「何分浮いたか」より「何回考えなくて済んだか」 子育て世帯の”メンパ”と、夏休み明けのコミュニケーション|「感情」が動くマーケティング

「何分浮いたか」より「何回考えなくて済んだか」 子育て世帯の"メンパ"と、夏休み明けのコミュニケーション

「時短家電も買った。ミールキットも使っている。それなのに、なぜか毎日ギリギリだ」。

共働き世帯が当たり前になり、家事や育児を効率化する商品やサービスも増えました。
ボタンひとつで掃除をしてくれる家電、献立を考える手間を減らしてくれるミールキット、スマートフォンから頼める家事代行。
以前と比べれば、私たちはたくさんの「時短」を手にしています。それでも、親たちに十分な余裕が生まれたとは言い切れないようです。

ベビーシッター・家事代行の「キッズライン」が2026年4月、共働き(産休・育休含む)の母親103名に実施した調査では、82.6%が「日々の生活に余裕がない」と回答しました。
場面の上位は「ワンオペ育児・家事」(56.7%)、「自分の時間が持てない」(51.7%)、「子どもの急な体調不良」(49.2%)です。
見逃せないのは、同じ調査で「ここ1〜2年で子育てや働き方を取り巻く環境が良くなっている」と感じる人が66.7%に達している点です。
制度も選択肢も改善している実感はある。それでも8割が余裕がない。この二つが同時に成立していることが、いまの共働き育児の難しさを表しています。

便利なものは、確実に増えている。それなのに、なぜ私たちは楽になりきれないのでしょうか。
もしかすると、いま子育て世帯に足りないのは「時間」だけではないのかもしれません。
今回は、タイパだけでは測れない「心の余力」という視点から、子育て世帯の消費と、これからのブランドやサービスの役割について考えます。

時短したはずなのに、空いた時間はどこへ行った?

「何分浮いたか」より「何回考えなくて済んだか」 子育て世帯の"メンパ"と、夏休み明けのコミュニケーション

あっという間に30分は過ぎていきます。子育てをしながら働いていると、「あと30分あれば」と思う場面が何度もあります。
だからこそ、家事を効率化してくれる商品やサービスはありがたい存在です。
ロボット掃除機が床を掃除してくれる。乾燥機に洗濯物を任せる。夕食には冷凍食品やミールキットを取り入れる。ネットスーパーなら、仕事帰りにスーパーへ寄る必要もありません。
確かに、一つひとつの家事にかかる時間は短くなっています。

ところが、夕食づくりで30分浮いたとしても、その時間で学校からのお知らせを確認し、翌日の持ち物を準備し、子どもの宿題を見ているうちに、あっという間に30分は過ぎていきます。

ようやく子どもが寝たと思ったら、明日の予定を確認し、「そういえば牛乳がない」「体操服を洗わないと」「週末の習い事は何時だったっけ」と、頭の中では次のタスクが始まっています。
つまり、時短によって生まれた時間が、そのまま「余裕」になるとは限らないのです。

家事にかかる時間は減っても、家族のために考え続ける時間までは、なかなかなくならない。

ここに、共働き育児がなかなか楽にならない理由のひとつがあるように思います。
親を疲れさせているのは「家事」だけではなく、「考える家事」かもしれません。

夕食づくりを例に考えてみましょう。料理には、食材を切る、焼く、煮るといった目に見える作業があります。
しかし実際には、キッチンに立つ前から家事は始まっています。
今日の夕食を何にするか。昨日は魚だったから今日は肉にしようか。冷蔵庫に何が残っていたか。子どもが食べられるものは何か。栄養バランスは大丈夫か。帰宅途中に何を買えばいいか。

こうした「考える」「覚えておく」「段取りする」という作業は、目には見えにくいものの、毎日の生活の中で繰り返し発生しています。
実際、冷凍宅配食ブランド『三ツ星ファーム』の調査(2026年4月、共働き世帯800名)では、食事準備で最も負担に感じる工程は、男女ともに「献立の決定」でした。特に女性は53.1%と、2人に1人が献立づくりにストレスを感じています。
つまり、「料理すること」だけではなく、料理する前に考え続けることそのものが負担になっているのです。

海外でも、こうした家事の「認知的な負担」に注目した研究があります。
幼い子どもを持つ母親322名を対象とした米国の研究では、家庭内の30の家事について、計画や段取り、家族のニーズの把握といった「認知的家事労働」の約73%を母親が担っていると報告されています(パートナーは27%)。
そしてこの認知的負担は、抑うつ、ストレス、燃え尽きなどと関連していました。

なお、これは一時点の自己申告にもとづく調査であり、因果関係を示したものではありません。
それでも「手を動かす家事」以上に「考える家事」が偏りやすいという傾向は、示唆として重く受け止めたい結果です。
手を動かしていない時間にも、頭の中ではずっと家事が続いている。
そう考えると、単純に「家事にかかる時間を10分短縮しました」だけでは、親が感じる負担のすべてを解消できない理由が見えてきます。

 

時短の価値は「何分浮いたか」から「何回考えなくて済んだか」へ

「何分浮いたか」より「何回考えなくて済んだか」 子育て世帯の"メンパ"と、夏休み明けのコミュニケーション

ここまで考えると、ミールキットや冷凍食品の価値も少し違って見えてきます。
例えばミールキットによって調理時間が20分短くなったとします。もちろん、それだけでも十分ありがたい。

でも、本当の価値は20分という数字だけではないのかもしれません。
「今日、何を作ろう」と悩まなくていい。必要な食材を考えなくていい。スーパーの売り場を歩きながら献立を組み立てなくてもいい。
つまり、商品が肩代わりしているのは作業だけではなく、判断そのものでもあるのです。

これまで時短商品は、「○分で完成」「家事時間を○分削減」といったタイパの文脈で価値を伝えることが多くありました。
しかし、これから子育て世帯にとって重要になるのは、時間をどれだけ短縮できるかだけではなく、「何回考えなくて済んだか」「どれだけ頭の中を空っぽにできたか」なのではないでしょうか。

ここで注目したいのが、近年、商品やサービスの文脈でも使われ始めている「メンタルパフォーマンス(メンパ)」という考え方です。
コスパやタイパのように確立された言葉ではありませんが、時間効率だけではなく、ストレスを減らしたり、心の余裕を生み出したりする価値に目を向ける考え方として捉えることができます。
子育て世帯に置き換えるなら、「心をすり減らさないための消費」と言えるかもしれません。

 

「手抜きしていいのかな」が、せっかくの時短を邪魔してしまう

「手抜きしていいのかな」が、せっかくの時短を邪魔してしまう

もうひとつ、子育て世帯のメンパを考えるうえで無視できないのが「罪悪感」です。
便利なものを使えば楽になると分かっている。それでも、いざ使おうとすると迷ってしまうことがあります。
「夕飯くらい自分で作ったほうがいいのではないか」「冷凍食品ばかりではよくない気がする」「家事代行をお願いするほど大変なわけではない」。
そんなふうに、自分自身にブレーキをかけてしまうのです。

実際、同調査では全体の72.9%が、総菜や冷凍食品、宅食サービスを夕食に出すことに罪悪感を抱くと答えています。
興味深いのは、その罪悪感が母親だけのものではないことです。
「常に・しばしば感じる」という強い抵抗感は、女性40.0%に対して男性56.9%と、男性のほうが16.8ポイント高い。
一方で、パートナーがそうした食事を用意した場合について、女性の3人に1人以上は「用意してくれるだけでありがたい」と答えています。
出す側が抱えている後ろめたさと、受け取る側の評価。この二つには、思っている以上に開きがあるのかもしれません。

もちろん、家事代行などを利用しにくい理由は心理面だけではありません。費用やプライバシーへの不安など、現実的なハードルもあります。
だから、「罪悪感さえなくなれば、すべて解決する」という単純な話ではありません。

それでも考えたいのは、せっかく時間を生み出す商品を使っても、その選択に後ろめたさを感じてしまえば、心まで軽くなるとは限らないということです。
時間を短縮するだけでなく、その商品を使うこと自体を肯定できること。
ここまで含めて初めて、時短が「心の余裕」につながるのではないでしょうか。

 

選択肢を増やすことが、親切とは限らない

メンパという視点に立つと、商品やサービスの設計も変わって見えてきます。
これまでマーケティングでは、「豊富なラインナップから好きなものを選べること」は大きな価値とされてきました。
けれども、一日中仕事で判断を繰り返し、帰宅してからも夕食や子どもの予定を考え続けている人にとって、「30種類からお好きなメニューをどうぞ」は、本当に親切なのでしょうか。
むしろ「平日の5日間はこれで大丈夫」「迷ったらこれを選べばOK」と示してもらえるほうが、ありがたい場面もあります。

選択肢を増やすことだけが顧客体験ではありません。ブランドやサービスが生活者に代わって、少しだけ考えてくれること。
それも、忙しい子育て世帯に提供できる価値になりそうです。

「たくさんの中から選べます」から、「ここに任せておけば大丈夫です」へ。
商品そのものだけでなく、購入までの導線やECサイト、定期購入、レコメンドのあり方にも、メンパという視点は応用できるのではないでしょうか。

 

「もっと頑張れる」ではなく、「これでいい」と言ってくれるブランドやサービスへ




「もっと頑張れる」ではなく、「これでいい」と言ってくれるブランドやサービスへ

そして、商品設計以上に考えたいのが、ブランドやサービスから生活者への言葉です。
子育て世帯向けの商品では、「忙しいママでも簡単」「たった10分で栄養満点」「家事を効率化して家族との時間を増やそう」といったメッセージをよく目にします。
どれも善意から生まれた言葉です。
しかし、余裕を失っている人にとっては、「10分浮いたのだから、その10分でもっと家族のために何かをしましょう」と聞こえてしまうこともあるかもしれません。

それでは、いつまでたっても休めません。浮いた10分は、子どものために使ってもいいし、自分のために使ってもいい。何もしなくてもいい。
ブランドやサービスがそこまで決める必要はないはずです。

だからこそ、これから必要なのは「もっと効率よく頑張れる」というメッセージだけではなく、「今日はこれで十分」と思わせてくれるコミュニケーションなのではないでしょうか。
冷凍食品を使った日も、ミールキットに頼った日も、家事代行をお願いした日も、それは「できなかった日」ではありません。

ブランドやサービス自身がその選択を肯定する。
時短という機能価値に加えて、それを選んでも大丈夫だと思える心理的な許可まで届けることが、これからの子育て世帯との関係づくりには必要なのかもしれません。

 

夏休みを走り切った9月だからこそ、「また頑張ろう」と言わない

9月は、この「心の余力」について考えるのにちょうどいいタイミングでもあります。
子どもの夏休み中は、普段の仕事や家事に加えて、昼食の準備や学童、習い事、旅行や帰省など、家庭内のタスクが増えます。
実際、前掲の同調査で長期休暇に負担が増えることを尋ねると、40.5%が「子どもの食事の献立検討・準備・片付け」を挙げています。給食がなくなることで、ここまで見てきた「献立を考える」負担が一日三食分に膨らむわけです。

そして夏休みが終わると、子どもは学校へ戻り、家庭も通常運転に戻ったように見えます。
でも、親の疲れまで新学期にリセットされるわけではありません。
だからこの時期、ブランドやサービスが「秋からまた頑張りましょう」と声をかけることだけが正解ではないと思います。

「夏休み、お疲れさまでした」
「今週くらい、少しラクをしてもいい」

そんなふうに、次の行動を促す前に、まず生活者の現在地を認める。
季節マーケティングでは、「次に何を買ってもらうか」「次に何をしてもらうか」を考えがちです。
しかし、消費者が今どれくらい心の余力を残しているのかまで想像することも、これからは必要なのではないでしょうか。

 

ブランドやサービスが売るべきは、「時間」だけではない

共働き育児の大変さは、時短家電や便利なサービスひとつで解決できるほど単純ではありません。
だからこそ、ブランドやサービスにできることを「○分短縮する」だけに限定する必要もないはずです。
献立を考えなくていい。選択肢に迷わなくていい。今日くらいは頼っていいと思える。

そんな小さな余白をつくることも、生活者に提供できる価値です。
コスパが「お金を無駄にしない」という視点で、タイパが「時間を無駄にしない」という視点だとすれば、その先には、「自分の心をすり減らさない」という選択があってもいい。
これから子育て世帯に商品やサービスを届ける企業は、一度、自社のコミュニケーションを振り返ってみてもいいのではないでしょうか。

その商品は、本当に親をラクにしているでしょうか。
そして、その広告は知らず知らずのうちに、「もっとちゃんとやろう」「浮いた時間でもっと頑張ろう」と親を追い立ててはいないでしょうか。
共働き育児を少しだけ「無理ゲー」ではなくするのは、親にさらに頑張る方法を教えるブランドではなく、「今日はこれでいい」と言ってくれるブランドなのかもしれません。

 


参考・出典

  • 三ツ星ファームによる調査(株式会社イングリウッド)「子育て世帯の家事・育児に関する調査」
    (調査時期:2026年4月28日/小学生以下の子どもと同居する共働き世帯の25〜49歳男女800名[女性480名・男性320名]/インターネット調査)
    https://mitsuboshifarm.jp/
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000026850.html
  • 株式会社キッズライン「共働き家庭の負担と解決の糸口に関する調査」
    (調査期間:2026年4月17日〜23日/共働き[産休・育休含む]の母親103名/インターネット調査)
    https://kidsline.me/contents/news_detail/864
  • Aviv, E., Waizman, Y., Kim, E., Liu, J., Rodsky, E., & Saxbe, D.「Cognitive household labor: gender disparities and consequences for maternal mental health and wellbeing」Archives of Women’s Mental Health
    (2024年オンライン公開/幼児を育てる母親322名を対象)
    https://doi.org/10.1007/s00737-024-01490-w

 

令和の共働き夫婦クラスター最新分析!ママ・パパのインサイト&消費実態を解説

令和の共働き夫婦クラスター最新分析!ママ・パパのインサイト&消費実態を解説

共働き子育て層が求める国内旅行とは? 計画から宿泊先選びのポイント、子連れ向けサービスへの本音を調査!

共働き子育て層にとって、子どもとの旅行は新しい体験をしたり、特別な時間を過ごしたりできる大切な機会です。一方で、旅行に行くまでには宿泊先選びや荷物の準備、現地までの移動など、子連れ旅行ならではの負担も少なくありません。

今回は、直近1年に国内旅行をした共働き子育て層(首都圏在住、未就学児の子どもがいる人)を対象に、旅行の頻度や費用を調査。また、計画の立て方、宿泊先選びのポイント、子連れ向け設備・サービスへのニーズなどから、その実態を詳しく見ていきます。

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1,共働き子育て層の国内旅行は「1~2泊」、旅行頻度は「年1~2回」が主流

Q.直近1年間で行った、子連れでの国内旅行の回数を教えてください。

Q.直近1年間で行った、子連れでの国内旅行の回数を教えてください。

(n=307)

直近1年間に行った子連れ国内旅行の回数は、「2回」36.2%が最多で、「1回」29.3%、「3回」17.9%という結果でした。【年に1〜2回旅行する】家庭が全体の約65%を占めていることがわかりました。また、「年3回」までを含めると、8割超に達しています。子連れ旅行は、年に数回の楽しみとして取り入れられているようです。

 

Q.直近1年間に行った子連れでの国内旅行について、1回あたりの宿泊日数として最も多かったものを選んでください。

Q11_直近1年間に行った子連れでの国内旅行について、1回あたりの宿泊日数として最も多かったものを選んでください。

(n=307)

1回あたりの宿泊日数については、「1泊」43.3%、「2泊」36.5%、「3泊」15.0%という結果でした。子連れの国内旅行は【1泊〜2泊】が合計で約8割を占めており、短期間の旅行が主流であることがわかります。さらに「3泊」までを含めると約95%に達しており、多くの家庭が3泊以内で旅行をしている傾向です。

 

Q.直近1年間に行った子連れでの国内旅行について、1回あたりの平均金額(家族全体の総額)を教えてください。
※交通費・宿泊費・現地での食事代・レジャー費を含んだ、家族全体の総額でお答えください。

Q.直近1年間に行った子連れでの国内旅行について、1回あたりの平均金額(家族全体の総額)を教えてください。
※交通費・宿泊費・現地での食事代・レジャー費を含んだ、家族全体の総額でお答えください。

(n=307)

国内旅行における1回あたりの平均金額(家族全体の総額)は、「4万円以上6万円未満」17.9%、「6万円以上8万円未満」17.3%、「10万円以上15万円未満」15.6%、「8万円以上10万円未満」14.3%でした。「4万円以上8万円未満」が35.2%とボリュームゾーンになりましたが、約6割が【4万円以上15万円未満】の価格帯に集中している一方、回答は複数の金額帯に分散しています。また、15万円以上も約15%を占めており、旅行内容や宿泊日数によって費用にばらつきがあるようです。

 

Q.直近1年間に行った子連れでの国内旅行について、情報収集で利用した情報源を教えてください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

国内旅行の情報源は、「SNS」56.4%、「オンライン旅行サイト」53.8%の2つが中心で、「AI」26.1%、「旅行比較サイト」23.8%、「旅行会社の公式サイト」22.2%と続きました。「SNS」は写真・動画やリアルな口コミを参考にし、「オンライン旅行サイト」では料金や空室情報、口コミ評価を確認するなど、複数の情報源を使っている人が多いと考えられます。男女別で見ると、男性は「SNS」が約6割で最多、女性は「オンライン旅行サイト」56.9%が最も多くなっています。

\旅行計画でAI活用者は何を調べている? 今後の利用意向も約6割が前向き/

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2,旅行先選びは「宿泊施設で過ごす時間」を重視、旅行の目的は?

Q.旅行先を選ぶ際、宿泊施設での過ごし方と周辺の観光、どちらを重視しますか。

Q.旅行先を選ぶ際、宿泊施設での過ごし方と周辺の観光、どちらを重視しますか。

(n=307)

旅行先選びで重視することは、「どちらかというと宿泊施設で過ごす時間を重視する」39.1%が最多で、「宿泊施設で過ごす時間を重視する」と合わせると55.4%となり、半数以上が宿泊施設での過ごしやすさを重視しているようです。周辺の観光を重視する人は約3割にとどまりました。未就学児のいる子育て層にとって、宿泊施設内で子どもと安心して過ごせる環境が重要だと考えられます。

 

Q.子連れの国内旅行で、重視していることを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.子連れの国内旅行で、重視していることを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

国内旅行で重視していることは、「子どもが楽しめる」36.2%、「子連れ向きの宿泊施設である」32.9%、「家族全員が楽しめる」26.7%の順でした。子どもが楽しめることを前提に、家族全員で過ごしやすい旅行先が選ばれているようです。また、男性は「お風呂・温泉が利用しやすい」23.6%や「安全性が高い」22.9%など、施設の設備面を重視している人も一定数います。一方で、女性は「アクセスが良い」27.0%、「周辺観光がしやすい」22.2%といった、外出しやすさなどを求める人も一部いるようです。

 

Q.子連れの国内旅行で負担に感じることを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.子連れの国内旅行で負担に感じることを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

国内旅行で負担に感じることは、「子どもの急な体調不良」25.4%、「荷物が多くなる」25.1%、「子どもの機嫌への対応」24.8%が上位に入り、僅差で並んでいます。子どもの対応に加え、荷物が多いことによって準備や移動も負担になることがうかがえます。

男女別に見ると、男性は「子どもとの食事」25.7%が最多であるのに対し、女性は「荷物が多くなる」30.5%が最も多くなりました。また、「旅行費用がかさむ」23.4%、「周囲への気遣い」18.0%なども、男性の回答率を上回っています。

\宿泊施設で困ったこと3位「周囲の宿泊客に気を遣った」、1位・2位は?/

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3,宿泊先選びのポイントは? あるとうれしい子育て層向け設備1位は「家族風呂・貸切風呂」

Q.子連れの国内旅行で、宿泊施設の予約を行う際に最もよく利用しているサービスを教えてください。

Q.子連れの国内旅行で、宿泊施設の予約を行う際に最もよく利用しているサービスを教えてください。

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

宿泊施設の予約時に最もよく利用されているサービスは、「オンライン旅行サイト」が47.6%と突出しており、「宿泊施設のWebサイト」13.0%、「旅行会社の公式サイト」10.8%を大きく上回りました。前述した通り、 「オンライン旅行サイト」は国内旅行の情報源としても約半数が活用しており、そのまま予約まで進めていることがうかがえます。また、女性は「オンライン旅行サイト」の利用が半数を超えており、支持されているようです。

 

Q.子連れの国内旅行で、宿泊先を選ぶ際に重視することを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.子連れの国内旅行で、宿泊先を選ぶ際に重視することを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

宿泊先を選ぶ際に重視することは、「赤ちゃん・子ども連れへの配慮が充実していること」33.9%が最も多く、次いで「子ども向け設備・備品の充実」27.7%、「料金」26.7%となりました。料金面よりも、子どもが安心して過ごせる環境を優先する人がやや多い傾向です。また、女性は「赤ちゃん・子ども連れへの配慮が充実していること」が約4割、「子ども向け設備・備品の充実」が約3割と、いずれも男性より回答率が高くなり、子ども連れで快適に滞在できる環境をより重視しているようです。

 

Q.子連れの国内旅行で、宿泊施設にあるとうれしい子育て層向け設備を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.子連れの国内旅行で、宿泊施設にあるとうれしい子育て層向け設備を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

宿泊施設にあるとうれしい子育て層向け設備は、1位「家族風呂・貸切風呂」33.9%、2位「キッズスペース・プレイルーム」31.3%、3位「子どもの安全対策設備(柵・転落防止など)」30.0%となりました。男女ともに「家族風呂・貸切風呂」が最多となり、周囲を気にせず家族でゆっくり過ごしたいというニーズがうかがえます。また、女性は「空気清浄機・加湿器」19.8%の回答率も比較的高く、子どもが過ごす空間の衛生面や快適さを重視する傾向も、一部で見られました。

\「宿泊施設にあるとうれしい子育て層向けサービス」も深掘り!/

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4,約6割が宿泊経験あり!オールインクルーシブ型施設の魅力は「料金のわかりやすさ」

Q.直近1年間に行った子連れの国内旅行で、オールインクルーシブ型の宿泊施設に泊まったことはありますか?
※オールインクルーシブ型とは、宿泊料金に食事や飲み物、アクティビティなどの料金があらかじめ含まれている宿泊施設です

Q.直近1年間に行った子連れの国内旅行で、オールインクルーシブ型の宿泊施設に泊まったことはありますか?

(n=307)

オールインクルーシブ型宿泊施設の利用経験については、「ある」61.6%、「ない」38.4%という結果でした。宿泊経験者は約6割にのぼり、共働き子育て層に広く浸透している宿泊スタイルであることがうかがえます。

 

Q.子連れで国内旅行をする際、オールインクルーシブ型宿泊施設の魅力に感じる点を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.子連れで国内旅行をする際、オールインクルーシブ型宿泊施設の魅力に感じる点を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

オールインクルーシブ型施設の魅力は、「料金がわかりやすい」33.6%が最も高く、「現地での飲食など追加料金を気にせず楽しめる」27.0%、「食事や飲み物代を気にしなくてよい」26.7%が続きました。料金体系のわかりやすさや追加料金を気にせず過ごせる点が主な魅力のようです。

次いで「子ども向けサービスを利用しやすい」25.7%、「館内アクティビティを利用しやすい」22.8%、「子どもだけでなく大人も楽しめる」21.5%も一定数を集め、家族で施設内のサービスやアクティビティを楽しみやすい点も支持されている傾向です。

Q.今後、子連れの国内旅行で、オールインクルーシブ型宿泊施設を利用したいと思いますか。

Q.今後、子連れの国内旅行で、オールインクルーシブ型宿泊施設を利用したいと思いますか。

(n=307)

今後のオールインクルーシブ型施設の利用意向については、「ぜひ利用したい」29.3%、「やや利用したい」41.0%となり、約7割が前向きな姿勢を示しました。一方で、「あまり利用したくない」2.6%、「まったく利用したくない」1.0%にとどまり、否定的な人は少数派でした。

\オールインクルーシブ型宿泊施設に「不安を感じる点」も 徹底調査!/

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5,旅行先やスケジュールは「夫婦で相談して決める」が約4割、情報収集・予約は役割分担

Q.子連れの国内旅行について、以下の各項目は誰がメインで行っていますか。

Q.子連れの国内旅行について、以下の各項目は誰がメインで行っていますか。

(n=307)

国内旅行の夫婦の役割分担について聞いたところ、【旅行先の選定】と【旅行中のスケジュール決め】は「夫婦で相談して決める」がそれぞれ約4割にのぼり、最多となりました。【情報収集】は「妻」が35.8%、【予約の手配】では「夫」が38.4%で最多でしたが、妻と夫で分散しています。一方、【旅行の荷物の準備】では「妻」が44.0%、「夫」が17.9%となり、差が見られました。

全体的に、【旅行先の選定】や【旅行中のスケジュール決め】といった旅行の方針は夫婦で相談して決めつつ、【情報収集】や【予約の手配】といった具体的な作業は夫婦で分担していることがうかがえます。一方で、【荷物の準備】は、妻が担う傾向が強いようです。

 

Q.子連れでの国内旅行前に、買い足すことが多いものを教えてください。【複数回答】

Q.子連れでの国内旅行前に、買い足すことが多いものを教えてください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

子連れでの国内旅行前に買い足すことが多いものは、1位「子どものおやつ」35.8%、2位「ミルク・離乳食など」30.0%、3位「子どもの飲み物」29.6%が上位で、子どもの食事に関するものが上位を占めました。

次いで、4位「おむつ」28.3%、5位「衣類」20.2%、6位「肌着類」17.9%と続き、日用品や着替えを準備する人も多いようです。女性は「子ども向け玩具・暇つぶしグッズ」21.0%の回答率も高く、移動時間や待ち時間なども子どもが楽しく過ごせるよう準備する傾向が見受けられました。

 

Q.子連れの国内旅行において、各アイテムについて、あてはまるものをお選びください。

Q.子連れでの国内旅行前に、買い足すことが多いものを教えてください。【複数回答】

(n=307)

子連れ旅行で利用経験が多いアイテムは、「抱っこひも(ヒップシートなど含む)」30.9%、「タブレット・動画視聴端末」30.6%でした。数回の利用経験も含めると、いずれも約7割が旅行中に使用した経験があることがわかりました。また、「コンパクトベビーカー」「チェアベルト」も、約半数が利用経験があると答えており、利用経験のない人は3割にとどまっています。

一方で、認知しているものの利用したことがないアイテムは「子どもが乗れるスーツケース」42.0%が最多で、利用経験の有無が回答者を二分する結果となりました。

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6,約4割が子連れ国内旅行のキャンセル経験あり、主な理由は「子どもの体調不良」

Q.直近1年以内の子連れ国内旅行において、旅行をキャンセルした経験はありますか。

Q.直近1年以内の子連れ国内旅行において、旅行をキャンセルした経験はありますか。

(n=307)
※各項目は小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

国内旅行のキャンセル経験については、「はい(キャンセル経験あり)」39.7%、「いいえ(キャンセル経験なし)」60.3%となりました。直近1年以内の家族旅行で、約4割が旅行のキャンセルを経験しており、予定変更となる人は少なくないようです。

 

Q.子連れの国内旅行をキャンセルした理由を教えてください。【複数回答】

Q.旅行キャンセル保険に加入した理由を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=122 内訳:男性n=61、女性n=61)

国内旅行をキャンセルした理由は、「子どもの体調不良」50.8%が突出して多くなりました。次いで、「宿泊先・旅行先の事情」23.0%、「感染症への不安」19.7%、同率で「家族の予定変更」「天候不良」17.2%の順で続いています。旅行の予約キャンセルしたことがある人の約半数は、子どもの急な発熱や体調不良を理由にキャンセルしたようです。

 

Q.直近1年間の子連れの国内旅行で、旅行キャンセル保険に加入しましたか?

Q40_直近1年間の子連れの国内旅行で、旅行キャンセル保険に加入しましたか?

(n=307)

旅行キャンセル保険への加入経験の有無については、「加入した」34.9%、「加入していない」65.2%となりました。キャンセル保険に加入しなかった人が多数派ですが、約35%は加入しており、保険を活用する人も一定数いることがわかります。

 

Q.旅行キャンセル保険に加入した理由を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=107 内訳:男性n=51、女性n=56)

旅行キャンセル保険に加入した理由は、「旅行をキャンセルする可能性が高いと感じたから」30.8%、同率で「旅行代金が高額だったから」、「安心感が欲しかったから」27.1%の順で続きました。共働き子育て層は、仕事や家庭の都合による急な予定変更や、旅行費の負担に備えて入る人が多いようです。

また、「加入手続きが簡単だったから」26.2%、「予約時に案内され、そのまま加入したから」24.3%などと、手軽に申込みできる導線も加入の後押しになっていると考えられます。

\旅行キャンセル保険にかけた金額も、さらに調査!/

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ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、これまでに行った旅行先エリアや子育て層向け設備・サービスが宿泊先選びに与える影響などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    25歳~39歳/男女/ 既婚/子どもが1人以上かつ第1子が未就学児/夫婦ともに正社員、公務員・団体職員/埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県に在住/直近1年間で子連れでの国内旅行に行った人

  • 有効回答数

    307件

  • 調査時期

    2026年6月

  • 方法

    インターネット調査

共働き子育て夫婦の消費実態

共働き子育て夫婦の消費実態に関するアンケート調査結果を公開!
家事を時短するために購入した商品・サービス、ネットショッピングをしている時間帯や使う金額、世帯年収や家事分担の実態など、リアルな共働き世帯の声をまとめました。
妊娠中・未就学児を持つ世帯の、パパ・ママ両方へプロモーションを考えている方におすすめです。

共働き子育て層のクリスマス消費 何にお金をかける? 装飾・食事・プレゼントの金額感や購入先などを調査

クリスマスが近づくと、ツリーを飾ったり、プレゼントを考えたりと準備の段階から楽しむ人も多いでしょう。クリスマスは広く親しまれており、装飾をはじめ食事やケーキ、プレゼントなど、さまざまな消費が生まれやすい時期でもあります。

そこで今回は、未就学児のいる共働き子育て層を対象に、クリスマスの消費について調査。部屋の装飾から、食事、子どもへのプレゼント選びなど、家族でのクリスマスの過ごし方を詳しく調べました。

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1,共働き子育て層の約8割が食事を重視、「クリスマスらしい食事・ケーキ」が定番

Q.昨年、クリスマス時期に行ったことを教えてください。【複数回答】

Q.昨年、クリスマス時期に行ったことを教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性 n=145、女性n=159)

まずはじめに、昨年のクリスマス時期にしたことを聞いてみると「クリスマスらしい食事をする」82.2%、「クリスマスケーキを食べる」79.6%、「子どもへのプレゼントを用意する」64.5%が大半を占めました。また「クリスマスツリーを飾る」49.0%、「部屋の飾り付けをする」33.6%などと、室内の装飾をする人も一定数います。

一方で、「イルミネーションを見に行く」19.1%「クリスマスイベントに行く」15.1%といったお出かけを楽しむ人もいるようです。

 

Q.昨年、クリスマスの装飾として使ったもの、新たに購入したものをそれぞれすべて選んでください。【複数回答】

Q.昨年、クリスマスの装飾として使ったもの、新たに購入したものをそれぞれすべて選んでください。【複数回答】

(n=304)

昨年使ったもの: 「クリスマスツリー」57.6%、「ツリー用のオーナメント・飾り」42.1%

         「クリスマスリース・スワッグ」22.4%

昨年新たに購入したもの: 「ツリー用のオーナメント・飾り」18.4%、 「クリスマスツリー」17.4%、「壁掛け装飾」10.2%

昨年のクリスマスの装飾で使ったものは「クリスマスツリー」57.6%、「ツリー用のオーナメント・飾り」42.1%が上位に入り、約6割がクリスマスツリーを中心に装飾を行っているようです。また、昨年新しく購入したものは「ツリー用のオーナメント・飾り」18.4%が最多でした。ツリーの装飾は定番で、新しいオーナメントを買い足してアレンジを楽しむ傾向もうかがえます。

 

Q.昨年、クリスマスの装飾用品を購入した場所を教えてください。【複数回答】

Q.昨年、クリスマスの装飾用品を購入した場所を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性 n=145、女性n=159)

クリスマスの装飾用品の購入場所は、「100円ショップ」27.0%、「ECサイト」22.7%、「生活雑貨店」18.1%の順でした。また、「特に購入していない」と答えた人は20.1%で、約8割の人が昨年何らかの装飾用品を購入していることがうかがえます。男女別に見ると、男性は「ECサイト」25.5%が最多で、「ディスカウントストア」16.6%や「子ども用品店」14.5%なども女性より高い回答率になりました。一方で、女性は「100円ショップ」35.9%が最多で、手軽に購入する人が多いようです。

Q.昨年、クリスマスの装飾にかかった費用はいくらですか。

Q.昨年、クリスマスの装飾にかかった費用はいくらですか。

(n=243 内訳:男性 n=115、女性n=128)

昨年のクリスマス装飾にかけた費用は「1,000円以上3,000円未満」23.9%、「1,000円未満」21.0%が中心でした。続く「3,000円以上5,000円未満」17.3%を含めると、 【5,000円未満】の金額帯に約6割が集中 しており、比較的手頃な予算で行う傾向がうかがえます。男女別で見ると、女性は「1,000円未満」28.1%が最多に。先述の通り、装飾用品の購入場所では「100円ショップ」、選定時には「価格が手頃」といった回答が多かったことからも、女性は、比較的手頃な価格帯で装飾を楽しむ傾向が見られます。

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2,クリスマスの食事は「自宅派」が約7割、手料理が中心で一部を購入するスタイル

Q.昨年、家族でクリスマス向けの食事をした際、どのような形で楽しみましたか。
※テイクアウト・デリバリーは自宅に含みます。

Q.昨年、家族でクリスマス向けの食事をした際、どのような形で楽しみましたか。
※テイクアウト・デリバリーは自宅に含みます。

(n=304 内訳:男性 n=145、女性n=159)

昨年のクリスマスの食事は、「自宅のみ」71.1%、「自宅と外食、両方する」27.3%、「外食のみ」1.6%でした。クリスマス向けの食事は「外食」よりも、“自宅で楽しむもの”と考えている人が大半のようです。女性は「自宅のみ」の回答率が78.0%となり、家でクリスマスの食事を楽しむ傾向がより強く表れています。

 

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事をした時、食事の用意はどの程度行いましたか。

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事をした時、食事の用意はどの程度行いましたか。

(n=299 内訳:男性 n=141、女性n=158)

自宅での食事の準備については、「手料理が中心で、一部を購入した」35.1%、「ほとんど手料理で用意した」31.4%が上位を占めました。手料理が中心の人は6割を超えており、手作りが基本となるようです。

一方で「手料理が中心で、一部を購入した」35.1%、「手料理と購入品を同程度に組み合わせた」14.4%を合わせると、 購入品を取り入れる人も約半数 にのぼります。クリスマスの食事は手料理を中心としながらも、一部購入品を組み合わせて料理の負担を減らすスタイルが主流と考えられます。

 

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事を準備した時の主な購入先を教えてください。【複数回答】

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事を準備した時の主な購入先を教えてください。【複数回答】

(n=299 内訳:男性 n=141、女性n=158)

クリスマス向けの食事準備の主な購入先は、「スーパーマーケット」71.2%が突出して多く、「コンビニ」13.0%、「デリバリー」11.7%以降は僅差で続いています。また、「百貨店」10.4%、「高級スーパー」7.7%、「ECサイト・オンラインショップ」6.7%、「専門店」6.4%などは1割前後にとどまり、特別感のある購入先よりも、日常的に利用する「スーパー」が中心でした。

 

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事を準備した時、料理やメニューの情報はどこで知りましたか。【複数回答】

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事を準備した時、料理やメニューの情報はどこで知りましたか。【複数回答】

(n=299 内訳:男性 n=141、女性n=158)

自宅でのクリスマス料理の情報源は、「SNS」46.2%が最も多く、「スーパー・店舗のチラシ」22.4%、「レシピサイト」16.1%が続きました。男女別でみると、女性は「SNS」51.9%が半数を超え、「レシピサイト」20.3%も男性の回答率を上回りました。一方で、男性も「SNS」39.7%が最多ですが、「店頭POP」17.0%、「AI」10.7%、「テレビCM」13.5%などは女性より回答率が高くなり、一部では店頭やメディアなども情報源にしているようです。

 

Q.昨年の自宅でのクリスマスの食事には、おおよそいくらかかりましたか?
 ※クリスマスケーキは含めない

Q.昨年の自宅でのクリスマスの食事には、おおよそいくらかかりましたか?
 ※クリスマスケーキは含めない

(n=299 内訳:男性 n=141、女性n=158)

自宅でのクリスマスの食事代(ケーキ除く)は、「3,000円以上5,000円未満」28.4%、「1,000円以上3,000円未満」22.7%、「5,000円以上7,000円未満」21.4%の順でした。 【1,000円以上7,000円未満】の金額帯に約7割 が集中しています。10,000円以上の高額支出は約1割にとどまり、家庭内で比較的手頃な予算で楽しむ傾向がうかがえます。

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3,クリスマスケーキは「購入派」が主流!「おいしさ」「子どもが食べやすいこと」が決め手

Q.昨年、外食でクリスマス向けの食事をした際、お店選びで重視したことを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.昨年、外食でクリスマス向けの食事をした際、お店選びで重視したことを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=88 内訳:男性 n=53、女性 n=35) ※n=100以下のため参考値

クリスマス向けの外食の際、お店選びで重視したのは「料理がおいしい」33.0%「子ども連れで入りやすい」29.6%、「子ども向けメニューがある」27.3%の順となりました。料理のおいしさを前提としつつ、子ども連れでも利用しやすい環境やサービスが重視されていることがうかがえます。

一方で「クリスマス限定メニューがある」17.1%、「クリスマス特典がある」15.9%などは比較的割合が低く、期間限定の特別感よりも、子どもと安心して食事を楽しめることが優先されるようです。

 

Q.昨年、クリスマスケーキはどのように準備しましたか?

Q.昨年、クリスマスケーキはどのように準備しましたか?

(n=304)

クリスマスケーキの準備は、「洋菓子チェーン店で購入した」28.6%、「パティスリーで購入した」23.0%、「スーパーで購入した」17.8%が上位に入りました。上位3つはいずれも店頭での購入で、合わせて約7割を占めています。また、「クリスマスケーキは食べなかった」と答えた人は2.0%にとどまり、子育て層はクリスマスケーキを食べる人が大半だとわかりました。「手作りした」14.8%は少数派で、 クリスマスケーキは購入するスタイルが主流 のようです。

 

Q.昨年クリスマスケーキを選ぶ際に重視した点を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.昨年クリスマスケーキを選ぶ際に重視した点を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=248 内訳:男性 n=119、女性 n=129)

クリスマスケーキ選びで重視した点は「味のおいしさ」39.5%が最多となり、次いで、「子どもが食べやすいこと」32.3%、「価格」31.1%、「家族みんなで食べやすいこと」30.7%の順でした。「子どもが喜ぶキャラクターやデザイン」は17.7%にとどまり、見た目の華やかさや限定といった特別感よりも、おいしさや食べやすさが最優先されていることがうかがえます。また、女性は「家族みんなで食べやすいこと」の回答率も高く、家族で一緒に楽しめることを重視する傾向も見られました。

 

Q.昨年、クリスマス限定パッケージのお菓子や食品を購入しましたか。

Q.昨年、クリスマス限定パッケージのお菓子や食品を購入しましたか。

(n=304)

昨年クリスマス限定パッケージのお菓子・食品を購入したか聞くと、「はい(購入した)」56.9%、「いいえ(購入していない)」43.1%となりました。過半数の家庭が限定パッケージの商品を購入しており、クリスマスらしさを感じられるデザインの商品は広く支持されているようです。

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4,子どものクリスマスプレゼント購入先は店舗とECで二分、「大手ECサイト」が最多

Q.昨年、子どもに渡したクリスマスプレゼントのカテゴリーを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.昨年、子どもに渡したクリスマスプレゼントのカテゴリーを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性 n=145、女性n=159)

昨年渡したクリスマスプレゼントのカテゴリーは、1位「キャラクターのおもちゃ」22.4%、2位「絵本・図鑑」17.4%、3位「ぬいぐるみ・人形」16.5%、4位「電車・車系のおもちゃ」16.5%、5位「知育玩具」15.1%の順となり、特定のカテゴリーに偏らず、複数のジャンルに分散している傾向が見られます。また、女性は「知育玩具」20.1%の回答率が男性よりも高く、教育・知育要素を重視している人も一定数いるようです。

 

Q.昨年の子どものクリスマスプレゼントは、主にどこで購入しましたか?【複数回答】

Q.昨年の子どものクリスマスプレゼントは、主にどこで購入しましたか?【複数回答】

(n=239 内訳:男性 n=115、女性n=124)

クリスマスプレゼントの購入先は「大手ECサイト」29.7%、「ショッピングモール」21.3%、「おもちゃ店」19.3%の順で続きました。ECサイトが最多となり「オンライン」での購入が多くなっていますが、ショッピングモールやおもちゃ店などの「実店舗」も一定の利用が見られ、オンライン・オフラインと分散している傾向がうかがえます。購入する商品により、それぞれ使い分けているのかもしれません。

また、女性は「大手ECサイト」33.9%となり、男性よりも回答率が高くなりました。

 

Q.昨年、子どものクリスマスプレゼントをそのお店で買った理由を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.昨年、子どものクリスマスプレゼントをそのお店で買った理由を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性 n=145、女性n=159)

お店選びの理由は「価格が手頃だから」27.0%、「ポイントがたまる・使えるから」25.3%、「品ぞろえが豊富だから」23.4%が上位となりました。一方で、「実物を見て選びたいから」21.4%、「子どもと一緒に選びやすいから」17.8%、「その場で持ち帰れるから」12.5%など、実店舗ならではの利点も一定数支持されています。価格やポイントなどのメリットや利便性を重視しつつ、実店舗ならではの体験性・即時性といった価値も選ばれる理由につながっていると考えられます。

 

Q.昨年の子どものクリスマスプレゼントの購入金額を教えてください。

Q.昨年の子どものクリスマスプレゼントの購入金額を教えてください。

(n=304)

子どもへのクリスマスプレゼントの購入金額は、「3,000円以上4,000円未満」17.4%、「4,000円以上5,000円未満」17.1%、「1,000円以上2,000円未満」12.5%の順となりました。 【1,000円〜5,000円未満】の金額帯が半数を超えており、ボリュームゾーン でした。一方で、全体的に回答が分散しており、子どもの年齢や趣味趣向などによって価格帯も分かれているようです。

Q.昨年、クリスマスに関連してお金をかけたものをすべて教えてください。【複数回答】

Q.昨年、クリスマスに関連してお金をかけたものをすべて教えてください。【複数回答】

(n=304)

クリスマス関連でお金をかけたものは「クリスマス向けの紙皿・紙コップなどのパーティー用品」14.1%、「サンタ帽子・仮装小物」12.2%、「ラッピング用品」11.5%が続きました。各項目の差は小さく、クリスマス関連の支出は全体として限定的のようです。

また「クリスマス向け紙皿・紙コップなどのパーティー用品」14.1%が、「クリスマス向けのテーブルウェア」9.5%をやや上回っており、比較的手軽な使い捨てタイプのアイテムが選ばれやすい傾向です。

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ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、クリスマス限定パッケージお菓子の購入事情やクリスマス関連の外出先などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    25~39歳/男女/既婚/子どもが1人以上かつ第1子が未就学児/夫婦ともに正社員、公務員・団体職員/昨年子どもにクリスマスプレゼントをあげた人・昨年クリスマス向けの食事をした人

  • 有効回答数

    304件

  • 調査時期

    2026年6月

  • 方法

    インターネット調査

マイナビメディア広告施策事例&インタビュー

月間1億万PV以上の総合ニュースメディア「マイナビニュース」、検索3位以内記事7,000本「マイナビウーマン」の広告施策事例を大公開!
マーケティングプランナーによる事例紹介から、コンテンツ制作チームによる記事制作のポイント、オウンドメディア支援担当によるオウンドメディア運営を成功させるカギまで、現場の生の声を集めました。
各社が抱えていたマーケティング課題と、解決のための施策をご紹介しています。ぜひ、マーケティング戦略のヒントにご活用ください。

「便利そう。でも正直まだ怖い」 AIネイティブ世代を育てる親たちの本音とは?|感情が動くマーケティング

生成AIの普及に伴い、若年層のAI活用は急速に進んでいます。

マイナビマーケティングラボが実施した大学生のAI活用調査では、AIを「相談相手」や「壁打ち相手」として活用する学生も見られ、AIが日常の一部になりつつある実態が明らかになりました。

その一方で、子どもたちの変化を間近で見ている親世代は、AIをどのように受け止めているのでしょうか。

AIは便利そうだと感じるものの、情報の正確性や安全性、プライバシーへの不安を抱く人も少なくありません。また、学習や進路選択など、子どもの成長に関わる場面でAIが使われることに戸惑いを感じる声も聞かれます。

今回は高校生・中学生の子どもを持つワーキングマザー3名に集まっていただき、AIとの距離感や子どもとの関わり方について率直な意見を聞きました。

救世主か、新たな壁か?AIを使いこなす子供たちとママはどう向き合うのか。

仕事も子育ても全力投球のママにとってAIとは?

仕事も子育ても全力投球のママにとってAIとは?

登場マーケターのプロフィール

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

2007年マイナビ入社。
女性向けメディアや若年層トレンド領域に従事し、現在は『マイナビニュース』『マイナビウーマン』などの広告企画を担当。
Z世代に特化した調査チーム「マイナビティーンズラボ」のプランニングやデータ解説、企業向けの講演も行う。
高校1年生の息子を育てる母として、「調査データ」と「リアルな声」の両面から若者インサイトを掘り下げている。

 

座談会出席者

Mさん(38歳/時短勤務/高1息子と中2息子)

Mさん

Rさん(41歳/フルタイム勤務/高3息子)

Rさん

Aさん(43歳/フルタイム勤務/中3娘と小4娘)

Aさん

 

AIを使う子どもたちに、親のほうが戸惑っている

教育現場ではAIとの向き合い方に課題も⁉

教育現場ではAIとの向き合い方に課題も⁉

桑野

まず皆さんご自身は、普段AIを使っていますか?

Mさん

私はほとんど使っていないです。というか、最初にAIを意識したきっかけが子どもでした。中2の息子が宿題の作文をAIで作っていたことがあって、それが学校にバレてしまったんです。三者面談で先生から注意を受けました。

桑野

それは驚きますね(笑)。

Mさん

かなり驚きましたよ!しかも本人は悪気がなくて、「だって便利だから」という感覚なんですよね。でも私は、「いや、自分で考えようよ」と思ってしまいました。罪悪感もないのが怖いなあと不安になりました。

Rさん

うちも似ています。高校3年生の息子が進路の相談をAIにしているんです。

志望校や受験方法について聞いているらしくて。聞いた時は正直びっくりしました。

桑野

大学生調査でも、AIを相談相手のように使っている学生は少なくありませんでした。

でも親世代からすると驚く部分もありますよね。うちの高2の息子は歯が痛いんだけどどうしたらいい?ってAIに聞いてて体調のことまでAIに決めてもらうのは親として心配です。

Rさん

そうなんです。私たちの世代って、進路のことは先生や親、先輩や友人に相談するものでしたよね。だからAIに相談するという発想自体がありませんでした。もちろん参考にする程度なのかもしれませんが、人生の大事な選択をAIに聞くということに戸惑いがあります。

うちはスポーツ推薦で高校に入ったこともあって、受験への向き合い方が少し甘いのではと感じることもあります。だからこそ余計に、「AIがこう言ったから」で決めてほしくないなと思ってしまいます。

 

「便利」は分かる。でもその過程にも意味がある

AIと子どもの関係に口出しすると……⁉

AIと子どもの関係に口出しすると……⁉

桑野

皆さん自身はAIを使ってみようと思ったことはありますか?

Mさん

息子から「ママも使ってみなよ」と言われて、一度だけ夕飯のレシピを聞いてみたことがあります。でも正直、「クックパッドでよくない?」と思いました(笑)。

Aさん

分かります(笑)。自分で探したほうが早いなぁって思うこともありますよね。

Mさん

もちろん答えはすぐ出るんです。でも私は料理を作る時に、「あれもおいしそう」「これもいいな」って見ながら探す時間も好きなんですよ。

桑野

なるほど。とっても分かる気がします。

Mさん

効率だけを考えたらAIのほうが早いんだと思います。でも、そのレシピにたどり着くまでの過程も含めて楽しんでいるんです。

答えがすぐ出てしまうと、なんだか愛着がわかないというか。だから子どもにも思うんですよね。遠回りしたり、悩んだり、試行錯誤したりする時間って、一見無駄に見えても大事なんじゃないかなって。

Aさん

それで「自分でも調べなさい。」って子供に注意すると嫌そうにされますよね(笑)。悩ましい問題です。

 

AI時代、子どもたちの将来はどうなるのか

今学んでいることが将来活きるのか?という葛藤も。

今学んでいることが将来活きるのか?という葛藤も。

桑野

Aさんはどんなことに不安を感じますか?

Aさん

私は子どもの将来ですね。中学3年生の子がいるんですが、今なりたいと思っている職業が10年後もあるのかなって。AIがここまで進化すると、どんな仕事が残るのか想像がつかないんです。

Mさん

それはありますね。ほんとにこの子たちの将来ってどうなってるんだろう。

Aさん

勉強しなさいとは言うんですけど、じゃあ何を目指せばいいのかは親の私も分からない。私たちが子どもの頃よりも、将来の予測が難しくなっている気がします。

 

AIそのものより、自分たちが分かっていないことが不安

AIそのものより、自分たちが分かっていないことが不安

桑野

皆さんのお話を聞いていると、AIそのものへの拒否感というより、距離感がまだ分からないという印象を受けます。

Rさん

まさにそうです。AI反対というわけではないんです。便利なんだろうなとは思っています。でも何が正しくて何が危険なのかが分からない。

Mさん

情報の正確性は気になりますね。AIが言っていることが本当に正しいのか。子どもはそのまま信じてしまわないのか。

Rさん

個人情報も気になります。名前や学校名を入力して大丈夫なのかとか。会話の内容はどう扱われるのかとか。正直、よく分かっていません。だから怖いっていうのもありますね。

桑野

AIのように、まだ実態がつかみきれないものが急速に広がっていくことに、不安を感じる方も多いと思います。ここ最近、生成AIが一気に広がってきたことで、戸惑いを感じる場面もありますよね。

Mさん

結局、一番不安なのは親のほうが分かっていないことかもしれません。子どもはどんどん使う。でも親は正しい向き合い方を教えられない。そこに戸惑いがあります。

 

子どもたちは「どう使うか」を考え、親たちは「使って大丈夫か」を考えている

大学生への調査では、AIを相談相手や壁打ち相手として日常的に活用する姿が見えてきました。一方で今回の座談会では、「情報は正しいのか」「個人情報は守られるのか」「子どもの考える力に影響はないのか」といった声が多く聞かれました。

子どもたちはすでに「どう使うか」を考え始めています。

その一方で親たちは、「使って大丈夫なのか」を考えている。

同じAIを見ていても、世代によって向き合い方は大きく異なるようです。スマートフォンやSNSとの付き合い方を親子で学んできたように、これからはAIとの付き合い方についても、親子で一緒に考えていく時代に入っているのかもしれません。

 

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今回は、日常的にAIを活用しているワーキングマザー3名に集まっていただき、仕事や暮らしの中での活用実態について話を聞きました。

登場マーケターのプロフィール

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

2007年マイナビ入社。
女性向けメディアや若年層トレンド領域に従事し、現在は『マイナビニュース』『マイナビウーマン』などの広告企画を担当。
Z世代に特化した調査チーム「マイナビティーンズラボ」のプランニングやデータ解説、企業向けの講演も行う。
高校1年生の息子を育てる母として、「調査データ」と「リアルな声」の両面から若者インサイトを掘り下げている。

座談会出席者

Aさん(40代/子ども2人/メーカー勤務)

Aさん

Bさん(30代/子ども1人/IT企業勤務)

Bさん

Cさん(40代/子ども1人/広告関連勤務)

Cさん

 

「まずAIに聞いてみる」が当たり前になっている

マルチタスクにはAIが欠かせない⁉

マルチタスクにはAIが欠かせない⁉

桑野

皆さんは普段どのような場面でAIを使っていますか?

Aさん

仕事では翻訳やリサーチですね。会社に提出する書類の下書きにも使っています。とくに外資系は翻訳作業があるので、その点でもかなり優秀だなと思います。

Bさん

私はメール、資料作成、データ分析、議事録作成など、本当に幅広く使っています。正直、無いと仕事にならないです(笑)。

桑野

かなり使い込んでいるんですね、それは2025年くらいからですか?

Bさん

仕事柄AIツールは便利だよっていう話は2023年ごろから聞いていました。資料を作る時も、まずAIに相談しますし、メールのたたき台も作ってもらいます。

ゼロから考える時間がかなり減りました。

Cさん

私は会議準備で使うことが多いですね、あの準備時間嫌いなんですよ(笑)。

会議のアジェンダを考えるのって意外と効率よく進まない、そういう時によく参加者や目的を伝えて、「この会議で話すべきことを整理して」とお願いしています。

桑野

単純作業というより、考えるのに時間がかかる仕事を任せているんですね。

Cさん

そうですね。企画のたたき台や資料の構成案もそうです。完成品を作ってもらうというより、「まず形にするところ」を手伝ってもらっています。

Bさん

私も完成品を期待しているというより、まず60〜80点くらいまで持っていってもらう感覚です。

そこから自分で仕上げています。

 

AIによって生まれたのは「時間」よりも「余裕」

膨大な資料作りから解放されたとの声も。

膨大な資料作りから解放されたとの声も。

桑野

AIを使うようになって、何か変化はありましたか?

Aさん

仕事が早く終わることは増えました。でも、その時間でさらに仕事をするというより、家族との時間に回せたり、気持ちに余裕ができたりすることの方が大きいです。

Bさん

私は「考える体力」が残る感覚ですね。仕事が終わっても、夕飯や子どものことなど考えることはたくさんあります。AIに任せられる部分があると、その分だけ余力が残るんです。

Cさん

仕事が終わったら終わりじゃないですからね。そこから夕飯や家のことが始まるので…。

桑野

本当に夕方からワーキングマザーの第二ラウンドですもんね。

 

仕事だけではなく、暮らしの中にもAIがいる

中学受験の情報も効率的に。

中学受験の情報も効率的に。

桑野

プライベートではどのように使っていますか?

Aさん

私は息子の受験について相談しています。もちろん最終的に判断するのは自分なんですけど、情報を整理したり、選択肢を考えたりする時に使っています。

ただ、受験に関しては自分の考えていることを大きく超える答えが返ってくることはあまりないですね。

Bさん

私は子どもの夏休みの宿題ですね。調べ学習のテーマを一緒に考えたり、まとめ方のヒントをもらったりしています。

Cさん

私は献立づくりや旅行計画です。冷蔵庫にある食材を伝えてメニューを考えてもらうこともあります。

Bさん

あと買い物リストですね。

Aさん

それは使います。仕事終わりって本当に頭が回らないんですよね。

Bさん

何を買うか考えることすら面倒な時があるので、AIに整理してもらっています。

Cさん

私は冷蔵庫にある食材を伝えて、「3日分の献立を考えて」とお願いすることもあります。買い物リストまで作ってくれるので助かっています。

 

AIは「相棒」なのか、「アシスタント」なのか

桑野

皆さんにとって、AIってどんな存在ですか?

Aさん

私はアシスタントですね。必要な時に手伝ってくれる存在です。

Bさん

私はパートナーかもしれません。私のタスクを60〜80%くらいの完成度で出してくれるので。ゼロから作るより圧倒的に楽です。

Cさん

私はどうだろう……。談相手でもあるし、便利なツールでもあるような。

Aさん

まだ確定はできない存在ではありますよね。受験相談とかは最後は自分で考えます。

AIが決めてくれるわけではないので。

 

月1万円払ってでも使いたい

桑野

有料プランは利用していますか?

Cさん

私は複数のAIサービスに課金していて、月1万円くらい使っています。

桑野

結構な金額ですね。

Cさん

そうですね。でも高いとは思わないです。仕事でも使いますし、プライベートでも毎日使っています。

会議のアジェンダ作成や資料構成、献立づくり、旅行計画まで考えると十分元は取れている感覚があります。

Bさん

私もわかります。仕事だけだったら迷うかもしれないですけど、仕事も生活も両方で使うので。

 

頼りたい。でも頼りすぎるのも少し怖い。

桑野

逆にAIへの不安はありますか?

Aさん

あります。便利だからこそですね。

桑野

例えば?

Aさん

部下が何でもAIに聞いている様子を見ると、自分で考える機会が減ってしまわないかな、と感じることがあります。

Bさん

それは分かるかもしれません。あ、これAIに聞いて書いたな?とかわかるし。

Cさん

私も子どもに対しては少し思います。時代の流れにうまく乗ることも大切だけど、自分で考えることも大切。

Aさん

私自身も使っているんですけどね。頼りすぎるのは怖い。でも頼りたい。そこが難しいです。

Bさん

だって我々は時間がないですからね。

Cさん

本当に時間がないです。AIが発達しても1日は24時間しかない(笑)。だから使うんですけどね。

 

AIって、もはや時短家電じゃないですか?

AIは余白の時間をくれる、ルンバと同じ⁉

AIは余白の時間をくれる、ルンバと同じ⁉

桑野

皆さんの話を聞いていると、AIって仕事のツールというより生活全体のインフラみたいですね。

Cさん

なんとなくルンバに近い気がします。

Bさん

それ、とっても分かります。

桑野

ルンバですか?

Cさん

ルンバも掃除を全部やってくれるわけじゃないじゃないですか。でもあると全然違う。AIもそんな感じです。

Aさん

私は洗濯乾燥機かもしれません。洗濯物がなくなるわけじゃないんですよ。

でも干さなくていいだけで生活が全然違う。AIも同じで、仕事や家事がなくなるわけじゃないけど、AIが頑張ってくれると余白の時間が生まれて助かるんですよね。

Cさん

あ、それかもしれません。AIがやってくれているのって、家事や仕事ではなく、余白の時間を生んでくれることなんですよね。

Bさん

確かに。献立もそうですし、買い物もそうですし。何をするか決めるところが意外と疲れるから考えてくれるとその分時間も無駄にしないし。

桑野

皆さんの話を聞いていると、AIが助けているのは家事や仕事そのものではなく、「考える部分」のようにも聞こえます。

Cさん

そうですね。手を動かす前の部分です。

 

ワーキングマザーにとって仕事と家庭は、まだ地続きなのかもしれない

ワーキングマザーは仕事、家事、育児を切り分けられないこともある

ワーキングマザーは仕事、家事、育児を切り分けられないこともある

桑野

皆さんの話を聞いていて、仕事の話と家庭の話が自然につながっているのが印象的でした。

Aさん

確かにそうですね。私の中では全部同じかもしれません。仕事も家事も育児も、やることリストの中に入っている感覚です。

Bさん

分かります。仕事でAIを使っている話をしていたつもりだったんですけど、気付いたら宿題の話をしていました。

Cさん

でもそれがリアルですよね。仕事が終わったら次は家のことが始まるので、常にマルチタスクで頭がパンパンです。

Bさん

だからAIも仕事用ツールという感覚じゃないんです。生活を回すためのツールとして戦力として活用しています。生活も仕事もうまく回れば、余暇の時間が生み出せる、そのための大事なツールです。

桑野

そういう意味で、ルンバと同じってことですね!

 

AIがワーキングママザーに刺さる背景には、“考える家事”の存在があるのかもしれない

今回の座談会では、「生活を回すためのツール」「考える部分が意外と疲れる」といった言葉が印象的でした。

参加者たちはAIを「パートナー」と呼んだり、「アシスタント」と表現したりしていましたが、その捉え方以上に興味深かったのは、仕事の話と家庭の話が自然につながっていたことです。会議のアジェンダ作成や資料構成の話をしていたはずが、気付けば受験や宿題、献立、買い物リストの話になる。

その様子からは、ワーキングマザーにとって仕事と家庭が完全には切り離されておらず、一つの生活の延長線上にあるのかもしれないと考察できます。

近年は共働き世帯が増え、男性の育児参加も進んでいます。一方で今回の座談会では、献立を考えることや学校の予定を管理すること、受験情報を集めることなど、目には見えにくい「考える家事」を担っている実態も見えてきました。

その論拠としても、参加者たちがAIをルンバや洗濯乾燥機に例えていたのも印象的でした。家事や仕事そのものをなくしてくれるわけではない。しかし、「何をするか」「どう進めるか」を考える負担を少し軽くしてくれる。

AIは今、そんな存在として働くママの日常の中に入り始めているのかもしれません。

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