【Z世代コミュニティを活用した事例から見る】「共創」マーケティングでZ世代をファン化させる鍵とは?

【Z世代コミュニティを活用した事例から見る】「共創」マーケティングでZ世代をファン化させる鍵とは?

リアルコミュニティを駆使したZ世代との共創プロモーション事例

本資料では、「自社の商品サービスがZ世代に合うのか、どう見られているのか分からない」「彼らに響くプロモーション手法が知りたい」というお悩みを持つ2社と共に行った、Z世代向けのプロモーション事例をポイントを押さえつつ紹介いたします。
若年層に向けたプロモーションのご参考にぜひご覧くださいませ。

「界隈消費」から読み解くZ世代と令和の消費構造vol.3「感情」が動くマーケティング

界隈は、“ゆるやかなネットワーク”から“経済を動かす市場”へ

界隈消費とは?

昨今“界隈”とは、好きなものが共通している仲間のネットワークや、言葉やミームのトレンドなど、様々な意味で若年層に使われる言葉となりました。
そして、Z世代の動向を追いかける上で外すことのできない“界隈”は、今や市場として大きな価値を持ちます。

2回では、SNSを媒介として熱量が社会に波及していく仕組みを整理しました。そして最終回となる今回は、界隈がトレンド認知を超えて経済圏になるメカニズムを扱います。

結論から言うと、界隈はZ世代が文化をつくり、Z世代より上の大人世代が市場にする構造」で成長します。
この“界隈”を経済に変える鍵について、紐解いていきます。

 

Z世代が文化をつくり、大人世代が市場にする

Z世代から生まれる界隈消費

2025年はZ世代発信で様々な界隈が生まれ市場にも影響。

界隈の起点はやはりZ世代です。
2025新語・流行語大賞にもノミネートされている「平成女児」を筆頭に、推し活、キャラクター消費など、Z世代を中心に広がり市場として成長した文化がいくつもあります。

そしてその文化に共鳴した大人世代が参加し、市場はさらに拡張します。
平成女児ブームを例にすると、平成に中高生だった大人が今の平成ブームに自分の過去や経験を持ち込み、消費者として参加することでブームの消費圏を広げ、市場として大きくなっていった事象がまさにそうです。

前回もお話した通り、つまり「Z世代は文化を作り、大人世代は経済へと育てる」。
界隈はもはや若者だけのものではなく、世代を横断して育っていくことで、大きな消費ブームに育っていきます。

 

共感経済圏の成長プロセス

Z世代の何気ない投稿から生まれる界隈もある

Z世代の何気ない“好き”の発信が大きな市場になることも。

界隈が経済圏になるプロセスは次のように整理できます。

1)思いや共感、好きなもの、関心事、カルチャーなど、好きな世界観を持つもの同士の存在が顕在化

2)仲間化(界隈化)が起きる 

3)再編集・拡散によって界隈が成長

4)大人世代を巻き込んで“市場”として成立する 

5)購買と体験が“経済圏”として立ち上がる 

消費を伴う界隈をターゲットとして、新たな市場へ開拓するためには、ターゲット集団を特定することが基本です。
その界隈が共通でもつ世界観を理解し、どのような人達が界隈を形成しているのか解像度を上げていくことで、界隈内でのニーズを把握することができます。
一度、その界隈の中に参加してみるのもリサーチ手法として有効ですね。

ターゲットが見えてくると、その界隈が抱える課題やニーズが見えてきます。そこまで来たら、どのような商品・サービスを求めているのか、分析していきましょう。
界隈が楽しめる仕組みを作り、再編集・拡散によって界隈内のUGCを増やしていき、界隈外へと波及させていく。
これが市場・経済圏へ育てる第一歩になります。

SNSを通じて複雑に成長・派生していく界隈を把握するのは簡単なことではないです。
ですが、界隈消費を理解するためには、界隈自体を理解することが最も近道となるのも自明の理です。

 

平成レトロとはZ世代が発見して大人が育てたマーケット

大人も子供もハマる平成レトロ

Z世代も大人も夢中になっているシール帳ブーム。引用 https://www.sanrio.co.jp/news/goods/mx-sticker-book-202407/

令和元年(2019年)頃より、平成時代のアイテムやカルチャーが「平成レトロ」として再評価されるようになったのは記憶に新しいのではないでしょうか。
前述のとおり、この平成レトロブーム(平成女児ブーム)は、まさにZ世代から火がつき、大人世代へと広がっていった例です。

Z世代が平成の時代に流行った物やカルチャーを再評価したことで、当時流行ったファッションやキャラクターなど、関連グッズやコンテンツの消費が成長。
平成の時代に青春時代を過ごした上の世代が参加したことで、大きな経済圏へと発達していきました。

この事例からも分かる通り、界隈を扱う上で誤解が生まれやすいのは、「若者向け施策だから若者が買う」という発想です。
界隈は若者発であっても若者市場”とは限りません。文化の育て手がZ世代であり、購買主体が大人になることもあります。

ここまで読んでいただければわかる通り、ひとくちに“界隈”と言っても、そこに集う人達の属性や思いは様々です。
ターゲットやニーズを見誤り、安直に界隈内のUGCを集めることを目的として施策を行えば、界隈からの信頼を失うことにも繋がります。

界隈のターゲットの解像度を上げ、ニーズを読み解き、界隈に求められる商品・サービスを提示することが界隈消費を動かす鍵になります。

 

界隈は市場の苗床である、そして消費者の感情を持った火種でもある

界隈は「小さな熱」ではなく、“育つ熱”です。
Z世代は文化をつくり、それを大人世代は市場にする。平成レトロ界隈のような一種のノスタルジーという感情を乗せて。

この世代連鎖こそが界隈が経済圏へ成長する本質なのかもしれません。

【最新調査】ティーンが選んだ「2025年に流行った食べ物」から見える今年の空気│「感情」が動くマーケティング

2025年の空気感とティーンの“流行った”の捉え方

\全体の調査結果や解説記事はこちら/

 

Q.2025年(今年)流行ったと思う食べ物を最大3つまで教えてください


(※「2025年に流行ったフードに関する調査」)

2025年、ティーンが「今年流行った」と感じた食べ物が、ひとつのランキングとして数字に表れました。まず、みなさんの予想と比べていかがでしたでしょうか。「そうだろうな」と感じるものもあれば、「意外」と思う項目もあったかもしれません。
振り返ると、この一年は物価高の影響もあり、日常の中で“気持ちよく選べるもの”が重視されていたように思います。背伸びしすぎず、でもちょっと嬉しい。そんな“ささやかな豊かさ”を探す姿勢が、生活全体に静かに広がっていた年でした。

“よく見かけた”が流行を決める?ティーンの可視性インサイト

今回の「流行ったと思う食べ物」を見ていると、実際に食べた経験があるかどうかより、よく目にしたもの話題として何度も触れたものが強く上位に現れている印象があります。
ティーンにとっての“流行った”は、味覚よりも、その食べ物が一年の景色の中でどれくらい存在感を持っていたかが影響しているのかもしれません。

(※「2025年に流行ったフードに関する調査」)

1位はインフルエンサーの出店などでも広く知られたアサイーボウル。
日常の“良い時間”の背景に登場する機会が多く、視界に入る頻度の高さがそのまま流行認知につながったのだと思います。

2位のもっちゅりんは、体験より話題が先行したタイプの流行だったのかもしれません
“名前をよく聞いた”“動画で見かけた”
といった共有された情報が強く働いたSNS先行のブームの良い例です。

3位の麻辣湯は、もはやティーンだけではなく健康志向の働く女性にも強く支持され不動の地位に。
“自分で選べる”“カスタムできる”といった体験価値が支持されたのではないでしょうか。
注文のプロセスそのものが特別な時間になり、参加感が流行認知なるという新しい食のブームの形態が生まれました。

4位はドバイチョコ。
非日常性や海外の空気を取り入れたいという感覚と相性がよかったのかもしれません。“新しい世界を少し覗く”ような体験が魅力として受け取られた可能性があります。

5位のグリークヨーグルトは、手軽なヘルシーさが今年のティーンの気分に合っていたのかもしれません。
“過度に頑張らない健康意識”が広がる中で、生活に無理なく置ける存在として支持されたのではないでしょうか。

 

2025年ティーンの食行動に見える“無理しないヘルシー志向”

TOP5を振り返ると、無理をしないヘルシーさを求める気分が、ティーンの食選びにほんのりと滲んでいた可能性があります。
ルッキズムへの違和感が広がる一方で、「自分らしくありたいけれど太りたくはない」という複雑な気持ちも背景にあるのかもしれません。
アサイーやグリークヨーグルトのような“軽さのある満足感”が支持されたのは、自然な流れとも言えそうです。

 

この先に続く“行動としての選択”へ

そしてこのランキングはここで終わりではありません。このあとには「実際に食べたもの」や「また食べたいと思うもの」など、ティーンの日常により近いランキングが続きます。

“景色としての流行”と“行動としての選択”がどのように重なり、どこでズレていくのか。
その続きを見ることで、今回のコラムでは触れきれなかったティーンの“本音の部分”が浮かび上がるかもしれません。

 

\さらに詳しい調査結果はこちら/

調査資料ダウンロードはこちら

未完成がちょうどいい。2025トレランが映す“10代の今”│「感情」が動くマーケティング

“モノが売れる理由”は、価格や機能だけじゃない。心が動く瞬間にこそ、消費の本質があります。
この連載では、日常のなかのちょっと気になるトレンドをテーマに、マーケターの視点からその背景やヒントを紐解いていきます。

登場マーケターのプロフィール

中西 舞(なかにし・まい)|株式会社マイナビ

コンテンツメディア事業本部 マーケティング部ディレクター。
大学生向けメディア『学生の窓口』の立ち上げに関わり、デジタル・アパレル・金融・食品・医薬化粧品など多様な業界の広告企画を担当。
現在は大学生をはじめとしたZ世代向け案件を中心に、年間約200件以上のプランニングおよび営業同行を行う。

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

 

2007年マイナビ入社。
女性向けメディアや若年層トレンド領域に従事し、現在は『マイナビニュース』『マイナビウーマン』などの広告企画を担当。
Z世代に特化した調査チーム「マイナビティーンズラボ」のプランニングやデータ解説、企業向けの講演も行う。
高校1年生の息子を育てる母として、「調査データ」と「リアルな声」の両面から若者インサイトを掘り下げている。

 

リアル・世界観・AI。10代女子の価値観が一段シフトした年

中西

桑野さん、今年のトレンドランキングが発表されました。かなり象徴的な結果でしたよね。まずは今年の総評から伺えますか?

桑野

2025年はAIが一気に日常レベルで進化したのもあって、デジタル環境そのものの“空気”が変わった1年だったと思います。SNSでも“盛る・映える”より等身大のゆれが求められるようになった印象です。

 

未完成さや人間らしさが“価値”になる時代へ

ヒト部門

中西

今年は、あと、「今日、好きになりました。」が強かったですね。MON7AさんやHANAさんなど“世界観そのもの”が支持された印象があります。

桑野

たしかに!長浜広奈さんやMON7Aさんも含めて、“完璧なスター”じゃなくて“物語や感情の手ざわりが伝わる存在”が強い支持を集めた感じがします。

中西

デジタルが洗練されたことで、“未完成さ”や“温度のある表現”に価値を見いだす動きがより際立ちましたね。

桑野

“整いすぎない世界観”とかさ。“寄り添う感じの空気”が刺さるんだよね。
今年のランキングって、まさに “等身大を大切にする流れ” を象徴してたと思う。

 

世界観ごと好きになれる人が人気者に。

中西

ヒト部門は特に“空気感”が大事になっていました。これも今年の象徴的な流れですね。

桑野

“この人の世界観好きだわ”ってところからファンになる。ビジュアルだけの時代じゃない気がします。
 その人の背景も含めて、まとっているオーラも見られる。 

中西

日常の色味、言葉遣い、生活感……。すべてが“その人の物語”として受け止められている感じがあります。

桑野

しかも作り込んでない。それが逆に魅力になる可能性。“生活の延長線にある世界観”に魅力がある人が求められていると感じます。

 

AI:ChatGPTがランクインした意味とは?

コトバ部門

中西

そしてChatGPTのランクインは非常に象徴的でした。

桑野

これは今回の大きなトピックですね。10代女子の“好きなモノ”にAIが入るって転換点。相談相手みたいな距離感っていうのもおもしろい。

中西

“友達ほどじゃないけど聞いてほしい”ってときにAIがちょうどいい。ジャッジされないし、裏切らない安心感 があります。心理的安全性としてのAIですね。

 

デコって自分の印にする”文化が広がった

中西

今年は“デコるアイテム”の人気がすごく顕著でした。ラブブ、めじるしアクセサリー、日焼けキティなど。

桑野

めっちゃ象徴的ですよね。“自分だけの印” を楽しむって流れが一気に広がったよね。

中西

私のような平成世代は懐かしくて萌えましたよ(笑)
通学バッグに大ぶりチャームを重ね付けしたり、平成テイストのアクセントが“自分らしさの表現”になっているように見えました。

桑野

わかる。10代の子たちってデジタルが当たり前で、効率化された世界に慣れすぎてる反動かもね。
こういう “余白のある可愛さ” “遊び心のあるアクセント” がすごく心地いいんだと思う。

 

映画の人気復活。“エンタメ×おでかけ”の体験価値

中西

個人的に意外だったのは、“映画”の人気です。サブスク全盛の時代に、あえて映画館へ足を運ぶティーンが増えているのは象徴的でした。

桑野

そこ!私もびっくりした。
でも考えたら、“誰かと一緒に映画館に行く”って、それ自体がひとつのイベントになっているよね。

中西

1,000円前後で楽しめる“コト消費”として、物価高の中でもコスパの良い“おでかけ体験”になっていますね。

桑野

しかも、映画の後に語りあえる。“語れる時間まで含めて価値”っていう10代の感覚がすごく出てると思う。

中西

“映えスイーツ”がやや落ち着きを見せているのも興味深かったです。価格と満足度を冷静に見ながら、本当に好きなものへお金を使う方向へ変わっています。

桑野

うん。10代の消費感覚って、実はめちゃ現実的で賢いよね。

 

10代女子の“今”=世界観×等身大×AI×体験

中西

今年のランキングは、10代女子の“価値の置き場”がどこにあるかを明確に示していましたね。

桑野

うん。等身大の世界観、自分らしさのデコ、AIという寄り添う存在、語れる体験。全部つながってる。

中西

効率化の先に、“ゆれ”“余白”“寄り添い”が求められる時代になったということですね。

桑野

“人間らしさ”がめっちゃ価値になった年だったと思います。

中西

人間らしさ、まさにZ世代にとってそこがまた新鮮で面白いと感じるポイントですね。来年のトレンドランキングもまた新しい発見がありそうで楽しみです。

「界隈消費」から読み解くZ世代と令和の消費構造vol.2│「感情」が動くマーケティング

モノが売れる理由”は、価格や機能だけじゃない。心が動く瞬間にこそ、消費の本質があります。
この連載では、日常の中のちょっと気になるトレンドをテーマに、マーケターの視点からその背景やヒントを紐解いていきます。

今回は 「界隈消費」 

今話題の界隈消費について、全3回にわたって考察していきます。

前回の記事はこちら

「界隈消費」から読み解くZ世代の気持ちの動き方
~Vol2.SNSが繋ぐ界隈と社会 拡散する小さな熱狂~
 

消費も動かすZ世代の熱はいったいどこまで広がるのか

界隈の熱はどこへ向かうのか?

前回の「界隈消費は若者文化を越えた。Z世代が動かす共感経済」では、Z世代の“好き”や“共感”が可視化され、世代を越えて経済を動かす構造を見てきました。界隈消費は、単なる若者の流行ではなく、共感を軸に広がる社会の新しいかたちでした。

では、その共感はどのように広がり、社会を巻き込んでいくのでしょうか。

誰か一人の「好き」や「こだわり」が、どうやってトレンドへと変わるのか。そして、なぜZ世代の界隈発信が、世代を超えて購買を動かすまでに成長するのか。

その鍵を握っているのが、SNSという共感のハブ です。界隈で生まれた“小さな熱狂”が、SNSを通じて拡散し、社会に波紋を広げていきます。

第2回では、SNSがどのように界隈と社会をつなぎ、共感を増幅させているのかを整理します。

SNSが界隈消費を加速させる仕組み

SNSでは、毎日のように新しい「○○界隈」が生まれ、一部の熱狂が突然“トレンド”へと変わります。Z世代はモノを“見せびらかす”のではなく、それと過ごす時間や空気感を共有する傾向があります。 
例えばコスメひとつにとっても、その商品そのものがその日の自分のテンションを上げるアイテム。最近では韓国コスメメーカーをはじめ、パッケージのデザインに徹底的にこだわる企業が増えています。所有することで複数のメリットを感じることができる、そんなアイテムが界隈消費を加速させるのではないでしょうか。

つまり消費は「所有」することだけにとどまらず、“どんな時間やどんな気持ちをもたらしてくれるのかというQOLの表現になっているのかもしれません。
これがまさに今まで唱えられていて捉えることができなかった、モノ消費ではなく、トキ・コト消費を可視化した現象だと言えそうです。

さらにSNSのアルゴリズムが、「好きな人が好きなもの」を可視化し、同じ熱量を持つ人同士をつなぐことで共感の連鎖を加速させます。

モノを買うことは、そのコトやトキを満たすかどうかも大事な時代

拡散する“小さな熱狂”の事例

いくつかの代表的な界隈発トレンドは以下の通りです。

・Y2Kファッション:Z世代の再解釈がInstagramで拡散。“新しいレトロ”として古着市場も活発に。

・平成リバイバル :TikTokの楽曲・アニメから火がつき、グッズやアパレルへ派生。懐かしさ×新しさのリミックス。

・健康キャンセル界隈メシ(#トゥーンバ #どん兵衛油そばアレンジ):たまには欲望のまま食べたいものを食べる、チートデイが若者のライフスタイルに馴染みつつある。

「界隈」から「社会」へ広がるプロセス

Z世代から生まれた界隈消費が社会的ブームになることも多々ある

無数に生まれては消えていく界隈。
そのすべてがブームになるわけではありません。
界隈消費が社会に定着し、「スタンダード」と呼ばれるまでには、いくつもの段階を経て“残っていくもの”と“消えていくもの”が分かれていきます。

 1.個人の“好き”が発信される  

 2.共感した人が“仲間”として再発信   

  3.他界隈・大人世代が“面白い”と感じる  

  4.企業・メディアが注目し、商業化  

  5.“界隈発”が“社会発”へ進化  

界隈がブームへと成長するかどうかの分かれ目は、
「(2) 共感した人が仲間として再発信」から「(3) 他界隈・大人世代が面白いと感じる」へ行けるかどうか。
この“越境”が生まれることで、初めて界隈の熱は社会へと波及します。

企業が理解すべき「SNS時代の界隈消費」

マーケットが何を望んでいるかの見極めが必要になる

SNSの世界では、“自社ターゲット”を捕まえようとするのは少しナンセンスかもしれません。言い古された言葉ですが、年齢・性別・属性だけでは人の価値観を捉えられません。
企業が把握すべきは、「自社ブランドがどんな共感の文脈で語られているか」という点です。

そして今、企業は問われています。

「マーケットといかに会話ができているか」

“何を作るか”より“どんな共感を生むか”がマーケティングの出発点です。界隈消費はそのマーケットイン思想を体現する現象。
Z世代の感性には、企業が学ぶべき“市場との対話のヒント”が眠っています。

 

マーケットインが意味する“市場”の正体

マーケットインという言葉はよく語られますが、その“マーケット”の中身は、かつてよりもずっと複雑になっています。
共感や空気、感情の揺れ、世界観の違い……。
数字では切り取れない要素が、今の市場には確かに存在しています。

そしていま、マーケットを理解するうえで欠かせないのが、「会話する姿勢」です。
マーケットとは一方的に分析する対象ではなく、会話が成立する相手になっています。
企業が声を届け、生活者がリアクションを返す。
その反応に再び企業が応答する――。
この往復によって、初めて“関係”が育まれ、優良なUGC(ユーザー生成コンテンツ)が生まれていきます。

つまり、マーケットインとは「生活者の声を聴く」ことに留まらず、生活者と会話を続けることそのものに意味があるのだと思います。
この対話の積み重ねこそが、複雑化する市場を理解するうえでの唯一の道であり、“共感”という目に見えない価値を共有する唯一の方法なのかもしれません。

そう考えると、界隈消費は単なるトレンドではなく、私たちマーケターに与えられた“新しい宿題”のようなものなのかもしれません。
生活者が大切にしている温度や空気を、これからもできるだけ丁寧に見ていきたい。
その積み重ねこそが、結果として“いまの時代にフィットしたマーケットイン”につながっていくのではないでしょうか。

マイナビとして、揺れる市場と向き合い続けるということ

そしてもうひとつ、大切なこと。

それは、この複雑な“揺れる市場”には、明確な正解がないということです。

共感は移ろい、界隈は立ち上がっては消えていく。

昨日の「好き」が、今日も同じ熱量で語られるとは限りません。マーケターとして、これほど捉えにくい市場はないのかもしれません。

けれど、だからこそマイナビがZ世代と真摯に向き合い続ける意義があると感じています。彼らの“好き”の変化や、日々の温度の揺れを丁寧に見つめること。答えが出ないからこそ、短期的な結論を求めず、対話を続けること。その積み重ねが、これからの市場を読み解くための唯一の道になるはずです。

界隈消費は、単なる若者文化の観察ではなく、「生活者とともに歩むマーケティングとは何か」を問い直すきっかけだと思っています。その問いに、私たちマイナビ自身がこれからも向き合い続けていきたい。そんな気持ちを込めて、このテーマに取り組んでいます。

SNSが社会の感情を可視化する時代へ

SNSは、ただの情報発信ツールから、  人々の感情と価値観を可視化するシステムへと進化しました。

Z世代の界隈消費は、データで動く社会から感情で動く社会への象徴的なシフトなのです。

【次回予告】

界隈発トレンドが市場をどう広げ、大人世代へどう波及するのか。 

推し活・キャラクター消費・キダルト市場を事例に、

Z世代が火をつけ、大人世代が育てる「共感の経済圏」を解き明かします。

【2025年】10代女子が選ぶトレンドランキングを発表!

【2025年】に流行ったヒト・コト・モノ・コトバ・ウタのランキングを発表!
10代女子が選ぶ各トレンド第1位🥇とは?
5つの部門に分けてランキングをご紹介します。

2025年トレンドランキングの傾向とは?
 
ABEMAの恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』関連の話題が、ヒト・コト・コトバ・ウタの4部門にランクイン。
特にヒト部門では、等身大の発信が共感を呼んでいる『長浜広奈』や、独自の世界観で注目を集める『MON7A』が多くの票を獲得しました。
さらに、「No FAKE No LAZE No HATE」を掲げたオーディションから誕生した『HANA』が3位に入り、2025年は“飾らず、ありのままの自分で輝く人”への注目度が高まった一年と言えるでしょう。

一方、コト部門では『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』や『国宝』『8番出口』など、映画関連の話題が上位に。ドラマ視聴離れが進む世代ながら、映画に対しては積極的な姿勢がうかがえました。
1,000円前後で楽しめる手軽さに加え、友人との共通の話題づくりやSNSでの共有もできることから、“時間とお金をかける価値のある体験”として映画を選ぶ10代が増えているようです。

■ヒト部門編

ヒト部門

1位🥇 『長浜広奈』

ABEMAの恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」で注目を集めた、通称おひなさま。透明感のあるビジュアルと自然体なキャラクターが同世代の共感を呼び、SNSでも支持を拡大中。等身大の発信で10代のトレンドアイコンとして頭角を現している。
10代女子へのインタビューでも「ズバズバ自分の意見を言うところが見ていて気持ちがいい」「いい意味で等身大な感じがいい」との声が挙がった。

2位🥈 『MON7A(もんた)』

2025年6月から放送していた、ABEMAの恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。ハロン編』への出演をきっかけに広く知られるようになった、作詞作曲も手がける次世代アーティスト。TikTokのフォロワーは150万人(2025年10月時点)を超え、国内外から注目を集めている。
〈ウタ部門〉でも『おやすみTaxi』がランクインするなど、楽曲面でも10代の心をつかんでいる。

3位🥉 『HANA』

2025年上半期のトレンドランキング〈ヒト部門〉で4位にランクインしたHANAが、さらにランクアップ。
2025年4月にデビューした7人組ガールズグループで、〈ウタ部門〉にも7月にリリースした『Blue Jeans』がランクインしている。彼女たちを生んだオーディション番組「No No Girls」の終了後も人気は衰えず、10代女子へのインタビューでも「今年流行ったガールズグループ」として全員が名前を挙げた。

4位 『本田響矢』

2025年4月より放送され話題になったフジテレビ木曜劇場「波うららかに、めおと日和」に主人公の相手役・江端瀧昌役で出演し、一躍注目の存在に。ドラマで活躍する前から知っている10代女子も多く、「昔からファッション雑誌で見て知っていたけど、ドラマで話題になって嬉しい」という人も。
さらに10代女子へのインタビューでは、ドラマを見ていない人からも名前が挙がっており、着々と知名度を上げている様子が見られた。

5位 『=LOVE』

指原莉乃プロデュースで代々木アニメーション学院とタッグを組み、2017年に結成された、10人組女性アイドルグループ。
〈ウタ部門〉にも『超特急逃走中』がランクインしており、2025年2月にリリースした「とくべチュ、して」も根強く人気のようだ。さらに〈コトバ部門〉10位には「とくべチュ」がランクインしており、10代女子から人気を集めている様子が伺えた。

6位 『timelesz』

2025年上半期のトレンドランキングに引き続き、今回もランクイン。大きな盛り上がりを見せた新メンバーオーディションを経て、2025年2月より新体制で活動を開始した。
2025年6月~8月にかけてアリーナ公演を実施し、9月には大規模ファンミーティングを開催。12月からはドームツアーも控えている。さらに、冠バラエティー「タイムレスマン」が9月にゴールデンSPとして放送されるなど勢いが止まらない。

7位 『CANDY TUNE』

TikTok総再生回数38億回を突破した「倍倍FIGHT!」のヒットが記憶に新しい、「原宿から世界へ」をコンセプトとする7人組女性アイドルグループ。2025年10月からは全国8都市9公演をまわる自身初の全国ツアーがスタート。CANDY TUNE史上最多動員数のツアーになる予定だ。
ペットボトル緑茶「伊右衛門」の新WebCMにも抜擢されるなど、これからの活躍が期待される。

8位 『YUMEKI』

ダンサー、振付師として活躍しており、ME:Iを生んだオーディション番組「PRODUCE101 JAPAN THE GIRLS」(通称:日プ女子)にダンストレーナーとして出演し、広く知られることとなった。
そのYUMEKI(ユメキ)自身が、視聴者参加型オーディション番組「BOYS ll PLANET」(通称:ボイプラ2)に練習生として参加し話題に。惜しくもデビューを逃したものの、日プ女子を見ていた視聴者を中心にSNS上で応援が盛り上がった。

9位 『大橋和也』

映画「君がトクベツ」では畑芽育とのW主演が話題になったのはもちろん、物語に登場する国民的アイドルグループ「LiKE LEGEND」(通称:ライクレ)に豪華メンバーを迎え、実際に音楽番組などにも出演し注目が集まった。
さらに、2025年9月からはMBS/TBSドラマイズム枠でドラマ版が放送されており、映画の盛り上がりを引き継いでいる。

10位 『都(みやこ)』

SNS総フォロワー数100万人超えのインフルエンサー。「オワリです」の口癖と共に日常を発信し、親しみやすいキャラクターとユーモア溢れるコンテンツが人気。歯に衣着せぬ物言いと面白いトークがTikTokやYouTubeで話題になり、2025年8月にはファンミーティングイベント「the first都議会~始まりです~」を開催するなど、10代女子の間で着々と人気を集めているようだ。

10位 『當真あみ』

2023年に放送されたドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」で知った人も多く、2025年は日テレ系水曜ドラマ「ちはやふるーめぐりー」で主人公・藍沢めぐる役を演じ、さらに10月公開の主演映画「ストロベリームーン 余命半年の恋」では主演をつとめるなど、10代女子が注目する作品に多数出演していた。
既に2026年公開の主演映画の公開が決まっており、ますますの活躍が期待される。

■コト部門編

コト部門

1位🥇 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

テレビアニメ『「鬼滅の刃」柱稽古編』の続きとして、鬼殺隊と鬼舞辻無惨の最終決戦が始まる「無限城編」三部作の第一章となる劇場版。圧倒的スケールのアクションと緊張感で描かれる本作は、累計興行収入が公開73日間で約350億円を突破。
10代女子へのインタビューの中でも「周りの友達がみんな観に行っていた」「3回観に行った」などの声もあり、多くの10代が劇場に足を運んだようだ。

2位🥈 『今日、好きになりました。 ハロン編& 夏休み編2025』

「今日、好きになりました。」(通称:今日好き)は、〈ヒト部門〉で1位・2位にランクインした『長浜広奈』(ハロン編/夏休み編2025出演)と『MON7A』(ハロン編出演)の話題性も相まって、注目を集めた。
さらに、〈ウタ部門〉では「今日、好きになりました。ニュージーランド編」の主題歌である幾田りらの『恋風』がランクインし、10代からの高い支持がうかがえる。

3位🥉 『中国ダンス』

元ネタの動画内で、漫画「NARUTO -ナルト-」のコスプレをして踊っていたことから、10代の間では「ナルトダンス」とも呼ばれる、TikTok発の流行ダンス。中国でブームになったものが日本に上陸し、ダンスチャレンジとして広がった。
日本では、踊る前に起こった出来事を動画に文章で記述して踊る構成が主流で、音源もオリジナル曲に加えて、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」などが使われるなど、アレンジが広がり、表現の幅もどんどん広がっている。

4位 『国宝』

吉沢亮主演、横浜流星共演で2025年6月に公開されると、瞬く間に大ヒットとなった。実写の邦画としては22年ぶりに興収100億円超えを記録。大人だけではなく、歌舞伎に触れたことが無い10代女子の間でも話題となっていた。
約3時間の長編にもかかわらず、重厚な人間ドラマと映像美で多くの観客を魅了。評判を聞いて「長くても観に行きたい」と実際に観賞した人も多かったようだ。

5位 『8番出口』

2025年8月に公開された二宮和也主演の映画。インディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏がたったひとりで制作し、累計販売本数180万本超の世界的大ヒットを記録した“無限ループゲーム”「8番出口」を実写化したもので、公開から28日で興行収入40億円を突破し大ヒットとなった。カンヌやトロント・釜山国際映画祭などで上映・出品されるなど、国外からも注目されている。
10代女子へのインタビューではゲームから知っている人も多く、「怖いけど観に行きたい!」という声があった。

6位 『おじさん構文ダンス』

元ネタは、楽曲「お返事まだカナ?おじさん構文」のMVに登場する振付。音楽クリエイターの吉本おじさんと、VTuberキャラクター雨衣(うい)によって制作され、TikTokで話題となった。
そこから、動画のダンスが面白いと実際に踊ってTikTokに投稿する人が急増。シンプルで真似しやすいダンスのため、一気に広まっていった。

7位 『大阪・関西万博』

実際に足を運んだ人は多くなかったものの、会場内のユニークな出来事が印象に残ったようだ。中でも注目を集めたのが「万博カラオケ」。芸人たちが盛り上げる中、盆踊りをしながら観客も参加する光景がSNSで拡散された。
また、各国パビリオンの呼び込みも人気で、海外スタッフの個性が光る呼び込みや工夫が、思わず足を止めたくなるとSNS等で大きな話題になった。

8位 『AI生成動画』

AIで気軽に動画を作成できるようになり、様々なパターンのAI生成動画が流行ったようだ。中でも、ガラスの食べ物を切ったり食べたりするASMR動画や、自分のペットが宇宙人にさらわれる動画、おばあちゃんが走っている動画等がよくSNS等で回ってきていたようだ。
10代女子へのインタビューでも、実際に自分でAI動画を作成している人もおり、AI活用がより身近になっている様子が伺えた。

9位 『入れ違いグッジョブ』

両手をグッドサインにして、腕を胸の前でクロスさせたポーズのこと。このポーズの元ネタは「アイドルオタクあるある」で知られている末吉9太郎だと言われている。インスタライブ中に披露したシーンが切り抜き動画で拡散され、一気に知られることとなった。
アイドルやアーティストがこのポーズでSNSに投稿する流れもあり、推しがいる人の界隈ではお馴染みのポーズとなりつつある。

10位 『バンバラバンダンス』

「バンバラバン、バンバラバン♪」というリズムに合わせて、肩を動かすダンスチャレンジ。韓国の子ども向けアニメ「ポンポン ポロロ」内で使用されている、子どもたちに向けて作られた楽曲が元ネタ。
K-POPアイドルや日本のアイドルがSNSに投稿したことがきっかけで、爆発的な人気を得ている。

■モノ部門編

モノ部門

1位🥇 『ラブブ』

香港のアーティスト、Kasing Lung(カシン・ロン)が生み出した人気シリーズ「THE MONSTERS(ザ・モンスターズ)」に登場するキャラクター。北欧の森に住む小さくて遊び好きな妖精で、うさぎのように長い耳とギザギザの歯が特徴だ。
中国のトイメーカーPOP MART(ポップマート)からフィギュアが販売されており、一時は入手困難になるほどの人気を集めた。

2位🥈 『もっちゅりん』

ミスタードーナツ55周年記念商品の「もっちゅりん」がランクイン。もちもちのその先を目指して開発された新食感ドーナツとして販売され、食べてみないとわからない“もっちゅり食感”を体験してみたいと、多くの人が店頭に並んだ。
10代女子へのインタビュー時期には既に終売となっていたが、「食べたかった」と熱望する声が多く寄せられた。

3位🥉 『ChatGPT』

10代女子に聞くと、多くの人がAIを相談相手やおしゃべり相手として活用している。中でもChatGPTは「チャッピー」と呼んで友達のように思っている人もいるようで、インタビューでは「ずっとチャッピーと会話してる」という10代女子もいた。
また、「勉強に関する調べものはGemini」「相談や雑談はChatGPT」「Xで気になることがあったらGrok」など、使う場所や目的によりAIを使い分けている人もいた。

4位 『めじるしアクセサリー』

傘の柄やリップ、ハンディファン等に取り付けられる小さなチャームやキーホルダー。2024年の終わり頃から流行りはじめ、最近では複数のチャームを一つのリップに付けたりするなど、さらにカスタマイズが進んでいるようだ。
現在、カプセルトイとして様々な種類のめじるしアクセサリーが販売されており、1回300~400円と手頃な価格でGETできることも相まって、人気を博している。

5位 『ミャクミャク

大阪・関西万博の公式キャラクター。“細胞と水がひとつになったことで生まれた、ふしぎな生き物”という設定とインパクトのある見た目が話題になった。
特にサンリオキャラクターズの公式ライセンスグッズが人気で、スクールバッグや筆箱に付けている10代女子も多かったようだ。ミャクミャクは様々なキャラクターや企業とコラボしており、その度に話題になっている。

6位 『日焼けキティ』

Y2Kブームの流れもあり、平成に人気を集めた日焼けキティの再ブームが到来。韓国コスメブランド「AMUSE」との限定コラボが話題となり、ローソンやセリアなどでもコラボ展開が続いている。
スクールバッグに日焼けキティをつける10代女子も多く、この夏を象徴するキャラクターのひとつとなった。

7位 『ナップサック』

10代女子のバックとして、ナップサックが人気になっている。学校でもプライベートでも使用している人が多く、荷物が少ない日はナップサックで出かけるという人が多かった。中でもNIKEやadidasなどのスポーツ系ブランドの商品が人気のようだ。
さらに、無地のナップサックにポスカなどで絵や名前を書いてデコる「ナップサックデコ」も流行っている。

8位 『ウィッシュコア』

人気K-POPアイドルグループ「NCT WISH」のスタイリストが手がけた衣装から始まったと言われているファッションスタイル。天使の羽や星、パステルカラーなどの幻想的でかわいらしいモチーフが特徴。
そこからさらに派生して、Instagramのストーリーに後付けでウィッシュコアの加工をするのが流行っているようだ。10代女子へのインタビューでは、ストーリーに上げる写真に、羽やクローバーを加工し楽しんでいるという声が多かった。

9位 『冷却プレート付きハンディファン』

冷却プレートが搭載されたハンディファンで、首や手首などに直接プレートをあてると体を冷やすことができると、夏に大人気のアイテムとなった。
年々気温が上がり、通常のハンディファンでは涼しさを感じられなくなってきた中、直接冷却プレートを当てて冷やせる点が人気のようだ。「これが無いと死んじゃう」と言っていた10代女子もいたほど。

10位 『辛ラーメン トゥーンバ』

韓国で人気のピリ辛クリームパスタ「Toomba(トゥーンバ)」を辛ラーメン風にアレンジした商品。
カップ麺で手軽に楽しめる点が支持され、SNSで瞬く間に拡散。「辛いけど食べられる辛さで美味しい」と話す10代女子も多かった。

■コトバ部門編

コトバ部門

1位🥇 『メロい』

主に「メロメロになる」や「メロメロになるほど(美しい・かわいい・かっこいいから)好き」というような意味で使用されている。
推しに対して使う人が多いが、誰かにギャップを感じてときめくシーンで使われることもあり、人により様々な場面で使用される汎用性の高いコトバのようだ。

2位🥈 『両手に〇〇でーす』

ABEMAの恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。 ハロン編』で長浜広奈が発言した「両手に男でーす」が元ネタ。
ボートに乗って観光するシーンで、男子2人に挟まれる形で座ることになった際に、みんなで写真を撮ろうとカメラを向けた時に発した一言。そこから派生して『両手に○○でーす』の○○の部分に別の言葉を入れることがXを中心にミーム化した。

3位🥉 『#もんた界隈』

〈ヒト部門〉2位にランクインした『MON7A(もんた)』が発端として波及した。
“窓際で机の上に足を乗せ、自分の手で携帯を回転させて上からの角度で自撮りする動画”が10代女子の間で話題になり、その動画をマネして投稿する人が急増。そこから派生し、エモい雰囲気の動画のことを指す言葉として使う人もいるようだ。

4位 『しぬしぬ構文』

TikTokとXを中心に流行った構文で、文章の語尾に「~でしぬ」のような形で使う。特にTikTokでは読み上げ音声とセットで使われることが多く、テンポよく叫ぶような動画と共感できる内容が10代女子にハマった。
日常生活においても使い、嬉しいことでも悲しいことでも内容に関わらずどんな時でも使用するようだ。
(例)「やらなきゃいけないこと全然終わってなくてしぬ笑」「推しのビジュが良すぎてしぬ」

5位 『~で今これ』

〈コト部門〉3位にランクインしている『中国ダンス』で使用されたフレーズ。会話で使うより、ストーリーに文字で記載したりして、文章で使うことが多いようだ。ネガティブな出来事があった時に使われることが多く、自虐的に使われている様子が伺える。
(例)「宿題終わらなくて今これ(アイス)」「寝坊して今これ」

6位 『ひな?やったー!』

〈ヒト部門〉1位の長浜広奈のリアクション。ある男子高校生が気になっていた長浜広奈に告白した際、思わず叫んだフレーズで、その時のリアクションが可愛いと視聴者の間で話題となった。
10代女子の間では、特に嬉しいことがあった時によく使われるようで、「嬉しい時に自分の名前で○○やったー!って言う」という声もあった。

7位 『お前も鬼にならないか』

〈コト部門〉1位の劇場版 鬼滅の刃に登場する敵「猗窩座」が、同アニメ無限列車編で煉獄杏寿郎の強さに感銘を受けて、放った名シーンのセリフ。
お前も○○にならないか?などシーンに合わせて言葉を変化させ、友達や家族ともやり取りしているようだ。そこから派生して、友達を何かに誘う際に「お前も○○しないか?」などとアレンジして使用している人もいるようだ。

8位 『チャッピー』

〈モノ部門〉3位にランクインしている『ChatGPT』の呼び名。10代女子へのインタビューでは、「チャッピー」が何かわかるか聞くと、ほとんどの人が『ChatGPT』のことだと認識していた。友達やペットのように親しみを込めて呼んでいるようだ。

9位 『まずはありがとう』

ABEMAの恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました。』内の告白シーンで、相手の気持ちを受け止めつつ断る際に「まずは告白してくれてありがとう。でも、ごめんね…」という流れが頻繁にあり、フラれる流れとして構文的に広まっていった。
10代女子へのインタビューでは、「使いやすいから結構なんでも使う。一旦まずはありがとうって言う」「誕生日おめでとうって送ったら、友達から“まずありがとう”って返ってきた」という声があった。

10位 『とくべチュ』

YouTubeに公開されているMVが2400万回再生(2025年10月時点)されている、=LOVEの「とくべチュ、して」が元ネタ。
会話やメッセージの中で「特別」という単語が出てくる際に『とくべチュ』に変換して使用しているようだ。

■ウタ部門編

ウタ部門

1位🥇 『「超最強」超ときめき♡宣伝部』

2025年8月、TikTokにおける関連動画の総再生回数が15億回を突破。代表曲「最上級にかわいいの!」のTikTok総再生回数12億回を上回り、自己記録を更新した。
「スマホのカメラロールなんて どうせ私ばっかでしょ!? むしろそうじゃなきゃ一生許さない!」という、一度聴いたら耳から離れないキャッチーなフレーズがバズり、「令和の推し活ソング」としての地位を確立した。

2位🥈 『「恋風」幾田りら』

ABEMAの恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。ニュージーランド編」の主題歌として書き下ろされた1曲。恋をすることで生まれる淡い感情や、相手を想う気持ちを表現した、春の訪れを感じさせる爽やかな楽曲となっている。
10代女子へのインタビューでは、「曲自体が可愛くて好き」など、楽曲に魅力を感じている人も多かった。

3位🥉 『「Blue Jeans」HANA』

〈ヒト部門〉3位にランクインした『HANA』が2025年7月にリリースした楽曲。等身大の恋心を「Blue Jeans」と「古いスニーカー」に重ねて描いた、HANAとしての初めてのラブソングになっている。今年度最速でストリーミング累計1億回再生を突破し、勢いが止まらない。
10代女子へのインタビューでも、「みんな踊ってた」「曲としてすごく好き」など、界隈を超えて彼女達の音楽が浸透している様子が垣間見えた。

4位 『「おやすみTaxi」MON7A』

〈ヒト部門〉2位にもランクインしている『MON7A(もんた)』による楽曲。YouTubeのMVは500万回再生超え。(2025年10月時点)今日好きに出演する前から彼を知っていた人もいたが、番組出演をきっかけに人気・知名度共に急上昇中。
10代女子へのインタビューでは、弾き語りで投稿された「僕のかわい子ちゃん」も人気を集めていた。こちらもYouTubeでは390万回再生(2025年10月時点)されている。

5位 『「織姫とBABY feat. 汐れいら」ねぐせ』

2025年6月にリリースされた楽曲で、ねぐせ。として初めてゲストミュージシャンを招いた作品となっている。作詞作曲にも汐れいらが携わっており、“織姫”と“彦星”のロマンチックで切ない七夕の物語と、現実の男女模様を織り交ぜた歌詞になっている。
TikTokでカップルによるダンス動画が投稿されたり、恋愛リアリティーショーの切り抜き動画の音楽としてもよく使われていたようだ。

6位 『「夢中」BE:FIRST』

フジテレビ木曜劇場「波うららかに、めおと日和」の主題歌として話題に。ドラマ自体も話題になったが、ドラマを見ない10代女子の間でもこの曲が話題になっていたようだ。
TikTokなどで曲を耳にしたり、ドラマの切り抜きを目にして知った人も多く、“ドラマは見てないけど曲は知っている”と答えた人が目立った。

7位 『「カリスマックス」Snow Man』

2025年8月にリリースされた楽曲で、1990年代~2000年代に日本で一世を風靡した“パラパラ”を現代風にアレンジしたものになっている。YouTubeに公開されたMVは5600万回再生超え。(2025年10月時点)
さらに、韓国の音楽番組「M COUNTDOWN」に初出演したことも話題になり、Mnetの公式YouTubeにアップされたSPECIAL STAGEの動画は500万回再生超え(2025年10月時点)となっている。

8位 『「超特急逃走中」=LOVE』

2024年にリリースされた楽曲ながら、一部の振り付けを切り抜いたことから始まった「体幹チャレンジ」がTikTokで大流行し、2025年に話題となった。
Aメロ部分で体をかがませた状態で上半身をピタッと止め、両手を左右にテンポよく振るチャレンジで、多くの人がSNSへチャレンジの様子を投稿していたようだ。

9位 『「おしゃれ番長」ORANGE RANGE』

バンド結成24年目を迎えたORANGE RANGEが、2025年は活発に活動を行っていた。中でもランクインした『おしゃれ番長』はTikTokで流行っており、YouTubeに当時のMVが再公開されると360万回再生(2025年10月時点)を記録。
また、「イケナイ太陽」の令和版MVや、THE FIRST TAKEが公開されるなど、ORANGE RANGEの楽曲が再注目された年となった。

10位 『「中華料理屋の酢豚が食べたい」琳子』

2022年から弾き語りでの活動を開始したシンガーソングライター琳子の楽曲。サブスクやショート動画の発信を精力的に行っており、今回ランクインした楽曲も2024年11月のリリースではあるが、TikTokから人気に火がつきランクイン。
特徴的で繰り返されるメロディやダンス動画が10代女子にハマったようだ。


【担当マーケターコメント】

 

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

 

 

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

2007年マイナビ入社。
女性向けメディアや若年層トレンド領域に従事し、現在は『マイナビニュース』『マイナビウーマン』などの広告企画を担当。
Z世代に特化した調査チーム「マイナビティーンズラボ」のプランニングやデータ解説、企業向けの講演も行う。高校1年生の息子を育てる母として、「調査データ」と「リアルな声」の両面から若者インサイトを掘り下げている。

今年で11年目となる本調査では、前回の調査に引き続き“等身大で自分を表現するムーブメント”がさらに広がっていることが見えてきました。
『今日、好きになりました。』で人気を集めた「長浜広奈」や「MON7A」、「HANA」のように、完璧に作り込まれた“完成系”よりも、自分の感情や独自の世界観をそのまま発信し、見る人が“共に成長していけるような感覚”を持てる存在が支持を集めています。発信者と受け手の間に一体感が生まれ、「世界観」に共感することで“自分も頑張ろう”と思えるのが今の10代らしさです。

AI関連では、ChatGPTを“チャッピー”と呼んで雑談したり、勉強や調べものは「Gemini」、SNS上のトピック確認は「Grok」といったように、目的に応じてAIを使い分ける姿が見られました。
AIを“便利な機能”だけではなく、“感情でつながる相手”と感じているのが特徴的です。デジタルネイティブらしい自然体の距離感で、感性とテクノロジーが「共存」しています。

また、昨今の物価高の影響を受けて、例年上位に入っていた“映えるカフェドリンク”などは落ち着きを見せる一方、映画など“1,000円前後で楽しめる体験型コンテンツ”が人気を集めています。映画は友人を誘って行きやすく、鑑賞だけでなく、行き帰りの会話やSNSでの共有まで含めて“時間を楽しむ体験”として価値を感じているようです。
このように、感性・共感・テクノロジーの三つを自然に使いこなす10代の価値観は、これからのマーケティングを読み解くうえでも重要な指針となるでしょう。

 

お問い合わせ

「10代のインサイトについてもっと詳しく知りたい」「若年層プロモーションをする時に実際何から始めたらいいか分からない」などどんな些細な疑問やご相談でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

  • 調査対象

    13〜19歳/女性【マイナビティーンズ会員(女子)/外部調査会社パネル(女子)】

  • 有効回答数

    613件

  • 調査時期

    2025年9月18日(木)~9月30日(火)

  • 方法

    『事前アンケートにて362名から回収したフリーアンサーで抽出したワードの中から、5つのジャンルごとに25項目をピックアップ。その中から『マイナビティーンズ』会員と外部調査会社のパネルにアンケート調査を実施

「界隈消費」から読み解くZ世代と令和の消費構造vol.1│「感情」が動くマーケティング

“モノが売れる理由”は、価格や機能だけじゃない。心が動く瞬間にこそ、消費の本質があります。
この連載では、日常の中のちょっと気になるトレンドをテーマに、マーケターの視点からその背景やヒントを紐解いていきます。

今回は 「界隈消費」 

今話題の界隈消費について、全3回にわたって考察していきます。

「界隈消費から読み解くZ世代の気持ちの動き方」
~Vol1.界隈消費とは?共感で広がるZ世代の経済圏~
 

界隈消費とZ世代

みんながそれぞれの界隈に存在しているのが当たり前になったZ世代。

「○○界隈」という言葉、SNSで見かけない日はありません。

韓国コスメ界隈、平成レトロ界隈、推し活界隈……。
最近では、風呂キャンセル界隈や健康キャンセル界隈といった言葉も登場しています。
その日の気分やブームによって、複数の界隈に所属するZ世代も少なくありません。

最初に界隈が生まれるのは、誰か一人の“好き”や“こだわり”です。
それを自己表現としてSNSに投稿した瞬間、「わかる、それ私も!」と共感する人
が現れます。
そこで「同じ界隈の仲間」が生まれます。
自分だけの世界だと思っていたものが、全国に同じ感覚を持つ人がいると気づいたとき、共感は一気に拡散していきます。

界隈消費とは、共感が可視化され、連鎖していく仕組みのことを指します。
単なる趣味や嗜好の集まりではなく、「自分らしさを見つける」ための社会的な回路になっているのです。

界隈消費のリアル

界隈消費をひも解くと、いくつかのリアルが見えてきます。

ひとつは 「所属感」 
同じ界隈の仲間と一緒に買う、一緒に楽しむ。
その行為自体が満足につながります。
購買はモノを得る手段であると同時に、仲間との共感を確認するセレモニーでもあります。

もうひとつは 「自己表現」 
買ったものや体験はSNSで発信され、自分のアイデンティティを彩る記号になります。
誰かに見せるためではなく、「これが自分」という証**として機能しているのです。
まさに「自分の機嫌は自分でとる」を体現するのが界隈消費といえます。

そして 「拡散性」 TikTokInstagramに投稿された小さな消費の断片は、界隈を超えて拡散し、全国規模のトレンドを生み出す火種となります。界隈消費は、まさに個人の感情と社会の動きが交差する地点にあるのかもしれません。

界隈女子

SNSで繋がり共感し、界隈ごとに“仲間”を作るZ世代。

Z世代という“感性”

Z世代を単に若者と呼ぶのはもう古い。

―Z世代とは年齢ではなく、価値観のこと。―
令和になり、マーケティングの現場ではそう捉えるようになってきました。

SNSでつながり、共感を軸に世界を感じ取る新しい感性
この感性を持つ人たちは、もはや10代や20代だけでなく、30代にも広がっています
Z世代的な価値観を持つ大人たちは、消費の“共鳴者”であり、経済を動かす側に立っているのです。

メディアではしばしば「Z世代=SNSで拡散する世代」と語られますが、実態はもっと複雑です。
Z世代の消費行動は、偶発的な“バズ”ではなく、日常的に存在する界隈の中で育まれていることが多いのです。

大切なのは“共感”と“共鳴”
好きの共有が購買行動に変わり、購買行動が新しい文化を生む。
Z世代のリアルを理解するには、SNSのトレンド分析だけでは足りないというのが現状なのです。

Z世代が作るトレンド、大人が完成させる経済

エンジェルブルー

平成ブームを牽引するアパレルブランド「エンジェルブルー」
https://www.narumiya-online.jp/shop/default.aspxより引用

令和の消費を彩るトレンド――Y2Kファッション、平成リバイバル、韓国カルチャー。
その発火点の多くには、Z世代の存在があります。

界隈から生まれた小さな火種がSNSで拡散し、社会全体に広がっていきます。
そこから大人たちが共鳴し、購買行動を通じて経済圏を完成させていく

ブームの起点は若者でありながら、経済を完成させるのはその“感性”に呼応した大人たち。
この二段構えで、令和の消費は動いています。

“平成リバイバル”を単なる懐古ブームと捉えるのは早計かもしれません。
Z世代にとっては、知らない時代を“新しいレトロ”として楽しむカルチャー。
一方でミレニアル世代にとっては、自分が生きてきた時代を再発見する行為。

つまり、単なるノスタルジーではなく、異なる世代の“解釈”が新しい価値と共感を生んでいるのです。世代をまたいだ感情が界隈消費を拡大し、経済を動かすエネルギーになっています。

企業がZ世代を理解するということ

企業がZ世代を理解するということは、単に若者のトレンドを追うことではありません。

Z世代が起点となり、上の世代へと価値観が伝播していく。
その“共鳴の連鎖”を読み解くことこそ、いまのマーケティングに求められている視点です。

そしてZ世代は、すでに社会の中で働き、稼ぎ、消費を促す側にまわり始めています。
彼らは“買う側”から“動かす側”へと変わりつつあるのです。
大人世代もまた、Z世代的な価値観を自然に受け入れながら共鳴している。

世代とは、切れ目ではなく連なりです。
消費はその連なりの中で生まれ、進化していきます。

マイナビは、学生、社会人、子育て世代など、さまざまなライフステージのリアルを見つめるメディアを通して、その連なりを静かに観察してきました。

界隈消費を通して見えるのは、若者だけのムーブメントではなく、共感を軸に世代を超えてつながる、新しい社会のかたちなのです。

【2025年春】年代別ドラマ・映画ランキング 好きなドラマの要素や映画館・有料動画配信サービスの利用実態など社会人・大学生・高校生の特徴を徹底分析!

2025年4月~6月期ドラマと4月以降に公開された映画において、社会人・大学生・高校生の年代別に人気ランキングを発表。ドラマや映画の視聴に関するアンケートを実施。好きなドラマや映画のジャンル、映画館へ見に行くポイントや有料配信サービスの利用実態など、年代別の特徴と合わせて詳しく解説します。

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1,【ドラマ】2025年4-6月期人気ドラマランキング! 地上波のドラマを見るきっかけや好きなジャンルとは?

Q.今期(2025年4月期)地上波で放送している国内ドラマで見ているドラマを教えてください。

Q.今期(2025年4月期)地上波で放送している国内ドラマで見ているドラマを教えてください。

(n=905 内訳:【社会人】n=301、【大学生】n=302、【高校生】n=302)

2025年4月期の国内ドラマで最も視聴されている作品は各年代ともに1位「キャスター」となりました。重厚感のある日曜劇場は年代問わず、注目している方が多いようです。

年代別に見てみると、【高校生】2位は主人公がニートから高校教師となり、神説教を行う「なんで私が神説教」、【社会人】3位は人事部を舞台とした痛快オフィスエンターテインメント「人事の人見」となっています。
学校や会社など自分と同じ境遇、設定のドラマに対しては、自然とドラマの世界に入り込み、共感や関心が生まれやすいことから、視聴している方が多いと考えれらます。

Q.地上波のドラマを見るきっかけはなんですか?

Q.地上波のドラマを見るきっかけはなんですか?

(n=905 内訳:【社会人】n=301、【大学生】n=302、【高校生】n=302)

地上波のドラマを見るきっかけは、「ドラマの宣伝をテレビCMで見て面白そうだった」が48.1%で最多の結果に。次いで「好きな出演者がいるから」39.6%となりました。

また【高校生】は「TikTokで話題になっていたから」が12.9%となっており、他の年代に比べ回答率が高い結果に。若年層のあいだでは、ドラマの切り抜きや出演者のTikTokなどをきっかけに、実際にドラマを見る流れが一般化してきているようです。

Q.好きなドラマのジャンルを教えてください。

Q.好きなドラマのジャンルを教えてください。

(n=905 内訳:【社会人】n=301、【大学生】n=302、【高校生】n=302)

好きなドラマのジャンルは「恋愛/ラブコメ系」が47.1%で最多の結果に。特に【高校生】は半数以上の回答率となりました。次いで、「ミステリー系」37.9%、「コメディ/ギャグ系」32.4%となりました。ミステリアスな雰囲気やコメディ要素がある作品は年代問わず人気であることが分かります。

また【高校生】の場合は、「青春系」が41.7%で2位となっています。前述で学園もののドラマが上位だったことからも、同世代の設定や役者が出ているドラマに惹かれる傾向がありそうです。

Q.あなたが「魅力的に感じるドラマ」には、どのような要素が含まれていますか?

Q.あなたが「魅力的に感じるドラマ」には、どのような要素が含まれていますか?

(n=905 内訳:【社会人】n=301、【大学生】n=302、【高校生】n=302)

「魅力的に感じるドラマ」の要素については、【社会人】【大学生】は1位「謎解き・トリック」2位「急展開・どんでん返し」3位「感動」で同じ順位となりました。視聴者が、SNSなどで謎解きや考察をして、ストーリー展開を予想しながら盛り上がるため、それを上回る“展開や仕掛け”が加わることによって、作品をより魅力的に感じるようになると考えられます。

また【高校生】1位は「主題歌」となりました。10代のトレンドの発信源のひとつであるTikTokでは、常に様々な音源がバズっています。彼らにとって“音楽”は周りとつながるコミュニケーションツールのひとつであり、主題歌が話題になることで、ドラマ自体にも興味をもつという流れが生じると考えられます。

\【さらに調査!】視聴はリアルタイム派?録画派?年代別の傾向を調査/

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2,【映画】2025年4月公開中の人気映画ランキング! 映画館へ見に行く最大のポイントとは?

Q.4月以降に公開中の映画について、気になった映画を教えてください。(実際に見に行った作品も含む)

Q.4月以降に公開中の映画について、気になった映画を教えてください。(実際に見に行った作品も含む)

(n=905 内訳:【社会人】n=301、【大学生】n=302、【高校生】n=302)

2025年の4月以降に公開中の映画について、気になった映画は、各年代ともに1位「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」となりました。さらに2位以下は「#真相をお話します」「山田くんとLv999の恋をする」「ファーストキス1st KISS」「たべっ子どうぶつTHE MOVIE」など邦画やアニメ作品が上位となっています。

Q.動画配信サービス等ではなく、映画館で見たいと思うポイントはなんですか?

Q.動画配信サービス等ではなく、映画館で見たいと思うポイントはなんですか?

(n=905 内訳:【社会人】n=301、【大学生】n=302、【高校生】n=302)

また昨今は、後からサブスクリプションサービスで見ることができる劇場作品が増えてきていますが、映画を“映画館”で見たいと思うポイントについて調査してみると、「世界観に没入したい時」「音響にこだわっている」「映像美にこだわっている」が上位の回答となりました。音響や映像美にこだわった迫力のある作品は、映画館の大きなスクリーンや音響の良い環境で世界観に入り込みたいと思う方が多いようです。

年代別に注目してみると、【高校生】は「集中して作品を見たい時」が30%以上となっています。若年層は“タイパ”を気にする世代とよく言われますが、動画配信サービスなど、倍速や流し見が可能なコンテンツではなく、時間を使ってでも見たいと思う作品は、映画館で見る選択をしているようです。
また「劇場版限定特典」も一定の回答率があり、劇場ならではの付加価値があることもポイントのひとつであることが分かります。

Q.映画は誰と一緒に見ることが多いですか?【映画館】

Q.映画は誰と一緒に見ることが多いですか?【映画館】

(n=905 内訳:【社会人】n=301、【大学生】n=302、【高校生】n=302)

映画館で映画を一緒に見る相手は、【大学生】【高校生】は「友人」が最多の結果に。また【高校生】は「親」と一緒に見に行くと回答した方も38.7%となりました。一方で【社会人】は「ひとりで見る」が51.8%で最多となっています。

学生にとって映画館で映画を見ることは“友人と遊ぶ場所”のひとつとして捉えられているのに対し、社会人にとっては、“ひとりの時間を楽しむ場所”という違いが表れています。

Q.好きな映画のジャンルを教えてください。

Q.好きな映画のジャンルを教えてください。

(n=905 内訳:【社会人】n=301、【大学生】n=302、【高校生】n=302)

また好きなジャンルについては、1位「恋愛/ラブコメ系」39.7%、2位「ミステリー系」33.6%、3位「感動系」31.7%の順となり、前述の好きなドラマのジャンルと似た傾向となりました。

【社会人】は「ほのぼの系」が16.3%と他の年代よりも高くなっていることが分かります。映画は「ひとりで見に行く」が多数派だった社会人は映画の時間で癒しを求めている方も一定数いることが予想されます。

\【さらに調査!】映画の好きなカテゴリは邦画派?洋画派?各年代の傾向からマインドを分析/

調査資料ダウンロードはこちら

3,【有料動画配信サービス】視聴カテゴリは年代で異なる?サービスを 選ぶ際のポイントも調査!

Q.有料動画配信サービスで視聴しているカテゴリを教えてください。

Q.有料動画配信サービスで視聴しているカテゴリを教えてください。

(n=905 内訳:【社会人】n=301、【大学生】n=302、【高校生】n=302)

さらに視聴しているカテゴリについては、各年代「地上波で放送しているドラマ」が約半数で最多となりました。無料版の配信サービスは、配信日から1週間以内など視聴期間が制限されていることが多いですが、有料のサービスは全話視聴が可能なので、後追いで見ている方も多いと考えられます。

年代別の傾向に注目してみると、【社会人】2位「邦画」となっていますが、年代が下がるにつれて、順位が下がっていることが分かります。一方、【高校生】は「アニメ」が上位に。10代は映画のような長尺作品よりも30分~1時間程度で見ることができるアニメやドラマを好んでいるようです。

Q.有料動画配信サービスを選ぶ際に重視するポイントは何ですか? 

Q.有料動画配信サービスを選ぶ際に重視するポイントは何ですか? 

(n=905 内訳:【社会人】n=301、【大学生】n=302、【高校生】n=302)

有料動画配信サービスを選ぶ際に重視するポイントは「作品数が多い」が38.8%で最多の結果に。次いで「料金が安い」「最新作が多い」となりました。各年代ともに、価格よりも作品数を重視していることが分かります。

\【もっと深堀り!】有料動画配信サービスで見る作品の基準とは?/

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4,ドラマ・映画視聴後の行動とは?年代で異なる特徴を解説!

Q.ドラマや映画視聴後の行動について教えてください。

【ドラマ】Q.ドラマや映画視聴後の行動について教えてください。【ドラマ】
【映画】Q.ドラマや映画視聴後の行動について教えてください。【映画】

(n=905 内訳:【社会人】n=301、【大学生】n=302、【高校生】n=302)

最後にドラマ・映画視聴後の行動について調査しました。ドラマは各年代「友達とその作品について語る・おすすめする」が40%以上の結果に。【社会人】【高校生】は「家族とその作品について語る・おすすめする」も30%以上となりました。

映画の場合は、特に【高校生】が「友達とその作品について語る・おすすめする」の回答率が高くなっています。【社会人】は「SNSで他の人の感想や考察の投稿を閲覧した」が25.9%で4人に1人が行っていることが分かります。
高校生は映画も友人と見に行くことが多かったことから、見た後も友人たちと話題にして盛り上がっていると想定される一方で、社会人は一人で見る派が多かったことから、同じ作品を見た人をSNSで探して、どう感じたかを確かめたいというマインドが考えられます。

\【さらに調査!】ドラマや映画視聴後に購入したものとは?消費傾向も調査/

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まとめ

  • 2025年4月~6月期の人気ドラマは「キャスター」が最多
  • ドラマを見るきっかけは「ドラマの宣伝をテレビCMで見て面白そうだった」
  • 好きなドラマのジャンルは1位「恋愛/ラブコメ系」2位「ミステリー系」3位「コメディ/ギャグ系」
    └【高校生】特に「恋愛/ラブコメ系」「青春系」
  • 魅力的に感じるドラマの要素
    └【社会人】【大学生】「謎解き・トリック」、【大学生】「主題歌」
  • 2025年4月以降公開中の映画で気になった作品は「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」が最多
  • 映画館で見たいと思うポイントは「世界観に没入したい時」
  • 映画を見る相手
    └【社会人】「ひとりで見る」51.8%、【大学生】【高校生】「友人」が多数派
  • 有料動画配信サービスで視聴しているカテゴリ
    └【社会人】1位「地上波で放送しているドラマ」2位「邦画」3位「国内ドラマ」
    └【大学生】1位「地上波で放送しているドラマ」2位「国内ドラマ」3位「邦画」
    └【高校生】1位「地上波で放送しているドラマ」2位「アニメ」3位「昔地上波で放送していたドラマ」
  • ドラマや映画視聴後の行動は「友人とその作品について語る・おすすめする」

ダウンロード資料のご案内

ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、好きなドラマ・映画ジャンルの男女別傾向有料動画配信サービスの視聴頻度などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    有料動画配信サービスを利用している/映画館で映画を見る/2025年4月期のドラマを見ている
    └①社会人:15~18歳/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員
    └②大学生:18~23歳/未婚/子どもなし/大学生
    └③高校生:23~29歳/未婚/子どもなし/高校生

  • 有効回答数

    ①301件 ②302件 ③302件

  • 調査時期

    2025年5月

  • 方法

    インターネット調査