床時間を教えてください。【20代】
【30代】Q.起床時間を教えてください。【30代】

(n=613 内訳:【20代】n=303、【30代】n=310)

続いて起床時間について、20代【平日】の実際は「6時台」が最多となり、理想も「6時台」「7時台」、また【休日】は現実と理想どちらも「8時台」がボリュームゾーンとなっています。
30代【平日】の現実は「6時台」に対して理想は「7時台」となり、今よりも1時間遅く起きることを理想としているようです。

30代はより長く寝られることが理想としている一方で、20代はおおむね現在の睡眠時間に不満がないことが分かります。

\【さらに調査!】入眠までにかかる時間や、日中に感じる眠気の頻度など/

調査資料ダウンロードはこちら

2,現在の睡眠に対する満足度を調査!

Q.現在の睡眠にどの程度満足していますか?

Q.現在の睡眠にどの程度満足していますか?

(n=613 内訳:【20代】n=303、【30代】n=310)

ここまで、実際の睡眠時間について見てきましたが、続いて自身の睡眠の満足度や悩みについて見ていきましょう。

まず、現在の睡眠の満足度については、20代は「睡眠の量に満足しているが、睡眠の質をあげたい」42.9%、30代は「睡眠の量・質ともに満足していない」43.2%が最多の結果となりました。前述の就寝・起床時間でも、30代の理想は現状よりも早く寝て、遅く起きたいという結果となっていたことから、量も足りていないと感じる方が多いようです。

一方で20代は睡眠の質をよくすることで、睡眠時間自体は現状維持したいという方も多いようです。Z世代は“タイパ(タイムパフォーマンス)世代”とも言われるように、睡眠に対しても量より質を求める傾向が感じられます。

Q.自身の睡眠について悩んでいることを教えてください。

Q.自身の睡眠について悩んでいることを教えてください。

(n=613 内訳:【20代】n=303、【30代】n=310)

続いて睡眠の悩みについて、20代は1位「寝つきが悪い」31.0%、2位「疲れが取れない」29.4%、3位「夜中に目が覚める」28.4%の順に。
また30代は1位「疲れが取れない」34.2%、2位「寝つきが悪い」33.2%、3位「眠りが浅い」30.3%となりました。

さらに30代は「起きた時に首、肩、腰などが痛い」も20代に比べて回答率が高い結果となっており、十分に身体を休められていないことが分かります。

\【もっと深堀り!】睡眠の悩みの原因とは?年代や性別で傾向を分析!/

調査資料ダウンロードはこちら

Q.いい睡眠をとるために重要だと思っていることを教えてください。

Q.いい睡眠をとるために重要だと思っていることを教えてください。

(n=613 内訳:【20代】n=303、【30代】n=310)

続いて、いい睡眠をとるために重視していることは20代・30代ともに「身体的なリラックス感」が最多の結果となりました。
2位以降は年代によって異なる結果となり、20代は2位「一定の睡眠リズム」25.7%、3位「寝つきをよくする」23.1%30代は2位「光の調整」31.6%、3位「室温の管理」28.1%の順となりました。

20代は“睡眠の質”を改善しようとするのに対して、30代は寝室など”睡眠環境”を整えようとする人が多いようです。

3,就寝時の服装や寝具のこだわりとは?重視するポイントを年代別に調査!

Q.寝る時の服装で重視することを教えてください。

Q.寝る時の服装で重視することを教えてください。

(n=613 内訳:【20代】n=303、【30代】n=310)

ここからは睡眠時の服装や寝具について詳しく調査していきます。まずは寝る時の服装で重視していることは、各年代ともに、1位「肌ざわりのよさ」2位「身体を締め付けない」の順となりました。肌や身体にストレスを与えず、着心地がよいことを最も重視していると分かります。特に女性は年代問わず「身体を締め付けない」の回答率が高くなっています。

また「価格の安さ」は20代よりも30代のほうが高く、特に20代男性は価格よりも機能性を重視していると考えられます。

\【もっと深堀り!】寝る時の服装は1年で変化する?時期ごとの服装を調査!/

調査資料ダウンロードはこちら

Q.【マットレス・敷布団】を選ぶ時に重視するポイントを教えてください。

Q.【マットレス・敷布団】を選ぶ時に重視するポイントを教えてください。

(n=613 内訳:【20代】n=303、【30代】n=310)

続いて【マットレス・敷布団】を選ぶ際に重視するポイントは、20代は「フィット感」28.4%、30代は「価格が安い」30.0%が最多の結果となりました。

Q.【枕】を選ぶ時に重視するポイントを教えてください。

Q.【枕】を選ぶ時に重視するポイントを教えてください。

(n=613 内訳:【20代】n=303、【30代】n=310)

【枕】を選ぶ時に重視するポイントは20代・30代ともに「フィット感」が1となりました。2位は20代が「肌ざわりのよさ」21.1%30代が「価格が安い」21.6%の結果に。服装やマットレス、枕すべて30代のほうが価格を重視する傾向となっています。一方で20代は、より睡眠の“質”にこだわりたいという点から、価格よりも機能面を重視しており、多少のお金をかけてでも、自分に合ったものを使用したいという考えが読み取れます。

\【もっと深掘り!】マットレスや枕の重視するポイントを年代・性別で分けたランキングで傾向をさらに分析!/

調査資料ダウンロードはこちら

4,睡眠改善グッズ購入の実態を調査!20代・30代で異なる傾向とは?

Q.睡眠改善のためのグッズのなかで購入している・購入したことがあるものを教えてください。

【20代】Q.睡眠改善のためのグッズのなかで購入している・購入したことがあるものを教えてください。【20代】

【30代】Q.睡眠改善のためのグッズのなかで購入している・購入したことがあるものを教えてください。【30代】

※「購入したことはない」以外と回答した方
(n=397 内訳:【20代】n=204、【30代】n=193)

睡眠改善のためのグッズで購入しているものは「アイマスク」が各年代で最多となりました。しかし20代は「使い捨てタイプ」を好むのに対し、30代は「布製」で長く使えるものを選ぶ傾向のようです。
また30代は「遮光カーテン」の回答率が20代よりも高くなっています。前述のいい睡眠をとるために重視している点では、寝室の環境が上位となっていたことから、遮光カーテンの需要が高いと考えられます。

\【さらに調査!】購入を検討しているグッズや実際の商品名を公開!/

調査資料ダウンロードはこちら

5,睡眠改善グッズの金額のボーダーラインとは?購入の後押しは「口コミ」が有効!

Q.睡眠改善の効果がある商品に対して通常商品よりもいくらまでお金をかけることができますか?

【20代】Q.睡眠改善の効果がある商品に対して通常商品よりもいくらまでお金をかけることができますか?【20代】

【30代】Q.睡眠改善の効果がある商品に対して通常商品よりもいくらまでお金をかけることができますか?【30代】

(n=613 内訳:【20代】n=303、【30代】n=310)

続いて睡眠改善効果のある商品に対しての金額感についても調査しました。

まず20代は【寝具】や【衣類】は通常商品に「+1,000円~3,000円未満」がボリュームゾーンとなりました。また【着用アイテム】【リラクゼーションアイテム】は「+500円~1,000円未満」がボリュームゾーンとなっています。

一方30代の場合は【枕】は20代同様に「+1,000円~2,000円未満」がボリュームゾーンとなり、多少価格が高くなっても効果のある商品を購入したいと考えているものの、そのほかの項目に関しては20代よりも低い金額となっています。
こちらの結果からも20代のほうが、金額が高くても睡眠改善効果のある商品への購入意欲が高いことが分かります。

Q.睡眠グッズ購入の後押しになることはなんですか?

Q.睡眠グッズ購入の後押しになることはなんですか?

(n=613 内訳:【20代】n=303、【30代】n=310)

具体的に購入の後押しになるものについては、20代・30代ともに「口コミ評価が高い」が最多となりました。2位「割引・キャンペーン」よりも実際に使用した人の意見を参考にしたうえで購入したいと考える方が多いようです。

また20代に注目してみると「エビデンスが記載されている」が20代の中では3となっています。客観的に見て効果が期待できるものに対しては、金額が高くても購入したいという傾向が読み取れます。

\【さらに調査!】睡眠に関するグッズの情報収集方法を調査/

調査資料ダウンロードはこちら

 

まとめ

  • 就寝・起床時間【平日】
    └20代:起床「6時台」就寝「23時~24時台」→起床「6時~7時台」就寝「22時~23時台」が理想
    └30代:起床「6時台」就寝「23時~24時台」→起床「7時台」就寝「22時~23時台」が理想
  • 就寝・起床時間【休日】
    └20代:起床「8時台」就寝「24時台」→起床「8時台」就寝「23時~24時台」が理想
    └30代:起床「8時台」就寝「23時~24時台」→起床「8時台」就寝「22時~23時台」が理想
  • 睡眠の満足度
    └20代:睡眠の質をあげたい
    └30代:睡眠の量・質ともに満足していない
  • 睡眠の悩みは「寝つきが悪い」「疲れが取れない」が上位
    └いい睡眠にために重視していること:「身体的なリラックス感」、20代「一定の睡眠リズム」30代「光の調整」「室温の管理」
  • 服装や寝具で重視すること「肌ざわりのよさ」「フィット感」
    └30代のほうが価格を重視
  • 睡眠グッズに対しての金額感
    └20代:【寝具】【衣服】は通常商品よりも「+3,000円未満」、【着用アイテム】【リラクゼーションアイテム】「+1,000円未満」がボリュームゾーン
    └30代:【枕】は通常商品よりも「+2,000円未満」、そのほかのアイテムは20代を下回る結果に。
  • 睡眠グッズ購入の後押しになるのは「口コミ評価の高さ」
    └20代「エビデンスが記載されている」30代「友人・知人からのおすすめ」

ダウンロード資料のご案内

ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、睡眠の悩みの原因購入したいと思う睡眠グッズの商品名などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

調査資料ダウンロードはこちら

  • 調査対象

    未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/一人暮らし/睡眠の量または質を改善したい
    └【20代】23~28歳…① 
    └【30代】30~34歳…②

  • 有効回答数

    ①303件 ②310件

  • 調査時期

    2025年3月

  • 方法

    インターネット調査

おすすめのお役立ち記事

他の記事も見る
20~30代社会人の睡眠の悩みとは?睡眠に対する満足度や睡眠改善グッズの購買意欲を年代別に徹底調査

2025年04月09日(水)

20~30代社会人の睡眠の悩みとは?睡眠に対する満足度や睡眠改善グッズの購買意欲を年代別に徹底調査

エモ消費とは? Z世代の心を動かすポイントや消費行動の変遷を解説

2025年04月04日(金)

エモ消費とは? Z世代の心を動かすポイントや消費行動の変遷を解説

【マナー編】Z世代社会人が着用するオフィスファッションとは?自分の理想と会社の規定とのギャップや身だしなみの指摘に対するマインドを調査!

2025年03月26日(水)

【マナー編】Z世代社会人が着用するオフィスファッションとは?自分の理想と会社の規定とのギャップや身だしなみの指摘に対するマインドを調査!

おすすめのお役立ち資料

他の資料も見る
【 プライベート編 】スイッチのオンとオフ ~Z世代/30代社会人の気持ちの変化による消費と行動~

【 プライベート編 】スイッチのオンとオフ ~Z世代/30代社会人の気持ちの変化による消費と行動~

【 仕事編 】スイッチのオンとオフ ~Z世代/30代社会人の気持ちの変化による消費と行動~

【 仕事編 】スイッチのオンとオフ ~Z世代/30代社会人の気持ちの変化による消費と行動~

Z世代女性のダイエット・ 健康意識と自分の見た目に対する意識

Z世代女性のダイエット・ 健康意識と自分の見た目に対する意識

おすすめのお役立ち動画

他の動画も見る
【Z世代コミュニティを活用した事例から見る】「共創」マーケティングでZ世代をファン化させる鍵とは?

【Z世代コミュニティを活用した事例から見る】「共創」マーケティングでZ世代をファン化させる鍵とは?

広告掲載やメディアに関するお問い合わせはこちらから

お問い合わせ
050-5443-2281

受付時間:平日10:00〜18:00(弊社所定の休業日を除く)