【20・30代】働く女性の宅飲み事情を調査!宅飲みをする頻度やシチュエーション別のお酒のチョイスまで徹底解説

飲み会でわいわい楽しむお酒だけでなく、自宅で自由にお酒を楽しむ、いわゆる“宅飲み”需要も多いですよね。今回は23~35歳の社会人女性を対象に自宅で飲むお酒(宅飲み)についてアンケートを実施。宅飲みをする頻度や選ぶお酒の特徴、お酒と一緒に食べるおつまみ事情など20・30代女性の宅飲みスタイルを詳しく解説します。

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1,宅飲みは「週1日以上」が半数!宅飲みをするタイミングとは?

Q.宅飲みをどのくらいの頻度でしますか?
※宅飲みとは:お酒を飲食店ではなく自宅で飲むこと

宅飲みをどのくらいの頻度でしますか

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

まず、宅飲みの頻度について調査したところ、「毎日」~「週1日以上」の回答を合わせると53.9%と半数以上の結果となりました。
特に30代は「週2~3日程度」「ほぼ毎日飲む」の割合が高く、20代よりも宅飲みをする頻度が高いことが伺えます。

Q.宅飲みをするタイミングを教えてください。


Q.宅飲みをするタイミングを教えてください。

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

宅飲みをするタイミングについては「仕事終わり(次の日は休み)」が65.8%で最多の結果に。次いで「休日の夜」55.7%となりました。仕事のことを考えずにリラックスした状態で飲みたいというマインドが垣間見えます。

また年代別に注目してみると、30代は「仕事終わり(次の日も仕事)」の回答率も高くなっています。前述にて「ほぼ毎日」「週2~3日」の回答が多かったことからも、次の日に仕事がある場合でも、リフレッシュするためや次の日も頑張るために宅飲みをしていると考えられます。

\宅飲みをするのは食事中?就寝前?一日の中でのタイミングを調査!/

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2,20・30代女性は「ひとり」宅飲みが多数派!そのシチュエーションとは?

Q.誰と宅飲みをしますか?

Q.誰と宅飲みをしますか?

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

続いて宅飲みする相手について見ていきます。最も多かったのは「ひとり」67.5%という結果に。特に30代は7割以上の回答率となりました。

全体の結果では2位「恋人」25.2%、3位「母」23.7%、4位「友人(同性)」22.4%と続いています。

\もっと深掘り!一人暮らしと実家によって宅飲み事情は異なる?年代×住まい×宅飲み相手でさらに分析!/

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Q.ひとりで飲む時のシチュエーションはどんな時ですか。

Q.ひとりで飲む時のシチュエーションはどんな時ですか。

※「ひとり」で宅飲みすると回答した方 (n=416 内訳:【20代】n=186、【30代】n=230)

では「ひとり」と回答した方はどんな時にひとりで宅飲みをするのでしょうか。シチュエーションについて聞いてみると、年代で順位が異なる結果に。
20代は「リラックスしたい時」「自分へのご褒美」が同率で1位となっています。30代は「ストレス解消したい時」が最も高く、次いで「リフレッシュしたい時」の順となりました。

前述の頻度や宅飲みのタイミングと合わせて考察すると、20代の場合は週末に1週間頑張った自分へのご褒美や休みの日にリラックスするために週1~2日宅飲みをしていると考えられます。
一方で、30代の場合は仕事などでストレスを感じた時やリフレッシュしてまた頑張りたい時に翌日仕事がある日も含め、週3~4日宅飲みをしていると推測します。

Q.友人などと一緒に飲み会をする際に、外食ではなく、宅飲みをする理由を教えてください。

Q.友人などと一緒に飲み会をする際に、外食ではなく、宅飲みをする理由を教えてください。

※「ひとり」で宅飲みするのみ回答した方以外 (n=385)

さらに「恋人」や「友人」など誰かと一緒に宅飲みをする場合についても見ていきます。友人などと一緒に飲み会をする時に外食ではなく、宅飲みをする理由は、1位「時間を気にせず飲むことができる」41.3%、2位「飲みに行くよりも安く済むから」39.7%、3位「プライベートな空間がいいから」33.5%となりました。
外食よりもコストをおさえられる上に、気の置ける友人や恋人と時間を気にせず、普段着でリラックスしながらお酒を楽しむことができる点が宅飲みのメリットだと感じているようです。

3,シチュエーションによって選ぶお酒は異なる?人気のお酒を年代別にランキング!

Q.宅飲みの際にはどのようなお酒を購入しますか。宅飲みのシチュエーション別に教えてください。

【20代】
Q.宅飲みの際にはどのようなお酒を購入しますか。宅飲みのシチュエーション別に教えてください。【20代】

【30代】
Q.宅飲みの際にはどのようなお酒を購入しますか。宅飲みのシチュエーション別に教えてください。【30代】

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

次に、宅飲みの際に購入しているお酒について調査しました。20代・30代ともに「チューハイ・サワー」はどんなシチュエーションであっても人気のようです。「ビール・発泡酒」も全体的に人気ですが、シチュエーションとしては【ストレス解消したい時】【みんなでわいわい過ごす時】に好んで選ぶ傾向が見られました。

また年代で異なる部分に注目してみると、20代は「カクテル・果実酒」が30代よりも人気となり、特に【自分へのご褒美】【お祝いごとの時】に選ぶようです。一方30代の同シチュエーションの時は「ワイン」の回答率が高くなっています。
さらに30代は【ストレス解消したい時】に「ハイボール」を選択する人も一定数いるようです。

Q.よく飲むお酒の商品の具体的な商品名を教えてください。

Q.よく飲むお酒の商品の具体的な商品名を教えてください。【20代】
Q.よく飲むお酒の商品の具体的な商品名を教えてください。【30代】

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

よく飲むお酒のブランド名については、「ほろよい」「アサヒスーパードライ」「氷結」などが多く名前が挙がり、20代・30代ともに人気が高いようです。
前述の購入するお酒の種類の結果同様に、20代は「チューハイ・サワー」がやや多く、30代は「ビール・発泡酒」をより好んで飲んでいる傾向があるようです。

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4,宅飲みのおつまみといえば?選ぶ基準も調査!

Q.宅飲みする際におつまみとして一緒に食べるものを教えてください。

Q.宅飲みする際におつまみとして一緒に食べるものを教えてください。

(n=616 内訳:【20代】n=310、【30代】n=306)

宅飲みのおつまみとして人気なものは、1位「スナック菓子」39.1%、2位「ナッツ類」32.1%、3位「チーズ類」30.5%となりました。「揚げ物」や「市販の惣菜」といったものよりも比較的軽いおつまみを選んでいる方が多いようです。

年代別に見てみると、20代は「枝豆」の回答率が30代よりも高い結果となりました。

Q.おつまみを購入する時はどのような基準で選んでいますか。

Q.おつまみを購入する時はどのような基準で選んでいますか。

※「おつまみは食べない」以外と回答した方 (n=566)

おつまみを購入する時の基準については、「お酒に合う・ペアリング」が47.2%で最多となり、次いで「価格が安い」36.8%、「塩気がある」36.6%となりました。宅飲みのおつまみはあくまでお酒が主役でそこに合うおつまみを都度選んでいるようです。

\おつまみを作る派の情報収集方法とは?/

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まとめ

  • 宅飲みの頻度は「週1日以上」が半数以上
    └特に30代は「週2~3日程度」「ほぼ毎日飲む」の割合が高い
  • 宅飲みをするタイミングは「仕事終わり(次の日は休み)」「休日の夜」
  • 宅飲みは「ひとり」派が67.5%で、宅飲みをする方が多い
  • ひとりで宅飲みする時のシチュエーション
    └20代:「リラックスしたい時」「自分へのご褒美」
    └30代:「ストレス解消したい時」「リフレッシュしたい時」
  • ひとりで飲む時の過ごし方は「食事をしながら」「映画・ドラマを見ながら」
  • シチュエーション別お酒の種類
    └シチュエーション問わず人気は「チューハイ・サワー」「ビール・発泡酒」
    └20代:【自分へのご褒美】【お祝いごとの時】→「カクテル・果実酒」
    └30代:【自分へのご褒美】【お祝いごとの時】→「ワイン」、【ストレス発散したい時】→「ハイボール」も選択肢に入る
  • よく飲むお酒ランキング
    └20代:1位「ほろよい」2位「氷結」3位「アサヒスーパードライ」
    └30代:1位「ほろよい」2位「アサヒスーパードライ」3位「氷結」
  • おつまみは「スナック菓子」「ナッツ類」「チーズ類」などの軽食
  • おつまみを選ぶ基準は「お酒に合う・ペアリング」が最多

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  • 調査対象

    23~35歳/女性/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/宅飲みをする

  • 有効回答数

    616件

  • 調査時期

    2024年11月

  • 方法

    インターネット調査

共働き子育て層のドラッグストア活用実態を調査!よく利用するお店やドラッグストアに求めるポイントとは?

近年ドラッグストアは医薬品に限らず、日用品や化粧品、食品などバラエティ豊かな商品が並んだり、店舗数が拡大したりと日常に欠かせない存在となってきています。今回は、25〜35歳の共働き子育て層対象に、ドラッグストアの活用実態についてアンケートを実施しました。購入頻度や実際に購入している商品、ドラッグストアに求めることなどから、ドラッグストアの位置づけを紐解いていきます。

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1,ドラッグストアは「週1回程度」利用!選ばれる理由とは?

Q.各店舗へ行く頻度を教えてください。

【男性】
Q.各店舗へ行く頻度を教えてください。【男性】
【女性】
Q.各店舗へ行く頻度を教えてください。【女性】

(n=303 内訳:【男性】 n=149、【女性】n=154)

【ドラッグストア】【スーパーマーケット】【コンビニエンスストア】をピックアップして、各店舗へ行く頻度を調査しました。男女ともに【ドラッグストア】へ行く頻度は「週1回程度」が最多となり、6割以上の方が「週1回以上」の頻度で店舗へ行っている結果となりました。
これは【コンビニエンスストア】と同じくらいの頻度となっており、気軽に利用していることがわかります。

また男性の場合は「毎日」の割合が女性の約2倍となっており、店舗へ行く頻度としては男性のほうが高いようです。

Q.実店舗での買い物で、一番使用する場所を教えてください。

Q.実店舗での買い物で、一番使用する場所を教えてください。

(n=303 内訳:【男性】 n=149、【女性】n=154)

続いて実店舗の買い物で一番使用する場所を調査すると、「スーパーマーケット」が49.5%で最多となり、次いで「ドラッグストア」33.3%の結果に。
「スーパーマーケット」は日常的な食品の購入が中心と考えられるため、高頻度かつ買う用途もしっかりしていることが想定されます。

「ドラッグストア」または「どれも同じくらい」と回答した方にお聞きします。
Q.他の店舗に比べてドラッグストアで購入する理由は何ですか?

Q.他の店舗に比べてドラッグストアで購入する理由は何ですか?

※「ドラッグストア」または「どれも同じくらい」と回答した方 (n=105 内訳:【男性】 n=54、【女性】n=51)

では他の店舗に比べて「ドラッグストア」を利用する理由を深堀りしてみましょう。前述で「ドラッグストア」または「どれも同じくらい」と回答した方に深堀りしてみると、「自宅から近い」が圧倒的に多く79.1%となりました。日常生活の利便性が店舗選びの大きな要因となっていることがわかります。

また男女間での違いを見てみると、男性は「ポイント制度」や「クーポンが使える」の回答率が高いことから、コストを重視する傾向があるようです。
一方、男性に比べて女性は「様々な商品カテゴリがある」15.7%の回答率が高い傾向となりました。

共働き子育て層にとって、食品や日用品、子どもが使用するものなど日々購入するモノが多いことから、一度に多くの商品を揃えられる便利さを重視していると考えられます。

\共働き子育て層が考えるドラッグストアの位置づけをさらに分析!/

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2,ドラッグストアを利用するタイミングはどんなとき?

Q.ドラッグストアを利用するタイミングはどんな時ですか?

Q.ドラッグストアを利用するタイミングはどんな時ですか?

(n=303)

続いてドラッグストアを利用するタイミングについて調査しました。
「購入が必要になった時に行く」が46.2%で最多の結果に、次いで「クーポンをもっている時に行く」36.3%、「セールや特売日をチェックして行く」33.0%となりました。購入するモノがある時だけでなく、クーポンやセール情報などを自ら確認した上で行くという主体的な行動が見受けられます。

3,ドラッグストアでのマストバイ商品とは?平均購入金額も調査!

Q.ドラッグストアでよく購入する商品を全て選んでください。

Q.ドラッグストアでよく購入する商品を全て選んでください。

(n=303 内訳:【男性】 n=149、【女性】n=154)

ドラッグストアで最も購入されている商品は「医薬品(市販薬)」55.1%という結果に。共働き子育て層にとって必需品であり、ドラッグストアでしか買えない商品のため、マストとなっています。さらに「日用品」や「スキンケア」「ベビー用品」「菓子類」なども30%以上の回答率となりました。

また女性の場合は「スキンケア」や「ヘアケア」など自身のケア用品もドラッグストアで揃えていることがわかります。

Q.各カテゴリの商品はどこで最も購入することが多いですか?

Q.各カテゴリの商品はどこで最も購入することが多いですか?

(n=303)

さらに各カテゴリの商品を最も購入している場所を調査しました。【ドラッグストア】では「健康補助食品」「スキンケア」「ヘアケア」「ベビー用品」「日用品」が半数以上の結果に。食品の中では「健康補助食品・特定保健用食品」はドラッグストアで購入する方が多数派のようです。

また「菓子類」「冷凍食品」「飲料」は【スーパーマーケット】が6割以上と主流ですが、【ドラッグストア】派も25%以上と4人に1人はドラッグストアで購入していることがわかります。用品やケア用品のみならず、食品もドラッグストアでの購入が一般化してきていると考えられます。

Q.ドラッグストアで使用する平均購入金額はいくらですか?

Q.ドラッグストアで使用する平均購入金額はいくらですか?

(n=303)

ドラッグストアで使用する平均金額について、1回あたりに購入する金額は「1,000円以上3,000円未満」39.3%がボリュームゾーンとなりました。

また1ヶ月あたりの購入金額は「1万円以上3万円未満」が25.1%で最多となっています。前述の頻度の設問にて「週1回以上」が6割以上だったことも合わせると、日用品などの買い物のために週2,3回ほど通っていると想定できます。

\ドラッグストアに期待する商品カテゴリを調査!ママ・パパで求めているものは異なる?/

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4,ドラッグストアでつい購入してしまう商品とは?

Q.ドラッグストアに行った際、購入予定以外のものでつい購入してしまう商品カテゴリはありますか?

Q.ドラッグストアに行った際、購入予定以外のものでつい購入してしまう商品カテゴリはありますか?

(n=303)

ドラッグストアに行った際につい購入してしまう商品カテゴリは、1位「菓子類」29.4%、2位「医薬品(市販薬)」18.5%、3位「飲料」14.2%となりました。
特に「菓子類」や「飲料」は特売で安いものも多く、衝動買いにつながりやすいのかもしれません。

Q.ドラッグストアでつい商品を購入してしまうきっかけはなんですか?

Q.ドラッグストアでつい商品を購入してしまうきっかけはなんですか?

(n=303 内訳:【男性】 n=149、【女性】n=154)

では、つい商品を購入してしまうきっかけとは何でしょうか。調査すると、男性と女性で順位が異なる結果となりました。

男性は、1位「チラシ」31.5%、2位「ドラッグストアのサイネージ」29.2%となる一方で、女性は1位「お店に入ってすぐの店頭に商品が配置されていた」31.0%、2位「目玉商品として配置されていた」30.2%となっています。
男性の場合は商品の紹介やビジュアルを見て購入意欲へつながっており、女性の場合は実物の商品が目に入ることで手に取ってしまうという傾向がありそうです。

\ドラッグストアに求めていることを調査!価格?距離?それとも内装?/

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5,よく利用しているドラッグストアランキング

Q.よく利用しているドラッグストアを教えてください。

Q.よく利用しているドラッグストアを教えてください。

(n=303)

Q.そのドラッグストアを利用している理由を教えてください。

Q.そのドラッグストアを利用している理由を教えてください。

(n=303 内訳:【男性】 n=149、【女性】n=154)

よく利用するドラッグストアについては、「マツモトキヨシ」と「ウエルシア」がそれぞれ33.7%で最多となりました。

利用している理由としては、「自宅から近い」が43.9%で最多となり、特に女性は半数以上の回答率となっています。どちらも全国的に店舗数が多く、利用しやすい環境が整っている点が選ばれているようです。次いで「ポイントを集めている」28.7%、「クーポンが使える」28.4%となりました。

\ドラッグストア同士では何を基準に選んでいる?競合との差別化するポイントを深堀り!/

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まとめ

  • ドラッグストアへの来店頻度は「週1回以上」が6割以上
  • 実店舗で一番使用する場所:1位「スーパーマーケット」49.5%、2位「ドラッグストア」33.3%
  • ドラッグストアで購入する理由は「自宅から近い」
    └【男性】「ポイント制度」「クーポンが使える」などコスト重視
    └【女性】「様々な商品カテゴリがある」など便利さ重視
  • ドラッグストアでよく購入する商品は「医薬品(市販薬)」が最多、「日用品」「スキンケア」「ベビー用品」「菓子類」「飲料」も
  • ドラッグストアで使用する平均購入金額
    └1回あたり:「1,000円以上3,000円未満」
    └1ヶ月あたり:「1万円以上3万円未満」
  • ドラッグストアでつい購入してしまう商品カテゴリ:1位「菓子類」、2位「医薬品(市販薬)」、3位「飲料」
    └【男性】「チラシ」「ドラッグストアのサイネージ」を見て購入
    └【女性】「お店に入ってすぐの店頭に陳列」「目玉商品として配置」されている実物を見て購入
  • よく利用するドラッグストア:「マツモトキヨシ」「ウエルシア」
    └利用している理由は「自宅から近い」

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ドラッグストア連携施策のご紹介

マイナビで制作したタイアップ動画または貴社素材をドラッグストア店頭に設置した大型ディスプレイに放映し、広告の再想起を行うことで購買最大化を狙います。
さらに企画実施後は店舗のPOSデータ、ブランドリフト調査による効果検証まで一貫して実施。「認知」から「購買後押し」まで!購買効果を最大限に促進可能なおすすめの企画です。

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  • 調査対象

    25~35歳/既婚/子ども0~6歳/正社員、公務員・団体職員/東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県在住/直近3か月以内にドラッグストアへ行った

  • 有効回答数

    303件

  • 調査時期

    2024年11月

  • 方法

    インターネット調査

【各世代の特徴一覧】価値観の違いや効果的なマーケティング方法を比較

生まれた年に基づく「世代」の名称があることを知っていますか? 各世代ごとにその時代にどのような影響を受けたのかは異なり、それぞれ独自の特徴や傾向も見受けられます。

この記事では、戦後の「団塊の世代」から「α世代」までの各名称を一覧で紹介。また世界共通の名称「X世代・Y世代・Z世代・α世代」にも言及し、各世代の特徴や価値観について詳しく解説していきます。

世代の名称一覧

世代の名称一覧

まずは、1947年以降の「団塊の世代」から「α世代」までの名称を一覧でまとめました。生まれ年により、おおまかに「世代」が分類されているので、全体像を把握しましょう。

また世代の名称には、世界共通のものと日本特有の呼び方があります。「X世代、Y世代、Z世代、α世代」は世界共通の名称で、それ以外は日本特有の名称とされています。

各世代には時代を象徴する出来事や社会的背景などがあり、人々の価値観に何らかの影響を与えているでしょう。必ずしも同世代の人が共通の特徴や価値観を持っているわけではありませんが、各世代の傾向を把握することで世代間の理解を深め、マーケティングにも役立てることができます。

 

「X世代・Y世代・Z世代・α世代」とは

「X世代・Y世代・Z世代・α世代」とは

「X世代・Y世代・Z世代・α世代」の分類方法は、さまざまな国・地域で使われており、世界共通の名称です。それぞれの世代の社会的背景と特徴、価値観について説明します。

 

X世代の特徴

生まれ年:1965年~1980年頃 
 年齢層:40代~50代(2024年時点)

高度経済成長やバブル時代に生まれ経済的な変革期を経験してきたため、新しいものや高品質なものを好み、物質的な豊かさを重視する傾向です。

X世代の幼少期はTVや新聞、雑誌での情報収集がメイン。社会人になってからインターネットを使用するようになったため、紙媒体とデジタルツールの双方を使って情報収集する傾向です。特にマスメディア(TV・新聞・雑誌・ラジオ)からの情報に信頼を持つようです。

 

Y世代(ミレニアル世代)の特徴

生まれ年:1980年~1995年頃
 年齢層:20代後半~40代前半(2024年時点)

バブル崩壊や就職氷河期を経験しているため、非常に現実的で安定思考を持っています。1995年には「Windows 95」が発売され、インターネットが発展した時期に成長しており、デジタルリテラシーが高いと考えられています。

Y世代はインターネットやSNSも使いこなしますが、新聞や雑誌などの紙媒体も見ており、さまざまなメディアからバランスよく情報収集をします。消費に対しては慎重派コスパ重視セールやキャンペーンなどを好みますが、衝動買いはあまりしません。モノよりも、旅行などの「体験」を重視する傾向です

 

Z世代の特徴

生まれ年:1995年~2010年頃
 年齢層:10代後半~20代後半(2024年時点)

Z世代はインターネットやスマートフォンが普及している時代に生まれたため、「デジタルネイティブ」と言われています。SNSや動画配信サービスを通じて情報収集するだけでなく、自らも情報発信して自己表現を楽しんでいる人が多いようです

日々Web上で多くの人とつながり、さまざまな価値観に触れているため、自分とは異なる価値観を尊重する面も。社会問題や環境問題に対する教育も受けており、関心があるとされています。

異なる価値観に寛容である一方で、自身の個性も重視自分の価値観に合う人を好み、気の合う仲間とのコミュニティを大切にしています。商品を購入する際も、自分の価値観に合うかが大事な要素になっています。

 

α世代との特徴

生まれ年:2010年~2024年頃
 年齢層:0歳~10代前半(2024年時点)

α世代は親もデジタルリテラシーが高いミレニアル世代であり、生まれながらに最新のデジタル環境にいるため、Z世代よりもさらに高度なデジタルネイティブと言われています。幼少期からオンラインゲームやメタバース空間に慣れ親しんでおり、オンライン上の交流にも抵抗がありません。

またスマホやタブレットを使いこなして効率的に情報収集し、タイパ重視。教育面では、学校で外国語やプログラミング、SDGsを学んでいることも大きな特徴で、社会問題への対策や多様性への理解も期待されています。

α世代の5つの特徴は?

「α世代」は歴史上最大の世代になるとも言われており、世界中で動向が注目されています。彼らの特徴とSNSトレンドについても詳しく解説しています。

参考記事:「α(アルファ)世代」の特徴とは? Z世代との違いや価値観を徹底解説

 

各世代の特徴と価値観

各世代の特徴と価値観

続いては日本特有の世代の呼び方をもとに、各世代の特徴と価値観についても詳しく紹介していきます。

 

団塊世代

生まれ年:1947年~1949年頃(第一次ベビーブーム期)
 年齢層:70代後半(2024年時点)

団塊世代は戦後の高度経済成長期に成人を迎え、独自のバイタリティと団結力で戦後の日本を復興させるために働いたことから「団塊」と呼ばれています。集団意識が強く、成功への強い意欲を持ち、日本社会に大きな影響を与えてきました。

ベビーブーム期で総人口が多いため、受験や就職活動など激しい競争の中で育ち、社会や政治に対して学生運動なども行っていました。バブル景気など好景気を経験しており、勤務先は終身雇用で努力すればするほど役職や給料が上がったため、仕事に対する責任感や義務感も強いと言われています。

団塊世代は第一次テレビっ子世代で、マスメディアの情報を信頼しています。The Rolling Stonesローリング・ストーンズ)やThe Beatlesビートルズ)など海外文化にも触発され楽しんできたため、トレンドに敏感です。

 

しらけ世代

生まれ年:1950年~1965年頃
 年齢層:50代後半~70代前半(2024年時点)

戦後復興と高度経済成長期が進み社会が成長していく一方で、日本経済が好景気から不景気に陥るところを目の当たりにしているため、安定志向。社会の急速な変化によって矛盾や不満も生まれ、前世代と比較すると政治や社会運動への関心も低くなったことから「しらけ世代」と名前が付けられました。

しらけ世代は与えられた役割を淡々とこなす真面目で慎重派の傾向があり、「成績を上げたい」、「大手企業に務めたい」など、個人の利害を重視する一面も。大きなリスクを取ることは避け、堅実に物事を進めることを大切にしています。

テレビやラジオが普及し始め、娯楽や情報源が急速に多様化。マスメディアの影響を強く受けています。

 

新人類世代

生まれ年:1960年頃
 年齢層:60代(2024年時点)

高度経済成長期後の技術革新の時代に育ち、テレビやコンピューターなどの新しいメディアから影響を受けています。上の世代とは異なる新しい価値観やライフスタイルを持つことから「新人類」と呼ばれ、1980年代後半に流行語となりました。

新人類世代が社会人になった80年代はバブル景気がピークだったため収入にも恵まれ、物質的にも豊かな生活を送っていました。そのため、消費への抵抗がありません。真面目に働くだけでなく、楽しむことも重視しており、自分のやりたいことを追求する姿勢が強いです。

また彼らが社会人の頃には、アニメやゲーム、雑誌など娯楽も増えたため、消費行動や価値観もさらに多様化。ブランド品や高級品への強い関心があるようです

 

バブル世代

生まれ年:1965年~1969年頃
 年齢層:50代後半(2024年時点)

バブルで景気が良い時代に社会人になっているため、消費志向が強く、物質的な豊かさも享受しています。当時は求人件数も多く誰でも簡単に就職できたことから、終身雇用で定年まで一社で働き続けられると考えられていました。そのため協調性が重視され帰属意識愛社精神も持っています。

バブル世代の特徴は、豪華さや高級感。肩パット入りのジャケットやハイヒールなどの華やかなファッションに派手なメイクをするのが主流で、ハイブランドを持つことが一種のステータスに。個人の自己実現や自由なライフスタイルにも関心を持ち始めています。

 

団塊ジュニア

生まれ年:1971年~1974年頃(第二次ベビーブーム期)
 年齢層:50代前半(2024年時点)

団塊世代の子供たちにあたり、日本の人口が急激に増加した第二次ベビーブーム期に生まれて総人口が多いのが特徴。受験や就職などの激しい競争に打ち勝つため、競争意識が高く精神面もタフ。団塊世代の両親の間で「大企業に就職して安泰な生活を送るには、大学進学が必要」という考えが広まり、教育が重視されました。

大学進学率が高いですが、彼らの卒業時期にはバブルが崩壊し、就職氷河期の初期に突入高学歴ワーキングプアが続出しました。

このような苦しい時代を生きてきたため、現実主義で無駄なものに消費はしません。商品を選ぶ際も、じっくりと慎重に判断する傾向です。 

 

就職氷河期世代

生まれ年:1971年~1982年頃
 年齢層:40代前半~50代前半(2024年時点)

 社会人になる頃にバブルが崩壊し景気が悪化したため、就職活動が非常に困難な時代に直面。「就職氷河期」は、1994年に新語・流行語大賞にノミネートされるなど社会問題の言葉として浸透し、ロストジェネレーション世代(失われた世代)とも呼ばれます。

 この世代は就職難により正社員として働けずに、やむを得ず非正規や派遣社員になる人もいました。安定した雇用を目指し、仕事にはストイックに打ち込む傾向。忍耐力もあり、資格取得などスキルアップにも前向きです

商品を購入する際はコストパフォーマンスが良いかどうかを吟味し、倹約志向と考えられています。

 

ミレニアル世代

生まれ年:1980年~1990年代前半頃
 年齢層:30代前半~40代前半(2024年時点)

1990年代末からIT革命が起こりインターネットが普及したため、幼少期からパソコンに触れています。学校でも「情報」の授業でパソコン操作を習い、デジタル活用に抵抗がありません。インターネットを通じて多様な価値観に触れてきたため、受容力を持ち合わせています。

ミレニアム世代が社会人になる頃には景気が回復し、比較的容易に就職可能に。就職氷河期を経て働き方も変化するとワークライフバランスが重視されるようになり、理想主義の一面があります。

幼少期からモノが豊富で豊かな社会だったため、物欲はあまりないのが特徴。商品を購入する際も「感動する体験ができるか?」、「接客態度は丁寧か?」などが気になり、ものよりも体験価値を重視します。

ミレニアル世代が使う子育てアプリは?

デジタルリテラシーが高いとされるミレニアル世代は、SNSやアプリも積極的に利用する傾向があります。子育て層になった今、使用している子育てアプリや課金の実態、求める要素について詳しく調べました。

参考記事:共働き層が愛用する子育てアプリランキング

 

さとり世代

生まれ年:1985年~2005年代頃
 年齢層:20代後半~30代後半(2024年時点)

さとり世代は、バブル崩壊、阪神淡路大震災、リーマンショック、東日本大震災など社会を揺るがす大きな出来事を経験しながら育ちました。厳しい社会情勢に巻き込まれたことからも、現実主義堅実な暮らしを重視。安定した暮らしを求めるため他の人との争いを避け、協調性を大切にします。

幼少期からパソコンやスマートフォンを利用していたため、インターネットで調べて吟味した上で商品を購入する傾向。実用性やコストパフォーマンスを重視し、ブランドにこだわらず自分に合うものを選ぶ人が多いと考えられています。

 

ゆとり世代

生まれ年:1987年~2004年代頃
 年齢層:20代~30代後半(2024年時点)

2002年に新学習指導要領が施行され、小学校から高校までの12年間「ゆとり教育」(週休2日制や学習内容の削減)に基づく義務教育を受けてきました。勉強時間が減り自由な時間が増えたことや、競争を避け個性を尊重する教育環境だったことから、自分の意見やアイディア、個性を発揮することを好みます

ゆとり世代は幼少期からデジタル機器を使っていることからデジタルスキルが高く、賢く活用しているのが特徴。不景気な時代が続いているためブランド志向は低く、自分にとって価値があるものをコスパよく購入する傾向です。

 

Z世代

生まれ年:1995年~2010年代頃
 年齢層:10代前半~20代後半(2024年時点)

 Z世代の価値観や特徴については先述した通りで、ここではZ世代のデジタル面についてより詳しく言及します。

生まれた頃からパソコンやスマートフォンが普及しているZ世代は「SNSネイティブ」とも言われ、SNSを通じて家族や友人と連絡・コミュニケーションを取るのが日常。他の世代と異なるのは、SNSや動画配信サービスを通じて、自らも情報発信していることです。

SNSに載せる写真を加工し「盛る」のがブームとなりましたが、近年では“盛らない・ありのままの姿”を共有する流れも。Z世代の間では、日常のリアルな写真を共有するSNS「BeReal.」の人気が高まっているようです。

また情報収集する際はSNSを使い分け、商品の見た目やデザインを見る場合はInstagramをチェックし、機能や使い方・活用テクなどを知りたい場合は動画を見るなどと、タイパ重視で行動しています。

Z世代のSNS利用実態は?

“SNSネイティブ”のZ世代が、実際によく使うSNSや使い分けの実態、情報収集の特徴など、詳しく解説しています。

参考記事:Z世代のSNS利用率は? 情報収集・使い分けの特徴も徹底解説

 

α世代

生まれ年:2010年~2025年代頃
 年齢層:0歳~10代前半(2024年時点)

 α世代の価値観や特徴についても先述した通りで、ここではα世代のデジタル面についてより詳しく言及します。 

α世代の親にあたるミレニアム世代もデジタルリテラシーが高いため、家庭でもスマートフォンやタブレット、教育アプリなどを取り入れた最新のデジタル環境で育っているのが特徴。小学校でもデジタル教材が活用されたりプログラミングの授業が必修となり、デジタル教育が盛んです。

またZ世代に引き続きタイパ重視の傾向も強まりショート動画を好んだり、動画を倍速で視聴して短時間で多くの情報量を得ようと、より効率的に情報収集します。また、自分の好みや関心に基づくパーソナライズされたサービスも好みます。

α世代やZ世代の間では、新形態のSNS「パラレル」が人気を集めています(アプリ登録者数は約500万人/2024年5月時点)。「パラレル」とは、友達とチャットや通話をしながら、ゲーム・動画・音楽などのエンタメコンテンツを一緒に楽しめる、オンラインのたまり場アプリ。リアルタイムで友人と一緒にいるような感覚が味わえることが、α世代のバーチャル感覚に合っており、今後もさらに注目を集めそうです。

 

Z世代とα世代、主な世代との比較

X世代・Y世代・Z世代・α世代の「デジタル環境」比較

続いては各世代の特徴をふまえた上で、比較をしてみましょう。X世代~α世代までの「デジタル環境」に注目し、情報収集の仕方で比べてみました。

「X世代・Y世代・Z世代・α世代」のデジタル環境の比較

X世代は成人後にインターネットを利用するようになりましたが、Y世代以降は生まれながらにデジタル環境にいることから、世代が進むにつれデジタルリテラシーも高くなりつつある傾向です

なかでもZ世代・α世代は、学校でオンライン学習やプログラミングの授業があるため、デジタル機器により精通しており、WebやSNSを活用して短時間で効率よく情報を収集することが得意です。

また情報収集の仕方にもデジタル環境は影響しており、X世代・Y世代はTVや新聞・雑誌などの紙媒体とWebとバランスよく情報収集する一方でZ世代・α世代はWebやSNSをメインで使いこなし、インフルエンサーや一般人の口コミやレビューなども重要な情報源になるのが大きな特徴です。

 

X世代・Y世代・Z世代・α世代の「マーケティング戦略」比較

さいごにX世代~α世代までの「価値観」に注目し、それぞれのマーケティング戦略を考えていきましょう。

X世代・Y世代・Z世代・α世代の「マーケティング戦略」比較

α世代はまだ幼少期の子供たちのため、今後も価値観は変化していくと考えられています。

X世代は商品の「品質の高さ」を重視するのに対し、この世代以降は「体験」(Y世代)、「精神的な満足度」や「ブランドの価値観や世界観」(Z世代)など、商品を通じてどのような付加価値を手に入れられるかが重視されていることがわかります。

またZ世代とα世代のマーケティング戦略には、SNSの活用が欠かせません。Z世代は好みのものや共感できるものには積極的にお金をかけるため、ブランドのコンセプトや商品の開発ストーリーなどの紹介、インフルエンサーの活用も効果的です。

タイパを重視するα世代にはショート動画TikTokなどを活用し、まずは直感的に「気になる!」、「よさそう!」と興味をもってもらうことが重要。投稿をバズらせて一緒にトレンドを作っていくのも有効でしょう。

 

まとめ

この記事では、各世代の人々が影響を受けた社会的出来事や、そこからどのような価値観が生まれたのかについて詳しく解説しました。 ミレニアル世代以降はデジタル環境の影響も大きく受け、生活に変化がもたらされています。各世代の特徴を理解した上で、マーケティング戦略に活かしていきましょう。

 

関連資料

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リクルートスーツの購入実態を調査!人気ブランドや重視する点など就活におけるスーツの選び方を徹底解説

就職活動をする大学生にとって必須アイテムとなる就活スーツ。今回は18〜25歳の大学生・若手社会人を対象にアンケートを実施。就活スーツの購入時期や大学生に人気のブランド、スーツ購入時に重視している点などを徹底調査しました。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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1,スーツデビューの用途とは?購入時期を調査

Q.初めてスーツを購入した時の用途を教えてください。

Q.初めてスーツを購入した時の用途を教えてください。

(n=306)

Q.就活用にスーツを購入しなおしましたか?

Q.就活用にスーツを購入しなおしましたか?

※初めてスーツを購入した時の用途が「就活」以外と回答した方 (n=164)

まず初めてスーツを購入した時の用途を調査すると、「就活」が46.4%で最多の結果に。次いで「入学式」41.8%となりました。また「就活」以外を選択した方に、就活用にスーツを購入しなおしたかどうかについて調査すると、6割以上が「購入した」と回答。

大学生がフォーマルなスーツを購入するタイミングとしては「入学式」と「就活」で大きく2回あることが分かります。「入学式」でスーツを購入した場合でも、より就活にふさわしい色味や形のスーツを購入したり、体形の変化から買い替えを検討する層が多いと考えられます。

Q.就活用にスーツを購入した時期を教えてください。

Q.就活用にスーツを購入した時期を教えてください。Q.就活用にスーツを購入した時期を教えてください。

(n=306)

就活スーツの購入時期については、「大学1年生」47.5%が最も多い結果に。前述の結果では、入学式で使用したスーツをそのまま就活時に使う場合もあることから、大学1年生の始めに購入する方が多いようです。次いで本格的に就活をスタートさせる「大学3年生」が29.3%となりました。

さらに年間を通してでは「4月」が最多となっています。1~3月よりも新生活、新学期が始まるタイミングで揃える方が多いようです。

\スーツの用途に応じて購入時期に変化あり?初めてのスーツ×就活用にスーツ購入時期で深掘り調査/

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2,就活用スーツの色や購入点数を調査!

Q.就活用に購入したスーツの色を教えてください。

Q.就活用に購入したスーツの色を教えてください

(n=306 内訳:【男性】 n=153、【女性】n=153)

では、実際にどのような就活スーツを選んでいるのでしょうか。
就活用に購入したスーツの色では「ブラック」79.4%が最多となりました。色味のあるものよりも、就活スーツの王道といえるブラックが圧倒的人気となりました。また男女別に注目してみると、男性の場合は「ネイビー」を選ぶ方も30%いることがわかります。

Q.就活時にスーツ用品はいくつ買いましたか?

【男性】
Q.就活時にスーツ用品はいくつ買いましたか?【男性】
【女性】Q.就活時にスーツ用品はいくつ買いましたか?【女性】

(n=306 内訳:【男性】 n=153、【女性】n=153)

続いて就活時に購入したスーツ用品については、男女ともに「1点」が半数以上でベースとなっています。

しかし男性の場合【スーツ上・下】【ワイシャツ】【ネクタイ】のカテゴリで「2点~5点以上」の回答は35%以上、特に【ワイシャツ】は56.9%となっており、替えも合わせて購入していることがわかります。

女性の場合は【ワイシャツ】【ブラウス】のカテゴリで「2点以上」購入している方が多いようです。

Q.誰とスーツを買いに行きましたか?

Q.誰とスーツを買いに行きましたか?

(n=306 内訳:【男性】 n=153、【女性】n=153)

誰とスーツを買いに行きましたかの回答については「母」70.6%となり、大差をつけて1位となりました。男性の場合は「父」の回答率も高く、両親の中でも同性同士で行く方も多いようです。「1人で買いに行く」は12.1%と意外にも低く、初めてのスーツや就活という一大イベントであることから、両親と一緒に買いに行き、アドバイスを求めている様子がうかがえます。

\就活スーツの予算感を調査!男女で差が出る結果に/

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3,学生に人気のスーツブランドとは?知ったきっかけも調査

Q.就活用にスーツを購入する際、実際に購入したブランド名を教えてください。

Q.就活用にスーツを購入する際、実際に購入したブランド名を教えてください。
Q.就活用にスーツを購入する際、実際に購入したブランド名を教えてください。

(n=306 内訳:【男性】 n=153、【女性】n=153)

就活スーツのブランドについても調査しました。実際に購入したブランドについては男女ともに1位「洋服の青山」2位「AOKI」となっています。テレビCMや広告などでも目にする機会が多く、“就活スーツの王道“として学生にも認知されていると考えられます。3位以下は男女で異なる結果に。

男性は3位「はるやま」4位「SUIT SELECT」「P.S.FA」とスーツ専門店のブランド名が続くのに対して、女性は3位「ユニクロ」4位「イオン」と普段のファッションを取り扱うブランドとなっています。男性はスーツ専門店でしっかりと一式揃えたいという意識が強い一方で、女性は専門店にこだわらず、リーズナブルに気軽に購入できることも重視しているのではないでしょうか。

Q.そのブランドを知ったきっかけはなんですか?

Q.そのブランドを知ったきっかけはなんですか?

(n=306 内訳:【男性】 n=153、【女性】n=153)

ブランドを知ったきっかけについては、1位「テレビ」44.1%、2位「両親」23.5%となりました。特に女性のほうが「両親」の回答率が高くなっています。就活スーツの購入は学生本人のみならず、両親の意見も参考にしていることから、SNSよりもマスメディアである「テレビ」がきっかけとなっていると想定されます。

\実際に購入したブランドを選んだ決め手から分かるスーツ専門店派と専門店以外派のマインドの違いとは?/

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4,「着心地」がキーワード!スーツ購入時に重視する点とは?

Q.就活用のスーツを購入する際に重視する点を最大5つ選択してください。

Q.就活用のスーツを購入する際に重視する点を最大5つ選択してください。

(n=306)

続いて就活スーツの購入で重視する点について調査しました。

1位「着心地がいい素材」31.1%、2位「長く使える」29.1%、3位「コスパ」24.8%、4位「ストレッチ素材」22.2%の順となりました。面接や説明会など慣れないスーツで一日中過ごすことを考え、着心地のよさを一番に重視していると考えられます。

意外にも「長く使える」は2位にランクインしています。“就活スーツ“という一時のものとして考えるというよりも、社会人になってからもできれば使っていきたい、せっかくフォーマルなスーツを買うのであれば長く使えるものがよいと考えている方が多いようです。

\学生が思う就活時に重視する第一印象に与えたいイメージとは?/

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5,スーツ購入は路面店派orオンライン派?

Q.就活用のスーツはどこで購入しましたか?

Q.就活用のスーツはどこで購入しましたか?

(n=306)

就活スーツの購入場所については「スーツ専門店(路面店)」が57.5%で最多の結果に。次いで「スーツ専門店(デパート・ショッピングモール内)」22.2%となりました。前述のブランド名の結果からもスーツ専門店で購入している方が多いことがわかりますが、半数以上が「路面店」で購入しているようです。

Q.今後スーツやスーツに関する用品を購入する場合、どのように購入しようと思いますか?

Q.今後スーツやスーツに関する用品を購入する場合、どのように購入しようと思いますか?

(n=306)

今後のスーツの購入については「同じブランドで店舗購入を検討」の回答が半数以上となりました。社会人になってからスーツを選ぶ際も、就活スーツで購入したブランドや店が影響してくるようです。

また購入場所についても店舗購入が多数派。「着心地のよさ」「ストレッチ素材」などがポイントとなっていることからも、実際に試着して決めたいと考えている方が多いと想定します。

\路面店が多数派の理由とは?リアルな意見を深堀り調査!/

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まとめ

  • 初めてスーツを購入した用途は「就活」「入学式」
  • 購入時期は「【大学1年生】4月」【大学3年生】4月」が多い
  • スーツの色は「ブラック」が約8割、男性は「ネイビー」も一定数あり
  • スーツ用品の購入数
    └男性:【スーツ上・下】【ワイシャツ】【ネクタイ】は2点以上
    └女性:「2点以上」の回答率は【パンツタイプ】【ワイシャツ】 >【スカートタイプ】【ブラウス】
  • スーツは「母」と購入する派が70%以上
  • 人気スーツブランドは1位「洋服の青山」2位「AOKI」
  • スーツ購入時に重視するポイントは「着心地がいい素材」「長く使える」「コスパ」「ストレッチ素材」
  • 購入場所は「スーツ専門店(路面店)」が最多
  • 今後のスーツ購入は「同じブランドで店舗購入を検討」が半数以上

ダウンロード資料のご案内

ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、スーツ購入の予算情報収集方法などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    18~25歳/未婚/子どもなし/大学生、正社員、公務員・団体職員/就活用スーツを購入したことがある

  • 有効回答数

    306件

  • 調査時期

    2024年11月

  • 方法

    インターネット調査

【2024年】10代女子が選ぶトレンドランキングを発表!

2024年トレンドランキングの傾向とは?
 
2024年のトレンドランキングは、ヒト部門・ウタ部門にて「Mrs. GREEN APPLE」が2冠を達成。アーティストの「こっちのけんと」は楽曲やダンスと合わせて、ヒト部門・コト部門・ウタ部門の3部門で上位ランクインとなりました。

コト部門では「焼きポンデ作り」や「氷タンフル作り」といった10代女子でも手軽に購入できて、真似しやすい簡単アレンジレシピが話題に。

モノ部門ではフードが上位にランクイン!この2~3年はコロナ禍の影響もあり、外出先で購入したものを皆で食べる、ということ自体が下火になっていましたが、2024年はサーティワン アイスクリームの「よくばりフェス」や丸亀製麺の「うどーなつ」など、手軽に皆で食べられるスイーツの人気が戻ってきた印象です。

計5部門のトレンドランキング最新版をお届け!さらに今回3部門でTOP3にランクインを果たした「こっちのけんと」さんからの受賞コメントも掲載しています。

■ヒト部門編

■ヒト部門編

1位 『Mrs. GREEN APPLE』

現在、大森元貴・若井滉斗・藤澤涼架の3人で活動するアーティスト「Mrs. GREEN APPLE」(通称:ミセス)がヒト部門1位に。2024年は5カ月連続でシングルをリリースするなど精力的な活動が続き、今回のランキングではヒト部門・ウタ部門の2冠を獲得。
10代女子へのインタビューでは『ミセスの曲はいつも話題になる!』という声も多く、まさに彼女たちの”青春バンド”としての地位を確立しているようだ。最近はバラエティ番組への出演など各メンバーがフォーカスされ、ますます人気を集めている。

2位 『こっちのけんと』

楽曲制作や映像制作、デザインなど幅広い活動を行うマルチクリエイター「こっちのけんと」が2位にランクイン。2024年5月に「はいよろこんで」をリリースすると、キャッチーなメロディーとその音楽に合わせて踊る「ギリギリダンス」がTikTokで流行し、瞬く間に話題に。
コト部門、ウタ部門でも3位を獲得し、10代女子のトレンドの中心となった。「緑のマルチアーティスト」をキャッチコピーとし、緑のメガネや髪色がアイコンとなっているのに加え、俳優・菅田将暉の弟としても注目を集めている。

ヒト部門2位『こっちのけんと』受賞コメント👑
なななんと…!?本当にありがとうございます。僕としても今年は結婚やら「はいよろこんで」リリースやら大きく人生が動いた年でございました。そんな自分のメモリアルな年にこのような嬉しいランキングにも載せていただき本当にありがとうございます。 来年もがんばります!!!

3位 『出口夏希』

2024年上半期ランキング7位から一気に3位へと急上昇。10代女子が今最も注目している女優のひとり。4月にフジテレビ系連続ドラマ「ブルーモーメント」のヒロインや、8月には映画「赤羽骨子のボディガード」のヒロインを務め、話題となった。
大人びた雰囲気の中に可愛らしさを兼ね揃えた彼女の魅力に今後も目が離せない。

4位 『IVE』

2021年デビューの6人組韓国ガールズグループ「IVE」がランクイン。10代女子の間では2024年に公開された「HEYA」という曲が振り付けとともにTikTokで流行ったようだ。
日本のバラエティ番組にも多数出演、さらに9月にはワールドツアー「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」のファイナル公演として、初の東京ドーム公演を開催。2日間で95,800人を動員する熱狂ぶりを見せた。

5位 『向井康二』

男性アイドルグループ「Snow Man」のメンバー。フジテレビ系列のバラエティ番組「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」ではドッキリクリエイターとしてレギュラー出演を務め、同番組から誕生した自身が扮するヒーロー「マッサマン」が若年層から絶大な支持を受けている。
2024年は雑誌の表紙や「お台場冒険王2024」でメインキャラクターに就任するなど「マッサマン」としての活躍が広がり、10代女子の間でも定着しているようだ。

6位 『大西流星』

男性アイドルグループ「なにわ男子」のメンバー。2024年には個人のInstagramも開設し、フォロワー数56.7万人(2024年10月時点)を記録している。
8月には初主演となる映画「恋を知らない僕たちは」が公開となり、高校生6人がそれぞれ抱く”本気の恋”を描いた胸キュンラブストーリーが話題に。実際に劇場へ足を運んだ10代女子も多かったようだ。

7位 『松田元太』

男性アイドルグループ「Travis Japan」のメンバー。5位にランクインしている「マッサマン」の新キャラクター「マツダマン」として出演すると、アイドルファン以外の10代にも知名度を広げ、話題となった。さらに4-6月期ドラマ「東京タワー」、7-9月期ドラマ「ビリオン×スクール」に出演するなど俳優業としても活躍。
2024年上半期トレンドランキングから続けてのランクインを果たし、10代女子からは「ドラマでもバラエティでもずっと話題になっていた」と声があがるほど、今年の顔となっているようだ。

8位 『米澤りあ』

10代に絶大な人気の恋愛リアリティ番組「今日、好きになりました。」シリーズにて2024年に3度出演し話題となった。TikTokでは得意のダンスや変顔動画を日々アップし、現在48.5万フォロワーを記録。(2024年10月時点)
10代女子の間では「変顔が最高」「髪色も可愛くて真似したい」といった声があり、すでに10代の憧れとなっているようだ。

9位 『ラウール』

男性アイドルグループ「Snow Man」のメンバー。2024年6月にパリのモデル事務所「BANANAS MODELS」に所属したことを報告。Snow Manとしての活動を継続しながら、パリコレモデルとしても活躍する姿が大きな話題となった。さらに8月には主演映画となる「赤羽骨子のボディガード」が公開されると、こちらも10代女子の間で話題に。
アイドル・モデル・俳優業で違った顔を見せてくれる彼の才能に今後も目が離せない。

10位 『高橋藍』

男子バレーボール選手。東京オリンピックに続き、2024年はパリオリンピックの日本代表として活躍した。
オリンピックの特集に加えてバラエティ番組やCMなどメディア出演機会も多く、端正な顔立ちとムードメーカーな姿が10代女子の間でも「イケメン」「かっこいい」と話題に。バレーボール部や元々バレーボールに興味があった人以外にも人気が広まっているようだ。

■コト部門編

■コト部門編

1位 『焼きポンデ作り』

ミスタードーナツの定番商品「ポン・デ・リング」をフライパンで焼くアレンジレシピ「焼きポンデ作り」がコト部門1位に。焼くだけという簡単なアレンジなのに、新たなポン・デ・リングの味わいが楽しめるとSNSを中心に話題となった。
手軽に購入できて、自分たちでも試しやすいアレンジということもあり、10代女子の間でもSNS上で見て楽しむだけでなく、実際に試してみたという人も多かった。

2位 『氷タンフル作り』

韓国語でフルーツ飴を意味する「タンフル」が派生し、冷凍フルーツを氷水に入れるだけでアレンジになる「氷タンフル作り」が今年の夏SNSで話題となった。
TikTokでは失敗しない作り方やパリッとした食感を伝えるASMR動画が多数投稿され、新感覚でヘルシーなスイーツとして反響を呼んでいたようだ。

3位 『ギリギリダンス』

ヒト部門2位にランクインした「こっちのけんと」のシングル「はいよろこんで」のサビに合わせて踊る「ギリギリダンス」がコト部門としても3位にランクイン。
TikTokでは多くのインフルエンサーがダンス動画をアップし、本人も「ME:I」や「Da-iCE」「NiziU」など様々なアーティストと一緒に踊ったコラボ動画を投稿すると100万再生を超えるなど反響が大きく、10代女子の間では知らないという人がいないほど話題になっていた。

コト部門3位『ギリギリダンス』受賞コメント👑
本当にありがとうございます!ここ最近仕事でお会いした方や街中でお声がけしてくださった方が「うちの子供がよく歌って踊ってます!」と言ってくださっているのがとても嬉しいです。制作当初の歌詞は「Get it Get it done」だったので、カタカナ表記にして本当によかったなと思いました。これを機に少しずつ人生について考えるきっかけになっていただければ幸いです。ほんっっっっっっとうにありがとうございます!!!まだまだがんばります!!

4位 『海のはじまり』

2024年7月期の月9ドラマがランクイン。2022年に話題となったドラマ「silent」チームが再集結した、目黒蓮主演の完全オリジナルストーリーとあって、放送開始前から話題となった。
さまざまな“親子の愛”をテーマとしており、視聴していた10代女子からは、『重い内容で現実世界でもありえるストーリーを簡単に扱わず、しっかり物語にして毎回釘付けでした』という声もあった。

5位 『西園寺さんは家事をしない』

2024年7月期ドラマで、明るくポジティブな西園寺さんを中心に「偽家族」という新たな関係からお互いを理解し、心を通わせていくハートフルラブコメディ。その爽快なストーリーに加え、子役の倉田瑛茉ちゃんが10代女子の間で話題に。
「~だよねぇ」という劇中の語尾や、ドラマオフショットのSNS動画では、父親役の松村北斗と本当の親子のように過ごす姿が可愛すぎるという声が多かった。

6位 『さつまいもタイムダンス』

SNSで活躍する人気クリエイターによって投稿された動画で、「さつまいもタイム」というワード×独特なキャラクター×手を上下に動かすシュールな動きがインパクトとなり、SNSで瞬く間に広がり、10代女子の間で話題となった。
インフルエンサーのみならず、芸人など有名人もTikTokで動画を投稿するなど、一大ブームとなった。

7位 『ギリハピダンス』

ヒップホップユニットのKOMOREBI(コモレビ)が2024年6月にリリースした「GiriGiri」のダンス。手振りで簡単に真似できることから流行。10代女子のインタビュー時には、ほとんどの人が口づさみながら、ダンスを踊っていたほどだ。
「ギリハッピー」のフレーズ単独でもコトバ部門3位にランクインしている。

8位 『グミステップ』

YouTubeフォロワー数114万人(2024年10月時点)を誇る、若年層に人気な動画クリエイター「しなこ」が2024年6月にシングル曲「グミキュンプリンセス」を公開。
MVでは、カラフルでポップな世界観の中で切れのいいダンス「グミステップ」を踊る姿が注目を集めた。TikTokなどのSNSでも多くのインフルエンサーがダンスを投稿し、10代女子の間で話題となったようだ。

9位 『メイクレシピ』

「メイクレシピ」とは自分自身がメイクで使用しているコスメアイテムをひとつの画像の中に集約させたもの。アイドルや有名人、メイクが上手なインフルエンサーなどがどんなコスメを使っているのか、どのコスメの相性が良いのかを一目で知ることができると話題に。
10代女子からは『アイドル系のメイクレシピが多くて参考になった』といった声があげられた。

10位 『ビリオン×スクール』

山田涼介演じる主人公は日本最大の財閥グループ企業のCEOで“億万長者=ビリオネア”だが、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも、生徒とともに成長していく姿を描く学園コメディ。
10代女子からは、『ネタシーンが面白い』『オフショットがエモい』など同世代の学園ドラマだからこその共感の声が多かった。

■モノ部門編

■モノ部門編

1位 『サーティワン アイスクリーム「よくばりフェス」』

サーティワン アイスクリームが2024年5月に開催した期間限定のキャンペーン。(※現在こちらのキャンペーンは終了しております。)
好みのアイスクリームを3つ選べる「トリプルポップ」の購入者を対象に、プラス100円(1コにつき)でスモールサイズよりやや小さいポップスクープサイズのフレーバーを最大7個まで追加でき、計10個のフレーバーを一度に購入できると話題になった。
インタビューでは『友達とカラオケで分けて食べた』『期間中に4回行った』など、10代女子の間でも盛り上がった様子が伺えた。

2位 『焼き芋 香ばしカラメル フラペチーノ』

スターバックス コーヒーから毎年人気の焼き芋フラペチーノが、今年はカラメルソースを合わせた秋の新作として登場。
インタビューでは『スターバックスの焼き芋フラペチーノは間違いない』『焼き芋が好きな子が多いから、毎年楽しみに待ってる人が結構いる』など、熱量の高いコメントがいくつも出た。
期間限定の商品にも関わらず、熱烈なファンを獲得しており、去年のフラペチーノとの違いも楽しみながら満喫しているようだ。

3位 『丸亀うどーなつ』

2024年6月から丸亀製麺の新商品として販売されているうどんから生まれたドーナツの「丸亀うどーなつ」がランクイン。発売当時は「きび糖味」と「やみつきカレー味」の2種類で、おやつとしても軽食としても人気だったようだ。
気軽に入れる丸亀製麺でフラッと寄って買って食べられる手軽さと、もちもちとした食感が美味しいと、10代女子からも好評だった。

4位 『グリークヨーグルト』

日本ではギリシャヨーグルトとして親しまれているヨーグルトのことで、韓国で流行り、その流れで日本でも流行している。韓国のグリークヨーグルトは日本で販売されているものよりもさらに水分が少なく、濃厚でもったりクリーミーな食感が特徴だ。
原宿竹下通りに韓国グリークヨーグルト専門店がオープンしたのを皮切りに、韓国のグリークヨーグルトブランドのフラッグシップストアが表参道にオープンするなど、人気が高まっている。

5位 『盛り耐性なしメイク

「盛り耐性」とは華やかな装飾に耐性があるかどうかを指す言葉。濃いメイクや華やかなメイクではなく、素材を生かしたシンプルなメイクが似合いやすいタイプのことを「盛り耐性なし」と呼ぶ。
その「盛り耐性なし」のタイプに似合うメイク方法を10代女子は「盛り耐性なしメイク」と呼んでいるようだ。アイラインを薄め・短めにしたり、カラコンは小さめなものを選ぶなど、マネしやすいのが人気の理由のようだ。

6位 『fwee(フィー)のリップアンドチーク』

SNSで話題の韓国コスメfwee(フィー)から発売されたメイクアイテムがランクイン。リップとチークが1つになったマットタイプのリップアンドチーク「プリンポット」は、ふわふわとやわらかいムースのようなテクスチャーが特徴。
カラーバリエーションも30色と、パーソナルカラーの概念が当たり前になった10代女子にとって、自分に似合う色が必ず見つかるのも嬉しいポイントだ。

7位 『ヨーグルトボウル』

4位にランクインしている、グリークヨーグルトを使用したスイーツで、アサイーボウルの”アサイー”の部分がグリークヨーグルトになっているといえば想像しやすいだろうか。
水切りしたヨーグルトにフルーツやグラノーラ、はちみつなど好きなものを乗せて食べるもので、アサイーよりも家で作りやすいと10代女子の間で人気が高まっているようだ。

8位 『セブン-イレブン「お店で焼いたチョコクッキー」』

今、チャンククッキーが10代女子の間で人気だが、セブン-イレブンから発売されたチョコクッキーもその流れを汲んで大人気のようだ。商品名の通り、お店で焼いているため出来立てを食べることができるのだが、一部店舗でしか販売されていないため、このチョコクッキーを求めてセブン-イレブンをハシゴして回ったという10代女子が多かった。

9位 『たまごっち ミニチュアチャームコレクション』

大人世代には懐かしい、たまごっちのミニチュア版のガシャポンが今、10代女子の間でも大人気となっている。昔のたまごっちのシリーズがミニチュアになっていることもあり、レトロ感がかわいいと好評のようだ。
スマホゲームのたまごっちに触れていた彼女たちにとっては、新鮮に映っているのかもしれない。

10位 『エスターバニー』

韓国系アメリカ人であるEsther Kim氏がデザインしたウサギのキャラクター。POPでキュートなテイストがかわいいと10代女子の間で人気となった。SHIBUYA109やヴィレッジヴァンガードなど、全国でポップアップストアが開催されている他、ファッションセンターしまむらとコラボするなど、今もっとも注目されているキャラクターの1つと言える。
通学鞄につけている高校生もおり、これからさらに人気が高まりそうだ。

■コトバ部門編

■コトバ部門編

1位 『おい、笑える』

一般女性が偶然発した「おい、笑える」という感想を撮影した動画がSNSにアップされると、その言い回しや間の取り方が面白いと話題になった。
10代女子へのインタビューでは、『学校でなにか面白いことがあった時に「おい、笑える」と返す』といった声もあり、日常でも使うコトバとして流行ったようだ。

2位 『風呂キャンセル界隈』

文字通り、入浴・シャワーを浴びないということを意味する。面倒くさい、気力がないといったマインドから来ているコトバで、10代女子からは『友達との夜の電話で「もう遅くなったから風呂キャンセル界隈」などとふざけて話したりする』といった声もあった。
さらに派生してなにか面倒なものがあった時に「〇〇キャンセル界隈」などと表現し、幅が広がっているようだ。

3位 『ギリハッピー』

ヒップホップユニットのKOMOREBI(コモレビ)の曲である「GiriGiri」がTikTokの音源として流行した。サビのフレーズ「ギリ・ギリ・ギリハッピー」に合わせて踊る「ギリハピダンス」が10代女子の間で流行。
やがて「ギリハッピー」というコトバとして普段使いするフレーズへと派生したようだ。

4位 『しかのこのこのここしたんたん』

2024年7月期のテレビアニメ「しかのこのこのここしたんたん」のオープニングテーマ「シカ色デイズ」のイントロ部分がTikTokの音源として流行。「しかのこのこのここしたんたん」というフレーズを繰り返しながら、踊るダンス動画は中毒性があり、Z世代の間ですぐさま話題に。
10代女子へのインタビューでは、ほとんどの人が呪文のようにこのフレーズを言えるほど浸透していた。

5位 『菊池風磨構文』

アイドルグループ「timelesz」の新メンバー募集に密着したオーディション番組「timelesz project -AUDITION-」内で、参加者に指摘した菊池風磨の「~ようじゃ無理か。~はね、~しておかないと」のフレーズが「菊池風磨構文」として一大ブームに。
SNSでは何かを注意する時や自虐ネタなど構文を使った様々なパターンが投稿され、10代女子の間でも大きな話題となったようだ。

6位 『○○ミーム』

2024年上半期トレンドランキング【コト部門】で1位となった「猫ミーム」の派生として今回はコトバ部門でランクイン。猫に限らず、様々な画像や動画を素材に、コメントやキャプションをつけて再編集した動画を示し、「ミーム」というワード自体が浸透していったようだ。
特に狩野英孝の「エイコーミーム」やロバート秋山の「秋山ミーム」など芸人の切り抜き動画がSNS上で人気となった。

7位 『BeRealガチ勢』

2023年頃から10代女子の間で大流行中のアプリ「BeReal.」だが、今回は新たに「BeRealガチ勢」というコトバとしてランクイン。
毎日異なる時間に通知が届き、2分以内に写真を撮ってシェアをする仕組みとなっており、友達と遊んでいる時のみならず、起床直後など不意の瞬間に通知が届くことも日常茶飯事。そんな中でも瞬時に反応し、写真を撮って投稿を欠かさず行っているようだ。

8位 『うますぎやろがい』

何かを食べた後に「はぁ~うますぎやろがい」と言い、ダンスを踊る一連の流れがTikTokの音源として流行。
10代女子の間では、TikTok上の音源としてだけでなく、『おいしいものを食べたらみんな言っている』という声も多くあがった。
おいしさの表現のひとつとして日常的に使われるコトバとなっていたようだ。

9位 『セジュ顔』

Z世代の憧れ「なえなの」「森香澄」などが所属する、芸能事務所「seju」のタレントに似た雰囲気の人を示すコトバ。透明感があり、清楚でナチュラルな雰囲気が人気となっているようだ。
また派生して、彼女たちの雰囲気に近づけるようなメイクとして「セジュ顔メイク」も10代女子の間で話題となった。

10位 『ほんmoney』

YouTubeチャンネル登録者数209万人(2024年10月時点)を誇る、Z世代に人気のタレント「kemio」が発し、SNSで流行。現在アメリカ在住のkemioが関西弁のように「ホンマに~」という口癖が「ほんmoney」に聞こえるというファンからの声によって、kemio自身も意識して使っていたようだ。
10代女子の間でも『学校で使っている子がいた』と教室で話題となっていたようだ。

■ウタ部門編

■ウタ部門編

1位 『「ライラック」Mrs. GREEN APPLE』

「ライラック」は5カ月連続シングルリリースの第一弾としてリリースされた楽曲で、瞬く間にTikTokで拡散され話題になった。別で行った10代女子へのインタビューでは、その場にいたほぼ全員が流行った曲として挙げており、彼女たちが皆で口ずさむ姿が印象的だった。
以前から10代に人気な「Mrs. GREEN APPLE」だが、今年は曲だけではなくヒト部門でも1位を獲得しており、アーティストにも注目が集まっている。

2位 『「Magnetic」ILLIT』

今最も若年層からの注目度が高いK-POPアーティストの1組である「ILLIT(アイリット)」のデビュー曲。2024年3月にリリースされた楽曲にも関わらず、根強く10代女子に人気の様子だ。
YouTubeの公式MVは1.5億回(2024年10月時点)を記録し、SpotifyではK-POPガールグループのデビュー曲史上、最速で累計再生数1億回を突破。K-POPになじみのない層も「一度は聞いたことがある」と言うほどの大ヒットとなった。

3位 『「はいよろこんで」こっちのけんと』

コト部門にランクインしている「ギリギリダンス」の音源として、10代女子の間で爆発的な人気を得た。一度聴いたら耳から離れなくなるメロディと、メッセージ性の強い歌詞も共感を呼び、YouTubeの公式MVビデオは1億回を突破(2024年10月時点)。
歌っている「こっちのけんと」自身もヒト部門でランクインするなど、曲・ダンス・アーティストの3拍子全てに注目が集まる、2024年を代表する1曲となった。

ウタ部門3位『はいよろこんで』受賞コメント👑
本当にありがとうございます。この楽曲は僕だけでなく共同作曲のGRPさんやMV制作のかねひさ和哉さんやこっちのけんとチームの皆様全員で愛情を込めて作った一曲なので、みんなでこの喜びを分かち合いたいと思います。僕の人生だけでなく色んな意味で、色んな人の人生も変わってきている一曲なので、今後も愛していきたいと考えています。 改めましてこの度はありがとうございました。まだまだがんばります!

4位 『「きゅるりんしてみて」きゅるりんってしてみて』

“女の子の「カワイイ・リアリズム」を追求する”をコンセプトに活動している日本の女性アイドルグループ、通称「きゅるして」の楽曲がランクイン。
『TikTokのおすすめに流れてきた』『推し関連のTikTok動画のBGMによく使われてた』など、やはりTikTokで知った子も多く、サビに合わせてテンポよく踊るダンスも流行ったようだ。

5位 『「I wonder」Da-iCE』

TBS系火曜ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」の主題歌として起用され、そこからキャッチーなメロディーと歌詞とリンクした印象的な振り付けが話題となり、TikTokで総再生回数7億回越えの爆発的なヒットを記録した。
K-POPアイドルがこぞってダンスを投稿するなど、日本にとどまらず韓国でも人気となっていて、『TikTokでよく流れてきた』と言う10代女子も多かった。

6位 『「恥ずかしいか青春は」緑黄色社会』

10代女子に人気の恋愛リアリティ番組、ABEMAの「今日、好きになりました。 夏休み編2024」(通称:今日好き)の主題歌として起用されたのをきっかけに、瞬く間に人気となった。
4年ぶりに開催された今日好きの公開オーディションでは、この楽曲のダンスをTikTokに投稿するのが応募方法となっているため、『いろんな子が踊ってる動画が回ってきた』と、接触する機会が多かったようだ。

7位 『「絶対アイドル辞めないで」=LOVE』

日本の女性アイドルグループ「=LOVE」(通称:イコラブ)の楽曲。推しの幸せを願いつつも、永遠にアイドルでいて欲しいというファンの思いを歌った楽曲となっており、ファンとアイドルの両方を経験したことのある指原莉乃だからこそ書ける歌詞だと話題になった。
今や推しがいることが当たり前になっている10代女子は、このインパクトのある歌詞に共感を覚えるのかもしれない。

8位 『「ファタール」GEMN(中島健人・キタニタツヤ)』

中島健人とキタニタツヤのユニットが歌う、TVアニメ「推しの子」の第2期OP主題歌。まさかの組み合わせが話題となり、YouTubeの公式MVは3300万回を突破(2024年10月現在)。
アイドルとして活動してきた中島健人と、TVアニメ「呪術廻戦」のオープニングテーマで知られるキタニタツヤのタッグは10代女子の間でも話題になったようだ。

9位 『「Mamushi(feat. Yuki Chiba)」Megan Thee Stallion』

インタビューでは“お金稼ぐ私はスター”の部分はどの10代女子も口ずさめるほど、今年話題になった楽曲。アメリカのラッパーであるMegan Thee Stallionと日本のラッパー千葉雄喜がコラボした楽曲で、YouTubeの公式MVは4700万回再生を突破(2024年10月現在)。
2024年上半期のランキングでも、コトバ部門に「チーム友達」がランクインしており、千葉雄喜からこれからも目が離せない。

10位 『「NEW KAWAII」FRUITS ZIPPER』

日本の女性アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」(通称:ふるっぱー)の楽曲で、ダンスがかわいいと10代女子の間で話題になっている。
自分や相手の良い部分も、ちょっとダメな部分も全肯定していく、聴いていて自己肯定感を上げてくれるような歌詞も共感を呼び、曲中に出てくる「にゅーかわいいと思います」というフレーズも流行っているようだ。

 

お問い合わせ

「10代のインサイトについてもっと詳しく知りたい」「若年層プロモーションをする時に実際何から始めたらいいか分からない」などどんな些細な疑問やご相談でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

  • 調査対象

    13〜19歳/女性【マイナビティーンズ会員(女子)/外部調査会社パネル(女子)】

  • 有効回答数

    609件

  • 調査時期

    2024年9月~2024年10月

  • 方法

    『マイナビティーンズ』メンバー58名よりフリーアンサーで抽出したワードの中から、JK編集部が5つのジャンルごとに30項目をピックアップ。その中から『マイナビティーンズ』会員と外部調査会社のパネルにアンケート調査を実施

デジタル販促とは? 主な手法とメリット、効果を出すコツと注意点を紹介

デジタル技術の進化は進み、従来のアナログ販促だけでなく、デジタル販促の重要度も増しています。デジタル販促はターゲットを絞り込んで効果的にアプローチできるため、わずかな費用で大きな成果を得ることもあります。

この記事では、デジタル販促の定義やメリット、アナログ販促との違いなどについて言及し、具体的な手法や効果を引き出すコツまで解説します。

デジタル販促とは

デジタル販促とは

まずは、デジタル販促がどのようなものであるかを説明します。

 

デジタル販促の定義

デジタル販促は、インターネットやデジタル技術を活用した商品・サービスのプロモーション活動のことを指します。さまざまな手法がありますが、Google広告などのインターネット広告や、SNSでの広告・キャンペーン、デジタルクーポンなどWeb上で提供されるサービスを中心として、消費者に情報を届けます

一方でアナログ販促は、展示会など現場でのイベント開催や、チラシやポスター、看板、新聞広告など紙媒体で現物をベースとしたプロモーション活動などが該当します。

 

デジタル販促とアナログ販促の違い

デジタル販促とアナログ販促の違いを具体的に見ていきましょう。それぞれ「メディア&チャネル」、「ターゲティング精度」、「コスト」、「効果測定」、「双方間コミュニケーション」、「信頼性」の項目で比較してみました。

デジタル販促とアナログ販促の違い

デジタル販促は、年齢や性別、地域などをはじめとして、興味・関心、Web上での行動などでもターゲットを絞り込みできるため、ターゲティング精度が高いのが一番のメリットです。運用データをもとに効果測定もスムーズにでき、施策の改善点の把握もしやすいでしょう。

アナログ販促は一定の金額が発生し、それなりの予算を確保しなければなりませんが、デジタル販促は予算の調整もしやすく少額から始めることができます。SNSなどを活用すれば、ターゲットと直接コミュニケーションを取ることも可能に。一方で、アナログ販促と比べると情報の信頼性はやや劣ることもあります。

アナログ販促もチェック!

マイナビのマーケティング広報ラボでは、チラシの効果について詳しく解説! チラシに適した業種やメリット・デメリット、宣伝効果を上げる方法についてもまとめています。

参考記事:チラシの効果を高めるには? 種類別のメリットや反響を上げるコツを解説

 

「OMO」と「O2O」

消費者は商品を購入する際に、オンラインとオフラインどちらのパターンも存在します。デジタル・アナログ販促に関連して、「OMO」や「O2O」のマーケティング用語も知っておきましょう。

 

OMO【Online Merges with Offline(オンライン マージズ ウィズ オフライン)】

オンラインとオフラインの区別なく、どちらも融合させてシームレスな顧客体験を提供することを指します。

例えば、ECサイト(オンライン)と実店舗(オフライン)の双方のサービスを融合することで、より便利で快適なサービスを提供する取り組みなどが該当します。ECサイトから注文した商品を実店舗でも受け取れるのは「OMO」のサービスです。オンラインと実店舗を分断することなく、消費者にとって便利な買い物を実現しています。

 

O2O【Online to Offline(オンライン トゥ オフライン)】

「O2O」もオンライン上で販促活動を行いますが、実店舗への集客などがメインの目的になり、オンラインとオフラインのサービスはそれぞれ明確に区別して考えているのが違いです。例えばオンライン上でキャンペーン情報やデジタルクーポンを配信し、店舗への集客を図る施策などが「O2O」に該当します。

 

デジタル販促のメリット・デメリット

デジタル販促のメリット・デメリット

続いては、デジタル販促のメリット・デメリットを押さえていきましょう。

メリット

・低コスト
・ターゲットの強化
・データ分析
・リアルタイム
・バイラル(拡散効果)

 

低コスト

デジタル販促のメリットは、低コストで予算の管理もしやすいことです。施策により必要な金額は異なりますが、Web広告やSNS広告であれば従来の広告より比較的低い予算から始められるのが大きなメリットです。

アナログ販促の場合は、チラシやクーポンなどの広告物に対してデザイン代や印刷代がかかり、その上で配布をするのにも人件費が発生するため、コストが重なります。一方でデジタル販促は自身で金額の設定も簡単に調整でき、低コストで実施可能です

SNSプロモーションに注目!

SNSプロモーションは低コストで始められることからも、企業での活用も非常に増えています。メリットや成功事例など、合わせてチェックしましょう!

参考記事:SNSプロモーションとは?メリット・効果的なコツ・成功事例を解説

 

リアルタイム

デジタル販促はリアルタイムでタイムリーな訴求ができるのも強み。例えばセールのタイミングに合わせてキャンペーンを開始・終了したりすることも自在で、急にセールが決まった場合でも、デジタル販促であれば即座に対応できます。リアルタイムでトレンドに合わせたプロモーションを迅速に展開できるのがメリットです。

またSNSのキャンペーンなどはユーザーからの反応も即確認し、効率的にPDCAサイクルができますさらにはユーザーからのコメントを通して、率直な意見やアイディアを得ることができ、ブランディング等にも活かせるでしょう。

 

ターゲットの強化

ターゲット層に対していろんなセグメント方法がありますが、デジタル販促で一般的によく使われるものを下記の表でまとめました。

ターゲティングの種類

ターゲティングの種類

デジタルツールによりユーザーのデータ収集が簡単になり、年齢や性別、家族構成などの【基本情報】から、趣味や興味、閲覧履歴など【インサイト】まで解析することで、ターゲットを絞り込んだアプローチが可能に。例えばSNSの機能では、特定のキーワードを使った・見ているユーザー層など、より詳細にターゲットを設定できます。

そのため、既存のターゲット層だけでなく潜在層まで見極めた上でアプローチができ、ターゲティングが強化されます。精確なターゲティングを適切に行うことで、プロモーションの効果が高まるでしょう。

 

データ分析

デジタル販促はデータの収集・分析がしやすく、WebサイトやSNSへのアクセス解析として「クリック数」や「閲覧数」、「エンゲージメント数」、「コンバージョン数」など、細かなデータをリアルタイムで取得可能。そのため、どのような広告が効果的であるか具体的な数値で把握し、効果測定にも活かせます。

また、ユーザーのWeb上での行動をトラッキングすることも有効。Web上でユーザーが「どのページに訪問したのか?」、「どのコンテンツに関心を持ったのか?」を分析すれば、パーソナライズ化しニーズに合った情報を届けることができます。ユーザーの関心や行動を把握した上で、戦略を考えられます。

 

バイラル(拡散効果)

デジタル販促はバイラル(拡散効果)も期待でき、短時間で一気に情報を広めて多くの人に影響を与える可能性もあります。X(Twitter)やTikTokは特に拡散力が高いのが特長。広告を配信してもリツイートされた分は課金対象とならないため、拡散されるほどコスパの面でもよいでしょう。

一度拡散が始まると、しばらく情報が自然に広がり続けるのが利点。バズりやすい企画やコンテンツ、トレンド傾向を把握するのも重要です。またコンテンツシェアに対してインセンティブを付与し、拡散されやすいように露出を高めるのも1つの戦略です。

 

デメリット

競合とセキュリティ面
専門的な知識・スキルが必要

競合とセキュリティ面

Web上の情報は常にあふれ、最新情報がリアルタイムで更新されています。そのため競合も多く、情報が埋もれてしまいがちになる点はデメリットでしょう。またWeb上のサービスなどは、ハッキングや不正利用などセキュリティ面での不安もあります。セキュリティ対策は必須で、十分な対策を続けていくことが重要です。

 

専門的な知識やスキルが必要

デジタルツールやサービスを使いこなすのに、専門的な知識やスキルを身につける必要があります。

ツールの使い方やデータ分析など基本的な作業はもちろん、SNSの活用でもそれぞれの機能・サービス・特徴など、より専門的な知識も求められます。このような知識やスキルを身につけ実際に使いこなすようになるまでは時間がかかり、やりたい時にすぐに始められなかったりとマイナス面も。ツールやサービスは更新されていくので、常に新しい知識を得ることが大切です。

主要なSNSをチェック!

もっとSNSを活用したい方に、2024年版の主要なSNS17選を徹底解説!  今注目のSNSサービスや特長、知っておきたい基本情報を詳しくまとめています。

参考記事:【2024年版 有名SNS一覧】17種類の特長と使い分け方を紹介

 

デジタル販促の主な手法

デジタル販促の手法は多岐に渡りますが、今回は代表的な手法を7つご紹介します。

デジタル販促7つの比較

デジタル販促7つの手法の比較

 

代表的な7つの手法に加え、新規顧客(潜在層・顕在層)と既存顧客、どこの層にアプローチしやすいかについても比較してまとめました。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

SNS広告

ターゲット層:潜在層、顕在層、既存顧客

SNSのターゲット広告は、潜在層から既存顧客まで幅広い層にアプローチが可能。InstagramやX(Twitter)、TikTokなどの主要なSNSでは細かいターゲティングをもとに、出し分けもできるでしょう。

例えば「興味・関心」で絞り込んで【潜在層】にアプローチ、「検索キーワード」を分析して【顕在層】への訴求も可能に。また、カスタムオーディエンスの機能を使用すれば、既存顧客に対しても特別感のある広告を配信することもできます。

各SNSにはトレンドや特長があり、広告のビジュアルにこだわったり、トレンド要素を取り入れることで、爆発的な拡散も望めるでしょう。

X(Twitter)広告の出し方

X(Twitter)は拡散力も高く、若年層にも効果的にアプローチが可能で、広告を始めやすいでしょう。広告のフォーマットや予算相場、成功のポイントについても紹介しています。

参考記事:X(Twitter)広告の出し方は?種類と選び方、設定方法まで詳しく紹介

 

公式アプリ

ターゲット層:顕在層、既存顧客

公式アプリは、商品やブランドのファンである既存顧客、または顕在層にアプローチする際に有効。アプリの登録ユーザーは、ブランドの最新情報やお得な情報を得るために登録していることが多く、定期的に接点を持つことができます。

公式アプリを頻繁に見てもらうためには、価値ある情報を提供することが大切。ユーザーの購入履歴から興味を持ちそうな商品を表示したり、限定特典を提供したりすることで関心を惹きつけることができます。ユーザーと長期的な関係性を築きやすいのもメリットです。

ただしアプリをインストールするまでのハードルはやや高く、開発費や維持費などにもコストがかかる点は要注意です。

 

デジタルクーポン

ターゲット層:顕在層、既存顧客

デジタルクーポンはWeb上の行動データと紐づけると効果的で既存顧客顕在層に適しています。

例えば、ECサイトは訪問しているけれど商品購入に至らないユーザーに「初回限定クーポン」を配信することで購入のハードルを下げられます。「お気に入り」や「商品かご」には入っているけれど購入完了まで進まないユーザーには「限定クーポン」を配信することで、購買を後押しすることもできるでしょう。

また潜在層には、一部効果的な面も。購入頻度が高いユーザーには「購入金額に応じた限定特典」や「会員ランクごとの特典」など特別感を出せば、ファン化にもつながるかもしれません。

 

コンテンツマーケティング

ターゲット層:潜在層、顕在層、既存顧客

コンテンツマーケティングは、潜在層、顕在層、既存顧客と幅広い顧客にアプローチすることができます。ユーザーにとって価値ある情報を提供し続けることで、ブランドの認知度を高め信頼も得やすくなります。

コンテンツマーケティングを成功させるためには、徹底的にユーザー視点で役立つ情報を伝え、広告色を抑えること。さまざまなコンテンツを通して企業のコンセプトや想いなども伝え、共感してもらうことで、関係性を築いていけます。

Z世代の情報収集は?

マイナビのマーケティング広報ラボは、Z世代を対象にネットで何を検索しているか、信用して見ているコンテンツやWeb広告に対する好感度まで徹底調査しました!

参考記事:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方~新社会人編~

 

ジオターゲティング広告

ターゲット層:顕在層、既存顧客

ジオターゲティング広告は、ユーザーの現在地や訪問場所など位置情報に基づいて広告を配信できます。特定の場所で行動をするユーザーに対して情報を提供するため地域イベントや店舗集客などに効果的です。

ジオターゲティング広告を成功させるためには、クリエイティブにこだわるのも大切ですが、配信タイミング重要。ターゲットエリアにいるユーザーに向けて、日にちや時間限定のクーポンを配信するなど、タイムリーなプロモーションも実現できます。

 

検索広告

ターゲット層:顕在層、既存顧客

検索広告は、商品の情報を収集している顕在層や既存顧客へのアプローチに向いている手法です。ユーザーが特定のキーワードを検索する理由は「〇〇について知りたい」、「〇〇へ行きたい」、「〇〇を購入したい」と明確なニーズを持っているためです。

キーワードへの興味や関心が高いタイミングでアプローチできるため、商品購入などにつながりやすい傾向があります。検索広告を成功させるためには、適切なキーワード選定や魅力的な広告文の作成、ランディングページ(LP)の最適化をすることが大切また運用データをもとに少しずつ調整して変化を見ていくことで、より成果が得られやすくなります。

 

ニュースレター、メルマガ配信

ターゲット層:顕在層、既存顧客

ニュースレターやメルマガは低コストで大量に送ることができ、定期的にユーザーとコンタクトを持てる点で優れています。情報量にも制約がないため、パーソナライズ化したアプローチをタイムリーに行うことが可能例えば過去の購入履歴をもとに商品をレコメンドするメールなどは高い開封率になりやすい傾向です。

どちらの手法も定期的にコンタクトを取っておくのが大切で、曜日や時間帯など特定のタイミングで送り、印象付けるのも有効。新商品の情報や限定クーポンなどだけでなく、ユーザーにとって特別な情報・役立つ情報を送ることで、価値を高めましょう。

 

デジタル販促の効果を高めるポイント

デジタル販促の効果を高めるポイント

段階的に行う(スモールスタート)

デジタル販促での効果を把握するために、まずは段階的(スモールスタート)に取り組むようにしましょう。デジタル販促は低コストでできるため、いろんな施策を組み合わせて実施できますが、段階的に取り組んでいくことで、どの施策で効果が出ているのか、より明確に測定しやすくなるからです。また失敗のリスクも最小限にとどめることができます。

最初は段階的に行い、少しずつ効果が出始めたら予算を増やしてスケールアップすることがポイントです。

 

アナログ販促と組み合わせる

デジタル販促の効果をより高めるには、アナログ販促と組み合わせることが効果的です。デジタル販促はターゲティングや効果測定などのデータ分析が強みですが、インターネットをあまり使わない層や、信頼性の面ではアナログ販促が有効なことも。デジタルとアナログを補完し合うことで効果を高めやすくなります。

例えばイベントを実施する上で、開催地周辺の人にはポスターで告知し、若年層に向けてSNSで来店を促進するキャンペーンをし双方の施策を組み合わせると、幅広い年代層の人が集まりやすい傾向に。イベント会場では参加者と直接交流でき、ブランドのファン化につながることも。イベント後、参加者にデジタルクーポンを送ればさらにエンゲージメントを高められるでしょう。

デジタル販促でできることとアナログ販促の強みを組み合わせて活用するのが重要です。

 

まとめ

デジタル販促は、リアルタイムでターゲットを細かく絞り込んだ上で情報提供できるのが強みで、運用データをもとに効果測定も簡単に行えます。デジタル販促を取り入れつつアナログ販促を組み合わせて、適切な戦略を考えていきましょう。

 


マイナビの企画一覧

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一人暮らし大学生のお金事情を調査! 働き方や生活・趣味にかけるお金の内訳など詳しく解説

一人暮らしの大学生は、学業・生活・アルバイトなど様々な両立が求められます。そんな中で彼らは自由なお金をどのように稼ぎ、使っているのでしょうか。今回は、一人暮らしの大学生を対象に大学生のお金事情についてアンケートを実施しました。お金を稼ぐ方法や目的、使い道など詳しく解説します。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

調査資料ダウンロードはこちら

1,大学生のお金の稼ぎ方を調査!働く目的とは?

Q,大学生になってからお金を稼ぐために行っていることを教えてください。

Q,大学生になってからお金を稼ぐために行っていることを教えてください。

(n=304 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=157)

まず、一人暮らしの大学生がお金を稼ぐために行っていることを調査すると、「長期アルバイト(基本半年以上)」80.6%が最多の結果に。定期的な収入を得るために固定のアルバイトを行っている方が8割以上ということが分かります。次いで「ポイ活」53.6%、さらに女性は「フリマサイトに出品する」も23.6%の回答率となりました。

アプリに登録したり不要になったものを売ったりと、アルバイト以外にもコツコツとお金を稼いでいる方が多いようです。

Q,アルバイト・インターンをしている方にお聞きします。そこで働いている目的を教えてください。

Q,アルバイト・インターンをしている方にお聞きします。そこで働いている目的を教えてください。

※「アルバイト」「有給インターン」と回答した方 (n=304 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=157)

前述でアルバイトやインターンをしていると回答した方の中で働いている目的について調査すると、1位「生活費のため」79.4%、2位「貯金のため」58.4%、3位「趣味代のため」52.6%となりました。一人暮らしの生活費のためというのが主な理由ではありつつ、趣味や貯金のために必要最低限以上のお金を稼いでいることが分かります。

また男女別の結果に注目してみると、女性の場合は「推し活のため」31.8%となっており、男性よりも回答率が高くなっています。マイナビキャリアリサーチLab(外部リンク)のZ世代の調査で「推しがいる」と回答した方は93.7%という調査結果があり、ライブやグッズなど、推し活のための費用を重視している方も多いようです。

\【平日】【休日】【長期休暇】の働き方を調査!男女別に解説/

調査資料ダウンロードはこちら

2,稼いだお金の使い道は?生活費や趣味など男女で異なる比率に

Q,自分で稼いだ収入は何に使っていますか? 1カ月の金額(家賃などの生活費)

Q,自分で稼いだ収入は何に使っていますか? 1カ月の金額(家賃などの生活費)

(n=304)

続いて収入の使い道について調査しました。家賃などの生活費に関して、「使っている」回答の中では【家賃】「5万以上」が16.4%となり、最も費用がかかる項目となっております。【光熱費】【通信費】【勉学費】は「5,000円以上1万円未満」がボリュームゾーンとなっています。また【日用品】は「3,000円以上5,000円未満」が最多の結果となりました。

Q,自分で稼いだ収入は何に使っていますか? 1カ月の金額(家賃などの生活費以外)

【男性】
Q,自分で稼いだ収入は何に使っていますか? 1カ月の金額(家賃などの生活費以外)【男性】
【女性】
Q,自分で稼いだ収入は何に使っていますか? 1カ月の金額(家賃などの生活費以外)【女性】

(n=304 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=157)

続いて生活費以外については男女で異なる結果となりました。
男性の場合は【家具・インテリア】【家電】【サークル・部活】【美容】の項目は、多少幅はあるものの「3,000円以上5,000円未満」までがボリュームゾーンとなっています。また【衣服】【趣味】に関しては「1万円以上2万円未満」までがボリュームゾーンとなっています。
「1万円」前後を目安に各項目に万遍なくお金をかけている傾向があるようです。

女性の場合【家具・インテリア】【家電】【サークル・部活】の項目については「1,000円未満」「1,000円以上3,000円未満」にとどまる結果に。一方で【衣服】【趣味】は「5,000円以上2万円未満」がボリュームゾーンとなっています。さらに【推し活】に関しては、男性は「1,000円未満」に対して「1万円以上2万円未満」が最多の結果となりました。
女性は費用をかけるもの/かけないものと、あらかじめ大まかな予算を決めることによって、【推し活】【衣服】などに高い金額を費やすことができているようです。

\実際にお金をかけているものとは?大学生のリアルな声を調査!/

調査資料ダウンロードはこちら

3,欲しいものがあった時はどのようにする?対応方法を調査!

Q,欲しいものがあった時など、臨時でお金が必要になった時にはどのようにしていますか。

Q,欲しいものがあった時など、臨時でお金が必要になった時にはどのようにしていますか。

(n=304 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=157)

では欲しいものがあり、臨時でお金が必要になった場合はどうするのでしょうか。
「働いているアルバイトの日数を増やす」「単発バイトなど新たなアルバイトを増やす」の回答が目立ちました。特に男性は新たに単発アルバイトを行う割合が高くなっています。臨時でお金が必要になった際にはできるだけアルバイトを増やすことで対応しているようです。

一方で「購入をあきらめる」の回答率も37.5%と一定数あり、本当に必要なものかどうかを吟味しているようです。

Q,臨時でお金が必要になった時に行うアルバイトで重視していることは何ですか?

Q,臨時でお金が必要になった時に行うアルバイトで重視していることは何ですか?

※「単発バイトなど新たなアルバイトを増やす」と回答した方 (n=112 内訳:【男性】 n=64、【女性】n=48)

前述の設問で「単発バイトなど新たなアルバイトを増やす」と回答した方に、単発のアルバイトで重視していることについても調査しました。「日払い可能」「未経験でもできる」は全体で40%以上の結果となりました。

また男女別に注目してみると、女性は「高時給」「短時間の勤務が可能」の回答率も高くなっていることが分かります。臨時収入を目的としており、より高い時給や通常アルバイトと掛け持ちするため、すき間時間でできることなどが条件となっていると考えられます。
一方で男性は「一人作業でできる」の回答率も一定数あり、黙々と作業ができる点や未経験でも働きやすいなど、金額面より仕事面を重視している傾向があるようです。

4,欲しいものの情報は「SNS」で収集!

Q,欲しいものを購入する際の情報収集方法を教えてください。

Q,欲しいものを購入する際の情報収集方法を教えてください。

(n=304 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=157)

欲しいものを購入する際の情報収集は「SNS」が62.8%で最も多い結果に。特に女性の回答率が高くなっていることが分かります。

男性の場合は「テレビ」「ニュースサイト・ウェブメディア」などの割合が女性よりも高くなっており、メディアから情報を得ている方も多いようです。

Q,SNSと回答した方にお聞きします。該当するものを選んでください。

Q,SNSと回答した方にお聞きします。該当するものを選んでください。

※「SNS」と回答した方 (n=191 内訳:【男性】 n=82、【女性】n=109)

さらにSNSの回答の詳細を見てみると、男女で傾向が分かれる結果となりました。
男性は主に「X(Twitter)」から情報を得ており、投稿内容は「一般人の投稿」「友人・知人の投稿」を参考にしているようです。一方で女性は「Instagram」を情報源に投稿内容は「インフルエンサー・有名人の投稿」「一般人の投稿」を参考にしていることが分かります。

男性は比較的一般の方の意見を参考にしているのに対して、女性はインフルエンサーや有名人の投稿に注目している傾向があります。

まとめ

  • 大学生がお金を稼ぐ方法は「長期アルバイト(基本半年以上)」80.6%、「ポイ活」53.6%
  • お金を稼ぐ目的:1位「生活費のため」、2位「貯金のため」、3位「趣味代のため」
  • 生活費以外で最もお金をかけているもの
    └【男性】:全体的に1万円前後で万遍なくお金をかけている。特に【趣味】は「1万円以上2万円未満」が最多
    └【女性】:【衣服】【趣味】【推し活】などをメインに「1万円以上2万円未満」お金をかけている
  • 臨時で欲しいものがあった時には「働いているアルバイトの日数を増やす」「単発バイトなど新たなアルバイトを増やす」
  • 単発アルバイト先を選ぶポイントは「日払い可能」「未経験でもできる」
  • 欲しいものの情報収集方法は「SNS」
    └【男性】:主に「X(Twitter)」、投稿内容は「一般人の投稿」「友人・知人の投稿」を参考
    └【女性】:主に「Instagram」、投稿内容は「インフルエンサー・有名人の投稿」「一般人の投稿」を参考

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  • 調査対象

    18~23歳/未婚/子どもなし/大学生/一人暮らし/お金を稼ぐために行っていることがある

  • 有効回答数

    304件

  • 調査時期

    2024年10月

  • 方法

    インターネット調査

若手社会人のブランドスイッチについて調査!ファッション・スキンケア・趣味などにかける金額やアイテムの変化を徹底解説

社会人になると大学生よりも金銭面において余裕が生まれるため、購入するモノや金額に変化が出てきます。そこで今回は23~25歳のZ世代社会人を対象に、ブランドスイッチについてアンケートを実施しました。ファッションやスキンケア、趣味など、社会人になってからのモノ・コトの消費事情について詳しく解説します。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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1,社会人になってから購入単価が上がったモノ・コトとは?

Q,各ジャンルの購入単価について社会人になってからの変化を教えてください。

【男性】
Q,各ジャンルの購入単価について社会人になってからの変化を教えてください。【男性】
【女性】
Q,各ジャンルの購入単価について社会人になってからの変化を教えてください。【女性】

(n=603 内訳:【男性】 n=302、【女性】n=301)

まずは、さまざまなジャンルの購入単価について社会人になってからの変化を調査しました。

【社会人になって購入単価が上がった】の回答の中では、男性は「旅行」35.4%、女性は「スキンケア」51.2%が最も高くなっており、大学生から社会人になったことで意識して変えているジャンルだと分かります。また「ファッション」に関しては男女ともに購入単価が上がっています。
全体的に社会人になってから新たなジャンルにお金をかけるというよりも購入単価を上げるという方が多いようです。

さらに【社会人になって購入単価が上がった】の回答は女性のほうが男性よりも多くなっており、ブランドを意識したり、グレードを上げたりする傾向があるようです。

2,【ファッション】ブランドスイッチの傾向を調査!重視する点に変化あり?

ここからは各ジャンルごとに大学生から社会人にかけての購入の変化を見ていきたいと思います。

Q,社会人になってからの各ファッションアイテムの購入金額を教えてください。

Q,社会人になってからの各ファッションアイテムの購入金額を教えてください。

(n=603)

まず『ファッション』の購入金額については、【小物類】を除いた各アイテムは「3,000円以上」がボーダーラインであることが分かります。特に【ジャケット】【靴】【バッグ】は回答が分かれており、中には「1万円以上」という方も一定数の結果となりました。
【トップス】や【ボトムス】よりも購入点数が少ないため、社会人になって量より質を考えて、購入していることが伺えます。

Q,ファッションアイテムを購入する際に重視していることを教えてください。

【男性】
Q,ファッションアイテムを購入する際に重視していることを教えてください。【男性】
【女性】
Q,ファッションアイテムを購入する際に重視していることを教えてください。【女性】

(n=603 内訳:【男性】 n=302、【女性】n=301)

ではファッションアイテムを購入する際には何を重視しているのでしょうか。

男女ともに、大学生の時は「プチプライス」が最多の結果に。何よりも価格を重視していたことが分かります。しかし、社会人になってからは1位「長く使えるか」2位「着心地のよさ(素材)」となっており、購入基準に大きく変化が出ているようです。
また女性の場合は「流行・トレンド感」が大学生の時は回答率が高かったのに比べて、社会人になってからは「着回しのしやすさ」「自分の骨格に合っている」を重視していることが分かります。

大学生の時は価格やトレンド感を重視していたのに対して、社会人になってからは商品自体の質や自分に合ったファッションかどうかを基準に選ぶようになっていると考えられます。

\【大学生の時】【社会人】よく購入するファッションブランドに変化はある?/

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3,【スキンケア】ブランドスイッチの傾向を調査!社会人になって購入したアイテムとは?

続いて『スキンケア』について、社会人になってからの購入の変化を調査しました。

Q,社会人になってから変えたスキンケアを選択してください。

【男性】
Q,社会人になってから変えたスキンケアを選択してください。【男性】
【女性】
Q,社会人になってから変えたスキンケアを選択してください。【女性】

(n=603 内訳:【男性】 n=302、【女性】n=301)

男性の場合は、全体的に【社会人になって変えた】の回答率は低く、マストで使用している「洗顔料」「化粧水」「乳液」は【大学生の時と変わらない】がボリュームゾーンとなっています。「クリーム」「美容液」は半数以上が【購入していない】となっていますが、【社会人になってから購入を始めた】の回答も一定数いるようです。

一方女性の場合は男性に比べて、【社会人になって変えた】の回答率が高い傾向にあることが分かります。特に「クレンジング」「洗顔料」「化粧水」は30%以上の回答率となっています。また「アイクリーム」は【社会人になってから購入を始めた】方も一定数いることが分かります。

上記の傾向から、男女ともに社会人になったことでスキンケアへの意識は高まり、今まで使用していなかったアイテムも購入を始めるタイミングとなっていることが分かります。

Q,社会人になってからの各スキンケアの購入金額を教えてください。

【男性】
Q,社会人になってからの各スキンケアの購入金額を教えてください。【男性】
【女性】
Q,社会人になってからの各スキンケアの購入金額を教えてください。【女性】

(n=603 内訳:【男性】 n=302、【女性】n=301)

社会人になってからの『スキンケア』の購入金額については、すべての項目において「1,000円以上3,000円未満」がボーダーラインになっていることが分かります。各アイテムの中で特段に単価が高いものはないようですが、購入アイテムが増えることによって、スキンケアにかける金額が高くなっていると考えられます。

\【大学生の時】【社会人】よく購入するスキンケアブランドに変化はある?/

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4,【コスメ】ブランドスイッチの傾向を調査!女性が社会人になって買い替えるアイテムとは?

さらに『コスメ』については、社会人になってからの購入の変化について女性に調査しました。

Q,社会人になってから変えたコスメを選択してください。【女性のみ】

Q,社会人になってから変えたコスメを選択してください。【女性のみ】

(n=301)

全体的に【大学生の時と変わらない】の割合が高く、特に「アイブロウ」「アイライナー」は他のアイテムに比べても高くなっています。一方で「化粧下地」「ファンデーション」「リップ」の項目では【社会人になって変えた】の回答率も30%以上となっていることが分かります。

肌に一番近い化粧下地やファンデーションは、大学生から社会人になるタイミングで見直しを行っているようです。またリップに関しても色味によって印象を左右する場合があるため、トレンド感よりもオフィスで使用しやすいものに買い替えるという方も多いのではないでしょうか。

Q,社会人になってからの各コスメの購入金額を教えてください。【女性のみ】

Q,社会人になってからの各コスメの購入金額を教えてください。【女性のみ】

(n=301)

続いて購入金額を見ていきます。社会人になってからの女性のコスメ購入金額は「1,000円以上3,000円未満」が全体的にボリュームゾーンとなりました。
【化粧下地】【ファンデーション】に注目してみると「1,000円以上1万円未満」まで回答が分かれる結果となっています。

前述の【社会人になって変えた】の割合が高かったことと合わせると、社会人になってからハイブランドへの買い替え、同じブランドの中で単価の高い商品に切り替えていると考えられます。

\メンズコスメの購入傾向も調査!/

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5,社会人になってから学び/趣味で始めたことは? 

Q,【社会人になってから】学び関連の習い事・資格で始めたことを教えてください。

Q,【社会人になってから】学び関連の習い事・資格で始めたことを教えてください。

※「始めたことは特にない」以外と回答した方 (n=238)

社会人になってから学び関連で始めた習い事・資格については、1位「TOEIC・ビジネス英語」28.6%、2位「IT・プログラミング関連」26.1%、3位「簿記・会計関連」22.3%の結果となりました。
単にスキルを得るだけでなく、TOEICや簿記といった、点数や資格取得によって明確な指標があり、自分の強みがアピールできるものが人気のようです。

Q,【社会人になってから】趣味関連の習い事・サブスクで始めたことを教えてください。

Q,【社会人になってから】趣味関連の習い事・サブスクで始めたことを教えてください。

※「始めたことは特にない」以外と回答した方 (n=276 内訳:【男性】 n=146、【女性】n=130)

続いて趣味関連の習い事・サブスクに関しては男女で分かれる結果に。

男性の場合は「運動・スポーツ」が半数以上の結果に。『大学生の延長で身体を動かしたい』『デスクワークで運動する機会が減ってしまって健康維持のため』といった声が目立ちました。2位は「音楽・楽器関連」19.2%となり、『サブスクで音楽を聴く』だけでなく、実際に『音楽活動を始めた』という新たな趣味としての回答もありました。

一方女性の場合は1位「ヨガ・ピラティス」23.8%、2位「美容・コスメ」23.1%となりました。「ヨガ・ピラティス」は男性の「運動・スポーツ」と同じく『運動不足解消のため』という理由が多く挙がりました。また「美容・コスメ」は『自分磨きのため』『美意識向上』などの声があり、大学生の時よりもお金に余裕が出たことで、自己投資に意識が向いている方が多いようです。

6,社会人になってからの貯金についても調査! 

Q,月の貯金額を教えてください。

Q,月の貯金額を教えてください。

(n=603)

さらに月の貯金額についても見ていきます。

社会人になってからの貯金額は「1万円以上3万円未満」「3万円以上5万円未満」がボリュームゾーンとなっています。マイナビエージェント(外部リンク)の調査では大学卒の2年目の手取り平均は177,975円~201,705円のため、15万円前後の中で生活費や趣味・日用品の購入のやりくりをしていることが伺えます。

\資産運用についても調査!/

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まとめ

  • 社会人になってからの購入単価が上がったモノ・コト
    └男性「旅行」35.4%、女性「スキンケア」51.2%
  • 各ファッションアイテムの購入金額:【小物類】を除いた各アイテムは「3,000円以上」がボーダーライン
  • ファッションアイテムを購入する際に重視するポイント:【大学生】「プチプライス」→【社会人】1位「長く使えるか」2位「着心地のよさ(素材)」
  • 各スキンケアアイテムのブランドスイッチ
    └男性:マストで使用している「洗顔料」「化粧水」「乳液」は【大学生の時と変わらない】がボリュームゾーン。
    └女性:【社会人になって変えた】の回答率が高く、特に「クレンジング」「洗顔料」「化粧水」は30%以上の回答率
  • 各コスメアイテムのブランドスイッチ【女性】:「化粧下地」「ファンデーション」「リップ」の項目では【社会人になって変えた】の回答率も30%以上
  • 社会人になってから始めたこと
    └学び関連:「TOEIC・ビジネス英語」「IT・プログラミング関連」
    └趣味関連:男性「運動・スポーツ」女性「ヨガ・ピラティス」
  • 月の貯金額は「1万円以上3万円未満」「3万円以上5万円未満」がボリュームゾーン

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  • 調査対象

    23~25歳/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員

  • 有効回答数

    603件

  • 調査時期

    2024年10月

  • 方法

    インターネット調査

Z世代のSNS利用率は? 情報収集・使い分けの特徴も徹底解説

SNSは日常的に多くの人に使われており、年々利用者は増加傾向に。なかでもZ世代は「SNSネイティブ」とも言われ、SNSの利用率も高く、さまざまな活用方法や使い分けをしていることからも注目を集めています。

今回の記事では、Z世代がSNSをどのように利用しているか、Z世代のSNS利用実態について詳しく紹介。さらに情報収集や使い分けの特徴まで解説していきます。

Z世代とは

Z世代とは

Z世代の定義

Z世代とは、1990年代半ばから2010年代前半に生まれた世代を指し、現在は10代後半~20代後半ぐらいの年齢層が該当します(2024年時点)。Z世代(Generation Z)という呼び方は全世界で共通して使用されており、日本では約1,800万人ほどがZ世代にあたり、総人口の約15%を占めています。

Z世代は幼少期からインターネットに触れデジタル環境で育ってきており、SNSも積極的に使いこなすのが特徴。普段からSNSで友人とコミュニケーションをとり、Z世代の半数がマッチングアプリを活用して出会いを求めているという調査結果もあり、Web上での交流が盛んです。

 

Z世代が注目される理由

Z世代が注目される理由は、市場において大きな影響力を持つと考えられているからです。現在、Z世代の多くは社会人になり働く割合が増えています。今後は経済力もさらに上がり、いずれは社会の中心を担うでしょう。

また世界全体で見ると、Z世代の割合は現在、全人口の3割を占めています。ビジネスのグローバル化が加速していることからも、市場での影響力は増すと考えられており、Z世代の存在が重要視されています。

 

Z世代の特徴「SNSネイティブ」

Z世代の大きな特徴は、SNSネイティブであること。Z世代は普段から目的やシチュエーションに合わせて、SNSやアカウントを使い分けているのが特徴で、写真や動画などの視覚的なコンテンツに魅力を感じる傾向です。SNSでは友人とコミュニケーションを楽しむだけでなく、情報収集をしたり自己表現として自ら情報発信をしたりすることもあります。

SNSを積極的に活用する一方で、プライバシーを重視する面も持ち合わせています。趣味やプライベートなど用途に合わせて複数アカウントを持ち、投稿内容や公開範囲を調整することも。さらに見る専用としてのアカウント活用もあり、SNS上で自身をどこまで見せるか、独自の基準を持つようです。

Z世代の5つの特徴は?

Z世代には「SNSネイティブ」の特徴のほか、4つの特徴があると言われています。また、最近ではZ世代の次にあたる「α世代(アルファ)」も注目の的に。「Z世代」と「α世代」、それぞれの共通点や違いもチェック!

参考記事:「α(アルファ)世代」の特徴とは? Z世代との違いや価値観を徹底解説

 

Z世代のSNS利用時間

先述したとおり、Z世代は現在10代後半~20代後半あたりの年代層が該当します。まずは、10代~20代のインターネット利用項目別の利用時間をもとに、Z世代がWeb上で何をしているのか見ていきましょう。

Z世代のSNS利用時間

出典:総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」より、10代、20代データの数値を四捨五入し平均値を算出して作成

10代~20代男女のインターネットの利用時間を考慮すると、Z世代も「ソーシャルメディアを見る・書く」、「動画投稿・共有サービスを見る」の割合が高いと考えられます。

10代~20代の男性は、平日は「動画投稿・共有サービスを見る」の割合が一番多く、休日はさらに時間が増え、平日・休日ともに利用時間の1位でした。休日になると「ソーシャルメディアを見る・書く」時間が増え、2位の76.9分になっています。一方で女性は、平日・休日ともにSNSをしている時間が1番多く、全年代と比較しても2倍以上の時間に。また休日は時間もさらに増え、約141分でした。

Z世代は、全年代層と比較してみると男女ともにSNSの利用時間は平日・休日ともに多く、女性はよりSNSに時間を費やす傾向であることがわかりました。

 

Z世代の主要SNS利用率

ここでは、10代~20代の年齢層の主なSNS利用率をもとに、現在のZ世代のSNS利用率を大まかに把握していきましょう。

Z世代の主要SNS利用率

総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」

LINEやYouTubeの利用率は10代~20代のうち、どちらの年代も90%を超えており、Z世代の利用率も90%以上であることが想定できます。20代だけで見ると、LINEは「98.6%」、YouTubeは「98.2%」と非常に高い数値になっています。

また全年代の利用率の平均と比較すると、InstagramTikTok利用率が高く写真や動画コンテンツを好む傾向が強いようですFacebookの利用だけ少し減っていますが、主要SNSはまんべんなく利用していることがわかります。

合わせてチェック!

マイナビのマーケティング広報ラボでは、主要SNSも含め今おさえておくべきSNS17選をピックアップ!  それぞれの特長やサービス内容も詳しくまとめています。

参考記事:【2024年版 有名SNS一覧】17種類の特長と使い分け方を紹介

 

Z世代のSNSの使い分け

Z世代のSNSの使い分け

Z世代は、それぞれSNSごとに使い分けをしているのが特徴です。どのような使い分けをしているのか、詳しく見ていきましょう。

 

Xで「推し活」

X(Twitter)は即時性・拡散性が高いのが強みで、情報収集がメインで利用されています。なかでもZ世代は、好きなアイドルやアーティストなど「推し」の情報収集や発信をしている傾向が強いです。

X(Twitter)が「推し活」に向いている理由は、アーティストなどの公式アカウントが発信する最新情報をリアルタイムでキャッチアップできるからです。「推し」に関する最新情報(新曲のリリースやライブ、メディア出演など)を即座に知ることができます。

また、X(Twitter)のハッシュタグやリツイート機能を通じてファン同士でつながります。例えば「推し」の言動やイベントに対してリアルタイムで感想を言い合い、魅力を共有したり、活動を盛り上げたり、周囲に影響を与えることも。「推し活」仲間との交流を楽しんでいます。

Z世代のX(Twitter)のリアル

資料:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新社会人編~

マイナビのマーケティング広報ラボでは、Z世代の中でも活発に消費を行う新社会人に注目。  X(Twitter)で「推し」の情報を調べると答えた人は約70%の結果になりました。そのほか信用して見ているSNSやコンテンツなど、詳しいデータをまとめています。

参考記事:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新社会人編~

 

Instagram で口コミチェック&買い物

Instagramは写真や動画をメインとした投稿で、ファッションやグルメ、インテリア関係などの情報が特に人気を集めています。芸能人やインフルエンサーなどの有名人に限らず、自分の趣味趣向に合う人のライフスタイルを投稿でチェックし、そこで気になった商品を詳しく調べる傾向があります。

気になる商品を調べる際に使用するのが「ハッシュタグ」。Instagramで「#ブランド名」、「#商品名」などを使ってハッシュタグ検索し、商品のビジュアルや使用方法、レビューや口コミなどを調べます。

またInstagramには「ショッピング機能」もあり、気になった商品はそのままWebサイトに遷移し購入することも可能に。Z世代の間ではInstagramでの買い物も主流になっているようです。

 

TikTokでトレンドチェック

TikTokはショート動画がメインのSNSで、Z世代はスキマ時間の暇つぶしトレンドチェックする際に視聴しています。

TikTokはバズが起こりやすく、これまでにもZ世代を中心に投稿が拡散され、食料品や化粧品、雑貨などの「TikTok売れ」につながることが多々あります。TikTokでのバズから爆発的な売り上げとなり、トレンドが作られているのです。

また「ForYou」ページがあり、アプリ内での行動(過去の視聴履歴など)から、ユーザーの興味関心を分析し、おすすめの動画が表示されます。そのため自分の興味に合ったトレンド情報を気軽に閲覧することができ、チェックが欠かせません。

 

YouTubeで専門知識を深める

YouTubeは娯楽メインで使われることが多いですが、雑学や専門知識を身につけたり、スキルアップを目指したりと、学習面で活用される傾向もあります。

YouTube上では、TED-EdやKhan Academyなど教育に特化した公式チャンネルも多く、また多くの専門家がテーマに深く踏み込んだ動画を配信しています。デジタル環境で育ったZ世代は、動画視聴で学ぶことにも長けており、専門知識を深めているのです。

またZ世代は動画を倍速で再生したり字幕機能を活用したりと、工夫しながらより効率的に学習をしています。

 

Z世代のSNSでの情報収集・消費行動の特徴

Z世代はSNSを使った情報収集が得意ですが、その先の消費行動にも特徴があります。ここでは、Z世代の情報収集・消費行動について詳しく解説します。

 

共感・推し消費

Z世代を語る上で欠かせない「推し」。アイドルや俳優、アニメキャラクターなど、人に限らず、さまざまな分野で「推し」をつくり、応援するためにお金を使う人が増えていますそして推し活仲間との交流も大切にし、楽しい時間を過ごしているのです。

さらに、共感で商品を購入する「エモ消費」も特徴としてあげられます。Z世代はブランドのコンセプトに共感できるかも商品購入の決め手になり、商品そのものの機能やスペックよりも、商品へのこだわりや開発ストーリーなどを知り、企業の姿勢に共感したり応援したいと感じたら、商品を購入しているのです。

「推し消費」と「エモ消費」の2つに共通するのは、消費をする上で心を動かされたり、精神的な満足度を重視しているという点です。買い物は基本的には慎重派ですが、自分が価値を感じるものには「支えたい・応援したい」という気持ちが高まり、惜しまずお金をかける傾向があります。

Z世代女子の「推し」事情

マイナビのマーケティング広報ラボでは、16~19歳の女子高校生・大学生を対象にSNSの利用実態を調査!主要SNSでは「推し」の情報収集がメインですが、それ以外にもどんな情報を集めているのか調べました。

参考記事:10代女子のスマホ利用実態を調査!

 

SNSの口コミ重視

Z世代は欲しいものを探す際には、SNSでの情報収集がメイン。トレンドに強いInstagramTikTokで気になるものを見つけると、その商品について調べ始めます。

SNSの情報の中で特に信頼しているのは、インフルエンサーやユーザーからの口コミ。インフルエンサーは美容系やグルメ系など特定の分野において影響力を持ち、ユーザーの商品購入のきっかけにもつながります。

口コミには実用性があり、「この商品はココがおすすめ!」、「このようなアレンジや別の活用もできる!」などと、実生活のイメージしやすいのがメリット。良い口コミだけでなく、本音やデメリットなども明かした率直な口コミも把握してから、商品購入を決める傾向です。

 

慎重派

Z世代は幼少期から経済的に不安定な時代を過ごしてきたため、買い物やネットショッピングなどにも慎重派です。「本当に欲しい商品なのか?」、「絶対に必要なものなのか?」を吟味し、数日経過した上で、商品が欲しいと思えば購入します。つまり、商品購入に失敗して後悔したくないという気持ちが強いです。

商品購入で失敗しないためにも、商品情報や口コミ、インフルエンサー(または専門家)などから情報を収集。また「商品購入後に返品に応じてもらえるのか?」、「保証は用意されているのか?」までチェックするなど、徹底した行動を取ることもあるようです。

 

まとめ

Z世代はSNSで情報収集するだけでなく、友人とコミュニケーションを楽しんだり、自己表現として情報を発信したりと、積極的に活用をしています。また推し活や買い物、スキルアップなど、上手に使い分けをする一面も。Z世代のインサイトとともに動向を見ていくことが大切です。

 


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マイナビでは、高校生や大学生、社会人層などを対象としたメディアのほか、自社でSNSも複数運営。各メディアごとに登録会員も所属しており、ユーザーのインサイト分析をもとにしたコンテンツマーケティングを強みとしています。

SNSのアカウント立案や広告施策、インフルエンサーのキャスティング、コンテンツ制作など幅広く運用をサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

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【2024年版】主要SNSの年齢層を比較! 利用率や特徴、最新の傾向は?

現代ではSNSを日常的に利用している人が大半で、連絡手段やコミュニケーションツールとして欠かせないものです。それぞれのSNSには、どんなユーザー層がいるのでしょうか。今回は主要なSNSの年齢層や利用目的などに着目して、各ユーザーの特徴を把握しましょう。

国内の主要SNSの利用者数

まずは国内の主要SNSのユーザー数を見ていきましょう。SNSはトレンドの影響を受けやすくユーザ数の変動が大きいため、常に増減が発生していることを念頭に入れておくのが重要です。

国内の主要SNSの利用者数

※各SNSの公式発表に基づく「月間アクティブユーザー数」の比較、2023年時点

日本のSNSで一番利用者数が多いのはLINEで、約9,500万人と圧倒的なユーザー数に。さらに現在では約9,700万人(2024年3月)との公式発表もされており、増加傾向は続いているようです。2位にはYouTubeが7, 120万人、3位はX(Twitter)が6,658万人で、上位3つのSNSは日本の総人口の約2人に1人が使っている計算になります。3位以降は、Instagram、Facebook、TikTokの順でした。

また、それぞれのSNSから公式発表はされていませんが、InstagramTikTokユーザー数が増加しているとの情報も出ています。

Instagramは2023年に行われたMeta社のイベントにて、3,300万人(2019年公表)から倍以上に増えたという発言があり、約6,600万人のユーザー数との想定も。またTikTokも約2,700万人(data.ai / 旧AppAnnie調べ、2023年9月時点)といった情報も出ており、若年層の間で大幅に人数を伸ばしているとの見方もあります。

合わせてチェック!

SNSをプロモーションで活用するには? SNSの選び方やメリット・デメリット、それぞれの特長を生かした手法など詳しく解説しています。

参考記事:SNSプロモーションとは? メリット・効果的なコツ・成功事例を解説

 

主要SNSの利用率と年齢層

続いては主要SNSの利用率に注目し、年代・男女比の利用傾向をチェックしましょう。ここでは年代ごとの特徴についてまとめています。

主要SNSの年代・男女別利用率

主要SNSの年代・男女別利用率

出典元:総務省「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>」

LINEは、全年齢層で約95%と高い利用率をマーク。10代~50代の年齢層まで90%を超えており、60代でも86.3%と利用率が高くなっているのが特徴で、ほぼ日常的に使われているようです。

2位のYouTubeも幅広い年齢層で使われており、10代~40代までが90%超え、60代は約66%と少し利用率が下がります。Instagramは10代~30代の若年層がメインで、女性ユーザーからの人気が高く、男性ユーザーの倍を占めています。

一方でFacebookは30代~40代の年齢層に支持されている傾向。TikTokは10代~20代の利用率が特に高く、女性ユーザーがやや多めであることがわかります。

 

主要SNSのマッピング

年代別の主要SNSの利用率と年齢層をもとに、マッピングを作成しました。全体のイメージを把握した上で、それぞれの年代ごとの傾向を見ていきましょう。

主要SNSのマッピング

10代~20代の利用傾向

10代~20代はLINEやYouTubeの利用が最も高く、X(Twitter)やInstagram、TikTokなど、他のSNSも幅広く利用しています。一方で10代にはFacebookがほとんど使われていない傾向。10代~20代の世代間で利用率に差があるものもあり、10代はTikTok20代はX(Twitter)をより好んで活用しているようです。

また10代はInstagramのリール動画やTikTokなどのショート動画が人気で、気軽に投稿・シェアしており、20代はX(Twitter)やInstagramで積極的な情報収集・発信をしていると考えられています。

【2024年版】10代女子のスマホ実態

マイナビのマーケティング・広報ラボでは、10代女子のスマホの活用を徹底調査! 今使っているSNSやよく使う機能、アカウントの使い分け方など、最新の結果をまとめています。

参考記事:10代女子のスマホ利用実態を調査! 使用時間からSNSの利用方法まで徹底解説

 

30代~40代の利用傾向

30代~40代も若年層と同様にLINEやYouTubeの利用が最も高く、どちらも90%を超える高い利用率に。他の年代と比較するとFacebookの利用がやや目立ちTikTokの利用率は約30%に留まっています。

X(Twitter)やInstagramなど匿名性のSNSで交流を楽しむ一方で、実名制のFacebookも一定数が利用。SNS上での匿名のつながりと実社会での交友関係と、それぞれ使い分けしながら活用しているようです。

 

50代~60代の利用傾向

50代~60代のユーザーも他の年代と同様にLINEやYouTubeの利用がどちらも上位ですが、60代ではYouTubeの利用率が66%とやや下がります。また10代~40代までのユーザーと比較すると、X(Twitter)の利用が、50代~60代ともに少ない傾向。一方でInstagram50代でも51.7%と比較的高めの利用率です。

TikTokは2017年より日本でサービスが開始されましたが、60代の利用率は13%と低い結果に。年代が上がるにつれ新しいSNSへの認知度は下がり、広まりづらいのかもしれません。

 

主要SNSのユーザー属性と利用目的

この項目では、主要SNSごとにそれぞれのユーザー属性と利用目的について解説していきます。

主要SNSのユーザー属性と利用目的

 

LINE

・ユーザー数:9,700万人20243月) ※国内1位
・男女比:ほぼ同数
・年齢層:全年代層 ※20代の利用率が99.5%と最多
・利用目的:連絡手段、コミュニケーション

LINEの主な利用目的は、家族や友人との「連絡手段」でしょう。チャット感覚で使えるトーク機能や複数人とやり取りできるグループトーク、音声・ビデオ通話などメイン機能をすべて無料で使えることからも人気を集め、日常の連絡ツールとして使っている人が大半です。

また、相手のメールアドレスや電話番号を知らなくても、IDQRコードを通じて「友だち」になり、連絡を取ることが可能(電話番号で検索して「友だち」になることもできる)。個人情報を明かさなくても、気軽に連絡やコミュニケーションを取れる点でも支持されています。今後も高い利用率は継続していくと考えられています。

 

YouTube

・ユーザー数:約7,120万人 ※国内2位
・男女比:ほぼ同数
・年齢層:10代~50代 ※20代の利用率が97.2%と最多
・利用目的:エンターテイメント、教養

YouTubeは世界最大の動画共有SNSで、あらゆるジャンルの動画が無料で視聴できることから、幅広い年齢層で利用されています。ユーザーが自分のチャンネルを作ったり、YouTuber(ユーチューバー)としてオリジナルの動画コンテンツを配信することもできますが、視聴を楽しむという人が大多数です。

ユーザーの主な利用目的は「エンターテイメント」で、好きなアーティスト、お笑い・バラエティ系ジャンルの動画や、レビュー動画を閲覧する人が多い傾向。また教育・教養系のコンテンツの閲覧も伸びており、知識やスキルを身につけるために学習面で活用する人も。「タイパ」を重視する10代や20代の間では、ショート動画の人気も出ています。

今人気のYouTuberは?

マイナビのマーケティング・広報ラボでは、現役大学生に人気のYouTuberを徹底調査!「お笑い」や「美容系」など5つのジャンルごとに人気のYouTuberを調べ、それぞれ好きな理由も聞いてみました。

参考記事:現役大学生に人気のYouTuberを深掘り調査!YouTubeの利用実態やインフルエンサーがZ世代に与える消費行動が明らかに

 

X(Twitter)

・ユーザー数:約6,658万人 ※国内3位
・男女比:ほぼ同数
・年齢層:10代~30代 ※20代の利用率が81.6%と最多
・利用目的:推し、時事ニュースなどの情報収集

X(Twitter)は140文字以内の短文投稿がメインで、即時性拡散力に優れたSNS。誰でも匿名で投稿でき、思ったことをすぐつぶやける気軽さや、最新の情報をいち早く得やすいことからも人気を集めています。

X(Twitter)の利用目的の多くは、「最新情報の収集」。なかでも好きな芸能人やアーティストなど推し」の情報収集に活用される傾向で、ハッシュタグを通じてファン同士がつながり、交流を楽しんだり影響力を強めたりもしています。またX(Twitter)上に「トレンド」がランキング形式で表示され、リアルタイムで話題になっているトピックを簡単に知ることができます

 

Instagram

・ユーザー数:3,300万人 ※国内4位
・男女比:女性が多い
・年齢層:10代~50代 ※20代の利用率が78.8%と最多
・利用目的:趣味・関心の情報収集、コミュニケーション

Instagramは写真や動画の投稿をメインとしたSNSで、全年代において女性の利用率が男性の利用率を上回っています。独自の世界観や統一感のある美しいビジュアル投稿が人気で、ファッションやグルメ、インテリアなどライフスタイル系の情報を収集する人が多い傾向。フォロワー数が増えるとインスタグラマーとして人気を集め、影響力を持つのも特徴です。

 Instagram の利用目的の多くは、「好きなものの情報収集」。投稿コンテンツから好きなものを探求してみたり、ハッシュタグを活用して気になる商品の口コミやレビューを閲覧したりと、「買い物のための情報収集」で使っている人も多いようです。一方で、投稿を通して友人や知人とのコミュニケーションを楽しむ活用もされています。

 

Facebook

・ユーザー数:2,600万人 ※国内5位
・男女比:ほぼ同数
・年齢層:30代~40代 ※30代の利用率が44.4%と最多
・利用目的:友人との交流、コミュニティ形成

Facebook11アカウントの実名登録がマストで、現実社会で面識のある人とつながることが多い傾向です。また、ビジネス関係で知り合った人と交流することも多く、30代~40代の利用率が高いのはビジネス層が活用していることも影響しています。

Facebookの投稿は文章や写真を用いた日記型で、実名制のため情報」の正確さ信頼性が高いのが特徴。日常の投稿や、結婚や転職などのプライベートに関する近況報告の投稿、ビジネス関係の投稿が目立ちます。またコミュニティでの交流も行われています。

 他のSNSに比べると利用者数は停滞しているように見受けられますが、炎上リスクも低く、友人との関係性をキープするSNSとして、今後も長期的に一定数利用されると予想されています。

 

TikTok

・ユーザー数:950万人 ※国内6位
・男女比:やや女性が多い
・年齢層:10代~20代 ※10代の利用率が70.0%と最多
・利用目的:トレンドチェック

世界中のショート動画(15秒~3分)をサクサク楽しめる没入感の高いSNSで、ユーザーはつい長時間見てしまう傾向。独自のエフェクト機能を使って、誰でも簡単に動画の編集・加工ができます幅広いジャンルの投稿がありますが、国内では参加型のチャレンジ企画ダンス動画おもしろ動画などが注目されており、TikToker(ティックトッカー)として人気を得る人もいます。

TikTokの利用目的は「トレンドチェック」がメインで、流行を生み出す力もあります。独自レコメンドシステムによって開設したばかりのアカウントでもバズりやすいのが特徴で、TikTokで使われた音楽が話題になったり、「TikTok売れ」と呼ばれるヒットにつながったりと、ユーザー間でトレンドが生まれることも多々。TikTokでバズると他のSNSにも影響が波及し、爆発的な拡散力にもつながります。

男女間で違う!TikTok活用

マイナビのマーケティング・広報ラボでは、現役大学生にTikTokをどのぐらい活用しているか調査を実施しました。視聴するタイミングや好き・嫌いな動画、大学生に支持されているTikToker、男女で異なる傾向についても明らかになりました。

参考記事:現役大学生のリアルなTikTok利用実態を調査!男女で異なるよく使う機能や閲覧後の消費行動とは

 

まとめ

各SNSは異なる特性を持ち、ユーザー層や利用目的にもそれぞれの特徴があります。利用するシチュエーションやよく使われている機能など、最新のデータを見ながら、ユーザーの特徴を把握していきましょう。

 


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