令和の共働き子育て層の教育観とは?人気の習い事から受講スタイル、決め手となるキーワードまで徹底調査!

運動や芸術、知育など、さまざまな種類がある子どもの習い事。子どもの興味や適正に合わせてどんな習い事をさせるか、悩んでいる親たちは多いはずです。そこで今回は、未就学児のお子さんをもつパパママ306人を対象にアンケートを実施。子どもに身につけさせたいスキルや人気の習い事、習い事を選ぶ際のポイント等を調査しました。詳しく解説します。

  • 調査対象

    25~35歳/既婚/子どもあり/正社員、公務員・団体職員/子どもの年齢0~6歳/保育園、幼稚園などに通っている/子どもに習い事をさせている・検討していると回答した方

  • 有効回答数

    306件

  • 調査時期

    2023年8月10日~2023年8月14日

  • 方法

    インターネット調査

令和の共働き子育て世代の教育方針とは・・・? 

今からお子さんに身につけてほしいスキル・感性について、優先度の高いものを最大5つまで選んでください。


今からお子さんに身につけてほしいスキル・感性について、優先度の高いものを最大5つまで選んでください。

(n=306 内訳:【0~2歳】n=119、【3~4歳】n=107、【5~6歳】n=80)

まず令和の子育て世代の教育観を把握するため、子どもに身につけてほしいスキルや感性について調査しました。
「自ら考える力・主体性」が65.4%で最多となり、次いで「コミュニケーション能力」53.6%とこちらも過半数を超える結果となりました。今時のパパママは、幼少期から自分で考えて行動し“生き抜く力”や“他者と良好な関係性を築く力”を身につけてほしいと思っていることが分かります。

さらに年代別の結果を見てみると、3~4歳は「運動能力・スポーツ」、5~6歳は「礼儀、言葉遣い」が他の年代と比べて回答が多くなりました。体を動かしたり、物事を理解できるようになるなど、成長につれて段々と身に着けてほしいスキルも増えていくようです。

未就学児に人気の習い事を子どもの年代別に分析!選ぶ基準や決め手となるポイントとは?

現在行っている習い事はいくつありますか?


現在行っている習い事はいくつありますか?

(n=306 内訳:【0~2歳】n=119、【3~4歳】n=107、【5~6歳】n=80)

1つの習い事に対して週何回通わせていますか?(複数ある場合は一番通っている習い事を基準としてください)


1つの習い事に対して週何回通わせていますか?(複数ある場合は一番通っている習い事を基準としてください)

※「現在行っている習い事はない」以外を選択した方 (n=164)

現在習っている習い事の数は、「1つ」が29.7%で最多となりました。さらに1つの習い事に対する頻度は、「週1回」が約半数で多数派となりました。

また年代別でみると、年代が上がるのに比例して、習い事をしている数も「2つ以上」の回答率が上がっていることが分かります。

現在習わせている習い事を教えてください。


現在習わせている習い事を教えてください。

※「現在行っている習い事はない」以外を選択した方 (n=164 内訳:【0~2歳】n=48、【3~4歳】n=56、【5~6歳】n=60)

現在習わせている習い事を聞いたところ、全体では1位が「公文などの学習系」と「水泳」、3位が「英会話」、4位が「リトミック」、5位が「幼児教室(小学校受験対策を含む)」となりました。

また、お子さんの年齢によって違いがみられました。0〜2歳では「リトミック」が39.6%と最多。音楽に触れ合いながら身体を動かす「リトミック」は子どもの最初の習い事として人気のようです。
3〜4歳は「水泳」「公文などの学習系」「英会話」の回答が多くなりました。3歳ごろから運動にも力を入れたいと検討する中「水泳」がスポーツの中では男女ともに人気のスポーツのようです。
さらに5~6歳になると「ピアノ、バイオリンなどの音楽系」の回答が多くなっています。

習い事にまつわるエピソードとして、習い事をさせることで良かった点に関しては、「子どもが楽しそう」「集中力・習慣がついた」「コミュニケーション力、周りとの交流がスムーズになる」という声が寄せられ、早いうちから始めるメリットを感じていることが分かりました。

一方で悩んでいる点では、「お金がかかる」「送迎が大変」「時間の調整が難しい」など、実際に始めたことで感じる共働きだからこその現実的な悩み「何があっているか分からない」「長続きするのか」といった子どものモチベーションに関する内容も多数寄せられました。

その習い事をさせている(または検討している)きっかけはなんですか?


その習い事をさせている(または検討している)きっかけはなんですか?

※「現在行っている習い事はない」以外を選択した方 (n=164)

習い事をさせている(または検討している)きっかけは、「親(自分)が習っていて良いと思ったから」が42.1%と多数派となりました。親自身が経験していたからこそ、子どもにアドバイスしたり、気持ちを分かち合えるなど、親も一緒になって取り組める習い事を選ぶ傾向があるようです。

次いで2番目に多かったのは、「子どもが習いたいという意思があったから」31.1%となり、子どもの主体性を重視し、まずはやらせてみるという意見も多いようです。

受講スタイルや決める時のキーワードなど、共働きならではのポイントとは?

これから習わせたい、または受講を検討している習い事を教えてください。


これから習わせたい、または受講を検討している習い事を教えてください。

(n=306)

これから習わせたい、または受講を検討している習い事については、「水泳」「英会話」 「ピアノ・バイオリンなど音楽系」に回答が集まりました。現在習わせている習い事と相違のない結果となり、これから検討している方にとっても人気の習い事だと分かります。

習い事の受講スタイルを教えてください。


習い事の受講スタイルを教えてください。

(n=306)

受講スタイルは、「スクールに通う」が過半数で、「幼稚園や保育園で行っている」も3割弱となりました。定番の通いスタイル以外にも、幼稚園や保育園と提携している習い事は送迎の負担が少なく、共働き家庭に人気のようです。

習い事を決める際のキーワードを教えてください。


習い事を決める際のキーワードを教えてください。

(n=306)

習い事を決める際のキーワードについて聞いたところ、最も多かった回答は「家から近い・通いやすい」で65.4%となりました。やはり共働き家庭にとっては、送迎がネックになることが多く、なるべく通いやすいことが重視されるポイントのようです。

また「子どもが楽しく習える」「先生との相性」「教室の雰囲気」も上位の回答となりました。通いやすさに加えて、習う本人の子どもにも負担が少ない習い事を探しています。さらに子どもにあっているかどうかを始める前から知りたい、習い始めてからのギャップをなるべく少なくしたいと思っているため、体験や見学ができると検討しやすいのではないでしょうか。

習い事にかける1ヶ月あたりの金額を各項目で調査!結果から見える令和のパパママの傾向とは?

1つの習い事にかける1ヶ月あたりの平均金額を教えてください。

1つの習い事にかける1ヶ月あたりの平均金額を教えてください。

(n=306)

続いて習い事にかける費用について、費目ごとに詳細に調査しました。
<月謝代>の最多は3,000円以上5,000円未満、<教材、練習着など必要不可欠なもの>は3,000円未満。<自主練費>と<遠征・合宿・発表会などの特別費用>の最多は 1,000円未満となり、各費用の最多の価格帯を合計しても1ヶ月で1万円未満の結果となりました。

「子どもが長続きするか分からない」「共働きで時間の調整が難しい」といった続けることに対する悩みがあったことからも、令和のパパママはいきなり高額な習い事をさせるリスクよりは“あまり費用をかけずにまずは楽しんで習い事をしてほしい”と思っている方が多いのかもしれません。

習い事の情報収集は「SNS」が1位!人気の投稿内容は・・・?

 習い事についてどのように情報収集をしていますか?


 習い事についてどのように情報収集をしていますか?

(n=306)

SNSで情報収集していると回答した方にお聞きします。情報収集しているものをすべて教えてください。

SNSで情報収集していると回答した方にお聞きします。情報収集しているものをすべて教えてください。

※「SNS」を選択した方 (n=117)

習い事に関する情報収集については、「SNS」が「テレビ」を上回り多数となりました。また、SNSと回答した方に詳細を聞いたところ、「Instagram(一般人の投稿)」と「X(Twitter)(一般人の投稿)」が多くの支持を集めました。インフルエンサーや公式アカウントよりも、口コミ要素のある一般人の投稿を求めて情報収集している方が多いと思われます。

まとめ

・子どもに身につけてほしいスキルは「自ら考える力・主体性」「コミュニケーション能力」が過半数超え
 └年齢が上がるにつれて「運動能力・スポーツ」「礼儀、言葉遣い」の要素も求めている
・習い事の数は「1つ」が最多で、頻度は「週1回」
・通わせている習い事
 └【0~2歳】「リトミック」「公文など学習系」
 └【3~4歳】「水泳」「公文など学習系」「英会話」
 └【5~6歳】「水泳」「公文など学習系」「英会話」「ピアノ、バイオリンなどの音楽系」
・習い事を選んだきっかけは「親(自分)が習っていて良いと思ったから」「子どもが習いたいという意思があったから」が多数
・習い事にかかる1ヶ月あたりの費用は<月謝代>3,000円以上5,000円未満                                
 教材費や自主練費と合わせても1万円未満が多数派
・習い事に関する情報収集はSNSが最多
 └中でも「Instagram(一般人の投稿)」と「X(Twitter)(一般人の投稿)」をチェックしている

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首都圏在住子育て層に大調査!マイホームは欲しい?or欲しくない?〜イマドキ夫婦のライフプランと資産運用戦略を徹底分析〜

一生で一番大きな買い物とも言われる、マイホーム。そこで今回は首都圏で共働きをする子育て層303名を対象に、マイホームに対する意識と資産運用に関する調査を実施。理想のマイホームや購入にあたって重視すること、さらに住宅ローンの選び方など、子育て層ならではの悩みやポイントを詳しい調査結果とともに解説します。

  • 調査対象

    25~35歳/東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県在住/既婚/子どもあり/正社員、公務員・団体職員/マイホーム以外に住んでいると回答した方

  • 有効回答数

    303件(男性:142件、女性:161件)

  • 調査時期

    2023年5月23日~2023年5月29日

  • 方法

    インターネット調査

子育てミレニアル世代の8割以上がマイホーム願望あり!その理由とは?

現在の住まいについて教えてください。

現在の住まいについて教えてください。

(n=303)

マイホームについて、今の考えに近いものを教えてください。

マイホームについて、今の考えに近いものを教えてください。

(n=303)

マイホームに対する意識について尋ねたところ、「欲しい」が84.1%、「欲しいとは思わない」が14.5%と、 約8割以上の方がマイホーム願望ありという結果になりました。

マイホームが欲しい理由を教えてください(最大3つまでお選びください。)

マイホームが欲しい理由を教えてください(最大3つまでお選びください)。

※「マイホームが欲しい」と回答した方 (n=255 内訳:【女性】n=137、【男性】n=118)

マイホームが欲しいと回答した方の理由については、「今の家が狭いから」が44.1%で1位となりました。また広さについては「将来子どもが増えたときに狭くなるから」も23.6%と一定数あり、広さを重要視するのは子育て世代ならではの特徴かもしれません。

2位は「マイホームを持つことが夢だから」31.3%、3位は「マイホームは資産になるから」27.0%となりました。

また、男女別に比較してみると「自分たちの意見を取り入れた内装やリフォームができるから」の回答率が女性19.7%、男性8.5%と、女性が男性の倍近くの回答を集めました。女性によっては、マイホームをもつということだけでなく、内装など家の中の空間にこだわりをもつ方が多いようです。

理想のマイホームを深掘り!1位は新築の〇〇。マイホーム選びに重視するポイントとは?

マイホームを購入するならどんな家がいいですか。

マイホームを購入するならどんな家がいいですか。

※「マイホームが欲しい」と回答した方 (n=255)

マイホームが欲しいと回答した方に、理想の住まいについてさらに深掘り調査を行いました。

どんな家がいいかについては、上位3位がすべて「新築」で、1位が「郊外の一戸建て」2位が「都心(または都市部)の一戸建て」3位が「都心(または都市部)のマンション」となりました。

マイホームを検討する上で重要視する点は何ですか(最も重視するものを3つまで選んでください。)

マイホームを検討する上で重要視する点は何ですか(最も重視するものを3つまで選んでください。)

※「マイホームが欲しい」と回答した方 (n=255 内訳:【女性】n=137、【男性】n=118

マイホームを検討する上で重視するポイントは、6割以上が「子育てしやすい環境」次いで「治安のよさ」が38.4%の回答を集めました。購入したいマイホームが新築のうち「郊外」が44.9%、「都心」38.7%と郊外を希望する方が多かったこととも関連していることが分かります。

また「交通の便のよさ」も35.7%と回答を集めており、都心派が重視しているポイントだと考えられます。

さらに、男女別みると女性の方が「最寄りの駅までの距離」が33.6%と比較的多い回答となっており、「通勤の利便性」よりも最寄りの駅までの距離や時間に対する意識が強いようです。

マイホームの情報収集は「住宅展示場や相談会」が男女ともに1位。SNS利用に差が出る理由とは?

マイホームを検討するにあたって、どのように情報収集をしていますか。

マイホームを検討するにあたって、どのように情報収集をしていますか。

※「マイホームが欲しい」と回答した方 (n=255 内訳:【女性】n=137、【男性】n=118

マイホームの情報収集については、「住宅展示場や相談会」が36.9%と男女ともに1位となりました。ネット時代であっても、マイホームについては実際に自分たちの目で確かめたい方が多いようです。

全体で27.1%の回答となった「SNS」ですが、内訳は女性が34.3%、男性が18.6%と女性のほうが高い傾向にあります。女性は「マイホームが欲しい理由」の回答で「自分たちの意見を取り入れた内装やリフォームができるから」が男性の倍近くいたことからも、SNSを駆使して、内装やどんな家にしたいかなど、様々なケースをビジュアル込みで検索していると考えられます。

また一方で、男性は女性よりも「職場の同僚」の割合が高く、直接身近な人に聞くことで、現実的な意見をもらいたいと考えているのではないでしょうか。

住宅ローンの利用を「検討している」が約8割!「メガバンク派」と「ネット銀行派」が求めるポイントを解説。

住宅ローンの利用を検討していますか?

住宅ローンの利用を検討していますか?

※「マイホームが欲しい」と回答した方 (n=255)

どのような種類の住宅ローンを利用したいですか?

どのような種類の住宅ローンを利用したいですか?

※「住宅ローンの利用を検討している」と回答した方 (n=209)

その住宅ローンを利用したい理由を教えてください。

その住宅ローンを利用したい理由を教えてください。

※「住宅ローンの利用を検討している」と回答した方 (n=209 セグメント:【メガバンク・地方銀行】n=86、【ネット銀行】n=28

住宅ローンについての意識についても調査したところ、利用を「検討している」が8割以上という結果になりました。

種類については「メガバンク・地方銀行の住宅ローン」が全体の4割を占めています。選択した理由として回答が多かったのは1位が「安心感」41.9%、次いで「サポートが手厚そうだから」が2位で26.7%となりました。

一方、「ネット銀行の住宅ローン」を選択した方の理由は「金利が安いから」が64.3%と圧倒的に多く、続いて「保険などのオプションが充実しているから」の回答が挙がりました。

額が大きく支払い期間が長期にわたる特性ゆえ、メガバンクが今も主流ですが、金利の安さなどからネット銀行が選択できるのであればそちらのほうがお得と考える方も多いようです。

まとめ

  • マイホームが「欲しい派」が8割以上
  • 理想のマイホームは「新築」中でも「郊外の一戸建て」が人気
  • 重視するポイントとして、郊外派は「子育てしやすい環境」や「治安のよさ」、都心派は「交通の利便性」を重視する傾向にある
  • 住宅ローンの利用を「検討している」が8割以上
  • 具体的な種類は「メガバンクや地方銀行」の支持が根強い
  • ネット銀行派は「金利の安さ」を重要視
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