20代社会人の資産運用実態 始めたきっかけや情報源、今後の意向も調査

新NISA制度の開始や物価高などを背景に、若い世代の資産運用への関心はこれまで以上に高まっています。特に社会人となり自分の収入で生活を始める20代は、資産形成のスタートを切る重要な時期を迎えているといえるでしょう。

今回は、投資をしている20代の社会人305名に「資産運用」をテーマに調査を実施。実際に取り組んでいる資産運用や月々の投資額、始めたきっかけなどについて分析しました。

調査の結果、20代社会人の資産運用はNISAを中心に定着しており、8割以上が今後も継続したいという積極的な姿勢である一方、商品選びや仕組みの理解といった入口のハードルはまだ残されていることも見えてきました。このほか、商品・金融機関選びで重視するポイント、特定の情報源に触れて資産運用の方法を変えた経験についても解説します。

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1,20代社会人の資産運用実態 ─ 8割以上がNISAを利用

ここでは、20代社会人がどのような資産運用に取り組み、1カ月あたりいくらを資産運用へ回しているのかを見ていきます。投資先はNISAを中心とした非課税制度に集中し、月2〜5万円の範囲での運用が主流となっている点がポイントです。

Q.現在行っている資産運用として、あてはまるものをすべて教えてください。【複数選択】

Q8_現在行っている資産運用として、あてはまるものをすべて教えてください。(いくつでも選択可)

(n=305 男性n=153、女性n=152)

現在行っている資産運用について聞いたところ、「NISA」83.0%が圧倒的な1位となりました。続いて「投資信託」28.2%、「株式投資」27.5%、「iDeCo」23.0%となっています。

男女別に見ると、「株式投資」は男性37.9%に対して女性17.1%と20.8ポイントの大差が生じており、「投資信託」も男性36.6%に対して女性19.7%と16.9ポイントの差があります。男性のほうがリスクを取るタイプの資産運用にもやや積極的なようです。一方、「iDeCo」は女性25.0%に対して男性20.9%、「会社の確定拠出年金」は女性15.1%に対して男性11.8%となっています。

 

Q.1カ月あたり、平均していくらくらいを資産運用に回していますか?

Q9_1カ月あたり、平均していくらくらいを資産運用に回していますか?

(n=305 男性n=153、女性n=152)

1カ月あたりの資産運用額については、「3万円以上5万円未満」19.7%が最多となり、次いで「2万円以上3万円未満」17.4%、「1万円以上2万円未満」16.7%と続きました。投資額は1万円〜5万円に全体の約54%が集中しています。

一方、「10万円以上」が全体で11.5%存在し、積極的に投資をする人も一定数いるようです。特に男性では15.7%と、女性の7.2%に比べて2倍以上の割合となっています。

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2,始めたきっかけは「貯金だけでは増えにくいから」

ここでは、20代社会人が資産運用を始めたきっかけと、始める前に感じていた不安を見ていきます。きっかけは「貯金では増えにくいから」「将来のお金が不安だったから」といった動機が上位を占めており、始める前の不安は「商品選び」「仕組みの理解」に集中しています。

Q.資産運用を始めたきっかけを教えてください。【複数選択/5つまで】

Q11_資産運用を始めたきっかけを教えてください。(5つまで選択可)

(n=305 男性n=153、女性n=152)

資産運用を始めたきっかけとして最も多かったのは「貯金だけでは増えにくいと感じたから」26.2%でした。次いで「将来のお金が不安だったから」21.3%、「少額から始められるから」16.1%、「お金の勉強をしたかったから」14.8%、「少しでも豊かな暮らしをしたいから」14.1%と続き、「低金利で貯金だけでは資産が増えにくいこと」と「将来への不安」が特に強い動機となっている可能性があります。

男女別に見ると、「お金の勉強をしたかったから」が男性19.0%に対し女性10.5%、「株主優待が魅力的だったから」が男性11.1%に対し女性5.3%、「配当金が魅力的だったから」が男性8.5%に対し女性2.0%と、男性の中には「学習」と「リターン」を求める人がいるようです。

一方、「貯金だけでは増えにくいと感じたから」は女性31.6%に対し男性20.9%、「少額から始められるから」は女性19.1%に対し男性13.1%と、女性は「貯金の増えにくさ」がきっかけになっている人がやや多いようです。

 

Q.資産運用を始める前に、不安だったことを教えてください。【複数選択/5つまで】

Q13_資産運用を始める前に、不安だったことを教えてください。(5つまで選択可)

(n=305 男性n=153、女性n=152)

始める前の不安として最も多く挙げられたのは、「どの商品や銘柄を選べばよいかわからなかった」30.5%でした。以下、「資産運用の仕組みが難しくてよくわからなかった」24.6%、「元本割れが不安だった」21.6%、「始める手続きが面倒だと思った」19.7%、「どの金融機関を選べばよいかわからなかった」19.3%と続きます。

男女差で最も大きかったのは「どの商品や銘柄を選べばよいかわからなかった」で、女性38.2%に対して男性22.9%と15.3ポイントの開きが見られました。「資産運用の仕組みが難しくてよくわからなかった」も女性29.6%に対して男性19.6%と10ポイントの差があり、女性のほうが「商品理解」「仕組み理解」のハードルを高く感じていることが読み取れます。

男性は「特に不安はなかった」15.0%が女性の5.3%と比べて10ポイント近く高く、不安を感じていなかった人も一定数いる一方、「損をした話を見聞きして不安になった」は女性9.2%に対して男性20.9%と、一部の人は周りの資産運用状況を知ったことで不安を感じていたようです。

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3,商品や金融機関を選ぶポイントは「少額から始められる」「手数料が低い」

ここでは、実際に資産運用の商品や金融機関を選ぶ際に、20代社会人が何を重視しているのかを見ていきます。商品選びでは「少額」「積立しやすさ」といったハードルの低さが、金融機関選びでは「手数料の低さ」「わかりやすさ」「使いやすさ」が上位に並びました。

Q.資産運用において、あなたが商品を選ぶときに重視することを教えてください。【複数選択/5つまで】

Q16_資産運用において、あなたが商品を選ぶときに重視することを教えてください。(5つまで選択可)

(n=305 男性n=153、女性n=152)

商品を選ぶ際に重視するポイントは、「少額から始められること」24.6%が最多でした。次いで「リスクが低いこと」22.6%、「積み立てしやすいこと」20.7%、「運用実績が良好であること」19.0%と続きます。初心者でも手を出しやすく、失敗しにくい商品が求められていることがうかがえます。

男女別に見ると、女性は「少額から始められること」28.3%、「始め方が簡単なこと」13.8%、「値動きが大きすぎないこと」11.2%が男性よりやや高くなっており、比較的堅実な傾向です。

一方、男性は「配当金が魅力的であること」17.7%、「知名度の高い銘柄であること」13.7%と、リターンや知名度を意識した選び方がやや目立ちます。

 

Q.資産運用において、あなたが金融機関を選ぶときに重視することを教えてください。【複数選択/5つまで】

Q17_資産運用において、あなたが金融機関を選ぶときに重視することを教えてください。(5つまで選択可)

(n=305 男性n=153、女性n=152)

金融機関選びで最も重視されているのは、「手数料が低いこと」20.7%でした。次いで「自分に合う商品がそろっていること」17.1%、「運用状況が見やすく確認しやすいこと」17.1%、「商品や仕組みの説明がわかりやすいこと」16.7%、「口座開設や手続きが簡単であること」16.4%、「手数料がわかりやすいこと」16.1%と並びました。「手数料の低さ」「わかりやすさ」「使いやすさ」が金融機関選びの評価基準として重要であるといえそうです。

男女別にみると、女性は「セキュリティ面で安心できること」19.1%(男性11.8%)、「商品や仕組みの説明がわかりやすいこと」19.1%(男性14.4%)と、安心・親切さをより重視する傾向が見られます。男性は「手数料がわかりやすいこと」19.6%(女性12.5%) と、コスト面の透明性を女性よりやや重視する結果となりました。

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4,「金融機関の公式情報」をもとに資産運用の方法を変えたことがある人は全体の4割程度

ここでは、20代社会人がどのようなメディア・情報源から資産運用の情報を得ているのか、そしてどの情報源が実際に「商品購入・運用変更」といった行動につながっているのかを見ていきます。情報収集は書籍・YouTube・Xなど多岐に渡っており、実際の意思決定には「金融機関の公式情報」「インフルエンサー」などが影響している点がポイントです。

Q.資産運用の情報収集に使っているものを教えてください。【複数選択】

Q19_資産運用の情報収集に使っているものを教えてください(いくつでも選択可)

(n=305 男性n=153、女性n=152)

情報収集に使っているメディアのトップは、「書籍や雑誌」24.6%でした。次いで「YouTube(通常動画)」23.6%、「X(Twitter)」20.3%、「Instagram(フィード投稿)」19.0%と続きます。

書籍などの活字メディアと、YouTube・X・InstagramのSNS系が拮抗しており、複数の媒体を併用している様子がうかがえます。

男女別に見ると、男性は特に「X(Twitter)」26.1%の割合が高くなっており、女性の14.5%を11.7ポイント上回っています。また、「マンガや図解本」17.7%、「TV番組」12.4%も女性よりやや高くなっていました。女性は「両親」11.8%、「友人・知人」15.1%が男性をやや上回っており、身近な人から情報収集する傾向がやや強いようです。

 

Q.以下の資産運用の情報源をもとに、新しく商品を購入したり資産運用の方法を変えたりしたことはありますか?

Q21_以下の資産運用の情報源をもとに、新しく商品を購入したり資産運用の方法を変えたりしたことはありますか?

(n=305)

「金融機関の公式情報」をもとに商品の購入や運用方法の変更をしたことがある人(「何度もある」「1~2回はある」)は全体の38.1%にのぼりました。特に「何度もある」だけを見ても12.5%と、全情報源の中で最多です。

その他、「何度もある」「1~2回はある」の合計割合が高い順に「友人・知人」32.4%、「家族」31.8%、「SNSの投資系インフルエンサー」31.1%と続きました。

金融機関の公式情報を活用しつつ、身近な家族や友人、インフルエンサーからも影響を受けている様子がうかがえます。

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5,約8割が「今後も資産運用を続けたい」、学習意欲も高い傾向

ここでは、20代社会人の資産運用に対する将来の意向と、学びに対する意欲を見ていきます。「継続したい」「投資額を増やしたい」「学びたい」の3つの意向がいずれも7〜8割と高い水準になっている点がポイントです。

Q.今後、中長期的にみて、資産運用を続けたいと思いますか。

Q22_今後、中長期的にみて、資産運用を続けたいと思いますか。

(n=305 男性n=153、女性n=152)

中長期的に資産運用を続けたいかを聞いたところ、「続けたい」48.2%と「どちらかといえば続けたい」33.1%の合計81.3%が継続の意向を示しました。「やめたい」「どちらかといえばやめたい」の合計はわずか4.6%にとどまります。

 

Q.今後3年程度でみたとき、1カ月あたり資産運用にあてる金額は、現在と比べてどのようにしたいですか。

Q23_今後3年程度でみたとき、1カ月あたり資産運用にあてる金額は、現在と比べてどのようにしたいですか。

(n=305 男性n=153、女性n=152)

今後3年間の投資額の意向については、「増やしたい」35.3%と「やや増やしたい」41.7%の合計77.0% が増額の意向を示しました。「今のままでよい」は18.3%、「減らしたい」「やや減らしたい」は合計で3.3%です。本調査においては、すでに資産運用をしている20代社会人の投資額の伸びしろは大きいといえるでしょう。

 

Q.資産運用について学べる機会があれば、学びたいと思いますか?

Q27_資産運用について学べる機会があれば、学びたいと思いますか?

(n=305 男性n=153、女性n=152)

資産運用に関する学習意欲を聞いたところ、「学びたい」35.1%と「やや学びたい」39.3%の合計74.4%が学びへの意欲を示しました。「学びたくない」「あまり学びたくない」は合計5.6%にとどまっています。

 

Q.資産運用について、どのような媒体・方法で学びたいですか?【複数選択/3つまで】

Q29_資産運用について、どのような媒体・方法で学びたいですか?(3つまで選択可)

(n=305 男性n=153、女性n=152)

学びたい媒体・方法のトップは、「動画」33.3%でした。次いで「セミナー」26.0%、「Web記事」22.9%、「専門家や窓口担当者とのチャット」19.4%、「AI(ChatGPTなど)」19.4%と続きます。

動画コンテンツが有力な学習チャネルであることに加え、AIやチャットといった双方向型の学びも約2割が支持しており、対話しながら学べるコンテンツに関心を持つ人も一定数存在します。

男女別に見ると、女性は「セミナー」31.0%、「AI(ChatGPTなど)」23.5%、「専門家や窓口担当者とのチャット」22.8%の割合が高くなっており、逆に男性は「Web記事」29.4%の割合が高くなっています。男女共に動画が人気である一方、それ以外のチャネルでは女性はセミナー・AI・チャットなど”対話型・伴走型”の学び、男性はWeb記事など”自己完結型”の学びを好む傾向があるようです。

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  • 調査対象

    23~29歳/男女/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/年収200万円以上/資産運用を行っている

  • 有効回答数

    305件

  • 調査時期

    2026年6月

  • 方法

    インターネット調査

共働き子育て層が求める国内旅行とは? 計画から宿泊先選びのポイント、子連れ向けサービスへの本音を調査!

共働き子育て層にとって、子どもとの旅行は新しい体験をしたり、特別な時間を過ごしたりできる大切な機会です。一方で、旅行に行くまでには宿泊先選びや荷物の準備、現地までの移動など、子連れ旅行ならではの負担も少なくありません。

今回は、直近1年に国内旅行をした共働き子育て層(首都圏在住、未就学児の子どもがいる人)を対象に、旅行の頻度や費用を調査。また、計画の立て方、宿泊先選びのポイント、子連れ向け設備・サービスへのニーズなどから、その実態を詳しく見ていきます。

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1,共働き子育て層の国内旅行は「1~2泊」、旅行頻度は「年1~2回」が主流

Q.直近1年間で行った、子連れでの国内旅行の回数を教えてください。

Q.直近1年間で行った、子連れでの国内旅行の回数を教えてください。

(n=307)

直近1年間に行った子連れ国内旅行の回数は、「2回」36.2%が最多で、「1回」29.3%、「3回」17.9%という結果でした。1〜2回旅行する家庭全体の約65を占めてことがわかりました。また、「年3回」までを含めると、8割超に達しています。子連れ旅行は、年に数回の楽しみとして取り入れられているようです。

 

Q.直近1年間に行った子連れでの国内旅行について、1回あたりの宿泊日数として最も多かったものを選んでください。

Q11_直近1年間に行った子連れでの国内旅行について、1回あたりの宿泊日数として最も多かったものを選んでください。

(n=307)

1回あたりの宿泊日数については、「1泊」43.3%、「2泊」36.5%、「3泊」15.0%という結果でした。子連れの国内旅行は1〜2泊が合計で約8割を占めており、短期間の旅行が主流であることがわかります。さらに「3泊」までを含めると約95%に達しており、多くの家庭が3泊以内で旅行をしている傾向です。

 

Q.直近1年間に行った子連れでの国内旅行について、1回あたりの平均金額(家族全体の総額)を教えてください。
※交通費・宿泊費・現地での食事代・レジャー費を含んだ、家族全体の総額でお答えください。

Q.直近1年間に行った子連れでの国内旅行について、1回あたりの平均金額(家族全体の総額)を教えてください。
※交通費・宿泊費・現地での食事代・レジャー費を含んだ、家族全体の総額でお答えください。

(n=307)

国内旅行における1回あたりの平均金額(家族全体の総額)は、「4万円以上6万円未満」17.9%、「6万円以上8万円未満」17.3%、「10万円以上15万円未満」15.6%、「8万円以上10万円未満」14.3%でした。「4万円以上8万円未満」が35.2%とボリュームゾーンになりましたが、約6割が【4万円以上15万円未満】の価格帯に集中している一方、回答は複数の金額帯に分散しています。また、15万円以上も約15%を占めており、旅行内容や宿泊日数によって費用にばらつきがあるようです。

 

Q.直近1年間に行った子連れでの国内旅行について、情報収集で利用した情報源を教えてください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

国内旅行の情報源は、SNS56.4%、「オンライン旅行サイト」53.8%の2つが中心で、「AI」26.1%、「旅行比較サイト」23.8%、「旅行会社の公式サイト」22.2%と続きました。「SNS」は写真・動画やリアルな口コミを参考にし、「オンライン旅行サイト」では料金や空室情報、口コミ評価を確認するなど、複数の情報源を使っている人が多いと考えられます。男女別で見ると、男性は「SNS」が約6割で最多、女性は「オンライン旅行サイト」56.9%が最も多くなっています。

\旅行計画でAI活用者は何を調べている? 今後の利用意向も約6割が前向き/

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2,旅行先選びは「宿泊施設で過ごす時間」を重視、旅行の目的は?

Q.旅行先を選ぶ際、宿泊施設での過ごし方と周辺の観光、どちらを重視しますか。

Q.旅行先を選ぶ際、宿泊施設での過ごし方と周辺の観光、どちらを重視しますか。

(n=307)

旅行先選びで重視することは、「どちらかというと宿泊施設で過ごす時間を重視する」39.1%が最多で、「宿泊施設で過ごす時間を重視する」と合わせると55.4%となり、半数以上が宿泊施設での過ごしやすさを重視しているようです。周辺の観光を重視する人は約3割にとどまりました。未就学児のいる子育て層にとって、宿泊施設内で子どもと安心して過ごせる環境が重要だと考えられます。

 

Q.子連れの国内旅行で、重視していることを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.子連れの国内旅行で、重視していることを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

国内旅行で重視していることは、「子どもが楽しめる」36.2%、「子連れ向きの宿泊施設である」32.9%、「家族全員が楽しめる」26.7%の順でした。子どもが楽しめることを前提に、家族全員で過ごしやすい旅行先が選ばれているようです。また、男性は「お風呂・温泉が利用しやすい」23.6%や「安全性が高い」22.9%など、施設の設備面を重視している人も一定数います。一方で、女性は「アクセスが良い」27.0%、「周辺観光がしやすい」22.2%といった、外出しやすさなどを求める人も一部いるようです。

 

Q.子連れの国内旅行で負担に感じることを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.子連れの国内旅行で負担に感じることを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

国内旅行で負担に感じることは、「子どもの急な体調不良」25.4%、「荷物が多くなる」25.1%、「子どもの機嫌への対応」24.8%が上位に入り、僅差で並んでいます。子どもの対応に加え、荷物が多いことによって準備や移動も負担になることがうかがえます

男女別に見ると、男性は「子どもとの食事」25.7%が最多であるのに対し、女性は「荷物が多くなる」30.5%が最も多くなりました。また、「旅行費用がかさむ」23.4%、「周囲への気遣い」18.0%なども、男性の回答率を上回っています。

\宿泊施設で困ったこと3位「周囲の宿泊客に気を遣った」、1位・2位は?/

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3,宿泊先選びのポイントは? あるとうれしい子育て層向け設備1位は「家族風呂・貸切風呂」

Q.子連れの国内旅行で、宿泊施設の予約を行う際に最もよく利用しているサービスを教えてください。

Q.子連れの国内旅行で、宿泊施設の予約を行う際に最もよく利用しているサービスを教えてください。

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

宿泊施設の予約時に最もよく利用されているサービスは、「オンライン旅行サイト」が47.6%と突出しており、「宿泊施設のWebサイト」13.0%、「旅行会社の公式サイト」10.8%を大きく上回りました。前述した通り、 「オンライン旅行サイト」は国内旅行の情報源としても約半数が活用しており、そのまま予約まで進めていることがうかがえます。また、女性は「オンライン旅行サイト」の利用が半数を超えており、支持されているようです。

 

Q.子連れの国内旅行で、宿泊先を選ぶ際に重視することを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.子連れの国内旅行で、宿泊先を選ぶ際に重視することを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

宿泊先を選ぶ際に重視することは、「赤ちゃん・子ども連れへの配慮が充実していること」33.9%が最も多く、次いで「子ども向け設備・備品の充実」27.7%、「料金」26.7%となりました。料金面よりも、子どもが安心して過ごせる環境を優先する人がやや多い傾向です。また、女性は「赤ちゃん・子ども連れへの配慮が充実していること」が約4割、「子ども向け設備・備品の充実」が約3割と、いずれも男性より回答率が高くなり、子ども連れで快適に滞在できる環境をより重視しているようです。

 

Q.子連れの国内旅行で、宿泊施設にあるとうれしい子育て層向け設備を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.子連れの国内旅行で、宿泊施設にあるとうれしい子育て層向け設備を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

宿泊施設にあるとうれしい子育て層向け設備は、1位「家族風呂・貸切風呂」33.9%、2位「キッズスペース・プレイルーム」31.3%、3位「子どもの安全対策設備(柵・転落防止など)」30.0%となりました。男女ともに「家族風呂・貸切風呂」が最多となり、周囲を気にせず家族でゆっくり過ごしたいというニーズがうかがえます。また、女性は「空気清浄機・加湿器」19.8%の回答率も比較的高く、子どもが過ごす空間の衛生面や快適さを重視する傾向も、一部で見られました。

\「宿泊施設にあるとうれしい子育て層向けサービス」も深掘り!/

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4,約6割が宿泊経験あり!オールインクルーシブ型施設の魅力は「料金のわかりやすさ」

Q.直近1年間に行った子連れの国内旅行で、オールインクルーシブ型の宿泊施設に泊まったことはありますか?
※オールインクルーシブ型とは、宿泊料金に食事や飲み物、アクティビティなどの料金があらかじめ含まれている宿泊施設です

Q.直近1年間に行った子連れの国内旅行で、オールインクルーシブ型の宿泊施設に泊まったことはありますか?

(n=307)

オールインクルーシブ型宿泊施設の利用経験については、「ある」61.6%、「ない」38.4%という結果でした。宿泊経験者は約6にのぼり、共働き子育て層に広く浸透している宿泊スタイルであることがうかがえます。

 

Q.子連れで国内旅行をする際、オールインクルーシブ型宿泊施設の魅力に感じる点を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.子連れで国内旅行をする際、オールインクルーシブ型宿泊施設の魅力に感じる点を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

オールインクルーシブ型施設の魅力は、「料金がわかりやすい」33.6%が最も高く、「現地での飲食など追加料金を気にせず楽しめる」27.0%、「食事や飲み物代を気にしなくてよい」26.7%が続きました。料金体系のわかりやすさや追加料金を気にせず過ごせる点が主な魅力のようです。

次いで「子ども向けサービスを利用しやすい」25.7%、「館内アクティビティを利用しやすい」22.8%、「子どもだけでなく大人も楽しめる」21.5%も一定数を集め、家族で施設内のサービスやアクティビティを楽しみやすい点も支持されている傾向です

Q.今後、子連れの国内旅行で、オールインクルーシブ型宿泊施設を利用したいと思いますか。

Q.今後、子連れの国内旅行で、オールインクルーシブ型宿泊施設を利用したいと思いますか。

(n=307)

今後のオールインクルーシブ型施設の利用意向については、「ぜひ利用したい」29.3%、「やや利用したい」41.0%となり、約7割が前向きな姿勢を示しました。一方で、「あまり利用したくない」2.6%、「まったく利用したくない」1.0%にとどまり、否定的な人は少数派でした。

\オールインクルーシブ型宿泊施設に「不安を感じる点」も 徹底調査!/

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5,旅行先やスケジュールは「夫婦で相談して決める」が約4割、情報収集・予約は役割分担

Q.子連れの国内旅行について、以下の各項目は誰がメインで行っていますか。

Q.子連れの国内旅行について、以下の各項目は誰がメインで行っていますか。

(n=307)

国内旅行の夫婦の役割分担について聞いたところ、【旅行先の選定】と【旅行中のスケジュール決め】は「夫婦で相談して決める」がそれぞれ約4割にのぼり、最多となりました。【情報収集】は「妻」が35.8%、【予約の手配】では「夫」が38.4%で最多でしたが、妻と夫で分散しています。一方、【旅行の荷物の準備】では「妻」が44.0%、「夫」が17.9%となり、差が見られました。

全体的に、【旅行先の選定】や【旅行中のスケジュール決め】といった旅行の方針は夫婦で相談して決めつつ、【情報収集】や【予約の手配】といった具体的な作業は夫婦で分担していることがうかがえます。一方で、【荷物の準備】は、妻が担う傾向が強いようです。

 

Q.子連れでの国内旅行前に、買い足すことが多いものを教えてください。【複数回答】

Q.子連れでの国内旅行前に、買い足すことが多いものを教えてください。【複数回答】

(n=307 内訳:男性n=140、女性n=167)

子連れでの国内旅行前に買い足すことが多いものは、1位「子どものおやつ」35.8%、2位「ミルク・離乳食など」30.0%、3位「子どもの飲み物」29.6%が上位で、子どもの食事に関するものが上位を占めました。

次いで、4位「おむつ」28.3%、5位「衣類」20.2%、6位「肌着類」17.9%と続き、日用品や着替えを準備する人も多いようです。女性は「子ども向け玩具・暇つぶしグッズ」21.0%の回答率も高く、移動時間や待ち時間なども子どもが楽しく過ごせるよう準備する傾向が見受けられました。

 

Q.子連れの国内旅行において、各アイテムについて、あてはまるものをお選びください。

Q.子連れでの国内旅行前に、買い足すことが多いものを教えてください。【複数回答】

(n=307)

子連れ旅行で利用経験が多いアイテムは、「抱っこひも(ヒップシートなど含む)」30.9%、「タブレット・動画視聴端末」30.6%でした。数回の利用経験も含めると、いずれも約7割が旅行中に使用した経験があることがわかりました。また、「コンパクトベビーカー」「チェアベルト」も、約半数が利用経験があると答えており、利用経験のない人は3割にとどまっています。

一方で、認知しているものの利用したことがないアイテムは「子どもが乗れるスーツケース」42.0%が最多で、利用経験の有無が回答者を二分する結果となりました。

\旅行準備はいつから始める?  行き先決定など行動別でも調査!

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6,約4割が子連れ国内旅行のキャンセル経験あり、主な理由は「子どもの体調不良」

Q.直近1年以内の子連れ国内旅行において、旅行をキャンセルした経験はありますか。

Q.直近1年以内の子連れ国内旅行において、旅行をキャンセルした経験はありますか。

(n=307)
※各項目は小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

国内旅行のキャンセル経験については、「はい(キャンセル経験あり)」39.7%、「いいえ(キャンセル経験なし)」60.3となりました。直近1年以内の家族旅行で、約4割が旅行のキャンセルを経験しており、予定変更となる人は少なくないようです。

 

Q.子連れの国内旅行をキャンセルした理由を教えてください。【複数回答】

Q.旅行キャンセル保険に加入した理由を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=122 内訳:男性n=61、女性n=61)

国内旅行をキャンセルした理由は、「子どもの体調不良」50.8が突出して多くなりました。次いで、「宿泊先・旅行先の事情」23.0%、「感染症への不安」19.7%、同率で「家族の予定変更」「天候不良」17.2%の順で続いています。旅行の予約キャンセルしたことがある人の約半数は、子どもの急な発熱や体調不良を理由にキャンセルしたようです。

 

Q.直近1年間の子連れの国内旅行で、旅行キャンセル保険に加入しましたか?

Q40_直近1年間の子連れの国内旅行で、旅行キャンセル保険に加入しましたか?

(n=307)

旅行キャンセル保険への加入経験の有無については、「加入した」34.9%、「加入していない」65.2となりました。キャンセル保険に加入しなかった人が多数派ですが、約35%は加入しており、保険を活用する人も一定数いることがわかります。

 

Q.旅行キャンセル保険に加入した理由を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=107 内訳:男性n=51、女性n=56)

旅行キャンセル保険に加入した理由は、「旅行をキャンセルする可能性が高いと感じたから」30.8%、同率で「旅行代金が高額だったから」、「安心感が欲しかったから」27.1%の順で続きました。共働き子育て層は、仕事や家庭の都合による急な予定変更や、旅行費の負担に備えて入る人が多いようです。

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  • 調査対象

    25歳~39歳/男女/ 既婚/子どもが1人以上かつ第1子が未就学児/夫婦ともに正社員、公務員・団体職員/埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県に在住/直近1年間で子連れでの国内旅行に行った人

  • 有効回答数

    307件

  • 調査時期

    2026年6月

  • 方法

    インターネット調査

ユーザーエンゲージメントとは? 重要指標10選と向上施策を紹介

「Webサイトの訪問数は伸びているのに、売上や継続利用につながらない……」そのような課題を抱えるマーケティング担当者は少なくないでしょう。その原因は、ユーザーとの「関係性の深さ」、つまりユーザーエンゲージメントが十分に育っていないからかもしれません。

本記事では、ユーザーエンゲージメントの定義から、経営指標として重要視される理由、GA4での測定方法、明日から着手できる7つの施策、成功企業の事例までを網羅的に解説します。

もくじ[非表示]

ユーザーエンゲージメントとは?

ユーザーエンゲージメントとは、Web上におけるユーザーと自社サービス・ブランドとの関係性の強さを示すマーケティング用語です。 単なる訪問数や表面的なアクセス数ではなく、 ユーザーがサービスに対して抱く愛着や熱量、つまり「継続的な関わりの深さ」を測る概念 として位置付けられています。

具体的には、ページの閲覧・動画の視聴・ボタンのクリック・商品購入・SNSでのシェアといった、あらゆる反応がユーザーエンゲージメントに含まれます。

ユーザーエンゲージメントはLTV(顧客生涯価値)の向上や新規顧客の獲得にとって重要な概念であり、施策の成果を可視化する上でもなくてはならない指標です。

ユーザーエンゲージメントが重要視される3つの理由

ユーザーエンゲージメントが重要視される3つの理由
  • 購買頻度・購買額の増加によりLTV(顧客生涯価値)が向上する
  • SNSでの拡散・クチコミにより新規顧客獲得コストを抑えられる
  • サイトの滞在時間・回遊率の向上

ユーザーエンゲージメントが経営指標として注目される背景には、収益性・獲得効率・集客力という3つの事業メリットがあります。ここでは、それぞれの理由を解説します。

理由1|購買頻度・購買額の増加によりLTV(顧客生涯価値)向上につながる

LTVは一般的に「平均購買単価 ×収益率× 購買頻度 × 継続購買期間」で算出されます(ビジネスモデルなどによって異なります)。

ユーザーエンゲージメントが高い顧客は、ブランドへの愛着から「平均購買単価」「購買頻度」「継続購買期間」が高まりやすく、 結果として顧客1人あたりのLTV(顧客生涯価値)向上が期待できます。 

LTVが向上して既存顧客が増えることにも大きな意味があります。「1:5の法則」といい、新規顧客に販売するコストは既存顧客に販売するコストの5倍かかるといわれているのです。また、「5:25の法則」といい、顧客離れを5%改善すれば、利益が少なくとも25%改善されるという説も通説となっています。LTVを高めて既存顧客を増やし、客離れを改善することで、利益率の向上も見込めるでしょう。

理由2|SNSでの拡散・クチコミにより新規顧客獲得コストを抑えられる

エンゲージメントの高いユーザーは、自発的にSNSで商品・サービスをシェアしたり、ポジティブなクチコミをしてくれたりする傾向があります。このようにXやInstagramなどで拡散されると、広告費をかけずに新規顧客との接点を生み出し、顧客獲得コストを削減できます。 広告費をかけずに新規顧客との接点を生み出せます。 

また、既存ファンによる拡散・クチコミは、広告と比較してブランドへの信頼性が高まりやすく、指名検索や来店・購入率の向上も期待できます。

広告費の高騰が続く現在、広告依存から脱却して持続可能な成長を実現するためにも、ユーザーエンゲージメントの向上は重要といえるでしょう。

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理由3|サイトの滞在時間・回遊率の向上

ユーザーがサイト内で長く滞在し、複数ページを回遊すると、検索エンジンから「ユーザーニーズに応える質の高いコンテンツ」と評価される場合があります。結果として検索順位が向上し、オーガニック流入の増加につながる可能性があります。

ユーザーエンゲージメントを測定する主要指標10選

ユーザーエンゲージメントは目に見えない概念のため、複数の定量指標を組み合わせて可視化する必要があります。サービス形態(Webサイト・ECサイト・アプリ)によって重視すべき指標は異なりますが、まずは代表的な10指標を「行動系」「継続系」「収益系」の3カテゴリに分類して紹介します。

行動系指標(PV数・セッション時間・スクロール到達率・直帰率)

ユーザーがサイト内でどの程度アクティブに行動しているかを示す指標群です。 初回接触時の刺さり方やコンテンツの読了度合い を測ることができます。

指標 何を測る指標か
PV数(ページビュー) コンテンツへの総リーチ量
セッション時間 1回の訪問における関心度・熱量
スクロール到達率 コンテンツの読了度
直帰率 初回接触時の情報適合度

継続系指標(リテンション率・DAU/MAU比率)

一定期間内に再訪するユーザーの割合を測る指標群です。 継続的な関係構築ができているかを判断する材料 になります。

指標 何を測る指標か
リテンション率 一定期間後の継続利用率
DAU/MAU比率(スティッキネス) アクティブユーザーの訪問頻度(1に近いほど利用頻度が高い)

収益系指標(LTV・CTR・カート離脱率・フィードバック回収率)

ビジネス成果に直結する指標群で、ECサイトでは特に重要です。 ユーザーエンゲージメントを収益と紐付けて評価する際の中核 となります。

指標 何を測る指標か
LTV(顧客生涯価値) 顧客1人あたりの累計利益
CTR(クリック率) 訴求・導線の反応率
カート離脱率 購入手続きを完了しなかった割合
フィードバック回収率 レビュー・アンケート等への参加度

サービス形態別・見るべき指標の使い分け

10指標すべてを追うのは現実的ではありません。自社のビジネスモデルに応じて優先指標を絞り込みましょう。

サービス形態 特に重視すべき指標の例
メディアサイト 滞在時間・PV数・SNSシェア数など
ECサイト リピート率・カート離脱率・メール開封率など
アプリ DAU/MAU比率・平均セッション数など

GA4におけるユーザーエンゲージメントとは?

Google Analytics 4(GA4)では、従来のUA(ユニバーサルアナリティクス)とは異なり、「ユーザーが実際にページを見ていた時間」を軸にエンゲージメントを測定します。

GA4におけるユーザーエンゲージメントの定義

GA4では、 ユーザーがフォアグラウンド(画面表示中)でアクティブにページを見ていた合計秒数をエンゲージメントとして計測 します。別タブに切り替えていたり、ブラウザを最小化している時間はカウントされないため、UA時代の「滞在時間」よりも実態に即した測定が可能です(Googleアナリティクス ヘルプより)。

GA4で 確認できるユーザーエンゲージメントの指標の例

GA4の標準レポートで確認できる指標の例を紹介します。いずれも「レポート>エンゲージメント」から確認できます。

指標名 定義
エンゲージメント率 エンゲージメントがあったセッション(10秒以上継続する、キーイベントが発生する、ページビューまたはスクリーンビューが2回以上発生する)の割合
エンゲージのあったセッション数 エンゲージメントがあったセッション(10秒以上継続する、キーイベントが発生する、ページビューまたはスクリーンビューが2回以上発生する)の数
平均エンゲージメント時間 ユーザーがアクティブに操作・閲覧していた時間

ユーザーエンゲージメントを高める7つの施策

BtoC企業が実行しやすい施策を整理しました。自社でできていること・できていないことを整理し、実施しやすいものから取り入れてみてください。

施策1|検索意図に沿った価値あるコンテンツを提供する

施策の例
  • ペルソナ・カスタマージャーニーを再設計し、接点ごとの情報ニーズを言語化する
  • 検索クエリの背景にある「疑問・不安・欲求」に応える構成にする
  • 一次情報や独自データを盛り込み、他サイトとの差別化を図る

ユーザーの疑問に的確に応えるコンテンツは、滞在時間・回遊率の向上につながります。特に検索流入を主軸とするメディア型サイトでは、コンテンツの質がユーザーエンゲージメントを左右します。

施策2|UI/UX・ユーザビリティを見直す

施策の例
  • ボタン配置・余白・フォントサイズ・行間を最適化する
  • 表示速度を改善する(画像圧縮・キャッシュ活用・不要スクリプト削減)
  • 目的達成までの導線を最短化する

ユーザーが迷わず目的を達成できるサイト設計は、エンゲージメントの土台となります。表示速度は特にモバイル環境で影響が大きいため、モバイル流入が多いサイトでは改善する価値があるでしょう。

施策3|パーソナライズされた体験を提供する

施策の例
  • 属性・行動履歴に基づくレコメンドを実装する
  • メール・プッシュ通知を個別最適化して配信する
  • 「あなた向け」の情報提供で関心の維持と再訪を促す

一律の情報提供ではなく、個々のユーザーに合わせた体験を提供することで、関心の持続と再訪を促進できます。近年はAIを活用したレコメンドエンジンの導入コストも下がっており、中小規模のECサイトでも取り組みやすくなっています。

施策4|スマートフォン最適化を徹底する

施策の例
  • レスポンシブデザインに留まらず、スマホ専用の検証を行う
  • タップ操作性・文字サイズ・行間を実機で確認する
  • モバイル表示速度を個別に計測・改善する

BtoCサイトでは、スマートフォンからの流入が大きな割合を占めるケースがあります。まずはGA4やGoogle Search Consoleで自社サイトのデバイス比率を確認しましょう。スマートフォン利用者が多いサイトでは、モバイル環境のUXがユーザーエンゲージメントを大きく左右します。

施策5|フォーム最適化(EFO)で離脱を防ぐ

施策の例
  • 入力項目を必要最小限に絞る
  • リアルタイムエラー表示で入力ミスを即座にフィードバックする
  • チャットボット型EFOツールで対話的な入力体験を提供する

入力フォームの離脱率は、フォームの目的や項目数、流入経路によって大きく異なります。GA4のファネルデータなどを用いて、自社フォームの入力開始数と完了数を確認しましょう。

入力項目の削減やエラー表示の改善、チャットボット型EFOの導入は、ユーザーの負担を軽減するための選択肢となります。ただし、チャットボット型EFOがすべてのユーザーに適するとは限らないため、通常フォームとのA/Bテストを行い、完了率や入力時間を比較することが大切です。

施策6|SNS・コミュニティで双方向コミュニケーションを行う

施策の例
  • 公式アカウントによる継続的な情報発信を行う
  • ユーザー投稿の紹介・コメント返信でエンゲージメントを可視化する
  • 社員やスタッフ個人による発信で「顔の見える」ブランド体験を提供する

一方向の発信ではなく、ユーザーとの対話を通じてブランドとの心理的距離を縮めることも重要です。後ほど事例で詳しく紹介しますが、たとえば三越伊勢丹は店舗・ショップ等の公式SNSアカウントや社員の公認個人アカウントを運用し、社員個人を「メディア化」する形でエンゲージメントを強化しています。

施策7|ゲーミフィケーションで参加意欲を促進する

施策の例
  • バッジ・ポイント・ランクなどの達成感要素を導入する
  • 期間限定チャレンジで継続動機を高める
  • ロイヤリティプログラムとして体系化する

楽しみながら継続利用を促すゲーミフィケーションは、特にアプリやロイヤリティプログラムで効果を発揮します。有名な例として、スターバックスの「Starbucks Rewards」があります。

ユーザーエンゲージメント向上を成功させる3ステップ

施策を単発で実施しても、成果は出にくいものです。「指標定義→施策実施→継続的PDCA」という流れを繰り返すことで、初めてインパクトが生まれます。ここでは、ユーザーエンゲージメント向上を成功させるためのステップを整理します。

STEP1|自社に合ったエンゲージメント指標を定義する

メディア型・EC型・アプリ型など、自社サービスのビジネスモデルに応じて重視する指標を絞り込みます。全指標を追うのではなく、 KGIに最も影響する3〜5指標に絞る ことで、施策の優先順位が明確になります。

たとえばECサイトであれば「リピート率」「カート離脱率」「メール開封率」を、メディアサイトであれば「平均エンゲージメント時間」「回遊ページ数」「SNSシェア数」を軸に設計します。KGIから逆算して指標を決めることが重要です。

STEP2|指標改善のための施策を実施する

指標のボトルネックを特定し、 仮説を立てて適切な施策を選びます。 施策については前段で述べた「ユーザーエンゲージメントを高める7つの施策」を参考にしてみてください。

たとえば、検索流入ページのエンゲージメント率が他のページより低い場合、流入クエリとコンテンツ内容のずれ、ファーストビューの分かりにくさ、表示速度など、複数の原因が考えられます。1つの原因に決めつけず、ページや流入元を比較しながら検証しましょ

改善案はA/Bテストなどで検証し、エンゲージメント指標だけでなく、CVRや売上などの最終成果も合わせて確認することが重要です。

STEP3|継続的にPDCAを回す

ユーザーエンゲージメントは、施策によって短期間で変化が表れる指標と、長期的に評価すべき指標があります。CTRやフォーム完了率などは週次・月次、リテンション率やLTVは月次・四半期など、 指標の性質に応じて確認頻度を設定 しましょう。

Looker StudioやGA4の探索レポートを活用し、主要指標をダッシュボード化すると、変化を把握しやすくなります。マーケティング部門だけでなく、営業・商品開発・カスタマーサポートとも結果を共有し、改善につなげることが大切です。

ユーザーエンゲージメント向上に成功した企業の事例

実際にユーザーエンゲージメント向上に成功したBtoC企業の事例を紹介します。自社の状況に近い事例があれば、ぜひ参考にしてみてください。

三越伊勢丹|SNS活用による顧客接点強化

出典:三越伊勢丹ホールディングス公式サイト

ダイヤモンド・リテールメディアによると、三越伊勢丹は2021年の時点で店舗・ショップ等の公式SNSアカウント約270、社員の公認個人アカウント約85を運用し、 社員個人を「メディア化」する形でユーザーとの継続的な接点を創出 しています。個人アカウントの全フォロワー数は約7万7,000人まで増加し、中には1万人以上のフォロワーを持つスタイリストも存在します。

社員個人アカウント運用者の上司には、半期に1回エンゲージメント指標に基づく行動実績表が送付され、成果を上げた社員は毎年3月に表彰される仕組みも整備。組織的なインセンティブ設計がエンゲージメント施策を継続的に機能させています。

スターバックスコーヒー|「サードプレイス」の体験価値とロイヤリティプログラム

出典:スターバックスコーヒー ジャパン公式サイト

スターバックスは、コーヒー提供に留まらず、 顧客が安心して過ごせる「第3の居場所(サードプレイス)」の提供を徹底し、来店時間そのものに価値を感じさせる体験の設計を実現 しています。空間・接客の一貫性が高いユーザーエンゲージメントの土台になっています。

さらに、ロイヤリティプログラム「Starbucks Rewards」により顧客との継続接点をデジタル面でも強化。CNET Japanによると、2017年の時点で米国では会員による商品購入が売上高の36%を占めるまで成長しており、リアルの体験価値とデジタルロイヤリティプログラムを組み合わせる好例といえます。

株式会社レアジョブ|離脱ユーザーへのLINE誘導でCTR約4倍

出典:株式会社レアジョブ プレスリリース

オンライン英会話「レアジョブ英会話」を運営する株式会社レアジョブは、 サービスページ離脱ユーザーに対しLINE友達追加を促すポップアップを表示する施策を導入 しました。結果、施策開始からわずか約2週間でCTRが約4倍に改善しています(GENIEE CX Naviより)。

既存の集客チャネルに追加する形で導入できるため、リソース制約のある企業でも着手しやすい施策といえます。

まとめ

ユーザーエンゲージメントは、自社に合った指標定義・施策実行・継続改善のサイクルで積み上げる資産です。まずは自社の状況を確認し、ボトルネックとなる導線から改善を始めてみましょう。

また、既存顧客のLTV向上に加え、新たな顧客との関係構築も、長期的にユーザーエンゲージメントが高い状態をつくる上で大切です。単に情報を届けるだけでなく、ユーザーとの対話・共創を通じてファンを育てる取り組みが必要になってくるでしょう。

Z世代を対象としたエンゲージメント強化・ファン化施策に課題を感じている企業には、マイナビが提供するキョーソウPROJECTの活用も選択肢のひとつです。この施策では、Z世代の学生と企業が共同で課題に取り組むことで、リアルなマーケティングデータの取得・ファン化・ブランディング強化を同時に実現できます。エンゲージメント向上の「次の一手」として、ぜひ検討してみてください。

キョーソウPROJECT

キョーソウPROJECT

マイナビでは、Z世代のコミュニティを活用し、対話をしながら課題を解決する「キョーソウPROJECT」を提供しています。

企画を進めるなかで、企業の事業内容や商品・サービスの理解が促され、Z世代の顧客化・ファン化が期待できます。

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【後編】平成は“レトロ”ではなく“憧れ”? シール帳、平成プリから見えた10代女子のコミュニケーション消費|感情が動くマーケティング

前編では、M!LKやモナキを中心に、「共感からテンション共有へ」という変化について考察してきました。

一方で今回のランキングを見ると、もうひとつ大きな特徴があります。

それが平成レトロブームです。

モノ部門では「シール帳」が1位、コト部門では「DEAR令和&平成ウチらの伝説プリ」が3位にランクインしました。
さらにモノ部門では「トモコレ」、コト部門では「ズートピア2」や「レスラー会見」なども上位に並んでいます。

一見するとバラバラなトレンドにも見えますが、そこには今の10代らしい共通点が隠れているようです。
今回はコト部門、モノ部門を中心に、10代女子の消費行動やコミュニケーションについて考察していきます。

登場マーケターのプロフィール

中西舞

中西 舞(なかにし・まい)|株式会社マイナビ

コンテンツメディア事業本部 マーケティング部ディレクター。
大学生向けメディア『学生の窓口』の立ち上げに関わり、デジタル・アパレル・金融・食品・医薬化粧品など多様な業界の広告企画を担当。
現在は大学生をはじめとしたZ世代向け案件を中心に、年間約200件以上のプランニングおよび営業同行を行う。

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

2007年マイナビ入社。
女性向けメディアや若年層トレンド領域に従事し、現在は『マイナビニュース』『マイナビウーマン』などの広告企画を担当。
Z世代に特化した調査チーム「マイナビティーンズラボ」のプランニングやデータ解説、企業向けの講演も行う。
高校1年生の息子を育てる母として、「調査データ」と「リアルな声」の両面から若者インサイトを掘り下げている。

 

シール帳はなぜ流行ったのか

モノ部門_2026年上半期トレンドランキング

中西

まず印象的なのが、モノ部門1位がシール帳だったことです。
私たち世代からすると懐かしいアイテムですが、今の10代にとっては全く違う意味を持っているのかもしれませんね。

桑野:

そうなんです。私たちからすると「懐かしい」ですが、今の10代は平成を実際に体感していた世代ではないんですよね。
だから彼女たちにとってシール帳はレトロではなく、新しいカルチャーなんです。

中西:

ただ、単純にシールがかわいいから流行ったわけでもなさそうですよね。

桑野:

私もそう思います。シール帳の本質って、実はシールそのものではないんですよね。
「交換すること」そこに価値があります。

友達と見せ合う
交換する
集めたものを自慢する

そうしたコミュニケーションも含めてシール帳文化だったと思うんです。

中西:

なるほど。モノが流行っているというより、モノを通じたコミュニケーション、いわば「平成コミュニケーション体験」が流行ってるってことですね。
そういう意味でも今回のランキングは「平成レトロ」という言葉だけでは説明できない気もしています。

桑野:

私もそう思います。例えばコト部門3位の「DEAR令和&平成ウチらの伝説プリ」もそうですよね。
あれも単に平成風のデザインが人気なのではないと思うんです。

中西:

どういうことでしょうか。

桑野:

平成プリって、誰と撮るか、どう落書きするか、撮ったあとどう見せ合ったり交換するかまで含めて楽しかったじゃないですか。
だから今流行っているのは平成のデザインではなく、平成時代のコミュニケーション体験そのものなのかもしれません。

中西:

それは面白いですね。シール帳もプリクラも、結局は友達との関係性の中で楽しむものですから。

桑野:

そうなんです。前編では「テンション共有」という言葉が出ましたが、後編で出てくるシール帳や平成プリも、結局はその延長線上にあるんですよね。

 

平成は“レトロ”ではなく「憧れ」になった

中西:

そもそも不思議なのは、平成を知らない世代が平成に惹かれていることです。我々こそ平成世代ど真ん中じゃないですか()

桑野:

本当にそう思います()ただ、今の10代はSNSを通じて平成カルチャーに触れ続けています。

中西:

たしかに。ここ数年は平成カルチャーそのものが再評価されていますよね。
ORANGE RANGEの楽曲がTikTokで再び注目されたり、新たに公開されたMVでも平成あるあるが詰め込まれて話題になったりしてましたし。
平成を体験した世代だけではなく、平成を知らない世代がそこに反応しているのが面白いところです。

桑野:

SNSには、まさに私のような親世代や中西さんのような30代の大人たちが

「あの頃は楽しかった」
「平成最高だった」

という投稿をたくさんしています。
今の10代は、その空気感を日常的に見ているんですよね。だから平成は過去の時代というより、

なんだか楽しそうな時代

として映っているのかもしれません。

中西:

なるほど。今の10代が憧れているのは平成そのものではなく、平成マインドなのかもしれませんね。

 

なぜギャル文化は今の10代に刺さるのか

桑野:

その象徴がギャル文化だと思うんです。

中西:

確かにここ数年、平成ギャルブームも続いていますね。

桑野:

ギャル文化って、とにかくパワーがあるんですよ。好きなものを好きと言う。やりたくないことはやらない。かわいいと思ったら“かわいい”を全力で楽しむ。
周囲の目を気にするより、自分たちが楽しむことを優先する。

中西:

今のSNS環境とは少し対照的かもしれません。
今はどうしても、

空気を読む
失敗しない
炎上しない

という意識が強くなりがちです。その中でギャル文化を見ると、「自分たちが楽しければそれでいいじゃん」という強さを感じます。

桑野:

まさにそうですよね!今の10代は常に誰かとつながっていて、誰かに見られている感覚があると思います。
だからこそ、平成ギャル文化の持つ自由さや開放感が新鮮に映るのかもしれません。

中西:

つまり平成への憧れというより、パワーのある時代への憧れとも言えそうですね。

 

デジタル時代だからこそ、アナログに愛着が生まれる

中西:

シール帳人気も、そう考えると納得できますね。

桑野:

私は今回のランキングを見ていて、デジタル時代だからこそのアナログ回帰も感じました。

中西:

ここ数年アナログの魅力を再発見という風潮もありますが、特に2026年は強まっていますか?

桑野:

SNSの投稿もDMも、全部データなんですが、シール帳は違いますよね。

手で集める
交換する
残る

だから今までとはジャンルが違う愛着が湧くんですよね。

中西:

なるほど。デジタル化が進んだからこそ「自分のもの」、さらに言えば「自分だけのもの」と実感できるモノの価値が上がっているとも言えそうです。

桑野:

本当にそう思います。今の女子高生のカバンを見ていると、ぬいぐるみ、チャーム、キーホルダーでいっぱいなんですよ(笑)。
極端な話、教科書よりチャームやぬいぐるみの方が重いんじゃないかと思うこともあります。

中西:

でもそれは象徴的ですね()。モノが欲しいというより、愛着を持てるモノが欲しい。そんな気持ちの表れなのかもしれません。

 

ズートピア2は「平成コンテンツ×令和的拡散」の象徴だった

コトバ部門_2026年上半期トレンドランキング

中西:

コト部門1位のズートピア2も興味深いですね。

桑野:

ズートピアの1作目が公開されたのは2016年です。今回の調査対象だった10代女子は、当時4歳から8歳くらい。
ちょうどアニメ映画を見始める時期にズートピアの1作目で公開されたんです。私の息子もハマってアマプラでダウンロードした記憶があります。

中西:

公開が平成とはいえ、まったく知らない作品ではなく、幼い頃に触れていた作品なんですね。

桑野:

だから今回のヒットは、「小さい頃に好きだったものとの再会」という側面もあるのかもしれません。

中西:

それに令和世代がブームを広めたのも今回のランクインになった気がしますね。

桑野:

そうですね。ズートピア2は、映画がヒットしただけではないんです。
主題歌が広がる、ダンスが広がる、キャラクターが広がる、TikTok投稿が広がる。
作品そのものだけではなく、その周辺の楽しみ方まで含めて広がっていった。

中西:

なるほど。
平成のコンテンツだけど、広がり方は完全に令和ですね。

桑野:

まさにそう思います。
今の10代はコンテンツを受け取るだけではなく、自分も参加したいんです。
ズートピア2は、令和のティーンによって、令和らしい楽しみ方で再発見された作品だったのかもしれません。

 

時代は“コミュニケーション消費”の時代へ

中西:

こうして見ていくと、モノ部門のランキングは全部バラバラのようで共通していますね。

桑野:

そうなんです。どれもコミュニケーションのきっかけとなるモノが人気なんです。

中西:

確かに女子高生の座談会でもドバイチョコ餅も「食べた?」「どこに売ってた?」みたいなコミュニケーションが生まれてましたよね。
つまり今の10代は、モノを消費しているのではなく、コミュニケーションを消費している。そう考えると、今回のランキングが一本につながりますね。

桑野:

本当にそう思います。

 

「広さ」より「深さ」へ、10代が求める心地よい共有とは

中西:

今回のランキングは、単なる「何が流行ったか」ではなく、「今の10代は、どんな時間を誰と共有したいのか」を映し出したランキングだったのかもしれません。

桑野:

確かに、「みんなに見てもらう」よりも、「仲のいい友達と一緒に楽しむ」ことを大事にしている印象がありますよね。

中西:

そうですね。また、「誰と楽しみたいか」の輪郭も少しずつ変わってきているように感じます
顔の見える範囲の友達との何気ない共有に、心地よさや価値を見出している。そんな空気感が今回のランキングにも表れていました。

桑野:

平成ブームもそうですし、「ぷりきゅきゅ」のような言葉もそうですが、「わかる人同士」でその場で盛り上がる感覚がありますよね。

中西:

手の届く距離だからこそ通じる空気や、同じ時間を一緒に味わう感覚が、今の10代にとっての楽しさの軸になっているのかもしれません。

桑野:

SNSがあるからこそ、逆に身近な友達との共有や、一緒に盛り上がれる空気感の価値が高まっているのかもしれませんね。

中西:

そうした流行の背景には、「広さ」よりも「深さ」を大切にする価値観の変化が静かに流れているように思います。

桑野:

「たくさんの人に知られること」よりも、「好きな人たちと一緒に楽しめること」。そんな価値観が、今の10代のトレンドを形づくっているのかもしれませんね。

中西:

そして、この「広さより深さ」という価値観は、流行のランキングだけでなく、10代の日常そのものにも表れているように感じます。
限られた友達同士でつながるサービスや、身近な人とリアルを共有するコミュニケーションが支持されている背景にも、同じ流れがあるのではないでしょうか。

桑野:

確かに、SetlogBeReal.、位置情報アプリなども、まさにそうした価値観の延長線上にありそうですね。

中西:

そうですね。次回はトレンドランキングを少し離れて、そうしたサービスを切り口に、「広くつながる」から「深くつながる」へと変化する10代のコミュニケーションを掘り下げていきたいと思います。2026年後半に向けて、新たな発見が見えてくるかもしれません。

桑野:

ぜひ、引き続きマイナビティーンズラボのトレンドランキングや記事をチェックしていただけるとうれしいです!

【前編】10代は「共感」から「テンション共有」へ? 2026年上半期トレンドランキングから見えた、“空気感”を楽しむ時代|感情が動くマーケティング

マイナビティーンズラボでは毎年、6月と11月に「10代女子が選ぶトレンドランキング」を発表しています。

2026年6月に発表した2026年上半期のランキングを振り返ると、昨年まで続いていた「共感」や「等身大」の流れはありながらも、少し違う変化が見えてきました。

ヒト部門ではM!LK1位、モナキが2位、CUTIE STREET3位。さらにコトバ部門では「○○すぎて滅」「ば・く・れ・つ」「ほんまやでなんでやねんしらんけど」が上位を占め、ウタ部門でもM!LKの「爆裂愛してる」、モナキの「ほんまやでなんでやねんしらんけど」、中島健人さんの「最初はキュン!」がランクインしました。一見するとバラバラなトレンドにも見えますが、ランキング全体を眺めていると、ある共通点が見えてきます。

今回は2026年上半期のヒト・コトバ・ウタ部門を中心に、今の10代女子の価値観について考察していきます。

登場マーケターのプロフィール

中西舞

中西 舞(なかにし・まい)|株式会社マイナビ

コンテンツメディア事業本部 マーケティング部ディレクター。
大学生向けメディア『学生の窓口』の立ち上げに関わり、デジタル・アパレル・金融・食品・医薬化粧品など多様な業界の広告企画を担当。
現在は大学生をはじめとしたZ世代向け案件を中心に、年間約200件以上のプランニングおよび営業同行を行う。

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

桑野 好絵(くわの・このえ)|株式会社マイナビ

2007年マイナビ入社。
女性向けメディアや若年層トレンド領域に従事し、現在は『マイナビニュース』『マイナビウーマン』などの広告企画を担当。
Z世代に特化した調査チーム「マイナビティーンズラボ」のプランニングやデータ解説、企業向けの講演も行う。
高校1年生の息子を育てる母として、「調査データ」と「リアルな声」の両面から若者インサイトを掘り下げている。

M!LK3冠達成。見えてきた「参加したくなるトレンド」

2026年上半期トレンドランキング

中西

まず印象的だったのは、やはりM!LKですね。ヒト部門、コトバ部門、ウタ部門で1位を獲得し、3冠を達成しました。

桑野:

ここまで複数部門を横断して存在感を見せたのは久しぶりかもしれません。
ただ、面白いのは単純に彼らが「人気アイドルだから」というだけでは説明できないところなんですよね。

中西:

確かに、「爆裂愛してる」が流行り、「ば・く・れ・つ」が流行り、「好きすぎて滅!」から派生した「○○すぎて滅」が流行る。
楽曲、コトバ、コミュニケーションが全部つながっています。

桑野:

おっしゃる通りです!少し前までは、楽曲は楽曲、流行語は流行語という形で広がることが多かったと思います。でも今回は違う。

楽曲の一部が切り取られ、そのままコミュニケーションの道具になっているんです。
「爆裂愛してる」を聴いて終わりではなく、「ば・く・れ・つ」を友達同士で言い合ったり、SNSで使ったりする。
音楽を聴くだけではなく、音楽を使っている感覚に近いのかもしれません。

中西:

音楽が流行を生み出すというより、音楽がコミュニケーションの素材になっているんですね。

桑野:

まさにそうですね。今の10代は音楽を

聴く
踊る
真似する
投稿する
言葉として使う

という形で楽しんでいます。だからヒット曲の条件も、「いい曲」であること以上に、「切り取れるか」「共有できるか」が重要になっているのかもしれません。

 

【ヒト部門】モナキ、CUTIE STREETも上位に。共通していたのは「参加できること」

ヒト部門_2026年上半期トレンドランキング

中西:

ヒト部門を見るとM!LKだけではなく、2位のモナキ、3位のCUTIESTREETも印象的でした。

桑野:

そうですね。一見すると全然違うグループに見えるんですが、実は共通点もあると思っています。

中西:

どんなところでしょうか。

桑野:

どのグループも「遠いスター」というより、「一緒に楽しめる存在」なんですよね。M!LKは楽曲やSNSでの親しみやすさ。
モナキはネタ感や親近感。CUTIE STREETは、「ぷりきゅきゅ」のような、意味を説明するというよりも、かわいい気分や楽しいテンションを共有できるキャッチーなフレーズが魅力です。

中西:

なるほど。憧れだけではなく、きっと参加できる余白があるんですね。真似したりSNSで共感したりと。

桑野:

そう思います。近年ずっと参加型コンテンツが支持されやすい風潮でしたが、それがエンタメに最も強く出た2026年上半期でした。
今回のランキング全体を見ても、受け身で楽しむものより、みんなで一緒に楽しめるものが支持されています。

 

【コトバ部門】「メロい」から「ば・く・れ・つ」「滅」へ。流行語の変化

コトバ部門_2026年上半期トレンドランキング

中西:

コトバ部門もかなり特徴的でした。昨年は「メロい」が1位でしたし、「両手に○○でーす」や「#モンタ界隈」など、SNS発の言葉が目立っていました。

桑野:

そうなんです。昨年はSNSの中で自然発生した言葉が、そのまま流行語になっているものが多くありました。

一方で今回は、「○○すぎて滅」「ば・く・れ・つ」「ほんまやでなんでやねんしらんけど」と、すべて楽曲由来のコトバが上位にランクインしています。

中西:

面白いですね。以前はSNSそのものがトレンドの発生源でした。でも今回は、音楽やアイドルといったコンテンツが起点になり、SNSがそれを増幅しました。

SNS中心の時代から、コンテンツ回帰が起きているようにも見えます。

桑野:

私もそう感じます。

SNS発の言葉から、コンテンツ発の言葉へ。今はSNSそのものが流行を作るというより、爆発力のあるコンテンツを拡散する装置になっているのかもしれません。

 

「ば・く・れ・つ」「滅」が象徴する、今の10代のテンション

中西:

そして今回のコトバは、とにかく勢いがありますよね。

「爆裂(ば・く・れ・つ♡)
「滅」
「なんでやねん」

どれもインパクトがあって、響きも強い……。

桑野:

私もそこは印象的でした。それこそ昨年の「メロい」は、感情をじんわり表現する言葉でした。でも今年は違う。
「好き」ではなく「好きすぎて滅」。「とても」や「すごく」ではなく「爆裂(ば・く・れ・つ♡)」。

感情を説明するというより、感情を一気に増幅させるための言葉なんですよね。

中西:

今回の上位ワードは、「考える前に反応してしまう」ものばかりです。
言葉の意味というより、言葉が持つエネルギーそのものが支持されているようにも感じます。

桑野:

そうなんです。もちろん今の10代は感情がないわけではありません。
むしろ感情を共有したい気持ちは強いと思います。ただ、その共有の仕方が少し変わってきている。深く語り合うというより、

一瞬で盛り上がる
一瞬で空気を変える

そんな瞬発力が求められているように感じます。

中西:

「爆裂(ば・く・れ・つ♡)」や「滅」は、感情を説明する言葉ではなく、感情を一気に増幅させるための言葉なのかもしれません。

 

モナキに見る「意味」よりも「みんなで言う楽しさ」

中西:

今回、個人的に気になったのがモナキです。
「ほんまやでなんでやねんしらんけど」が流行語としてランクインしましたが、正直どんな場面で使うのか不思議です()

桑野:

実は私も気になって、高校生の息子に聞いてみたんです。
すると、「ほんまやで!」と言いたくなる場面で、そのまま「ほんまやでなんでやねんしらんけど」まで言うことがあるらしいんですよ。

中西:

そのままの流れで言っちゃうんだ、面白いですね()

桑野:

さらに誰かが言うと、周りが続きを歌うこともあるそうです。
そう考えると、この言葉って意味を伝えるための言葉というより、みんなでその一瞬の空気を共有するためのフレーズなんですよね。

中西:

それって、ある意味で言葉がコミュニケーションの道具から、コミュニケーションそのものになっているということかもしれませんね。

桑野:

まさにそう思います。今回の流行語は、「意味」よりも「みんなで言う楽しさ」に価値があるように見えます。感情を説明するためではなく、

みんなで言う
みんなで盛り上がる
みんなで楽しむ

ための言葉が支持されているのかもしれません。

 

「今日好き」人気は健在。ヒト部門の顔ぶれに広がりが見えた上半期

中西:

もうひとつ感じたのは、ヒト部門の顔ぶれがより多様になったことです。
2025年は「今日、好きになりました。」出演者の存在感が特に際立っていましたが、2026年上半期はアイドルやアーティストなど、さまざまなジャンルの人気者が存在感を見せました。

桑野:

そうですね。
「今日、好きになりました。」の人気は今も変わらず高く、今回もヒト部門には3人がランクインしています。
恋愛リアリティショーがティーンに与える影響力は依然として大きいと感じます。

一方で、今回のランキングではM!LKやモナキ、CUTIE STREETといったアーティストやアイドルも上位に入り、ヒト部門全体を見ると人気の広がりが感じられました。

中西:

音楽やSNSをきっかけに支持を集める人たちも目立ちましたね。

桑野

そう感じます。どのグループも「遠いスター」というより、「一緒に楽しめる存在」なんですよね。
M!LKは楽曲やSNSでの親しみやすさ。モナキはネタ感や親近感。CUTIE STREETは「ぷりきゅきゅ」のような、思わず口にしたくなるキャッチーなフレーズも魅力です。

憧れの対象として見るだけでなく、一緒に真似したり、盛り上がったりできることが支持されている。
2026年上半期は、そんな参加できる楽しさを持つ存在に、より注目が集まった印象があります。

 

「聴かせる音楽」から「楽しむ音楽」へ

ウタ部門_2026年上半期トレンドランキング

中西:

ウタ部門を見ると、ここ数年存在感を見せていたMrs. GREEN APPLEの勢いが少し落ち着いたようにも見えます。

桑野:

瞬間的に曲が流行るというフェーズが終わり、人気アーティストとしての地位が定着したのだと思います。
Mrs. GREEN APPLEは、もはや一過性のブームではなく、10代にとってのスタンダードになったんでしょう。
だからこそ今回のトレンドランキングでは、今まさに盛り上がっている楽曲が上位に出てきたのかもしれません。

中西:

確かにそうですね。「聴かせる音楽」が弱くなったということではなく、定番があるからこそ、新しいトレンドには別の価値を求め始めたとも言えそうです。

桑野:

そう思います。今回ランクインした楽曲を見ると、共通しているのはとにかく楽しいことです。

思わず口ずさみたくなる
踊りたくなる
友達と真似したくなる

メッセージ性の強い聴かせる音楽というよりも、みんなで楽しむ音楽が支持された半年だったように感じます。

 

“共感”から“テンション”の共有へ

中西:

今回のランキングを見ていると、「何が流行ったか」以上に、「どうやって一緒に楽しむか」が重視されているように感じます。
M!LKも、モナキも、今回の流行語も、形は違うけれど、すべて“参加できるトレンド”なんですよね。

桑野:

「共感からテンションの共有へ。」今回のランキングをひと言で表すなら、そんな変化なのかもしれません。
もちろん共感がなくなったわけではありません。

ただ2026年上半期は、

みんなで言える
みんなで踊れる
みんなで盛り上がれる

そんな体験そのものに価値が集まっているように見えました。

中西:

たしかに、「爆裂」「滅」「ほんまやで」といった勢いのある言葉も、感情を説明するためではなく、みんなでテンションを共有するための言葉だったのかもしれませんね。

桑野:

そして実は、その傾向は後編で取り上げるコト部門やモノ部門にも共通しています。
一見すると、「シール帳」や「DEAR令和&平成ウチらの伝説プリ」は平成レトロブームの延長線上にあるようにも見えます。
しかし、ランキングを読み解いていくと、単に平成風のデザインやアイテムが人気なのではなく、平成時代のコミュニケーションそのものに魅力を感じているようにも見えるんです。

後編では、シール帳や平成プリが支持される背景から、今の10代女子が求めるコミュニケーションや消費行動について、さらに深掘りしていきます。

後編はこちら

10代女子に響くプロモーション手法7選|SNS最新データと成功事例

10代女子へのプロモーションは、SNSの使い分けと「広告色を抑えた共感設計」が成否を分けます。高校生のSNS利用率は97.3%(TesTee(テスティー)調べ「学生のSNS利用に関する調査」2025年版)に達し、情報の発見から購買の後押しまでがSNS上で完結する時代です。

この記事では、10代女子に届く広告・PR手法を7つに整理し、それぞれの特徴・向く商材・実施の注意点を、最新のSNS利用データと実際の広告事例とあわせて解説します。

まず押さえる|10代・Z世代のメディア接触データ

まず押さえる|10代・Z世代のメディア接触データ

10代女子向けの施策を考える前に、彼女たちがどのSNSを、どのくらい使っているのかという前提データを押さえておきましょう。手法選定の精度は、この解像度で決まります。

SNS別の利用・投稿状況を整理すると、以下のようになります。

指標 利用率 出典
高校生のSNS利用率 97.3%(中学生99.2%/大学生91.3%) TesTee(テスティー)調べ「学生のSNS利用に関する調査」2025年版
最も利用されるSNS Instagram 89.6% SHIBUYA109 lab.「Z世代のSNS利用最新動向2025」
最も投稿されるSNS Instagram 45.5%/X 26.4%/BeReal. 22.1%
Z世代の利用率上位 YouTube 86.1%/LINE 85.8%/Instagram 71.6% サイバーエージェント次世代生活研究所 2025

※本表の数値には、高校生・10代女子に限らず、中学生・大学生・Z世代全般(10代後半〜20代)を対象とした調査結果が含まれます。各数値の対象は出典元をご確認ください。

また、マイナビティーンズラボの「2026年上半期 10代女子が選ぶトレンドランキング」を見ると、上位にランクインした楽曲やコトバの多くがTikTokを起点に拡散しており(例:4人組グループ「モナキ」のデビュー曲はTikTok総再生10億回を突破/2026年上半期時点)、TikTokが10代女子のトレンドの発生源・きっかけになっていることがうかがえます。一方で、グルメ・美容・ファッションなどの日常的な情報収集ではInstagramが「情報インフラ」的に使われる傾向があります(マイナビティーンズラボ「10代女子のスマホ・SNS利用実態調査」/2024年9月/n=380)。つまり、「きっかけ・発見はTikTok、深掘り・世界観づくりはInstagram」という役割の違いを踏まえた設計が有効です。

さらに、マイナビティーンズラボの調査によると、現在の10代女子がインフルエンサーに求めるのは「憧れ」と「親近感」の両立であり、リアルさ・透明性・双方向性を備えた発信が支持されています(参考:マイナビティーンズラボ「10代女子が選ぶインフルエンサーランキング」/マイナビティーンズ会員ほか女子 n=521/2026年2〜3月/インターネット調査)。

10代女子攻略の3原則
  • 発見はTikTok・YouTubeショート動画、世界観はInstagramと「役割」で使い分ける
  • 広告色を抑えた日常感のある縦型動画が必須
  • UGC(生活者の投稿)と友人シェアで信頼を獲得する

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10代女子向け広告・PR手法の全体像

10代女子向け広告・PR手法の全体像

10代女子向けの広告・PR手法は、大きく7つに整理できます。まずは全体像を「発見→世界観→信頼」のファネルとあわせて把握しましょう。

  • ■発見フェーズ|(1)TikTok/YouTubeショート 広告

    縦型ショート動画でトレンドに乗せ、偶発的な発見を生む。認知拡大の起点。

  • ■世界観フェーズ|(2)Instagram施策

    リール・ストーリーズでブランドの世界観を伝え、好意を形成する。

  • ■信頼フェーズ|(3)UGC・友人シェア設計 (4)インフルエンサー起用

    生活者の投稿と第三者の声で、10代に信頼を届ける。

  • ■熱量・共創|(5)推し活・共創型 (6)参加型施策 (7)Xでの話題化

    推し活文脈や共創、参加型企画で熱量とファンを育てる。

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各手法の詳細と実施事例

各手法の詳細と実施事例

ここからは7つの手法を1つずつ、向く目的・メリット・注意点・向く商材、そして実際の広告事例とあわせて解説します。

(1)TikTok/YouTubeショート 広告(発見)

縦型ショート動画で偶発的な発見と拡散を生む手法です。10代の若年層に人気が高く、チャレンジ企画やユーザー参加型のコンテンツが特に効果を発揮します。

ポイント
  • 向いている目的:認知拡大・トレンド起点の拡散
  • メリット:偶発的発見と高い拡散性
  • 注意点:広告色を抑えた日常感が必須。音源トレンドの即時性が鍵
  • 向いている商材:コスメ・食品・エンタメなど視覚訴求商材

(2)Instagram施策(世界観醸成)

10代女子の利用率89.6%と接触面が最大のSNS。リール・ストーリーズ・ハイライトで、ブランドの世界観をダイレクトに伝えられます。食品・ファッション・美容カテゴリーとの親和性が高く、発見タブ経由の流入設計も重要です。

ポイント
  • 向いている目的:好意形成・ブランド理解
  • メリット:利用率89.6%で接触面が最大
  • 注意点:発見タブ対策とUGCとの連動を設計する
  • 向いている商材:コスメ・ファッション・カフェ等の世界観重視商材

Instagram施策の事例はこちら!
Instagram広告で200名募集に対し応募2,354名、参加者満足度約94%を実現した事例です。
UGC活用でファン化・コミュニティ形成につなげました。
記事はこちら⇒https://cm-marketinglab.mynavi.jp/case/hinode-mirin-Instagram/

(3)UGC・友人シェア設計(信頼獲得)

生活者の投稿(UGC)を生む仕掛けづくりです。10代に受け入れられやすいのが、友人や第三者の「リアルな声」。指定ハッシュタグの設計や、放課後・友人共有シーン(スクバの中身など)の演出が有効です。

ポイント
  • 向いている目的:信頼獲得・第三者証明
  • メリット:広告不信の10代に最も届く
  • 注意点:ステマ規制の明記が必須
  • 向いている商材:日常的に使う低〜中価格帯商材

実際に、キング醸造「日の出自炊部」では指定ハッシュタグでUGCを促進し、メンバー同士の交流でコミュニティ化。「今後も使い続けたい」97.1%という高いエンゲージメントを実現しました。

 

(4)インフルエンサー/クリエイター起用(共感)

フォロワー数が数千〜数万人規模のマイクロインフルエンサーや、数百〜数千人規模のナノインフルエンサーを中心に起用し、具体的な使用シーンと共感を届ける手法です。
フォロワー数は大きくないぶん、フォロワーとの距離が近く、発信の信頼性や親近感が高いのが特徴です。10代女子への起用で重要なのは、フォロワー数だけでなく「憧れ」と「親近感」のバランス。
マイナビティーンズラボの調査では、現在の10代女子はリアルさ・透明性・双方向性を備えたインフルエンサーを支持する傾向が明らかになっています。

ポイント
  • 向いている目的:共感獲得・使用シーンの提示
  • メリット:フォロワーとの距離が近く信頼性が高い
  • 注意点:PR表記の徹底。世界観の一致を重視
  • 向いている商材:コスメ・美容・ライフスタイル商材

特に商品レビュー分野では、忖度のない「検証型」の発信が「買い物の参考になる」と支持されています。起用相手を選ぶ際は、この「本音ベースで信頼される発信スタイル」を軸に検討するとよいでしょう。

10代女子が選ぶインフルエンサーランキングはこちら!
今最も10代女子に影響力のあるインフルエンサーを、独自アンケート調査からランキング形式で発表。
美容・コスメ、フードなど部門別の傾向も解説しています。
記事はこちら⇒https://cm-marketinglab.mynavi.jp/column/research_influencer_2604/

(5)推し活・共創型プロモーション(熱量・ファン化)

「推し」への熱量に寄り添う企画や、Z世代・高校生とともに施策を作る共創型プロモーションです。若年層のリアルなインサイトを反映でき、認知拡大とファン化を同時に狙えます。対等なパートナーシップと本物らしさ(作り物・宣伝くささを感じさせないこと)が成功の鍵です。

ポイント
  • 向いている目的:熱量・共感の獲得、ファン化、若年層インサイトの反映
  • メリット:能動的な参加と拡散を生み、柔軟なアイデアを得られる
  • 注意点:文脈の借用が不自然だと反発を招く。本物らしさが重要
  • 向いている商材:コラボ商品・エンタメ・グッズ・認知拡大を狙う商材

【事例】
ミツカン×マイナビキャリア甲子園
(高校生ビジネスコンテスト)

 

ミツカン×マイナビキャリア甲子園

  • 第11回は11,595名・3,136チーム参加
  • 広告換算費1億円以上
  • 高校生発アイデアを商品化

⇒事例を見る

【事例】
Z世代×『ゴーストバスターズ』
(コラボアイス企画)

 

Z世代×『ゴーストバスターズ』

  • 大学生・高校生がアイスを考案
  • 総選挙・レポート記事・Instagramで展開
  • 学生の窓口・ティーンズで発信

⇒事例を見る


(6)参加型施策(体験・UGC創出)

ARフィルター・プリクラ連携・ハッシュタグ企画など、ユーザーが能動的に参加・投稿する仕掛けです。遊びながらブランドに接触でき、体験提供とUGC創出を同時に達成できます。

ポイント
  • 向いている目的:体験提供とUGC創出の同時達成
  • メリット:遊びながらブランド接触を生める
  • 注意点:参加ハードルを下げる設計が必須
  • 向いている商材:コスメ・飲料・イベント連動商材

(7)Xによる話題化

拡散性を活かした話題化・バズ設計に向く手法です。投票キャンペーンやハッシュタグ企画とも相性が良く、短期間での一気拡散が狙えます。

ポイント
  • 向いている目的:短期的な話題化・情報の一気拡散
  • メリット:情報伝播の速さと二次拡散
  • 注意点:炎上リスク管理。トーンの調整が必要
  • 向いている商材:話題性のある新商品・キャンペーン

Z世代×貝印「紙カミソリ」

【事例】
Z世代×貝印「紙カミソリ」
(キョーソウPROJECT/X投票キャンペーン)

 

認知率20〜30%が課題だった貝印「紙カミソリ」で、大学生と約4か月かけて共創。X投票キャンペーンを展開し、話題化と認知拡大につなげた事例です。

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目的・フェーズ別の選び方

目的・フェーズ別の選び方

手法は単体ではなく、カスタマージャーニーのフェーズに合わせて組み合わせるのが基本です。目的別の起点を整理します。

目的 フェーズ 起点となる手法
認知拡大 発見 TikTok/YouTubeショート広告から着手
好意形成・世界観醸成 世界観 Instagram施策を軸に展開
信頼獲得 信頼 UGC・友人シェア設計+インフルエンサー起用
ファン化・共創 熱量・共創 推し活文脈・共創型・参加型施策を組み合わせる

 

実施時の注意点・法規制

10代を対象とする以上、法規制と未成年への配慮は必須です。以下は最低限おさえるべきポイントです。

必ず確認すべき3点
  • 景品表示法(ステマ規制):広告・PR案件はPR表記を明確に
  • 薬機法:化粧品・美容関連の表現規制に注意
  • 未成年保護:各SNSの利用規約・年齢制限を遵守し、必要に応じて保護者同意を得る

 

よくある質問(FAQ)

Q
10代女子にアプローチしやすいSNSは?
A
発見にはTikTok、世界観の醸成にはInstagramと、役割で使い分けるのが効果的です。最新データではInstagramの利用率が89.6%と高く、幅広い層にアプローチしやすい媒体といえます。
Q
広告っぽさをどう避ければいい?
A
日常感のある縦型動画とUGC活用が鍵です。広告色の強い表現は10代の広告への不信感につながり、逆効果になることがあります。
Q
どのくらいの予算が必要?
A
手法とリーチ規模により幅があります。少額のテスト配信でROIを検証してから拡大するのが定石です。
Q
共創型プロモーションはどんな成果が出る?
A
例えば、マイナビキャリア甲子園では高校生発のアイデアが商品化に至った事例があり、認知拡大・ブランディング・若年層インサイトの獲得を同時に実現する効果が期待できます。

 

まとめ

10代女子向けのプロモーションは、SNSの役割を理解した使い分けと、広告色を抑えた共感・UGC設計が成功の鍵です。発見から信頼獲得までのファネルを意識し、フェーズに合わせて手法を組み合わせていきましょう。


マイナビの若年層プロモーション支援

マイナビでは、高校生・大学生・Z世代をターゲットにした共創型プロモーションやSNS施策を多数実施しています。各メディアに登録会員が所属しており、ユーザーのインサイト分析をもとにしたコンテンツマーケティングを強みとしています。若年層施策のご相談はお気軽にどうぞ。

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まずは10代・Z世代向けの広告事例を見る

 

20~30代女性のぬい活の実態 行っているぬい活やかけるお金、情報収集について調査

「ぬい活」とは、ぬいぐるみの着せ替えをしたり、外出や食事に連れて行ったり、写真を撮影したりして楽しむ活動の総称です(ぬい活について、詳しくはこちらの記事で解説しています)。近年、ぬい活市場は拡大傾向にあります。東京商工リサーチの報告によると、ぬいぐるみ関連企業の売上高は2021年から2025年にかけて1.7倍に伸び、最終利益はほぼ2倍です。さらに、ぬい活は子どもだけでなく、大人も楽しむものとして定着しつつあります。広がるぬい活市場の中で、ぬいぐるみや関連アイテムの購入、ぬい活のための外出といった消費行動はどうなっているのでしょうか。

今回は、未婚・子なしのぬい活をしている20~30代女性を対象として調査を実施。その結果、ぬい活にかける金額は二極化傾向にあり、特に「かわいさ」と「推しとの関連」が購買の後押しになることがわかりました。このほか、ぬい活のジャンルや持っているぬいぐるみの数、情報収集の方法などについても解説します。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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1,ぬい活歴は5年未満が多数派である一方、10年以上のベテランも約1割

ここでは、ぬい活をどれくらい続けているのか、どのようなジャンルのぬいぐるみを楽しんでいるのか、ぬいぐるみを何体持っているのかを見ていきます。全体としては比較的新しい層が多いものの、30代ではぬい活を長く続けていたりぬいぐるみを多く持っていたりする傾向がやや強く見られました。

Q.あなたのぬい活歴は何年ですか?

Q7_あなたのぬい活歴は何年ですか?

(n=306 20代n=106、30代n=200)

全体では、ぬい活歴5年未満の人が65.4%と多数派でした。内訳を見ると、「2年以上3年未満」が18.3%で最も高く、「1年以上2年未満」15.4%、「10年以上」13.4%と続きます。ここ数年でぬい活を始めた人が多い一方、10年以上続けているベテランも約1割いることがわかります。

20代と30代を比べると、20代は5年未満が70.7%で、30代の62.5%を上回りました。反対に「10年以上」は20代10.4%に対し30代15.0%で、30代のほうが長く続けている人が多めです。

 

Q.あなたのぬい活の主なジャンルは何ですか?【複数回答】

Q8_あなたのぬい活の主なジャンルは何ですか?(いくつでも選択可)

(n=306 20代n=106、30代n=200)

主なジャンルは、全体では「キャラクター(ちいかわ、パペットスンスン等)」が46.1%で最多でした。次いで「アイドル」34.3%、「アニメ・漫画」23.9%、「動物」22.9%と続いています。

年代別では、20代は「アイドル」39.6%、「VTuber」10.4%が30代を上回りました。一方、30代は「キャラクター」48.5%、「アニメ・漫画」25.5%が20代を上回り、年代によって選ばれるジャンルに違いが見られました。

 

Q.あなたが持っているぬいぐるみの数を教えてください。

Q11_あなたが持っているぬいぐるみの数を教えてください。

(n=306 20代n=106、30代n=200)

保有数は全体で「10体以上」が22.9%と最多で、ぬい活をしている人の中には、ぬいぐるみを数多く集めている人が一定数存在するようです。一方で「1体」13.4%、「2体」14.1%、「3体」14.4%も比較的多く、1〜3体保有の合計は41.9%でした。厳選して楽しむ人と、たくさんコレクションしている人の両方がいることがわかります。

20代は「1体」17.9%、「3体」17.9%の割合が相対的に高く、1〜3体保有の合計も48.1%と約半数に達しました。対して30代は「10体以上」27.0%が最多で、20代の15.1%を大きく上回ります。30代はぬい活歴も比較的長い傾向にあり、活動期間の違いが保有数に表れている可能性があります。

\人気のぬいぐるみやぬいぐるみ購入にかけた金額もチェック!/

調査資料ダウンロードはこちら

 

2,ぬい活にかける金額は人によって差が大きい傾向

ここでは、ぬい活関連アイテムや外出にどのくらいお金をかけているのかを見ていきます。結果としては、どの項目でも「お金は使わない」層が約半数を占める一方で、ある程度お金をかける層も一定数存在しており、使わない人と使う人の差が目立つ構造になっています。

Q.ぬい活に関連する以下のアイテムについて、1年間に使う平均金額を教えてください。

Q13_ぬい活に関連する以下のアイテムについて、1年間に使う平均金額を教えてください。

(n=306)

各項目で最も多いのは「お金は使わない」で、約半数程度の割合に上ります。

一方で、ある程度お金を使う人も存在します。たとえば、「洋服・アクセサリー(既製品)」はお金を使わない人の割合が比較的低く、「1,000円以上3,000円未満」「3,000円以上5,000円未満」に合計で23.2%が分布しています。さらに、1万円以上使う人も13.4%の割合で存在します。「ぬい撮り用の小物」では「1,000円以上3,000円未満」「3,000円以上5,000円未満」の合計が23.8%です。「収納・ディスプレイ」もお金を使わない人の割合が他の項目と比べて低く、「1,000円以上3,000円未満」「3,000円以上5,000円未満」に合わせて21.9%が分布しています。

この結果から、自身の目的に合わせてお金を使うコアなぬい活ファンも一定数いることが予測されます

 

Q.あなたは、ぬい活を目的として外出した経験がありますか?

(n=306 20代n=106、30代n=200)

全体では、「ある」54.6%が過半数を占めました。ぬい活は自宅内だけではなく、外出先でも楽しむものとして定着しつつあるのかもしれません。

20代では外出経験ありが61.3%で、30代の51.0%を10ポイント以上上回りました。20代のほうが、ぬい撮りや外食、イベント参加など、ぬいぐるみを外に連れ出すタイプのぬい活をより積極的に楽しんでいる様子がうかがえます。

 

Q.ぬい活を目的とした外出について、1年間に使う平均金額を教えてください。

Q15_ぬい活を目的とした外出について、1年間に使う平均金額を教えてください。

(n=167)

ぬい活を目的とした外出経験者を見ると、年間の食費は「3,000円以上5,000円未満」28.1%が最も高く、1万円以上使う人も25.2%でした。

交通費・宿泊費では「3,000円以上5,000円未満」19.8%が最も高く、1万円以上が31.8%を占めています。

ぬい活を目的とした外出では、比較的少額で楽しむ人がいる一方、食費や移動・宿泊に1万円以上かける人も一定数見られました。

\ぬい活のためだけに最も高い金額をかけた対象もチェック!/

調査資料ダウンロードはこちら

 

3,ぬい活の情報源はSNSが主流

ここでは、ぬい活に関する商品やサービスの情報を、どこから得ているのか見ていきます。全体ではX、InstagramといったSNSの存在感が大きく、ぬい活市場において重要な接点になっているようです。

Q.ぬい活に関する商品やサービスの情報を、主にどこから得ていますか?【複数回答】

Q19_ぬい活に関する商品やサービスの情報を、主にどこから得ていますか?(いくつでも選択可)

(n=306 20代n=106、30代n=200)

全体で最も多かったのは「X(Twitter)」37.6%で、次いで「Instagram」31.7%でした。一方で「情報収集は特にしない」と回答した人も20.3%と、積極的な情報収集を行わない人も一定数見られました。

20代は「YouTube」23.6%の割合が30代より高く、動画から情報を得る傾向が強めです。「ファンコミュニティ」10.4%も30代の6.5%をやや上回っており、推し活的なつながりの中で情報を収集している様子もうかがえます。

30代では「X」41.5%や「Web記事」11.5%が20代を上回り、テキストを中心とした媒体の利用率が比較的高い結果となりました。

 

4,ぬい活における購買を後押しする要素は「かわいさ」「推しとの関連」

ここでは、ぬい活関連の商品やサービスを購入するとき、何が決め手になるのかを見ていきます。全体では「見た目のかわいさ」と「推しに関係していること」が購買を後押しする重要な決め手になっているようです。

Q.ぬい活に関する商品やサービスを購入する際の、重要な決め手となる要因は何ですか?【複数回答】

Q20_ぬい活に関する商品やサービスを購入する際の、重要な決め手となる要因は何ですか?(3つまで選択可)

(n=306 20代n=106、30代n=200)

「デザイン・見た目のかわいさ」47.4%が最も高く、「『推し』に関連していること」39.2%が続きました。3位は「価格」21.6%で、商品自体のかわいさや推しとの関連性に加え、価格も購入判断の材料になっていることがわかります。

年代差を見ると、30代は「デザイン・見た目のかわいさ」51.0%が20代の40.6%を10ポイント以上上回りました。「価格」も30代のほうが高くなっており、30代のほうが「かわいさを重要な指標にしつつ、納得できる価格かどうか」をより強く見ている人もいるようです。前述したように30代は20代と比べてぬい活歴が長くぬいぐるみ保有数も多い傾向にあるため、よりシビアに取捨選択する人が多いのかもしれません。

一方、20代は「友人・知人のおすすめ」14.2%が30代をやや上回りました。20代は、実際の評判や周囲の反応を参考にしながら選ぶ傾向がやや強いようです。

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5,約7割がぬい活の写真や体験をSNSでシェア

ここでは、ぬい活で撮った写真や体験を、どのSNSでどのようにシェアしているのかを見ていきます。全体では約7割が何らかの形で発信しており、ぬい活は個人で楽しむだけでなく、見せる・共有するまで含めた活動になっていることがわかります。

Q.ぬい活で撮った写真や体験について、SNSでシェアしますか?【複数選択】

Q22_ぬい活で撮った写真や体験について、SNSでシェアしますか?(いくつでも選択可)

(n=306 20代n=106、30代n=200)

全体では「特に何もしない」が約3割であり、 約7割は何らかの形でSNSに写真や体験をシェア しています。特に多かったのは「Instagramのストーリーズにアップする」27.8%、「Instagramのフィード投稿にアップする」27.5%、「X(Twitter)にアップする」25.5%です。

20代では「Instagramのストーリーズ」35.9%が特に多く、30代の23.5%を大きく上回りました。ストーリーズは24時間で消えることから、いいねやコメントをあまり気にせず気軽に投稿できる点が支持されているのだと推測できます。

一方、30代では「X(Twitter)」29.5%が20代の17.9%を大きく上回っています。20代よりも、反応や拡散を求める人が多いのかもしれません。

 

6,今後、ぬい活はどうなる?

マイナビのマーケターに、ぬい活の現状や今後について話を聞いてみました。

中西舞

中西 舞(なかにし・まい)|株式会社マイナビ

コンテンツメディア事業本部 マーケティング部ディレクター。
大学生向けメディア『学生の窓口』の立ち上げに関わり、デジタル・アパレル・金融・食品・医薬化粧品など多様な業界の広告企画を担当。
現在は大学生をはじめとしたZ世代向け案件を中心に、年間約200件以上のプランニングおよび営業同行を行う。


「ぬい活」という言葉を超え、日常インフラ化する市場

今回の調査でも、ぬい活歴10年以上のベテランは全体の13.4%を占めています。実は私もその1人ですが、我々にとって、「ぬい活」といった名称そのものに、ややむず痒さを感じる面もあります。名称でカテゴライズされる以前から、ただ大好きな小さきいのちを愛でてきた。それが偽らざる実感でしょう。

この事実は、マーケターにとって重要な示唆を含んでいます。ぬい活は、SNSや商業側が生み出した一過性のブームではなく、既存の消費文化の中に長く根を張ってきた行動様式が、可視化・言語化されたものだということです。つまり、ぬい活市場は今後さらに拡大する可能性が高いですが、それはブームの延長ではなく、生活文化への定着プロセスの一部として捉えるべきだと感じます。

「意外とお金を使っていない」の裏にある本質的な消費パターン

調査結果を俯瞰すると、関連アイテムに「お金は使わない」と回答した層が約半数に達し、意外なほど支出は控えめに見えます。しかし現場感覚では、まったく逆の光景が展開されています。自分の服はいわゆるプチプラ商品でも迷うのに、ハンドメイド作家さんの新作ぬい服が公開されると金額を確認する余裕もなく血眼で決済ボタンを押す。そんな消費行動が確かに存在します。

つまり、 ぬい活の支出は、「特定のトリガーが引かれた瞬間の瞬発的・非価格弾力的な消費」として理解する必要があります。 第4章で「デザイン・見た目のかわいさ」47.4%、「『推し』に関連していること」39.2%が購買決定要因の上位に挙がっていることは、この「トリガー消費」の存在を裏付けています。

『日常に溶け込むぬい』SNSが示す新しい生活様式

SNSを覗くと、ぬいぐるみの写真だけをアップし続けるアカウントが無数に存在し、日々の食卓や旅先、通勤バッグの中に、ぬいぐるみが自然に登場します。ぬいぐるみのVlogや、振り向き動画がネットミーム化する現象も生まれています。

この現象を象徴するのが、「お気に入りのぬいちゃんに世界を見せてあげている」という語りです。旅行に行っても、これまでは風景や自分の写真に興味がなかった人が、「ぬいがいるから写真を撮るようになった」と語る場面を目にすることが増えてきました。第5章の調査で、約7割がSNSでぬい活をシェアしていることは、この日常インフラ化の裏付けと言えるでしょう。

つまりぬいぐるみは、「撮影動機を生成する装置」として機能し始めています。カメラアプリ、旅行、外食、宿泊、あらゆる体験消費が、ぬいぐるみを起点とされつつあるのです。

商業の広がり——「ぬい対応」がスタンダードになる時代

ぬい活を前提とした商業の広がりは、ここ数年で加速度的に進んでいます。具体的に見ていきましょう。

  • ぬいぐるみ用小物になるガチャガチャ
  • ぬいぐるみ小物の専門店、専用フロア
  • 100円均一や手芸店のぬい活コーナー
  • ぬいぐるみだけで参加できるイベントや宿泊プラン
  • ぬいぐるみ用ベッドのある宿泊プラン
  • ぬいぐるみの病院
  • ぬいぐるみクリーニング(の動画)
  • ぬいぐるみ用メニューのあるカフェ

さらに、「ぬい撮りコーナー」の設置は観光地・商業施設でもよく見かける光景となり、ぬいぐるみを連れていく前提の場所も増えてきました。

企業側の成功事例として特筆すべきは、花王エマール『エマール風呂』戦略です。ぬいぐるみを「洗う」のではなく「お風呂にいれる」というぬい活ならではの概念に対し、既存の洗剤ブランドが文化の担い手として名乗り出たことで、ブランド価値そのものを更新しました。

「ぬい活市場」の次のフェーズ

ぬい活と推し活は密接に結びつきながら市場を押し広げ、やがて言葉として意識されないほど生活にインフラ化していくでしょう。

この流れの中でマーケターに求められるのは、平均支出の底上げではなく、 「かわいさ」と「推しとの関連」を起点に価格感度が消失する瞬間を作るトリガー消費の設計 です。ぬい活はもはや趣味の一領域ではなく、あらゆる業種のマーケターが向き合うべき生活文化そのものへと変貌しつつあるのではと感じます。

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ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、人気のぬいぐるみやぬいぐるみ購入にかけた金額、ぬい活のためだけに最も高い金額をかけた対象などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    23~39歳/女性/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/ぬい活をしている

  • 有効回答数

    306件

  • 調査時期

    2026年6月

  • 方法

    インターネット調査

UGCとは? マーケティングで重要な理由・活用メリット・成功事例をわかりやすく解説

UGCとは、クチコミや写真など、ユーザーが生成するコンテンツのことです。最近はSNSやECサイトが普及し、レビューやSNS投稿といったユーザーのリアルな声(UGC)を見て購入の判断をすることは当たり前になってきました。そのような流れを受けて、「UGCをどうマーケティングに活用すれば成果につながるのか」が気になっている方は少なくないでしょう。

そこでこの記事では、UGCの基礎知識から重要性、メリット、具体施策、注意点などを解説します。これからUGC活用を始めたい企業はもちろん、すでにSNS運用やレビュー収集をしているものの思うように施策が広がっていない企業にとっても、全体像を整理する参考になるでしょう。

もくじ[非表示]

UGCとは?

UGCとは、User Generated Contentの略で、ユーザー生成コンテンツを指します。マーケティングにおいて重要な点は、UGCが企業ではつくりにくい「生活者のリアルな声」として機能する点です。

企業が発信する情報はどうしても「伝えたいこと」が前面に出やすい一方、 UGCは実際の使用感や体験、率直な評価が含まれることが多く、購入を検討する他のユーザーにとって判断材料になりやすい という特徴があります。UGCは、信頼形成や比較検討、購買の後押しになる可能性があるのです。

UGCの具体例

UGCはさまざまな媒体に存在します。以下に具体例を整理します。

UGCの具体例
  • SNS投稿:Instagramの写真投稿、X(Twitter)の感想投稿、TikTokの使用動画、YouTubeのレビュー動画
  • ECサイト上のレビュー:商品レビュー、星評価、写真付きレビュー、Q&A
  • 口コミサイトの投稿:食べログ、@cosme、Google マップ上のクチコミ
  • オウンド外の記事コンテンツ:note、個人ブログ、比較記事
  • Q&A・掲示板系の書き込み:Yahoo!知恵袋、各種コミュニティ投稿

とくに近年は、テキストだけでなく写真・動画を伴う視覚的なUGCの価値が高まっています。PowerReviewsによると、レビューの中で視覚的なコンテンツを探す割合は、時々探す人が94%、常にまたは定期的に探す人は58%と報告されています。

UGCと混同しやすい用語の違い

UGCと近い概念に、CGMやIGCがあります。違いは次の通りです。

用語 意味 主体 ポイント
UGC User Generated Content 一般ユーザー 自発的な投稿・感想
CGM Consumer Generated Media ユーザー投稿で成り立つ場・媒体 口コミサイトやレビューサイトなどメディア側の概念
IGC Influencer Generated Content インフルエンサー 企業依頼・提供を伴う投稿を含みやすい

とくに混同しやすいのがUGCとIGCです。UGCの核はあくまで自発性にあります。企業から依頼・提供を受けて制作された投稿は、たとえ見た目が自然でも、厳密にはUGCとは区別して考えた方がよいでしょう。なお、事業者の依頼・関与がある投稿は、内容や表示方法によってはステルスマーケティング規制の対象になり得ます。詳しくは「UGCをマーケティングに活用する上での注意点」の章で説明します。

UGCがマーケティングで重要視される理由

UGCがマーケティングで重要視される理由
  • 広告への警戒感と第三者評価への信頼感
  • 購入前にUGCを確認する消費者の増加
  • SNSでの影響力の高まり
  • Web広告の競争激化

UGCが注目される背景には、消費者の心理や行動、広告環境の変化などがあります。

広告への警戒感と第三者評価への信頼感

企業の広告や販促表現に慣れた消費者の中には、訴求の強い表現をそのまま受け取らなくなっている人もいます。その一方で、購入者の写真やレビューのような第三者による評価は、比較的フラットな情報として受け止められやすい傾向があります。

実際、Yotpoの報告によると、 購入を決めるときに「ブランド提供写真よりも顧客の写真を見たい」と回答した人の割合は77%に上ります。 企業の演出されたビジュアルよりも、実際の利用シーンが伝わるUGCの方が、生活者にとって「自分ごと化」しやすいことを示すデータといえます。

購入前にUGCを確認する消費者の増加

購入前にレビューやクチコミを購入するのは、もはや当たり前になりました。PowerReviewsによる2023年の調査では、 93%の消費者が「レビューが購入判断に影響する」と回答 しています。

また、コマースピックの2026年の調査では、商品やサービスの購入時にインターネット上のクチコミを参考にする人の割合は約56%でした。参考にされやすいジャンルとしては、「家電製品、AV・デジタル機器」42.9%、「生活雑貨、日用品」36.8%、「食品・飲料」35.0%が上位に挙がっています。カテゴリごとに濃淡はあっても、UGCが購入前の情報収集に使われている実態が見て取れます。

SNSでの影響力の高まり

現在はInstagram、X、TikTokなどで、購入後の感想やリアルな使用イメージが日常的に共有されています。

SNS上のUGCは投稿者と近い属性のフォロワーに届き、共感や保存、シェアによって連鎖的に広がるため、広告っぽさを抑えながら認知を拡大しやすい特徴があります。

Web広告の競争激化

UGCが重視される背景には、Web広告の競争激化もあります。電通『日本の広告費2025』によると、日本の2025年のインターネット広告費は4兆459億円で、マスコミ四媒体の広告費を上回る状況が続いています。

広告費が増えるということは、それだけ競合の出稿も増え、ユーザーを奪い合う環境になっているということです。

こうした環境では、 広告だけで刈り取るのではなく、比較検討の後押しをするUGCを資産化していくことが、獲得効率の改善策として有効になりやすい と考えられます。

UGCをマーケティングに活用するメリット5つ

UGCをマーケティングに活用するメリット
  • ユーザーからの信頼を獲得しやすい
  • 広告・コンテンツ制作コストを削減できる
  • CVR(コンバージョン率)向上が期待できる
  • SNSでの拡散による認知度向上
  • SEO・サイト改善への効果

UGCは、適切に設計すれば信頼形成からCVR改善、認知拡大まで幅広く寄与する可能性があります。

ユーザーからの信頼を獲得しやすい

第三者の生の声として受け取られ、信頼を獲得しやすいことはUGCのメリットのひとつです。とくに比較検討段階では、企業の訴求よりも、実際の利用者の感想や失敗談、細かな使用感が重視されやすくなります。

レビューに良い点だけでなく気になる点も含まれているほうが、むしろ全体として信頼されやすいこともあります。

広告・コンテンツ制作コストを削減できる

ユーザーが作った写真や感想、投稿を活用できれば、コンテンツをゼロから制作する負担を軽減できます。

もちろん、UGCは許諾取得や権利確認が前提ですが、商品ページやSNS、広告クリエイティブに活用できる素材が継続的に集まる状態をつくることができれば、毎回撮影・制作するより費用対効果が良くなるケースもあります。とくにレビュー、Q&A、写真付き投稿は、制作と販売支援を兼ねる資産になりやすいでしょう。

CVR(コンバージョン率)向上が期待できる

UGCはCVR改善に有効であることを示唆するデータも示されています。Yotpoの報告によると、 UGCを表示することでECの平均CVRは161%向上 しました。

PowerReviewsも、商品ページ上でレビューに接触したユーザーはCVRが120.3%向上し、レビューが1件以上ある商品ページは52.2%のCVR上昇が見られたと報告しています。さらに、11〜30件のレビューがある商品ページは、0件のページよりCVRが2倍超、101件以上では250%以上向上するという結果も示しています。

SNSでの拡散による認知度向上

UGCが生成される状況をつくることで、広告予算を投下しなくても、投稿者のネットワークを通じて認知を広げられる可能性があります。とくに、ユーザーと近い属性の相手に届きやすいため、マス広告よりも届けたい層への自然な接触が起こりやすいのが強みです。

さらに、 企業がUGCをリポストしたり、ハッシュタグを軸に蓄積したりすることで投稿者の満足度が高まり、新たな投稿を呼ぶ循環 をつくることができます。

SEO・サイト改善への効果

レビューやQ&Aが継続的に蓄積されると、商品ページに新しいテキストが増え、ユーザーの検索意図に近い語句が自然に追加されていきます。その結果、ロングテールキーワードとの親和性が高まる可能性があります。

また、Googleによると、 適切なレビュー構造化データがある場合、星評価や要約を含むリッチリザルトが表示される可能性 があります(2026年6月時点)。

UGC活用の施策例

UGCは自然発生を待つだけでは伸びにくいため、企業側の設計が重要です。また、UGCを活用してどのようなことができるのかを知っておくことも必要でしょう。そこでここでは、実務で取り入れやすい施策と効果の例をいくつか紹介します。

ハッシュタグキャンペーンの実施

UGC活用施策の中でも取り組みやすいのが、 指定のハッシュタグをつけた投稿を促す施策 です。新商品発売、周年、季節イベントなど、投稿テーマが明確なほど参加しやすくなります。

重要なのは、単に「投稿してください」と呼びかけるのではなく、投稿したくなる理由を用意することです。たとえば、掲載特典、抽選プレゼント、公式による紹介などがあると、投稿のモチベーションが高まるでしょう。なお、商品を提供したり企業から投稿を依頼したりする場合は、PR表記などを考慮する必要があります。

公式アカウントでのリポスト

公式がUGCを取り上げることで、投稿者の満足度が向上したり、投稿者の周囲に「取り上げられるなら投稿してみたい」という気持ちが生まれたりする可能性があります。とくにInstagramやXでは、リポストがUGC創出の呼び水になり得ます。

ただし、投稿はユーザーの著作物であるため、転載や二次利用の前に許諾を取る前提で運用しましょう。

レビュー投稿の依頼・インセンティブ設計

レビューを集めるには、購入後のメール、マイページ、同梱物、商品到着後のフォローなど、さまざまなタイミングで依頼することが重要です。

Yotpoは、 購入後にメールで依頼した場合、平均で6〜8.5%の顧客がUGCを投稿する としています。また、依頼のタイミングや件名によって回収率は変動するため、商品特性に応じた設計が必要です。

また、商材によってレビューを依頼するのに適したタイミングは異なるでしょう。食品や日用品なら到着後比較的早め、家電や美容機器なら実感が出た頃など、顧客が使用感を語れるタイミングを見極めてみてください。

商品ページ・広告クリエイティブへのUGC掲載

収集したUGCについて、許諾を取った上で商品詳細ページやLP、広告クリエイティブへ掲載することで、CVRの向上が期待できます。

たとえばBazaarvoiceは、 UGCを商品ページなどに掲載してCVRを108%~219%向上させた事例 を紹介しています。

UGCを掲載する際は、顧客のどの不安を解消するために載せるのかを意識することが大切です。サイズ感、使用シーン、色味、年齢層との相性など、検討時に気にされやすいポイントに沿って配置すると、CVR改善につながりやすくなるでしょう。

加えて、化粧品・健康食品などは薬機法・景表法に抵触する表現が含まれていないか掲載前にチェックする必要があります。

アンバサダー・ファンコミュニティ施策

継続的にUGCが発生する循環をつくりたい場合は、単発のキャンペーンよりもファンとの関係性を育てる仕組みが有効です。 アンバサダー制度やファンコミュニティを設計すると、ブランド理解の深いユーザーから、継続的な投稿やフィードバックを得やすくなります。 

ただし、アンバサダー施策はUGCとIGCの境界があいまいになりやすいため、無償or有償、提供の有無、依頼内容の明確化が重要です。要件に該当する場合は、消費者庁のステマ規制を踏まえ、PR明示を徹底する必要があります。

UGCをマーケティングに活用する流れ

ここでは、UGC活用について「創出→収集→活用→改善」の流れで整理します。

STEP1:UGCの創出

最初に必要なのは、ユーザーが投稿したくなる環境づくりです。例えば、以下が考えられます。

UGCの創出につながる環境づくり
  • ブランドハッシュタグの設計
  • SNS投稿のお題提供
  • 写真を撮りたくなるパッケージ・体験設計
  • 投稿を紹介する文化づくり

ポイントは、企業の都合で宣伝してもらうように見せないことです。ユーザーにとっては、語る価値があるか、見せたくなるか、参加したくなるかが重要です。

STEP2:UGCの収集

UGCの収集経路は大きく3つに分けられます。

UGCの収集経路
  • 購入後のレビュー依頼メール
  • 自社サイト内の投稿フォーム
  • SNS上のハッシュタグ・メンション

テキストだけでなく、写真や動画の添付、用途に合わせたタグづけなどを促すと、後の活用の幅が広がります。

STEP3:UGCの活用

収集したUGCは、許諾を取った上で商品詳細ページやLP、広告、SNS、メール、営業資料などに活用するとCVR向上などポジティブな効果が見込めます。

たとえばECなら、商品ページのレビュー欄やギャラリーへの掲載がメインになります。BtoBなら、レビューサイトの評価や顧客コメント、導入事例、Q&A、営業提案資料への引用などになるでしょう。

また、UGCは販促だけでなく、商品企画・サービス改善の一次情報にもなります。高頻度で出る不満や要望は、コンテンツだけではなく事業改善のヒントにもなります。

STEP4:効果測定と改善

測定指標の例としては、以下が挙げられます。

測定指標の例
  • ハッシュタグ投稿件数
  • レビュー件数
  • 写真つきレビュー比率
  • UGC接触者のCVR
  • エンゲージメント率

UGCは広告のように投下額に対しての即自的な成果が見えやすい施策ではないため、完全な因果を切り分けにくい側面があります。それでも、UGC接触有無でのCVR比較や掲載位置別のABテスト、レビュー収集率の改善など、測定指標の設計によって段階ごとにPDCAを回すことは可能です。

UGCが生まれやすい商品・生まれにくい商品

UGCは、すべての商品で簡単に生まれるわけではありません。商品の特性によって、投稿が自然発生しやすい領域と、工夫が必要な領域があります。

UGCが生まれやすい商品の特徴

UGCが生まれやすいのは、見た目で魅力が伝わりやすい商品、他人に見せたくなる商品、体験や季節性のある商品です。

UGCが生まれやすい商品の例
  • コスメ
  • ファッション
  • インテリア
  • フード・ドリンク
  • 旅行
  • イベント

UGCが生まれにくい商品の特徴

差別化しにくい日用品、コンプレックス商材、形に残りにくい無形サービスは、SNS上で自発的に投稿されにくい傾向があります。理由はシンプルで、「見せる必然性が弱い」「悩み自体を開示したくない」といった構造があるためです。

UGCが生まれにくい商品の例
  • トイレットペーパー
  • 乾電池
  • 発毛剤
  • デオドラント製品
  • 保険
  • 資格スクール

UGCのマーケティング活用事例

続いて、UGCをマーケティングにうまく活用している例を見ていきましょう。

無印良品:ハッシュタグで「無印良品のある暮らし」を共創

出典:無印良品

Instagramの「#無印良品」「#無印良品のある暮らし」といったハッシュタグには、ユーザーによるコーディネート例、収納術、便利な使い方などの投稿が無数に蓄積されています。

同社はこれらの投稿を単純にリポストするのではなく、「無印良品のある暮らし」というライフスタイルに落とし込んで編集し、サイト上で公開。ブランドの世界観をユーザーと共に構築しています。

ポイントは、「自分の投稿も掲載されるかも」という期待によってUGCを投稿するユーザーが増え、結果として広告費を抑えて多くのUGCを収集することに成功している点です。 「投稿→UGCの掲載→次の投稿」という循環 が生まれています。

ユウキ食品:SnapDishでの継続的UGC活用でエンゲージメントが約180倍に

出典:ユウキ食品株式会社×スナップディッシュプレゼントキャンペーンLP

ユウキ食品は、2015年から料理写真SNS「SnapDish」におけるUGC活用に取り組んでいます。

運営内容は、ハッシュタグキャンペーン、他社とのコラボ企画、年間アンバサダー「ユウキおいしい世界ごはんパートナー」など、多岐にわたります。投稿数は2016年比で2021年に945%、2022年10月時点で828%、いいね・コメント・シェアを積算したエンゲージメント量に至っては2016年比で約180倍まで増加しています(snapdishセミナーレポートより)。

また、この事例の特筆すべき点は、SnapDish上の投稿データを自社のBIツールに取り込み、事業運営のダッシュボードとして機能させている点にあります。商品別に投稿数・いいね数・閲覧数を捉えるだけでなく、コメント文中に含まれる「どこで買える?」「店頭に置いていない」といった声まで抽出し、営業担当が小売へ提案する際のエビデンスや新商品・新メニュー開発の仮説として活用しているのです(snapdishセミナーレポートより)。

UGC活用と聞くと、どうしても「LPに載せる」「広告に転用する」といった用途に目が向きがちです。しかし、 営業・商品開発・流通商談まで届く運用にすることで、UGCの価値をさらに高めることができます。 

シャープ(ロボホン):ファンコミュニティ経由のUGCで訴求を磨く

出典:ロボホンともだち広場

シャープのコミュニケーションロボット「ロボホン」は高価格帯のニッチ商材であり、一般的にはUGCが集まりにくいと考えられます。実際、ロボホンは8年以上続く事業ながら大規模なプロモーションを行っていないため認知が広がりにくく、また比較的高価格であるため購入ハードルも高い、という課題がありました。

そこでシャープは、公式ファンコミュニティ「ロボホンともだち広場」を立ち上げ、フォトコンテスト、自由研究企画、ロボホンとの出会いのエピソード募集などを通じて、オーナー自身の暮らしぶりが伝わるUGCを継続的に収集。集まったUGCは、購入検討層向けの訴求素材として活用されています。

それだけでなく、シャープはロボホンに関するUGCをマーケティングの訴求の見直しにも活用しています。たとえば、プログラミング機能「ロブリック」は、当初「プログラミング学習」という切り口で紹介していました。しかし、コミュニティの声をもとに「自分の好きなようにロボホンを成長させる楽しみ」という訴求に変更したところ、多数の投稿と新規購入者の増加につながったとされています(COORUM導入事例より)。

この事例から、 UGCは販促だけでなく「顧客が本当に価値を感じているポイント」を発見するリサーチにも役立つ ということがわかるでしょう。

UGCをマーケティングに活用する上での注意

UGCをマーケティングに活用する上での注意点
  • 著作権・肖像権に配慮する
  • ステマにならないよう注意する
  • 薬機法・景表法に抵触しない
  • ネガティブなレビューへも誠実に向き合う

UGCはマーケティングにおいて有力な資産になりますが、運用を誤ると法務的な問題が生じたりブランドイメージが低下したりするリスクもあります。活用する時は次の点を押さえておきましょう。

著作権・肖像権に配慮する

UGCの著作権は、原則として投稿したユーザーに帰属します。そのため、SNS投稿を見つけたからといって、無断で自社サイトや広告に転載してよいわけではありません。

転載にあたっては、コメントやDMで許可を取得し、利用範囲を明示しましょう。あわせて、写真に第三者が写っている場合は、肖像権やプライバシーへの配慮も必要になります。とくに広告への転用では、通常のリポスト以上に慎重さが求められます。

ステマにならないよう注意する

2023年10月1日から、 ステルスマーケティングは景品表示法上の規制対象となっています。SNS投稿やレビュー投稿も対象になり得るため、注意が必要 です。

プレゼントの提供、アンバサダー施策、依頼による投稿など、事業者の関与がある場合は、「PR」「広告」などの明示が必要になる可能性があります。

運用基準は更新され得るため、施策実施時は消費者庁の最新情報を確認するようにしましょう。

薬機法・景表法に抵触しない

化粧品、健康食品、美容商材などでは、 ユーザーの体験談であっても、効果効能を断定するような表現は薬機法に抵触する可能性 があります。UGCをそのまま転載した結果、不適切な表示とみなされるリスクがあるのです。

そのため、UGCをLPや商品ページ、広告に転用する際は、法務や専門部門による事前確認フローを設けることが重要です。

ネガティブなレビューへも誠実に向き合う

UGCを創出・収集する過程では、ポジティブなレビューだけでなくネガティブレビューも発生します。しかし、それらを一律に排除すると、かえってブランドへの信頼感が下がることがあります。

むしろ、内容に応じて公開し、誠実に返信することで、ブランドの透明性や改善への姿勢を伝えられるでしょう。

UGCを活用したマーケティングを成功させるコツ

UGC施策を成功させるには、短期的に投稿数だけを追わないことが大切です。UGCはキャンペーンで一時的に増やすこともできますが、本当に強いのは、継続的に蓄積され、比較検討や認知拡大に効く「資産」になる状態です。

そのためには、まずユーザーの「やってみたい」「見せたい」「伝えたい」という感情に目を向ける必要があります。 投稿者にとってのメリットは何か、ブランドがどう反応するか、投稿後にどんな体験があるかを設計すると、量だけでなく質も高まりやすくなります。 

あわせて、投稿してくれたユーザーへの感謝を可視化することも重要です。リポスト、コメント返信、紹介、特集ページ掲載など、“声を受け止めている”実感が、次のUGC創出につながります。UGCは単なる素材集めではなく、ユーザーとの関係を育てる活動として捉えると成果につながりやすいでしょう。

まとめ

UGCとは、ユーザーが自発的に生み出すレビュー、口コミ、SNS投稿、写真、動画などのコンテンツです。企業発信だけでは得にくいリアルな声として、信頼形成、CVR向上、認知拡大、サイト改善に寄与する可能性があります。

一方で、UGC活用は、ただ投稿を集めればよいわけではありません。創出しやすい体験設計、収集導線、掲載場所、効果測定、法務チェックまで含めて設計してはじめて成果につながります。とくにSNS時代の今は、企業が一方的に伝えるのではなく、ユーザーとともにブランドを育てる視点が欠かせません。

「何から手をつければいいかわからない」「体験設計まで手が回らない」という場合は、マイナビが提供する「キョーソウPROJECT」や「ティーンズキョーソウPROJECT」を活用することで、UGCの長期的な創出に不可欠なユーザーのファン化から行うことが可能です。詳細はお気軽にお問い合わせください。

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社内にいると見えづらい企業・事業内容や商品・サービスの魅力をZ世代との対話の中で言語化することができ、社内に発信することで、社員のロイヤリティを高めることにもつながります。

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「ティーンズキョーソウPROJECT」は、マイナビティーンズ会員の女子高生からフレッシュなアイデアを吸い上げ共創している様子を漫画化し、彼女達が日頃よく接触するInstagramで発信する企画です。

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共働き子育て層のクリスマス消費 何にお金をかける? 装飾・食事・プレゼントの金額感や購入先などを調査

クリスマスが近づくと、ツリーを飾ったり、プレゼントを考えたりと準備の段階から楽しむ人も多いでしょう。クリスマスは広く親しまれており、装飾をはじめ食事やケーキ、プレゼントなど、さまざまな消費が生まれやすい時期でもあります。

そこで今回は、未就学児のいる共働き子育て層を対象に、クリスマスの消費について調査。部屋の装飾から、食事、子どもへのプレゼント選びなど、家族でのクリスマスの過ごし方を詳しく調べました。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

調査資料ダウンロードはこちら

1,共働き子育て層の約8割が食事を重視、「クリスマスらしい食事・ケーキ」が定番

Q.昨年、クリスマス時期に行ったことを教えてください。【複数回答】

Q.昨年、クリスマス時期に行ったことを教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性 n=145、女性n=159)

まずはじめに、昨年のクリスマス時期にしたことを聞いてみると「クリスマスらしい食事をする」82.2%、「クリスマスケーキを食べる」79.6%、「子どもへのプレゼントを用意する」64.5%が大半を占めました。また「クリスマスツリーを飾る」49.0%、「部屋の飾り付けをする」33.6%などと、室内の装飾をする人も一定数います。

一方で、「イルミネーションを見に行く」19.1%「クリスマスイベントに行く」15.1%といったお出かけを楽しむ人もいるようです。

 

Q.昨年、クリスマスの装飾として使ったもの、新たに購入したものをそれぞれすべて選んでください。【複数回答】

Q.昨年、クリスマスの装飾として使ったもの、新たに購入したものをそれぞれすべて選んでください。【複数回答】

(n=304)

昨年使ったもの: 「クリスマスツリー」57.6%、「ツリー用のオーナメント・飾り」42.1%

         「クリスマスリース・スワッグ」22.4%

昨年新たに購入したもの: 「ツリー用のオーナメント・飾り」18.4%、 「クリスマスツリー」17.4%、「壁掛け装飾」10.2%

昨年のクリスマスの装飾で使ったものは「クリスマスツリー」57.6%、「ツリー用のオーナメント・飾り」42.1%が上位に入り、6割がクリスマスツリーを中心に装飾を行っているようです。また、昨年新しく購入したものは「ツリー用のオーナメント・飾り」18.4%が最多でした。ツリーの装飾は定番で、新しいオーナメントを買い足してアレンジを楽しむ傾向もうかがえます。

 

Q.昨年、クリスマスの装飾用品を購入した場所を教えてください。【複数回答】

Q.昨年、クリスマスの装飾用品を購入した場所を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性 n=145、女性n=159)

クリスマスの装飾用品の購入場所は、「100円ショップ」27.0%、「ECサイト」22.7%、「生活雑貨店」18.1%の順でした。また、「特に購入していない」と答えた人は20.1%で、8割の人が昨年何らかの装飾用品を購入していることがうかがえます。男女別に見ると、男性は「ECサイト」25.5%が最多で、「ディスカウントストア」16.6%や「子ども用品店」14.5%なども女性より高い回答率になりました。一方で、女性は「100円ショップ」35.9%が最多で、手軽に購入する人が多いようです。

Q.昨年、クリスマスの装飾にかかった費用はいくらですか。

Q.昨年、クリスマスの装飾にかかった費用はいくらですか。

(n=243 内訳:男性 n=115、女性n=128)

昨年のクリスマス装飾にかけた費用は「1,000円以上3,000円未満」23.9%、「1,000円未満」21.0%が中心でした。続く「3,000円以上5,000円未満」17.3%を含めると 【5,000円未満】の金額帯に約6割が集中 しており、比較的手頃な予算で行う傾向がうかがえます。男女別で見ると、女性は「1,000円未満」28.1%が最多に。先述の通り、装飾用品の購入場所では「100円ショップ」、選定時には「価格が手頃」といった回答が多かったことからも、女性は、比較的手頃な価格帯で装飾を楽しむ傾向が見られます。

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2,クリスマスの食事は「自宅派」が約7割、手料理が中心で一部を購入するスタイル

Q.昨年、家族でクリスマス向けの食事をした際、どのような形で楽しみましたか。
※テイクアウト・デリバリーは自宅に含みます。

Q.昨年、家族でクリスマス向けの食事をした際、どのような形で楽しみましたか。
※テイクアウト・デリバリーは自宅に含みます。

(n=304 内訳:男性 n=145、女性n=159)

昨年のクリスマスの食事は、「自宅のみ」71.1%、「自宅と外食、両方する」27.3%、「外食のみ」1.6%でした。クリスマス向けの食事は「外食」よりも、“自宅で楽しむもの”と考えている人が大半のようです。女性は「自宅のみ」の回答率が78.0%となり、家でクリスマスの食事を楽しむ傾向がより強く表れています。

 

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事をした時、食事の用意はどの程度行いましたか。

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事をした時、食事の用意はどの程度行いましたか。

(n=299 内訳:男性 n=141、女性n=158)

自宅での食事の準備については、「手料理が中心で、一部を購入した」35.1%、「ほとんど手料理で用意した」31.4%が上位を占めました。手料理が中心の人は6割を超えており、手作り基本となるようです。

一方で「手料理が中心で、一部を購入した」35.1%、「手料理と購入品を同程度に組み合わせた」14.4%を合わせると、 購入品を取り入れる人も約半数 にのぼります。クリスマスの食事は手料理を中心としながらも、一部購入品を組み合わせて料理の負担を減らすスタイルが主流と考えられます。

 

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事を準備した時の主な購入先を教えてください。【複数回答】

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事を準備した時の主な購入先を教えてください。【複数回答】

(n=299 内訳:男性 n=141、女性n=158)

クリスマス向けの食事準備の主な購入先は、「スーパーマーケット」71.2%が突出して多く、「コンビニ」13.0%、「デリバリー」11.7%以降は僅差で続いています。また、「百貨店」10.4%、「高級スーパー」7.7%、「ECサイト・オンラインショップ」6.7%、「専門店」6.4%などは1割前後にとどまり、特別感のある購入先よりも、日常的に利用する「スーパー」が中心でした。

 

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事を準備した時、料理やメニューの情報はどこで知りましたか。【複数回答】

Q.昨年、自宅でクリスマス向けの食事を準備した時、料理やメニューの情報はどこで知りましたか。【複数回答】

(n=299 内訳:男性 n=141、女性n=158)

自宅でのクリスマス料理の情報源は、「SNS」46.2%が最も多く、「スーパー・店舗のチラシ」22.4%、「レシピサイト」16.1%が続きました。男女別でみると、女性は「SNS」51.9%が半数を超え、「レシピサイト」20.3%も男性の回答率を上回りました。一方で、男性も「SNS」39.7%が最多ですが、「店頭POP」17.0%、「AI」10.7%、「テレビCM」13.5%などは女性より回答率が高くなり、一部では店頭やメディアなども情報源にしているようです。

 

Q.昨年の自宅でのクリスマスの食事には、おおよそいくらかかりましたか?
 ※クリスマスケーキは含めない

Q.昨年の自宅でのクリスマスの食事には、おおよそいくらかかりましたか?
 ※クリスマスケーキは含めない

(n=299 内訳:男性 n=141、女性n=158)

自宅でのクリスマスの食事代(ケーキ除く)は、「3,000円以上5,000円未満」28.4%、「1,000円以上3,000円未満」22.7%、「5,000円以上7,000円未満」21.4%の順でした。 【1,000円以上7,000円未満】の金額帯に約7割 が集中しています。10,000円以上の高額支出は約1割にとどまり、家庭内で比較的手頃な予算で楽しむ傾向がうかがえます。

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3,クリスマスケーキは「購入派」が主流!「おいしさ」「子どもが食べやすいこと」が決め手

Q.昨年、外食でクリスマス向けの食事をした際、お店選びで重視したことを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.昨年、外食でクリスマス向けの食事をした際、お店選びで重視したことを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=88 内訳:男性 n=53、女性 n=35) ※n=100以下のため参考値

クリスマス向けの外食の際、お店選びで重視したのは「料理がおいしい」33.0%「子ども連れで入りやすい」29.6%、「子ども向けメニューがある」27.3%の順となりました。料理のおいしさを前提としつつ、子ども連れでも利用しやすい環境やサービスが重視されていることがうかがえます。

一方で「クリスマス限定メニューがある」17.1%、「クリスマス特典がある」15.9%などは比較的割合が低く、期間限定の特別感よりも、子どもと安心して食事を楽しめることが優先されるようです。

 

Q.昨年、クリスマスケーキはどのように準備しましたか?

Q.昨年、クリスマスケーキはどのように準備しましたか?

(n=304)

クリスマスケーキの準備は、「洋菓子チェーン店で購入した」28.6%、「パティスリーで購入した」23.0%、「スーパーで購入した」17.8%が上位に入りました。上位3つはいずれも店頭での購入で、合わせて約7を占めています。また、「クリスマスケーキは食べなかった」と答えた人は2.0%にとどまり、子育て層はクリスマスケーキを食べる人が大半だとわかりました。「手作りした」14.8%は少数派で、 クリスマスケーキは購入するスタイルが主流 のようです。

 

Q.昨年クリスマスケーキを選ぶ際に重視した点を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.昨年クリスマスケーキを選ぶ際に重視した点を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=248 内訳:男性 n=119、女性 n=129)

クリスマスケーキ選びで重視した点は「味のおいしさ」39.5%が最多となり、次いで、「子どもが食べやすいこと」32.3%、「価格」31.1%、「家族みんなで食べやすいこと」30.7%の順でした。「子どもが喜ぶキャラクターやデザイン」は17.7%にとどまり、見た目の華やかさや限定といった特別感よりも、おいしさや食べやすさ優先されていることがうかがえます。また、女性は「家族みんなで食べやすいこと」の回答率も高く、家族で一緒に楽しめることを重視する傾向も見られました

 

Q.昨年、クリスマス限定パッケージのお菓子や食品を購入しましたか。

Q.昨年、クリスマス限定パッケージのお菓子や食品を購入しましたか。

(n=304)

昨年クリスマス限定パッケージのお菓子・食品を購入したか聞くと、「はい(購入した)」56.9%、「いいえ(購入していない)」43.1%となりました。過半数の家庭が限定パッケージの商品を購入しており、クリスマスらしさを感じられるデザインの商品は広く支持されているようです。

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4,子どものクリスマスプレゼント購入先は店舗とECで二分、「大手ECサイト」が最多

Q.昨年、子どもに渡したクリスマスプレゼントのカテゴリーを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.昨年、子どもに渡したクリスマスプレゼントのカテゴリーを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性 n=145、女性n=159)

昨年渡したクリスマスプレゼントのカテゴリーは、1位「キャラクターのおもちゃ」22.4%、2位「絵本・図鑑」17.4%、3位「ぬいぐるみ・人形」16.5%、4位「電車・車系のおもちゃ」16.5%、5位「知育玩具」15.1%の順となり、特定のカテゴリーに偏らず、複数のジャンルに分散している傾向が見られます。また、女性は「知育玩具」20.1%の回答率が男性よりも高く、教育・知育要素を重視している人も一定数いるようです。

 

Q.昨年の子どものクリスマスプレゼントは、主にどこで購入しましたか?【複数回答】

Q.昨年の子どものクリスマスプレゼントは、主にどこで購入しましたか?【複数回答】

(n=239 内訳:男性 n=115、女性n=124)

クリスマスプレゼントの購入先は「大手ECサイト」29.7%、「ショッピングモール」21.3%、「おもちゃ店」19.3%の順で続きました。ECサイトが最多となり「オンライン」での購入が多くなっていますが、ショッピングモールやおもちゃ店などの「実店舗」も一定の利用が見られ、オンラインオフラインと分散している傾向がうかがえます。購入する商品により、それぞれ使い分けているのかもしれません。

また、女性は「大手ECサイト」33.9%となり、男性よりも回答率が高くなりました。

 

Q.昨年、子どものクリスマスプレゼントをそのお店で買った理由を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.昨年、子どものクリスマスプレゼントをそのお店で買った理由を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性 n=145、女性n=159)

お店選びの理由は「価格が手頃だから」27.0%、「ポイントがたまる・使えるから」25.3%、「品ぞろえが豊富だから」23.4%が上位となりました。一方で、「実物を見て選びたいから」21.4%、「子どもと一緒に選びやすいから」17.8%、「その場で持ち帰れるから」12.5%など、実店舗ならではの利点も一定数支持されています。価格やポイントなどのメリットや利便性を重視しつつ、実店舗ならではの体験性・即時性といった価値も選ばれる理由につながっていると考えられます。

 

Q.昨年の子どものクリスマスプレゼントの購入金額を教えてください。

Q.昨年の子どものクリスマスプレゼントの購入金額を教えてください。

(n=304)

子どもへのクリスマスプレゼントの購入金額は、「3,000円以上4,000円未満」17.4%、「4,000円以上5,000円未満」17.1%、「1,000円以上2,000円未満」12.5%の順となりました。 【1,000円〜5,000円未満】の金額帯が半数を超えており、ボリュームゾーン でした。一方で、全体的に回答が分散しており、子どもの年齢や趣味趣向などによって価格帯も分かれているようです。

Q.昨年、クリスマスに関連してお金をかけたものをすべて教えてください。【複数回答】

Q.昨年、クリスマスに関連してお金をかけたものをすべて教えてください。【複数回答】

(n=304)

クリスマス関連でお金をかけたものは「クリスマス向けの紙皿・紙コップなどのパーティー用品」14.1%、「サンタ帽子・仮装小物」12.2%、「ラッピング用品」11.5%が続きました。各項目の差は小さく、クリスマス関連の支出は全体として限定的のようです。

また「クリスマス向け紙皿・紙コップなどのパーティー用品」14.1%が、「クリスマス向けのテーブルウェア」9.5%をやや上回っており、比較的手軽な使い捨てタイプのアイテムが選ばれやすい傾向です。

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  • 調査対象

    25~39歳/男女/既婚/子どもが1人以上かつ第1子が未就学児/夫婦ともに正社員、公務員・団体職員/昨年子どもにクリスマスプレゼントをあげた人・昨年クリスマス向けの食事をした人

  • 有効回答数

    304件

  • 調査時期

    2026年6月

  • 方法

    インターネット調査

Z世代社会人の冷凍食品・食材活用実態 食べる頻度やタイミング、よく買う商品や購入理由まで徹底調査

近年、冷凍食品は品質の向上に加え、本格的なメニューや多国籍料理など、バリエーションが豊富に広がっており「便利さ」だけでなく「食事」としての価値も高まっています。なかでも、忙しいZ世代社会人にとって冷凍食品は利便性が高く、日々の食生活に取り入れる機会も多いでしょう。

今回は、週に1日以上冷凍食品を食べている「一人暮らしのZ世代社会人」を対象に、普段の利用頻度やよく買う商品、1回あたりの購入金額や重視するポイントなどについて調べました。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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1,約半数が「週5日以上」自宅で食事を用意。普段よく購入する冷凍食品は?

Q.あなたは普段、どのくらいの頻度で自宅で食事を用意しますか。

Q.あなたは普段、どのくらいの頻度で自宅で食事を用意しますか。

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

今回の調査対象者は、出社メインの人が約90%、出社とテレワークが半々の人が約4%、テレワークメインの人が約5%でした。

まずはじめに、自宅で食事を用意する頻度を聞いてみると、「週5日以上」45.7%に回答が集中し、男女ともに「週5日以上」が最多となりました。 続いて「週3〜4日」32.9%で、両者を合わせると 【週3日以上】自宅で食事を用意している人が約8割 にのぼりました。

 

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食品(主食系)の種類を教えてください。【複数回答】

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食品(主食系)の種類を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

よく購入する冷凍食品(主食系)は、1位「炒めごはん系(チャーハン・ピラフなど)」54.0で、過半数を超えました。2位「パスタ」34.2%、3位「麺類(うどん・そばなど)」32.9%と続き、以降は僅差で分散しています。男性は「炒めごはん系」64.5%が最多になり、「炊き込みごはん、おこわ」23.9%、「たこ焼き・お好み焼き」23.9%なども、女性の回答率を上回りました。

 

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食品(おかず系)の種類を教えてください。【複数回答】

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食品(おかず系)の種類を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

よく購入する冷凍食品(おかず系)は、1位「ぎょうざ」53.0%2位「からあげ・チキン系」47.4%が多くの回答を集めました。続いて、3位「シュウマイ」32.2%、4位「ハンバーグ」26.6%、5位「とんかつ・揚げ物」26.3%の順でした。男性は「ぎょうざ」60.7%、「からあげ・チキン系」52.9%、「シュウマイ」40.0%など、肉系のおかずが人気の傾向。一方で、女性も「ぎょうざ」や「からあげ・チキン系」が上位を占め、野菜系のおかず「和惣菜」23.5%や「野菜惣菜」16.1%などは、男性を上回りました。

 

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食材の種類を教えてください。【複数回答】

Q.あなたが普段よく購入する冷凍食材の種類を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

普段よく購入する冷凍食材は、1位「ブロッコリー」35.2%、2位「葉物野菜(ほうれん草、小松菜など)」29.9%、3位「ミックスベジタブル」29.0%の順でした。男性は「ミックスベジタブル」31.6%が最多に。一方で、女性は「ブロッコリー」44.3%や「葉物野菜(ほうれん草、小松菜など)」34.3%の回答率が高くなりました。手軽に使えて栄養価の高い野菜が支持されているようです。

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2,冷凍食品・食材を買うのは「疲れて料理をしたくない時」「忙しい時」、「ストック買い」も

Q.冷凍食品・食材を買うのはどのような時ですか。【複数回答】

Q.冷凍食品・食材を買うのはどのような時ですか。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品・食材を買うタイミングは、「疲れて料理をしたくない時」28.0%、「忙しい時」23.7%が上位に入り、手軽さや時短といった利便性の高さがな目的のようです。続いて「まとめ買いしてストックする時」23.0%、「セール・特売の時」18.8%など、買い置きやお得感重視の購入理由も上位に入りました。また、女性は「軽食・夜食用に備えて」20.1%や「店頭で気になる商品を見つけた時」19.5%、「野菜不足が気になる時」16.1%といった、そのほかの目的の購入も目立ちました。

 

Q.1回あたりの買い物で購入する冷凍食品・冷凍食材の合計金額を教えてください。

Q.1回あたりの買い物で購入する冷凍食品・冷凍食材の合計金額を教えてください。

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

1回あたりの買い物で購入する冷凍食品・食材の金額は「500円以上1,000円未満」33.9%、「1,000円以上2,000円未満」26.3%が中心で、【500円以上2,000円未満の金額帯が6を占めました。男女で見ると、男性は「1,000円以上2,000円未満」32.9%が最多であるのに対し、女性は【1000円未満】の金額帯が約5割となっています。買い物1回あたりの冷凍食品の購入金額は、男性の方がやや高い傾向がうかがえます。

 

Q.冷凍食品・食材の主な購入場所を教えてください【複数回答】

Q.冷凍食品・食材の主な購入場所を教えてください【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品・食材の主な購入場所は、「スーパー」が75.7%で約8割を占め、突出していました。次いで、「業務スーパー」23.4%、「ドラッグストア」22.0%、「小型スーパー」19.4%、「コンビニ」14.1%と続きました。男女ともに「スーパー」での購入が最多に。一方で「ドラッグストア」では男女差が見られ、女性よりも男性の利用がやや多い傾向でした。

\冷凍食品の購入頻度は? 主食系やおかずなどカテゴリーごとに深掘り!/

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3,冷凍食品の主食系・おかず系は「週1~2日」食べる人が約3割、重視するポイントは?

Q.1週間にどのくらいの頻度で冷凍食品・食材を食べますか?

Q.1週間にどのくらいの頻度で冷凍食品・食材を食べますか?

(n=304) 

冷凍食品(主食系) : 「週1~2日」28.3%、「週3~4日」20.7%、「月2~3日」18.1%    ※週1日以上は 58.2% 
冷凍食品(おかず系): 「週1~2日」31.9%、「週3~4日」25.0%、「月2~3日」12.5%    ※週1日以上は 67.8% 
冷凍食材(野菜)  : 「週1~2日」25.7%、「週3~4日」21.7%、「月2~3日」17.8%   ※週1日以上は 55.3% 
冷凍食材(フルーツ): 「週1~2日」16.8%、「週3~4日」15.8%、「月2~3日」11.8%         ※週1日以上は 38.2% 

1週間に冷凍食品・食材を食べる頻度は、主食系・おかず系・野菜いずれも「週1〜2日」が最も多く、主食系28.3%、おかず系31.9%は約3割でした。また、週1日以上食べている人の割合を見ると、主食系58.2%、おかず系67.8%、野菜55.3%といずれも過半数を超えており、冷凍食品・食材が日常的に食事に取り入れられていることがうかがえます。

 

Q.冷凍食品を食べることが多いのはどのタイミングですか?

Q.冷凍食品を食べることが多いのはどのタイミングですか?

(n=304)

平日:「夕食」43.4、「昼食」40.8、「朝食」16.1% ※間食は「朝と昼の間」13.8%が最多
休日:「昼食」45.4、「夕食」41.8、「朝食」13.5% ※間食は「昼と夜の間」が12.5%最多

冷凍食品を食べるタイミングは、平日・休日とも昼食夕食メインの傾向。平日は「夕食」43.4%が最も多く、帰宅後の食事としての利用が多いことがうかがえます。一方で、休日は「昼食」45.4%が最多でした。全体的に「朝食」での利用は少なく、「昼食」や「夕食」など、比較的しっかり食事をとる場面で選ばれやすいようです。

 

Q.冷凍食品を食べる主なシーンを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食品を食べる主なシーンを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品を食べる主なシーンは、1位「すぐに食べたい時」30.9%、2位「料理をしたくない時」30.3%と、手軽さや調理負担の軽減が主な理由でした。次いで「忙しい時」26.3%、「疲れている時」24.7%、「洗い物を減らしたい時」17.8%が続き、日常の負担を減らす目的でも使われているようです。男女別でみると、男性は「すぐに食べたい時」35.5%最多手軽さ重視の傾向。一方で、女性は「料理をしたくない時」34.9%が最多で、調理の手間を省きたいニーズが強いことがうかがえます。

 

Q.冷凍食品を購入する主な目的を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食品を購入する主な目的を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品を購入する主な目的は、「すぐに食事を準備できるから」32.6%、「買い置き・保存ができるから」32.2%、「料理をするのが面倒だから」30.3%が上位を占めました。また、男性は上位の理由に加え、「食費の節約のため」28.4%の回答率が女性よりも高くなっており、節約も購入目的の一つとなっています。一方で、女性は「お弁当に使いやすいから」24.2%が一部の支持を集めており、お弁当用に購入する人も一定数いるようです。

 

Q.冷凍食品で重視するポイントを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食品で重視するポイントを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品で重視するポイントは、1位「価格」41.8%、2位「味」33.9%、3位「内容量」26.0%の順で並びました。手に取りやすい価格、満足できる味わい、食べ応えやコスパなどが重視されていることがわかります。

男女別でみると、男性は「内容量」32.3%や「小分け・使い切りやすさ」22.6%も上位に入り、コスパ、使い勝手の良さもポイントになる傾向。一方で女性は「栄養バランス」20.8%、「添加物の少なさ」12.8%など、健康面や安心感を意識して選ぶ人も一部いるようです。

 

Q.冷凍食品の主な情報源を教えてください。【複数回答】

Q.冷凍食品の主な情報源を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品の主な情報源は、「SNS」18.1%、「テレビCM」16.5%、「家族からの口コミ」16.1%が上位に入り、メディアに加え、身近な人の口コミも参考にしていることがわかりました。全体的に各情報源の差は小さく分散傾向です。

男女別で見ると、男性は「テレビCM」20.0%、「テレビ番組」16.1%、「メーカー公式サイト」15.5%、「動画広告」12.9%、「Web広告」12.3%と、テレビを中心に公式サイトや広告などから幅広く情報を得ている傾向。一方で、女性は「SNS」21.5%が最多で、レビューや口コミを重視していることがうかがえます。

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4,冷凍食材を使う頻度「週1日以上」が約7割、主な利用用途は「一人分の料理を作るため」

Q.1週間あたりに冷凍食材を使う頻度を教えてください。

Q.1週間あたりに冷凍食材を使う頻度を教えてください

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

1週間あたりに冷凍食材を使う頻度は、「週1〜2日」31.3%、「週3〜4日」27.0%に回答が集まり、1日以上利用する人が約7となりました。全体的に冷凍食材を利用する人が多く、「あまり使わない」は12.8%にとどまっています。

 

Q.冷凍食材の利用用途を教えてください。【複数回答】

Q.冷凍食材の利用用途を教えてください。【複数回答】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食材の利用用途は、「一人分の料理を作るため」29.3%、「電子レンジ調理で済ませたい時に」28.3%で上位に入り、少量調理や手軽さへのニーズが高いようです。続いて「野菜不足を補うため」17.1%、「一品メニューで使う」16.8%が入り、栄養面や献立の補完といった役割も期待しているようです。また、男性は「一人分の料理を作るため」32.9%が最多で、必要な分だけ使える点を重視して選ぶ傾向。女性は「お弁当の材料、副菜用に入れる」21.5%も上位に入り、お弁当づくりで活用しているようです。

 

Q.冷凍食材で重視するポイントを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食材で重視するポイントを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食材で重視するポイントは、「価格」41.8%が最も多く、「味」29.9%、「内容量」26.3%、「カット済・下処理不要か」24.3%と続いています。価格の手頃さに加え、調理しやすさ・使いやすさなども重視されているようです。男女別で見ると、男性は「ブランド」16.1%を重視する人も一部おり、女性は「価格」45.0%、「カット済・下処理不要か」32.9%、「アレンジのしやすさ」22.8%など、実用性をより重視する傾向も見受けられます。

 

Q.生鮮食材よりも冷凍食材を使うメリットを教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.生鮮食材よりも冷凍食材を使うメリットを教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

生鮮食材よりも冷凍食材を使うメリットは、1位「料理の時短になる」23.7%、同率2位で「必要な時にすぐに使える」「価格が安定している」22.0%、3位「長期保存できる」21.7%の順になり、僅差で続いています。調理時間の短縮だけでなく、利便性や価格、保存性の高さなども評価されていることがわかります。男女別では、男性は「調理の失敗が少ない」19.4%の回答率が女性よりも上回り、女性は「使いたい分だけ使える」23.5%、「自炊のハードルが下がる」20.1%、「買い物頻度を減らせる」16.8%といった日常の負担軽減につながる点に魅力を感じている人も一定数いるようです。

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5,直近1年で冷凍食品の利用は「大きく増えた・やや増えた」が半数超え

Q.冷凍食品の印象を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食品の印象を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食品の印象について聞いてみると、プラス面では「便利」27.3%、「普段使いしやすい」22.7%、「おいしい」21.1%、「どこでも買いやすい」19.7%が上位を占め、利便性や購入しやすさに加えて、おいしさも魅力の一つであることがわかります。

一方、マイナス面では「添加物が気になる」15.5%、「塩分やカロリーが気になる」14.5%、「価格が高い」13.2%といった意見も出ました。冷凍食品は、利便性の高さが支持される一方で、健康面や価格面への不安も一部あることがうかがえます。

 

Q.冷凍食材の印象を教えてください。【複数回答/5つまで】

Q.冷凍食材の印象を教えてください。【複数回答/5つまで】

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

冷凍食材の印象について、プラス面では「必要な分だけ使える」26.6%、「保存が便利」26.0%、「冷凍庫にあると安心」22.7%が上位を占め、日常生活で使いやすく、実用性が高いと捉えられていることがわかります。

一方で、マイナス面では「冷凍庫の場所を取る」18.1%、「食感が落ちる」13.5%、「栄養価が落ちる」12.8%の順になりました。冷凍食材は、利便性や保存性といったメリットがある一方で、冷凍庫のスペース確保、食感・栄養価への不安も一部あるようです。

 

Q.直近1年で、冷凍食品・冷凍食材の利用は増えましたか。

Q.直近1年で、冷凍食品・冷凍食材の利用は増えましたか。

(n=304 内訳:男性n=155、女性n=149)

直近1年での冷凍食品・食材の利用状況を見ると、「大きく増えた・やや増えた」が55.3%となり、全体として利用は増加傾向だとわかりました。特に女性は「大きく増えた」22.2%、「やや増えた」36.2%と、いずれの回答率も男性を上回っており、利用増加の傾向がより強く表れています。一方で、「やや減った・大きく減った」の回答率は1割未満にとどまり、冷凍食品・食材が食生活に欠かせない存在として定着しつつあることがうかがえます。

\冷凍食品の利用が増えた理由は? 男女の違いも明らかに/

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  • 調査対象

    23~29歳/男女/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/一人暮らし/週に1日以上冷凍食品を食べている人

  • 有効回答数

    304件

  • 調査時期

    2026年5月

  • 方法

    インターネット調査