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マイナビニュース PREMIUM

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マイナビニュース PREMIUMについて

生活を豊かにする上質なモノ・コトを届けるメディア「PREMIUM」

マイナビニュース内に“プレミアム”な商品・サービスを求める人に向けた新チャンネル「PREMIUM」がオープン。
現在のマイナビニュースとはデザインを大きく変え「世界観」を統一。
今の生活を外面/内面から一層豊かにするスタイルやモノ・コトを伝え、興味関心を醸成していく、アッパーマス層向けのチャンネルとなっております。

マイナビニュース PREMIUMについて

※マイナビニュース「PREMIUM」のサイトはこちら(https://news.mynavi.jp/premium/)

【ターゲット像一例】

Case 01

・年齢  :40歳
・職業  :会社員(管理職)
・家族構成:自分、妻、第一子(小学1年生)
・世帯年収:1,300万円
・Like  :車、ゴルフ、投資

Case 02

・年齢  :37歳
・職業  :ITフリーランス
・家族構成:自分、妻
・世帯年収:800万円
・Like  :時計、グルメ、海外旅行

※アッパーマス層:純金融資産が3,000万円以上5,000万円未満の世帯

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掲載カテゴリー

Life

Life

 

 

ファッション、グルメ、電化製品(美容家電/デザイン家電)、住宅( インテリア/リノベーション/リフォーム)など、生活にまつわるジャンルを総合的に発信します。

Watch

Watch

 

国内外の高級時計を中心に紹介。美しいビジュアルとともに、ブランドが持つ歴史、背景、物語についても解説します。
新作モデルだけでなくヴィンテージウォッチなど、幅広くトレンドをカバー。

Money

Money

 

資産運用を始めたい・もっと効率化したい方に向け、様々な金融商品を紹介します。アナリストによる投資解説やテクニックなども発信。
ウイスキーやワイン、ブランドバックの値段、ロレックス・バブルなど、身近に感じる話題も資産運用観点から紹介します。

Car

Car

 

国内外の高級車、趣味性の高い車にフォーカス。
新車情報や試乗レビュー、車好きが気になるポイントを押さえ紹介します。

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マイナビニュース PREMIUMのポイント

【Point 1】Google や Yahoo! などの検索流入に強み

「 PREMIUM 」チャンネルが格納されているマイナビニュースはSEOに強く、各種検索サイトからの流入が多いのが特徴です。
貴社製品の関連ワードなどを考察し、検索での強みを発揮することも期待できます。

 

【Point 2】幅広いメディアアライアンス網

大手ポータルやニュースアプリはもちろん様々なサイトとニュース配信提携を行っており、「PREMIUM」に掲載された編集記事は、幅広くユーザーにリーチしています。

 

お問い合わせについて

「どんなプロモーションが可能か聞いてみたい」「自社商材が出稿可能か聞きたい」など、どんな些細な疑問やご相談でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

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Instagramでファン化・コミュニティ形成×キング醸造

Instagramでファン化・コミュニティ形成×キング醸造

【課題】若年層への認知向上

キング醸造株式会社(以下「キング醸造」)は、創業120年を超える醸造調味料の老舗。醸造技術を活かして、本みりんや料理酒、清酒など調味料をはじめとする数々の商品を送り出してきました。

近年ライフスタイルや食生活の変化により、「料理」や「食事」の在り方も変わりつつあります。さまざまな変化の影響を受ける中、自宅での調理においても調味料の選び方や使いどころがわからないという若年層の声も多くなりました。

キング醸造では“もっと料理を身近に楽しんでもらいたい”との想いのもと、「若年層に調味料の役割や魅力・活用方法を伝えていく」、「商品の認知度を上げる」という課題を抱えていました。

 

Instagram 施策事例

「日の出自炊部」企画

より多くの人に料理を楽しんでもらう機会を作るために、日の出ブランドにちなみ「日の出自炊部」を立ち上げ、メンバーを募集することに。メンバーにはオリジナルレシピと日の出調味料のセットをプレゼントし、料理の新たな楽しみ方を紹介しました。

<日の出自炊部の活動>
料理からデザートまでの幅広いオリジナルレシピと、日の出調味料のセット(料理酒、みりん、サラダチキンの素など)を、約2ヶ月に1度サブスクスタイルで自宅に3回お届け。約半年の間にオリジナルレシピを参考に商品を使用した料理を作り、作った料理の写真をInstagram上で自由に投稿してもらいます。

 

「日の出自炊部」メンバー募集

メンバーの募集は、Instagram広告にて実施しました。

Instagramココがポイント!

・20代~30代の女性ユーザーが多い
・グルメ・料理系の投稿は人気カテゴリーで、ターゲットとの親和性が高い
・広告配信では「興味・関心」など属性による絞り込みも可能で、より精度の高いターゲティングに!

 

実際のInstagram掲載例と2つのターゲット層

Instagram 施策事例

Instagram 施策事例

 

 2つのターゲット層に合わせて全9パターンのクリエイティブを作成し、Instagramのマイナビウーマン・日の出みりんアカウントでそれぞれ掲載しました。

<マイナビウーマン>
ターゲット層:20代~30代の働く女性
  マインド:【簡単・時短料理】もっと効率よく料理をしたい!

 

<日の出みりん>
ターゲット層:料理が好きな人
  マインド:【スキルを極める料理】もっと料理を楽しみたい!

 

応募者数

約20日間の配信の結果、200名の募集に対し、応募数2354名。男性からの応募も集まりました。

合わせてチェック!

SNSでプロモーションをする際の選び方や手法を徹底解説! 主要なSNSの特性をふまえ、活用方法を紹介しています。

参考記事:SNSプロモーションとは? メリット・効果的なコツ・成功事例を解説

 

Instagram施策の効果とメリット

質の高いターゲット層

Instagramを通して、料理好きな質の高いターゲット層とマッチング。日の出自炊部メンバーからも高い満足度が得られました。

メンバーが実際に自分で商品を使ってみることで、調味料の知識や料理のレパートリーも広がり、調理習慣も増えたとのこと。結果、ブランドへの好意・信頼感にもつながり「今後も使い続けたい」という人が約97%と圧倒的な効果を生み、高いエンゲージメントを醸成しました。

 

参加者の声

「5期生」事後アンケート結果
・日の出自炊部の感想「大変楽しかった」・「楽しかった」:約94%

「日の出自炊部」5期生事後アンケート

出典:「日の出自炊部」5期生事後アンケートより/ n=34/2023年6月~7月取得

5期生の約94%が自炊部の活動に満足しており、料理を楽しめた様子。これまでの2期生~4期生の時から高い満足度を継続しており、ターゲットのニーズとも合致していることがわかります。

・調理習慣のきっかけ「増えた」:70.6%

・今まで知らなかった調味料の使い方を知れた:70.6%

・簡単・時短レシピのバリエーションが増えた:79.4%

・日の出調味料への印象「今後も使い続けたい」:97.1%


また日の出調味料を「今後も使い続けたい」と答えた5期生は約97%という結果からも、ターゲットとのマッチングがうまくできたようです。

「5期生」事後アンケート

・レシピがついているので、自炊の参考になりとても助かりました!使ったことのない、サラダチキンの素を知ることができたのも大きな発見でした。

 

・何となく和食にだけ使うイメージであった料理酒やみりん風調味料ですが、洋風やスイーツにも広く使えることが分かりバリエーションが広がりました

 

・普段使っている調味料のいろんなアレンジ方法を知ることができたり、今まで使ったことない調味料を使う機会をいただけたり、メニューのレパートリーが増えたり、お料理がいつも以上に楽しくなりました

 

コミュニティ化

「日の出自炊部」指定のハッシュタグを作り、Instagram投稿を促進。メンバー同士で投稿に「いいね」を送りあったり、盛り付け方やアレンジの参考にしたりと活動自体が盛り上がり、料理を楽しむ姿が見受けられました。

また「日の出自炊部」で過去に活動していたメンバーと現役メンバーとのコメントのやり取りもあり、自然な形で交流が生まれることも。キング醸造の担当者もメンバーからの投稿に積極的にコメントをすることで、コミュニティがさらに広がりました。

 

参加者の声

「5期生」事後アンケート

他の方の投稿を見たり、それを参考にアレンジしてみたりと、毎日のお料理を楽しむきっかけとなりました。これまでノルマに感じていた部分も楽しいと思えるようになり嬉しいです。今後も是非参加したいです。

 

・レシピがどれも簡単に失敗なく作ることができるので食材をアレンジしたり何度もつくりました。投稿するとコメントをしてくださりとても嬉しかったです。モチベーションもあがりました

 

マイナビの「Z世代」調査データ

Z世代社会人の自炊の情報源は「Instagram」

Q.自炊をする際に何を参考にして作っていますか?

マイナビ マーケティング・広報ラボ「Z世代社会人の自炊事情のアンケート」より

マイナビ マーケティング・広報ラボ「Z世代社会人の自炊事情のアンケート」より:23歳‐28歳/正社員、公務員・団体職員/一人暮らし/n=362件/2024年7月

マイナビのマーケティング・広報ラボの調査によると、Z世代社会人のうち自炊の時に参考にしている情報源は1位「SNS」(35.6%)2位「レシピサイト」(32.9%)、3位「テレビ」(21.6%)とわかりました。

全体的に「レシピサイト」よりも「SNS」を情報源にしている人が多く、女性だけで見ると「SNS」を利用しているのは(45.6%)と高い傾向。SNS内ではInstagramを参考にしている人が多く、一般人もインフルエンサーの投稿も同様に注目しているようです。

Z世代の自炊事情

マイナビのマーケティング広報ラボでは、23〜28歳のZ世代社会人を対象に、自炊事情についてアンケートを実施。自炊の頻度や食費、レシピの情報収集方法まで詳しく解説しています。

参考記事:Z世代社会人の自炊事情とは?食費や頻度から自炊に対する考え方まで細かく調査

 

まとめ

今回Instagramを活用し「日の出自炊部」のメンバー募集や活動を行うことで、料理が好きな若年層に効果的に訴求。活動への満足度も高く、新しいレシピを取り入れて料理を楽しむのはもちろん、Instagramの投稿をきっかけにメンバー同士での交流も生まれました。「日の出自炊部」を起点に、自然な流れでコミュニティが形成され、エンゲージメントの向上にもつながりました。

 

SNS運用支援施策

SNSマーケティング運用支援施策

マイナビでは、高校生や大学生、社会人層などを対象としたメディアのほか、自社でSNSも複数運営。各メディアごとに登録会員も所属しており、ユーザーのインサイト分析をもとにしたコンテンツマーケティングを強みとしています。

 

SNSのアカウント立案や広告施策、インフルエンサーのキャスティング、コンテンツ制作など幅広く運用をサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

SNS運用ならマイナビ!

 

玩具市場を牽引する「キダルト」とは? 注目される理由や特徴を解説

玩具市場が年々右肩上がりに成長していることを知っていますか?  市場の成長に関与していると考えられているのが「キダルト」と呼ばれている人々です。今回は「キダルト」について、注目されている背景から彼らの特徴、ヒット商品やトレンド傾向まで詳しく解説していきます。

キダルトとは

キダルトとは

まずは、キダルトの概要について解説します。

 

キダルトの定義

キダルトとは、「子ども(kid)+大人(adult)」の造語で、子どもの頃に楽しんでいた遊びや玩具に再び興味を持ち、自由に楽しむ大人たちのことを指します。30代~40代の年齢層がメインで、子どもの遊び心を持っていると考えられており、玩具やプラモデル、ゲーム、人形、フィギュアなど、趣味として好きなものに没頭するのが特徴です。

また経済力があることから“大人買い”をする傾向もあり、SNSやオンラインコミュニティなどの場で、積極的に情報共有や交流を行っています。

合わせてチェック!

キダルトの年齢層は、ミレニアル世代にも該当します。彼らがどのような社会的影響を受けてきたのか、価値観も合わせてチェックしましょう! Z世代やα世代など、各世代との比較もまとめて紹介しています。

参考記事:【各世代の特徴一覧】価値観の違いや効果的なマーケティング方法を比較

     

    キダルトが注目されている背景

    キダルトが注目されている背景には、玩具市場の拡大があります。

    出典:一般社団法人日本玩具協会「2023年国内玩具市場規模調査結果データ」

    出典:一般社団法人日本玩具協会「2023年国内玩具市場規模調査結果データ」

    日本は少子高齢化が加速しており、15歳未満の子供の数は1982年から減少し続け、2023年には1417万3千人と過去最少になりました(2023年10月1日時点)。

    一方で、日本玩具協会の発表によると、2023年度には国内の玩具市場規模が初めて1兆円を超えました。玩具の売り上げは少子化が進む中でも2019年度以来、4年連続で伸びており、2023年度の日本国内の玩具市場規模は、前年度比107.1%と大きく伸び、1兆193億円を記録。売上のうち、カードゲームやトレーディングカードが3割を占めています。(参考文献:一般社団法人日本玩具協会「2023年国内玩具市場規模調査結果データ」)

     

    玩具市場で拡大している商品ジャンル・ターゲット層

    さらに、2023年度の玩具市場において、拡大している商品ジャンルの伸び率をまとめました。

    2023年度、玩具市場の売上げ伸び率

    1位:ハイテク系トレンドトイ(121.5%)
    2位:ぬいぐるみ(120.7%)
    3位:カードゲーム、トレーディングカード(118.1%)
    4位:のりもの玩具(108.9%)
    5位:ホビー(104.7%)
    出典:一般社団法人日本玩具協会「2023年国内玩具市場規模調査結果データ」

    2023年度に伸びが顕著だったのは、いずれもキダルト層までをターゲットにした商品分野、あるいはインバウンド層にも人気の商品分野であることがわかりました。キダルト層とインバウンド層は、少子化の中でも玩具が成長産業になっている大きな要因でしょう。このような背景もあり、玩具製造・メーカー各社がキダルト向けのおもちゃ開発に注力し始めています。(参考文献:一般社団法人日本玩具協会「2023年国内玩具市場規模データ」)

    10代女子のトレンドは?

    玩具市場で、ハイテク系トレンドトイに続き2位の伸び率を記録している「ぬいぐるみ」。10代女子のキャラクター人気も、市場の伸びを後押ししているでしょう。10代女子の人気キャラクターランキングを公開しています。

    参考記事:【2025年版】10代女子が選ぶ!人気キャラクターランキング グッズの購入きっかけや購入したいコラボ商品など消費行動も調査

     

    他業界のキダルト向け商品

    少子化の影響もあり、他業界でも、キダルトをターゲットにした商品が発売されています。例えばお菓子では、「大人のねるねるねるね」や「大人のきのこの山・大人のたけのこの里(※現在は販売終了)」など、幼少期に食べていたお菓子が大人向けになって登場しました。

    また飲料業界では、レトロなパッケージを踏襲し、復刻発売されることが多い傾向。「三ツ矢サイダー」や「HI-C アップル」、「はちみつレモン」、「チェリオ」、「ファンタシトラス&メローイエロー」などが期間限定発売され、SNSでは“懐かしい”と話題を集めました。

     

    キダルトの3つの特徴

    キダルトには、主に3つの特徴があると考えられています。

    キダルトの3つの特徴

    強い購買意欲

    キダルトはコレクター志向があり、趣味や好きなものに対して積極的に投資する傾向があります。例えば、カードゲームやトレーディングカードは全種類コンプリートできるまで購入したり、人形用の着せ替えドレスや小物類、インテリアなどをこまめに収集している人もいます。彼らは好きなものをそろえていく過程を楽しんでおり、達成感満足感を得ているようです。

    また、限定品コラボ商品プレミアム商品などにも関心が高い傾向。細部にまでこだわった精巧デザインや、限定生産の商品には特別感があり、所有して優越感を得ようとすることも。キダルトは自分の好きなものを購入して、自己表現している一面もあります。

     

    趣味の多様化

    キダルトは、自分の好きなものを探求する傾向があります。SNSの普及により、共通の興味・関心を持っている人や、同じ趣味を共有するコミュニティが簡単に見つけられるようになり、自分と似た仲間たちとつながることができるようになりました。そのため趣味が多様化しており、さまざまなことに興味を持ち、複数の趣味を楽しむ人も増えています。

    幼少期に玩具で遊んだ思い出を再び体験し、“ノスタルジックな楽しさ”を感じることがストレス解消にもなり、リフレッシュしているのかもしれません。仲間内で最新情報をリアルタイムで共有し、趣味の輪を広げているようです。

     

    SNSの発信力

    キダルトは好きなものを魅力的に伝えることに長けており、SNSで積極的に発信もしています。SNSで情報発信することで、共通の趣味を持つ仲間とつながり、一緒に盛り上がったり、共感を得たいと望んでいるからです。例えば、コレクションアイテムを並べて、こだわった撮影をしたり、自作のアイテムを公開したりして、オリジナリティを出します。

    キダルトの投稿は、驚きや共感などポジティブな反応を喚起し、多くの人に影響を与えることも。これまでにない新しい発見や価値が見出され、次々と派生コミュニティも作られていきます。

    主要SNSのメインユーザー層は?

    主要SNSは、それぞれユーザー層の違いがあり、知っておきたい特性もあります。SNSの年齢層や利用率について詳しく記事で紹介しています。

    参考記事:【2024年版】主要SNSの年齢層を比較! 利用率や特徴、最新の傾向は?

     

    キダルトをターゲットにした事例5つ

    ここでは、実際にキダルト向け商品のヒット事例を紹介します。今回は5つの事例から、トレンド傾向を分析します。

     

    1.「フォトジェニックリカ」:コミュニティ

    フォトジェニックリカ/出典:タカラトミー公式サイト

    出典:タカラトミー公式サイト

    リカちゃんは1967年に誕生し、「ごっこ遊び」や「おしゃれ遊び」が楽しめる、人気の着せ替え人形 。2015年より大人向け新ブランド「LiccA」、2024年には、可動式関節ボディで自然なポージングができ「フォトジェニックリカ」シリーズを展開。「日本おもちゃ大賞2024」キダルト部門で大賞を受賞しています。

    「フォトジェニックリカ」シリーズは、17才の高校2年生になったリカちゃんが登場。インナーカラーなどの最新ヘアスタイルから、ファッション、細部のメイク、小物まで、全身トレンド感のある大人仕様に。さまざまなポージングが可能で、手首の先の形を変えられる右手、左手パーツも付属。アパレルブランドやキャラクターとのコラボもしています。

    Instagramでは、絶景のロケーションでのポージング姿や、ハンドメイドの衣装を着た姿など、「#リカ活」の写真が多数投稿され、話題を集めています。公式で衣装づくりのワークショップ撮影会が開催されたり、手作り服が作れる手芸本が発売されたりと、ファンの創作活動をサポートファンによる派生コミュニティが生まれ、盛況です。

     

    2.「tomica PREMIUM」:コレクション性

    「tomica PREMIUM」/出典:タカラトミー公式サイト

    出典:タカラトミー公式サイト

    「トミカ」は、1970年に、日本初の手のひらサイズの国産車ダイキャスト製ミニカーシリーズとして発売されました。2015年より、大人のためのトミカシリーズ「tomica」が作られ、「tomica PREMIUM」、大人向けプレイセット「tomica+(トミカプラス)」などを展開。「tomica PREMIUM」の累計販売台数は、1,700万台を突破しています(※2024年7月時点)。

    「tomica PREMIUM」は専用の金型を用いて、車のフォルム、細やかな塗装や印刷、ホイールのデザインなど細部までリアリティを再現。“なつかしい”往年の名車や国産車、スポーツカーをはじめとして、自衛隊90式戦車や航空自衛隊T-4 ブルーインパルスなど、車好きやマニアに刺さるラインナップがそろっています

    タカラトミー公式チャンネルでは、これまでに新商品の開封動画やレビュー動画を多数公開。商品の再現度の高さやクオリティの素晴らしさなど、ファンを納得させる熱い魅力を紹介しています。コレクター志向のファン層に効果的に訴求し、人気につながっています。

    3.「Tamagotchi Uni」:リバイバル

    出典:たまごっち公式サイト

    出典:たまごっち公式サイト

    「たまごっち」は1996年に誕生し、爆発的にヒットした“デジタルペット育成玩具”。ごはん・お風呂・そうじの世話をしたり、一緒にゲームをしたりなどと、遊びながらキャラクターを育成し、成長を楽しむ玩具です。これまでに全36種の商品が発売され、全世界で累計9100万個を売上げています(2023年3月末時点)。

    2023年に発売された新機種「Tamagotchi Uni」は、再び売上を大きく伸ばし、ヒット商品になりました。シリーズ初のWi-fi機能が搭載され、世界中のユーザーが育てたキャラクターたちと交流が可能に。また性格の種類も増え、着せ替えを楽しんだり、プロポーズ機能が生まれたりなどと、より個性的なキャラクターが育てられるように進化しています。

    かつて「たまごっち」で遊んでいた世代が、なつかしさとともに最新技術に興味を持ったこと、また親子で一緒に楽しめることからも、リバイバルヒットにつながったと考えられています。

     

    4.「BEYBLADE X」:カスタマイズ性

    「BEYBLADE X」/出典:タカラトミー公式サイト

    出典:タカラトミー公式サイト

    ベイブレードは、1999年から発売されており、ベーゴマを現代風にアレンジした、コマ同士を戦わせる玩具。2023年より第4世代「BEYBLADE X(ベイブレード エックス)」が登場し、歴代モデル最速の驚異的なスピードと衝撃で、“エクストリームなバトル”を実現。プレイする人だけでなく、観客をも魅了するギアスポーツ」として注目を集めています。

    ベイブレードは、3つのパーツを組み換え、自分のコマをカスタマイズできるのが特徴。勝負はスタジアムで行い、専用のランチャーを使ってベイブレードを発射させ、相手を外に弾き出すか、相手より長く回転し続けることで勝利となります。公式大会は、年齢制限なしで参加可能。ベイブレード25周年を記念した国際大会では、30代~40代の参加者も集まり、賑わいを見せました。

    大人がハマる理由の一つは、カスタマイズの楽しさ。ベイブレードは公式サイトやYouTubeをはじめ、ファンによるコミュニティや専門サイトが数多く存在し、プレイヤー同士で情報を共有したり、経験や知識をもとにバトルのアドバイスをしあったりと、交流が盛んです。 自分だけのベイブレードを作り、仲間と交流しながら技術や戦略を磨いていくことに喜びを感じ、深い満足感を得ているようです。

     

    5.「シルバニアファミリー」:公式アンバサダー

    出典:シルバニアファミリー公式サイト

    出典:シルバニアファミリー公式サイト

    シルバニアファミリーは、1985年より発売。“森に囲まれたシルバニア村に住む動物たち”という設定で、ウサギやネコ、イヌ、リスのほか、41家族の人形とお家やお店、家具などをシリーズで展開。動物たちのストーリー設定やデザインなど、独自のかわいい世界観で魅了し、世界70ヶ国以上から愛されています。

    2020年(シルバニアファミリー35周年)から公式アンバサダーが任命され、SNSで積極的に魅力を発信。手作りの服や雑貨、ドールハウスなどのオリジナルアイテムから、アート作品やジオラマ、コマ撮りのアニメなど本格派の創作物でも多くの注目を集め、「#シル活」としてファン層を拡大してきました。

    さらに「シルバニアファミリー総選挙」「赤ちゃん総選挙」なども開催され、ファンの人気投票から商品が生まれることも。アンバサダーやファンとともにブランドを築きながら、不動の人気を確立しています。

     

    まとめ

    キダルトの強い購買意欲やSNSの発信力は、今後も消費に大きな影響を与え、玩具市場にとどまらず、他の業界でも注目の存在になるでしょう。今回ご紹介したトレンド傾向を参考に、マーケティングに活用していきましょう。


    マイナビのSNS支援サービス

    SNSマーケティング運用支援施策

    マイナビでは、高校生や大学生、社会人層などを対象としたメディアのほか、自社でSNSも複数運営。各メディアごとに登録会員も所属しており、ユーザーのインサイト分析をもとにしたコンテンツマーケティングを強みとしています。

    SNSのアカウント立案や広告施策、インフルエンサーのキャスティング、コンテンツ制作など幅広く運用をサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

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    Z世代×貝印「紙カミソリ」~キョーソウPROJECT編~

    学生コミュニティとのキョ―ソウ事例

     

    約4か月にわたり大学生と取り組んだプロモーション

    貝印株式会社(以下「貝印」)では、Z世代からの「KAI」ブランドの認知率が低く、もっと若年層に向けて商品の魅力を発信していきたいものの、どのようにアプローチしていくのが良いのかが分からない、という課題を抱えていました。

    そこで貝印の「紙カミソリ」を起点としてプロジェクトを実施し、メインの施策として大学生とともに【キョーソウPROJECT】に取り組みました。

    この記事では、約4か月にわたる【キョーソウPROJECT】の活動に注目して、詳しく見ていきます。

    合わせてチェック!

    今回のプロジェクトが始まった経緯や抱えていた課題については、まとめ記事にて詳しく紹介しています。

    該当記事はこちら

     

    キョーソウPROJECTの事例

    キョーソウPROJECTとは

    キョ―ソウPROJECT

    「マイナビのキョーソウ PROJECT」では、企業とZ世代をつなぎ、Z世代のアイデアを起点に社会に反映していく新しい取り組み。商品企画やプロモーションなど、さまざまな課題に対して「共創(キョ―ソウ)」することで、ワクワクする未来を創造するプロジェクトです。

     

    実施の流れ

    キョーソウPROJECTの取り組み

    上記のような流れで、企画を実施しました。

     

    貝印×キョーソウPROJECT

    貝印×キョーソウPROJECT

    プロジェクトは、若年層に「紙カミソリ」を広めるには?というテーマで実施され、男女7名の大学生とファシリテーターが参加。大学生からは56個のアイデアがうまれ、議論を重ねるなかで企画をブラッシュアップさせていきました。

    ココがポイント!

    最初のアイデア出しでは「お台場にガンダム級の巨大な紙カミソリの模型を立てる」、“食べられる紙のお菓子”をヒントに「食べられる紙カミソリ」を作るなどと、意見が活発に出て盛り上がりました。

    大学生から出た素敵なアイデアをどのようにビジネスとして効果的な施策にするか、企業側の視点でも考えていくのがポイントです。

    合わせてチェック!

    参加大学生のアイデア出しからブレストの過程、何度も練り直した企画書の作成の様子まで、活動を追いました。詳細はこちらからまとめて読むことができます。

    貝印のキョ―ソウPROJECTを読んでみる

     

    大学生からの提案アイデア例

    大学生からのアイデア例

    「紙カミソリ」を広めるアイデアとして、Z世代の多くが経験する「受験」のイベントに着目し、合格祈願の付加価値を付けたカミソリを提案。ターゲットにはZ世代の親を想定して、親子の絆を深めるアイテムとしても魅力を打ち出しました。

    さらにSNS上でのバズらせ方、メディアへの波及方法まで考え、企画に落とし込みました。

    プランナーから一言

    受験シーズンという特定の時期を狙ったブランディング施策であることや、「余計なものを削ぎ落とす」という縁起の担ぎ方も貝印さんから高評価をいただけました。

     

    X(Twitter)の施策で、より多くのZ世代の声を反映

    X(Twitter)投票キャンペーンの実際の投稿画像

    また、Z世代からより多くの共感を得るアイデアを探るため、X(Twitter)上で投票キャンペーンも実施。投票の結果、「KAMIカミソリ」が選ばれ、商品の実現化を後押ししました。

    ココがポイント!

    X(Twitter)の投票キャンペーンを取り入れることで、より多くのZ世代の率直な意見をリアルタイムで反映可能に!SNSでの盛り上がりを醸成し、Z世代のインサイトに刺さるプロモーションアイデアを生み出しました。

     

    実際に行われた施策

    【キョ―ソウPROJECT】で実際に行われたブランディング施策

    最終的に、上記のようなプロモーション施策が実施されました。

     

    キョーソウPROJECTのポイント

    Z世代が共感しやすいのは同世代のアイデア

    ココがポイント!

    Z世代にとって、同世代のアイデアから生まれた商品は注目度も高く、口コミも広まりやすい傾向!

    キョーソウPROJECTのポイント

    マイナビのマーケティング広報ラボでは、消費行動のアンケートを実施。

     

    調査によると、Z世代のうち約65%の人が同世代が発案したアイデアに「関心がある」と回答しており、同世代のアイデアが反映された商品に強い関心を持つことがわかりました。

    具体的な理由として「こんなものが欲しいというのが似てると思うから」、「同世代だと共感できるから。口コミも信頼できる」という声があがっており、同世代のアイデアは共感や信頼も得やすいようです。

    詳しい調査データはこちら

     

     

    キョーソウPROJECTの効果

    キョ―ソウPROJECTの最大のメリットは、Z世代との交流を通して、ターゲット層からのアイデアや意見を直接取り入れることができること。実際にアイデア出しやブラッシュアップの過程に立ちあうことで、Z世代の本音を聞けるのも強みです。

    今回、X(Twitter)キャンペーンも行ったことで、より多くのZ世代の声を反映するアイデアが完成。Z世代のブランド認知を高め、彼らの心を動かす企画を実現することができました。

     

    参加者の声

    プロジェクトを終え、参加した大学生メンバーにアンケートを実施しました。

    参加大学生の声

    ・「社員さんとお話しする中で貝印さんの社員さんそれぞれが商品に愛情を持っていることがよく伝わってきました

     

    ・「今まで貝印の商品を使ったことがあったものの、会社名までは知る機会がなかったが、このプロジェクトに参加してからは、ドラッグストアなどで目にすると手に取ってしまうぐらい貝印に興味をもつようになったから」

     

    ・「今回のプロジェクトに参加して、貝印さんの商品がとても目に入るようになりました。知れば知るほど、用途に合わせた商品を多く作っていて、使いやすいからです」

     

     

    貝印担当者からの「良かった点」

    貝印担当者の声

    最終的なアウトプット(企画内容)の質。他社で同様の内容を実施した際は、体験がメインになってしまい実際にプロモーション戦略として活用するレベルのものはできなかったので。また、透明性の高い運用で社内での共有なども即時にでき、良かった

     

    まとめ

    マイナビの大学生向けメディア「学生の窓口」には、現役の大学生が所属するコミュニティ「ガクラボ」があります。

    日々、学生メンバーと交流しながらZ世代のトレンドをキャッチし、インサイトを分析しているため、キョーソウPROJECTなどのさまざまな施策で若年層の「リアルな声」を取り入れたプロモーションを実現することが可能です。若年層へのプロモーションにお悩みの場合は、ぜひご相談ください。

     

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    └貝印のプロモーション全体のコンセプトや概要をまとめています。

     

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    3.【貝印×ストーリーブランディング編】

    └貝印の「紙カミソリ」の開発秘話やキョーソウPROJECTの様子をまとめています。

     

    キョ―ソウPROJECTのご案内

    キョ―ソウPROJECT

    マイナビのキョ―ソウPROJECTは、Z世代の認知拡大・新規顧客化を狙いとしたプロモーション施策です。企業からの課題に対し、Z世代のメンバーがアイデアを提案、企画書として仕上げます。

    プロジェクトを通して、企業の理念や商品・サービスに込められた思いを伝えることも可能。Z世代のリアルな声を反映できる新しいプロモーション施策です。

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    【2025年版】10代女子が選ぶ!人気キャラクターランキング グッズの購入きっかけや購入したいコラボ商品など消費行動も調査

    今回は【2025年版】のキャラクターランキングをご紹介します。昨年結果との違いや今年話題になりそうなキャラクターとは?さらにキャラクターグッズの購入きっかけや購入したいコラボ商品など10代女子の消費傾向についても詳しく解説します。

    \全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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    1,【2025年版】好きなキャラクターランキングを発表!2年連続であのキャラクターが首位に!

    Q.あなたが好きなキャラクターを教えてください。【歴代結果】

    Q.あなたが好きなキャラクターを教えてください。【歴代結果】

    10代女子に好きなキャラクターについて聞いてみると、1位「おぱんちゅうさぎ」2位「ディズニープリンセス」「スヌーピー」3位「クロミ」の結果となりました。

    歴代の結果と比較してみると、「おぱんちゅうさぎ」は【2023年】から段々と人気が出始め、【2024年】【2025年】は1位を獲得。10代女子に人気なキャラクターとして地位を確立したと言えそうです。
    また2024年には東京ディズニーリゾートにファンタジースプリングスができたことなどから、ディズニープリンセスの人気が伸びていると推測されます。

    \【もっと調査!】なかでも一番好きなキャラクターとは?10代女子が推しているキャラクターやその理由が明らかに!/

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    Q.キャラクターの好きなポイントを教えてください。

    Q.キャラクターの好きなポイントを教えてください。

    (n=385)

    さらにキャラクターの好きなポイントについては「顔・表情」が53.8%で最多となりました。次いで「フォルム」46.8%の結果に。見た目に関するポイントが上位にきていることが分かります。

    また3位には「キャラクターの設定・コンセプト」33.2%となっており、見た目の好みに加えて、そのキャラクターの設定や世界観なども重視されているようです。

    2,キャラクターコンテンツの情報源は「SNS」が主流!

    Q.キャラクターのコンテンツ(漫画やアニメ、2次創作物を含む)をどの媒体で見ることが多いですか?

    Q.キャラクターのコンテンツ(漫画やアニメ、2次創作物を含む)をどの媒体で見ることが多いですか?

    (n=385)

    キャラクターのコンテンツを見る媒体については、「Instagram」「X(Twitter)」「TikTok」「YouTube」が上位の結果に。SNSがメインとなっているのが明らかです。特に「Instagram」46.0%、「X(Twitter)」42.1%が回答率が高くなっています。

    おぱんちゅうさぎやちいかわなどはSNSで漫画の一コマや動画が公開されており、キャラクターの見た目だけでなく、そのストーリーを知ることができます。前述の好きなポイントとして「キャラクターの設定・コンセプト」が上位にランクインしていたことから、SNSでキャラクターの面白さや見た目とのギャップなどを知り、より好きになるという流れが考えられます。

    Q.好きなキャラクターに対して行っていることを教えてください。

    Q.好きなキャラクターに対して行っていることを教えてください。

    (n=385 内訳:【高校生】n=290、【大学生】n=95)

    好きなキャラクターに対して行っていることは「公式アカウントをフォローしている」が27.5%で最多の結果に。前述の結果でもキャラクターのコンテンツはSNSでチェックしている方が多く、好きなキャラクターのアカウントは積極的にフォローしています。

    次いで「友人と好きなキャラクターの話をする」「新着情報や新作グッズを定期的にチェックしている」も20%以上の回答率となり、情報収集は定期的に行っているようです。
    また「新作グッズが出ると購入する」も16.4%と、情報収集から購入にまで至るケースも一定数あることが分かります。

    3,グッズ購入派は9割以上! 10代女子が購入するグッズの目的や金額感とは?

    Q.好きなキャラクターに対して、持っているグッズを教えてください。

    Q.好きなキャラクターに対して、持っているグッズを教えてください。

    (n=385)

    続いてキャラクターのグッズについて調査しました。「グッズは持っていない」は10.1%に留まり、10代女子の9割が好きなキャラクターのグッズを持っていることが分かります。

    グッズのカテゴリについては「ぬいぐるみ」57.7%や「キーホルダー」54.5%が半数以上となりました。「ステッカー・シール類」「タオル・ハンカチ」「ポーチなどの小物」「ペン類」など文房具や身につけやすいアイテムが人気となっています。

    Q.キャラクターのグッズを購入する目的・購入のきっかけを教えてください。

    Q.キャラクターのグッズを購入する目的・購入のきっかけを教えてください。

    ※「グッズは持っていない」以外と回答した方 (n=346 内訳:【高校生】n=262、【大学生】n=84)

    では、グッズを購入する目的やきっかけはどんなことでしょうか。「持っていると気分が上がるから」58.0%が最多の結果に。次いで「コレクションとして集めたい」42.7%となりました。キーホルダーや文房具などのアイテムを購入して、日々身に着けたり、勉強中に使うことによって、モチベーションをあげているようです。

    また高校生と大学生を比較してみると、「なんとなく衝動買い」「イベントなどに出かけた記念」は大学生のほうが高い回答率となっていることが分かります。高校生よりも自由に使えるお金が多いと思われる大学生は、事前に購入を予定していたもの以外でも、その場で購入を決める場合もありそうです。

    Q.キャラクターのグッズひとつあたりにかける上限金額を教えてください。

    Q.キャラクターのグッズひとつあたりにかける上限金額を教えてください

    ※「グッズは持っていない」以外と回答した方 (n=346)

    キャラクターグッズの購入金額については、「1,000円以上2,000円未満」26.9%、次いで「500円以上1,000円未満」26.0%となりました。また「3,000円以上」から10%未満の回答率となっています。

    10代女子によって、1つのグッズにかけられる金額は、500円以上2,000円未満がボリュームゾーンであり、3,000円未満がボーダーラインであることが分かります。

    \【もっと調査!】10代女子がよくグッズを購入する場所とは?/

    調査資料ダウンロードはこちら

    4,購入したいコラボ商品とは?10代女子が実際に購入している商品と比較!

    Q.購入したいと思うコラボ商品のカテゴリはなんですか?

    Q.購入したいと思うコラボ商品のカテゴリはなんですか?

    (n=385)

    続いてコラボ商品について調査しました。まず、購入したいと思うコラボ商品のカテゴリについては「文房具」が47.3%で最多となりました。次いで「お菓子」44.7%、「スマホで使うスタンプ・壁紙」35.6%、「コスメ」31.9%の順となりました。

    Q.実際に購入したことがあるコラボ商品のカテゴリはなんですか?

    Q.実際に購入したことがあるコラボ商品のカテゴリはなんですか?

    (n=385)

    さらに、購入したことがあるコラボ商品のカテゴリについては、「文房具」「お菓子」が40%以上で上位の結果となり、実際に購入していることが分かります。

    一方で、「コスメ」は15.1%に留まる結果となりました。購入したいと思っているものの、実際に購入している方は少ないようです。
    グッズは欲しいと思いながらも、あまりお金をかけられない10代女子にとって、必需品となる文房具やお腹を満たすお菓子よりも優先順位が下がるコスメは、気軽に手を出しにくいことが考えられます。

    \【さらに深堀り!】実際に購入したことがあるコラボ企画とは?10代女子の購入エピソードも公開!/

    調査資料ダウンロードはこちら

    5,【2025年流行予測】今年流行りそうなキャラクターランキング!

    Q.2025年に流行りそうなキャラクターを教えてください。

    Q.2025年に流行りそうなキャラクターを教えてください。

    ※自由回答から回答の多い順にランキング (n=385)

    続いて2025年に流行りそうなキャラクターに自由回答式で調査しました。最も回答が多かったキャラクターは「ちいかわ」、次いで「パペットスンスン」、「おぱんちゅうさぎ」となりました。

    前述の好きなキャラクターにもランクインしている10代女子の間で定番化しつつあるキャラクターもあれば、「パペットスンスン」「エスターバニー」「miiko characters」などは今年新たにランクインとなりました。

    \【さらに深堀り!】なぜそのキャラクターが流行ると思う?今年注目しているキャラクターの理由を調査!/

    調査資料ダウンロードはこちら

    Q.そのキャラクターは何をきっかけに知りましたか?

    Q.そのキャラクターは何をきっかけに知りましたか?

    (n=385)

    キャラクターを知ったきっかけは「店頭で見かけた」が16.1%で最多の結果に。次いで「X(Twitter)(一般人の投稿) 」15.6%、「X(Twitter)(公式アカウント)」12.7%となりました
    SNSに限らず、リアルの場合はお店でグッズを見かけて知る方が多いようです。またSNSの中では、 X(Twitter)が多数派であることが分かります。

     

    まとめ

    • 【2025年版】好きなキャラクターランキング
      └1位「おぱんちゅうさぎ」2位「ディズニープリンセス」「スヌーピー」3位「クロミ」
    • キャラクターの好きなポイント「顔・表情」「フォルム」が半数以上で見た目に関するポイントを重視、さらに「キャラクターの設定・コンセプト」も
    • 見ているキャラクターコンテンツは「Instagram」や「X(Twitter)」などのSNSが主流
    • 好きなキャラクターに対しては「公式アカウントをフォローしている」「友人と好きなキャラクターの話をする」「新着情報や新作グッズを定期的にチェックしている」
    • 好きなキャラクターのグッズは「ぬいぐるみ」「キーホルダー」を持っている
    • グッズを購入する目的「持っていると気分が上がるから」「コレクションとして集めたい」
    • グッズ購入の予算「3,000円未満」がボーダーライン
    • コラボ商品
      └購入したいカテゴリ「文房具」「お菓子」「スマホで使うスタンプ・壁紙」「コスメ」
      └実際に購入したカテゴリ「文房具」「お菓子」「スマホで使うスタンプ・壁紙」
    • 【2025年】流行りそうなキャラクター
      └1位「ちいかわ」2位「パペットスンスン」3位「おぱんちゅうさぎ」

    ダウンロード資料のご案内

    ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、キャラクターを好きになったきっかけコラボグッズ購入の金額のボーダーラインなどについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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    関連記事のご紹介

    【まとめ】10代女子が選ぶ! 好きなキャラクターランキング

    • 調査対象

      マイナビティーンズ会員
      15~19歳/未婚/女性/高校生、大学生/好きなキャラクターがいる

    • 有効回答数

      385件

    • 調査時期

      2025年1-2月

    • 方法

      インターネット調査

    Z世代×貝印「紙カミソリ」~ストーリーブランディング編~

    若年層向け ストーリーブランディング事例

    若年層の認知度に課題を持っていた貝印

    貝印株式会社(以下「貝印」)では、Z世代からの「KAI」ブランドの認知率が低く、もっと若年層に向けて商品の魅力を発信していきたいという思いはあるものの、どのようにアプローチしていくのが良いのかが分からない、という課題を抱えていました。

    そこで貝印の「紙カミソリ」を起点としてプロジェクトを実施し、メインの施策として大学生とともに【キョーソウPROJECT】に取り組みました。

    合わせてチェック!

    貝印×Z世代の同プロジェクトが始まった経緯や抱えていた課題については、まとめ記事にて詳しく紹介しています。

    該当記事はこちら

     

    ストーリーブランディング事例

    今回は【キョーソウPROJECT】に並行して、ストーリーブランディングの施策を取り入れました。

    ストーリーブランディング×マンガ

    ココがポイント!

    ストーリーブランディングをマンガで展開することで、Z世代がより楽しめるコンテンツに!

    ストーリーブランディングの施策

    Z世代をターゲットに、貝印の理念や商品の魅力、【キョーソウPROJECT】の取り組みの2つのテーマで記事を構成。

     

    Webメディア「マイナビ学生の窓口」に特設ページを作り、一連の記事4本をまとめて読むことができるように設定しました。

    「ストーリーブランディング」って?

    近年、多くの企業がストーリーブランディングを取り入れ、その手法が注目されています。今重要視されている理由や、メリットについて詳しく解説しています。

    参考記事:ストーリーブランディングとは? 4つの価値とメリット、戦略方法を公開

     

    実際の掲載内容

    バックグラウンドストーリー

    バックグラウンドストーリー

    「紙カミソリ」の開発や製品化までを記事で公開しました。「紙カミソリ」が誕生するきっかけや、最初のアイデアはどこから生まれたのか、100個以上にわたる試作品づくりの話などをマンガにし、Z世代が楽しみながらサクサク読めるコンテンツに仕上げました。

     

    企業としての理念や商品づくりへのこだわりなどを伝え、共感ポイントを作っています。

    実際の記事はこちら

    実際に「マイナビ学生の窓口」でバックグラウンドストーリーを漫画化!

    ~貝印の「紙カミソリ」みんなに広めよう!プロジェクト!vol.1~

     

    プロジェクトストーリー

    プロジェクトストーリー

    大学生との取り組み「キョーソウPROJECT」がどのような形で進行していったのか、3回にわたり記事で公開。参加したメンバーの顔写真や、実際に出たアイデアなども多数掲載しました。

     

    活動中のメンバーの発言や苦労エピソードなども盛り込み、読んでいる側も一緒にプロジェクトを応援したくなるような構成に仕上げました。

    実際の記事はこちら

    「キョ―ソウPROJECT」を追いかけ、アイデアミーティング、企業のフィードバッグの様子、最終的に残った2案から企画決定するまでを一挙公開。学生たちが困難を乗り越えていくリアルな姿を最後まで見届けられます。

    ~貝印の「紙カミソリ」みんなに広めよう!プロジェクト!vol.2~

    ~貝印の「紙カミソリ」みんなに広めよう!プロジェクト!vol.3~

    ~貝印の「紙カミソリ」みんなに広めよう!プロジェクト!vol.4~

     

    施策のポイント

    Z世代はブランドのコンセプト・世界観を重視

    ココがポイント!

    企業の想いやブランドの世界観をきちんとした形で伝えた上で、Z世代から好感・共感を得ることが重要!

    マイナビ マーケティング広報ラボ「アンケート調査」

    マイナビのマーケティング広報ラボの調査によると、Z世代がメーカーやブランドを好きになった理由は、「メーカー・ブランドのコンセプト・世界観が好きだから」が半数以上を占めています。

     

    Z世代にとって商品やサービスの品質面はもちろん、企業やブランドの理念に対してより強い関心をもっていることがわかりました。

     

    施策の効果

    マイナビのマーケティング広報ラボでは、公開された4記事を読んだ大学生に対して、アンケート調査を実施しました。

    ブランドへの信頼・共感・親近感

    Web施策の効果

    今回の記事を読んだ後、貝印に対するイメージを聞くと、「安心・信頼できる」が1位にランクイン。続いて「定番」、「伝統のある」という声もあがっており、記事を通してブランドへの信頼や共感を得ることができました

    また約30%が「若者向け」というイメージも抱いており、ブランドへの親近感も得られたようです。

     

    出典:マイナビ マーケティング・広報ラボ「調査アンケート」大学1~4年生/n=351、281件/2022年4月1日~4月5日、2022年8月4日~8月19日

     

    大学生が感じたブランドの魅力

    また事業やブランド・商品に対して印象を聞くと、実施後には約70%が好感が持てる・やや好感が持てると回答

    具体的な理由として「現状以上のものを作り続けていることに好感を持ちました」、「紙カミソリというのは誰もが思いつくアイデアではないし、環境にやさしいという部分も好印象だったから」などと、企業としての姿勢に好印象をもったようです。特に環境への配慮に好感を持つ声が多く上がりました。

    さらには「勢い、熱意を感じるから」というコメントもあり、貝印の想いが心に響いている人も。企業の想いやコンセプトをしっかりと伝え、魅力を感じてもらうことができました。

     

    まとめ

    マイナビでは、高校生や大学生、若手社会人、子育て層など、それぞれのターゲットに合わせた複数のメディアを運営。これまで培ってきた経験や最新のトレンドをもとに、各ターゲットのインサイトに刺さる効果的なコンテンツを制作、プロモーションまでお手伝いします。

    「ターゲットにささるアプローチ方法が分からない」というお悩みがあれば、ぜひマイナビにご相談ください。

     

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    キョ―ソウPROJECTのご案内

    キョ―ソウPROJECT

    マイナビのキョ―ソウPROJECTは、Z世代の認知拡大・新規顧客化を狙いとしたプロモーション施策です。企業からの課題に対し、Z世代のメンバーがアイデアを提案、企画書として仕上げます。

    プロジェクトを通して、企業の理念や商品・サービスに込められた思いを伝えることも可能。Z世代のリアルな声を反映できる新しいプロモーション施策です。

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    「笑学祭2025」協賛メニュー

    「笑学祭2025」について

    ワタナベエンターテインメント×マイナビの大学生向けお笑いイベント

    学生のお笑い大会としては初の全国開催となり、昨年予選を実施した2都市(東京、大阪)に3都市(福岡、名古屋、仙台)を加えた5都市で開催いたします。

    地方のメディアとの連携も図り、より拡散力を強化。
    TV、SNS、Webメディア、ワタナベエンターテインメント所属芸人など、多様な視点から笑学祭について情報を発信し、盛り上がりを醸成します。

    人気芸人のアサインやコミュニケーション能力の高い学生と直接触れ合えるイベントとなっておりますので
    貴社商材のプロモーション・認知拡大に、ぜひご活用ください。

     

    企画資料のご請求はこちら

     

    「笑学祭2025」とは

    ~大学お笑いをきっかけに、夢や目標、未来にむかって頑張る学生を応援したい~

    現役大学生のお笑い人口が年々増加傾向にあり、大学生活をお笑いに捧げる若者が急増。
    テレビ、ラジオ、そして賞レースなど・・・今勢いのあるお笑い芸人も、大学のお笑いサークル出身者が増えています。

    笑学祭を盛り上げることで、お笑いを経験した若者が、芸人のみならず将来さまざまな世界で活躍することをサポートすべく、現役大学生のお笑いNo,1を決める大会を開催。

    コンセプトは全員参加の大学生お笑い大会。大学のお笑いに青春を捧げる【生の笑い!】を届けます。

    笑学祭2025 supported byマイナビ

     

    開催概要

    イベント名

    笑学祭2025 supported byマイナビ

    日程

    【予選大会(各地)】2025年5月予定
    【準決勝大会(東京)】2025年6月7日(土)、8日(日)予定
    【決勝大会(東京)】2025年6月30日(月)予定

    エントリー数(想定)

    750組(1,418名)

    出演者一例

    【決勝MC】Aマッソ or 四千頭身
    【決勝MC】Aマッソ or 四千頭身

    【東京予選MC】ラパルフェ
    【東京予選MC】ラパルフェ
    【大阪予選MC】ファイヤーサンダー
    【大阪予選MC】ファイヤーサンダー

    ※上記は予定のため、変更となる可能性がございます。 

     

    「笑学祭2025」協賛メニュー

    各大会 × ゴールド・シルバー・ブロンズのプランが選べる!

    予選大会協賛プラン

    【各大会】 東京予選/大阪予選/名古屋予選/福岡予選/仙台予選
    【各プラン】 ゴールド/シルバー/ブロンズ
    ⇒計15プランから選択

    フル協賛プラン

    【各大会】 東京予選/大阪予選/名古屋予選/福岡予選/仙台予選+準決勝+決勝 または 全予選大会+準決勝+決勝
    【各プラン】 ゴールド/シルバー/ブロンズ
    ⇒計18プランから選択

    全プラン対象メニュー

    • 公式HPや会場内ポスターに会社・ブランド名を掲載
    • 「笑学祭」公式LINEで協賛社様に関連する情報を発信
    • 会場にて貴社ご支給の動画を放映 など

    ゴールド・シルバープラン対象メニュー

    • 「笑学祭」「ワタナベエンターテインメント」の公式XアカウントにてPR投稿
    • 大会参加者+会場来場者へサンプリングを配布 など

    ゴールドプラン対象メニュー

    • 「笑学祭」公式SNSでプレゼントキャンペーンを実施
    • 予選、決勝大会に出演する芸人がSNSで貴社商材をご紹介
    • 大会参加者から友人やお笑いサークルなどに派生して貴社商材をサンプリング
    • マイナビメディアでのタイアップ記事掲載 など

    「笑学祭2025」のポイント

    【Point1】大学生とのリアルコミュニケーション

    エントリーする大学生は、お笑いの活動を通して話すスキルや、コミュニケーション能力が高い学生が多い傾向に。大会参加者や会場来場者に向けたプロモーションを通して、周囲の学生への派生も期待できます。

    【Point2】ワタナベエンターテインメント所属芸人をお得にアサイン

    大学のお笑いサークル出身芸人を中心に、ワタナベエンターテインメント所属の芸人をMCや審査員としてアサイン。所属芸人のSNS活用や、大会MCによる貴社商材・サービスの紹介を行うことが可能です。

    【Point3】各地方に根付いたPR展開

    2025年は予選大会を全国5都市にて開催します。各ローカルテレビ局との取り組みをはじめ、各地方に所縁のある芸人もアサイン予定。地方に根付いたPR活動を行うことで、幅広い層へ認知できる機会を創出します。

     

    お問い合わせについて

    「興味はあるけど、どんなイベントかまずは話を聞いてみたい」「この商材での出展は可能?」など
    どんな些細な疑問やご相談でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

    企画資料のご請求はこちら

     

    インスタグラムのUGCとは? 効果や増やす方法、事例を徹底解説

    Instagramは写真や動画を共有して楽しむSNSですが、企業と消費者をつなぐマーケティングツールとしても活用されています。その中でも、重要視されているのが「UGC」です。

    今回はInstagramのUGCを取り上げ、UGCの重要性や効果、集める手順まで詳しく紹介。またUGCを増やす方法やポイント、具体的な活用事例も解説します。マーケティング強化する際に、参考にしてみてください。

    インスタグラムのUGCとは

    インスタグラムのUGCとは? 効果や増やす方法、事例を徹底解説

    InstagramのUGC

    UGC(User Generated Content)とは、「ユーザーが自ら、商品・サービスなどに関して投稿したコンテンツ」のことを指します。商品の写真レビュー口コミなどが該当し、商品の紹介や活用方法、実際に使ってみた感想・意見が含まれます。

    Instagramでは、フィード投稿、リール動画、ストーリーズなど、写真や動画で、さまざまなUGCが投稿されています。UGCを見て、かわいいバッグに一目ぼれしたり、便利なアイテムに興味を持ったりなどと「私も欲しい!」、「使ってみたい!」と感じ、消費につながりやすいのが特徴です。

    Instagramは、ファッションやグルメ、インテリアなどライフスタイル系の情報が好まれる傾向他のSNSと比較すると、独自のオシャレな世界観が反映されたUGCで、商品の魅力が伝わりやすいのもメリットです。

     

    InstagramのUGCが重要な背景

    SNSの普及により、消費者の購買行動モデル「VISAS」へ変化していると考えられています。

    SNS普及後の購買行動モデル「VISAS」

    SNS普及後の購買行動モデル「VISAS」

    まずは、購買行動モデル「VISAS」を詳しく解説していきます。

    購買行動モデル「VISAS」

    Viral(口コミ)          :商品購入者が口コミ(レビュー)を発信する

    Influence(影響)   :口コミ情報から、商品・サービスに興味を持つ

    Sympathy(共感)    : 共感が生まれる

    Action(行動)             : 商品・サービスを購入する

    Share(共有)              : 商品・サービスの口コミ(レビュー)を共有する

    購買モデル「VISAS」で注目すべき点は、口コミが起点になっていることです。消費者は、まず口コミで商品の存在を知り、影響を受けます。そこから共感が生まれ、購入に結びついています。さらに購入したものを自らも口コミを発信しシェアしています。

     

    従来の購買行動モデル「AIDMA」「AISAS」との違い

    従来の購買行動モデル「AIDMA」や「AISAS」は、まず【Attention(注意)】から始まり、広告などを通して商品・サービスが【認知】されることが起点となります。その後【Interest(興味)】を持って、消費へとつながる流れでした。

    一方で、SNS時代の購買モデル「VISAS」は、口コミが起点になっているのが大きな違いです。他のユーザーの口コミを参考にして商品の購入を検討し始める人が多く、自らも購入後に口コミを発信するのが特徴。UGCは循環して、拡散していくと考えられています。

     

    合わせてチェック!

    購買行動モデル「VISAS」をもとにした、Instagramマーケティングの主な5つの手法を徹底解説!  戦略や成功ポイント、事例など、知っておきたい基本情報を網羅しています。

    参考記事:【2024年】Instagramマーケティングの最新戦略とは? 成功事例と実施の流れを解説

     

    InstagramのUGCの効果

    InstagramのUGCの効果

    InstagramのUGCには、主に3つの効果が得られると考えられています。詳しく見ていきましょう。

     

    幅広いユーザーへリーチ

    Instagramの投稿は、基本的にフォロワーにしか届きません。通常、企業が商品・サービスの認知を上げるためには、企業のアカウントをフォローしてもらう必要があります。

    一方でUGCは、あらゆるユーザー層から作られる可能性があり、投稿したユーザーのフォロワーにリーチし、その先のフォロワーへリーチすることも。企業アカウントのフォロワー以外や、想定外の新規層にも情報を広められるのが利点です。

    またユーザーとフォロワーには共通の興味があり、属性も近い傾向なので購入につながりやすいでしょう。エンゲージメントの高い投稿は、アルゴリズムによって拡散されやすいため、さらに幅広いユーザーへとリーチしやすくなります。

     

    商品への還元

    UGCは、特定の商品・サービスに対して、ユーザーからのリアルな意見や要望が反映されており、企業が想定していなかった活用アイディア消費者の潜在ニーズを発見できます。一方で「この部分が使いづらい」、「効果は感じなかった」などといったネガティブな意見も、商品の改良に役立ちます。

    UGCを分析すればユーザーへの理解が深まりますし、商品開発する上でも消費者の本音を自然に集めることができ、アイディアとして活用できるでしょう。

     

    情報の信用度・親近感

    UGCはユーザーが自らの意志で情報発信しているため、通常の広告よりも親近感があり、信用されやすいのが特徴。商品の購入を検討しているユーザーにとっても、“実際に買った人のリアルな意見が見れる”UGCを参考にしたいと考えているでしょう。

    商品を購入する際、「口コミが良い」のも購入理由の一つになりますし、「自分もこんな風に使ってみたい」と買った後の活用イメージが湧きやすいのもUGCのメリット。 このようなUGCの利点を活かして、企業のホームページに掲載したり、広告のクリエイティブとして使用するのも効果的です。

    信用して見ているSNS投稿は?

    マイナビ マーケティング・広報ラボ「情報収集についてのアンケート」

    マイナビ マーケティング・広報ラボ「情報収集についてのアンケート」より:18-20歳の学生/n=160件/2023年11月22日~2023年12月31日

     

    マイナビのマーケティング広報ラボでは、新大学生を対象に、SNSでの情報収集の仕方を調査! X(Twitter )では、美容情報の信頼度が高く、一般人の投稿も約3割が信用して見ていることがわかりました。そのほか、SNSを使う時間やアカウントの使い分けについても詳しく調べています。

    参考記事:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方~新大学生編~

     

    インスタグラムのUGC生成を促す手順

    では実際にInstagramのUGCが生成されるには、どのような手順で進めればよいのでしょうか。4つのステップで紹介します。

    インスタグラムのUGC生成を促す手順

    1.アカウントを作りこむ

    まずは、Instagramのビジネスアカウントを作成します。ターゲットを設定し、色調やフォントなどトンマナを統一して、ブランドの世界観を魅力的に構築しましょう。UGCは循環して拡散していくためフォロワー数が増えると、UGCが増える可能性も上がりますアカウント開設後は、フォロワー数も増やしていくのが重要です。

    ユーザーからのコメントに返信したり、普段から積極的にコミュニケーションを取りフォロワーを地道に増やしていきましょう。

     

    2.オリジナルのハッシュタグを作成

    次にユーザーがUGCを投稿しやすくするために、オリジナルのハッシュタグを作成します。ランド名や商品名が含まれており、シンプルで覚えやすいハッシュタグであることが重要です。また考案したら、同じハッシュタグが使われていないか必ず確認しましょう。

    指定のハッシュタグを付けて投稿した人にプレゼントをするなど、キャンペーンを絡めるのも、UGCを促す上でおすすめです。

     

    3. ユーザーの投稿を探す

    商品名や企業名のハッシュタグ、もしくはオリジナルのハッシュタグを定期的に検索して、UGCを探しましょう。また商品名や企業名以外で、関連するハッシュタグが付けられている可能性もあります。企業アカウントにいいねやコメントをしてくれるユーザーの投稿を確認すると、UGCが見つかる場合もあるので、チェックしましょう。

     

    4.UGC掲載の可否を確認

    UGCを見つけたら、リポストしてよいかどうか、投稿者に承諾を得ましょう。UGCの著作権は、基本的に投稿者のため、UGCを使用する場合は必ず許可を取ってください。また、UGCを利用する場合は、クレジットを付けるなど引用元を記載します。UGCの画像や文章などの改変はNGで、誠実な対応を心がけましょう。

     

    インスタグラムのUGCを増やす施策4つ

    インスタグラムのUGCを増やす施策4つ

    UGCを見つけられたら、増やす機会を作りましょう。施策を4つ紹介します。

     

    リポスト

    リポストは、自身のアカウントで、他のユーザーが投稿したコンテンツを再投稿することです。特定の投稿に共感・同意している時や、情報を広めたい時に使われる機能です。リポストは、ユーザーからは親近感がわき、コミュニケーションも活性化します。

    また企業アカウント内で、ユーザーからの投稿(UGCをリポストする旨を表記して、投稿を募るのもおすすめです。リポストされることで、投稿者も自身のアカウントが幅広くリーチされるメリットがあります。先述した通り、リポストする場合は、事前に投稿者への許可をとりましょう。

     

    イベント

    イベントを開催してUGCを増やす方法もあります。イベント参加者が「情報をシェアしたい」と思う、プレミアムな体験を提供することが大切です。

    例えば、現地でのリアルイベントの場合、写真映えするフォトブースを設置し、「#イベント名」など指定のハッシュタグを付けて投稿するようにPRしたり、フォトコンテストを開催して投稿を盛り上げるのも一つの手です。

     

    ユーザー参加型キャンペーン

    アカウント開設後の初期は、ユーザーが気軽に参加できるキャンペーンを実施しましょう。アカウントのフォローやいいねだけで参加できるものや、「#企業名_キャンペーン」や「#企業名_チャレンジ」など、オリジナルハッシュタグを付けた投稿を促せば、UGCが集まりやすくなります。

    またコストはかかりますが、サンプリングキャンペーンも効果的。ユーザーは気になる商品を実際に試すことができますし、企業側は実際に商品を使った直後のUGCを集めることができるため、リアルタイムで有益な情報が得られ、情報拡散も見込めます。

    主要SNSの使い分け方は?

    SNSのキャンペーンはユーザーも参加しやすく、応募を集めやすいのがメリット。SNSごとに年齢層や特徴があるため、ターゲットに合わせて使い分けるのが成功の秘訣です。主要SNSの年齢層や最新の傾向について詳しくまとめています。

    参考記事:【2024年版】主要SNSの年齢層を比較! 利用率や特徴、最新の傾向は?

     

    インフルエンサー

    インフルエンサーは、フォロワーからの信用が厚く、購買への影響力も大きいのがメリット。インフルエンサーに商品をPRしてもらうのも効果的ですし、コラボ商品の発売は、注目度も増し購買にもつながりやすい傾向です。

    インフルエンサーを起用する場合は、彼らの個性を活かしたクリエイティブを尊重することが大切です。コアなファンが彼らのコンテンツに共感したり、模倣することでUGCも増えやすくなり、拡散が見込めます。インフルエンサーに長期間PRを依頼したい場合は、ブランドアンバサダーとして任命するのも有効です。

    インフルエンサーに仕事を依頼するときは、投稿に必ず【PR表記】が必要になるので注意しましょう。

     

    インスタグラムのUGCの活用事例

    最後に、InstagramのUGCの活用事例4つを参考に、戦略ポイントをおさえましょう。

     

    「日の出自炊部」:サンプリング×UGC

    出典:日の出みりん公式Instagram


    出典:日の出みりん公式Instagram

    出典:日の出みりん公式Instagram

    日の出みりんは、公式Instagramにて「日の出自炊部」を立ち上げ、料理好きな人をメンバーに招待しました。オリジナルレシピと日の出調味料のセットをプレゼントし、料理が楽しめる機会を創出。オリジナルレシピや商品を使って料理を作ってもらい、料理の写真をInstagramに投稿するよう呼びかけました。

    独自のハッシュタグ「#日の出自炊部 〇期生」のもとに、調理風景やアレンジを加えた料理、こだわりの盛り付け写真など、多くのUGCが集まりました。メンバー内での交流が盛り上がり、エンゲージメントも向上。実際に商品を使う機会を提供したことで、ブランドのファン化にもつながりました。

    詳しくチェック!

    マイナビのマーケティング・広報ラボでは、キング醸造の「日の出自炊部」Instagram施策について、より詳しく記事でまとめています。参加者のリアルな声や成功ポイントをチェックしましょう。

    参考記事:Instagramでファン化・コミュニティ形成×キング醸造

     

    カルビーフルグラ:キャンペーン×UGC

    出典:カルビーフルグラ公式Instagram

    出典:カルビーフルグラ公式Instagram

    カルビーのザクザク食感のグラノーラ「フルグラ」では、Instagramの公式アカウントにて定期的にキャンペーンを開催して、UGCを増やしています。

    「#私のフルグラの大正解」のハッシュタグキャンペーンでは、フルグラのおすすめの食べ方について投稿を募集しました。賞も用意されたコンテスト形式で、抽選でプレゼントが当たる特典。フルグラを使った色とりどりのメニューや、子どもが笑顔で食べている様子など、さまざまなUGCが作られ、見ているだけでも楽しく役立つコンテンツが集まりました

    既存のファンだけでなく、新規層にもフルグラのアレンジの仕方が魅力的に伝わり、購買促進にもつながっています。

     

    Canon「EOS M」:リポスト×UGC

    canon eosm公式Instagram

    出典:canon eosm公式Instagram

    Canonのミラーレスカメラ「EOS M」シリーズは、快速・快適・高画質で、手軽に美しい写真を撮影できるのが特徴。Instagramの公式アカウントでは、同カメラで撮影した写真を「オリジナルハッシュタグ+機材名」で募集し、UGCで運用しています。

    UGCを用いた投稿には、さりげない日常を切り取った写真がメインで掲載されており、親近感が湧きやすく、UGC投稿ハードルも下がるのがメリット。また実際に撮影された写真を見ることができ、カメラの性能の良さをより魅力的に伝えることに成功しています。フォトコンテストも開催され、ファンの支持を得ています。

     

    ジョンソンヴィル:模倣したくなる投稿×UGC

    出典:ジョンソンヴィル公式Instagram

    出典:ジョンソンヴィル公式Instagram

    出典:ジョンソンヴィル公式Instagram

    ジョンソンヴィルのInstagramの公式アカウントでは、ソーセージを使ったオリジナルレシピを投稿。週末のブランチ、アウトドア、おつまみなど、ニーズに合わせたメニューや、ハロウィンやクリスマスなど季節イベントに合わせた盛り付けアレンジなど、幅広く紹介しています。

    オシャレで映えるお手軽メニューが、ユーザーの心をつかみ、公式の投稿を参考に「作ってみた!」と模倣するUGCが増加。ストーリーズでUGCを積極的に紹介したことで、さらにUGCが増えました。ユーザーのニーズに合った模倣したくなる投稿興味喚起させ、UGCを促しています。

     

    まとめ

    InstagramのUGCは、オシャレな世界観を活かして商品やサービスの魅力が伝わりやすい投稿が多く、ユーザーの興味喚起や購入につながりやすいのがメリットです。今回ご紹介したように、いろんな活用の仕方があるので、ぜひ参考にしてみてください。


    マイナビティーンズUGC企画

    マイナビティーンズUGC企画

    マイナビでは、マイナビティーンズの会員として女子高校生が所属しており、トレンド感の高い彼女たちのリアルな声を集めてプロモーションに活用することができます。

     

    また女子高校生に刺さるタレント、インフルエンサー、YouTuberなどのアサインも可能。お気軽にご相談ください。

    若年層向けの施策はマイナビ!

     

    Z世代×貝印「紙カミソリ」~プロモーション全体像~

    貝印×若年層プロモーション

    若年層プロモーションの実施背景

    マイナビの「学生の窓口」にて、【貝印の「紙カミソリ」をみんなに広めよう!プロジェクト】を実施しました。

    貝印の企業課題

    貝印株式会社(以下「貝印」)は創業115年を超える老舗メーカーで、刃物をメインとした日用品やキッチン用品、ビューティーケア用品などを扱う企業です。これまでにも数々の新しい製品を生み出し、人々の生活を支えてきました。

    ところが、調査によると、貝印の「KAI」ブランドに対しZ世代の認知率は約20~30%で、若年層から認知度が低いことが判明。またZ世代に対して「KAI」ブランドの認知度を上げたいけれど、具体的に何をすればいいのかわからない…というのも課題でした。

    そこで、Z世代とともに、貝印のこだわりの商品「紙カミソリ」と、ブランドの認知を上げるプロジェクトをスタートしました。

     

    Z世代×貝印のプロモーション事例

    貝印の「紙カミソリ」みんなに広めよう!プロジェクト

     

    プロモーション全体イメージ図

    Z世代×貝印のプロモーション事例「プロモーション全体図」

     

    3つのプロモーション施策

    キョ―ソウPROJECT

     

    キョ―ソウPROJECT

     

    マイナビが手がけるZ世代との【キョーソウPROJECT】では、貝印と大学生が約4か月にわたりコラボし、「紙カミソリ」や「貝印」という会社名を広めるプロモーション施策を考えました。

    またキョーソウPROJECTの様子をプロジェクトストーリーとしてWeb記事で配信。XTwitter)では投票キャンペーンを行い、SNS上でもZ世代をターゲットとした施策を行いました。

    それぞれの取り組みや企画のポイントについて、別記事で詳しく紹介しています。

     

    関連記事一覧

    1.【貝印×施策まとめ編】※本記事

    └貝印のプロモーション全体のコンセプトや概要をまとめています。

     

    2.【貝印×キョーソウPROJECT編】

    └大学生と一緒に行った【キョーソウPROJECT】についてまとめています。

     

    3.【貝印×ストーリーブランディング編】

    └貝印の「紙カミソリ」の開発秘話やキョーソウPROJECTの様子をまとめています。

     

    キョ―ソウPROJECTのご案内

    キョ―ソウPROJECT

    マイナビのキョ―ソウPROJECTは、Z世代の認知拡大・新規顧客化を狙いとしたプロモーション施策です。企業からの課題に対し、Z世代のメンバーがアイデアを提案、企画書として仕上げます。

    プロジェクトを通して、企業の理念や商品・サービスに込められた思いを伝えることも可能。Z世代のリアルな声を反映できる新しいプロモーション施策です。

    キョ―ソウPROJECTのプランを見る