Z世代社会人の冷凍食品・食材活用実態 食べる頻度やタイミング、よく買う商品や購入理由まで徹底調査

近年、冷凍食品は品質の向上に加え、本格的なメニューや多国籍料理など、バリエーションが豊富に広がっており「便利さ」だけでなく「食事」としての価値も高まっています。なかでも、忙しいZ世代社会人にとって冷凍食品は利便性が高く、日々の食生活に取り入れる機会も多いでしょう。

今回は、週に1日以上冷凍食品を食べている「一人暮らしのZ世代社会人」を対象に、普段の利用頻度やよく買う商品、1回あたりの購入金額や重視するポイントなどについて調べました。

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1,約半数が「週5日以上」自宅で食事を用意。普段よく購入する冷凍食品は?

Q.あなたは普段、どのくらいの頻度で自宅で食事を用意しますか。

Q.あなたは普段、どのくらいの頻度で自宅で食事を用意しますか。

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

今回の調査対象者は、出社メインの人が約90%、出社とテレワークが半々の人が約4%、テレワークメインの人が約5%でした。

まずはじめに、自宅で食事を用意する頻度を聞いてみると、「週5日以上」45.7%に回答が集中し、男女ともに「週5日以上」が最多となりました。 続いて「週3〜4日」32.9%で、両者を合わせると 【週3日以上】自宅で食事を用意している人が約8割 にのぼりました。

 

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食品(主食系)の種類を教えてください。【複数回答】

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食品(主食系)の種類を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

よく購入する冷凍食品(主食系)は、1位「炒めごはん系(チャーハン・ピラフなど)」54.0で、過半数を超えました。2位「パスタ」34.2%、3位「麺類(うどん・そばなど)」32.9%と続き、以降は僅差で分散しています。男性は「炒めごはん系」64.5%が最多になり、「炊き込みごはん、おこわ」23.9%、「たこ焼き・お好み焼き」23.9%なども、女性の回答率を上回りました。

 

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食品(おかず系)の種類を教えてください。【複数回答】

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食品(おかず系)の種類を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

よく購入する冷凍食品(おかず系)は、1位「ぎょうざ」53.0%2位「からあげ・チキン系」47.4%が多くの回答を集めました。続いて、3位「シュウマイ」32.2%、4位「ハンバーグ」26.6%、5位「とんかつ・揚げ物」26.3%の順でした。男性は「ぎょうざ」60.7%、「からあげ・チキン系」52.9%、「シュウマイ」40.0%など、肉系のおかずが人気の傾向。一方で、女性も「ぎょうざ」や「からあげ・チキン系」が上位を占め、野菜系のおかず「和惣菜」23.5%や「野菜惣菜」16.1%などは、男性を上回りました。

 

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食材の種類を教えてください。【複数回答】

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食材の種類を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

普段よく購入する冷凍食材は、1位「ブロッコリー」35.2%、2位「葉物野菜(ほうれん草、小松菜など)」29.9%、3位「ミックスベジタブル」29.0%の順でした。男性は「ミックスベジタブル」31.6%が最多に。一方で、女性は「ブロッコリー」44.3%や「葉物野菜(ほうれん草、小松菜など)」34.3%の回答率が高くなりました。手軽に使えて栄養価の高い野菜が支持されているようです。

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2,冷凍食品・食材を買うのは「疲れて料理をしたくない時」「忙しい時」、「ストック買い」も

Q.冷凍食品・食材を買うのはどのような時ですか。【複数回答】

Q.冷凍食品・食材を買うのはどのような時ですか。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品・食材を買うタイミングは、「疲れて料理をしたくない時」28.0%、「忙しい時」23.7%が上位に入り、手軽さや時短といった利便性の高さがな目的のようです。続いて「まとめ買いしてストックする時」23.0%、「セール・特売の時」18.8%など、買い置きやお得感重視の購入理由も上位に入りました。また、女性は「軽食・夜食用に備えて」20.1%や「店頭で気になる商品を見つけた時」19.5%、「野菜不足が気になる時」16.1%といった、そのほかの目的の購入も目立ちました。

 

Q.1回あたりの買い物で購入する冷凍食品・冷凍食材の合計金額を教えてください。

Q.1回あたりの買い物で購入する冷凍食品・冷凍食材の合計金額を教えてください。

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

1回あたりの買い物で購入する冷凍食品・食材の金額は「500円以上1,000円未満」33.9%、「1,000円以上2,000円未満」26.3%が中心で、【500円以上2,000円未満の金額帯が6を占めました。男女で見ると、男性は「1,000円以上2,000円未満」32.9%が最多であるのに対し、女性は【1000円未満】の金額帯が約5割となっています。買い物1回あたりの冷凍食品の購入金額は、男性の方がやや高い傾向がうかがえます。

 

Q.冷凍食品・食材の主な購入場所を教えてください【複数回答】

Q.冷凍食品・食材の主な購入場所を教えてください【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品・食材の主な購入場所は、「スーパー」が75.7%で約8割を占め、突出していました。次いで、「業務スーパー」23.4%、「ドラッグストア」22.0%、「小型スーパー」19.4%、「コンビニ」14.1%と続きました。男女ともに「スーパー」での購入が最多に。一方で「ドラッグストア」では男女差が見られ、女性よりも男性の利用がやや多い傾向でした。

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3,冷凍食品の主食系・おかず系は「週1~2日」食べる人が約3割、重視するポイントは?

Q.1週間にどのくらいの頻度で冷凍食品・食材を食べますか?

Q.1週間にどのくらいの頻度で冷凍食品・食材を食べますか?

(n=304) 

冷凍食品(主食系) : 「週1~2日」28.3%、「週3~4日」20.7%、「月2~3日」18.1%    ※週1日以上は 58.2% 
冷凍食品(おかず系): 「週1~2日」31.9%、「週3~4日」25.0%、「月2~3日」12.5%    ※週1日以上は 67.8% 
冷凍食材(野菜)  : 「週1~2日」25.7%、「週3~4日」21.7%、「月2~3日」17.8%   ※週1日以上は 55.3% 
冷凍食材(フルーツ): 「週1~2日」16.8%、「週3~4日」15.8%、「月2~3日」11.8%         ※週1日以上は 38.2% 

1週間に冷凍食品・食材を食べる頻度は、主食系・おかず系・野菜いずれも「週1〜2日」が最も多く、主食系28.3%、おかず系31.9%は約3割でした。また、週1日以上食べている人の割合を見ると、主食系58.2%、おかず系67.8%、野菜55.3%といずれも過半数を超えており、冷凍食品・食材が日常的に食事に取り入れられていることがうかがえます。

 

Q.冷凍食品を食べることが多いのはどのタイミングですか?

Q.冷凍食品を食べることが多いのはどのタイミングですか?

(n=304)

平日:「夕食」43.4、「昼食」40.8、「朝食」16.1% ※間食は「朝と昼の間」13.8%が最多
休日:「昼食」45.4、「夕食」41.8、「朝食」13.5% ※間食は「昼と夜の間」が12.5%最多

冷凍食品を食べるタイミングは、平日・休日とも昼食夕食メインの傾向。平日は「夕食」43.4%が最も多く、帰宅後の食事としての利用が多いことがうかがえます。一方で、休日は「昼食」45.4%が最多でした。全体的に「朝食」での利用は少なく、「昼食」や「夕食」など、比較的しっかり食事をとる場面で選ばれやすいようです。

 

Q.冷凍食品を食べる主なシーンを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食品を食べる主なシーンを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品を食べる主なシーンは、1位「すぐに食べたい時」30.9%、2位「料理をしたくない時」30.3%と、手軽さや調理負担の軽減が主な理由でした。次いで「忙しい時」26.3%、「疲れている時」24.7%、「洗い物を減らしたい時」17.8%が続き、日常の負担を減らす目的でも使われているようです。男女別でみると、男性は「すぐに食べたい時」35.5%最多手軽さ重視の傾向。一方で、女性は「料理をしたくない時」34.9%が最多で、調理の手間を省きたいニーズが強いことがうかがえます。

 

Q.冷凍食品を購入する主な目的を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食品を購入する主な目的を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品を購入する主な目的は、「すぐに食事を準備できるから」32.6%、「買い置き・保存ができるから」32.2%、「料理をするのが面倒だから」30.3%が上位を占めました。また、男性は上位の理由に加え、「食費の節約のため」28.4%の回答率が女性よりも高くなっており、節約も購入目的の一つとなっています。一方で、女性は「お弁当に使いやすいから」24.2%が一部の支持を集めており、お弁当用に購入する人も一定数いるようです。

 

Q.冷凍食品で重視するポイントを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食品で重視するポイントを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品で重視するポイントは、1位「価格」41.8%、2位「味」33.9%、3位「内容量」26.0%の順で並びました。手に取りやすい価格、満足できる味わい、食べ応えやコスパなどが重視されていることがわかります。

男女別でみると、男性は「内容量」32.3%や「小分け・使い切りやすさ」22.6%も上位に入り、コスパ、使い勝手の良さもポイントになる傾向。一方で女性は「栄養バランス」20.8%、「添加物の少なさ」12.8%など、健康面や安心感を意識して選ぶ人も一部いるようです。

 

Q.冷凍食品の主な情報源を教えてください。【複数回答】

Q.冷凍食品の主な情報源を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品の主な情報源は、「SNS」18.1%、「テレビCM」16.5%、「家族からの口コミ」16.1%が上位に入り、メディアに加え、身近な人の口コミも参考にしていることがわかりました。全体的に各情報源の差は小さく分散傾向です。

男女別で見ると、男性は「テレビCM」20.0%、「テレビ番組」16.1%、「メーカー公式サイト」15.5%、「動画広告」12.9%、「Web広告」12.3%と、テレビを中心に公式サイトや広告などから幅広く情報を得ている傾向。一方で、女性は「SNS」21.5%が最多で、レビューや口コミを重視していることがうかがえます。

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4,冷凍食材を使う頻度「週1日以上」が約7割、主な利用用途は「一人分の料理を作るため」

Q.1週間あたりに冷凍食材を使う頻度を教えてください。

Q.1週間あたりに冷凍食材を使う頻度を教えてください

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

1週間あたりに冷凍食材を使う頻度は、「週1〜2日」31.3%、「週3〜4日」27.0%に回答が集まり、1日以上利用する人が約7となりました。全体的に冷凍食材を利用する人が多く、「あまり使わない」は12.8%にとどまっています。

 

Q.冷凍食材の利用用途を教えてください。【複数回答】

Q.冷凍食材の利用用途を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食材の利用用途は、「一人分の料理を作るため」29.3%、「電子レンジ調理で済ませたい時に」28.3%で上位に入り、少量調理や手軽さへのニーズが高いようです。続いて「野菜不足を補うため」17.1%、「一品メニューで使う」16.8%が入り、栄養面や献立の補完といった役割も期待しているようです。また、男性は「一人分の料理を作るため」32.9%が最多で、必要な分だけ使える点を重視して選ぶ傾向。女性は「お弁当の材料、副菜用に入れる」21.5%も上位に入り、お弁当づくりで活用しているようです。

 

Q.冷凍食材で重視するポイントを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食材で重視するポイントを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食材で重視するポイントは、「価格」41.8%が最も多く、「味」29.9%、「内容量」26.3%、「カット済・下処理不要か」24.3%と続いています。価格の手頃さに加え、調理しやすさ・使いやすさなども重視されているようです。男女別で見ると、男性は「ブランド」16.1%を重視する人も一部おり、女性は「価格」45.0%、「カット済・下処理不要か」32.9%、「アレンジのしやすさ」22.8%など、実用性をより重視する傾向も見受けられます。

 

Q.生鮮食材よりも冷凍食材を使うメリットを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.生鮮食材よりも冷凍食材を使うメリットを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

生鮮食材よりも冷凍食材を使うメリットは、1位「料理の時短になる」23.7%、同率2位で「必要な時にすぐに使える」「価格が安定している」22.0%、3位「長期保存できる」21.7%の順になり、僅差で続いています。調理時間の短縮だけでなく、利便性や価格、保存性の高さなども評価されていることがわかります。男女別では、男性は「調理の失敗が少ない」19.4%の回答率が女性よりも上回り、女性は「使いたい分だけ使える」23.5%、「自炊のハードルが下がる」20.1%、「買い物頻度を減らせる」16.8%といった日常の負担軽減につながる点に魅力を感じている人も一定数いるようです。

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5,直近1年で冷凍食品の利用は「大きく増えた・やや増えた」が半数超え

Q.冷凍食品の印象を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食品の印象を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品の印象について聞いてみると、プラス面では「便利」27.3%、「普段使いしやすい」22.7%、「おいしい」21.1%、「どこでも買いやすい」19.7%が上位を占め、利便性や購入しやすさに加えて、おいしさも魅力の一つであることがわかります。

一方、マイナス面では「添加物が気になる」15.5%、「塩分やカロリーが気になる」14.5%、「価格が高い」13.2%といった意見も出ました。冷凍食品は、利便性の高さが支持される一方で、健康面や価格面への不安も一部あることがうかがえます。

 

Q.冷凍食材の印象を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食材の印象を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食材の印象について、プラス面では「必要な分だけ使える」26.6%、「保存が便利」26.0%、「冷凍庫にあると安心」22.7%が上位を占め、日常生活で使いやすく、実用性が高いと捉えられていることがわかります。

一方で、マイナス面では「冷凍庫の場所を取る」18.1%、「食感が落ちる」13.5%、「栄養価が落ちる」12.8%の順になりました。冷凍食材は、利便性や保存性といったメリットがある一方で、冷凍庫のスペース確保、食感・栄養価への不安も一部あるようです。

 

Q.直近1年で、冷凍食品・冷凍食材の利用は増えましたか。

Q.直近1年で、冷凍食品・冷凍食材の利用は増えましたか。

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

直近1年での冷凍食品・食材の利用状況を見ると、「大きく増えた・やや増えた」が55.3%となり、全体として利用は増加傾向だとわかりました。特に女性は「大きく増えた」22.2%、「やや増えた」36.2%と、いずれの回答率も男性を上回っており、利用増加の傾向がより強く表れています。一方で、「やや減った・大きく減った」の回答率は1割未満にとどまり、冷凍食品・食材が食生活に欠かせない存在として定着しつつあることがうかがえます。

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ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、冷凍食品を購入するきっかけや、冷凍食材を使って作るメニューなどについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    23~29歳/男女/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/一人暮らし/週に1日以上冷凍食品を食べている人

  • 有効回答数

    304件

  • 調査時期

    2026年5月

  • 方法

    インターネット調査

AIは“相棒”なのか、“ただのツール”なのか? ワーキングマザーたちが語る、仕事と暮らしのリアルなAI活用|感情が動くマーケティング

生成AIの利用が広がる中、仕事やプライベートで日常的に活用する人も増えています。

一方で、仕事・家事・育児を並行してこなすワーキングマザーにとって、AIはどのような存在になっているのでしょうか。

今回は、日常的にAIを活用しているワーキングマザー3名に集まっていただき、仕事や暮らしの中での活用実態について話を聞きました。

登場マーケターのプロフィール

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

2007年マイナビ入社。
女性向けメディアや若年層トレンド領域に従事し、現在は『マイナビニュース』『マイナビウーマン』などの広告企画を担当。
Z世代に特化した調査チーム「マイナビティーンズラボ」のプランニングやデータ解説、企業向けの講演も行う。
高校1年生の息子を育てる母として、「調査データ」と「リアルな声」の両面から若者インサイトを掘り下げている。

座談会出席者

Aさん(40代/子ども2人/メーカー勤務)

Aさん

Bさん(30代/子ども1人/IT企業勤務)

Bさん

Cさん(40代/子ども1人/広告関連勤務)

Cさん

 

「まずAIに聞いてみる」が当たり前になっている

マルチタスクにはAIが欠かせない⁉

マルチタスクにはAIが欠かせない⁉

桑野

皆さんは普段どのような場面でAIを使っていますか?

Aさん

仕事では翻訳やリサーチですね。会社に提出する書類の下書きにも使っています。とくに外資系は翻訳作業があるので、その点でもかなり優秀だなと思います。

Bさん

私はメール、資料作成、データ分析、議事録作成など、本当に幅広く使っています。正直、無いと仕事にならないです()。

桑野

かなり使い込んでいるんですね、それは2025年くらいからですか?

Bさん

仕事柄AIツールは便利だよっていう話は2023年ごろから聞いていました。資料を作る時も、まずAIに相談しますし、メールのたたき台も作ってもらいます。

ゼロから考える時間がかなり減りました。

Cさん

私は会議準備で使うことが多いですね、あの準備時間嫌いなんですよ()

会議のアジェンダを考えるのって意外と効率よく進まない、そういう時によく参加者や目的を伝えて、「この会議で話すべきことを整理して」とお願いしています。

桑野

単純作業というより、考えるのに時間がかかる仕事を任せているんですね。

Cさん

そうですね。企画のたたき台や資料の構成案もそうです。完成品を作ってもらうというより、「まず形にするところ」を手伝ってもらっています。

Bさん

私も完成品を期待しているというより、まず6080点くらいまで持っていってもらう感覚です。

そこから自分で仕上げています。

 

AIによって生まれたのは「時間」よりも「余裕」

膨大な資料作りから解放されたとの声も。

膨大な資料作りから解放されたとの声も。

桑野

AIを使うようになって、何か変化はありましたか?

Aさん

仕事が早く終わることは増えました。でも、その時間でさらに仕事をするというより、家族との時間に回せたり、気持ちに余裕ができたりすることの方が大きいです。

Bさん

私は「考える体力」が残る感覚ですね。仕事が終わっても、夕飯や子どものことなど考えることはたくさんあります。AIに任せられる部分があると、その分だけ余力が残るんです。

Cさん

仕事が終わったら終わりじゃないですからね。そこから夕飯や家のことが始まるので…。

桑野

本当に夕方からワーキングマザーの第二ラウンドですもんね。

 

仕事だけではなく、暮らしの中にもAIがいる

中学受験の情報も効率的に。

中学受験の情報も効率的に。

桑野

プライベートではどのように使っていますか?

Aさん

私は息子の受験について相談しています。もちろん最終的に判断するのは自分なんですけど、情報を整理したり、選択肢を考えたりする時に使っています。

ただ、受験に関しては自分の考えていることを大きく超える答えが返ってくることはあまりないですね。

Bさん

私は子どもの夏休みの宿題ですね。調べ学習のテーマを一緒に考えたり、まとめ方のヒントをもらったりしています。

Cさん

私は献立づくりや旅行計画です。冷蔵庫にある食材を伝えてメニューを考えてもらうこともあります。

Bさん

あと買い物リストですね。

Aさん

それは使います。仕事終わりって本当に頭が回らないんですよね。

Bさん

何を買うか考えることすら面倒な時があるので、AIに整理してもらっています。

Cさん

私は冷蔵庫にある食材を伝えて、「3日分の献立を考えて」とお願いすることもあります。買い物リストまで作ってくれるので助かっています。

 

AIは「相棒」なのか、「アシスタント」なのか

桑野

皆さんにとって、AIってどんな存在ですか?

Aさん

私はアシスタントですね。必要な時に手伝ってくれる存在です。

Bさん

私はパートナーかもしれません。私のタスクを6080%くらいの完成度で出してくれるので。ゼロから作るより圧倒的に楽です。

Cさん

私はどうだろう……。談相手でもあるし、便利なツールでもあるような。

Aさん

まだ確定はできない存在ではありますよね。受験相談とかは最後は自分で考えます。

AIが決めてくれるわけではないので。

 

1万円払ってでも使いたい

桑野

有料プランは利用していますか?

Cさん

私は複数のAIサービスに課金していて、月1万円くらい使っています。

桑野

結構な金額ですね。

Cさん

そうですね。でも高いとは思わないです。仕事でも使いますし、プライベートでも毎日使っています。

会議のアジェンダ作成や資料構成、献立づくり、旅行計画まで考えると十分元は取れている感覚があります。

Bさん

私もわかります。仕事だけだったら迷うかもしれないですけど、仕事も生活も両方で使うので。

 

頼りたい。でも頼りすぎるのも少し怖い。

桑野

逆にAIへの不安はありますか?

Aさん

あります。便利だからこそですね。

桑野

例えば?

Aさん

部下が何でもAIに聞いている様子を見ると、自分で考える機会が減ってしまわないかな、と感じることがあります。

Bさん

それは分かるかもしれません。あ、これAIに聞いて書いたな?とかわかるし。

Cさん

私も子どもに対しては少し思います。時代の流れにうまく乗ることも大切だけど、自分で考えることも大切。

Aさん

私自身も使っているんですけどね。頼りすぎるのは怖い。でも頼りたい。そこが難しいです。

Bさん

だって我々は時間がないですからね。

Cさん

本当に時間がないです。AIが発達しても1日は24時間しかない()。だから使うんですけどね。

 

AIって、もはや時短家電じゃないですか?

AIは余白の時間をくれる、ルンバと同じ⁉

AIは余白の時間をくれる、ルンバと同じ⁉

桑野

皆さんの話を聞いていると、AIって仕事のツールというより生活全体のインフラみたいですね。

Cさん

なんとなくルンバに近い気がします。

Bさん

それ、とっても分かります。

桑野

ルンバですか?

Cさん

ルンバも掃除を全部やってくれるわけじゃないじゃないですか。でもあると全然違う。AIもそんな感じです。

Aさん

私は洗濯乾燥機かもしれません。洗濯物がなくなるわけじゃないんですよ。

でも干さなくていいだけで生活が全然違う。AIも同じで、仕事や家事がなくなるわけじゃないけど、AIが頑張ってくれると余白の時間が生まれて助かるんですよね。

Cさん

あ、それかもしれません。AIがやってくれているのって、家事や仕事ではなく、余白の時間を生んでくれることなんですよね。

Bさん

確かに。献立もそうですし、買い物もそうですし。何をするか決めるところが意外と疲れるから考えてくれるとその分時間も無駄にしないし。

桑野

皆さんの話を聞いていると、AIが助けているのは家事や仕事そのものではなく、「考える部分」のようにも聞こえます。

Cさん

そうですね。手を動かす前の部分です。

 

ワーキングマザーにとって仕事と家庭は、まだ地続きなのかもしれない

ワーキングマザーは仕事、家事、育児を切り分けられないこともある

ワーキングマザーは仕事、家事、育児を切り分けられないこともある

桑野

皆さんの話を聞いていて、仕事の話と家庭の話が自然につながっているのが印象的でした。

Aさん

確かにそうですね。私の中では全部同じかもしれません。仕事も家事も育児も、やることリストの中に入っている感覚です。

Bさん

分かります。仕事でAIを使っている話をしていたつもりだったんですけど、気付いたら宿題の話をしていました。

Cさん

でもそれがリアルですよね。仕事が終わったら次は家のことが始まるので、常にマルチタスクで頭がパンパンです。

Bさん

だからAIも仕事用ツールという感覚じゃないんです。生活を回すためのツールとして戦力として活用しています。生活も仕事もうまく回れば、余暇の時間が生み出せる、そのための大事なツールです。

桑野

そういう意味で、ルンバと同じってことですね!

 

AIがワーキングママザーに刺さる背景には、考える家事の存在があるのかもしれない

今回の座談会では、「生活を回すためのツール」「考える部分が意外と疲れる」といった言葉が印象的でした。

参加者たちはAIを「パートナー」と呼んだり、「アシスタント」と表現したりしていましたが、その捉え方以上に興味深かったのは、仕事の話と家庭の話が自然につながっていたことです。会議のアジェンダ作成や資料構成の話をしていたはずが、気付けば受験や宿題、献立、買い物リストの話になる。

その様子からは、ワーキングマザーにとって仕事と家庭が完全には切り離されておらず、一つの生活の延長線上にあるのかもしれないと考察できます。

近年は共働き世帯が増え、男性の育児参加も進んでいます。一方で今回の座談会では、献立を考えることや学校の予定を管理すること、受験情報を集めることなど、目には見えにくい「考える家事」を担っている実態も見えてきました。

その論拠としても、参加者たちがAIをルンバや洗濯乾燥機に例えていたのも印象的でした。家事や仕事そのものをなくしてくれるわけではない。しかし、「何をするか」「どう進めるか」を考える負担を少し軽くしてくれる。

AIは今、そんな存在として働くママの日常の中に入り始めているのかもしれません。

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YouTubeマーケティングとは? 主要戦略や成功事例などを解説

動画視聴が日常化した今、企業の情報発信においてYouTubeの重要性はますます高まっています。認知拡大や販売促進はもちろん、見込み顧客の獲得やブランドイメージの向上にもつながるため、YouTubeを活用したマーケティングに注目する企業は少なくありません。

本記事では、YouTubeマーケティングの基本的な考え方から、主な戦略、実施の流れ、成果を出すコツ、成功事例、費用相場までをわかりやすく解説します。

もくじ[非表示]

YouTubeマーケティングとは

YouTubeマーケティングとは、動画配信サービス「YouTube」を活用して、認知拡大、販売促進、見込み顧客の獲得、ファン化などを目指すマーケティング手法です。

企業がYouTubeを活用する目的は、単なる再生数の増加ではありません。 商品やサービスの理解促進、ブランドイメージの形成、検索流入の獲得、問い合わせや購入への導線づくりまで含めて設計することが重要 です。

特にBtoBや比較検討期間が長い商材では、テキストだけでは伝わりにくい「人柄」「専門性」「使い方」「導入イメージ」を動画で補える点が強みです。記事、ホワイトペーパー、セミナー、営業資料などと組み合わせることで、より説得力のある顧客接点をつくれます。

YouTubeマーケティングが注目されている背景

YouTubeマーケティングが注目されている背景には、動画視聴の一般化があります。スマートフォンの普及に加え、通信環境の向上によって、動画は日常的に接触される情報メディアになりました。総務省の『令和7年版 情報通信白書』でも、動画サービスは2020年以降利用者が大きく増え、高い水準を維持していると報告されています。

こうした環境の変化によって、企業の情報発信も「読む前提」だけではなく、「見る前提」で考える必要が高まりました。 文字や静止画では伝えにくい操作感、雰囲気、温度感、比較ポイントを、動画なら短時間で伝えやすくなります。 特にサービス説明、導入事例、製品デモなどでは、動画の伝達力が大きな武器になります。

このような背景から、YouTubeをマーケティングに活用する企業が増えてきているのです。

YouTubeマーケティングのメリット

YouTubeマーケティングのメリット
  • 投稿した動画が資産となる
  • ターゲット層にリーチしやすい
  • ブランドイメージの向上につながる
  • コストを抑えやすい

YouTubeマーケティングには、広告とコンテンツのいいところ取りをしたような強みがあります。ここでは、企業が取り組むメリットを4つ紹介します。

投稿した動画が資産となる

Web広告は配信を止めると露出も止まりますが、 YouTube動画は公開し続ける限り検索や関連動画経由で見つけてもらえる可能性 があります。過去に投稿した動画が数カ月後、数年後に再生されることも珍しくありません。

また、動画は販促だけでなく、FAQ、製品マニュアル、導入ガイド、営業補助資料としても機能します。たとえば、「使い方」「比較ポイント」「導入の流れ」「よくある失敗」などを動画にしておけば、問い合わせ前後の顧客の不安解消にもつながります。コンテンツが蓄積されるほど、営業・サポート・広報の複数部門に効く資産となっていくでしょう。

ターゲット層にリーチしやすい

YouTubeは利用者層が広いプラットフォームです。総務省の『令和7年版 情報通信白書』によると、YouTubeの利用率は2024年時点で10代から50代までの各世代で8割超、60代でも7割超とされています。そのため、幅広い年齢層にアプローチすることが可能です。

また、 BtoB、専門職向け、地域特化、特定業界向けといったニッチなテーマでも、検索キーワードや関連動画を通じて、関心の高い視聴者に届けられます。 

YouTube広告を併用する場合も、年齢・性別・興味関心などで配信対象を細かく設定できます。

ブランドイメージの向上につながる

動画は、映像・音声・テロップ・BGMなどを組み合わせて情報を伝えられるため、ブランドの世界観を表現しやすいメディアです。サービスの特徴を説明するだけでなく、担当者の話し方、現場の雰囲気、顧客との向き合い方まで可視化できます。

特に企業のYouTubeでは、「何を売っているか」だけでなく、「どんな価値観で事業をしているか」が視聴者の印象を左右します。 スタッフの人柄や専門性が伝わる動画は、単なる商品訴求にとどまらず、信頼関係の構築につながる でしょう。

コストを抑えやすい

テレビCMや大規模な広告と比べると、YouTubeは比較的低コストで始めやすい施策です。スマートフォン、照明、オフィスの会議室などがあれば、一定品質の動画は制作できます。 最初からスタジオ撮影や高価な機材に投資しなくても、テーマ設計と構成次第で成果を狙うことは可能 です。

外注する場合でも、依頼範囲を調整し、コストを抑えることができます。企画だけ支援を受ける、編集のみ外注する、フルパッケージで任せるなど、体制に合わせて柔軟に設計できます。後半で詳しく触れますが、相場は依頼内容によってかなり幅があるため、目的に応じて調整しましょう。

YouTubeマーケティングのデメリット

YouTubeマーケティングのデメリット
  • 制作スキルが必要になる
  • すぐに成果が出るわけではない
  • アルゴリズム変更の可能性がある

メリットが多い一方で、YouTubeマーケティングには注意点もあります。成果を過度に期待しすぎず、継続前提で設計することが大切です。

制作スキルが必要になる

動画で成果を出すには、企画、撮影、編集、サムネイル制作、タイトル設計、分析改善などが必要です。単に撮ってそのまま公開するだけでは思ったような効果が出ないかもしれません。

YouTube公式によると、通常、視聴者が最初に判断材料にするのはタイトルとサムネイルであり、高い成果を上げている動画の90%がカスタムサムネイルを使用しています。

視聴者の興味を引き、最後まで見てもらえるような動画を作るには、企画だけでなく動画やサムネイルなどの制作スキルが必要といえます。

すぐに成果が出るわけではない

YouTubeチャンネルは、中長期で育てるメディアです。投稿直後に大きな成果が出るケースもありますが、多くの場合は複数本投稿して、視聴データを見ながら改善していく必要があります。チャンネルのテーマが定まり、どの切り口が刺さるかが見えてくるまでに、数カ月以上かかることも珍しくありません。

特に企業のチャンネルでは、登録者数だけでなく、問い合わせ、資料請求、指名検索、商談化率といった成果とのつながりで判断することが重要です。早い段階で判断しすぎると、本来伸びる可能性のある企画を途中で止めてしまうおそれがあります。

アルゴリズム変更の可能性がある

YouTubeの流入は、アルゴリズムの影響を受けます。アルゴリズムの変化によって、これまで伸びていた企画が急に伸びにくくなることもあります。

しかし、チャンネル運営の本質は変わりません。 視聴者にとって役立つ動画を作り、タイトル・サムネイル・内容の整合性を高め、結果を見ながら改善することが重要 です。一時的なテクニックに走るよりも、視聴者の理解と改善を続けるほうが、長期的な流入獲得につながるでしょう。

【2026年版】YouTubeマーケティングのトレンド

2026年のYouTubeマーケティングでは、単に動画を投稿するだけでなく、検索環境の変化を踏まえた設計が重要になっています。特に注目したいのが、AI検索での動画引用と、ショート動画から通常動画への導線設計です。

AI検索でのYouTube動画の引用が増加

GoogleのAI Overviewでは、Web記事だけでなくYouTube動画が引用ソースとして表示されるケースが増えています。

また、Youtube動画を埋め込んだ記事は記事と動画が情報を補完し合って情報の密度が高まるほか、読者の滞在時間も伸びやすく、AIからプラスの評価を受ける可能性があります。

そのため、 今後は記事と動画を組み合わせて作る発想がより重要になる でしょう。たとえば、記事で全体像を整理し、動画で実演や具体例を補う形にするといった方法が考えられます。2026年以降のマーケティングでは、テキストと動画を分断せず、相互送客できる状態を作ることがより重要といえます。

ショート動画から通常動画への導線設計が鍵

近年、ショート動画の存在感が大きくなりつつあります。ショート動画は認知獲得に強く、短期間で多くの接触をつくりやすいフォーマットです。

一方で、商材理解や問い合わせにまでつなげるのには、情報量に限界があります。特にBtoB商材や高単価商材では、比較検討に必要な情報を短尺だけで伝え切るのは難しい場合もあるでしょう。

そのため、 ビジネス戦略としては「ショート動画で興味を引き、通常動画で詳しく理解してもらう」という導線設計が鍵 になります。たとえば、30秒のショート動画で課題提起を行い、5〜10分の通常動画で背景、解決策、事例、CTAまで説明する形式が考えられます。

YouTubeマーケティングの主な戦略

YouTubeマーケティングにはいくつかの手法があり、大きく3つに整理できます。自社の目的や予算、内製体制に応じて組み合わせましょう。

自社チャンネル

自社チャンネルを運用すると、商品紹介、ノウハウ解説、導入事例、インタビュー、採用広報など、幅広いテーマを継続的に発信できます。企業が伝えたい情報を、自社の文脈で蓄積できることが大きなメリットです。

ファン育成や検索流入にもつながりやすく、長期的なブランド形成に向いています。特に、営業資料だけでは伝えづらい専門性や企業の空気感を見せたい企業に適しています。

YouTuber・インフルエンサータイアップ

影響力のあるYouTuberやインフルエンサーに、自社の商品・サービスを紹介してもらう施策です。自社のチャンネルにまだ十分な登録者がいない場合でも、既存のファンコミュニティに一気にリーチできる点が魅力です。

ただし、再生数だけで判断するとミスマッチが起きやすいことには注意が必要です。YouTuberやインフルエンサーのチャンネル登録者数の多さよりも、自社のターゲットと視聴者属性が合っているか、紹介のされ方がブランドに合うかが重要です。

YouTube広告

YouTube広告は、費用を投下してターゲットに動画を届ける手法です。短期で認知を広げたい場合、新商品やキャンペーンを告知したい場合、特定の属性や関心層へ配信したい場合に有効です。年齢や性別、興味関心などで細かくターゲティングできます。

自社チャンネル以外にも配信できるため、自社チャンネルの登録者数が少なくてもリーチ数を確保しやすい点がメリットです。自社チャンネルを運用しつつ、広告で認知度を高めていくことで、成果を上げやすくなるでしょう。

YouTubeマーケティング実施の流れ

YouTubeマーケティング実施の流れ

実際に取り組む際は、闇雲に動画を作るのではなく、目的と検証軸を先に決めることが重要です。ここでは、基本の5ステップを紹介します。

STEP1.目的・ターゲットの設定

まず 最初に決めるべきことは、「何のためにYouTubeをやるのか」 です。認知拡大、見込み顧客の獲得、既存顧客の育成、採用広報、ブランディングなど、目的によって設計は大きく変わります。

たとえば、認知目的ならショート動画や広告との相性が良く、リード獲得目的なら通常動画や解説系コンテンツが重要になります。はじめにKGIとKPIを整理し、「誰に、何を、どう届けたいか」を明確にしましょう。

STEP2.チャンネル開設

次に、自社のYouTubeチャンネルを開設します。チャンネル名、概要欄、アイコン、ヘッダーなどを、ブランドイメージに沿って統一しましょう。

動画だけでなく、チャンネル全体の雰囲気も、視聴者が企業の信頼感を判断する材料になります。そのため、概要欄には「どのようなテーマを発信しているチャンネルか」「誰に向けた情報か」「公式サイトや問い合わせ先はどこか」を簡潔に整理しておくことが大切です。

STEP3.動画の作成

動画制作では、視聴者の悩みや疑問に基づいた企画を立てることが基本です。ペルソナが抱える課題を起点に、「何を知りたいのか」「どこでつまずくのか」を整理したうえで、テーマを決めます。

企業のYouTubeで扱いやすいのは、製品紹介や解説動画などです。YouTubeマーケティングに有効な動画の種類については、後ほど紹介します。

STEP4.サムネイルの作成

どれだけ中身が良い動画でも、クリックされなければ視聴は始まりません。以下の観点に気をつけて、効果的なサムネイルを作成しましょう。

観点 ポイント
文字量 できるだけ少なく、瞬時に意味が伝わる表現にする
訴求内容 一番の見どころ、ベネフィット、問題提起を入れる
視認性 コントラストを強め、スマホでも読める設計にする
一貫性 チャンネル全体で世界観をある程度そろえる
人物 出演者がいる場合は顔を含める

YouTube公式では、タイトルは内容を正確に表し、重要な言葉を前半に置くこと、サムネイルは複雑にしすぎず、視聴者に合った表現にすることが推奨されています。

STEP5.効果測定

公開後は、YouTubeアナリティクスで継続的に検証します。再生数だけでなく、クリック率、平均視聴時間、視聴者維持率、流入経路まで見て、どのような動画が効果的かの傾向をつかみましょう。

YouTubeマーケティングに有効な動画7選

YouTubeマーケティングで成果を出すには、単に投稿本数を増やすのではなく、目的に合った動画フォーマットを選ぶことが重要です。ここでは、企業が取り組みやすく、かつ成果につながりやすい代表的な動画を7つ紹介します。

ユーザーの推薦コメント

顧客インタビューや導入後の感想をまとめた動画です。第三者の声は、企業自身が語るよりも信頼されやすく、比較検討段階の後押しになり得ます。

特にBtoB商材では、「なぜ導入したのか」「導入前の課題は何だったか」「導入後にどう変わったか」を語ってもらうと説得力が出ます。

製品のデモ動画

製品のデモ動画は、商品の使い方や価値を短時間で理解してもらうのに適しています。操作画面、機能差、導入前後の違いなどを見せられるため、SaaSとも好相性です。

特に、営業担当が毎回同じ説明をしている場合は、デモ動画を整備することで工数削減にもつながります。問い合わせ前のハードルを下げたい場合にも有効です。

製品・サービスの解説動画

解説動画では、製品やサービスの概要、活用方法、比較ポイント、導入メリットなどを説明します。初心者向け、比較検討層向け、既存顧客向けでテーマを分けると、より実用的な動画になります。

また、FAQ動画として設計すれば、サポート問い合わせの削減にも役立ちます。「導入前によくある質問」「契約前に確認されやすい点」「使い方のつまずきやすい箇所」などは、YouTubeと相性が良いテーマといえるでしょう。

専門家へのインタビュー

業界の専門家や社内有識者へのインタビュー動画は、信頼性の向上に効果的です。社内の担当者が出演する場合でも、テーマを明確に絞れば、単なる会社紹介ではなく専門メディアとしての存在感を出しやすくなるでしょう。

YouTubeライブ

YouTubeライブでは、リアルタイムで視聴者と交流できます。新商品発表、Q&A配信、セミナー配信、採用説明会、イベント中継など、双方向性を生かした企画に向いています。

ライブの魅力は、編集されていない温度感を届けられることです。コメントを通じて質問に答えられるため、視聴者の反応を直接拾える点もメリットです。

Vlog

Vlogは、企業の日常、働く人、現場の裏側、イベント準備の様子などを伝えるのに向いています。

企業の空気感や価値観を伝えやすいため、採用広報やブランディングに有効でしょう。作り込みすぎるよりも、自然な雰囲気のほうが共感を得やすいこともあります。

イベント動画

展示会、セミナー、ポップアップ、カンファレンスなどのイベント動画は、現場の熱量を伝えるのに適しています。来場できなかった人にも雰囲気を伝えられ、次回参加のきっかけになる場合もあります。

YouTubeマーケティングで成果を出すコツ

YouTubeマーケティングで成果を出すコツ

YouTubeマーケティングを成果につなげるには、企画・見せ方・分析・他媒体連携まで一体で考えることが重要です。

YouTube SEO(VSEO)施策も併せて行う

動画を投稿しても、見つけてもらえなければ再生されません。動画を見つけてもらうためにYouTubeや検索エンジンでの上位表示を狙って行う施策を動画検索エンジン最適化(Video Search Engine Optimization=VSEO)といいます。

タイトルや概要欄にキーワードを含めたり、字幕を設定したりして、関連するキーワードでの検索上位を目指しましょう。

結果を分析して次の動画に生かす

YouTubeアナリティクスでは、さまざまな指標で動画の成果を確認できます。特にチェックしたい指標は、以下の4つです。

指標 見るポイント 改善の方向性
クリック率(CTR) タイトル・サムネイルが魅力的か 文字量、訴求、デザインを見直す
流入経路 検索・関連動画・ブラウジングのどこが強いか 企画方針とVSEO設計を見直す
平均視聴時間・視聴者維持率 動画が最後まで見られているか 動画の導入、構成、テンポを見直す

「CTRが低いからサムネイルを改善する」「冒頭30秒で離脱する人が多いから導入部分を改善する」というように、 数値から仮説を立てて次の動画に反映することが成果につながります。 

他の施策と組み合わせる

YouTube単体で完結させるのではなく、X、Instagram、Facebook、記事コンテンツ、メールマガジンなどと連携させると、露出の総量が増えます。

たとえば、動画の要点をショート動画や縦型クリップに切り出してSNSへ投稿し、本編へ誘導するすることで、SNSからの流入も期待できます。また、記事に動画を埋め込めば、滞在時間や理解度の向上につながるでしょう。

YouTubeマーケティングの成功事例

ここでは、企業YouTubeとして成果を上げているチャンネルの例を紹介します。

北欧、暮らしの道具店

出典:北欧、暮らしの道具店

「北欧、暮らしの道具店」は、自社が運営するECサイトで販売する商品を動画で紹介するチャンネルです。2026年6月時点で、登録者数は107万人を超えます。2018年から本格的に運用を始め、ドラマ、ドキュメンタリー、Vlog、アニメーション、ミュージックビデオなど、複数ジャンルにわたって動画を投稿しています。

このチャンネルの強みは、単に商品を売るのではなく、完成度の高い世界観をコンテンツに反映して提供している点です。暮らしにまつわる価値観、映像のトーン、出演者の雰囲気が一貫しており、動画体験がそのままブランド体験になっています。

さらにECサイトと動画の接続が自然で、「売り込み感」を抑えながら購買導線をつくっている好例といえます。

StockSun株式会社

出典:年収チャンネル

StockSun株式会社は、マーケティング支援企業・キャリア支援企業として自社のYouTube活用にも注力している企業です。「年収チャンネル」をゼロから立ち上げ、2026年6月時点でのチャンネル登録者数を約28.7万人まで伸ばしています。

引きのあるコンテンツにインパクトのあるテロップなどを組み合わせ、思わず最後まで見てしまう構成となっています。

動画の概要欄には転職支援サービスやフリーランス向けコミュニティへの導線が設けられており、コンテンツ接触から自社サービス認知へつなげている事例といえるでしょう。

株式会社有隣堂

出典:有隣堂しか知らない世界

株式会社有隣堂は、2020年から「有隣堂しか知らない世界」というYouTubeチャンネルを運営しています。ミミズクのキャラクター「R.B.ブッコロー」と社員による掛け合い、書店ならではの専門性、そして過度な商売気を出さないエンタメ設計が特徴です。

外部クリエイターを交えた高品質な制作体制と、社員の深い知識・熱量が組み合わさることで、企業チャンネルでありながら“番組”として成立しており、2026年6月時点でのチャンネル登録者数は50万人を超えています。

この事例からわかるのは、企業YouTubeでは有名人起用だけが正解ではないということです。現場を知る社員が前面に出ることで、親近感や説得力が高まり、結果的にブランド価値の向上につながる場合があります。

YouTubeマーケティングの費用相場

YouTubeマーケティングの費用は、どこまで内製するか、どこまで外注するかによって大きく変わります。以下は、一般的な目安です。

項目 費用相場の目安
YouTubeコンサルティングのみ 10万円〜30万円/月
動画制作のみ 3万円〜50万円程度/本
フルパッケージ(戦略〜制作〜運用〜広告) 30万円〜100万円以上/月
YouTube広告運用代行 広告費の10〜20%前後、または月額固定

費用を見るときは、単価の安さだけで判断しないことが重要です。目的設計、企画力、サムネイル改善、分析支援まで含まれているかで、成果は大きく変わります。特にBtoBでは、再生数よりも商談や問い合わせにつながる設計力を重視したいところです。

YouTubeマーケティングに関するよくある質問

ここでは、YouTubeマーケティングに関連してよく寄せられる質問にお答えします。

Q
動画は顔出し必須ですか?
A
顔出しなしでも成果を出しているチャンネルはあります。実際、スライド形式、画面収録、アニメーション、ナレーション中心の動画でも、十分に価値提供できるケースは多いです。ただし、BtoBや高単価サービスでは、人が出て語ることで信頼感や親近感が高まりやすい傾向があります。担当者の顔や話し方が見えることで、視聴者は「どんな会社か」を判断しやすくなるためです。顔出しが難しい場合は、声のみ、手元撮影、資料投影、キャラクター活用など、代替手段を検討するとよいでしょう。
Q
YouTubeマーケティングが向いている業種・向いていない業種はありますか?
A
基本的には、ほとんどの業種で活用余地があります。サービス業なら施術や対応の流れ、製造業なら技術力や工程、小売業なら商品の使い方、BtoBなら課題解決ノウハウや事例紹介など、業種ごとに適した企画があります。重要なのは、業種よりも「視聴者の課題を継続的に解決できるか」です。発信テーマが見つけられる業種であれば、YouTubeマーケティングを活用できるでしょう。
Q
動画は何本くらい投稿すればいいですか?
A
本数だけで成果が決まるわけではありませんが、一定数の検証材料は必要です。一般的には、最低30〜50本程度をひとつの目安にしながら、どの企画軸が伸びるかを見ていく考え方が現実的です。特に立ち上げ初期は、企画の当たり外れを見極めるフェーズです。数本で結論を出すのではなく、テーマ、構成、サムネイル、尺、出演者、CTAなどを変えながら、改善サイクルを回すことが大切です。
Q
ショート動画と通常動画、どちらに力を入れるべきですか?
A
ビジネス目的であれば、通常動画を主軸にする考え方が有効です。ショート動画は認知獲得には強い一方で、情報量が少なく、理解促進や問い合わせにつなげるには限界があります。一方、ショート動画は入口として非常に有効です。特に、近年はショート動画で接点をつくり、通常動画で詳しく説明し、記事やLPへ送客する導線設計が重要になっています。ショート動画単独ではなく、通常動画との役割分担で考えることがポイントです。

まとめ

YouTubeマーケティングとは、YouTubeを活用して認知拡大、販売促進、見込み顧客の獲得、ファン化を目指す手法です。動画市場の拡大とYouTube利用の一般化によって、企業にとっても重要性が高まっています。

特に近年は、AI検索での動画引用、ショートから通常動画への導線設計、記事と動画の相互補完がより重要になってきています。そのうえで成果を出すには、目的設計、視聴者理解、VSEO、サムネイル改善、分析、他SNS連携までを一体で考える必要があります。

「自社でYouTubeマーケティングを一貫して行うのは難しい……」と感じた場合は、タイアップなどからスタートするのも手です。

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細分化時代の高校生市場で、なぜ高校スポーツ大会が注目されるのか|感情が動くマーケティング

高校生マーケティングは全体に届きにくい時代へ

インターハイの予選が始まった

今年も夏のインターハイ予選がスタート。白熱する試合が全国各地で繰り広げられます。

高校生の夏が始まっています。

インターハイ予選、夏の甲子園予選、国スポ(旧国体)予選など。
全国の頂点を目指す戦いは、すでに各地で始まっています。

近年、Z世代・高校生向けマーケティングは難化していると言われています。SNSの普及によって若者の趣味嗜好は細分化され、同じ高校生でも触れているコンテンツも大きく異なります。TikTokのおすすめも違えば、推しも違う。かつてのように、全員が見ているテレビ番組誰もが知っている流行は生まれにくくなりました。

すなわち企業にとって、「高校生全体に認知される」ことは以前より難しくなっています。だからこそ今、高校スポーツ大会という存在は、マーケティング視点でも改めて注目すべき接点になっています。

 

高校スポーツ大会は出場者以外にも広がっている

SNSで広がる話題

インターハイや甲子園に出場する選手たちのSNSは同級生もチェックし広がりを見せる。

実際、インターハイや甲子園に出場する高校生は、全体から見ればほんの一握りです。しかし重要なのは、出場者数ではありません。
高校スポーツには、地区予選、県予選、ブロック大会といった長い予選のプロセスがあります。

つまり全国大会だけでなく、その過程も含めて、多くの高校生が何らかの形で接触しているのです。同じクラスの生徒が県大会へ進む。
友人がレギュラー争いをしている。吹奏楽部として応援に行く。学校全体が応援ムードになる。
競技者本人でなくても、高校スポーツは学校コミュニティを通じて自然に認知が広がります。これは、現在の高校生市場においてかなり珍しい特徴ではないでしょうか。

今の高校生市場は界隈化が進み、同じ高校生でも接触している情報が大きく異なります。一方で、高校スポーツ大会は、多かれ少なかれ多くの高校生が認知しており、さらに少しでも関わりがある層は熱量を持って見つめています。
つまり高校スポーツ大会は、「認知の広さ」と「興味の深さ」が両立している数少ないイベントとも言えます。
これはマーケティング視点では非常に大きな特徴です。

 

SNS時代、高校スポーツ大会は“UGCが生まれやすい場になっている

インハイエールプロジェクト

大塚製薬が近年行っている施策エールコップも盛り上がりを見せます。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000082938.htmlより引用

さらに現在の高校スポーツ大会を語る上で欠かせないのが、SNSの存在です。
従来、スポーツ大会におけるスポンサー価値は、会場看板やテレビ中継、現地来場者への露出などが中心でした。しかし今、高校スポーツ大会ではまったく違う形の露出が生まれています。

それが、高校生自身によるUGC(ユーザー生成コンテンツ)です。大会前日になるとInstagramTikTokにはゼッケンやユニフォームの写真が並びます。

「#応援よろしくお願いします」
「#絶対勝つ」
「#最後の夏」
「#このメンバーで戦えるのも最後」

そんな投稿には、多くの高校生のいいねやコメントが集まります。しかも重要なのは、これらが企業主導ではなく、高校生自身の感情によって自然発生していることです。企業は本来、UGCを生み出すためにハッシュタグ施策や投稿キャンペーン、インフルエンサー施策などを実施します。

一方、高校スポーツ大会では、投稿したくなる感情そのものが存在しています。
努力、緊張、達成感、悔しさ、仲間意識。高校スポーツは感情が大きく動く場であり、その瞬間は記憶にも深く刻まれます。
だからこそ、企業が仕掛けなくても、高校生たち自身が大量の投稿を生み出していきます。

これはマーケティング視点で見ると、非常に特徴的な構造だと言えるのではないでしょうか。さらに、高校スポーツ大会におけるUGCは、単なるSNS投稿では終わりません。そこには、同級生、他校の友人、部活動仲間、後輩、保護者、OBOGなど、リアルなコミュニティが存在しています。
つまり高校スポーツのUGCは、アルゴリズム上で流れていくだけの投稿ではなく、「リアルな人間関係の熱量」を伴って拡散されるUGCでもあるのです。

そして、その写真や動画には、自然な形でスポンサー企業のロゴも写り込みます。ゼッケン、大会で配られるサンプル商品、ユニフォーム、看板。
本人たちはスポンサーを宣伝している意識はありません。しかし結果として、企業ロゴは青春の記録の一部としてSNS上へ拡散されていきます。
今の高校生は広告への感度が高く、いわゆる“案件”や売り込み感にはシビアです。一方で、高校スポーツ大会のスポンサー企業は、「大会を支えてくれている存在」として肯定的に受け取られやすい特徴があります。

高校スポーツ大会は、「広告感が薄いまま、強い感情と一緒にブランド接触できる場」になっているのです。

 

なぜ企業は高校スポーツ大会に協賛するのか

インハイエールプロジェクト 部活動応援ポスター

大塚製薬の2025年インターハイのまさに感情が動く広告ビジュアル

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000082938.htmlより引用

高校スポーツ大会には、飲料メーカーだけでなく、スポーツ用品、交通、旅行、人材など、多くの企業が関わっています。背景には、競技人口だけでは測れない接点価値があります。
たとえば、ポカリスエットを展開する大塚製薬は、近年インターハイへの協賛を続けてきました。夏の大会会場で繰り返し目にするあの青いロゴは、多くの高校生にとって「部活」「汗」「夏」と結びついた象徴的な存在になっています。

また、ミズノやアシックスなどスポーツブランドにとっても、高校スポーツは重要な接点です。高校時代に使っていたシューズやウェアは、競技人生の記憶として残りやすく、全国大会という特別な舞台でのブランド接触は、単なる商品認知以上の意味を持っています。
さらに、マイナビも、近年インターハイに協賛を行う企業の一つです。進学や将来、キャリアについて考え始める世代に対する認知はビジネスの生命線とも言えるほど重要なものです。高校スポーツへの協賛は、挑戦する若者を応援する企業としてのブランド形成にもつながっています。

 

高校スポーツ大会は地域経済も動かしている

インターハイ2026

今年のインターハイの開催地は近畿地方。各府県がSNSチャンネルを開設し盛り上げる。

高校スポーツ大会は、競技だけでなく地域経済への影響も大きいイベントです。

選手、保護者、学校関係者、応援団など、多くの人が全国から移動することで、宿泊・飲食・交通など地域消費も発生します。そのため、自治体にとっても大会誘致は重要です。実際、自治体が大会専用SNSを立ち上げるなど、若年層との接点として大会を活用する動きも見られます。高校スポーツ大会は今、単なるスポーツイベントではなく、学校コミュニティ、SNS、地域、企業を横断する巨大な接点になっています。

 

共通体験が少ない時代だからこそ価値がある

令和は全員に届くコンテンツが減った時代です。だからこそ企業は今、「広く認知され、なおかつ強い感情が動く場」に価値を見出しています。
高校スポーツ大会は、多くの高校生が認知しており、学校コミュニティを通じて自然に広がり、SNSで熱量が可視化され、さらに選手自身が発信者になります。そこには、学校単位の応援文化や、最後の夏のような強い感情、リアルな人間関係による拡散があります。

つまり高校スポーツ大会は、「認知」「感情」「UGC」「コミュニティ」が同時に発生する場になり得るのです。さらに高校スポーツ大会では、企業が大きく仕掛けなくても、高校生自身が感情を伴ったUGCを生み出し、リアルなコミュニティの中で拡散していきます。この構造は、細分化が進む高校生マーケットにおいて、非常に貴重な接点だと私は感じています。

最も難解とも言われる高校生マーケットを捉える上で、高校スポーツ大会は、今後あらためて注目すべきマーケティング接点の一つになっていくでしょう。

【音楽配信編】Z世代社会人のサブスク利用実態 聴くシーンや再生機器、よく使う機能、重視ポイントを調査

音楽配信サービスは、通勤や作業中、リラックスタイムなど、日常のさまざまな場面で広く利用されています。好きな音楽を聴くだけでなく、気分やシーンに合わせて音楽に浸ったり、新しい音楽に出会ったりと楽しみ方は多様化しているでしょう。

今回は、直近1か月以内に音楽配信サービスを利用しているZ世代社会人を対象に、サービスの選び方や利用の仕方について調査。好きな音楽のジャンルから日常で聴くシーン、よく使う機能まで、実態を詳しく調べました。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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1,最もよく使う音楽配信サービスは「Apple Music」「Spotify」、初めての利用時期には男女差

Q.現在、自宅にCDを再生できる機器(CDコンポ・CDプレーヤーなど)はありますか?

Q.現在、自宅にCDを再生できる機器(CDコンポ・CDプレーヤーなど)はありますか?

(n=307 内訳:男性 n=152、女性n =155)

まずはじめに、自宅にCDを再生する機器があるかを聞いたところ、「はい」59.3%が過半数を占めました。音楽配信サービスが普及している一方で、CDを再生できる機器を持つ6割いることがわかりました。男女別に見ると、男性はCD再生機器を所有している人が7で(「はい」67.8%)、女性の回答率よりも上回りました。一方で、女性の所有率は「はい」51.0%、「いいえ」49.0%とほぼ二分しています。

 

Q.あなたが現在利用中の音楽配信サービスを選んでください。【複数回答】

Q.あなたが現在利用中の音楽配信サービスを選んでください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性 n=152、女性 n=155)

現在利用中の音楽配信サービスは、1位「Apple Music」47.9%、2位「Spotify」33.2%の順でした。男女別に見ると、男性は「Spotify」40.8%や「YouTube Music Premium」21.7%の回答率が女性よりも上回りました。一方で、女性は「Apple Music」51.6%の利用率が高く、過半数を超えています。

 

Q.あなたが現在最もよく使っている音楽配信サービスを一つ教えてください。

Q.あなたが現在最もよく使っている音楽配信サービスを一つ教えてください。

(n=307)

現在最もよく使う音楽配信サービスは、1位「Apple Music」でした。iPhoneとの親和性が高く、標準アプリとしてあらかじめ搭載されていることからも、気軽に利用を始めやすい傾向があると考えられます。

また、2位「Spotify」は無料版による高い認知に加え、機能性も充実しており、無料版をきっかけに有料版へ移行しやすいのが強みとして挙げられます。続く3位「YouTube Music Premium」、4位「LINE MUSIC」、5位「Amazon Music Unlimited」などは既存の動画サービス、コミュニケーションツール、ECサービスの延長として利用される傾向も強いでしょう。

全体としてZ世代社会人は、スマートフォン環境や認知度、既存サービスとの連携性などといった “生活面での利便性” を基準にサービスを選んでいることがうかがえます。

 

Q.初めて音楽配信サービスを利用し始めたのは何歳頃ですか。あわせて、有料プランを始めた時期も教えてください。

Q.初めて音楽配信サービスを利用し始めたのは何歳頃ですか。あわせて、有料プランを始めた時期も教えてください。

(n=307 内訳:男性 n=152、女性 n=155)

音楽配信サービスを利用し始めた年齢は、全体として「大学生・専門学校生・短大生(19〜22歳頃)」30.9%、社会人(23~25歳頃)25.7%がメイン層。有料プランへの加入も同じく「大学生等」35.2%、「社会人(23~25歳頃)」30.3%がボリュームゾーンです。

男女別で見ると、男性はサービスの利用・有料プランの開始時期ともに「大学生等(19〜22歳頃)」 「社会人(23〜25歳頃)」が中心です。一方で、女性は「大学生等(19〜22歳頃)」にピークが集中。学生時代から利用し、男性よりも早い段階で有料プランに課金する傾向がうかがえます。

\上位サービスの満足度には、共通点と違いが明らかに。資料で詳しくチェック!/

調査資料ダウンロードはこちら

2,利用頻度は「ほぼ毎日」57.7%、女性は「通勤中」に聴く人が約7割

Q.好きな音楽のジャンルを教えてください。【複数回答】

Q.好きな音楽のジャンルを教えてください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性 n=152、女性 n=155)

好きな音楽のジャンルを見ると、 1位「J-POP」72.3% が大半を占めています。続いて、2位「K-POP」24.1%、3位「ロック」22.2%、4位「洋楽」21.2%、5位「アニメ/ゲーム音楽」20.2%と続き、1位以降は多様なジャンルに分散しています。

男女別に見ると、男性は「アニメ/ゲーム音楽」28.3%や「ロック」27.0%、「洋楽」25.0%が女性よりも回答率が高く、 「R&B/ソウル」や「EDM」など、より幅広いジャンルを好む傾向。一方で、女性は「K-POP」31.0%にも支持が集まっており、 J-POPに次いで人気を集めていることがわかります。

 

Q.音楽配信サービスについて、普段の利用頻度を教えてください。

Q.音楽配信サービスについて、普段の利用頻度を教えてください。

(n=307)

音楽配信サービスの利用頻度は、「ほぼ毎日」が57.7%で過半数を占めました。次いで「週5日程度」18.6%、「週3〜4日程度」14.3%となり、 週3日以上の利用者は約9割 に達していることがわかります。日常生活に広く浸透していることがうかがえます。

 

Q.音楽配信サービスを聴くシーンを教えてください。【複数回答】

Q.音楽配信サービスを聴くシーンを教えてください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性 n=152、女性 n=155)

音楽配信サービスを聴くシーンは、 1位「通勤中」60.9% が突出して多くなりました。その他のシチュエーションは僅差で推移しており、2位「外出先での待ち時間」30.0%、3位「朝の支度をしながら」28.0%と続きました。移動や隙間時間のほか、別の作業をしながらの利用も目立ちます

男性は「帰宅後のリラックスタイム」31.6%や「気分転換したい時」26.3%などが、女性の回答率より上回り、気分を整えるために利用する人も一定数います。また女性は「通勤中」が約7割と最多で、「家事をしながら」19.4%も男性より上回り、日常の延長線上で楽しむ傾向もあります。

 

Q.音楽配信サービスを利用する際、操作や再生に使用している機器をすべて選んでください。 ※音源を再生する機器

Q.音楽配信サービスを利用する際、操作や再生に使用している機器をすべて選んでください。 ※音源を再生する機器

(n=307 内訳:男性 n=152、女性 n=155)

音楽配信サービスの音源を再生する機器は、 「スマートフォン」が屋内・外ともに高く(家84.4%、外84.7%) 、スマホでの視聴がメインだとわかりました。また、家では「PC」16.3%や「タブレット」14.7%も一定数利用され、外出時は「タブレット」11.4%や「携帯音楽プレーヤー」7.5%と続いています。

男女別で見ると、男性は家での「PC」21.1%、「タブレット」20.4%利用が女性の回答率を大きく上回り、一部の人は状況に応じてデバイスを使い分ける傾向も。一方で、女性は屋内・外ともにスマートフォン利用が9割近くに達しており(家87.1%、外86.5%)、スマホでの再生・利用が中心だとわかりました。

 

Q.音楽配信サービスでよく使っている機能を教えてください。【複数回答】

Q.音楽配信サービスでよく使っている機能を教えてください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性 n=152、女性 n=155)

音楽配信サービスでよく使う機能は、「シャッフル再生」25.4%、「バックグラウンド再生」23.1%、「プレイリスト作成」22.8%が上位を占めました。回答は僅差で続き、聴き方を変える人や、自分好みに調整する人など、利用スタイルは分散しています。

男女別に見ると、男性は「曲名検索機能」23.0%や「プレイリストの閲覧」21.1%などが上位に入り、好みに合った曲を能動的に探すようです。一方で女性は、「シャッフル再生」29.7%や「プレイリスト作成」26.5%の回答率が高く、自分好みにカスタマイズして楽しむ傾向も見受けられます。

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3,サービスの加入・選定ポイントともに「聴きたい曲があること」を重視

Q.現在利用している音楽配信サービスに加入したきっかけを教えてください。【複数回答】

Q.現在利用している音楽配信サービスに加入したきっかけを教えてください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性 n=152、女性 n=155)

音楽配信サービスに加入したきっかけは、「聴きたい曲があったから」22.5%、「推し・好きなアーティストの楽曲を聴くため」19.9%、「聴きたい楽曲やプレイリストが充実していた」16.3%となり、特定の楽曲やアーティストが主な動機となっています。男女別に見ると、男性は「広告なしで音楽を聴きたかった」19.7%が女性の回答率の約2倍になり、快適な利用環境を重視する人も。一方で女性は「推し・好きなアーティストの楽曲を聴くため」が20.7%で最多でした。

 

Q.今の音楽配信サービスを選んだポイントを教えてください。【複数回答】

Q.今の音楽配信サービスを選んだポイントを教えてください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性 n=152、女性 n=155)

音楽配信サービスを選んだポイントは、1位「聴きたい曲・アーティストの楽曲が入っている」18.2%、2位「楽曲数やジャンルの幅が充実している」17.9%となり、 コンテンツの充実度 が重要視されています。

男女別に見ると、男性は「広告が少ない/ない」19.1%や、「楽曲再生が安定している」16.5%など、加入の動機と同様に快適な利用環境を重視する傾向。一方で、女性はコンテンツの魅力に加え「料金が手頃だった」17.4%も上位に入っており、金額面を考慮して選ぶ傾向も見られました。

 

Q.音楽配信サービスを選定する上で参考にした情報源を教えてください。【複数回答】

Q.音楽配信サービスを選定する上で参考にした情報源を教えてください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性 n=152、女性 n=155)

音楽配信サービスを選ぶ上で参考にした情報源は、「SNS」45.3%がトップに。次いで、「テレビCM」16.0%、「検索エンジン」15.6%と続きました。男女別に見ると、男性は「AI(ChatGPTなど)」20.4%の回答率が女性を上回っており、AIを活用して情報収集する一面や、複数の情報源を組み合わせて検討する傾向も。一方で、女性は「SNS」45.8%への回答に集中しており、SNS上の情報や口コミを基準にサービスを選ぶ傾向が見られます。

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4,男女ともに「無料トライアル」をきっかけに加入傾向、月額料金は?

Q.音楽配信サービス加入時に利用した特典・キャンペーン・プランを教えてください。【複数回答】

Q.音楽配信サービス加入時に利用した特典・キャンペーン・プランを教えてください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性 n=152、女性 n=155)

音楽配信サービス加入時に利用した特典は、1位「無料トライアル」23.1%、2位「ファミリー向けプラン」13.7%、3位「割引キャンペーン」13.0%と続きました。男女別に見ると、男性は「友だち紹介キャンペーン」13.8%や「他サービスとのセット割」13.2%、「機器購入時の特典」12.5%など、全体的に女性よりさまざまなキャンペーンを活用する傾向が目立ちました。一方で、女性は「無料トライアル」の回答が集中しており、各種割引よりも「無料」に魅力を感じていることがうかがえます。

 

Q.音楽配信サービスは、誰が契約・支払いをしていますか? 最も多いパターンを教えてください。

Q.音楽配信サービスは、誰が契約・支払いをしていますか? 最も多いパターンを教えてください。

(n=307)

音楽配信サービスの契約・支払い状況は、 「自分で契約し、自分で支払っている」80.8% が大半を占めました。約8割のユーザーが自分自身で契約し、支払いをしていることがわかりました。次いで、「自分で契約しているが、自分では支払っていない」11.1%、「自分以外が契約しており、自分は支払っていない」4.6%の順となりました。

 

Q.音楽配信サービスの月々の利用金額を教えてください。※複数契約している場合は合計金額でお答えください。

Q.音楽配信サービスの月々の利用金額を教えてください。※複数契約している場合は合計金額でお答えください。

(n=248)

音楽配信サービスの月々の利用額は、「1,000円以上1,500円未満」40.3%、「500円以上1,000円未満」31.1%と、【500円以上1,500円未満がボリュームゾーンとなり、全体の約7を占めました。高額利用層は少数にとどまり、全体としては比較的手頃な価格帯での利用が中心となっています。

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5,関連コンテンツは「ポッドキャスト」が人気、解約経験はほぼ二分

Q.下記の中から、音楽配信サービスで利用する関連コンテンツを教えてください。

Q.下記の中から、音楽配信サービスで利用する関連コンテンツを教えてください。

(n=307 内訳:男性 n=152、女性 n=155)

音楽配信サービスで利用する関連コンテンツは、1位「ポッドキャスト」33.2%、同率で2位「ラジオ」「MV・動画コンテンツ」19.9%が並びました。男女別に見ると、男性は「ポッドキャスト」39.5%や「ラジオ」27.6%、 「MV・動画コンテンツ」24.3%の利用率が女性よりも上回り、全体的に活用の幅が広い傾向。一方で、女性は「ポッドキャスト」27.1%に集中し、その他は一部利用にとどまっているようです。

 

Q.これまでに音楽配信サービスを解約したことはありますか?

Q.これまでに音楽配信サービスを解約したことはありますか?

(n=307)

音楽配信サービスの解約経験は、「いいえ(解約したことがない)」が54.1%で過半数を占めました。反対に、「はい(解約したことがある)」も45.9%と半数近くにのぼっており、 解約経験の有無はほぼ二分 しています。

 

Q.音楽配信サービスの加入前・加入後で、それぞれのカテゴリーの購入機会が変化しましたか?

Q.音楽配信サービスの加入前・加入後で、それぞれのカテゴリーの購入機会が変化しましたか?

(n=307)

CD      

 増加「増えた・やや増えた」20.9、減少「やや減った・減った」32.2% ⇒減少傾向

音楽DVD/Blu-ray 

増加「増えた・やや増えた」20.2、減少「やや減った・減った」27.7% やや減少傾向

デジタル音源  

増加「増えた・やや増えた」35.2、減少「やや減った・減った」17.9% ⇒増加傾向                 

CDや音楽DVD/Blu-rayは減少傾向ですが、デジタル音源は増加傾向が読み取れます。好きな楽曲のみを選んで購入できる自由度や、欲しいタイミングですぐに入手できる手軽さからも、デジタル音源の支持が広がっていることがうかがえます。

\音楽配信サービス解約の理由4位「無料プランで十分だから」、上位3つの理由は?/

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ダウンロード資料のご案内

ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、音楽配信サービスを使う時間帯やサービスの継続理由などについても詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

\【3分で読める!】本調査結果を1ページに集約したまとめ資料も掲載中/

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  • 調査対象

    23~29歳/男女/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/直近1か月以内に音楽配信サービスを利用している人

  • 有効回答数

    307件

  • 調査時期

    2026年4月

  • 方法

    インターネット調査

30代男性のゲーム事情は? ゲーム・関連機器・飲食物への課金状況や情報収集の実態を調査

日本のゲーム市場は拡大傾向にあり、家庭用ゲーム機・PC・モバイルを合わせたゲーム人口は5,000万人を超えます(※)。広がるゲーム市場の中で、PCやコントローラーといった機器の購入、プレイ中の飲食代といったゲーム関連消費はどうなっているのでしょうか。

今回は、未婚・子なしの30代男性で、かつPCでゲームをプレイしている人を対象として、ゲームに関するお金の使い方を調査。ゲームのプレイ時間によって、「週15時間未満」のグループと「週15時間以上」のグループに分けて比較しています。

調査の結果、プレイ時間が長いグループほどゲームソフト以外にもお金の使い道が広がりやすい傾向が見えてきました。このほか、ゲーム・関連機器・飲食物の情報収集や意思決定に影響するものについても解説します。

株式会社角川アスキー総合研究所『ファミ通ゲーム白書2025』プレスリリースより

 

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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1,ゲームには約9割が課金

ここでは、ゲームソフトや追加コンテンツ、ゲーム内課金、サブスクに毎月どれくらい使っているのか、また何に課金しているのかを見ていきます。プレイ時間が長くなるほど月額支出が上がり、課金先もサブスクやバトルパスなどへ広がっている点がポイントです。

Q.あなたはゲームソフトの購入、追加コンテンツの購入、ゲーム内課金(月額料金、ガチャ、アイテム購入など)、サブスクに、1ヶ月あたり平均いくら使っていますか。

Q13_あなたはゲームソフトの購入、追加コンテンツの購入、ゲーム内課金(月額料金、ガチャ、アイテム購入など)、サブスクに、1ヶ月あたり平均いくら使っていますか。

(n=302)

全体では「5,000円以上1万円未満」17.9%が最多でしたが、「1,000円以上3,000円未満」16.2%、「3,000円以上5,000円未満」13.9%、「1万円以上2万円未満」16.2%も並び、支出は比較的広く分散しています。一方で、「0円(課金・購入しない)」は10.6%にとどまり、 約9割が何らかの形でゲームにお金を使っていること がわかります。

プレイ時間別に見ると、週15時間未満のグループでは「1,000円以上3,000円未満」19.5%が最多であり、中価格帯が中心です。

これに対して週15時間以上のグループでは「1万円以上2万円未満」が23.3%で最も多く、さらに「2万円以上3万円未満」10.5%、「3万円以上4万円未満」5.3%、「5万円以上」3.8%と、週15時間未満のグループと比べて高価格帯の比率が上がります。

実際に、月1万円以上使う人の割合は週15時間未満のグループが21.9%なのに対し、週15時間以上のグループでは43.6%と約2倍に達しています。このように、本調査ではゲームのプレイ時間が長いほど、課金額も増える傾向が見られました。

 

Q.主な課金対象は何ですか?【複数回答】

Q14_主な課金対象は何ですか?(複数選択)

(n=270 週15時間未満n=148、週15時間以上n=122)

課金経験者に絞ると、主な課金対象の1位は「ゲームソフトの購入」61.9%で、プレイ時間による差はほとんど見られませんでした。

ただし、その他の項目では週15時間以上のグループの割合が高くなっています。特に「サブスク」43.4%や「月額課金制のプレイ料金」32.8%、「バトルパス・シーズンパスなどの報酬アンロック権」32.8%といった継続的・反復的にお金を使う項目の比率が高い傾向にあります。

この結果から、週15時間未満の層は「ソフトを買って遊ぶ」ことの比重が高い一方、 週15時間以上の層はソフト購入に加えて「長く遊ぶ前提で継続課金や追加課金も組み合わせる」傾向が強い と考えられます。

 

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2,ゲーム関連機器への課金、週15時間以上は約3割が過去1年に20万円以上

ここでは、コントローラーやPCなどゲーム関連機器への課金状況を見ていきます。結果として、週15時間以上のグループは購入する機器の幅も広く、投下金額も高くなっており、ゲームを「環境ごと整える対象」として捉えている様子がうかがえます。

Q.過去1年間に新しく購入した、または買い替えたゲーム関連機器はどれですか?【複数回答】

Q10_過去1年間に新しく購入した、または買い替えたゲーム関連機器はどれですか?(複数選択)

(n=302 週15時間未満n=169、週15時間以上n=133)

全体で最も多かったのは「コントローラー」39.1%で、次いで「ヘッドセット・イヤホン・マイク」35.1%、「マウス」34.1%、「PC本体」32.8%でした。ゲームの操作やプレイ中のコミュニケーションに直接関わる機器にお金をかける傾向があるようです。

プレイ時間別に見ると、週15時間以上のグループは、週15時間未満のグループに比べて購入率の高い項目が多く見られます。特に、「コントローラー」49.6%と「PC本体」39.1%は10ポイント以上高くなっています。

この結果から、 プレイ時間が長いほど操作性や没入感、快適性に対する不満や改善ニーズが生まれやすく、関連する機器の購入につながっている と考えられます。

 

Q.過去1年間に、ゲーム環境(PC本体、モニター、入力機器、音響機器、デスク・チェアなど)を整えるために使った総額は、おおよそいくらですか。

Q11_過去1年間に、ゲーム環境(PC本体、モニター、入力機器、音響機器、デスク・チェアなど)を整えるために使った総額は、おおよそいくらですか。

(n=227 週15時間未満n=123、週15時間以上n=104)

ゲーム関連機器購入者に限定すると、過去1年間に使った総額は全体で「20万円以上」21.2%が最多で、次いで「5万円以上10万円未満」19.8%でした。

特に週15時間以上のグループでは高額投資が目立ちます。「20万円以上」の割合は30.8%と、週15時間未満のグループの13.0%を大きく上回りました。さらに「15万円以上20万円未満」18.3%も、週15時間未満のグループの2倍以上となっています。これが全体の平均を引き上げているといえます。

新しく購入した機器と使っている金額から、 週15時間以上の層には単発の周辺機器購入だけでなくPC本体やデスク周りまで含めた総合的な環境構築を行う人が少なくない と考えられます。

 

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3,ゲーム中の飲食もプレイ時間が長くなるにつれて増える傾向

ここでは、ゲーム中の飲食の傾向について見ていきます。プレイ時間が長いグループほどゲーム中の飲食が習慣化しており、選ぶものも満足感や継続プレイを支える性質を持つものへ広がっています。

Q.あなたはゲームをプレイしながら飲食をすることがありますか?

Q17_あなたはゲームをプレイしながら飲食をすることがありますか?_1

(n=302 週15時間未満n=169、週15時間以上n=133)

全体では、「毎回必ず飲食する」15.2%と「飲食することが多い」29.1%を合わせて44.3%がゲーム中に高頻度で飲食をしています。

ただし、高頻度で飲食をする割合も、ゲームのプレイ時間によって差が見られました。「毎回必ず飲食する」と「飲食することが多い」の合計は、週15時間未満のグループでは39.1%ですが、週15時間以上のグループでは51.1%です。長時間ゲームをプレイしていると途中で喉が渇いたりお腹が空いたりすることも多く、飲食が発生しやすいのでしょう。

 

Q.ゲームのプレイ中によく飲むものは何ですか?【複数回答】

Q18_ゲームのプレイ中によく飲むものは何ですか?(複数選択)

(n=265 週15時間未満n=148、週15時間以上n=117)

ゲーム中によく飲むものとしては、全体で「コーヒー」47.2%がトップ、次いで「お茶類」43.8%、「炭酸飲料」35.5%でした。

週15時間以上のグループは、週15時間未満のグループと比べて「炭酸飲料」40.2%、「エナジードリンク」32.5%、「カフェオレ・ミルク入りコーヒー」34.2%の割合が高くなっており、刺激や満足感のある飲み物を求める傾向がうかがえます。

さらに「果汁飲料・ジュース」23.1%、「スポーツドリンク」18.8%、「ゼリー飲料」15.4%なども週15時間未満のグループを上回っており、飲み物でエネルギー補給をする傾向もみられます。

 

Q.ゲームのプレイ中によく食べるものは何ですか?【複数回答】

Q19_ゲームのプレイ中によく食べるものは何ですか?(複数選択)

(n=265 週15時間未満n=148、週15時間以上n=117)

食べ物では、全体で「スナック菓子」44.9%が最も多く、「チョコレート」36.2%、「パン・サンドイッチ」24.2%、「クッキー・ビスケット」23.4%が続きました。片手で食べやすく、手軽に満足感を得られるものが選ばれやすいようです。

ただし、週15時間以上のグループでは、より「補給食」に近い食べ物の比率が上がります。「グミ」24.8%、「栄養補助食品」25.6%、「おにぎり」23.9%、「ファストフード・総菜」22.2%、「カップ麺・スープ類」19.7%は、いずれも週15時間未満のグループを上回りました。単なるおやつではなく、空腹を満たしたり、エネルギーを補ったりする目的で食べ物を選ぶ人が少なくないようです。

 

Q.ゲームプレイ中の飲食にかかる1ヶ月あたりの金額は、おおよそいくらですか?

Q20_ゲームプレイ中の飲食にかかる1ヶ月あたりの金額は、おおよそいくらですか?

(n=265 週15時間未満n=148、週15時間以上n=117)

ゲーム中に飲食する人に限定すると、全体では「1,000円以上3,000円未満」26.4%が最多で、「1,000円未満」22.3%、「3,000円以上5,000円未満」20.0%が続きました。ゲーム中の月間飲食費は、1,000~5,000円がボリュームゾーンといえそうです。この傾向は、ゲームのプレイ時間にかかわらず同様でした。

しかし、週15時間未満のグループでは「1,000円未満」27.7%が最多で、10,000円以上使う人は4.1%にとどまります。対して、週15時間以上のグループでは「10,000円以上」が18.0%と、週15時間未満の4倍以上となっています。

週15時間以上の層にとって、ゲーム中の飲食はプレイ継続に必要であり、支出を惜しまない人も一定数いるようです。 ゲーム市場を考える上で、飲料・軽食を含めた周辺消費は見逃せない領域 といえるでしょう。

 

\ゲーム中の飲食物を選ぶ際に重視するポイントもチェック!/

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4,ゲーム・関連機器・飲食物の情報収集や意思決定に影響するものは?

ここでは、ゲームや周辺機器、飲食物について、情報源や意思決定に影響を与えるものについて見ていきます。全体ではYouTubeとXが主な接点になっていますが、週15時間以上ゲームをプレイするグループのほうがより公式情報に接している傾向にあります。

Q.ゲームや周辺機器に関する情報はどこから得ることが多いですか?【複数回答】

Q24_ゲームや周辺機器に関する情報はどこから得ることが多いですか?(複数選択)

(n=302 週15時間未満n=169、週15時間以上n=133)

ゲームや周辺機器の情報源としては、全体で「YouTube」45.4%が最多で、「X」39.7%が続きました。また、「ゲーム系ニュースサイト・ブログ」28.5%、「公式サイトの情報」27.2%も一定数の人が接触しているようです。

週15時間未満のグループは、週15時間以上のグループに比べて「YouTube」47.9%、「X」42.6%の割合が高く、動画やSNSによる情報接触が中心です。

一方、週15時間以上のグループでは、週15時間未満のグループに比べて「公式サイトの情報」33.1%、「ゲーム系ニュースサイト・ブログ」32.3%、「その他ニュースサイト・ブログ」24.1%の割合が高く、より幅広いメディアを通じて比較・検討する傾向が見られます。

 

Q.ゲーム中の飲食物に関する情報はどこから得ることが多いですか?【複数回答】

Q23_ゲーム中の飲食物に関する情報はどこから得ることが多いですか?(複数選択)

(n=265 週15時間未満n=148、週15時間以上n=117)

ゲーム中の飲食物では、情報収集としてのトップは「YouTube」31.3%ですが、「特に情報は集めていない」32.8%が最多であり、ゲームや関連機器に比べると能動的な情報収集は弱めです。

ただし、週15時間以上のグループでは情報収集の幅が広がります。週15時間未満のグループは「YouTube」36.5%の一強で、「特に情報は集めていない」35.8%も多い一方、週15時間以上のグループでは「X」27.4%、「公式サイトの情報」22.2%、「ゲーム系ニュースサイト・ブログ」19.7%、「店頭のポップや展示」24.8%の割合が週15時間未満のグループより高くなっています。

この結果から、週15時間以上の層は店頭やSNS、公式情報まで含めて、プレイシーンに合う飲食物を比較的意識して選んでいる様子がうかがえます。

 

Q.これまでに、プロゲーマーや配信者が使っていたり、おすすめしたりしていたことが理由で、ゲームや周辺機器、飲食物を買ったことはありますか?

Q26_これまでに、プロゲーマーや配信者が使っていたり、おすすめしたりしていたことが理由で、ゲームや周辺機器、飲食物を買ったことはありますか?

(n=302 週15時間未満n=169、週15時間以上n=133)

配信者やプロゲーマーの影響は、特に週15時間以上のグループに強く出ているようです。

「ゲームソフト・コンテンツ」「PC・ゲーム周辺機器」「飲食物」のすべての項目で、週15時間以上のグループの「何度もある」が週15時間未満のグループの割合を大きく上回りました。特に、「PC・ゲーム周辺機器」「飲食物」では週15時間未満のグループの2倍以上になっています。

「1〜2回はある」では週15時間未満のグループのほうがやや高い項目もある一方で、「何度もある」は週15時間以上のグループが大きく上回っていることから、 週15時間以上の層は一度影響されるだけでなく、継続的に配信者・プロゲーマーを購買判断の参考にしていると考えられます。 

 

\ゲーム体験を向上させるために買って良かったものもチェック!/

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  • 調査対象

    30~39歳/男性/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/年収200万円以上/1週間に5時間以上ゲームをする/PCでもゲームをする

  • 有効回答数

    302件

  • 調査時期

    2026年5月

  • 方法

    インターネット調査

プレスリリースでメディア掲載してもらうためのポイント7つ。基本の構成も解説

「プレスリリースを配信しても、思うようにメディア掲載につながらない」と悩む広報担当者は少なくありません。掲載へと漕ぎつくには、記者が「記事化したい」と感じる情報設計と読みやすい構成、そして適切な配信戦略が重要です。

本記事では、プレスリリースでメディア掲載を実現するためのポイントや基本構成、配信時の注意点まで解説します。

プレスリリースとは

プレスリリースとは、自社の新しい情報を社外に向けて公式に発表する文書のことです。発信される内容は新商品や新サービスだけでなく、人事に関するお知らせ、社会貢献活動、業績や決算報告、経営戦略の発表など多岐にわたります。

プレスリリースは報道関係者に向けて発信されることが多く、企業が一次情報を発信する手段として広く活用されています。

プレスリリースでメディア掲載してもらうためのポイント7つ

プレスリリースでメディア掲載してもらうためのポイント

プレスリリースをメディア掲載につなげるには、記者目線で「報じる価値がある」と感じてもらう工夫が重要です。ここでは、掲載確率を高めるために意識したい以下の7つのポイントについて解説します。

  1. 記事化する価値を高める
  2. 「結論ファースト」の構成にする
  3. わかりやすく具体的に書く
  4. グラフや数字などのデータを盛り込む
  5. メディアが使いやすい画像を掲載する
  6. 内容とマッチしたメディアに配信・取材依頼をする
  7. 配信するタイミングを工夫する

1.記事化する価値を高める

記者がプレスリリースに目を通したとき、「記事にできるかどうか」を判断する基準となるのがニュースバリューです。報道する意味があると感じてもらえるかどうかで、その後の扱いが大きく変わります。

ニュースバリューを構成する代表的な要素には、次のようなものがあります。

ニュースバリューを構成する要素
  • 新規性:これまでにない新しい情報かどうか
  • 独自性:他社にはない自社ならではの強みがあるか
  • 意外性:読み手の予想とギャップがあるか
  • 社会性(時事性):いま社会で関心を集めるテーマと結びついているか
  • 地域性:特定の地域に関わる話題性があるか
  • 具体性:具体的な事例や数値で語られているか

これらの観点を組み合わせ、自社の発表内容のどこに「報じる価値」があるのかを明確に打ち出すことが大切です。

2.「結論ファースト」の構成にする

プレスリリースは、最も伝えたい結論を冒頭に置く構成が基本です。記者は日々大量のリリースに目を通すため、最後まで読んでもらえる保証はありません。

そのため、 「何を取り上げてほしいのか」「読者に何を知ってもらいたいのか」という核心部分を、最初の数行で伝える必要があります。 背景や経緯の説明は、結論を提示したあとに続けましょう。詳しいプレスリリースの構成については、後ほど説明します。

3.わかりやすく具体的に書く

プレスリリースは、誰が読んでも内容が理解できるように書きましょう。抽象的な表現で終わらせず、 具体的な事実や数字 で語ることで説得力が増します。

また、専門用語の扱いにも注意が必要です。社内や業界では当たり前のように使われている言葉でも、記者にとっては馴染みがないケースもあります。やむを得ず使う場合は、簡単な注釈を添えるなどの配慮を心掛けましょう。

さらに、一文は最大でも50文字程度、長くても3行以内に収めると読みやすくなります。短く明快な文章にすることで、情報が頭に入りやすくなる傾向があります。

4.グラフや数字などのデータを盛り込む

販売実績や来場者数、市場規模の予測といった数値データは、記者に強い印象を与える材料になります。記者は客観的な事実を求める傾向があるため、定量的な情報を盛り込むことが有効です。

数字は本文だけでなく、タイトルやリード文にも積極的に取り入れるとよいでしょう。文字数の関係で見出しに入りきらなかったデータは、本文や図表で補足する方法もあります。

さらに、数字を社会的な動向や時事的なテーマと結びつけて提示できれば、記者にニュースバリューを感じてもらいやすくなります。

5.メディアが使いやすい画像を掲載する

画像の有無を記事化の判断基準にしているメディアもあります。プレスリリースには、 内容を象徴するキービジュアル画像 を1枚以上添えることをおすすめします。

掲載する画像は、リリース内容と直接結びつくものを選ぶことが大切です。抽象的なイメージ画像よりも、商品写真やサービスの利用シーン、図解など、記事にそのまま使える素材のほうが、メディアで使いやすいでしょう。

6.内容とマッチしたメディアに配信・取材依頼をする

配信先は数を打てばよいというものではなく、 リリース内容と相性のよいメディアを見極めることが重要 です。事前にターゲットとなるメディアリストを整え、戦略的にリリースを届けましょう。

メディアを選定する際は、想定する読み手から逆算するのがひとつの方法です。読者層と発信内容がかみ合うメディアを優先することで、取り上げられる可能性が高まります。

また、同じ情報を発信する場合でも、メディアごとに切り口を変えた複数のリリースを用意して送り分けることも有効でしょう。

7.配信するタイミングを工夫する

配信のタイミングは、ニュースとしての鮮度を左右します。原則として「販売開始前」「実施前」「導入前」など、まだ世に出ていない段階で情報を届けることが望ましいとされています。

すでに発売・実施されたあとの情報は、ニュースバリューが下がりやすく、メディア掲載につながりにくい傾向があるため、注意が必要です。

プレスリリースの基本構成

プレスリリースの基本構成

プレスリリースの基本構成は、重要な要素を先に配置する「逆三角形(結起承転)」です。各要素の役割を理解したうえで、過不足なく情報を盛り込むことが大切です。

発信日・発信者

プレスリリースの冒頭には、発信日と発信者(企業名や団体名)を明記します。

タイトル

タイトルは、 「何についてのリリースなのか」「報じる価値があるかどうか」が一目でわかる表現 にしましょう。記者は見出しだけで読み進めるかどうかを判断することもあるため、重要度が高いパートといえます。

リード文

リード文では、ニュースの要点を凝縮し、リリースの核心を簡潔に伝えます。タイトルで触れた内容について、 5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように) を押さえて記述するのが基本です。

可能であれば 「How much(いくらで)」「How many(どれくらい)」「Worth(どんな価値があるか)」 といった要素も含めると、情報の厚みが増します。

全体像が理解できる文章を意識しつつ、必要最低限の情報を過不足なくまとめましょう。

本文

本文では、製品やサービスの特徴、開発の経緯や背景、関連するエピソードなどを詳しく紹介します。記事化の際にそのまま使えるイメージ画像を添えると、メディアにとって扱いやすい素材になります。

文章だけでは伝わりにくい内容は、「概要」として箇条書きで整理する方法が便利です。情報量が多い場合、1ページに詰め込まず、2ページ目以降に添付資料として補足する構成にすると読みやすくなります。

さらに図解やグラフを取り入れれば、視覚的な理解を助けると同時に、記事化の際に活用してもらえる可能性も高まるでしょう。

補足情報

補足情報のパートでは、リード文で触れた価値(Worth)を裏づける具体的なデータや資料を整理します。文中で長々と資料を解説するのは避け、必要に応じて参照・引用してもらえるよう、別添資料として用意するとよいでしょう。

問い合わせ先

最後に、メディアからの問い合わせに対応できる担当者の連絡先を明記します。氏名、部署、電話番号、メールアドレスなどを記載し、取材依頼や追加質問にすぐ応じられる体制を示しましょう。

プレスリリースを配信するメリット

プレスリリースのメリット

プレスリリースの配信には、メディア掲載をはじめとした複数の広報効果が期待できます。広告とは異なる切り口で情報を届けられる点も大きな魅力です。

メディアへの掲載が期待できる

プレスリリースを通じて、 メディアでの露出機会を増やせる点 は大きなメリットです。特に調査リリースのように独自性のあるデータを発信すると、調査結果がそのまま引用されるケースも多く、企業名やサービス名が広く知られる契機となります。

また、第三者であるメディアを介して報道されることで、 消費者から信頼を得やすくなる効果 も期待できます。

さらに、普段は接点のないメディアに取り上げられることで、これまでリーチできなかったターゲット層に企業の存在を知ってもらえる可能性も広がるでしょう。

SEO効果が期待できる

プレスリリースは、検索エンジン経由での流入を増やす施策にもなり得ます。メディアが内容を引用する際、自社サイトへのリンクが設置されることがあり、これがバックリンク(外部サイトからの被リンク)として機能します。

検索エンジンから高く評価されているメディアからリンクを獲得できれば、 自社サイトの評価向上にもつながりやすい といわれています。

広告よりもコストを抑えられる

プレスリリースは、広告のように出稿費を支払って掲載枠を確保するものではありません。そのため、 比較的低コストで広報効果を狙える手段 として活用されています。

各メディアの読者に内容が共感を呼べば、SNSでのシェアを通じて短期間で認知が広がるケースもあります。狙ったメディアに必ず取り上げてもらえるわけではないものの、費用対効果の観点から見ても取り組みやすい広報手法といえるでしょう。

プレスリリースを配信する際の注意点

プレスリリースの注意点

メリットの大きいプレスリリースですが、配信すれば必ず成果が出るとは限りません。期待とのギャップを避けるため、あらかじめ留意したい点を押さえておきましょう。

必ずしもメディアに掲載されるとは限らない

プレスリリースは掲載費を支払う仕組みではないため、 配信したからといってメディア露出が約束されるわけではありません。 記者が内容に興味を持たなかった場合、そのまま見送られることもあります。

仮に取り上げられたとしても、一部のメディアにとどまり、想定していたほどの広報効果が得られないケースもあります。プレスリリース一点張りではなく、複数の発信機会を組み合わせるとよいでしょう。

意図しない方向性で取り上げられる可能性がある

プレスリリースを受け取ったメディア関係者は、各社の編集方針や視点に基づいて記事を構成し直します。そのため、 発信側が強調したかったポイントが、必ずしもそのまま記事に反映されるとは限りません。 

意図と異なる切り口で取り上げられた場合に備え、誤解を生みにくい表現でリリースを作成しておくことが大切です。

プレスリリースのメディア掲載に関するよくある質問(FAQ)

プレスリリースのメディア掲載に関して、広報担当者からよく寄せられる疑問をまとめました。実務の参考にしてみてください。

Q
プレスリリースを配信してから、どれくらいでメディア掲載されますか。
A
配信から数日以内に掲載されるケースもあれば、数週間後に取り上げられる場合もあります。メディアの編集サイクルや扱うテーマによって異なるため、一概にはいえません。タイミングを問われる発表は、余裕を持ったスケジュールで配信することをおすすめします。
Q
メディアリストはどのようにつくればよいですか。
A
自社の発信内容と親和性の高い媒体をリストアップすることから始めます。新聞、雑誌、Webメディア、業界専門誌などジャンル別に整理し、担当記者や問い合わせ先を把握しておくと配信時にスムーズです。
Q
配信代行サービスを使うべきでしょうか。
A
自社のリソースや配信したいメディアの幅によって判断するとよいでしょう。広範囲に届けたい場合は配信サービスが便利ですが、特定のメディアと深く関係を築きたい場合は個別アプローチが向いていることもあります。
Q
同じ内容を何度も配信してもよいですか。
A
同一内容の繰り返し配信は、記者の心象を損ねる可能性があります。新たな切り口や追加情報を加えたうえで、続報として再発信する形が望ましいでしょう。
Q
取材依頼が来たときは、どのように対応すればよいですか。
A
迅速な返信が基本です。問い合わせ内容を確認し、対応可能な日時や担当者を明確に伝えましょう。あらかじめ想定質問への回答を準備しておくと、当日のやり取りがスムーズになります。

まとめ

プレスリリースをメディア掲載につなげるためには、記者にとっての「報じる価値」を意識した情報設計が欠かせません。ニュースバリューを高め、結論ファーストの構成でわかりやすくまとめ、具体的な数値や事例で説得力を持たせましょう。

加えて、配信先メディアの選定やタイミングの工夫といった戦略面も、掲載確率にかかわる大切な要素です。

一方で、必ず掲載される保証はなく、意図と異なる方向で報じられる可能性もある点は、あらかじめ理解しておく必要があります。

今回紹介したポイントをひとつずつ実践しながら、自社ならではの伝え方を磨いていくことが、メディア掲載への近道になるはずです。読者であり情報の受け手でもある社会との接点を、プレスリリースを通じて少しずつ広げていきましょう。

プレスリリース企画

プレスリリース企画

マイナビでは、長年メディアを運営してきた編集部のナレッジを活用し、プレスリリース企画を提供しています。

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【2026年上半期】10代女子が選ぶトレンドランキングを発表!

【2026年上半期】に流行ったヒト・コト・モノ・コトバ・ウタのランキングを発表!10代女子が選ぶ各トレンド第1位🥇とは?5つの部門に分けてランキングをご紹介します。
さらに今回3部門にわたってランクインした「モナキ」と2部門にわたってランクインした「CUTIE STREET」から受賞コメントも届きました。ぜひご覧ください。

【2026年上半期】トレンドランキングの傾向とは?
 
5人組ボーカルダンスユニット「M!LK」がヒト部門1位に。さらにウタ部門ではM!LKの「爆裂愛してる」、コトバ部門では昨年の大ヒット曲「好きすぎて滅!」から派生した「○○すぎて滅」が1位と、M!LKが3冠を獲得する結果となりました。

さらに2026年4月デビューの4人組コーラスグループ「モナキ」がヒト部門2位、ウタ部門ではモナキのデビュー曲「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」が2位と、モナキへの注目度も高まっていました。

また、コト部門では「DEAR 令和&平成 ウチらの伝説プリ」、モノ部門では「シール帳」が上位にランクイン。特にシール帳ブームは、人気のシールが入手困難になるなど社会現象といえる状況です。近年、平成を象徴するカルチャーやアイテムが再評価される「平成レトロブーム」が広がりを見せていますが、今後もこの傾向は続くでしょう。

■ヒト部門編

ヒト部門_2026年上半期トレンドランキング

1位🥇 『M!LK』

佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人からなる5人組ボーカルダンスユニット。2025年には立て続けにヒット曲をリリースし紅白歌合戦に初出場。10代女子へのインタビューでは「紅白出場が決まったときにみんなで喜んでいる動画がおもしろかった」との声が寄せられた。
2026年にリリースされた楽曲『爆裂愛してる』は<ウタ部門>でも1位を獲得。さらに別の楽曲に由来する『○○すぎて滅』も<コトバ部門>で1位を獲得し、3冠を達成した。

2位🥈 『モナキ』

「純烈」の弟分として結成された4人組男性コーラスグループ。2026年4月のデビュー前から注目を集めており、「2026年上半期に流行ったヒト」として、10代女子が名前を挙げた。
最年少メンバー「おヨネ」がSNSで注目を集め、デビュー曲の『ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど』はTikTok上で大ヒット。本ランキングの<ウタ部門><コトバ部門>でも上位にランクインした。

『モナキ』受賞コメント👑
この度ヒト、ウタ部門2位を頂き、ありがとうございます!
いろんな方々にモナキを知っていただき、広めていただいたことをとても嬉しく思います。
皆さんに長く応援して頂けるよう、心温まるグループを目指して頑張ります!ほんまやで☆

3位🥉 『CUTIE STREET』

「KAWAII MAKER」をコンセプトに活動する8人組アイドルグループ。
2026年3月に韓国の音楽番組「M COUNTDOWN」に出演し、デビュー曲であり人気曲である「かわいいだけじゃだめですか?」を韓国語で披露。その様子を収めた番組公式YouTubeチャンネルの動画が3日間で300万回再生を突破、1ヶ月たらずで1,000万回再生を突破するなど大きな反響を呼び、今や人気は国内だけにとどまらない。

『CUTIE STREET』受賞コメント👑
このたび、『ヒト』部門でCUTIE STREETが3位・『ウタ』部門で私たちの楽曲『ぷりきゅきゅ』が7位を受賞させていただきました!
SNSをきっかけに、10代女子のみなさんにもCUTIE STREETのことや楽曲を知っていただけていることが本当に嬉しいです!ありがとうございます。
これからもKAWAII MAKERとして、たくさんのCUTIEをお届けできるよう頑張ります♡

4位 『榎田一王』

ABEMAの恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」の「筋肉担当」として注目を集めた。筋トレは趣味の域を超え、全国高校生男子ボディビル選手権大会170cm超級で優勝するなどボディビルディングの世界でも活躍中。さらに、男子高生ミスターコン2025では準グランプリを獲得している。
10代女子からは「榎田一王(えのきだいおう)が出てきたことで、筋肉好きの女子が増えた気がする」といった声が寄せられた。

5位 『猪狩蒼弥』

男性アイドルグループ「KEY TO LIT(キテレツ)」のメンバー。テレビ番組やドラマ、CMなどで幅広く活動し、映画「教場 Requiem」にも出演したことで、最近注目度が高まっているようだ。
10代女子へのインタビューでは「バラエティを頑張っている姿が好感を持てる」「テレビに出ると話題になる」という声が挙がった。

6位 『都(みやこ)』

前回のトレンドランキングにも登場したインフルエンサーの都(みやこ)が順位を上げて今回もランクイン。歯に衣着せぬ物言いと軽妙なトークが人気を博し、SNSの総フォロワー数は2026年6月時点で200万人超え。2025年にはファンミーティングを開催するほか雑誌にも掲載され、活動の幅を広げている。
10代女子からも「今年ずっと見ていた」「定期的にバズる」などと好評だ。

7位 『岩瀬洋志』

数々のドラマ・映画に出演し注目を集めている俳優。ViViによる「2025年下半期 国宝級イケメンランキング」NEXT部門、タレントパワーランキング「2026年ネクストブレイク 男性編」で共に1位を獲得した。端正な顔立ちで関西弁を喋る姿にギャップがあると、映画やドラマ外の本人の魅力に注目が集まった。
10代女子からは「SNSに動画が流れてきてよく見かけた」「ドラマでよく見た」という声が寄せられた。

8位 『今井暖大』

ABEMA「今日、好きになりました。」に出演。2021年、1万6000人超の応募があった第34回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリスト15名に選出された。爽やかでスタイリッシュな容姿を生かし、モデルとして雑誌やランウェイで活躍中。
姉は10代女子からも人気の高いインフルエンサーのおさき。

9位 『時田音々』

ABEMA「今日、好きになりました。」の「マクタン編」「夏休み編2025」「卒業編2026」に出演。「マクタン編」で出会った<ヒト部門>8位の今井暖大と、「卒業編2026」にてカップル成立したこともあり話題となった。2026年4月には今井暖大と2人でランウェイにも登場している。TV番組やCM、MVへの出演など幅広く活動。

10位 『野口衣織』

指原莉乃のプロデュースにより誕生した10人組アイドルグループ「=LOVE」のメンバー。そのビジュアルで10代女子から広く支持されており、髪型をウルフカットに変えてイメチェンしたときは大きな反響を呼んだ。
また、出演していたバラエティ番組「ラヴィット!」では、番組メンバーへビリビリペンをプレゼントするなど遊び心のあるキャラクターも人気だ。
2026年4月にリリースした20thシングル「劇薬中毒」では佐々木舞香と共にダブルセンターを務めるなど、注目が集まっている。

■コト部門編

コト部門_2026年上半期トレンドランキング

1位🥇 『ズートピア2』

大人気ディズニー・アニメーション映画『ズートピア』の続編で、2026年4月時点で国内興行収入は150億円を突破。さらに、第98回アカデミー賞 長編アニメーション部門にノミネートされた。
10代女子の間では、シャキーラによる主題歌「Zoo」のダンスが話題になった他、作品に登場する「ジュディ」と「ニック」も人気を集めており、キャラクターの動画をまねして撮影するTikTokが流行るなど、作品・音楽・ダンス・キャラクターと全方位的に流行ったようだ。

2位🥈 『レスラー会見』

ゲームソフトの「リズム天国」に収録されているリズムゲームの1つ。ゲーム自体のリリースは2011年だが、この音源が最近になってTikTokで人気となり、多くの動画が投稿されている。
特徴的な「テケテケテケですか」という歌詞のリズムとインパクト、振り付けがシンプルで真似しやすいことが人気の理由のようだ。

3位🥉 『DEAR 令和&平成 ウチらの伝説プリ』

フリュー株式会社がプリ機30周年企画として展開中の『DEAR 令和&平成 ウチらの伝説プリ』。平成時代のプリクラの写りや落書き、デザイン、BGMなどを現行のプリクラ機で再現した。
10代女子へのインタビューでは、「友達が撮っていた」「Instagramのストーリーズによく上がっていた」といった声が集まり、平成レトロブームがまだまだ続いている様子がうかがえた。

4位 『リブート』

2026年1月から放送を開始したTBSテレビ日曜劇場『リブート』。妻殺しの罪を着せられたパティシエが整形手術を受け、悪徳刑事として新たな人生を始める(=リブートする)という斬新な設定と、先の読めない展開に、SNSでは考察が過熱。
第1話がTVer配信開始後8日間で歴代最多の478万回再生を記録するなど、ドラマを見ない世代にも影響力がある作品となった。

4位 『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』

2026年4月10日に公開された「名探偵コナン」の劇場版シリーズ第29弾。公開から3日間で興行収入は35億円超、観客動員数は231万人突破と、劇場版コナンシリーズとして歴代最高のオープニング成績となった。
これまでの劇場版シリーズを毎年見ている10代女子も多く、インタビュー時は劇場公開前であったが、今年の作品を待ち遠しくしている様子が印象的だった。

6位 『ラヴ上等』

Netflixで配信された恋愛リアリティーショー。企画・プロデュースはタレントのMEGUMI。出演者はいわゆるヤンキーであり、「恋も喧嘩も命懸け」をコンセプトに、山奥の学校「羅武上等学園」で、14日間にわたる共同生活を繰り広げる。日本特有のヤンキー文化に着目した斬新さや個性豊かな出演者たちが注目を集め、世界的に大きな反響を呼んだ。
配信開始直後には、Netflixの週間ランキングで日本1位、非英語シリーズの世界8位にランクインした。

7位 『足回しダンス』

bbno$の「two」という楽曲に合わせて足を素早く動かすダンス。「twoダンス」とも呼ばれる。TikTokでインフルエンサーをはじめとした多くのユーザーが動画を投稿して話題になった。ダンスとしての難易度はかなり高く、練習用のスロー動画などが多く出回っている。

8位 『ほどなく、お別れです』

「小学館文庫小説賞」で大賞に輝いた長月天音の人気小説を映像化した話題作。葬儀会社でインターンとして働き始めた主人公が、先輩の葬祭プランナーに導かれながら、遺族や故人にとって悔いのない「理想の見送り」に向き合っていく。
浜辺美波と目黒蓮の共演でも注目を集め、公開から45日間で観客動員は約300万人、興行収入は40億円を超えるヒットとなっている。

9位 『頑張ってのTikTok』

クリエイターのおだまよとVTuberの轟はじめがコラボした楽曲「頑張りたいソング」を使用したTikTokの動画。
曲中で繰り返される「頑張って 頑張って ドゥンドゥン」のリズムや絶妙なゆるさが人気となった。また、振り付けがシンプルで真似しやすいことから、多くの人が動画を投稿している。

10位 『トンツカタンタンダンス』

クレイジーウォウウォ!!の楽曲「トンツカタンタン」を使用したダンス動画が、TikTokを中心としたSNSで人気となっている。ハイテンションでキャッチーなメロディと、比較的簡単に真似できる振り付けが広く受け入れられているようだ。
実際、多くのインフルエンサーや一般ユーザーがTikTokなどに動画を投稿している。

■モノ部門編

モノ部門_2026年上半期トレンドランキング

1位🥇 『シール帳』

近年の平成レトロブームの影響を受け、平成に流行ったシール帳が令和にリバイバル。10代女子からも注目されている。ぷっくりとした「ボンボンドロップシール」や液体の入った「ウォーターシール」など立体感のあるシールが特に人気で、入手困難なものも存在する。
人気のインフルエンサーがSNSでシール帳を公開するなど、SNSを起点にブームが広がっているようだ。

2位🥈 『ドバイチョコ餅』

2025年に大流行し、まだブームの続くドバイチョコレートが餅に進化。もちもちした生地の中にはザクザク食感のカダイフ(細麺状の生地)となめらかなピスタチオクリームのチョコで、食感のコントラストが楽しい一品。
10代女子によると、韓国アイドルのウォニョンが「おいしい」と言ったことがきっかけで注目を集めたという。

3位🥉 『トモコレ』

正式名称は「トモダチコレクション わくわく生活」というゲームソフト。トモコレシリーズは2009年のリリース以降長らく新作が出ておらず、10代女子にとって新鮮な作品といえる。体験版のリリース時から注目を集め、SNSでもたびたび話題を呼んだ。
自分や友達をキャラクターに投影できるため愛着が湧き、予想外の会話や展開が生まれるところが、10代女子にも楽しまれているようだ。

4位 『メロジョイ』

中国発のスクイーズ。従来のスポンジのような質感ではなく、非常に柔らかいシリコン素材でできたとろけるような感触が特徴だ。
その触り心地に魅了される10代女子は多いようで、1個2,000円ほどとスクイーズの中では高価格帯であるにもかかわらず、「秒で売り切れる」と言われるほど人気となっている。

5位 『ぽこ あ ポケモン』

「ポケットモンスター」シリーズ初のスローライフゲームとして注目を集める本作。ゲームの世界でポケモンとふれあいながら生息地をつくったり家を建てたりできる。ポケモンたちの暮らしを観察しつつ自分らしい世界を表現できるところが本作の魅力だろう。
特に「かわいい家作り動画」と「推しポケモンとの日常動画」が10代女子の間でシェアされ、TikTokの「#ぽこあポケモン」「#ぽこポケ」タグでは多くの動画が投稿されている。

6位 『ヨアジョン』

韓国発のヨーグルトアイスクリームブランド。2025年頃から本格的に注目され始め、新大久保・原宿などに店舗が進出し話題に。好みに合わせてチョコやフルーツ、シリアルなどをトッピングできる。
カスタムできる楽しさに加え、一般的なアイスクリームと比べてヘルシー感があることから、10代女子に受け入れられているようだ。また、豪華に盛り付けられたフルーツやコムハニー(生蜂蜜の巣)がSNSで映えることも人気の理由だろう。

7位 『スマホ吸盤シート』

両面に吸盤がついた薄いシートで、スマホの背面に貼り付けることができる。三脚が使えない場所でも、このシートを使えばスマホを壁などに貼って自撮りをすることが可能になる。TikTok用の動画を撮る機会が多い10代ならではのアイテムといえる。
両手が自由になるため、メイク中の動画視聴や自撮り等にも活躍しているようだ。

8位 『ドット柄アイテム』

10代女子によると、K-POPアイドルグループNCT WISHの世界観からインスパイアされたファッション「ウィッシュコア」を起点に、ドット柄アイテムが流行しているという。
ウィッシュコアはレトロでロマンチックな雰囲気が特徴で、星や天使の羽、ドットなどのモチーフがよく使われる。その中でもドット柄アイテムは、「今年流行るファッション」として話題になったそうだ。

9位 『えもじの子(仮)』

LINEの標準絵文字が刷新されたタイミングで、2024年11月25日に突然姿を現したキャラクター。その名が示す通り、キャラクターデザインは絵文字をモチーフにしている。登場直後からSNSでは、「かわいい」「表情が豊か」などの反応が相次いだ。
10代女子によれば、XなどのSNSで見かける機会が多いという。

10位 『星型のニキビパッチ』

従来のニキビパッチといえば、基本的に肌色で「ニキビを隠すためのもの」というイメージが強かったが、NY発のStarfaceが手掛ける星形のニキビパッチはカラフルでポップなイメージ。「ニキビは憂鬱なもの」というネガティブな印象を覆した。
韓国ガールズグループBLACKPINKのロゼも愛用するなど著名人の愛用者も多く、10代女子からも注目を集めているようだ。

■コトバ部門編

コトバ部門_2026年上半期トレンドランキング

1位🥇 『○○すぎて滅』

<ヒト部門>1位にランクインしたM!LKの人気曲「好きすぎて滅!」から生まれたコトバ。
会話やSNSで、好きな俳優や推しなどに対して「好きすぎて滅」と使うほか、強い感情を込めて「しんどすぎて滅」「お腹空きすぎて滅」などと使う。さまざまなシチュエーションで使える汎用性の高いコトバとして10代女子の間に浸透しているようだ。

2位🥈 『ば・く・れ・つ♡』

<ウタ部門>1位を獲得したM!LKの楽曲「爆裂愛してる」の流行に合わせて、『ば・く・れ・つ♡』のフレーズも流行中。曲中で繰り返される『ば・く・れ・つ♡』の強いインパクトが、10代女子に響いているようだ。
10代女子へのインタビューによると、会話などで使うコトバというより、曲と一緒に広まったコトバとして認知されているようだ。

3位🥉 『ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど』

<ヒト部門>2位にランクインしたモナキの楽曲『ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど』の曲名がそのまま流行ワードに。軽快さと勢いのあるフレーズが使いやすく、広く受け入れられているようだ。
実際、10代女子へのインタビューでは参加者の多くが流行っているコトバとして『ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど』を挙げた。

4位 『フレネミー』

「フレネミー(Frenemy)」とは、「友達(Friend)」と「敵(Enemy)」を組み合わせた造語。表面上は親しい友人として振る舞いつつ、陰で相手を攻撃する「友達のふりをした敵」を指す。過去にSNSで話題になり、それ以降耳にする機会が増えたという。
10代女子によると、親しい友達同士で冗談として「え、それフレネミーじゃん」などと使うとのことだ。

5位 『え、好き。』

こちらも<ヒト部門>1位の座に君臨したM!LKの人気曲「好きすぎて滅!」から生まれたコトバ。山中柔太郎の「え、好き。」というLINEスタンプが衣装の肩飾りと合わさって「え、好きぺ。」に見えるとファンの間で話題になった。
その後、山中柔太郎が音楽番組のライブパフォーマンスで「え、好き。」の箇所を「え、好きぺ。」と歌い、ファンを大いに喜ばせた。

6位 『最初はキュン!』

<ウタ部門>3位を獲得した中島健人の「最初はキュン!」がコトバ部門にもランクイン。同楽曲の世界観と振り付けがTikTokを始めとするSNSで話題となっており、そのキャッチーなフレーズとダンスが数多くのショート動画で使用されている。日頃TikTokに触れる機会の多い10代女子の間にも「最初はキュン!」が急速に広まったようだ。

7位 『頑張ってドゥンドゥン』

<コト部門>9位にランクインした「頑張ってのTikTok」から生まれたコトバ。
TikTokの検索窓に「頑張って」と入力すると、すぐ「頑張ってドゥンドゥン」が候補に上がってくるほどメジャーなコトバとなっている。一度聴いたら頭から離れない中毒性のあるフレーズとして、10代女子の間で広まっているようだ。

8位 『人の心とかないんか?』

アニメ「呪術廻戦」第3期・死滅回游の第51話で、禪院直哉が放ったセリフ。その強烈なインパクトからか瞬時にネットミーム化し、ひどい目にあったときなどに使われる。
アニメファン以外にも広く広まったためか、10代女子へのインタビューでは「呪術廻戦のセリフだと知らなかった」「キャラクターは知らないがセリフだけは知っている」という声も挙がった。

9位 『差し上げます頂きます』

<ウタ部門>5位にランクインしたKing & Prince × 50TAによる「希望の丘」のコール&レスポンスのフレーズ。King & Princeの2人が「差し上げます」と歌い、観客が「頂きます」と返す楽しいかけあいとなっている。
TikTokをはじめとしたSNSで話題となり、10代女子の間にも広まっているようだ。

10位 『水はやべぇだろ』

Netflixの恋愛リアリティーショー「ラヴ上等」の出演者が放った一言。既存メンバーのBabyが、新メンバーであるダンサーのあもにパフォーマンスとして水をかけられた後、あもにレモンサワーをかけて「水はやべぇだろ」とつぶやいた。これがネットミーム化して広がった。
10代女子によると、インパクトの強い出来事があったときに、「それはやべぇだろ、水はやべぇだろ」というように使うという。

■ウタ部門編

ウタ部門_2026年上半期トレンドランキング

1位🥇 『「爆裂愛してる」M!LK』

<ヒト部門>1位を獲得したM!LKのメジャーデビュー後8枚目かつ初の両A面シングル。ポジティブでハイテンションなラブソングとなっており、覚えやすいメロディと歌詞・ダンスが10代女子に刺さり、YouTubeで公開されたMVは4,700万回再生を突破(2026年6月時点)。
曲中で繰り返される『ば・く・れ・つ♡』は<コトバ部門>でも2位にランクインするなど、強烈なインパクトで10代女子の心をつかんでいる。

2位🥈 『「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」モナキ』

<ヒト部門>で2位にランクインしたモナキのデビュー曲。2026年4月のデビュー前から話題となっており、2月にTikTokでの楽曲配信をスタートするとTikTok総再生回数10億回を突破する大ヒット曲となった。
TikTokにはこの曲を用いたダンス動画が多数投稿されており、中には300万回再生を超えるものもある。
10代女子からは「おもしろい」「頑張ってる感じがいい」といった声が寄せられた。

3位🥉 『「最初はキュン!」中島健人』

中島健人の「アイドル」をテーマにした2ndアルバム「IDOL1ST」に収録された楽曲。
じゃんけんを恋に見立てた楽曲で、「最初はキュン! じゃんけん恋! あいこでショット! あっち向いて恋!」のサビに振りをつけた動画がTikTokに多数投稿され、耳から離れないメロディが人気となっている。

4位 『「僕のかわい子ちゃん」MON7A』

2025年、ABEMAの恋愛リアリティー番組『今日、好きになりました。ハロン編』に出演したMON7Aは、思いを寄せていた長浜広奈に気持ちを届ける場面で弾き語りを披露し、大きな話題を呼んだ。
ジャケット写真は、MON7Aの強い希望により、タイトルやアーティスト名、イラストを長浜広奈が描き下ろしている。MVは、『今日、好きになりました。ハロン編』のロケ地でもあるベトナム・ハロンで撮影された。

5位 『「パズル」幾田りら』

「今日、好きになりました。」シリーズの主題歌。恋が始まる瞬間までの揺れ動く思いを「パズルのピース」になぞらえ、胸の内の変化を丁寧に描いた、優しく温もりに満ちたポップ・チューン。
2026年1月19日の配信リリースに先立ち、1月5日からTikTokでサビを先行公開。配信開始までの2週間で、楽曲を使用した動画投稿は1.2万件を突破し、TikTok音楽チャートで8位に入るなど、大きな注目を集めた。

5位 『「希望の丘」King & Prince × 50TA』

50TAは、狩野英孝の歌手名義。テレビ番組内で「デビュー予定のバーチャルアイドル」への楽曲提供を依頼された50TAは「希望の丘」を作曲したが、本当の依頼主はKing & Princeだった。2人は小学生の頃から50TAの大ファンで、50TAはKing & Princeが希望していたコール&レスポンスを盛り込み、楽しい曲に仕上げた。
また、テレビ朝日「ミュージックステーション」ではKing & Princeと50TAが3人でパフォーマンスを披露した。

7位 『「ぷりきゅきゅ」CUTIE STREET』

<ヒト部門>で3位にランクインしたCUTIE STREETが、時代を超えて親しまれてきたプリクラの「あるある」を歌ったポップチューン。MVは、プリ機という小さな箱の中で青春を繰り広げる「イマドキ女子」の物語をテーマに制作された。
耳に残るキャッチ―なメロディや自身と重ねやすいプリクラカルチャーというテーマが、10代女子に刺さったようだ。

8位 『「lulu.」Mrs.GREEN APPLE』

TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期のオープニングテーマ。
リリース前日の22時頃、Mrs. GREEN APPLEの公式YouTubeチャンネルでライブ配信「Prologue to」が突如始まり、その流れで「lulu.」のMVがサプライズで公開された。これを受け、バンドファンやアニメファンの間で大きな話題に。配信中には「#Prologueto」がXのトレンド最高4位に入り、MV公開後には「#lulu」がトレンド1位を獲得したという。

9位 『「RUDE!」Hearts2Hearts』

韓国の8人組アイドルグループ、Hearts2Heartsが約4カ月ぶりにリリースした新曲。軽やかなハウスサウンドに乗せて、常識や決まりごとにとらわれない「自由な女の子」を表現したダンスチューンで、愛らしさの中に大胆な魅力をのぞかせる1曲となっている。
ルールに縛られず自分らしさを肯定する曲の世界観が、10代女子に支持されているようだ。

10位 『「AIZO」King Gnu』

TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」のオープニングを飾る、King Gnu書き下ろしの楽曲。息をつく間もないスピード感あふれる展開が際立つ、現代的なロックナンバーに仕上がっている。
King Gnu公式YouTubeチャンネルでの同曲の再生回数は2026年6月時点で5,900万回を超え、幅広く人気を集めている。

【担当マーケターコメント】

ウタ部門_2026年上半期トレンドランキング

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

2007年マイナビ入社。
女性向けメディアや若年層トレンド領域に従事し、現在は『マイナビニュース』『マイナビウーマン』などの広告企画を担当。
Z世代に特化した調査チーム「マイナビティーンズラボ」のプランニングやデータ解説、企業向けの講演も行う。高校1年生の息子を育てる母として、「調査データ」と「リアルな声」の両面から若者インサイトを掘り下げている。

2026年上半期の10代女子トレンドを見ると、2025年に引き続き、“共感”や“等身大”の流れはありながらも、今年はより「軽やかさ」や「テンション」が重視されているように感じます。特に象徴的だったのが、M!LKの「爆裂愛してる」や「○○すぎて滅」、さらにモナキの「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」といった、“思わず口に出したくなる”コトバや楽曲の広がりです。今回ランクインしたコトバや楽曲には、歌詞に深く共感する“聴かせるコンテンツ”というより、その場の空気を瞬時にぱっと明るく変えられるような“テンション”を持つものが多く見られました。

背景には、物価高やSNS疲れなど10代自身も無意識に感じているストレス環境があるのかもしれません。重たい空気をすぐに変えられる“テンション”を持つコンテンツが支持されるのは、今注目される「メンパ(メンタルパフォーマンス)」の価値観とも重なる流れと言えそうです。

また、「シール帳」や「DEAR 令和&平成 ウチらの伝説プリ」など、平成レトロブームも継続しています。SNSでは、平成時代に青春を過ごした大人たちによる“平成懐古”的なコンテンツが多く見られます。「あの頃は楽しかった」という空気感に日常的に触れることで、ティーンにとって平成は、単なるレトロブームを超えた“あこがれ”として映っているのかもしれません。また、シール帳や平成プリは、単なる“平成風アイテム”ではなく、交換したり、一緒に撮ったりと、モノ消費に留まらない“平成時代のコミュニケーション”そのものを体験できるコンテンツになっています。

今回のランキングからは、“みんなでテンションを共有できること”や、“空気感そのものを楽しめること”が、今の 10代にとって大きな価値になっていることが見えてきました。SNSで常に誰かとつながり、空気を読み続ける今の時代だからこそ、“心が疲れない楽しさ”が、10代にとって大きな価値になっているのかもしれません。

お問い合わせ

「10代のインサイトについてもっと詳しく知りたい」「若年層プロモーションをする時に実際何から始めたらいいか分からない」などどんな些細な疑問やご相談でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

  • 調査対象

    13〜19歳/女性【マイナビティーンズ会員(女子)/外部調査会社パネル(女子)】

  • 有効回答数

    610件

  • 調査時期

    2026年4月16日~2026年4月30日

  • 方法

    事前アンケートにて375名から回収したフリーアンサーで抽出したワードの中から、5つのジャンルごとにマイナビティーンズ会員との座談会を通して20〜31項目をピックアップ。その中から『マイナビティーンズ』会員と外部調査会社のパネルにアンケート調査を実施。

【動画配信編】Z世代社会人のサブスク利用実態 好きなジャンルから利用頻度・視聴方法・継続理由まで分析

動画配信サービスは広く普及しており、日常的な娯楽として多くの人に利用されています。話題作をきっかけに、会話やSNSでの共有が生まれ、人々の価値観やライフスタイルにも変化をもたらしていると考えられます。

“デジタルネイティブ”と言われるZ世代社会人は、現在の動画配信サービスをどう選び、どのように使いこなしているのでしょうか。今回は、直近1週間以内に動画配信サービス(有料)を利用している人を対象に、普段の利用頻度・視聴スタイル、加入のきっかけや継続理由、解約についても調べました。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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1,最も利用する動画配信サービス1位「Netflix」、2位「Prime Video」…、満足度の理由は?

Q.あなたの自宅にテレビ(チューナーレスは含まない)はありますか?また普段、どの程度視聴していますか?

Q.あなたの自宅にテレビ(チューナーレスは含まない)はありますか?また普段、どの程度視聴していますか?

(n=301)

まず最初に、テレビの保有と視聴頻度を聞いてみると、「持っている(ほぼ毎日視聴している)」64.5が過半数を占めました。本調査の対象者の居住状況については【実家暮らし(47.5%)、一人暮らし(50.5%)、寮・シェアハウス(2.0%)】の内訳で、いずれの居住でもテレビを所有している人が大半でした。テレビを持たない層は約1割にとどまり、少数派でした。

 

Q.あなたが現在利用している動画配信サービスをすべて教えてください。【複数回答】

Q.あなたが現在利用している動画配信サービスをすべて教えてください。【複数回答】

(n=301 内訳:男性 n=150、女性 n=151)

現在利用中の動画配信サービスは、1位「Netflix」60.5%、2位「Prime Video」52.2%の順でした。男女別で見ると、男性はスポーツコンテンツに特化した「DAZN」の利用率が9.3%と、女性よりも上回りました。一方で女性は「Netflix」63.6%、「Hulu」13.9%の回答率が、男性よりもやや多くなりました。

 

Q. あなたが普段最もよく利用する動画配信サービス名を教えてください。

Q. あなたが普段最もよく利用する動画配信サービス名を教えてください。

(n=301)

普段最もよく使う動画配信サービスは、1位「Netflix」、2位「Prime Video」、3位「U-NEXT」、4位「Hulu」といった、 幅広いジャンルを楽しめる“総合型サービス” が上位を占めました。作品数の多さや知名度、使いやすさなどに加え、 1位「Netflix」はオリジナルコンテンツも豊富な点、2位「Prime Video」はAmazonの会員サービスとの連携によって、気軽に利用しやすい点でも強い支持を得ていると考えられます。

動画配信サービスは、まずは「幅広いコンテンツを楽しめること」が最重視されていることがわかりました。

 

Q.前問で選択した「最もよく利用する動画配信サービス」について、満足度をお答えください。

動画配信サービスの満足度を調べたところ、いずれのサービスも 「コンテンツの充実度」 がポイントになるようです。下記、それぞれのサービスについてまとめています。

「Netflix」(n=182)

Q.前問で選択した「最もよく利用する動画配信サービス」について、満足度をお答えください。/_Netflix

「Netflix」は「オリジナルコンテンツ」が非常に満足(44.4%)と評価されており、他サービスでは見られない独自の作品が人気を集めています。

 

「Prime Video」(n=157)

Q.前問で選択した「最もよく利用する動画配信サービス」について、満足度をお答えください。/PrimeVideo_

「Prime Video」は「コンテンツの充実度」の非常に満足・やや満足が7割に加え、「映像・音声の品質(46.4%)、アプリや画面の操作性(44.9%)」の回答率が高く、品質面や使いやすさも評価されています。

 

「U-NEXT」(n=68)

12_U-NEXT_前問で選択した「最もよく利用する動画配信サービス」について、満足度をお答えください。

「U-NEXT」は「コンテンツの充実度」が非常に満足(44.4%)で、見放題作品39万本(出典: U-NEXTニュースリリース/2026年1月)といった圧倒的ラインナップが支持されているようです。

\「普段最もよく利用する動画配信サービス」ランキング、5位以降の結果と傾向も公開!/

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2,動画配信サービスをよく利用するシーン、平日と休日の違いは?

Q.普段、動画配信サービスをよく利用する時間帯を選んでください。【複数回答】

Q.普段、動画配信サービスをよく利用する時間帯を選んでください。【複数回答】

(n=301)

・平日「就寝前(20~24時頃)」52.8、 「夕方(18~20時頃)」30.2% 
・休日「就寝前(20~24時頃)」38.9%、「夕方(18~20時頃)」37.2%、3位「午後(15~18時頃)」32.2%

平日は「就寝前(20~24時頃)」の利用が最も高く、仕事や日中の予定を終えた後の夜間に集中していることがわかりました。また、休日も「夕方」「就寝前」の利用が高い一方で、「午後」の利用も3割を超えており、平日よりも幅広い時間帯で視聴をしていることがうかがえます。

 

Q.動画配信サービスをよく使うシーンを教えてください。【複数回答】

Q.動画配信サービスをよく使うシーンを教えてください。【複数回答】

(n=301 内訳:男性 n=150、女性 n=151)

動画配信サービスをよく利用するシーンは、「帰宅後のリラックスタイム」45.5%、「就寝前」36.9%、「休日」33.2%の順でした。前述の利用時間帯の結果通り、Z世代社会人は一日の終わりやオフの時間帯をメインに、動画配信サービスを利用していることがわかりました。

また男女別に見ると、男性は「朝の支度をしながら」22.0%といったスキマ時間での利用も一定数いますが、女性は「帰宅後のリラックスタイム」51.7%や「就寝前」42.4%の割合が高く、比較的ゆとりある時間帯に利用する傾向です。

 

Q.動画配信サービスを視聴する際によく利用しているデバイスを教えてください。【複数回答】

Q.動画配信サービスを視聴する際によく利用しているデバイスを教えてください。【複数回答】

(n=301 内訳:男性 n=150、女性 n=151)

動画配信サービスの視聴デバイスは、1位「スマートフォン」66.5%、2位「TV(チューナーレスも含む)」51.8%が中心でした。気軽に視聴できるスマートフォンは利便性が高く、視聴用途での利用が広がっていると考えられます。また、男性は「PC」33.3%、「タブレット」26.0%の利用率が女性よりも高く、複数のデバイスを活用する一面も。一方で、女性は「スマートフォン」70.9%の利用率が高く、PCやタブレットは一部の利用に留まっています。

\「動画配信サービスに加入したきっかけ」も合わせてチェック!/

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3,動画配信サービスの契約は「見たい作品があるときだけ」が約3割、継続理由は「作品」重視の傾向

Q.動画配信サービスを選定する上で参考にした情報源を教えてください。【複数回答】

Q.動画配信サービスを選定する上で参考にした情報源を教えてください。【複数回答】

(n=301 内訳:男性 n=150、女性 n=151)

動画配信サービス選定の情報源は、1位「SNS50.2%が過半数を占める結果となりました。また、2位「検索エンジン」18.6%、3位「テレビCM」16.6%、4位「AI」15.6%でした。 SNSはトレンドやユーザーの口コミを得られるため、判断材料になりやすく、AIもある程度活用されているようです。

男女別に見ると、男性は「検索エンジン」23.3%や「テレビCM」21.3%、「AI」22.0%の回答率が女性よりも高く、一部ではSNS以外の情報源も幅広く活用する傾向も出ています。一方で、女性は「SNS」53.0%の回答率が高く、過半数を超えています。

 

Q.動画配信サービスの契約の仕方について、最も当てはまるものを教えてください。

動画配信サービスの契約の仕方について、最も当てはまるものを教えてください。

(n=301) 

動画配信サービスの契約方法は、「見たい作品があるときだけ、その期間に合わせて契約する」32.9%が最多となりました。必要なタイミングに応じてサービスを利用する合理的な姿勢がうかがえます。

次いで「1つのサービスを長期間継続して契約している」26.3%、「複数のサービスを長期間継続して契約している」20.9%と続きました。長期利用している人や複数サービスを使い分けている人も一定数いますが、見たい作品のために他社サービスへの乗り換えや追加契約する人は1割未満でした。

 

Q.動画配信サービスは、誰が契約・支払いをしていますか? 最も多いパターンを教えてください。

Q.動画配信サービスは、誰が契約・支払いをしていますか? 最も多いパターンを教えてください

(n=301)

動画配信サービスの契約状況は、「自分で契約し、自分で支払っている」73.4%が大多数を占めました。自身でサービスを選び、契約から支払いまで行うのが主流のようです。一方で「自分で契約しているが、自分では支払っていない」12.3%、「自分以外が契約しており、自分は支払っていない」10.6%といった人も少数いるようです。

 

Q.動画配信サービスの月額料金の合計はいくらですか?※複数契約している場合は合計金額でお答えください。

Q.動画配信サービスの月額料金の合計はいくらですか?※複数契約している場合は合計金額でお答えください。

(n=221 内訳:男性n=107、女性n=114)

動画配信サービスの月額料金は、「500円以上1,000円未満」29.4%、「1,000円以上2,000円未満」23.1%に回答が集中し、比較的手頃な価格帯での利用が中心となっています。一方で、「2,000円以上3,000円未満」15.4%、「3,000円以上4,000円未満」9.5%となっており、利用金額が上がるにつれ、複数の動画配信サービスを併用している可能性が考えられます。また、月額3,000円以上利用している層を見ると、男性26.9%、女性19.4%となっており、男性の方が月額の支出が高い傾向でした。

 

Q.動画配信サービスの利用を続けている理由について教えてください。

Q.動画配信サービスの利用を続けている理由について教えてください。

(n=301 内訳:男性 n=150、女性 n=151)

動画配信サービスの利用継続理由は、1位「見たい作品・好きな作品がある」29.6%、2位「自分の好みに合う作品が多い」22.3%が上位を占め、自身の興味関心に合った作品があるかを重視していることがわかります。続いて3位には「月額料金が安い」19.3%が入り、作品の魅力に加えて、料金面の納得感も継続利用の重要な要素となっているようです。

男女別で見ると、男性は「動画以外の特典やサービス」16.0%や「レコメンド機能が自分に合っている」10.6%の回答率が女性よりも高くなり、女性は「見たい作品・好きな作品がある」32.5%や「広告の少なさ」16.6%が男性よりもやや高くなりました。

\サービス加入時に使った「特典・キャンペーン」は? その後の継続利用への影響も深掘り!/

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4,よく見る動画ジャンルは「国内アニメ」が約半数、視聴する作品選びのきっかけは分散傾向

Q.あなたが普段よく見る動画のジャンルを選んでください。【複数回答/5つまで】

Q.あなたが普段よく見る動画のジャンルを選んでください。【複数回答/5つまで】

(n=301 内訳:男性 n=150、女性 n=151

普段よく見る動画のジャンルは、1位「国内アニメ」45.9%が最多で、2位「国内ドラマ」34.2%、3位「邦画」26.3%と続き、 国内コンテンツが支持 されているようです。男女別で見ると、男性は「スポーツ」21.3%や「ドキュメンタリー」10.7%の回答率が高く、興味関心に特化したジャンルを選ぶ傾向。また女性は「国内アニメ」47.7%が最多ですが、ドラマ系のジャンルも比較的回答率が高く(「国内ドラマ」43.1%、「韓国ドラマ」25.2%)、人気がうかがえます。

 

Q.動画配信サービスで、見る作品を決める際のきっかけを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.動画配信サービスで、見る作品を決める際のきっかけを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=301 内訳:男性 n=150、女性 n=151)

見る作品を決めるきっかけは、「その時の気分で選ぶ」23.9%、「SNSで話題になっていた」19.3%、「出演している俳優・女優が好き」17.6%の順となりました。全体的に個人の趣向によって分かれており、上位3つは女性の回答率が男性よりもすべて上回っている点が特徴的です。

また男女別で見ると、男性は「オリジナル作品・独占配信作品」19.3%が最多で、「ネットニュース」14.7%の回答率が女性より上回りました。女性は「その時の気分」が最多ですが、そのほかさまざまな要素にも分散しています。

 

Q.普段、動画配信サービスをどのように視聴していますか。【複数回答】

Q.普段、動画配信サービスをどのように視聴していますか。【複数回答】

(n=301 内訳:男性 n=150、女性 n=151)

普段の動画視聴スタイルは、「1つの作品を見終わってから、次の作品を見る」39.5%が最多となりました。1作品ごとに区切って視聴するのが主流のようです。続いて「他のことをしながら流し見をしている」27.6%、「複数の作品を同時期に並行して見る」22.9%となり、個人の趣向によって視聴スタイルが分かれる傾向が出ています。

男性は「配信直後の視聴」28.0%、「話題の場面のみ見る」24.0%や「飛ばし見」16.0%の割合が高く、視聴のタイミングや見たい場面を重視する傾向も女性は「1つの作品を見終わってから、次の作品を見る」43.1%が最多で、男性よりも上回っています。

 

Q.動画配信サービスの視聴中に行っていることを教えてください。【複数回答】

Q.動画配信サービスの視聴中に行っていることを教えてください。【複数回答】

(n=301 内訳:男性 n=150、女性 n=151)

動画配信サービスの視聴中に行っていることは、1位「食事」30.9%となっており、日常生活の一部として取り入れられていることがうかがえます。さらに、2位「SNSを見る」22.3%、3位「ゲーム」17.9%と続き、他のデジタルコンテンツと同時に楽しむ人も多いようです。

男性は「Webサイト閲覧」18.7%や「運動」13.3%、「勉強」12.0%が女性の回答率よりも高く、情報収集や他の活動と並行して視聴する人も一定数いるようです。一方で女性は「食事」35.8%や「SNSを見る」26.5%が特に多くなり、日常のルーティンの中で動画視聴を楽しんでいることがわかります。

\シリーズ作品の視聴の傾向は? 男女の差も明らかに/

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5,動画配信サービス選びで重視することは「月額料金が安い」、解約経験者は6割超え

Q.動画配信サービスを選ぶ際、最も重視していることを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.動画配信サービスを選ぶ際、最も重視していることを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=301 内訳:男性 n=150、女性 n=151)

動画配信サブスクサービスを選ぶ上で最も重視していることは、1位「月額料金が安い」29.6%、 2位「見たい作品が配信されている」27.9%、3位「作品数が多い」26.6%の順で、僅差となりました。コスト面を最優先にしつつも、コンテンツへの充実度も求めているようです。

男女別で見ると、男性は「作品数が多い」28.7%が最多で、「画質・音質が良い」15.3%の回答率が女性より上回り、一部では視聴環境にこだわる人も。一方で女性は「月額料金の安さ」33.1%や「見たい作品が配信されている」31.1%が上位で、「自分に合った作品がおすすめされている」18.5%は男性より上回り、好みの作品を効率よく見つけたいというマインドも表れています。

 

Q.直近1年で、動画配信サービス内で追加課金(レンタルや単品購入)をしたことはありますか?

Q.直近1年で、動画配信サービス内で追加課金(レンタルや単品購入)をしたことはありますか?

(n=301)

直近1年間で動画配信サービス内の追加課金をしたかを聞くと、「いいえ」60.5%が過半数を占めました。Z世代社会人は、月額料金の範囲内での利用を基本とし、追加の支出には慎重な姿勢がうかがえます。一方で、「はい」の回答率も39.5%と約4割にのぼり、必要と感じた場合は追加でお金を払う層も一定数いることがわかります。

大半は定額の範囲を重視しつつも、付加価値の高いコンテンツや納得できる理由があれば、柔軟にお金を使う層もいるようです。

 

Q.これまでに動画配信サービスを解約したことはありますか?

Q.これまでに動画配信サービスを解約したことはありますか?

(n=301)

動画配信サービスの解約経験は、「ある」が64.8%と過半数を占めました。利用状況に応じてサービスを解約している人がやや多いことがわかります。反対に「ない」は35.2%となっており、契約後に継続利用する層も約4割いるようです。

全体的に、サービス契約後にそのまま継続利用するだけでなく、状況に応じてサービスを解約していることがうかがえます。

\解約理由5位「見たい作品を見終わった」、上位の理由もチェック!/

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ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、アニメやドラマなどカテゴリー別の視聴スタイルなどについても詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    23~29歳/男女/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/直近1週間以内に有料の動画配信サービスを利用した人 

  • 有効回答数

    301件

  • 調査時期

    2026年3月

  • 方法

    インターネット調査

働く女性は今、「頑張る健康」から「整える健康」へ~ 調査から見えた、ヘルスケア意識の変化~|感情が動くマーケティング

令和の働く女性のヘルスケア調査からみえた“現状のリアル”と“意識の変化”とは?

近年、働き方やライフスタイルの変化に伴い、健康との向き合い方も大きく変わりつつあります。
特に働く女性にとっては、仕事・プライベート・体調のバランスをどう取るかが、日々の大きなテーマになっています。

Q.あなたは、日頃から「ヘルスケア」を意識していますか?

※「ヘルスケア」とは健康の維持・増進、病気の予防、心身の不調管理に関する包括的な活動・サービスのことです。

あなたは、日頃から「ヘルスケア」を意識していますか?

n:301

今回実施した調査では、ヘルスケアを「とても意識している」「やや意識している」と答えた人は54.8%と、半数を超えました。
一方で、「やったほうがよいと思いながらできていないこと」や「情報の多さへの疲れ」も見られ、意識と実行の間にギャップがあることもわかりました。

 

ヘルスケアは「特別なこと」から「日常を整えること」へ

Q.普段あなたが行っている行動をすべてお答えください。【複数回答】

普段あなたが行っている行動をすべてお答えください。

n:301

調査では、普段行っていることとして

  • 美容(肌・髪・見た目)に気を遣う:38.5%
  • 身体の健康管理:28.9%
  • 睡眠の質を上げる:25.9%
  • 仕事と私生活のバランスをとる:25.9%

などが上位に挙がりました。

ここから見えてくるのは、今のヘルスケアが単なる病気予防ではなく、美容・睡眠・ストレス・働き方まで含めて生活全体を整えるものとして捉えられているということです。
健康そのものだけでなく、毎日の過ごしやすさや気分の安定も、ヘルスケアの対象になっているようです。

 

「なんとなく不調」が行動のきっかけに

Q.「ヘルスケア」を意識したきっかけはなんですか?【複数回答】

「ヘルスケア」を意識したきっかけはなんですか?

n:301

ヘルスケアを意識し始めたきっかけとして多かったのは、

  • 疲れを感じやすくなった:33.9%
  • なんとなく意識するようになった:29.6%
  • 睡眠の質が悪くなった:21.6%
  • 体調を崩した:20.3%

でした。
大きな病気や明確な出来事がきっかけよりも、疲れやすさや眠りの浅さ、なんとなくの不調といった日々の変化が行動の起点になっています。
つまり、今のヘルスケアは劇的な改善を目指すものというより、日々の調子を少しでも整えたいという感覚に近いのかもしれません。

 

情報は多い。でも、信じられるものは限られている

Q.健康に関する情報を信頼できると感じるポイントは何ですか?【複数回答】

健康に関する情報を信頼できると感じるポイントは何ですか?

n:301

ヘルスケアに関する情報は、SNSや検索を通じて日常的に接触されています。

その中で信頼されているのは、

  • 同世代の体験談がある:34.6%
  • 続けやすそうである:30.2%
  • 発信元が明確である:29.6%
  • 売り込み感・PR感がない:26.9%

といった要素でした。

一方で、「情報が多すぎる」「何が正解かわからない」といった声も多く、情報環境そのものが負担になっている側面も見られます。

 

「やったほうがいい」はわかっている。でもできない。

Q.健康のために「やったほうがよい」と思いながら、できていない理由は何ですか?【複数回答】

健康のために「やったほうがよい」と思いながら、できていない理由は何ですか?

n:301

健康のために必要だとわかっていながら実践できていない理由としては、

  • モチベーションが湧かない:36.1%
  • 疲れて気力がない:35.7%
  • 続けるのが面倒:31.7%
  • 忙しくて時間がない:31.7%

が上位に挙がりました。

ここから見えてくるのは、ヘルスケアが軽視されているのではなく、生活の負荷の中で後回しになりやすいという実態です。

女性の生き方が多様化する中で、仕事もプライベートも忙しい令和の女性たち。頑張る余白が少ない毎日の中では、正しいことを知っているだけでは続きません。

だからこそ、ヘルスケアには“努力を求める設計”よりも、自然と続けられる設計が求められているのではないでしょうか。

 

コンディションは「常に揺らぐ」もの

Q.生理が日常生活に影響していると感じますか?

生理が日常生活に影響していると感じますか?

n:301

では、女性ならではのヘルスケアに関してはどうでしょうか。
生理が日常生活に影響していると感じる人は7割以上
にのぼり、コンディションの変化は多くの働く女性にとって身近な課題となっています。
一方で、その不調は「限られた人にしか相談できない」など、今もなお個人で抱える傾向が強いことも明らかになりました。

つまり女性にとってのヘルスケアは、生理などによる日々の揺らぎも含めて、同じ状態が続くわけではない。という前提を踏まえなければなりません。

 

これからは「頑張らせない設計」が選ばれる

今回の結果から、働く女性に向けたヘルスケア領域のコミュニケーションにおいては、以下の視点が重要になると考えられます。

共感・伴走型のコミュニケーション

  • 「こうすべき」と正解を押し付けるよりも、「これならできそう」と感じられる伝え方が好まれる

効果と続けやすさの両立

  • 効果実感は求められる一方で、続ける負担が大きいと選ばれにくい

信頼できる情報設計

  • 同世代の体験談
  • 発信元の明確さ
  • PR感の弱さ

といった要素が信頼につながりやすい。

揺らぎを前提にした提案

  • 元気な日だけでなく、調子が悪い日にも取り入れられる
  • できない日があることも前提にした設計が支持されやすい

まとめ

情報も選択肢も増えた今、必要なのは「正しい健康法」ではなく、自分にとって無理のない整え方です。
働く女性のヘルスケアは今、頑張るから整えるへと、大きな転換期を迎えています。

 

  • 調査対象

    22歳~35歳/女/未婚/子どもなし/正社員・公務員・団体職員・派遣社員

  • 有効回答数

    301件

  • 調査時期

    2026年2月15日~2月18日

  • 方法

    インターネット調査 
    ※四捨五入の関係で、合計が100.0%ちょうどにならない場合があります。