Z世代社会人が購入する保健機能食品とは?購入理由や重視するポイントから健康意識を紐解く!

バランス栄養食品やゼリー飲料、サプリメントなどに加え、近年はチョコレートやグミなどお菓子でも保健機能食品となっている商品が多く、“健康”への意識が社会的に高まっています。そこで今回は、23~28歳のZ世代社会人を対象に健康食品についてアンケートを実施。よく購入する健康食品や意識的に摂取している、または控えている栄養素など、若年層の健康意識・購買行動を詳しく解説します。

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1,Z世代社会人が普段購入している健康食品とは? 購入理由も調査!

Q.よく購入する健康食品をすべて選んでください。

Q.よく購入する健康食品をすべて選んでください。

(n=304 内訳:【男性】n=152、【女性】n=152)

よく購入する健康食品については、男女ともに「お茶」が半数以上で1位の結果となりました。

男女別に注目してみると、男性2位は「清涼飲料水(コーヒー・紅茶)」さらに「清涼飲料水(ジュース)」「スポーツドリンク」も女性より回答率が高く、飲み物で健康食品を購入していることが分かります。
一方、女性は「ヨーグルト・飲むヨーグルト」41.5%と高く、「植物性ミルク飲料」も男性より回答率が高くなっています。また「チョコレート」「グミ」などのお菓子、「サプリメント」など幅広く健康食品を取り入れているようです。

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Q.購入している理由は何ですか?

Q.購入している理由は何ですか?

(n=304 内訳:【男性】n=152、【女性】n=152)

健康食品を購入する理由とは何でしょうか。「健康維持のため」「足りない栄養素を補うため」「なんとなく体によさそう」「体にいいものを摂取したいから」が20%台で上位の回答となりました。現状なにか改善したいものがあるというよりも、“なんとなく体によさそう”、“体にいいものを摂取したい”など、健康への意識は高く、体によいとされるものであれば気軽に取り入れたいというマインドが強いと考えられます。

また、女性は「美容」「ダイエット」といった目的としても購入していることが分かります。

2,健康食品を摂取するタイミングはいつ? 購入場所や金額も明らかに

Q.健康食品を購入している場所はどこですか?

Q.健康食品を購入している場所はどこですか?

(n=304)

健康食品の購入場所は「ドラッグストア」が67.8%で最多となり、「スーパーマーケット」や「コンビニエンスストア」と差をつけた結果となりました。ドラッグストアのほうが、より健康にフォーカスした商品が豊富で、リーズナブルに買えると感じているのかもしれません。

Q.健康食品に月いくら使っていますか。

Q.健康食品に月いくら使っていますか。

(n=304)

健康食品に使う1カ月あたりの金額は「1,000円以上3,000円未満」が30.9%でボリュームゾーンとなりました。前述のよく購入する健康食品では「お茶」「ヨーグルト」「お菓子」など単価は100~200円台と仮定すると、週1~3回程度の購入をしていると考えられます。

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3,Z世代社会人の保健機能食品への理解度は?意識している栄養素も調査!

Q.保健機能食品には特定保健用食品(トクホ)・栄養機能食品・機能性表示食品の3種類があります。あなたの購入時の考えを教えてください。

※保健機能食品※
・特定保健用食品(トクホ):有効性や安全性について国が審議を行い、消費者庁長官が許可を与えた食品
・機能性表示食品:有効性や安全性の根拠に関する情報等を消費者庁へ提出した商品
・栄養機能食品:事業者の責任で機能性の表示をする食品

Q.保健機能食品には特定保健用食品(トクホ)・栄養機能食品・機能性表示食品の3種類があります。あなたの購入時の考えを教えてください。

(n=304)

しかし“健康食品”といっても種類は様々。保健機能食品の中には特定保健用食品(トクホ)・栄養機能食品・機能性表示食品の3種類がありますが、Z世代社会人の認知度を調査すると、「すべての違いを理解した上で選んで購入している」の回答は約2割となり、多くの方がはっきりとした知識は得ていないことが分かります。

ですが、3種類のなかでも「特定保健用食品(トクホ)を理解した上で購入している」「特定保健用食品(トクホ) のマークの商品を購入している」を合わせると50.3%となり、トクホへの認知は高いようです。前述の結果からも体によいものを取り入れたいという健康への意識は高いものの、正しい知識をもっている方は決して多くはないと言えそうです。

Q.摂取量を増やすことを意識している栄養素はありますか?

Q.摂取量を増やすことを意識している栄養素はありますか?

(n=304 内訳:【男性】n=152、【女性】n=152)

摂取量を増やしたいと思う栄養素については、「食物繊維」が35.9%で最も高く、特に女性は4割以上となりました。

また、男性は「炭水化物」の回答率が女性に比べて高くなっています。一方で女性は月経やダイエットなどで鉄分不足になりやすいことからも、「鉄分」を摂取しようとする意識が男性よりも高くなっているようです。

Q.摂取量を抑えることを意識している栄養素はありますか?

Q.摂取量を抑えることを意識している栄養素はありますか?

(n=304 内訳:【男性】n=152、【女性】n=152)

一方、摂取量を抑えることを意識している栄養素は、全体的に「脂質」のようですが、女性は「糖質」「炭水化物」の回答も目立ちました。特に「炭水化物」に関しては男性は増やしたい、女性は抑えたいと見解が分かれているようです。

男性は「食物繊維」「たんぱく質」「炭水化物」を取り入れつつ、「脂質」を抑えることで、健康な身体づくりを意識しており、女性は「食物繊維」「ビタミン」を取り入れつつ、「脂質」「糖質」「炭水化物」を抑えることで、美容やダイエットの効果を期待していると考えられます。

4,Z世代社会人が健康食品に期待している効果とは?

Q.健康食品に期待する効果はどれですか?

Q.健康食品に期待する効果はどれですか?

(n=304 内訳:【男性】n=152、【女性】n=152)

Z世代社会人が健康食品に対して期待している効果については、「腸内環境を整える」が最多の結果となりました。食物繊維を意識して摂取している点や男女ともに「ヨーグルト」の購入頻度が比較的高い点にもつながっています。

次いで「睡眠の質を高める」24.0%となり、特に女性の回答率が高くなっています。体の疲労感やストレスよりも睡眠の質を改善したいというのがZ世代社会人の悩みともいえるかもしれません。

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5,健康食品を選ぶ時に重視するポイントは?男女で異なる結果に!

Q.健康食品を選ぶ際に重視していることは何ですか? 

Q.健康食品を選ぶ際に重視していることは何ですか? 

(n=304 内訳:【男性】n=152、【女性】n=152)

健康食品を選ぶ際に重視していることは男女で異なりました。男性は「栄養機能食品、機能性表示食品であること」「特定保健用食品(トクホ)であること」36.8%が同率1位となり、他の選択肢と差がでる結果に。一方、女性は1位「味のおいしさ」38.2%、2位「価格」30.9%となりました。

男性は商品パッケージの表記から、保健機能食品かどうかを確認している方が多い一方で、女性は味や価格をより重視していることが分かります。さらに女性は「糖質オフ/ゼロ」「カロリーオフ/ゼロ」も一定数の回答があり、やはり健康だけでなくダイエットへの意識も高いようです。

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6,健康食品の情報収集方法や信用しているコンテンツを調査!

Q.健康食品に対しての情報収集方法を教えてください。

Q.健康食品に対しての情報収集方法を教えてください

(n=304 内訳:【男性】n=152、【女性】n=152)

健康食品に関する情報収集方法については、「テレビ」47.4%が最多となり、次いで「SNS」41.8%となりました。

特に女性は「SNS」が半数以上となっています。また「友人」と回答した方も20.4%と男性と大きく差をつける結果に。女性のほうが試しに購入してみた商品に対して、リアルに口コミが広がることが多いようです。

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Q.情報収集をする際に信用しているコンテンツをすべて教えてください。

Q.情報収集をする際に信用しているコンテンツをすべて教えてください。

(n=304 内訳:【男性】n=152、【女性】n=152)

情報収集をする際に信用しているコンテンツは「インフルエンサー・有名人の投稿」が45.4%で多数派となりました。また女性の場合は「一般人の投稿」も多い結果に。

しかし、「インフルエンサー・有名人のPR投稿」は19.1%の回答率にとどまっています。インフルエンサーや有名人の投稿に影響を受けつつも、PRではなく彼らのリアルな意見を参考にしたいという方が多いようです。

 

まとめ

  • よく購入する健康食品は「お茶」
    └男性:「清涼飲料水(コーヒー・紅茶)」などの飲み物
    └女性:「ヨーグルト」、「チョコレート」「グミ」などのお菓子「サプリメント」
  • 健康食品を購入する理由は「健康維持のため」「足りない栄養素を補うため」「なんとなく体によさそう」「体にいいものを摂取したいから」が上位
  • 購入場所は「ドラッグストア」が67.8%
  • 1カ月あたりに健康食品に使う金額は「1,000円以上3,000円未満」がボリュームゾーン
  • 意識している栄養素
    └男性:「食物繊維」「たんぱく質」「炭水化物」を取り入れつつ、「脂質」を抑える
    └女性:「食物繊維」「ビタミン」を取り入れつつ、「脂質」「糖質」「炭水化物」を抑える
  • 健康食品に対して期待する効果は「腸内環境を整える」「睡眠の質を高める」
  • 健康食品を選ぶ際に重視していること
    └男性:「栄養機能食品、機能性表示食品であること」「特定保健用食品(トクホ)であること」
    └女性:「味のおいしさ」「価格」
  • 健康食品の情報収集方法は「テレビ」「SNS」
    └女性:「友人」も回答率が高く、リアルに口コミが広がることが多い

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  • 調査対象

    23~28歳/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/直近3カ月で健康食品を購入したことがある

  • 有効回答数

    304件

  • 調査時期

    2024年12月

  • 方法

    インターネット調査

Z世代社会人の香りに対する意識とは? 日用品から香水までカテゴリ別に好きな香りを調査!商品を選ぶ基準も徹底解説

ボディソープや柔軟剤、ルームフレグランスなど日用品を選ぶ際に“香り”は購入の決め手のひとつとなっています。今回は、Z世代である23歳〜28歳の社会人対象に、香りについてアンケートを実施しました。日用品から香水までカテゴリ別に香りによる商品の選び方や好きな香りについて詳しく解説します。

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1,商品購入時に“香り”は重視している?こだわっている商品を調査!

Q.【日用品(ヘアケア・柔軟剤など)を購入する際に香りを重視して購入することがありますか?

Q.【日用品(ヘアケア・柔軟剤など)を購入する際に香りを重視して購入することがありますか?

(n=451)

ボディソープやヘアスタイリング剤、柔軟剤など、日用品には香り付きの商品が多くあります。このような日用品に対してまず「香り」を重視しているかについて調査すると、「香りの種類を選んで購入する」が54.8%で最多の結果に。
また「香りのある/なしを見て購入する」も合わせると69.7%の方が“香り”を購入の判断基準のひとつとしていることが分かります。

ここからは「香りの種類を選んで購入する」「香りのある/なしを見て購入する」の選択者を対象に、さらに香りについて深堀りしていきましょう。

Q.特に香りにこだわって購入している商品カテゴリを教えてください。

Q.特に香りにこだわって購入している商品カテゴリを教えてください。

(n=301 内訳:【男性】 n=145、【女性】n=156)

香りにこだわっている商品について調査すると、1位「ボディソープ・石けん」50.8%、 2位「シャンプー」47.2%となりました。特に男性は6割以上が「ボディソープ・石けん」と回答しています。また女性は「トリートメント」「ヘアオイル」「ハンドクリーム」「ボディクリーム」が男性に比べて高い回答率となっています。

男性はボディソープやシャンプーなど身体を洗う時、一方女性の場合はお風呂に入った後のケアや出かける前の身支度の時に、それぞれ“香り” を重視している傾向があるようです。

\香り付きの商品を選ぶ理由とは?男女で異なる傾向に/

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2,ボディソープやヘアケアなど【肌に直接使用する商品】の香りのこだわり

Q.【肌に直接使用する商品】について、香りを意識して購入しますか?

【男性】Q.【肌に直接使用する商品】について、香りを意識して購入しますか?【男性】
【女性】Q.【肌に直接使用する商品】について、香りを意識して購入しますか?【女性】

(n=301 内訳:【男性】 n=145、【女性】n=156)

ここからは、香りの選び方について商品ごとに詳しく調査していきます。

肌に直接使用する商品について、男性の場合「ボディソープ・石けん」「ヘアケア(シャンプー・トリートメント)」は【香りを重視している】 が最多となり、その他は【香り付きがあれば選択している】が多数派の傾向となりました。
女性の場合は「ボディソープ・石けん」「ヘアケア(シャンプー・トリートメント)」に加えて「ハンドクリーム」「ボディクリーム」「制汗剤・デオドラント」が【香りを重視している】となり、前述の傾向を裏付ける結果となりました。

また女性は「リップクリーム」「スキンケア」などベースケアには【無香料】が最多となっており、あえて香りがついていないものを選んでいるようです。

Q.【肌に直接使用する商品】について、どのような香りを好みますか?

Q.【肌に直接使用する商品】について、どのような香りを好みますか?

Q.【肌に直接使用する商品】について、どのような香りを好みますか?【ヘアケア】
Q.【肌に直接使用する商品】について、どのような香りを好みますか?【ヘアスタイリング】

(n=301 内訳:【男性】 n=145、【女性】n=156)

ではどのような香りを好んでいるのでしょうか。香りへのこだわりが強かった【ボディソープ・石けん】【ヘアケア】では、男性は「フローラル系」「石けんの香り」がどちらも上位となりました。リフレッシュや消臭を意識していることから、華やかなフローラルの香りや清潔感のあるすっきりとした石けんの香りを好んでいることが分かります。
また【ヘアスタイリング剤】では、2位「フルーティ」5位「スパイシー」がランクインしており、【ボディソープ・石けん】【ヘアケア】の傾向とは若干異なる結果となりました。スタイリング剤は香りにも変化をつけたいと考える方も一定数いることが分かります。

一方女性は、【ボディソープ・石けん】【ヘアケア】【ヘアスタイリング剤】すべてにおいて、1位「フローラル系」となり女性人気が高いことが分かります。
また【ヘアケア】【ヘアスタイリング剤】は同ランキングとなっており、男性と違って女性の場合は同じ場所(髪)に使用するものは同じ香りで統一したいというマインドがうかがえます。

\【もっと調査】ボディクリームや制汗剤などの好きな香りも調査/

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3,衣類用洗剤や柔軟剤など【衣類に使用する商品】の香りのこだわり

Q.【衣類に使用する商品】について、香りを意識して購入しますか?

【男性】Q.【衣類に使用する商品】について、香りを意識して購入しますか?【男性】
【女性】Q.【衣類に使用する商品】について、香りを意識して購入しますか?【女性】

(n=301 内訳:【男性】 n=145、【女性】n=156)

続いて【衣類に使用する商品】について見ていきます。男性はすべての項目において「香り付きがあれば選んで購入する」が最多となっている一方で、女性は「香りを重視して選んでいる」割合が高くなっています。衣類用洗剤や柔軟剤などは女性のほうが香りを重視していることが分かります。

Q.衣類洗剤・柔軟剤を購入する際に選ぶ香りを教えてください。

Q.衣類洗剤・柔軟剤を購入する際に選ぶ香りを教えてください。【衣類用洗剤】
Q.衣類洗剤・柔軟剤を購入する際に選ぶ香りを教えてください。【柔軟剤】

(n=301)

さらに【衣類洗剤】【柔軟剤】の香りの種類を深掘りしてみると、どちらも1位は「フローラル系」となりました。衣服からほのかに香るのは、華やかな花の香りを男女ともに好んでいることが分かります。

\【もっと調査!】Z世代社会人が実際に購入している洗剤・柔軟剤のブランドとは?/

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4,香り付き商品の重視するポイントやチェックしていることとは?

Q.ルームフレグランスやアロマを購入する際に重視していることはなんですか?

Q.ルームフレグランスやアロマを購入する際に重視していることはなんですか?

(n=301 内訳:【男性】 n=145、【女性】n=156)

ルームフレグランスやアロマを購入する際に重視していることは、「自分の好きな香り」が半数以上で最多となりました。前述の結果では【寝室】で使用する方が多かったことからも、自分の好きな香りに包まれて、よりリラックスして休みたいと考えているようです。

また男性の場合は「香りが長持ちする」「香りの種類が豊富」の回答率も女性に比べて高くなっており、持続性やいろんな香りを選べることも重視する点となっています。

Q.香りのある商品を購入する際にチェックしていることを教えてください。

Q.香りのある商品を購入する際にチェックしていることを教えてください。

(n=301 内訳:【男性】 n=145、【女性】n=156)

香りのある商品を購入する際にチェックしていることは、「店頭のテスター」が39.5%で最多となりました。特に女性は4割以上が回答しており、実際にお店で香りを確認して購入する方が多いようです。

またSNSでは男性は「X(Twitter)」女性は「Instagram」をチェックしていることが分かります。

5,Z世代社会人にとって“香水”は必需品!?

Q.香水はいくつ持っていますか?

Q.香水はいくつ持っていますか?

(n=301)

続いて香りをメインとした商品「香水」についても調査しました。「香水を持っていない」と回答した方は25.3%となり、Z世代社会人の約4分の3は香水を持っていると考えられます。個数については「1つ」「2つ」が20%台で多数派となりました。

Q.香水を使用する頻度を教えてください。

Q.香水を使用する頻度を教えてください。

※「香水は持っていない」以外と回答した方 (n=225 内訳:【男性】 n=103、【女性】n=122)

香水を持っている方の中で使用する頻度は、「毎日使用している」29.8%が最も多い結果に。次いで「週3~4回」となり、高頻度で使用していることが分かります。特に男性は「毎日使用している」「週3~4回」を合わせると60%以上の回答率となっており、半数以上が日常的に香水を使用しているようです。

\香水を使用するシチュエーションとは?男女でマインドが異なる?/

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6,自分と他人の匂い気になることとは?男女別に徹底分析!

Q.自分や他人の匂いで気になるものを全て教えてください。【自分】

Q.自分や他人の匂いで気になるものを全て教えてください。【自分】

(n=301 内訳:【男性】 n=145、【女性】n=156)

ここからは自分や他人の匂いという点から調査していきます。

まず【自分】の匂いで気になるものについては、男女ともに1位「口臭」2位「汗」となりました。タブレットなどによるブレスケアや制汗剤・デオドラントなどはZ世代社会人にとって必要不可欠なエチケットになっているとも考えられます。

一方で、「特に気になることはない」の回答は、男性は3位にランクインしていますが、女性は6位となっており、「髪の毛・頭皮」「衣服」「足」などの回答が間にランクインしています。自分の匂いに対しては男性のほうが気にする項目が少ないことが分かります。

Q.自分や他人の匂いで気になるものを全て教えてください。【他人】

Q.自分や他人の匂いで気になるものを全て教えてください。【他人男性】
Q.自分や他人の匂いで気になるものを全て教えてください。【他人女性】

(n=301 内訳:【男性】 n=145、【女性】n=156)

続いて【他人】に対してはどうでしょうか。男性からの目線では、【他人(男性)(女性)】どちらも「口臭」は気になっている率が高いものの、「特に気になることはない」が上位となっています。
男性は女性に比べて匂いに対して気になる点は少なく、特に【自分】よりも【他人】の匂いは特に気にしていないようです。

一方女性目線では、【他人(男性)】に対しては1位「加齢臭」2位「タバコ臭」3位「口臭」4位「汗」が30%台と多くの項目において気になっていることが分かります。
また【他人(女性)】に対しては「汗」「口臭」は気になるものの、3位に「特に気になることはない」がランクインしており、同性の場合は【自分】の匂いよりも気にする項目は少ないようです。

\自分・他人がまとう香りで好きな香りとは?ランキング形式で発表!/

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まとめ

  • 日用品は「香りの種類を選んで購入する」派が54.8%
  • 肌に直接使用する商品→「フローラル系」「石けんの香り」が男女ともに人気
    └男性:「ボディソープ・石けん」「ヘアケア」は香りを重視
    └女性:「ボディソープ・石けん」「ヘアケア」「ハンドクリーム」「ボディクリーム」「制汗剤・デオドラント」は香りを重視
  • 衣類に使用する商品→「フローラル系」「石けんの香り」「フルーティ」が人気
    └女性は特に香りを重視して選んでいる
  • ルームフレグランスやアロマを購入時は「自分の好きな香り」を重視
  • 香りのある商品を購入する際は「店頭のテスター」をチェック
  • Z世代社会人の約75%が香水を使用
  • 香水の使用頻度は「毎日」や「週3~4回」が多い
    └特に男性のほうが頻度が高いは
  • 【自分】の匂いで気になるもの
    └男女ともに1位「口臭」、2位「汗」
  • 【他人(男性)】の匂いで気になるもの
    └男性:1位「口臭」、2位「特に気になることはない」、3位「タバコ臭」
    └女性:1位「加齢臭」、2位「タバコ臭」、3位「口臭」
  • 【他人(女性)】の匂いで気になるもの
    └男性:1位「特に気になることはない」、2位「口臭」、3位「汗」
    └女性:1位「汗」、2位「口臭」、3位「特に気になることはない」

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  • 調査対象

    23~28歳/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/一人暮らし

  • 有効回答数

    301件

  • 調査時期

    2024年12月

  • 方法

    インターネット調査

【2024年下半期】大学生が選ぶ国内ドラマランキング 視聴するきっかけは番宣?SNS?好きなジャンルや視聴後の行動も調査

2024年下半期で放送された国内ドラマのうち、大学生に人気なドラマをランキングで発表。さらに国内ドラマ視聴に関するアンケート調査を実施しました。国内ドラマを視聴するきっかけや視聴方法、好きなジャンルや魅力に感じる要素など詳しく解説します。

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1,大学生が見ていた!2024年夏・秋ドラマランキングを発表!

Q.現在地上波で放送している今クール(24年10-12月)の国内ドラマについてお伺いします。あなたが今クールの国内ドラマで見ているものをすべて教えてください。

Q.現在地上波で放送している今クール(24年10-12月)の国内ドラマについてお伺いします。あなたが今クールの国内ドラマで見ているものをすべて教えてください。

(n=302 内訳:【男性】n=144、【女性】n=158)

2024年10月~12月に放送している国内ドラマの中で、大学生が視聴している作品は、1位「嘘解きレトリック」2位「モンスター」3位「ライオンの隠れ家」の順となりました。

男女別の傾向を見てみると、男性は「嘘解きレトリック」34.7%や「相棒 season23」27.1%の人気が高かったようです。一方で、女性は「ライオンの隠れ家」30.4%や「放課後カルテ」27.2%が票を集めました。
また「わたしの宝物」や「若草物語ー恋する姉妹と恋せぬ私ー」「私たちが恋する理由」の回答率は男性より女性のほうが高く、恋愛要素があるドラマをチェックしている傾向があります。

\中でもハマったドラマについて深堀り調査!男女で異なるランキングとは?/

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Q.地上波で放送していた夏クール(24年7-9月)の国内ドラマについてお伺いします。あなたが夏クールの国内ドラマで見ていたものをすべて教えてください。

Q.地上波で放送していた夏クール(24年7-9月)の国内ドラマについてお伺いします。あなたが夏クールの国内ドラマで見ていたものをすべて教えてください。

(n=302 内訳:【男性】n=144、【女性】n=158)

続いて、2024年7月期に放送していた国内ドラマについては、1位「海のはじまり」32.8%、2位「西園寺さんは家事をしない」26.5%となりました。
どちらも“家族のカタチ“をテーマにしつつも、重厚感のある「海のはじまり」は男性の視聴が多く、前向きな主人公によってポップさが際立った「西園寺さんは家事をしない」は女性の視聴が多かったようです。

また高校を舞台とした「ビリオン×スクール」や「あの子の子ども」は男性に比べて、女性の回答率が高い結果となりました。

Q.夏クールに見ていたドラマはどのように視聴していましたか。

Q.夏クールに見ていたドラマはどのように視聴していましたか。

※「夏クールに見ていた地上波のドラマはない」以外と回答した方 (n=259)

ドラマ視聴に関しては、「1話から最終話まで毎週見た」が64.1%と最多の結果に。1話目から興味をもったドラマに関しては、途中離脱することなく最後まで見続ける方が多いようです。
また話題になってから見始める方は意外にも少なく、“1話目”のタイミングで興味をもつかどうかが、視聴の分かれ道となりそうです。

2,ドラマを見るきっかけは番宣?SNS?ドラマの視聴方法も調査!

Q.普段、地上波の国内ドラマは1クールにつき、何作品みていますか?

Q.普段、地上波の国内ドラマは1クールにつき、何作品みていますか?

(n=302)

では地上波で放送している国内ドラマの全般について見ていきます。まず作品数については、1クールで「1~2作品くらい」37.4%が最多となりました。

しかし男女別の結果では、男性は「1~2作品くらい」36.8%、「3~5作品くらい」38.2%に対して、女性は「1~2作品くらい」38.0%、「3~5作品くらい」29.8%となりました。
男性は「3~5作品くらい」のほうが割合が高く、女性よりも男性のほうが見ている作品数が多いことが分かります。

Q.ドラマを見始めたきっかけを教えてください。

Q.ドラマを見始めたきっかけを教えてください。

(n=302 内訳:【男性】n=144、【女性】n=158)

ドラマを見始めたきっかけは「ドラマの宣伝をテレビCMで見て面白そうだった」が41.4%で最多、次いで「好きな出演者がいるから」となりました。

さらに男性は「原作を知っていた」「ドラマの宣伝をバラエティ番組等の番宣で見て面白そうだった」の回答率も高い結果となりました。漫画や小説など原作がある場合は、あらすじを知っていてドラマ版が気になるパターンや、CMやバラエティ番組などテレビの番宣が大きなきっかけになっていることも多いようです。
一方、女性は「TikTokで話題になっていたから」の回答率が男性よりも高いうえに他のSNSと比べても最多となっています。女性はテレビだけでなく、TikTokからも情報を得ていることが分かります。

Q.ドラマを見る際はどのように見ていますか?

※無料配信動画サービス例)TVer
 有料配信動画サービス例)Hulu、Netflixなど
Q.ドラマを見る際はどのように見ていますか?

(n=302)

ドラマの視聴方法については「無料配信動画サービスの見逃し配信で見る」42.1%や「録画をして後から見る」41.4%が多数派となりました。
大学生は学校の授業やサークル活動、アルバイトなどで忙しいため、リアルタイムよりも後追いでチェックすることが多いと考えられます。

\ドラマを見る時のデバイスはテレビ派?スマホ派?大学生の視聴スタイルをさらに深堀り!/

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3,大学生が好きなドラマのジャンルとは?

Q.好きなドラマのジャンルを教えてください。

Q.好きなドラマのジャンルを教えてください。

(n=302 内訳:【男性】n=144、【女性】n=158)

好きなドラマのジャンルは、男女ともに1位「恋愛/ラブコメ系」62.9%となりました。特に女性は7割以上の回答率となり、2024年10月期のドラマでも恋愛要素のある作品を多くチェックしていた傾向にもつながります。
2位の「ミステリー系」47.7%は男性だと半数以上の回答
となり、「嘘解きレトリック」 が人気となっている理由とも言えそうです。

また男性は「SF/ファンタジー系」、女性は「感動系」「青春系」も回答率が高い結果となりました。

Q.あなたが「魅力的に感じるドラマ」には、どのような要素が含まれていますか?

Q.あなたが「魅力的に感じるドラマ」には、どのような要素が含まれていますか?

(n=302 内訳:【男性】n=144、【女性】n=158)

また、魅力的に感じるドラマの要素については「謎解き・トリック」が26.8%で最多、次いで「急展開・どんでん返し」25.8%となりました。展開が激しく、自ら考察ができ、さらにそれを上回ってくるような仕掛けのジャンルが好まれる傾向にあるのかもしれません。

\過去調査と比較!社会人や10代との共通点や違いを調査!/

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4,ドラマ視聴後の大学生の行動とは?

Q.ドラマ視聴後の行動について教えてください。

Q.ドラマ視聴後の行動について教えてください。

(n=302)

続いてドラマ視聴後の行動について見ていきましょう。「友達とそのドラマについて語る・おすすめした」が37.8%で最多、次いで「家族とそのドラマについて語る・おすすめした」29.5%となりました。視聴しているドラマについては、友人や家族との話題にあがっていることが分かります。
一方、SNSでの行動としては「SNSで他の人の感想や考察の投稿を閲覧した」が一定数おり、自ら投稿するよりも、あくまで閲覧ベースで情報を収集しているようです。

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まとめ

  • 2024年10~12月期の人気ドラマ:「噓解きレトリック」「モンスター」「ライオンの隠れ家」
  • 2024年7~9月期の人気ドラマ:「夏のはじまり」「西園寺さんは家事をしない」
  • ドラマを見るスタイル
    └【作品数】男性:「3~5作品くらい」女性:「1~2作品くらい」
    └【きっかけ】「ドラマの宣伝をテレビCMで見て面白そうだった」「好きな出演者がいるから」
    └【視聴方法】「無料配信動画サービスの見逃し配信で見る」「録画をして後から見る」
  • 好きなジャンルは1位「恋愛/ラブコメ系」、2位「ミステリー系」、3位「コメディ/ギャグ系」
  • 魅力に感じるドラマの要素:「謎解き・トリック」「急展開・どんでん返し」「感動」「主題歌」
  • ドラマ視聴後の行動は「友達や家族とそのドラマについて語る・おすすめした」

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  • 調査対象

    18~23歳/未婚/子どもなし/大学生/地上波で放送している24年10-12月の国内ドラマを見ている

  • 有効回答数

    302件

  • 調査時期

    2024年12月

  • 方法

    インターネット調査

SNSブランディングとは? 基礎知識から進め方、成功のコツまで解説

 SNS利用者は年々増加しており、最新トレンドや役立つ知識、エンタメ性の高いコンテンツなど魅力的なアカウントもたくさんありますよね。人気アカウントになると注目度も高く、消費の面でも大きな影響をもたらすことがあるでしょう。SNSはブランディングに適しており、個人も企業にも欠かせないツールとなっています。

この記事では、SNSブランディングの基本知識から進め方、成功のコツまでご紹介。具体的な成功事例も取り上げて解説しているので、SNS運用の参考にしてみてください。

SNSブランディングとは

SNSブランディングとは

SNSブランディングの概要

SNSブランディングとは、SNS上でブランド(競合他社と区別するための言葉やデザイン)を表現して、企業の価値を多くの人に知ってもらったり、消費者との関係を強化したりするためのマーケティング戦略のことです。

現代では市場の飽和により、製品やサービス自体の差別化が難しくなりつつあります。そのような社会的背景もあり、ブランドの認知拡大や信頼性を高めるために、さまざまな企業がSNSブランディングに取り組んでいます。

 

SNSブランディングが重要な理由

SNSブランディングが重要視されている理由は2つあり、SNS利用者数が増えている点消費者の購買プロセスが変化した点です。

総務省のデータによると、日本のSNS利用者数は1億580万人(2023年)で、2028年には1億1,360万人まで増えると予測されています。世界のSNS利用者数も49億人(2023年)から60億5,000万人(2028年)との増加予測が出ています。SNSは日常のコミュニケーションツールとして定着し、さらに増加傾向は続くようです

またスマートフォンの普及とSNSの浸透により、消費者はWeb上で情報収集し商品を購入する傾向も強まっています。特にZ世代やα世代SNSの商品紹介や口コミ・レビューなどを活用し買い物をすることが主流のようです。

このようにSNS利用者数の増加と消費行動の影響を受け、企業もSNSでの情報発信は欠かせなくなっています。

総務省「令和6年 情報通信分野の現状と課題」

Z世代がSNSで調べている情報は?

マイナビ マーケティング・広報ラボ「情報収集についてのアンケート」

マイナビ マーケティング・広報ラボ「情報収集についてのアンケート」より:22歳‐25歳/正社員または公務員・団体職員/n=489件/2023年12月4日~2023年12月18日

 

マイナビのマーケティング・広報ラボの調査によると、Z世代の社会人はX(Twitter)について「推し」の情報収集での活用が大半。グルメや美容、音楽など好きなものの情報を調べているようです。そのほかInstagramやYouTube、TikTokなどのSNSについても、どのように使い分けをしているのか詳しく調査しました。

参考記事:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新社会人編~

 

SNSブランディングの進め方

SNSブランディングの進め方

1.競合調査

まずは自社のポジショニングを決めるために、競合調査を行いましょう。 競合他社の製品、サービス、価格、販売戦略、評判などの情報を収集した上で、自社の強み・弱みを分析します。 そこから「3C分析」と「SWOT分析」を用いて自社のポジショニングを行います。差別化できる要素を見つけることがブランディングの第一歩です。

【3C分析】
「顧客(Customer)、自社(Company)、競合(Competitor)」の3つの観点から、状況を把握する

 

【SWOT分析】
状況を把握した上で、自社の「強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)」を明確にする

続いて、競合のSNSアカウントを調査します。フォロワー数や投稿頻度、投稿時間、投稿内容、エンゲージメント数などを詳しく見ていきましょう。競合が「どの時間帯にどんなターゲット層を狙って、どのような投稿を行っているのか」を把握することで、自社はどの層を狙っていくのか考えるヒントになり、コンテンツ作りもスムーズに進めやすくなります。

 

2.ブランドコンセプト設定

次に、ブランドコンセプトを決めます。ブランドコンセプトとは、ブランドが大切にしている想いを明文化したものです。ブランド誕生の歴史や商品・サービスの特徴、創業者の想いなどに沿って、ビジュアルイメージやスローガン、コミュニケーションスタイルを決めて、ブランドコンセプトを設定していきます。

ブランドコンセプトは特に大事な要素で、コンセプトに沿ったメッセージを示すことでより効果的に訴求しやすくなります。一貫したメッセージを届けることで、ユーザーからも認知されやすくなり、共感信頼安心感を生み出します。次第に愛着へとつながりブランドが強化されていきます。

 

3.ターゲット設定

3番目に、ターゲットを設定します。すでに販売実績がある場合は、CRM(顧客管理システム)のデータを分析して、どのような人が商品を購入してくれているのかを洗い出しましょう。もし販売実績がない場合は商品モニターやアンケート調査を行うことで、商品購入の意欲がある人を仮説立てをするのもおすすめです。

またデモグラフィック情報(年齢、性別、地域、職業など)や、サイコグラフィック情報(興味、価値観、ライフスタイルなど)を収集しましょう。それらの情報を収集した上で、架空の人物像「ペルソナ」を1つ作ります。具体的なペルソナを作ることで、「どのようなクリエイティブに興味をもってくれるか?」、「どのようなメッセージを届けるべきか?」などと、目指すべき方向が明確に定められるようになります。

 

4.クリエイティブ制作

ブランディングの方向性がブレないように、ブランドカラーやフォント、ロゴ、画像などを指定したガイドラインを作成しておきましょう。ブランドガイドラインを作成しておくことで、コンテンツに統一感を持たせることができます。

コンテンツを制作する際は、ターゲットの興味やニーズを把握するために、市場調査を行うのも有効。大切なことは、ターゲットの興味が湧いたり共感したりする「響くコンテンツ」作りです。エンターテイメント性を重視した投稿やライフハックなどの役立つ投稿、ブランドの舞台裏を紹介する製品開発ストーリーなども効果的です。また、写真やイラストなどクリエイティブのクオリティにこだわると目を惹きやすく、印象にも残ります。

 

5.効果測定

SNS上でコンテンツを配信したら「リーチ数」「クリック数」「いいね数」「保存数」「コメント数」などパフォーマンスを分析して効果測定しましょう。SNSのビジネスアカウントにはアナリティクスツールがあり、リアルタイムでパフォーマンスの分析ができます。

オーディエンスを年齢や性別に分けて分析すると、どのような人が反応しているのか傾向がつかめ、マーケティング戦略を最適化することが可能です。反応が悪い場合は、画像や写真を変更したり、投稿のタイミングを調整したりなどと、少しずつ変えてみて細かく数値の変化を見ていきましょう。

改善方法がわからない場合は、SNSで今どんな情報が拡散されているのか、リアルタイムのトレンドや「いいね」数の多い人気の投稿を参考にしてみてください。

 

SNS選定の仕方

SNS比較表「SNS選定の仕方」

SNSブランディングを成功させるためには、ターゲットに合わせたSNSの選定が大事です。ここではSNS運用にあたって、それぞれのメインコンテンツをもとに「投稿しやすさ」、「ブランディング」、「拡散性」、「炎上リスクの低さ」の5つの観点で比較してみました。

 

LINE

国内のSNSユーザー数1位で、「友だち」登録している潜在層に対して情報発信できるのが。短文のメッセージや画像、動画などコンテンツの種類も幅広いため投稿はしやすく、炎上リスクも低いです。他のSNSと比較すると拡散性はあまりありませんが、「友だち」登録してくれたユーザーと定期的に接点を持つことができます。

 

YouTube

国内のSNSユーザー数2位で、幅広い年代層が利用。動画の作成に時間やコストがかかるため投稿のハードルは少し高めでしょう。一方で動画コンテンツは情報量が多く印象に残りやすいため、ブランディングをしやすいのがメリット。拡散性はやや低いですが、リンクが共有され他のSNSで注目を集めることも。炎上には注意が必要です。

 

X(Twitter)

X(Twitter)は140文字以内の短文投稿がメインのため、気軽に投稿が可能即時性と高い拡散力があるのが特性で、速報ニュースや話題性のある情報をリアルタイムで届けられます。画像や動画なども入れられ投稿しやすい反面、他のSNSと比べると炎上しやすいため、誤解を招く表現がないか投稿前の確認は必須です。

 

Instragram

ビジュアル重視のオシャレな画像がメインで、女性ユーザーが多いのが特徴。拡散性はあまりありませんが、画像や動画コンテンツで独自の世界観を作りやすく、ブランディングや消費につながりやすいのが強みです。ステルスマーケティングでの炎上が多いため、投稿内容やPR表記の方法などのルールは十分に理解しておきましょう。

 

Facebook

1人1アカウントの実名登録制のSNSで、炎上リスクも低く、情報の正確性信頼度が高いのが利点です。30代以降のユーザー層がメインで、画像と文章で「しっかり読む」コンテンツが多い傾向のため、ある程度作りこんだ投稿が必要になるでしょう。

 

TikTok

ショート動画がメインで、スマホで動画の加工や編集が簡単にできるため、投稿は比較的しやすい傾向です。X(Twitter)と同様に拡散性が高くバズりやすいため、1度注目を集めると継続的に話題になり、トレンドを生みやすいでしょう。ブランディングにも適しています。

各SNSのユーザー層は?

SNSの選定にあたり、それぞれのSNSの特性やユーザー層も把握しておくことが大切です。主要なSNSの年齢層や利用目的なども詳しく解説しているので、ターゲットに合ったSNSを見つけましょう!

参考記事:【2024年版】主要SNSの年齢層を比較! 利用率や特徴、最新の傾向は?

 

SNSブランディングのメリット・デメリット

SNSブランディングをする上で、メリット・デメリットを押さえておきましょう。

メリット

・認知度向上
・低コスト
・ユーザーとの交流
・UGCの創出

SNSブランディング4つのメリット

 

認知度向上

SNSはリツイートなどの機能により、瞬時に情報が拡散されることが大きなメリットです。ユーザーに情報拡散してもらえれば、フォロワーだけでなく商品やブランドを知らない人にも効率的にリーチでき、認知度が向上します。トレンドのハッシュタグの活用や、人気企画を取り入れたコンテンツを投稿することで、情報拡散を図り、多くのユーザーにリーチすることが可能でしょう。

また、商品に魅力を感じたユーザーが、SNS上で「〇〇の商品が欲しい」、「〇〇の商品がかわいい!」などと投稿すれば、自然な形で認知度を高めることもできます。このような拡散性により、多くの人に商品やブランドを知ってもらいたいときに効果を発揮します。

 

低コスト

SNSは通常の投稿もビジネスアカウントの開設も無料でできるため、初期費用無しで気軽に始められます。投稿を分析するツールも基本的に無料ですが、X(Twitter)は有料のサブスクリプションサービスも展開しており、プラン別で便利機能を利用することもできます。

またSNSで広告を出稿する場合も、従来の広告よりも費用をおさえて掲載でき、低コストで運用可能です。広告配信されたコンテンツでもリツイートされた分には広告費が発生しないため、バズる人気コンテンツを制作できれば、低コストで多くの人にリーチできます。

 

ユーザーとの交流

SNSを通じて、ユーザーと直接コミュニケーションがとれるのもメリットです。ユーザーから「いいね」や「コメント」を受け取ることができ、リアルタイムでユーザーの反応や意見を把握できます。時には悪い反応もあるかもしれませんが、ネガティブな意見こそ製品やサービスの改善に役立つ貴重な意見にもなります。

ユーザーからのコメントに返信すれば、企業やブランドへの親近感をもってもらいやすくなりますし、ユーザーの声をダイレクトに取り入れて新商品のアイディアや製品の改善に活かせば信頼関係を深めることもできるでしょう。ユーザーが参加しやすいキャンペーンなども交流が深まり、効果的です。

 

UGCの創出

SNSのUGC(ユーザー生成コンテンツ)は、特別な価値を生み出します。UGCはユーザーの本音率直な意見が反映されており消費者目線の信頼感のあるコンテンツ」として、他のユーザーから共感や信用が集まりやすくなります。広告やプロモーションより自然な形で魅力を広めることができ、新規顧客の獲得にもつながりやすいでしょう。

SNS上でのキャンペーンやコンテストの開催は、UGCを作ってもらいやすくなり、おすすめです。企業の公式アカウントがUGCに「いいね」やシェアすることも有効で、ユーザーのモチベーションにもつながりますし、信頼性が向上します。

Z世代のSNS実態

SNSネイティブとも言われるZ世代は、自ら情報発信も盛んに行うのが特徴です。SNSの使い分けや消費行動の傾向も把握しましょう。

参考記事:Z世代のSNS利用率は? 情報収集・使い分けの特徴も徹底解説

 

デメリット

・SNS運用の手間
・炎上リスク

SNS運用の手間

SNSの運用は日々管理が必要になり、非常に手間がかかります。コンテンツの定期的な配信やコメントの返信をはじめとして、SNSで今どんなコンテンツが人気なのかトレンドチェックをしたり、新機能が追加されたら実際に試してみたり、配信したコンテンツの効果測定をして改善策を考えたり…などと、多岐にわたります。

アカウントを開設したもののリソース不足に陥り、運用停止となることもよくあります。あらかじめSNS運用は手間がかかることを理解した上で、運用代行を検討するのも一つの手です。

 

炎上リスク

SNSを運用する際には、あらかじめ炎上への対策を決めておきましょう。SNSはあらゆる人が自由に閲覧しているため、不適切な表現差別的な言葉不快にさせる内容が含まれていないか十分に配慮する必要があります。特にインフルエンサーが発信する情報は多くの人々に影響を与えるため、彼らをアサインする際は、事前にNG表現等を共有しておくのが有効です。

また、炎上リスクをおさえるためには、SNS監視も必要です。炎上する可能性が出てきたら早急に対処するのが重要。また、炎上した場合の対処方法をガイドラインで定めておくと、万が一トラブルが起きた時にも落ち着いて対処できるようになります。

 

SNSブランディングを成功させるポイント

SNSブランディングを成功させるポイント

SNSブランディングはポイントを押さえれば、成果が見込みやすくなります。ここでは、SNSブランディングを成功させるポイントを5つご紹介します。

 

ブランドコンセプトの統一

ブランドのコンセプトをしっかり定めることが非常に重要です。ターゲット層や伝えたいメッセージを明確に決めて、ブランドガイドラインを作成しておくようにしましょう。

SNSはすでにさまざまなアカウントが存在するため、ターゲット層を幅広く設定するよりも、特定の層に向けて発信した方が差別化しやすいからです。コンセプト設計をしっかりし、特定のテーマに沿った一貫性のあるメッセージを配信し続けましょう。

 

著名人やインフルエンサーとのコラボ

SNSのエンゲージメントを高めるためにも、著名人やインフルエンサーとのコラボは効果的です。インフルエンサーにキャンペーンやプロモーションを盛り上げてもらうことで、新規顧客の獲得だけでなく既存の顧客もファン化しやすくなるでしょう。

インフルエンサーはフォロワーとの信頼関係がすでに作られていのが強みで、情報発信した際にフォロワーに響きやすいのがメリットです。彼らの影響力を活かして魅力を発信してもらうこともできますし、コラボして製品をブラッシュアップさせたりとブランディングにもつながりやすく、短期間での効果も見込めます。

 

キャンペーン

一時的に露出を高めて認知度を上げるならば、キャンペーンもおすすめです。例えば、プレゼント企画やフォロー&リツイートキャンペーン、キャンペーン専用ハッシュタグを使った投稿キャンペーンなどは定番で、情報拡散されやすくブランド認知も向上します。 ユーザーが興味・関心を持てばUGCも増え、ブランディングも強化されるでしょう。

またキャンペーンを実施する場合は、1つのプラットフォームに限定せずにX(Twitter)やInstagram、 TikTokなど複数のチャネルでキャンペーンを展開すると、異なるユーザー層に拡散され効果的です。

SNSプロモーションもチェック!

主要SNSの比較表をもとに、各SNSごとのプロモーション手法とポイントを解説。成功事例も取り上げ、戦略のヒントが得られます。

参考記事:SNSプロモーションとは? メリット・効果的なコツ・成功事例を解説

 

ユーザーとの交流

先述した通り、SNSのメリットはユーザーとの双方向のコミュニケーションが楽しめることです。それぞれのSNSによって機能は異なりますが、例えばInstagramではライブ動画を配信して、リアルタイムで来たコメントに直接答えたり、アンケート機能を使ってフォロワーの知りたい情報を探ったりすることもできます。ユーザーが気軽に参加しやすい企画を選べば、交流もしやすくなるでしょう。

ユーザーとのコミュニケーションを積極的にとることで、ファンコミュニティーの創造にもつながるのがSNSの利点です。

 

運用代行

SNSの更新や分析は手間がかかるため、SNS用代行会社に依頼することもおすすめします。特に運用のリソース不足やコンテンツのクオリティに悩んでいる方は、サポートを受けるのも一つの手です。

運用代行会社はSNSの最新トレンドやアルゴリズム、これまでの運用実績に基づいた知見がありますし、「どのようなコンテンツが刺さるのか?」、「何時頃にコンテンツを配信すべきか?」など、些細な悩みにも解決策を提示してくれるでしょう短期間で成果を出したい時や改善策がわからない時には活用しましょう。

 

各SNSの成功事例

最後に、SNSブランディングの成功事例を参考にしてみましょう。ここでは、SNSブランディングで取り入れたい戦略ポイントを解説します。

 

Instagram×ユニクロ

ユニクロ公式Instagram

出典:ユニクロ公式Instagram

ユニクロのInstagramは、新作アイテムの紹介や着回しコーデ、セールアイテムのラインナップなど、最新の着こなしを画像とリール動画で紹介しています。

 

人気モデルやインフルエンサーのコーディネイト、スタッフの出勤コーデ、ユーザーの着こなしなど、さまざまな切り口で共感や親近感、憧れを生むコンテンツを更新しているのが特徴です。

 

また公式アカウントでは、ユニクロアイテムを使ったコーデの投稿を募集。ユーザーの投稿に「ステキな投稿をありがとうございます」とコメント付きで写真を紹介して、UGCを活用。ユーザーとの交流を積極的に行い、ブランディングを強化しています。

 

X(Twitter)×森永乳業

森永乳業公式X(Twitter)

出典:森永乳業公式X(Twitter)

森永乳業のX(Twitter)は、オリジナルキャラクター「もーりー」が情報をお届け。新商品の情報やお手軽レシピの紹介、クイズやアンケートなどユーザーが参加型の投稿も多く、1つの投稿のエンゲージメントが高いことで注目を集めています。

 

X(Twitter)の投稿にコメントを残すと、もーりーが必ず返事をしてくれるのも魅力の一つ。オリジナルキャラクターを使ったアクティブコミュニケーションで、ファンを増やしています。

 

TikTok×ロート製薬

ロート製薬、公式TikTok

出典:ロート製薬TikTok

ロート製薬のTikTokには、オリジナルVTuberの根羽清ココロちゃんがいて、胸キュンのかわいいソングが聞けると若い世代を中心に人気を集めています。オリジナルVTuberを使ってトレンド企画(「歌ってみた」「踊ってみた」投稿など)にのりエンゲージメントをUP。YouTubeでもオリジナル楽曲を配信することで、さらなる拡散へとつながりました。

 

他にもTikTokでは、新商品や商品の活用方法、ブランド担当者のインタビューや裏話、美容情報などの役立つ投稿も配信しています。情報量は控えめに工夫しており、気軽に楽しく見れるエンターテイメント性の高い動画が魅力です。

YouTube×花王

花王、公式Youtube

出典:花王公式YouTube

花王のYouTubeでは、社会課題への取り組みやモノづくりへの想いなどを発信するコーナー「Kao Do it!」を配信。実際に現場の社員が登場し、製品のこだわりや生活に役立つ情報を届けています。

 

人気のコンテンツは「PR担当者がリアルで愛用している商品」の紹介動画や、「エリソデ洗いにはどのタイプの洗剤が適しているか」など日常の素朴な疑問をわかりやすく解説している動画。「社員の1日に密着」動画では、製品開発の裏側やこだわりなども紹介されており、視聴者の興味に沿った工夫が取り入れられています。

 

動画はテロップや音楽なども効果的に使われクオリティが高く、ライフハックが充実しています。

まとめ

SNSは今後も利用者の増加が見込まれており、企業のSNS活用はさらに重視される傾向が出ています。今回紹介したSNSブランディングの進め方や選定の仕方、成功のポイントをふまえて、積極的に取り組んでみましょう。


マイナビのSNS支援サービス

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マイナビでは、高校生や大学生、社会人層などを対象としたメディアのほか、自社でSNSも複数運営。各メディアごとに登録会員も所属しており、ユーザーのインサイト分析をもとにしたコンテンツマーケティングを強みとしています。

SNSのアカウント立案や広告施策、インフルエンサーのキャスティング、コンテンツ制作など幅広く運用をサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

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【20・30代】働く女性の宅飲み事情を調査!宅飲みをする頻度やシチュエーション別のお酒のチョイスまで徹底解説

飲み会でわいわい楽しむお酒だけでなく、自宅で自由にお酒を楽しむ、いわゆる“宅飲み”需要も多いですよね。今回は23~35歳の社会人女性を対象に自宅で飲むお酒(宅飲み)についてアンケートを実施。宅飲みをする頻度や選ぶお酒の特徴、お酒と一緒に食べるおつまみ事情など20・30代女性の宅飲みスタイルを詳しく解説します。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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1,宅飲みは「週1日以上」が半数!宅飲みをするタイミングとは?

Q.宅飲みをどのくらいの頻度でしますか?
※宅飲みとは:お酒を飲食店ではなく自宅で飲むこと

宅飲みをどのくらいの頻度でしますか

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

まず、宅飲みの頻度について調査したところ、「毎日」~「週1日以上」の回答を合わせると53.9%と半数以上の結果となりました。
特に30代は「週2~3日程度」「ほぼ毎日飲む」の割合が高く、20代よりも宅飲みをする頻度が高いことが伺えます。

Q.宅飲みをするタイミングを教えてください。


Q.宅飲みをするタイミングを教えてください。

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

宅飲みをするタイミングについては「仕事終わり(次の日は休み)」が65.8%で最多の結果に。次いで「休日の夜」55.7%となりました。仕事のことを考えずにリラックスした状態で飲みたいというマインドが垣間見えます。

また年代別に注目してみると、30代は「仕事終わり(次の日も仕事)」の回答率も高くなっています。前述にて「ほぼ毎日」「週2~3日」の回答が多かったことからも、次の日に仕事がある場合でも、リフレッシュするためや次の日も頑張るために宅飲みをしていると考えられます。

\宅飲みをするのは食事中?就寝前?一日の中でのタイミングを調査!/

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2,20・30代女性は「ひとり」宅飲みが多数派!そのシチュエーションとは?

Q.誰と宅飲みをしますか?

Q.誰と宅飲みをしますか?

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

続いて宅飲みする相手について見ていきます。最も多かったのは「ひとり」67.5%という結果に。特に30代は7割以上の回答率となりました。

全体の結果では2位「恋人」25.2%、3位「母」23.7%、4位「友人(同性)」22.4%と続いています。

\もっと深掘り!一人暮らしと実家によって宅飲み事情は異なる?年代×住まい×宅飲み相手でさらに分析!/

調査資料ダウンロードはこちら

Q.ひとりで飲む時のシチュエーションはどんな時ですか。

Q.ひとりで飲む時のシチュエーションはどんな時ですか。

※「ひとり」で宅飲みすると回答した方 (n=416 内訳:【20代】n=186、【30代】n=230)

では「ひとり」と回答した方はどんな時にひとりで宅飲みをするのでしょうか。シチュエーションについて聞いてみると、年代で順位が異なる結果に。
20代は「リラックスしたい時」「自分へのご褒美」が同率で1位となっています。30代は「ストレス解消したい時」が最も高く、次いで「リフレッシュしたい時」の順となりました。

前述の頻度や宅飲みのタイミングと合わせて考察すると、20代の場合は週末に1週間頑張った自分へのご褒美や休みの日にリラックスするために週1~2日宅飲みをしていると考えられます。
一方で、30代の場合は仕事などでストレスを感じた時やリフレッシュしてまた頑張りたい時に翌日仕事がある日も含め、週3~4日宅飲みをしていると推測します。

Q.友人などと一緒に飲み会をする際に、外食ではなく、宅飲みをする理由を教えてください。

Q.友人などと一緒に飲み会をする際に、外食ではなく、宅飲みをする理由を教えてください。

※「ひとり」で宅飲みするのみ回答した方以外 (n=385)

さらに「恋人」や「友人」など誰かと一緒に宅飲みをする場合についても見ていきます。友人などと一緒に飲み会をする時に外食ではなく、宅飲みをする理由は、1位「時間を気にせず飲むことができる」41.3%、2位「飲みに行くよりも安く済むから」39.7%、3位「プライベートな空間がいいから」33.5%となりました。
外食よりもコストをおさえられる上に、気の置ける友人や恋人と時間を気にせず、普段着でリラックスしながらお酒を楽しむことができる点が宅飲みのメリットだと感じているようです。

3,シチュエーションによって選ぶお酒は異なる?人気のお酒を年代別にランキング!

Q.宅飲みの際にはどのようなお酒を購入しますか。宅飲みのシチュエーション別に教えてください。

【20代】
Q.宅飲みの際にはどのようなお酒を購入しますか。宅飲みのシチュエーション別に教えてください。【20代】

【30代】
Q.宅飲みの際にはどのようなお酒を購入しますか。宅飲みのシチュエーション別に教えてください。【30代】

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

次に、宅飲みの際に購入しているお酒について調査しました。20代・30代ともに「チューハイ・サワー」はどんなシチュエーションであっても人気のようです。「ビール・発泡酒」も全体的に人気ですが、シチュエーションとしては【ストレス解消したい時】【みんなでわいわい過ごす時】に好んで選ぶ傾向が見られました。

また年代で異なる部分に注目してみると、20代は「カクテル・果実酒」が30代よりも人気となり、特に【自分へのご褒美】【お祝いごとの時】に選ぶようです。一方30代の同シチュエーションの時は「ワイン」の回答率が高くなっています。
さらに30代は【ストレス解消したい時】に「ハイボール」を選択する人も一定数いるようです。

Q.よく飲むお酒の商品の具体的な商品名を教えてください。

Q.よく飲むお酒の商品の具体的な商品名を教えてください。【20代】
Q.よく飲むお酒の商品の具体的な商品名を教えてください。【30代】

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

よく飲むお酒のブランド名については、「ほろよい」「アサヒスーパードライ」「氷結」などが多く名前が挙がり、20代・30代ともに人気が高いようです。
前述の購入するお酒の種類の結果同様に、20代は「チューハイ・サワー」がやや多く、30代は「ビール・発泡酒」をより好んで飲んでいる傾向があるようです。

\商品を好きになったきっかけとは?20・30代女性のリアルな意見を公開!/

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4,宅飲みのおつまみといえば?選ぶ基準も調査!

Q.宅飲みする際におつまみとして一緒に食べるものを教えてください。

Q.宅飲みする際におつまみとして一緒に食べるものを教えてください。

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

宅飲みのおつまみとして人気なものは、1位「スナック菓子」39.1%、2位「ナッツ類」32.1%、3位「チーズ類」30.5%となりました。「揚げ物」や「市販の惣菜」といったものよりも比較的軽いおつまみを選んでいる方が多いようです。

年代別に見てみると、20代は「枝豆」の回答率が30代よりも高い結果となりました。

Q.おつまみを購入する時はどのような基準で選んでいますか。

Q.おつまみを購入する時はどのような基準で選んでいますか。

※「おつまみは食べない」以外と回答した方 (n=566)

おつまみを購入する時の基準については、「お酒に合う・ペアリング」が47.2%で最多となり、次いで「価格が安い」36.8%、「塩気がある」36.6%となりました。宅飲みのおつまみはあくまでお酒が主役でそこに合うおつまみを都度選んでいるようです。

\おつまみを作る派の情報収集方法とは?/

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まとめ

  • 宅飲みの頻度は「週1日以上」が半数以上
    └特に30代は「週2~3日程度」「ほぼ毎日飲む」の割合が高い
  • 宅飲みをするタイミングは「仕事終わり(次の日は休み)」「休日の夜」
  • 宅飲みは「ひとり」派が67.5%で、宅飲みをする方が多い
  • ひとりで宅飲みする時のシチュエーション
    └20代:「リラックスしたい時」「自分へのご褒美」
    └30代:「ストレス解消したい時」「リフレッシュしたい時」
  • ひとりで飲む時の過ごし方は「食事をしながら」「映画・ドラマを見ながら」
  • シチュエーション別お酒の種類
    └シチュエーション問わず人気は「チューハイ・サワー」「ビール・発泡酒」
    └20代:【自分へのご褒美】【お祝いごとの時】→「カクテル・果実酒」
    └30代:【自分へのご褒美】【お祝いごとの時】→「ワイン」、【ストレス発散したい時】→「ハイボール」も選択肢に入る
  • よく飲むお酒ランキング
    └20代:1位「ほろよい」2位「氷結」3位「アサヒスーパードライ」
    └30代:1位「ほろよい」2位「アサヒスーパードライ」3位「氷結」
  • おつまみは「スナック菓子」「ナッツ類」「チーズ類」などの軽食
  • おつまみを選ぶ基準は「お酒に合う・ペアリング」が最多

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【お酒×若年層】関連記事のご紹介

【20代若手社会人】アルコールに対する意識とは?お酒の嗜好や購入きっかけを徹底調査!
【20-30代働く女性】購入派?飲み会派?好きなお酒や飲酒頻度など徹底解説

  • 調査対象

    23~35歳/女性/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/宅飲みをする

  • 有効回答数

    616件

  • 調査時期

    2024年11月

  • 方法

    インターネット調査

共働き子育て層のドラッグストア活用実態を調査!よく利用するお店やドラッグストアに求めるポイントとは?

近年ドラッグストアは医薬品に限らず、日用品や化粧品、食品などバラエティ豊かな商品が並んだり、店舗数が拡大したりと日常に欠かせない存在となってきています。今回は、25〜35歳の共働き子育て層対象に、ドラッグストアの活用実態についてアンケートを実施しました。購入頻度や実際に購入している商品、ドラッグストアに求めることなどから、ドラッグストアの位置づけを紐解いていきます。

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1,ドラッグストアは「週1回程度」利用!選ばれる理由とは?

Q.各店舗へ行く頻度を教えてください。

【男性】
Q.各店舗へ行く頻度を教えてください。【男性】
【女性】
Q.各店舗へ行く頻度を教えてください。【女性】

(n=303 内訳:【男性】 n=149、【女性】n=154)

【ドラッグストア】【スーパーマーケット】【コンビニエンスストア】をピックアップして、各店舗へ行く頻度を調査しました。男女ともに【ドラッグストア】へ行く頻度は「週1回程度」が最多となり、6割以上の方が「週1回以上」の頻度で店舗へ行っている結果となりました。
これは【コンビニエンスストア】と同じくらいの頻度となっており、気軽に利用していることがわかります。

また男性の場合は「毎日」の割合が女性の約2倍となっており、店舗へ行く頻度としては男性のほうが高いようです。

Q.実店舗での買い物で、一番使用する場所を教えてください。

Q.実店舗での買い物で、一番使用する場所を教えてください。

(n=303 内訳:【男性】 n=149、【女性】n=154)

続いて実店舗の買い物で一番使用する場所を調査すると、「スーパーマーケット」が49.5%で最多となり、次いで「ドラッグストア」33.3%の結果に。
「スーパーマーケット」は日常的な食品の購入が中心と考えられるため、高頻度かつ買う用途もしっかりしていることが想定されます。

「ドラッグストア」または「どれも同じくらい」と回答した方にお聞きします。
Q.他の店舗に比べてドラッグストアで購入する理由は何ですか?

Q.他の店舗に比べてドラッグストアで購入する理由は何ですか?

※「ドラッグストア」または「どれも同じくらい」と回答した方 (n=105 内訳:【男性】 n=54、【女性】n=51)

では他の店舗に比べて「ドラッグストア」を利用する理由を深堀りしてみましょう。前述で「ドラッグストア」または「どれも同じくらい」と回答した方に深堀りしてみると、「自宅から近い」が圧倒的に多く79.1%となりました。日常生活の利便性が店舗選びの大きな要因となっていることがわかります。

また男女間での違いを見てみると、男性は「ポイント制度」や「クーポンが使える」の回答率が高いことから、コストを重視する傾向があるようです。
一方、男性に比べて女性は「様々な商品カテゴリがある」15.7%の回答率が高い傾向となりました。

共働き子育て層にとって、食品や日用品、子どもが使用するものなど日々購入するモノが多いことから、一度に多くの商品を揃えられる便利さを重視していると考えられます。

\共働き子育て層が考えるドラッグストアの位置づけをさらに分析!/

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2,ドラッグストアを利用するタイミングはどんなとき?

Q.ドラッグストアを利用するタイミングはどんな時ですか?

Q.ドラッグストアを利用するタイミングはどんな時ですか?

(n=303)

続いてドラッグストアを利用するタイミングについて調査しました。
「購入が必要になった時に行く」が46.2%で最多の結果に、次いで「クーポンをもっている時に行く」36.3%、「セールや特売日をチェックして行く」33.0%となりました。購入するモノがある時だけでなく、クーポンやセール情報などを自ら確認した上で行くという主体的な行動が見受けられます。

3,ドラッグストアでのマストバイ商品とは?平均購入金額も調査!

Q.ドラッグストアでよく購入する商品を全て選んでください。

Q.ドラッグストアでよく購入する商品を全て選んでください。

(n=303 内訳:【男性】 n=149、【女性】n=154)

ドラッグストアで最も購入されている商品は「医薬品(市販薬)」55.1%という結果に。共働き子育て層にとって必需品であり、ドラッグストアでしか買えない商品のため、マストとなっています。さらに「日用品」や「スキンケア」「ベビー用品」「菓子類」なども30%以上の回答率となりました。

また女性の場合は「スキンケア」や「ヘアケア」など自身のケア用品もドラッグストアで揃えていることがわかります。

Q.各カテゴリの商品はどこで最も購入することが多いですか?

Q.各カテゴリの商品はどこで最も購入することが多いですか?

(n=303)

さらに各カテゴリの商品を最も購入している場所を調査しました。【ドラッグストア】では「健康補助食品」「スキンケア」「ヘアケア」「ベビー用品」「日用品」が半数以上の結果に。食品の中では「健康補助食品・特定保健用食品」はドラッグストアで購入する方が多数派のようです。

また「菓子類」「冷凍食品」「飲料」は【スーパーマーケット】が6割以上と主流ですが、【ドラッグストア】派も25%以上と4人に1人はドラッグストアで購入していることがわかります。用品やケア用品のみならず、食品もドラッグストアでの購入が一般化してきていると考えられます。

Q.ドラッグストアで使用する平均購入金額はいくらですか?

Q.ドラッグストアで使用する平均購入金額はいくらですか?

(n=303)

ドラッグストアで使用する平均金額について、1回あたりに購入する金額は「1,000円以上3,000円未満」39.3%がボリュームゾーンとなりました。

また1ヶ月あたりの購入金額は「1万円以上3万円未満」が25.1%で最多となっています。前述の頻度の設問にて「週1回以上」が6割以上だったことも合わせると、日用品などの買い物のために週2,3回ほど通っていると想定できます。

\ドラッグストアに期待する商品カテゴリを調査!ママ・パパで求めているものは異なる?/

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4,ドラッグストアでつい購入してしまう商品とは?

Q.ドラッグストアに行った際、購入予定以外のものでつい購入してしまう商品カテゴリはありますか?

Q.ドラッグストアに行った際、購入予定以外のものでつい購入してしまう商品カテゴリはありますか?

(n=303)

ドラッグストアに行った際につい購入してしまう商品カテゴリは、1位「菓子類」29.4%、2位「医薬品(市販薬)」18.5%、3位「飲料」14.2%となりました。
特に「菓子類」や「飲料」は特売で安いものも多く、衝動買いにつながりやすいのかもしれません。

Q.ドラッグストアでつい商品を購入してしまうきっかけはなんですか?

Q.ドラッグストアでつい商品を購入してしまうきっかけはなんですか?

(n=303 内訳:【男性】 n=149、【女性】n=154)

では、つい商品を購入してしまうきっかけとは何でしょうか。調査すると、男性と女性で順位が異なる結果となりました。

男性は、1位「チラシ」31.5%、2位「ドラッグストアのサイネージ」29.2%となる一方で、女性は1位「お店に入ってすぐの店頭に商品が配置されていた」31.0%、2位「目玉商品として配置されていた」30.2%となっています。
男性の場合は商品の紹介やビジュアルを見て購入意欲へつながっており、女性の場合は実物の商品が目に入ることで手に取ってしまうという傾向がありそうです。

\ドラッグストアに求めていることを調査!価格?距離?それとも内装?/

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5,よく利用しているドラッグストアランキング

Q.よく利用しているドラッグストアを教えてください。

Q.よく利用しているドラッグストアを教えてください。

(n=303)

Q.そのドラッグストアを利用している理由を教えてください。

Q.そのドラッグストアを利用している理由を教えてください。

(n=303 内訳:【男性】 n=149、【女性】n=154)

よく利用するドラッグストアについては、「マツモトキヨシ」と「ウエルシア」がそれぞれ33.7%で最多となりました。

利用している理由としては、「自宅から近い」が43.9%で最多となり、特に女性は半数以上の回答率となっています。どちらも全国的に店舗数が多く、利用しやすい環境が整っている点が選ばれているようです。次いで「ポイントを集めている」28.7%、「クーポンが使える」28.4%となりました。

\ドラッグストア同士では何を基準に選んでいる?競合との差別化するポイントを深堀り!/

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まとめ

  • ドラッグストアへの来店頻度は「週1回以上」が6割以上
  • 実店舗で一番使用する場所:1位「スーパーマーケット」49.5%、2位「ドラッグストア」33.3%
  • ドラッグストアで購入する理由は「自宅から近い」
    └【男性】「ポイント制度」「クーポンが使える」などコスト重視
    └【女性】「様々な商品カテゴリがある」など便利さ重視
  • ドラッグストアでよく購入する商品は「医薬品(市販薬)」が最多、「日用品」「スキンケア」「ベビー用品」「菓子類」「飲料」も
  • ドラッグストアで使用する平均購入金額
    └1回あたり:「1,000円以上3,000円未満」
    └1ヶ月あたり:「1万円以上3万円未満」
  • ドラッグストアでつい購入してしまう商品カテゴリ:1位「菓子類」、2位「医薬品(市販薬)」、3位「飲料」
    └【男性】「チラシ」「ドラッグストアのサイネージ」を見て購入
    └【女性】「お店に入ってすぐの店頭に陳列」「目玉商品として配置」されている実物を見て購入
  • よく利用するドラッグストア:「マツモトキヨシ」「ウエルシア」
    └利用している理由は「自宅から近い」

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ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、好きなドラッグストア会員登録の有無などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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ドラッグストア連携施策のご紹介

マイナビで制作したタイアップ動画または貴社素材をドラッグストア店頭に設置した大型ディスプレイに放映し、広告の再想起を行うことで購買最大化を狙います。
さらに企画実施後は店舗のPOSデータ、ブランドリフト調査による効果検証まで一貫して実施。「認知」から「購買後押し」まで!購買効果を最大限に促進可能なおすすめの企画です。

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  • 調査対象

    25~35歳/既婚/子ども0~6歳/正社員、公務員・団体職員/東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県在住/直近3か月以内にドラッグストアへ行った

  • 有効回答数

    303件

  • 調査時期

    2024年11月

  • 方法

    インターネット調査

【各世代の特徴一覧】価値観の違いや効果的なマーケティング方法を比較

生まれた年に基づく「世代」の名称があることを知っていますか? 各世代ごとにその時代にどのような影響を受けたのかは異なり、それぞれ独自の特徴や傾向も見受けられます。

この記事では、戦後の「団塊の世代」から「α世代」までの各名称を一覧で紹介。また世界共通の名称「X世代・Y世代・Z世代・α世代」にも言及し、各世代の特徴や価値観について詳しく解説していきます。

世代の名称一覧

世代の名称一覧

まずは、1947年以降の「団塊の世代」から「α世代」までの名称を一覧でまとめました。生まれ年により、おおまかに「世代」が分類されているので、全体像を把握しましょう。

また世代の名称には、世界共通のものと日本特有の呼び方があります。「X世代、Y世代、Z世代、α世代」は世界共通の名称で、それ以外は日本特有の名称とされています。

各世代には時代を象徴する出来事や社会的背景などがあり、人々の価値観に何らかの影響を与えているでしょう。必ずしも同世代の人が共通の特徴や価値観を持っているわけではありませんが、各世代の傾向を把握することで世代間の理解を深め、マーケティングにも役立てることができます。

 

「X世代・Y世代・Z世代・α世代」とは

「X世代・Y世代・Z世代・α世代」とは

「X世代・Y世代・Z世代・α世代」の分類方法は、さまざまな国・地域で使われており、世界共通の名称です。それぞれの世代の社会的背景と特徴、価値観について説明します。

 

X世代の特徴

生まれ年:1965年~1980年頃 
 年齢層:40代~50代(2024年時点)

高度経済成長やバブル時代に生まれ経済的な変革期を経験してきたため、新しいものや高品質なものを好み、物質的な豊かさを重視する傾向です。

X世代の幼少期はTVや新聞、雑誌での情報収集がメイン。社会人になってからインターネットを使用するようになったため、紙媒体とデジタルツールの双方を使って情報収集する傾向です。特にマスメディア(TV・新聞・雑誌・ラジオ)からの情報に信頼を持つようです。

 

Y世代(ミレニアル世代)の特徴

生まれ年:1980年~1995年頃
 年齢層:20代後半~40代前半(2024年時点)

バブル崩壊や就職氷河期を経験しているため、非常に現実的で安定思考を持っています。1995年には「Windows 95」が発売され、インターネットが発展した時期に成長しており、デジタルリテラシーが高いと考えられています。

Y世代はインターネットやSNSも使いこなしますが、新聞や雑誌などの紙媒体も見ており、さまざまなメディアからバランスよく情報収集をします。消費に対しては慎重派コスパ重視セールやキャンペーンなどを好みますが、衝動買いはあまりしません。モノよりも、旅行などの「体験」を重視する傾向です

 

Z世代の特徴

生まれ年:1995年~2010年頃
 年齢層:10代後半~20代後半(2024年時点)

Z世代はインターネットやスマートフォンが普及している時代に生まれたため、「デジタルネイティブ」と言われています。SNSや動画配信サービスを通じて情報収集するだけでなく、自らも情報発信して自己表現を楽しんでいる人が多いようです

日々Web上で多くの人とつながり、さまざまな価値観に触れているため、自分とは異なる価値観を尊重する面も。社会問題や環境問題に対する教育も受けており、関心があるとされています。

異なる価値観に寛容である一方で、自身の個性も重視自分の価値観に合う人を好み、気の合う仲間とのコミュニティを大切にしています。商品を購入する際も、自分の価値観に合うかが大事な要素になっています。

 

α世代との特徴

生まれ年:2010年~2024年頃
 年齢層:0歳~10代前半(2024年時点)

α世代は親もデジタルリテラシーが高いミレニアル世代であり、生まれながらに最新のデジタル環境にいるため、Z世代よりもさらに高度なデジタルネイティブと言われています。幼少期からオンラインゲームやメタバース空間に慣れ親しんでおり、オンライン上の交流にも抵抗がありません。

またスマホやタブレットを使いこなして効率的に情報収集し、タイパ重視。教育面では、学校で外国語やプログラミング、SDGsを学んでいることも大きな特徴で、社会問題への対策や多様性への理解も期待されています。

α世代の5つの特徴は?

「α世代」は歴史上最大の世代になるとも言われており、世界中で動向が注目されています。彼らの特徴とSNSトレンドについても詳しく解説しています。

参考記事:「α(アルファ)世代」の特徴とは? Z世代との違いや価値観を徹底解説

 

各世代の特徴と価値観

各世代の特徴と価値観

続いては日本特有の世代の呼び方をもとに、各世代の特徴と価値観についても詳しく紹介していきます。

 

団塊世代

生まれ年:1947年~1949年頃(第一次ベビーブーム期)
 年齢層:70代後半(2024年時点)

団塊世代は戦後の高度経済成長期に成人を迎え、独自のバイタリティと団結力で戦後の日本を復興させるために働いたことから「団塊」と呼ばれています。集団意識が強く、成功への強い意欲を持ち、日本社会に大きな影響を与えてきました。

ベビーブーム期で総人口が多いため、受験や就職活動など激しい競争の中で育ち、社会や政治に対して学生運動なども行っていました。バブル景気など好景気を経験しており、勤務先は終身雇用で努力すればするほど役職や給料が上がったため、仕事に対する責任感や義務感も強いと言われています。

団塊世代は第一次テレビっ子世代で、マスメディアの情報を信頼しています。The Rolling Stonesローリング・ストーンズ)やThe Beatlesビートルズ)など海外文化にも触発され楽しんできたため、トレンドに敏感です。

 

しらけ世代

生まれ年:1950年~1965年頃
 年齢層:50代後半~70代前半(2024年時点)

戦後復興と高度経済成長期が進み社会が成長していく一方で、日本経済が好景気から不景気に陥るところを目の当たりにしているため、安定志向。社会の急速な変化によって矛盾や不満も生まれ、前世代と比較すると政治や社会運動への関心も低くなったことから「しらけ世代」と名前が付けられました。

しらけ世代は与えられた役割を淡々とこなす真面目で慎重派の傾向があり、「成績を上げたい」、「大手企業に務めたい」など、個人の利害を重視する一面も。大きなリスクを取ることは避け、堅実に物事を進めることを大切にしています。

テレビやラジオが普及し始め、娯楽や情報源が急速に多様化。マスメディアの影響を強く受けています。

 

新人類世代

生まれ年:1960年頃
 年齢層:60代(2024年時点)

高度経済成長期後の技術革新の時代に育ち、テレビやコンピューターなどの新しいメディアから影響を受けています。上の世代とは異なる新しい価値観やライフスタイルを持つことから「新人類」と呼ばれ、1980年代後半に流行語となりました。

新人類世代が社会人になった80年代はバブル景気がピークだったため収入にも恵まれ、物質的にも豊かな生活を送っていました。そのため、消費への抵抗がありません。真面目に働くだけでなく、楽しむことも重視しており、自分のやりたいことを追求する姿勢が強いです。

また彼らが社会人の頃には、アニメやゲーム、雑誌など娯楽も増えたため、消費行動や価値観もさらに多様化。ブランド品や高級品への強い関心があるようです

 

バブル世代

生まれ年:1965年~1969年頃
 年齢層:50代後半(2024年時点)

バブルで景気が良い時代に社会人になっているため、消費志向が強く、物質的な豊かさも享受しています。当時は求人件数も多く誰でも簡単に就職できたことから、終身雇用で定年まで一社で働き続けられると考えられていました。そのため協調性が重視され帰属意識愛社精神も持っています。

バブル世代の特徴は、豪華さや高級感。肩パット入りのジャケットやハイヒールなどの華やかなファッションに派手なメイクをするのが主流で、ハイブランドを持つことが一種のステータスに。個人の自己実現や自由なライフスタイルにも関心を持ち始めています。

 

団塊ジュニア

生まれ年:1971年~1974年頃(第二次ベビーブーム期)
 年齢層:50代前半(2024年時点)

団塊世代の子供たちにあたり、日本の人口が急激に増加した第二次ベビーブーム期に生まれて総人口が多いのが特徴。受験や就職などの激しい競争に打ち勝つため、競争意識が高く精神面もタフ。団塊世代の両親の間で「大企業に就職して安泰な生活を送るには、大学進学が必要」という考えが広まり、教育が重視されました。

大学進学率が高いですが、彼らの卒業時期にはバブルが崩壊し、就職氷河期の初期に突入高学歴ワーキングプアが続出しました。

このような苦しい時代を生きてきたため、現実主義で無駄なものに消費はしません。商品を選ぶ際も、じっくりと慎重に判断する傾向です。 

 

就職氷河期世代

生まれ年:1971年~1982年頃
 年齢層:40代前半~50代前半(2024年時点)

 社会人になる頃にバブルが崩壊し景気が悪化したため、就職活動が非常に困難な時代に直面。「就職氷河期」は、1994年に新語・流行語大賞にノミネートされるなど社会問題の言葉として浸透し、ロストジェネレーション世代(失われた世代)とも呼ばれます。

 この世代は就職難により正社員として働けずに、やむを得ず非正規や派遣社員になる人もいました。安定した雇用を目指し、仕事にはストイックに打ち込む傾向。忍耐力もあり、資格取得などスキルアップにも前向きです

商品を購入する際はコストパフォーマンスが良いかどうかを吟味し、倹約志向と考えられています。

 

ミレニアル世代

生まれ年:1980年~1990年代前半頃
 年齢層:30代前半~40代前半(2024年時点)

1990年代末からIT革命が起こりインターネットが普及したため、幼少期からパソコンに触れています。学校でも「情報」の授業でパソコン操作を習い、デジタル活用に抵抗がありません。インターネットを通じて多様な価値観に触れてきたため、受容力を持ち合わせています。

ミレニアム世代が社会人になる頃には景気が回復し、比較的容易に就職可能に。就職氷河期を経て働き方も変化するとワークライフバランスが重視されるようになり、理想主義の一面があります。

幼少期からモノが豊富で豊かな社会だったため、物欲はあまりないのが特徴。商品を購入する際も「感動する体験ができるか?」、「接客態度は丁寧か?」などが気になり、ものよりも体験価値を重視します。

ミレニアル世代が使う子育てアプリは?

デジタルリテラシーが高いとされるミレニアル世代は、SNSやアプリも積極的に利用する傾向があります。子育て層になった今、使用している子育てアプリや課金の実態、求める要素について詳しく調べました。

参考記事:共働き層が愛用する子育てアプリランキング

 

さとり世代

生まれ年:1985年~2005年代頃
 年齢層:20代後半~30代後半(2024年時点)

さとり世代は、バブル崩壊、阪神淡路大震災、リーマンショック、東日本大震災など社会を揺るがす大きな出来事を経験しながら育ちました。厳しい社会情勢に巻き込まれたことからも、現実主義堅実な暮らしを重視。安定した暮らしを求めるため他の人との争いを避け、協調性を大切にします。

幼少期からパソコンやスマートフォンを利用していたため、インターネットで調べて吟味した上で商品を購入する傾向。実用性やコストパフォーマンスを重視し、ブランドにこだわらず自分に合うものを選ぶ人が多いと考えられています。

 

ゆとり世代

生まれ年:1987年~2004年代頃
 年齢層:20代~30代後半(2024年時点)

2002年に新学習指導要領が施行され、小学校から高校までの12年間「ゆとり教育」(週休2日制や学習内容の削減)に基づく義務教育を受けてきました。勉強時間が減り自由な時間が増えたことや、競争を避け個性を尊重する教育環境だったことから、自分の意見やアイディア、個性を発揮することを好みます

ゆとり世代は幼少期からデジタル機器を使っていることからデジタルスキルが高く、賢く活用しているのが特徴。不景気な時代が続いているためブランド志向は低く、自分にとって価値があるものをコスパよく購入する傾向です。

 

Z世代

生まれ年:1995年~2010年代頃
 年齢層:10代前半~20代後半(2024年時点)

 Z世代の価値観や特徴については先述した通りで、ここではZ世代のデジタル面についてより詳しく言及します。

生まれた頃からパソコンやスマートフォンが普及しているZ世代は「SNSネイティブ」とも言われ、SNSを通じて家族や友人と連絡・コミュニケーションを取るのが日常。他の世代と異なるのは、SNSや動画配信サービスを通じて、自らも情報発信していることです。

SNSに載せる写真を加工し「盛る」のがブームとなりましたが、近年では“盛らない・ありのままの姿”を共有する流れも。Z世代の間では、日常のリアルな写真を共有するSNS「BeReal.」の人気が高まっているようです。

また情報収集する際はSNSを使い分け、商品の見た目やデザインを見る場合はInstagramをチェックし、機能や使い方・活用テクなどを知りたい場合は動画を見るなどと、タイパ重視で行動しています。

Z世代のSNS利用実態は?

“SNSネイティブ”のZ世代が、実際によく使うSNSや使い分けの実態、情報収集の特徴など、詳しく解説しています。

参考記事:Z世代のSNS利用率は? 情報収集・使い分けの特徴も徹底解説

 

α世代

生まれ年:2010年~2025年代頃
 年齢層:0歳~10代前半(2024年時点)

 α世代の価値観や特徴についても先述した通りで、ここではα世代のデジタル面についてより詳しく言及します。 

α世代の親にあたるミレニアム世代もデジタルリテラシーが高いため、家庭でもスマートフォンやタブレット、教育アプリなどを取り入れた最新のデジタル環境で育っているのが特徴。小学校でもデジタル教材が活用されたりプログラミングの授業が必修となり、デジタル教育が盛んです。

またZ世代に引き続きタイパ重視の傾向も強まりショート動画を好んだり、動画を倍速で視聴して短時間で多くの情報量を得ようと、より効率的に情報収集します。また、自分の好みや関心に基づくパーソナライズされたサービスも好みます。

α世代やZ世代の間では、新形態のSNS「パラレル」が人気を集めています(アプリ登録者数は約500万人/2024年5月時点)。「パラレル」とは、友達とチャットや通話をしながら、ゲーム・動画・音楽などのエンタメコンテンツを一緒に楽しめる、オンラインのたまり場アプリ。リアルタイムで友人と一緒にいるような感覚が味わえることが、α世代のバーチャル感覚に合っており、今後もさらに注目を集めそうです。

 

Z世代とα世代、主な世代との比較

X世代・Y世代・Z世代・α世代の「デジタル環境」比較

続いては各世代の特徴をふまえた上で、比較をしてみましょう。X世代~α世代までの「デジタル環境」に注目し、情報収集の仕方で比べてみました。

「X世代・Y世代・Z世代・α世代」のデジタル環境の比較

X世代は成人後にインターネットを利用するようになりましたが、Y世代以降は生まれながらにデジタル環境にいることから、世代が進むにつれデジタルリテラシーも高くなりつつある傾向です

なかでもZ世代・α世代は、学校でオンライン学習やプログラミングの授業があるため、デジタル機器により精通しており、WebやSNSを活用して短時間で効率よく情報を収集することが得意です。

また情報収集の仕方にもデジタル環境は影響しており、X世代・Y世代はTVや新聞・雑誌などの紙媒体とWebとバランスよく情報収集する一方でZ世代・α世代はWebやSNSをメインで使いこなし、インフルエンサーや一般人の口コミやレビューなども重要な情報源になるのが大きな特徴です。

 

X世代・Y世代・Z世代・α世代の「マーケティング戦略」比較

さいごにX世代~α世代までの「価値観」に注目し、それぞれのマーケティング戦略を考えていきましょう。

X世代・Y世代・Z世代・α世代の「マーケティング戦略」比較

α世代はまだ幼少期の子供たちのため、今後も価値観は変化していくと考えられています。

X世代は商品の「品質の高さ」を重視するのに対し、この世代以降は「体験」(Y世代)、「精神的な満足度」や「ブランドの価値観や世界観」(Z世代)など、商品を通じてどのような付加価値を手に入れられるかが重視されていることがわかります。

またZ世代とα世代のマーケティング戦略には、SNSの活用が欠かせません。Z世代は好みのものや共感できるものには積極的にお金をかけるため、ブランドのコンセプトや商品の開発ストーリーなどの紹介、インフルエンサーの活用も効果的です。

タイパを重視するα世代にはショート動画TikTokなどを活用し、まずは直感的に「気になる!」、「よさそう!」と興味をもってもらうことが重要。投稿をバズらせて一緒にトレンドを作っていくのも有効でしょう。

 

まとめ

この記事では、各世代の人々が影響を受けた社会的出来事や、そこからどのような価値観が生まれたのかについて詳しく解説しました。 ミレニアル世代以降はデジタル環境の影響も大きく受け、生活に変化がもたらされています。各世代の特徴を理解した上で、マーケティング戦略に活かしていきましょう。

 

関連資料

SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新社会人編~

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リクルートスーツの購入実態を調査!人気ブランドや重視する点など就活におけるスーツの選び方を徹底解説

就職活動をする大学生にとって必須アイテムとなる就活スーツ。今回は18〜25歳の大学生・若手社会人を対象にアンケートを実施。就活スーツの購入時期や大学生に人気のブランド、スーツ購入時に重視している点などを徹底調査しました。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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1,スーツデビューの用途とは?購入時期を調査

Q.初めてスーツを購入した時の用途を教えてください。

Q.初めてスーツを購入した時の用途を教えてください。

(n=306)

Q.就活用にスーツを購入しなおしましたか?

Q.就活用にスーツを購入しなおしましたか?

※初めてスーツを購入した時の用途が「就活」以外と回答した方 (n=164)

まず初めてスーツを購入した時の用途を調査すると、「就活」が46.4%で最多の結果に。次いで「入学式」41.8%となりました。また「就活」以外を選択した方に、就活用にスーツを購入しなおしたかどうかについて調査すると、6割以上が「購入した」と回答。

大学生がフォーマルなスーツを購入するタイミングとしては「入学式」と「就活」で大きく2回あることが分かります。「入学式」でスーツを購入した場合でも、より就活にふさわしい色味や形のスーツを購入したり、体形の変化から買い替えを検討する層が多いと考えられます。

Q.就活用にスーツを購入した時期を教えてください。

Q.就活用にスーツを購入した時期を教えてください。Q.就活用にスーツを購入した時期を教えてください。

(n=306)

就活スーツの購入時期については、「大学1年生」47.5%が最も多い結果に。前述の結果では、入学式で使用したスーツをそのまま就活時に使う場合もあることから、大学1年生の始めに購入する方が多いようです。次いで本格的に就活をスタートさせる「大学3年生」が29.3%となりました。

さらに年間を通してでは「4月」が最多となっています。1~3月よりも新生活、新学期が始まるタイミングで揃える方が多いようです。

\スーツの用途に応じて購入時期に変化あり?初めてのスーツ×就活用にスーツ購入時期で深掘り調査/

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2,就活用スーツの色や購入点数を調査!

Q.就活用に購入したスーツの色を教えてください。

Q.就活用に購入したスーツの色を教えてください

(n=306 内訳:【男性】 n=153、【女性】n=153)

では、実際にどのような就活スーツを選んでいるのでしょうか。
就活用に購入したスーツの色では「ブラック」79.4%が最多となりました。色味のあるものよりも、就活スーツの王道といえるブラックが圧倒的人気となりました。また男女別に注目してみると、男性の場合は「ネイビー」を選ぶ方も30%いることがわかります。

Q.就活時にスーツ用品はいくつ買いましたか?

【男性】
Q.就活時にスーツ用品はいくつ買いましたか?【男性】
【女性】Q.就活時にスーツ用品はいくつ買いましたか?【女性】

(n=306 内訳:【男性】 n=153、【女性】n=153)

続いて就活時に購入したスーツ用品については、男女ともに「1点」が半数以上でベースとなっています。

しかし男性の場合【スーツ上・下】【ワイシャツ】【ネクタイ】のカテゴリで「2点~5点以上」の回答は35%以上、特に【ワイシャツ】は56.9%となっており、替えも合わせて購入していることがわかります。

女性の場合は【ワイシャツ】【ブラウス】のカテゴリで「2点以上」購入している方が多いようです。

Q.誰とスーツを買いに行きましたか?

Q.誰とスーツを買いに行きましたか?

(n=306 内訳:【男性】 n=153、【女性】n=153)

誰とスーツを買いに行きましたかの回答については「母」70.6%となり、大差をつけて1位となりました。男性の場合は「父」の回答率も高く、両親の中でも同性同士で行く方も多いようです。「1人で買いに行く」は12.1%と意外にも低く、初めてのスーツや就活という一大イベントであることから、両親と一緒に買いに行き、アドバイスを求めている様子がうかがえます。

\就活スーツの予算感を調査!男女で差が出る結果に/

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3,学生に人気のスーツブランドとは?知ったきっかけも調査

Q.就活用にスーツを購入する際、実際に購入したブランド名を教えてください。

Q.就活用にスーツを購入する際、実際に購入したブランド名を教えてください。
Q.就活用にスーツを購入する際、実際に購入したブランド名を教えてください。

(n=306 内訳:【男性】 n=153、【女性】n=153)

就活スーツのブランドについても調査しました。実際に購入したブランドについては男女ともに1位「洋服の青山」2位「AOKI」となっています。テレビCMや広告などでも目にする機会が多く、“就活スーツの王道“として学生にも認知されていると考えられます。3位以下は男女で異なる結果に。

男性は3位「はるやま」4位「SUIT SELECT」「P.S.FA」とスーツ専門店のブランド名が続くのに対して、女性は3位「ユニクロ」4位「イオン」と普段のファッションを取り扱うブランドとなっています。男性はスーツ専門店でしっかりと一式揃えたいという意識が強い一方で、女性は専門店にこだわらず、リーズナブルに気軽に購入できることも重視しているのではないでしょうか。

Q.そのブランドを知ったきっかけはなんですか?

Q.そのブランドを知ったきっかけはなんですか?

(n=306 内訳:【男性】 n=153、【女性】n=153)

ブランドを知ったきっかけについては、1位「テレビ」44.1%、2位「両親」23.5%となりました。特に女性のほうが「両親」の回答率が高くなっています。就活スーツの購入は学生本人のみならず、両親の意見も参考にしていることから、SNSよりもマスメディアである「テレビ」がきっかけとなっていると想定されます。

\実際に購入したブランドを選んだ決め手から分かるスーツ専門店派と専門店以外派のマインドの違いとは?/

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4,「着心地」がキーワード!スーツ購入時に重視する点とは?

Q.就活用のスーツを購入する際に重視する点を最大5つ選択してください。

Q.就活用のスーツを購入する際に重視する点を最大5つ選択してください。

(n=306)

続いて就活スーツの購入で重視する点について調査しました。

1位「着心地がいい素材」31.1%、2位「長く使える」29.1%、3位「コスパ」24.8%、4位「ストレッチ素材」22.2%の順となりました。面接や説明会など慣れないスーツで一日中過ごすことを考え、着心地のよさを一番に重視していると考えられます。

意外にも「長く使える」は2位にランクインしています。“就活スーツ“という一時のものとして考えるというよりも、社会人になってからもできれば使っていきたい、せっかくフォーマルなスーツを買うのであれば長く使えるものがよいと考えている方が多いようです。

\学生が思う就活時に重視する第一印象に与えたいイメージとは?/

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5,スーツ購入は路面店派orオンライン派?

Q.就活用のスーツはどこで購入しましたか?

Q.就活用のスーツはどこで購入しましたか?

(n=306)

就活スーツの購入場所については「スーツ専門店(路面店)」が57.5%で最多の結果に。次いで「スーツ専門店(デパート・ショッピングモール内)」22.2%となりました。前述のブランド名の結果からもスーツ専門店で購入している方が多いことがわかりますが、半数以上が「路面店」で購入しているようです。

Q.今後スーツやスーツに関する用品を購入する場合、どのように購入しようと思いますか?

Q.今後スーツやスーツに関する用品を購入する場合、どのように購入しようと思いますか?

(n=306)

今後のスーツの購入については「同じブランドで店舗購入を検討」の回答が半数以上となりました。社会人になってからスーツを選ぶ際も、就活スーツで購入したブランドや店が影響してくるようです。

また購入場所についても店舗購入が多数派。「着心地のよさ」「ストレッチ素材」などがポイントとなっていることからも、実際に試着して決めたいと考えている方が多いと想定します。

\路面店が多数派の理由とは?リアルな意見を深堀り調査!/

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まとめ

  • 初めてスーツを購入した用途は「就活」「入学式」
  • 購入時期は「【大学1年生】4月」【大学3年生】4月」が多い
  • スーツの色は「ブラック」が約8割、男性は「ネイビー」も一定数あり
  • スーツ用品の購入数
    └男性:【スーツ上・下】【ワイシャツ】【ネクタイ】は2点以上
    └女性:「2点以上」の回答率は【パンツタイプ】【ワイシャツ】 >【スカートタイプ】【ブラウス】
  • スーツは「母」と購入する派が70%以上
  • 人気スーツブランドは1位「洋服の青山」2位「AOKI」
  • スーツ購入時に重視するポイントは「着心地がいい素材」「長く使える」「コスパ」「ストレッチ素材」
  • 購入場所は「スーツ専門店(路面店)」が最多
  • 今後のスーツ購入は「同じブランドで店舗購入を検討」が半数以上

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ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、スーツ購入の予算情報収集方法などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    18~25歳/未婚/子どもなし/大学生、正社員、公務員・団体職員/就活用スーツを購入したことがある

  • 有効回答数

    306件

  • 調査時期

    2024年11月

  • 方法

    インターネット調査

【2024年】10代女子が選ぶトレンドランキングを発表!

2024年トレンドランキングの傾向とは?
 
2024年のトレンドランキングは、ヒト部門・ウタ部門にて「Mrs. GREEN APPLE」が2冠を達成。アーティストの「こっちのけんと」は楽曲やダンスと合わせて、ヒト部門・コト部門・ウタ部門の3部門で上位ランクインとなりました。

コト部門では「焼きポンデ作り」や「氷タンフル作り」といった10代女子でも手軽に購入できて、真似しやすい簡単アレンジレシピが話題に。

モノ部門ではフードが上位にランクイン!この2~3年はコロナ禍の影響もあり、外出先で購入したものを皆で食べる、ということ自体が下火になっていましたが、2024年はサーティワン アイスクリームの「よくばりフェス」や丸亀製麺の「うどーなつ」など、手軽に皆で食べられるスイーツの人気が戻ってきた印象です。

計5部門のトレンドランキング最新版をお届け!さらに今回3部門でTOP3にランクインを果たした「こっちのけんと」さんからの受賞コメントも掲載しています。

■ヒト部門編

■ヒト部門編

1位 『Mrs. GREEN APPLE』

現在、大森元貴・若井滉斗・藤澤涼架の3人で活動するアーティスト「Mrs. GREEN APPLE」(通称:ミセス)がヒト部門1位に。2024年は5カ月連続でシングルをリリースするなど精力的な活動が続き、今回のランキングではヒト部門・ウタ部門の2冠を獲得。
10代女子へのインタビューでは『ミセスの曲はいつも話題になる!』という声も多く、まさに彼女たちの”青春バンド”としての地位を確立しているようだ。最近はバラエティ番組への出演など各メンバーがフォーカスされ、ますます人気を集めている。

2位 『こっちのけんと』

楽曲制作や映像制作、デザインなど幅広い活動を行うマルチクリエイター「こっちのけんと」が2位にランクイン。2024年5月に「はいよろこんで」をリリースすると、キャッチーなメロディーとその音楽に合わせて踊る「ギリギリダンス」がTikTokで流行し、瞬く間に話題に。
コト部門、ウタ部門でも3位を獲得し、10代女子のトレンドの中心となった。「緑のマルチアーティスト」をキャッチコピーとし、緑のメガネや髪色がアイコンとなっているのに加え、俳優・菅田将暉の弟としても注目を集めている。

ヒト部門2位『こっちのけんと』受賞コメント👑
なななんと…!?本当にありがとうございます。僕としても今年は結婚やら「はいよろこんで」リリースやら大きく人生が動いた年でございました。そんな自分のメモリアルな年にこのような嬉しいランキングにも載せていただき本当にありがとうございます。 来年もがんばります!!!

3位 『出口夏希』

2024年上半期ランキング7位から一気に3位へと急上昇。10代女子が今最も注目している女優のひとり。4月にフジテレビ系連続ドラマ「ブルーモーメント」のヒロインや、8月には映画「赤羽骨子のボディガード」のヒロインを務め、話題となった。
大人びた雰囲気の中に可愛らしさを兼ね揃えた彼女の魅力に今後も目が離せない。

4位 『IVE』

2021年デビューの6人組韓国ガールズグループ「IVE」がランクイン。10代女子の間では2024年に公開された「HEYA」という曲が振り付けとともにTikTokで流行ったようだ。
日本のバラエティ番組にも多数出演、さらに9月にはワールドツアー「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」のファイナル公演として、初の東京ドーム公演を開催。2日間で95,800人を動員する熱狂ぶりを見せた。

5位 『向井康二』

男性アイドルグループ「Snow Man」のメンバー。フジテレビ系列のバラエティ番組「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」ではドッキリクリエイターとしてレギュラー出演を務め、同番組から誕生した自身が扮するヒーロー「マッサマン」が若年層から絶大な支持を受けている。
2024年は雑誌の表紙や「お台場冒険王2024」でメインキャラクターに就任するなど「マッサマン」としての活躍が広がり、10代女子の間でも定着しているようだ。

6位 『大西流星』

男性アイドルグループ「なにわ男子」のメンバー。2024年には個人のInstagramも開設し、フォロワー数56.7万人(2024年10月時点)を記録している。
8月には初主演となる映画「恋を知らない僕たちは」が公開となり、高校生6人がそれぞれ抱く”本気の恋”を描いた胸キュンラブストーリーが話題に。実際に劇場へ足を運んだ10代女子も多かったようだ。

7位 『松田元太』

男性アイドルグループ「Travis Japan」のメンバー。5位にランクインしている「マッサマン」の新キャラクター「マツダマン」として出演すると、アイドルファン以外の10代にも知名度を広げ、話題となった。さらに4-6月期ドラマ「東京タワー」、7-9月期ドラマ「ビリオン×スクール」に出演するなど俳優業としても活躍。
2024年上半期トレンドランキングから続けてのランクインを果たし、10代女子からは「ドラマでもバラエティでもずっと話題になっていた」と声があがるほど、今年の顔となっているようだ。

8位 『米澤りあ』

10代に絶大な人気の恋愛リアリティ番組「今日、好きになりました。」シリーズにて2024年に3度出演し話題となった。TikTokでは得意のダンスや変顔動画を日々アップし、現在48.5万フォロワーを記録。(2024年10月時点)
10代女子の間では「変顔が最高」「髪色も可愛くて真似したい」といった声があり、すでに10代の憧れとなっているようだ。

9位 『ラウール』

男性アイドルグループ「Snow Man」のメンバー。2024年6月にパリのモデル事務所「BANANAS MODELS」に所属したことを報告。Snow Manとしての活動を継続しながら、パリコレモデルとしても活躍する姿が大きな話題となった。さらに8月には主演映画となる「赤羽骨子のボディガード」が公開されると、こちらも10代女子の間で話題に。
アイドル・モデル・俳優業で違った顔を見せてくれる彼の才能に今後も目が離せない。

10位 『高橋藍』

男子バレーボール選手。東京オリンピックに続き、2024年はパリオリンピックの日本代表として活躍した。
オリンピックの特集に加えてバラエティ番組やCMなどメディア出演機会も多く、端正な顔立ちとムードメーカーな姿が10代女子の間でも「イケメン」「かっこいい」と話題に。バレーボール部や元々バレーボールに興味があった人以外にも人気が広まっているようだ。

■コト部門編

■コト部門編

1位 『焼きポンデ作り』

ミスタードーナツの定番商品「ポン・デ・リング」をフライパンで焼くアレンジレシピ「焼きポンデ作り」がコト部門1位に。焼くだけという簡単なアレンジなのに、新たなポン・デ・リングの味わいが楽しめるとSNSを中心に話題となった。
手軽に購入できて、自分たちでも試しやすいアレンジということもあり、10代女子の間でもSNS上で見て楽しむだけでなく、実際に試してみたという人も多かった。

2位 『氷タンフル作り』

韓国語でフルーツ飴を意味する「タンフル」が派生し、冷凍フルーツを氷水に入れるだけでアレンジになる「氷タンフル作り」が今年の夏SNSで話題となった。
TikTokでは失敗しない作り方やパリッとした食感を伝えるASMR動画が多数投稿され、新感覚でヘルシーなスイーツとして反響を呼んでいたようだ。

3位 『ギリギリダンス』

ヒト部門2位にランクインした「こっちのけんと」のシングル「はいよろこんで」のサビに合わせて踊る「ギリギリダンス」がコト部門としても3位にランクイン。
TikTokでは多くのインフルエンサーがダンス動画をアップし、本人も「ME:I」や「Da-iCE」「NiziU」など様々なアーティストと一緒に踊ったコラボ動画を投稿すると100万再生を超えるなど反響が大きく、10代女子の間では知らないという人がいないほど話題になっていた。

コト部門3位『ギリギリダンス』受賞コメント👑
本当にありがとうございます!ここ最近仕事でお会いした方や街中でお声がけしてくださった方が「うちの子供がよく歌って踊ってます!」と言ってくださっているのがとても嬉しいです。制作当初の歌詞は「Get it Get it done」だったので、カタカナ表記にして本当によかったなと思いました。これを機に少しずつ人生について考えるきっかけになっていただければ幸いです。ほんっっっっっっとうにありがとうございます!!!まだまだがんばります!!

4位 『海のはじまり』

2024年7月期の月9ドラマがランクイン。2022年に話題となったドラマ「silent」チームが再集結した、目黒蓮主演の完全オリジナルストーリーとあって、放送開始前から話題となった。
さまざまな“親子の愛”をテーマとしており、視聴していた10代女子からは、『重い内容で現実世界でもありえるストーリーを簡単に扱わず、しっかり物語にして毎回釘付けでした』という声もあった。

5位 『西園寺さんは家事をしない』

2024年7月期ドラマで、明るくポジティブな西園寺さんを中心に「偽家族」という新たな関係からお互いを理解し、心を通わせていくハートフルラブコメディ。その爽快なストーリーに加え、子役の倉田瑛茉ちゃんが10代女子の間で話題に。
「~だよねぇ」という劇中の語尾や、ドラマオフショットのSNS動画では、父親役の松村北斗と本当の親子のように過ごす姿が可愛すぎるという声が多かった。

6位 『さつまいもタイムダンス』

SNSで活躍する人気クリエイターによって投稿された動画で、「さつまいもタイム」というワード×独特なキャラクター×手を上下に動かすシュールな動きがインパクトとなり、SNSで瞬く間に広がり、10代女子の間で話題となった。
インフルエンサーのみならず、芸人など有名人もTikTokで動画を投稿するなど、一大ブームとなった。

7位 『ギリハピダンス』

ヒップホップユニットのKOMOREBI(コモレビ)が2024年6月にリリースした「GiriGiri」のダンス。手振りで簡単に真似できることから流行。10代女子のインタビュー時には、ほとんどの人が口づさみながら、ダンスを踊っていたほどだ。
「ギリハッピー」のフレーズ単独でもコトバ部門3位にランクインしている。

8位 『グミステップ』

YouTubeフォロワー数114万人(2024年10月時点)を誇る、若年層に人気な動画クリエイター「しなこ」が2024年6月にシングル曲「グミキュンプリンセス」を公開。
MVでは、カラフルでポップな世界観の中で切れのいいダンス「グミステップ」を踊る姿が注目を集めた。TikTokなどのSNSでも多くのインフルエンサーがダンスを投稿し、10代女子の間で話題となったようだ。

9位 『メイクレシピ』

「メイクレシピ」とは自分自身がメイクで使用しているコスメアイテムをひとつの画像の中に集約させたもの。アイドルや有名人、メイクが上手なインフルエンサーなどがどんなコスメを使っているのか、どのコスメの相性が良いのかを一目で知ることができると話題に。
10代女子からは『アイドル系のメイクレシピが多くて参考になった』といった声があげられた。

10位 『ビリオン×スクール』

山田涼介演じる主人公は日本最大の財閥グループ企業のCEOで“億万長者=ビリオネア”だが、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも、生徒とともに成長していく姿を描く学園コメディ。
10代女子からは、『ネタシーンが面白い』『オフショットがエモい』など同世代の学園ドラマだからこその共感の声が多かった。

■モノ部門編

■モノ部門編

1位 『サーティワン アイスクリーム「よくばりフェス」』

サーティワン アイスクリームが2024年5月に開催した期間限定のキャンペーン。(※現在こちらのキャンペーンは終了しております。)
好みのアイスクリームを3つ選べる「トリプルポップ」の購入者を対象に、プラス100円(1コにつき)でスモールサイズよりやや小さいポップスクープサイズのフレーバーを最大7個まで追加でき、計10個のフレーバーを一度に購入できると話題になった。
インタビューでは『友達とカラオケで分けて食べた』『期間中に4回行った』など、10代女子の間でも盛り上がった様子が伺えた。

2位 『焼き芋 香ばしカラメル フラペチーノ』

スターバックス コーヒーから毎年人気の焼き芋フラペチーノが、今年はカラメルソースを合わせた秋の新作として登場。
インタビューでは『スターバックスの焼き芋フラペチーノは間違いない』『焼き芋が好きな子が多いから、毎年楽しみに待ってる人が結構いる』など、熱量の高いコメントがいくつも出た。
期間限定の商品にも関わらず、熱烈なファンを獲得しており、去年のフラペチーノとの違いも楽しみながら満喫しているようだ。

3位 『丸亀うどーなつ』

2024年6月から丸亀製麺の新商品として販売されているうどんから生まれたドーナツの「丸亀うどーなつ」がランクイン。発売当時は「きび糖味」と「やみつきカレー味」の2種類で、おやつとしても軽食としても人気だったようだ。
気軽に入れる丸亀製麺でフラッと寄って買って食べられる手軽さと、もちもちとした食感が美味しいと、10代女子からも好評だった。

4位 『グリークヨーグルト』

日本ではギリシャヨーグルトとして親しまれているヨーグルトのことで、韓国で流行り、その流れで日本でも流行している。韓国のグリークヨーグルトは日本で販売されているものよりもさらに水分が少なく、濃厚でもったりクリーミーな食感が特徴だ。
原宿竹下通りに韓国グリークヨーグルト専門店がオープンしたのを皮切りに、韓国のグリークヨーグルトブランドのフラッグシップストアが表参道にオープンするなど、人気が高まっている。

5位 『盛り耐性なしメイク

「盛り耐性」とは華やかな装飾に耐性があるかどうかを指す言葉。濃いメイクや華やかなメイクではなく、素材を生かしたシンプルなメイクが似合いやすいタイプのことを「盛り耐性なし」と呼ぶ。
その「盛り耐性なし」のタイプに似合うメイク方法を10代女子は「盛り耐性なしメイク」と呼んでいるようだ。アイラインを薄め・短めにしたり、カラコンは小さめなものを選ぶなど、マネしやすいのが人気の理由のようだ。

6位 『fwee(フィー)のリップアンドチーク』

SNSで話題の韓国コスメfwee(フィー)から発売されたメイクアイテムがランクイン。リップとチークが1つになったマットタイプのリップアンドチーク「プリンポット」は、ふわふわとやわらかいムースのようなテクスチャーが特徴。
カラーバリエーションも30色と、パーソナルカラーの概念が当たり前になった10代女子にとって、自分に似合う色が必ず見つかるのも嬉しいポイントだ。

7位 『ヨーグルトボウル』

4位にランクインしている、グリークヨーグルトを使用したスイーツで、アサイーボウルの”アサイー”の部分がグリークヨーグルトになっているといえば想像しやすいだろうか。
水切りしたヨーグルトにフルーツやグラノーラ、はちみつなど好きなものを乗せて食べるもので、アサイーよりも家で作りやすいと10代女子の間で人気が高まっているようだ。

8位 『セブン-イレブン「お店で焼いたチョコクッキー」』

今、チャンククッキーが10代女子の間で人気だが、セブン-イレブンから発売されたチョコクッキーもその流れを汲んで大人気のようだ。商品名の通り、お店で焼いているため出来立てを食べることができるのだが、一部店舗でしか販売されていないため、このチョコクッキーを求めてセブン-イレブンをハシゴして回ったという10代女子が多かった。

9位 『たまごっち ミニチュアチャームコレクション』

大人世代には懐かしい、たまごっちのミニチュア版のガシャポンが今、10代女子の間でも大人気となっている。昔のたまごっちのシリーズがミニチュアになっていることもあり、レトロ感がかわいいと好評のようだ。
スマホゲームのたまごっちに触れていた彼女たちにとっては、新鮮に映っているのかもしれない。

10位 『エスターバニー』

韓国系アメリカ人であるEsther Kim氏がデザインしたウサギのキャラクター。POPでキュートなテイストがかわいいと10代女子の間で人気となった。SHIBUYA109やヴィレッジヴァンガードなど、全国でポップアップストアが開催されている他、ファッションセンターしまむらとコラボするなど、今もっとも注目されているキャラクターの1つと言える。
通学鞄につけている高校生もおり、これからさらに人気が高まりそうだ。

■コトバ部門編

■コトバ部門編

1位 『おい、笑える』

一般女性が偶然発した「おい、笑える」という感想を撮影した動画がSNSにアップされると、その言い回しや間の取り方が面白いと話題になった。
10代女子へのインタビューでは、『学校でなにか面白いことがあった時に「おい、笑える」と返す』といった声もあり、日常でも使うコトバとして流行ったようだ。

2位 『風呂キャンセル界隈』

文字通り、入浴・シャワーを浴びないということを意味する。面倒くさい、気力がないといったマインドから来ているコトバで、10代女子からは『友達との夜の電話で「もう遅くなったから風呂キャンセル界隈」などとふざけて話したりする』といった声もあった。
さらに派生してなにか面倒なものがあった時に「〇〇キャンセル界隈」などと表現し、幅が広がっているようだ。

3位 『ギリハッピー』

ヒップホップユニットのKOMOREBI(コモレビ)の曲である「GiriGiri」がTikTokの音源として流行した。サビのフレーズ「ギリ・ギリ・ギリハッピー」に合わせて踊る「ギリハピダンス」が10代女子の間で流行。
やがて「ギリハッピー」というコトバとして普段使いするフレーズへと派生したようだ。

4位 『しかのこのこのここしたんたん』

2024年7月期のテレビアニメ「しかのこのこのここしたんたん」のオープニングテーマ「シカ色デイズ」のイントロ部分がTikTokの音源として流行。「しかのこのこのここしたんたん」というフレーズを繰り返しながら、踊るダンス動画は中毒性があり、Z世代の間ですぐさま話題に。
10代女子へのインタビューでは、ほとんどの人が呪文のようにこのフレーズを言えるほど浸透していた。

5位 『菊池風磨構文』

アイドルグループ「timelesz」の新メンバー募集に密着したオーディション番組「timelesz project -AUDITION-」内で、参加者に指摘した菊池風磨の「~ようじゃ無理か。~はね、~しておかないと」のフレーズが「菊池風磨構文」として一大ブームに。
SNSでは何かを注意する時や自虐ネタなど構文を使った様々なパターンが投稿され、10代女子の間でも大きな話題となったようだ。

6位 『○○ミーム』

2024年上半期トレンドランキング【コト部門】で1位となった「猫ミーム」の派生として今回はコトバ部門でランクイン。猫に限らず、様々な画像や動画を素材に、コメントやキャプションをつけて再編集した動画を示し、「ミーム」というワード自体が浸透していったようだ。
特に狩野英孝の「エイコーミーム」やロバート秋山の「秋山ミーム」など芸人の切り抜き動画がSNS上で人気となった。

7位 『BeRealガチ勢』

2023年頃から10代女子の間で大流行中のアプリ「BeReal.」だが、今回は新たに「BeRealガチ勢」というコトバとしてランクイン。
毎日異なる時間に通知が届き、2分以内に写真を撮ってシェアをする仕組みとなっており、友達と遊んでいる時のみならず、起床直後など不意の瞬間に通知が届くことも日常茶飯事。そんな中でも瞬時に反応し、写真を撮って投稿を欠かさず行っているようだ。

8位 『うますぎやろがい』

何かを食べた後に「はぁ~うますぎやろがい」と言い、ダンスを踊る一連の流れがTikTokの音源として流行。
10代女子の間では、TikTok上の音源としてだけでなく、『おいしいものを食べたらみんな言っている』という声も多くあがった。
おいしさの表現のひとつとして日常的に使われるコトバとなっていたようだ。

9位 『セジュ顔』

Z世代の憧れ「なえなの」「森香澄」などが所属する、芸能事務所「seju」のタレントに似た雰囲気の人を示すコトバ。透明感があり、清楚でナチュラルな雰囲気が人気となっているようだ。
また派生して、彼女たちの雰囲気に近づけるようなメイクとして「セジュ顔メイク」も10代女子の間で話題となった。

10位 『ほんmoney』

YouTubeチャンネル登録者数209万人(2024年10月時点)を誇る、Z世代に人気のタレント「kemio」が発し、SNSで流行。現在アメリカ在住のkemioが関西弁のように「ホンマに~」という口癖が「ほんmoney」に聞こえるというファンからの声によって、kemio自身も意識して使っていたようだ。
10代女子の間でも『学校で使っている子がいた』と教室で話題となっていたようだ。

■ウタ部門編

■ウタ部門編

1位 『「ライラック」Mrs. GREEN APPLE』

「ライラック」は5カ月連続シングルリリースの第一弾としてリリースされた楽曲で、瞬く間にTikTokで拡散され話題になった。別で行った10代女子へのインタビューでは、その場にいたほぼ全員が流行った曲として挙げており、彼女たちが皆で口ずさむ姿が印象的だった。
以前から10代に人気な「Mrs. GREEN APPLE」だが、今年は曲だけではなくヒト部門でも1位を獲得しており、アーティストにも注目が集まっている。

2位 『「Magnetic」ILLIT』

今最も若年層からの注目度が高いK-POPアーティストの1組である「ILLIT(アイリット)」のデビュー曲。2024年3月にリリースされた楽曲にも関わらず、根強く10代女子に人気の様子だ。
YouTubeの公式MVは1.5億回(2024年10月時点)を記録し、SpotifyではK-POPガールグループのデビュー曲史上、最速で累計再生数1億回を突破。K-POPになじみのない層も「一度は聞いたことがある」と言うほどの大ヒットとなった。

3位 『「はいよろこんで」こっちのけんと』

コト部門にランクインしている「ギリギリダンス」の音源として、10代女子の間で爆発的な人気を得た。一度聴いたら耳から離れなくなるメロディと、メッセージ性の強い歌詞も共感を呼び、YouTubeの公式MVビデオは1億回を突破(2024年10月時点)。
歌っている「こっちのけんと」自身もヒト部門でランクインするなど、曲・ダンス・アーティストの3拍子全てに注目が集まる、2024年を代表する1曲となった。

ウタ部門3位『はいよろこんで』受賞コメント👑
本当にありがとうございます。この楽曲は僕だけでなく共同作曲のGRPさんやMV制作のかねひさ和哉さんやこっちのけんとチームの皆様全員で愛情を込めて作った一曲なので、みんなでこの喜びを分かち合いたいと思います。僕の人生だけでなく色んな意味で、色んな人の人生も変わってきている一曲なので、今後も愛していきたいと考えています。 改めましてこの度はありがとうございました。まだまだがんばります!

4位 『「きゅるりんしてみて」きゅるりんってしてみて』

“女の子の「カワイイ・リアリズム」を追求する”をコンセプトに活動している日本の女性アイドルグループ、通称「きゅるして」の楽曲がランクイン。
『TikTokのおすすめに流れてきた』『推し関連のTikTok動画のBGMによく使われてた』など、やはりTikTokで知った子も多く、サビに合わせてテンポよく踊るダンスも流行ったようだ。

5位 『「I wonder」Da-iCE』

TBS系火曜ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」の主題歌として起用され、そこからキャッチーなメロディーと歌詞とリンクした印象的な振り付けが話題となり、TikTokで総再生回数7億回越えの爆発的なヒットを記録した。
K-POPアイドルがこぞってダンスを投稿するなど、日本にとどまらず韓国でも人気となっていて、『TikTokでよく流れてきた』と言う10代女子も多かった。

6位 『「恥ずかしいか青春は」緑黄色社会』

10代女子に人気の恋愛リアリティ番組、ABEMAの「今日、好きになりました。 夏休み編2024」(通称:今日好き)の主題歌として起用されたのをきっかけに、瞬く間に人気となった。
4年ぶりに開催された今日好きの公開オーディションでは、この楽曲のダンスをTikTokに投稿するのが応募方法となっているため、『いろんな子が踊ってる動画が回ってきた』と、接触する機会が多かったようだ。

7位 『「絶対アイドル辞めないで」=LOVE』

日本の女性アイドルグループ「=LOVE」(通称:イコラブ)の楽曲。推しの幸せを願いつつも、永遠にアイドルでいて欲しいというファンの思いを歌った楽曲となっており、ファンとアイドルの両方を経験したことのある指原莉乃だからこそ書ける歌詞だと話題になった。
今や推しがいることが当たり前になっている10代女子は、このインパクトのある歌詞に共感を覚えるのかもしれない。

8位 『「ファタール」GEMN(中島健人・キタニタツヤ)』

中島健人とキタニタツヤのユニットが歌う、TVアニメ「推しの子」の第2期OP主題歌。まさかの組み合わせが話題となり、YouTubeの公式MVは3300万回を突破(2024年10月現在)。
アイドルとして活動してきた中島健人と、TVアニメ「呪術廻戦」のオープニングテーマで知られるキタニタツヤのタッグは10代女子の間でも話題になったようだ。

9位 『「Mamushi(feat. Yuki Chiba)」Megan Thee Stallion』

インタビューでは“お金稼ぐ私はスター”の部分はどの10代女子も口ずさめるほど、今年話題になった楽曲。アメリカのラッパーであるMegan Thee Stallionと日本のラッパー千葉雄喜がコラボした楽曲で、YouTubeの公式MVは4700万回再生を突破(2024年10月現在)。
2024年上半期のランキングでも、コトバ部門に「チーム友達」がランクインしており、千葉雄喜からこれからも目が離せない。

10位 『「NEW KAWAII」FRUITS ZIPPER』

日本の女性アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」(通称:ふるっぱー)の楽曲で、ダンスがかわいいと10代女子の間で話題になっている。
自分や相手の良い部分も、ちょっとダメな部分も全肯定していく、聴いていて自己肯定感を上げてくれるような歌詞も共感を呼び、曲中に出てくる「にゅーかわいいと思います」というフレーズも流行っているようだ。

 

お問い合わせ

「10代のインサイトについてもっと詳しく知りたい」「若年層プロモーションをする時に実際何から始めたらいいか分からない」などどんな些細な疑問やご相談でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

  • 調査対象

    13〜19歳/女性【マイナビティーンズ会員(女子)/外部調査会社パネル(女子)】

  • 有効回答数

    609件

  • 調査時期

    2024年9月~2024年10月

  • 方法

    『マイナビティーンズ』メンバー58名よりフリーアンサーで抽出したワードの中から、JK編集部が5つのジャンルごとに30項目をピックアップ。その中から『マイナビティーンズ』会員と外部調査会社のパネルにアンケート調査を実施

デジタル販促とは? 主な手法とメリット、効果を出すコツと注意点を紹介

デジタル技術の進化は進み、従来のアナログ販促だけでなく、デジタル販促の重要度も増しています。デジタル販促はターゲットを絞り込んで効果的にアプローチできるため、わずかな費用で大きな成果を得ることもあります。

この記事では、デジタル販促の定義やメリット、アナログ販促との違いなどについて言及し、具体的な手法や効果を引き出すコツまで解説します。

デジタル販促とは

デジタル販促とは

まずは、デジタル販促がどのようなものであるかを説明します。

 

デジタル販促の定義

デジタル販促は、インターネットやデジタル技術を活用した商品・サービスのプロモーション活動のことを指します。さまざまな手法がありますが、Google広告などのインターネット広告や、SNSでの広告・キャンペーン、デジタルクーポンなどWeb上で提供されるサービスを中心として、消費者に情報を届けます

一方でアナログ販促は、展示会など現場でのイベント開催や、チラシやポスター、看板、新聞広告など紙媒体で現物をベースとしたプロモーション活動などが該当します。

 

デジタル販促とアナログ販促の違い

デジタル販促とアナログ販促の違いを具体的に見ていきましょう。それぞれ「メディア&チャネル」、「ターゲティング精度」、「コスト」、「効果測定」、「双方間コミュニケーション」、「信頼性」の項目で比較してみました。

デジタル販促とアナログ販促の違い

デジタル販促は、年齢や性別、地域などをはじめとして、興味・関心、Web上での行動などでもターゲットを絞り込みできるため、ターゲティング精度が高いのが一番のメリットです。運用データをもとに効果測定もスムーズにでき、施策の改善点の把握もしやすいでしょう。

アナログ販促は一定の金額が発生し、それなりの予算を確保しなければなりませんが、デジタル販促は予算の調整もしやすく少額から始めることができます。SNSなどを活用すれば、ターゲットと直接コミュニケーションを取ることも可能に。一方で、アナログ販促と比べると情報の信頼性はやや劣ることもあります。

アナログ販促もチェック!

マイナビのマーケティング広報ラボでは、チラシの効果について詳しく解説! チラシに適した業種やメリット・デメリット、宣伝効果を上げる方法についてもまとめています。

参考記事:チラシの効果を高めるには? 種類別のメリットや反響を上げるコツを解説

 

「OMO」と「O2O」

消費者は商品を購入する際に、オンラインとオフラインどちらのパターンも存在します。デジタル・アナログ販促に関連して、「OMO」や「O2O」のマーケティング用語も知っておきましょう。

 

OMO【Online Merges with Offline(オンライン マージズ ウィズ オフライン)】

オンラインとオフラインの区別なく、どちらも融合させてシームレスな顧客体験を提供することを指します。

例えば、ECサイト(オンライン)と実店舗(オフライン)の双方のサービスを融合することで、より便利で快適なサービスを提供する取り組みなどが該当します。ECサイトから注文した商品を実店舗でも受け取れるのは「OMO」のサービスです。オンラインと実店舗を分断することなく、消費者にとって便利な買い物を実現しています。

 

O2O【Online to Offline(オンライン トゥ オフライン)】

「O2O」もオンライン上で販促活動を行いますが、実店舗への集客などがメインの目的になり、オンラインとオフラインのサービスはそれぞれ明確に区別して考えているのが違いです。例えばオンライン上でキャンペーン情報やデジタルクーポンを配信し、店舗への集客を図る施策などが「O2O」に該当します。

 

デジタル販促のメリット・デメリット

デジタル販促のメリット・デメリット

続いては、デジタル販促のメリット・デメリットを押さえていきましょう。

メリット

・低コスト
・ターゲットの強化
・データ分析
・リアルタイム
・バイラル(拡散効果)

 

低コスト

デジタル販促のメリットは、低コストで予算の管理もしやすいことです。施策により必要な金額は異なりますが、Web広告やSNS広告であれば従来の広告より比較的低い予算から始められるのが大きなメリットです。

アナログ販促の場合は、チラシやクーポンなどの広告物に対してデザイン代や印刷代がかかり、その上で配布をするのにも人件費が発生するため、コストが重なります。一方でデジタル販促は自身で金額の設定も簡単に調整でき、低コストで実施可能です

SNSプロモーションに注目!

SNSプロモーションは低コストで始められることからも、企業での活用も非常に増えています。メリットや成功事例など、合わせてチェックしましょう!

参考記事:SNSプロモーションとは?メリット・効果的なコツ・成功事例を解説

 

リアルタイム

デジタル販促はリアルタイムでタイムリーな訴求ができるのも強み。例えばセールのタイミングに合わせてキャンペーンを開始・終了したりすることも自在で、急にセールが決まった場合でも、デジタル販促であれば即座に対応できます。リアルタイムでトレンドに合わせたプロモーションを迅速に展開できるのがメリットです。

またSNSのキャンペーンなどはユーザーからの反応も即確認し、効率的にPDCAサイクルができますさらにはユーザーからのコメントを通して、率直な意見やアイディアを得ることができ、ブランディング等にも活かせるでしょう。

 

ターゲットの強化

ターゲット層に対していろんなセグメント方法がありますが、デジタル販促で一般的によく使われるものを下記の表でまとめました。

ターゲティングの種類

ターゲティングの種類

デジタルツールによりユーザーのデータ収集が簡単になり、年齢や性別、家族構成などの【基本情報】から、趣味や興味、閲覧履歴など【インサイト】まで解析することで、ターゲットを絞り込んだアプローチが可能に。例えばSNSの機能では、特定のキーワードを使った・見ているユーザー層など、より詳細にターゲットを設定できます。

そのため、既存のターゲット層だけでなく潜在層まで見極めた上でアプローチができ、ターゲティングが強化されます。精確なターゲティングを適切に行うことで、プロモーションの効果が高まるでしょう。

 

データ分析

デジタル販促はデータの収集・分析がしやすく、WebサイトやSNSへのアクセス解析として「クリック数」や「閲覧数」、「エンゲージメント数」、「コンバージョン数」など、細かなデータをリアルタイムで取得可能。そのため、どのような広告が効果的であるか具体的な数値で把握し、効果測定にも活かせます。

また、ユーザーのWeb上での行動をトラッキングすることも有効。Web上でユーザーが「どのページに訪問したのか?」、「どのコンテンツに関心を持ったのか?」を分析すれば、パーソナライズ化しニーズに合った情報を届けることができます。ユーザーの関心や行動を把握した上で、戦略を考えられます。

 

バイラル(拡散効果)

デジタル販促はバイラル(拡散効果)も期待でき、短時間で一気に情報を広めて多くの人に影響を与える可能性もあります。X(Twitter)やTikTokは特に拡散力が高いのが特長。広告を配信してもリツイートされた分は課金対象とならないため、拡散されるほどコスパの面でもよいでしょう。

一度拡散が始まると、しばらく情報が自然に広がり続けるのが利点。バズりやすい企画やコンテンツ、トレンド傾向を把握するのも重要です。またコンテンツシェアに対してインセンティブを付与し、拡散されやすいように露出を高めるのも1つの戦略です。

 

デメリット

競合とセキュリティ面
専門的な知識・スキルが必要

競合とセキュリティ面

Web上の情報は常にあふれ、最新情報がリアルタイムで更新されています。そのため競合も多く、情報が埋もれてしまいがちになる点はデメリットでしょう。またWeb上のサービスなどは、ハッキングや不正利用などセキュリティ面での不安もあります。セキュリティ対策は必須で、十分な対策を続けていくことが重要です。

 

専門的な知識やスキルが必要

デジタルツールやサービスを使いこなすのに、専門的な知識やスキルを身につける必要があります。

ツールの使い方やデータ分析など基本的な作業はもちろん、SNSの活用でもそれぞれの機能・サービス・特徴など、より専門的な知識も求められます。このような知識やスキルを身につけ実際に使いこなすようになるまでは時間がかかり、やりたい時にすぐに始められなかったりとマイナス面も。ツールやサービスは更新されていくので、常に新しい知識を得ることが大切です。

主要なSNSをチェック!

もっとSNSを活用したい方に、2024年版の主要なSNS17選を徹底解説!  今注目のSNSサービスや特長、知っておきたい基本情報を詳しくまとめています。

参考記事:【2024年版 有名SNS一覧】17種類の特長と使い分け方を紹介

 

デジタル販促の主な手法

デジタル販促の手法は多岐に渡りますが、今回は代表的な手法を7つご紹介します。

デジタル販促7つの比較

デジタル販促7つの手法の比較

 

代表的な7つの手法に加え、新規顧客(潜在層・顕在層)と既存顧客、どこの層にアプローチしやすいかについても比較してまとめました。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

SNS広告

ターゲット層:潜在層、顕在層、既存顧客

SNSのターゲット広告は、潜在層から既存顧客まで幅広い層にアプローチが可能。InstagramやX(Twitter)、TikTokなどの主要なSNSでは細かいターゲティングをもとに、出し分けもできるでしょう。

例えば「興味・関心」で絞り込んで【潜在層】にアプローチ、「検索キーワード」を分析して【顕在層】への訴求も可能に。また、カスタムオーディエンスの機能を使用すれば、既存顧客に対しても特別感のある広告を配信することもできます。

各SNSにはトレンドや特長があり、広告のビジュアルにこだわったり、トレンド要素を取り入れることで、爆発的な拡散も望めるでしょう。

X(Twitter)広告の出し方

X(Twitter)は拡散力も高く、若年層にも効果的にアプローチが可能で、広告を始めやすいでしょう。広告のフォーマットや予算相場、成功のポイントについても紹介しています。

参考記事:X(Twitter)広告の出し方は?種類と選び方、設定方法まで詳しく紹介

 

公式アプリ

ターゲット層:顕在層、既存顧客

公式アプリは、商品やブランドのファンである既存顧客、または顕在層にアプローチする際に有効。アプリの登録ユーザーは、ブランドの最新情報やお得な情報を得るために登録していることが多く、定期的に接点を持つことができます。

公式アプリを頻繁に見てもらうためには、価値ある情報を提供することが大切。ユーザーの購入履歴から興味を持ちそうな商品を表示したり、限定特典を提供したりすることで関心を惹きつけることができます。ユーザーと長期的な関係性を築きやすいのもメリットです。

ただしアプリをインストールするまでのハードルはやや高く、開発費や維持費などにもコストがかかる点は要注意です。

 

デジタルクーポン

ターゲット層:顕在層、既存顧客

デジタルクーポンはWeb上の行動データと紐づけると効果的で既存顧客顕在層に適しています。

例えば、ECサイトは訪問しているけれど商品購入に至らないユーザーに「初回限定クーポン」を配信することで購入のハードルを下げられます。「お気に入り」や「商品かご」には入っているけれど購入完了まで進まないユーザーには「限定クーポン」を配信することで、購買を後押しすることもできるでしょう。

また潜在層には、一部効果的な面も。購入頻度が高いユーザーには「購入金額に応じた限定特典」や「会員ランクごとの特典」など特別感を出せば、ファン化にもつながるかもしれません。

 

コンテンツマーケティング

ターゲット層:潜在層、顕在層、既存顧客

コンテンツマーケティングは、潜在層、顕在層、既存顧客と幅広い顧客にアプローチすることができます。ユーザーにとって価値ある情報を提供し続けることで、ブランドの認知度を高め信頼も得やすくなります。

コンテンツマーケティングを成功させるためには、徹底的にユーザー視点で役立つ情報を伝え、広告色を抑えること。さまざまなコンテンツを通して企業のコンセプトや想いなども伝え、共感してもらうことで、関係性を築いていけます。

Z世代の情報収集は?

マイナビのマーケティング広報ラボは、Z世代を対象にネットで何を検索しているか、信用して見ているコンテンツやWeb広告に対する好感度まで徹底調査しました!

参考記事:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方~新社会人編~

 

ジオターゲティング広告

ターゲット層:顕在層、既存顧客

ジオターゲティング広告は、ユーザーの現在地や訪問場所など位置情報に基づいて広告を配信できます。特定の場所で行動をするユーザーに対して情報を提供するため地域イベントや店舗集客などに効果的です。

ジオターゲティング広告を成功させるためには、クリエイティブにこだわるのも大切ですが、配信タイミング重要。ターゲットエリアにいるユーザーに向けて、日にちや時間限定のクーポンを配信するなど、タイムリーなプロモーションも実現できます。

 

検索広告

ターゲット層:顕在層、既存顧客

検索広告は、商品の情報を収集している顕在層や既存顧客へのアプローチに向いている手法です。ユーザーが特定のキーワードを検索する理由は「〇〇について知りたい」、「〇〇へ行きたい」、「〇〇を購入したい」と明確なニーズを持っているためです。

キーワードへの興味や関心が高いタイミングでアプローチできるため、商品購入などにつながりやすい傾向があります。検索広告を成功させるためには、適切なキーワード選定や魅力的な広告文の作成、ランディングページ(LP)の最適化をすることが大切また運用データをもとに少しずつ調整して変化を見ていくことで、より成果が得られやすくなります。

 

ニュースレター、メルマガ配信

ターゲット層:顕在層、既存顧客

ニュースレターやメルマガは低コストで大量に送ることができ、定期的にユーザーとコンタクトを持てる点で優れています。情報量にも制約がないため、パーソナライズ化したアプローチをタイムリーに行うことが可能例えば過去の購入履歴をもとに商品をレコメンドするメールなどは高い開封率になりやすい傾向です。

どちらの手法も定期的にコンタクトを取っておくのが大切で、曜日や時間帯など特定のタイミングで送り、印象付けるのも有効。新商品の情報や限定クーポンなどだけでなく、ユーザーにとって特別な情報・役立つ情報を送ることで、価値を高めましょう。

 

デジタル販促の効果を高めるポイント

デジタル販促の効果を高めるポイント

段階的に行う(スモールスタート)

デジタル販促での効果を把握するために、まずは段階的(スモールスタート)に取り組むようにしましょう。デジタル販促は低コストでできるため、いろんな施策を組み合わせて実施できますが、段階的に取り組んでいくことで、どの施策で効果が出ているのか、より明確に測定しやすくなるからです。また失敗のリスクも最小限にとどめることができます。

最初は段階的に行い、少しずつ効果が出始めたら予算を増やしてスケールアップすることがポイントです。

 

アナログ販促と組み合わせる

デジタル販促の効果をより高めるには、アナログ販促と組み合わせることが効果的です。デジタル販促はターゲティングや効果測定などのデータ分析が強みですが、インターネットをあまり使わない層や、信頼性の面ではアナログ販促が有効なことも。デジタルとアナログを補完し合うことで効果を高めやすくなります。

例えばイベントを実施する上で、開催地周辺の人にはポスターで告知し、若年層に向けてSNSで来店を促進するキャンペーンをし双方の施策を組み合わせると、幅広い年代層の人が集まりやすい傾向に。イベント会場では参加者と直接交流でき、ブランドのファン化につながることも。イベント後、参加者にデジタルクーポンを送ればさらにエンゲージメントを高められるでしょう。

デジタル販促でできることとアナログ販促の強みを組み合わせて活用するのが重要です。

 

まとめ

デジタル販促は、リアルタイムでターゲットを細かく絞り込んだ上で情報提供できるのが強みで、運用データをもとに効果測定も簡単に行えます。デジタル販促を取り入れつつアナログ販促を組み合わせて、適切な戦略を考えていきましょう。

 


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