一人暮らし大学生のお金事情を調査! 働き方や生活・趣味にかけるお金の内訳など詳しく解説

一人暮らしの大学生は、学業・生活・アルバイトなど様々な両立が求められます。そんな中で彼らは自由なお金をどのように稼ぎ、使っているのでしょうか。今回は、一人暮らしの大学生を対象に大学生のお金事情についてアンケートを実施しました。お金を稼ぐ方法や目的、使い道など詳しく解説します。

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1,大学生のお金の稼ぎ方を調査!働く目的とは?

Q,大学生になってからお金を稼ぐために行っていることを教えてください。

Q,大学生になってからお金を稼ぐために行っていることを教えてください。

(n=304 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=157)

まず、一人暮らしの大学生がお金を稼ぐために行っていることを調査すると、「長期アルバイト(基本半年以上)」80.6%が最多の結果に。定期的な収入を得るために固定のアルバイトを行っている方が8割以上ということが分かります。次いで「ポイ活」53.6%、さらに女性は「フリマサイトに出品する」も23.6%の回答率となりました。

アプリに登録したり不要になったものを売ったりと、アルバイト以外にもコツコツとお金を稼いでいる方が多いようです。

Q,アルバイト・インターンをしている方にお聞きします。そこで働いている目的を教えてください。

Q,アルバイト・インターンをしている方にお聞きします。そこで働いている目的を教えてください。

※「アルバイト」「有給インターン」と回答した方 (n=304 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=157)

前述でアルバイトやインターンをしていると回答した方の中で働いている目的について調査すると、1位「生活費のため」79.4%、2位「貯金のため」58.4%、3位「趣味代のため」52.6%となりました。一人暮らしの生活費のためというのが主な理由ではありつつ、趣味や貯金のために必要最低限以上のお金を稼いでいることが分かります。

また男女別の結果に注目してみると、女性の場合は「推し活のため」31.8%となっており、男性よりも回答率が高くなっています。マイナビキャリアリサーチLab(外部リンク)のZ世代の調査で「推しがいる」と回答した方は93.7%という調査結果があり、ライブやグッズなど、推し活のための費用を重視している方も多いようです。

\【平日】【休日】【長期休暇】の働き方を調査!男女別に解説/

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2,稼いだお金の使い道は?生活費や趣味など男女で異なる比率に

Q,自分で稼いだ収入は何に使っていますか? 1カ月の金額(家賃などの生活費)

Q,自分で稼いだ収入は何に使っていますか? 1カ月の金額(家賃などの生活費)

(n=304)

続いて収入の使い道について調査しました。家賃などの生活費に関して、「使っている」回答の中では【家賃】「5万以上」が16.4%となり、最も費用がかかる項目となっております。【光熱費】【通信費】【勉学費】は「5,000円以上1万円未満」がボリュームゾーンとなっています。また【日用品】は「3,000円以上5,000円未満」が最多の結果となりました。

Q,自分で稼いだ収入は何に使っていますか? 1カ月の金額(家賃などの生活費以外)

【男性】
Q,自分で稼いだ収入は何に使っていますか? 1カ月の金額(家賃などの生活費以外)【男性】
【女性】
Q,自分で稼いだ収入は何に使っていますか? 1カ月の金額(家賃などの生活費以外)【女性】

(n=304 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=157)

続いて生活費以外については男女で異なる結果となりました。
男性の場合は【家具・インテリア】【家電】【サークル・部活】【美容】の項目は、多少幅はあるものの「3,000円以上5,000円未満」までがボリュームゾーンとなっています。また【衣服】【趣味】に関しては「1万円以上2万円未満」までがボリュームゾーンとなっています。
「1万円」前後を目安に各項目に万遍なくお金をかけている傾向があるようです。

女性の場合【家具・インテリア】【家電】【サークル・部活】の項目については「1,000円未満」「1,000円以上3,000円未満」にとどまる結果に。一方で【衣服】【趣味】は「5,000円以上2万円未満」がボリュームゾーンとなっています。さらに【推し活】に関しては、男性は「1,000円未満」に対して「1万円以上2万円未満」が最多の結果となりました。
女性は費用をかけるもの/かけないものと、あらかじめ大まかな予算を決めることによって、【推し活】【衣服】などに高い金額を費やすことができているようです。

\実際にお金をかけているものとは?大学生のリアルな声を調査!/

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3,欲しいものがあった時はどのようにする?対応方法を調査!

Q,欲しいものがあった時など、臨時でお金が必要になった時にはどのようにしていますか。

Q,欲しいものがあった時など、臨時でお金が必要になった時にはどのようにしていますか。

(n=304 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=157)

では欲しいものがあり、臨時でお金が必要になった場合はどうするのでしょうか。
「働いているアルバイトの日数を増やす」「単発バイトなど新たなアルバイトを増やす」の回答が目立ちました。特に男性は新たに単発アルバイトを行う割合が高くなっています。臨時でお金が必要になった際にはできるだけアルバイトを増やすことで対応しているようです。

一方で「購入をあきらめる」の回答率も37.5%と一定数あり、本当に必要なものかどうかを吟味しているようです。

Q,臨時でお金が必要になった時に行うアルバイトで重視していることは何ですか?

Q,臨時でお金が必要になった時に行うアルバイトで重視していることは何ですか?

※「単発バイトなど新たなアルバイトを増やす」と回答した方 (n=112 内訳:【男性】 n=64、【女性】n=48)

前述の設問で「単発バイトなど新たなアルバイトを増やす」と回答した方に、単発のアルバイトで重視していることについても調査しました。「日払い可能」「未経験でもできる」は全体で40%以上の結果となりました。

また男女別に注目してみると、女性は「高時給」「短時間の勤務が可能」の回答率も高くなっていることが分かります。臨時収入を目的としており、より高い時給や通常アルバイトと掛け持ちするため、すき間時間でできることなどが条件となっていると考えられます。
一方で男性は「一人作業でできる」の回答率も一定数あり、黙々と作業ができる点や未経験でも働きやすいなど、金額面より仕事面を重視している傾向があるようです。

4,欲しいものの情報は「SNS」で収集!

Q,欲しいものを購入する際の情報収集方法を教えてください。

Q,欲しいものを購入する際の情報収集方法を教えてください。

(n=304 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=157)

欲しいものを購入する際の情報収集は「SNS」が62.8%で最も多い結果に。特に女性の回答率が高くなっていることが分かります。

男性の場合は「テレビ」「ニュースサイト・ウェブメディア」などの割合が女性よりも高くなっており、メディアから情報を得ている方も多いようです。

Q,SNSと回答した方にお聞きします。該当するものを選んでください。

Q,SNSと回答した方にお聞きします。該当するものを選んでください。

※「SNS」と回答した方 (n=191 内訳:【男性】 n=82、【女性】n=109)

さらにSNSの回答の詳細を見てみると、男女で傾向が分かれる結果となりました。
男性は主に「X(Twitter)」から情報を得ており、投稿内容は「一般人の投稿」「友人・知人の投稿」を参考にしているようです。一方で女性は「Instagram」を情報源に投稿内容は「インフルエンサー・有名人の投稿」「一般人の投稿」を参考にしていることが分かります。

男性は比較的一般の方の意見を参考にしているのに対して、女性はインフルエンサーや有名人の投稿に注目している傾向があります。

まとめ

  • 大学生がお金を稼ぐ方法は「長期アルバイト(基本半年以上)」80.6%、「ポイ活」53.6%
  • お金を稼ぐ目的:1位「生活費のため」、2位「貯金のため」、3位「趣味代のため」
  • 生活費以外で最もお金をかけているもの
    └【男性】:全体的に1万円前後で万遍なくお金をかけている。特に【趣味】は「1万円以上2万円未満」が最多
    └【女性】:【衣服】【趣味】【推し活】などをメインに「1万円以上2万円未満」お金をかけている
  • 臨時で欲しいものがあった時には「働いているアルバイトの日数を増やす」「単発バイトなど新たなアルバイトを増やす」
  • 単発アルバイト先を選ぶポイントは「日払い可能」「未経験でもできる」
  • 欲しいものの情報収集方法は「SNS」
    └【男性】:主に「X(Twitter)」、投稿内容は「一般人の投稿」「友人・知人の投稿」を参考
    └【女性】:主に「Instagram」、投稿内容は「インフルエンサー・有名人の投稿」「一般人の投稿」を参考

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  • 調査対象

    18~23歳/未婚/子どもなし/大学生/一人暮らし/お金を稼ぐために行っていることがある

  • 有効回答数

    304件

  • 調査時期

    2024年10月

  • 方法

    インターネット調査

若手社会人のブランドスイッチについて調査!ファッション・スキンケア・趣味などにかける金額やアイテムの変化を徹底解説

社会人になると大学生よりも金銭面において余裕が生まれるため、購入するモノや金額に変化が出てきます。そこで今回は23~25歳のZ世代社会人を対象に、ブランドスイッチについてアンケートを実施しました。ファッションやスキンケア、趣味など、社会人になってからのモノ・コトの消費事情について詳しく解説します。

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1,社会人になってから購入単価が上がったモノ・コトとは?

Q,各ジャンルの購入単価について社会人になってからの変化を教えてください。

【男性】
Q,各ジャンルの購入単価について社会人になってからの変化を教えてください。【男性】
【女性】
Q,各ジャンルの購入単価について社会人になってからの変化を教えてください。【女性】

(n=603 内訳:【男性】 n=302、【女性】n=301)

まずは、さまざまなジャンルの購入単価について社会人になってからの変化を調査しました。

【社会人になって購入単価が上がった】の回答の中では、男性は「旅行」35.4%、女性は「スキンケア」51.2%が最も高くなっており、大学生から社会人になったことで意識して変えているジャンルだと分かります。また「ファッション」に関しては男女ともに購入単価が上がっています。
全体的に社会人になってから新たなジャンルにお金をかけるというよりも購入単価を上げるという方が多いようです。

さらに【社会人になって購入単価が上がった】の回答は女性のほうが男性よりも多くなっており、ブランドを意識したり、グレードを上げたりする傾向があるようです。

2,【ファッション】ブランドスイッチの傾向を調査!重視する点に変化あり?

ここからは各ジャンルごとに大学生から社会人にかけての購入の変化を見ていきたいと思います。

Q,社会人になってからの各ファッションアイテムの購入金額を教えてください。

Q,社会人になってからの各ファッションアイテムの購入金額を教えてください。

(n=603)

まず『ファッション』の購入金額については、【小物類】を除いた各アイテムは「3,000円以上」がボーダーラインであることが分かります。特に【ジャケット】【靴】【バッグ】は回答が分かれており、中には「1万円以上」という方も一定数の結果となりました。
【トップス】や【ボトムス】よりも購入点数が少ないため、社会人になって量より質を考えて、購入していることが伺えます。

Q,ファッションアイテムを購入する際に重視していることを教えてください。

【男性】
Q,ファッションアイテムを購入する際に重視していることを教えてください。【男性】
【女性】
Q,ファッションアイテムを購入する際に重視していることを教えてください。【女性】

(n=603 内訳:【男性】 n=302、【女性】n=301)

ではファッションアイテムを購入する際には何を重視しているのでしょうか。

男女ともに、大学生の時は「プチプライス」が最多の結果に。何よりも価格を重視していたことが分かります。しかし、社会人になってからは1位「長く使えるか」2位「着心地のよさ(素材)」となっており、購入基準に大きく変化が出ているようです。
また女性の場合は「流行・トレンド感」が大学生の時は回答率が高かったのに比べて、社会人になってからは「着回しのしやすさ」「自分の骨格に合っている」を重視していることが分かります。

大学生の時は価格やトレンド感を重視していたのに対して、社会人になってからは商品自体の質や自分に合ったファッションかどうかを基準に選ぶようになっていると考えられます。

\【大学生の時】【社会人】よく購入するファッションブランドに変化はある?/

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3,【スキンケア】ブランドスイッチの傾向を調査!社会人になって購入したアイテムとは?

続いて『スキンケア』について、社会人になってからの購入の変化を調査しました。

Q,社会人になってから変えたスキンケアを選択してください。

【男性】
Q,社会人になってから変えたスキンケアを選択してください。【男性】
【女性】
Q,社会人になってから変えたスキンケアを選択してください。【女性】

(n=603 内訳:【男性】 n=302、【女性】n=301)

男性の場合は、全体的に【社会人になって変えた】の回答率は低く、マストで使用している「洗顔料」「化粧水」「乳液」は【大学生の時と変わらない】がボリュームゾーンとなっています。「クリーム」「美容液」は半数以上が【購入していない】となっていますが、【社会人になってから購入を始めた】の回答も一定数いるようです。

一方女性の場合は男性に比べて、【社会人になって変えた】の回答率が高い傾向にあることが分かります。特に「クレンジング」「洗顔料」「化粧水」は30%以上の回答率となっています。また「アイクリーム」は【社会人になってから購入を始めた】方も一定数いることが分かります。

上記の傾向から、男女ともに社会人になったことでスキンケアへの意識は高まり、今まで使用していなかったアイテムも購入を始めるタイミングとなっていることが分かります。

Q,社会人になってからの各スキンケアの購入金額を教えてください。

【男性】
Q,社会人になってからの各スキンケアの購入金額を教えてください。【男性】
【女性】
Q,社会人になってからの各スキンケアの購入金額を教えてください。【女性】

(n=603 内訳:【男性】 n=302、【女性】n=301)

社会人になってからの『スキンケア』の購入金額については、すべての項目において「1,000円以上3,000円未満」がボーダーラインになっていることが分かります。各アイテムの中で特段に単価が高いものはないようですが、購入アイテムが増えることによって、スキンケアにかける金額が高くなっていると考えられます。

\【大学生の時】【社会人】よく購入するスキンケアブランドに変化はある?/

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4,【コスメ】ブランドスイッチの傾向を調査!女性が社会人になって買い替えるアイテムとは?

さらに『コスメ』については、社会人になってからの購入の変化について女性に調査しました。

Q,社会人になってから変えたコスメを選択してください。【女性のみ】

Q,社会人になってから変えたコスメを選択してください。【女性のみ】

(n=301)

全体的に【大学生の時と変わらない】の割合が高く、特に「アイブロウ」「アイライナー」は他のアイテムに比べても高くなっています。一方で「化粧下地」「ファンデーション」「リップ」の項目では【社会人になって変えた】の回答率も30%以上となっていることが分かります。

肌に一番近い化粧下地やファンデーションは、大学生から社会人になるタイミングで見直しを行っているようです。またリップに関しても色味によって印象を左右する場合があるため、トレンド感よりもオフィスで使用しやすいものに買い替えるという方も多いのではないでしょうか。

Q,社会人になってからの各コスメの購入金額を教えてください。【女性のみ】

Q,社会人になってからの各コスメの購入金額を教えてください。【女性のみ】

(n=301)

続いて購入金額を見ていきます。社会人になってからの女性のコスメ購入金額は「1,000円以上3,000円未満」が全体的にボリュームゾーンとなりました。
【化粧下地】【ファンデーション】に注目してみると「1,000円以上1万円未満」まで回答が分かれる結果となっています。

前述の【社会人になって変えた】の割合が高かったことと合わせると、社会人になってからハイブランドへの買い替え、同じブランドの中で単価の高い商品に切り替えていると考えられます。

\メンズコスメの購入傾向も調査!/

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5,社会人になってから学び/趣味で始めたことは? 

Q,【社会人になってから】学び関連の習い事・資格で始めたことを教えてください。

Q,【社会人になってから】学び関連の習い事・資格で始めたことを教えてください。

※「始めたことは特にない」以外と回答した方 (n=238)

社会人になってから学び関連で始めた習い事・資格については、1位「TOEIC・ビジネス英語」28.6%、2位「IT・プログラミング関連」26.1%、3位「簿記・会計関連」22.3%の結果となりました。
単にスキルを得るだけでなく、TOEICや簿記といった、点数や資格取得によって明確な指標があり、自分の強みがアピールできるものが人気のようです。

Q,【社会人になってから】趣味関連の習い事・サブスクで始めたことを教えてください。

Q,【社会人になってから】趣味関連の習い事・サブスクで始めたことを教えてください。

※「始めたことは特にない」以外と回答した方 (n=276 内訳:【男性】 n=146、【女性】n=130)

続いて趣味関連の習い事・サブスクに関しては男女で分かれる結果に。

男性の場合は「運動・スポーツ」が半数以上の結果に。『大学生の延長で身体を動かしたい』『デスクワークで運動する機会が減ってしまって健康維持のため』といった声が目立ちました。2位は「音楽・楽器関連」19.2%となり、『サブスクで音楽を聴く』だけでなく、実際に『音楽活動を始めた』という新たな趣味としての回答もありました。

一方女性の場合は1位「ヨガ・ピラティス」23.8%、2位「美容・コスメ」23.1%となりました。「ヨガ・ピラティス」は男性の「運動・スポーツ」と同じく『運動不足解消のため』という理由が多く挙がりました。また「美容・コスメ」は『自分磨きのため』『美意識向上』などの声があり、大学生の時よりもお金に余裕が出たことで、自己投資に意識が向いている方が多いようです。

6,社会人になってからの貯金についても調査! 

Q,月の貯金額を教えてください。

Q,月の貯金額を教えてください。

(n=603)

さらに月の貯金額についても見ていきます。

社会人になってからの貯金額は「1万円以上3万円未満」「3万円以上5万円未満」がボリュームゾーンとなっています。マイナビエージェント(外部リンク)の調査では大学卒の2年目の手取り平均は177,975円~201,705円のため、15万円前後の中で生活費や趣味・日用品の購入のやりくりをしていることが伺えます。

\資産運用についても調査!/

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まとめ

  • 社会人になってからの購入単価が上がったモノ・コト
    └男性「旅行」35.4%、女性「スキンケア」51.2%
  • 各ファッションアイテムの購入金額:【小物類】を除いた各アイテムは「3,000円以上」がボーダーライン
  • ファッションアイテムを購入する際に重視するポイント:【大学生】「プチプライス」→【社会人】1位「長く使えるか」2位「着心地のよさ(素材)」
  • 各スキンケアアイテムのブランドスイッチ
    └男性:マストで使用している「洗顔料」「化粧水」「乳液」は【大学生の時と変わらない】がボリュームゾーン。
    └女性:【社会人になって変えた】の回答率が高く、特に「クレンジング」「洗顔料」「化粧水」は30%以上の回答率
  • 各コスメアイテムのブランドスイッチ【女性】:「化粧下地」「ファンデーション」「リップ」の項目では【社会人になって変えた】の回答率も30%以上
  • 社会人になってから始めたこと
    └学び関連:「TOEIC・ビジネス英語」「IT・プログラミング関連」
    └趣味関連:男性「運動・スポーツ」女性「ヨガ・ピラティス」
  • 月の貯金額は「1万円以上3万円未満」「3万円以上5万円未満」がボリュームゾーン

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  • 調査対象

    23~25歳/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員

  • 有効回答数

    603件

  • 調査時期

    2024年10月

  • 方法

    インターネット調査

Z世代のSNS利用率は? 情報収集・使い分けの特徴も徹底解説

SNSは日常的に多くの人に使われており、年々利用者は増加傾向に。なかでもZ世代は「SNSネイティブ」とも言われ、SNSの利用率も高く、さまざまな活用方法や使い分けをしていることからも注目を集めています。

今回の記事では、Z世代がSNSをどのように利用しているか、Z世代のSNS利用実態について詳しく紹介。さらに情報収集や使い分けの特徴まで解説していきます。

Z世代とは

Z世代とは

Z世代の定義

Z世代とは、1990年代半ばから2010年代前半に生まれた世代を指し、現在は10代後半~20代後半ぐらいの年齢層が該当します(2024年時点)。Z世代(Generation Z)という呼び方は全世界で共通して使用されており、日本では約1,800万人ほどがZ世代にあたり、総人口の約15%を占めています。

Z世代は幼少期からインターネットに触れデジタル環境で育ってきており、SNSも積極的に使いこなすのが特徴。普段からSNSで友人とコミュニケーションをとり、Z世代の半数がマッチングアプリを活用して出会いを求めているという調査結果もあり、Web上での交流が盛んです。

 

Z世代が注目される理由

Z世代が注目される理由は、市場において大きな影響力を持つと考えられているからです。現在、Z世代の多くは社会人になり働く割合が増えています。今後は経済力もさらに上がり、いずれは社会の中心を担うでしょう。

また世界全体で見ると、Z世代の割合は現在、全人口の3割を占めています。ビジネスのグローバル化が加速していることからも、市場での影響力は増すと考えられており、Z世代の存在が重要視されています。

 

Z世代の特徴「SNSネイティブ」

Z世代の大きな特徴は、SNSネイティブであること。Z世代は普段から目的やシチュエーションに合わせて、SNSやアカウントを使い分けているのが特徴で、写真や動画などの視覚的なコンテンツに魅力を感じる傾向です。SNSでは友人とコミュニケーションを楽しむだけでなく、情報収集をしたり自己表現として自ら情報発信をしたりすることもあります。

SNSを積極的に活用する一方で、プライバシーを重視する面も持ち合わせています。趣味やプライベートなど用途に合わせて複数アカウントを持ち、投稿内容や公開範囲を調整することも。さらに見る専用としてのアカウント活用もあり、SNS上で自身をどこまで見せるか、独自の基準を持つようです。

Z世代の5つの特徴は?

Z世代には「SNSネイティブ」の特徴のほか、4つの特徴があると言われています。また、最近ではZ世代の次にあたる「α世代(アルファ)」も注目の的に。「Z世代」と「α世代」、それぞれの共通点や違いもチェック!

参考記事:「α(アルファ)世代」の特徴とは? Z世代との違いや価値観を徹底解説

 

Z世代のSNS利用時間

先述したとおり、Z世代は現在10代後半~20代後半あたりの年代層が該当します。まずは、10代~20代のインターネット利用項目別の利用時間をもとに、Z世代がWeb上で何をしているのか見ていきましょう。

Z世代のSNS利用時間

出典:総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」より、10代、20代データの数値を四捨五入し平均値を算出して作成

10代~20代男女のインターネットの利用時間を考慮すると、Z世代も「ソーシャルメディアを見る・書く」、「動画投稿・共有サービスを見る」の割合が高いと考えられます。

10代~20代の男性は、平日は「動画投稿・共有サービスを見る」の割合が一番多く、休日はさらに時間が増え、平日・休日ともに利用時間の1位でした。休日になると「ソーシャルメディアを見る・書く」時間が増え、2位の76.9分になっています。一方で女性は、平日・休日ともにSNSをしている時間が1番多く、全年代と比較しても2倍以上の時間に。また休日は時間もさらに増え、約141分でした。

Z世代は、全年代層と比較してみると男女ともにSNSの利用時間は平日・休日ともに多く、女性はよりSNSに時間を費やす傾向であることがわかりました。

 

Z世代の主要SNS利用率

ここでは、10代~20代の年齢層の主なSNS利用率をもとに、現在のZ世代のSNS利用率を大まかに把握していきましょう。

Z世代の主要SNS利用率

総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」

LINEやYouTubeの利用率は10代~20代のうち、どちらの年代も90%を超えており、Z世代の利用率も90%以上であることが想定できます。20代だけで見ると、LINEは「98.6%」、YouTubeは「98.2%」と非常に高い数値になっています。

また全年代の利用率の平均と比較すると、InstagramTikTok利用率が高く写真や動画コンテンツを好む傾向が強いようですFacebookの利用だけ少し減っていますが、主要SNSはまんべんなく利用していることがわかります。

合わせてチェック!

マイナビのマーケティング広報ラボでは、主要SNSも含め今おさえておくべきSNS17選をピックアップ!  それぞれの特長やサービス内容も詳しくまとめています。

参考記事:【2024年版 有名SNS一覧】17種類の特長と使い分け方を紹介

 

Z世代のSNSの使い分け

Z世代のSNSの使い分け

Z世代は、それぞれSNSごとに使い分けをしているのが特徴です。どのような使い分けをしているのか、詳しく見ていきましょう。

 

Xで「推し活」

X(Twitter)は即時性・拡散性が高いのが強みで、情報収集がメインで利用されています。なかでもZ世代は、好きなアイドルやアーティストなど「推し」の情報収集や発信をしている傾向が強いです。

X(Twitter)が「推し活」に向いている理由は、アーティストなどの公式アカウントが発信する最新情報をリアルタイムでキャッチアップできるからです。「推し」に関する最新情報(新曲のリリースやライブ、メディア出演など)を即座に知ることができます。

また、X(Twitter)のハッシュタグやリツイート機能を通じてファン同士でつながります。例えば「推し」の言動やイベントに対してリアルタイムで感想を言い合い、魅力を共有したり、活動を盛り上げたり、周囲に影響を与えることも。「推し活」仲間との交流を楽しんでいます。

Z世代のX(Twitter)のリアル

資料:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新社会人編~

マイナビのマーケティング広報ラボでは、Z世代の中でも活発に消費を行う新社会人に注目。  X(Twitter)で「推し」の情報を調べると答えた人は約70%の結果になりました。そのほか信用して見ているSNSやコンテンツなど、詳しいデータをまとめています。

参考記事:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新社会人編~

 

Instagram で口コミチェック&買い物

Instagramは写真や動画をメインとした投稿で、ファッションやグルメ、インテリア関係などの情報が特に人気を集めています。芸能人やインフルエンサーなどの有名人に限らず、自分の趣味趣向に合う人のライフスタイルを投稿でチェックし、そこで気になった商品を詳しく調べる傾向があります。

気になる商品を調べる際に使用するのが「ハッシュタグ」。Instagramで「#ブランド名」、「#商品名」などを使ってハッシュタグ検索し、商品のビジュアルや使用方法、レビューや口コミなどを調べます。

またInstagramには「ショッピング機能」もあり、気になった商品はそのままWebサイトに遷移し購入することも可能に。Z世代の間ではInstagramでの買い物も主流になっているようです。

 

TikTokでトレンドチェック

TikTokはショート動画がメインのSNSで、Z世代はスキマ時間の暇つぶしトレンドチェックする際に視聴しています。

TikTokはバズが起こりやすく、これまでにもZ世代を中心に投稿が拡散され、食料品や化粧品、雑貨などの「TikTok売れ」につながることが多々あります。TikTokでのバズから爆発的な売り上げとなり、トレンドが作られているのです。

また「ForYou」ページがあり、アプリ内での行動(過去の視聴履歴など)から、ユーザーの興味関心を分析し、おすすめの動画が表示されます。そのため自分の興味に合ったトレンド情報を気軽に閲覧することができ、チェックが欠かせません。

 

YouTubeで専門知識を深める

YouTubeは娯楽メインで使われることが多いですが、雑学や専門知識を身につけたり、スキルアップを目指したりと、学習面で活用される傾向もあります。

YouTube上では、TED-EdやKhan Academyなど教育に特化した公式チャンネルも多く、また多くの専門家がテーマに深く踏み込んだ動画を配信しています。デジタル環境で育ったZ世代は、動画視聴で学ぶことにも長けており、専門知識を深めているのです。

またZ世代は動画を倍速で再生したり字幕機能を活用したりと、工夫しながらより効率的に学習をしています。

 

Z世代のSNSでの情報収集・消費行動の特徴

Z世代はSNSを使った情報収集が得意ですが、その先の消費行動にも特徴があります。ここでは、Z世代の情報収集・消費行動について詳しく解説します。

 

共感・推し消費

Z世代を語る上で欠かせない「推し」。アイドルや俳優、アニメキャラクターなど、人に限らず、さまざまな分野で「推し」をつくり、応援するためにお金を使う人が増えていますそして推し活仲間との交流も大切にし、楽しい時間を過ごしているのです。

さらに、共感で商品を購入する「エモ消費」も特徴としてあげられます。Z世代はブランドのコンセプトに共感できるかも商品購入の決め手になり、商品そのものの機能やスペックよりも、商品へのこだわりや開発ストーリーなどを知り、企業の姿勢に共感したり応援したいと感じたら、商品を購入しているのです。

「推し消費」と「エモ消費」の2つに共通するのは、消費をする上で心を動かされたり、精神的な満足度を重視しているという点です。買い物は基本的には慎重派ですが、自分が価値を感じるものには「支えたい・応援したい」という気持ちが高まり、惜しまずお金をかける傾向があります。

Z世代女子の「推し」事情

マイナビのマーケティング広報ラボでは、16~19歳の女子高校生・大学生を対象にSNSの利用実態を調査!主要SNSでは「推し」の情報収集がメインですが、それ以外にもどんな情報を集めているのか調べました。

参考記事:10代女子のスマホ利用実態を調査!

 

SNSの口コミ重視

Z世代は欲しいものを探す際には、SNSでの情報収集がメイン。トレンドに強いInstagramTikTokで気になるものを見つけると、その商品について調べ始めます。

SNSの情報の中で特に信頼しているのは、インフルエンサーやユーザーからの口コミ。インフルエンサーは美容系やグルメ系など特定の分野において影響力を持ち、ユーザーの商品購入のきっかけにもつながります。

口コミには実用性があり、「この商品はココがおすすめ!」、「このようなアレンジや別の活用もできる!」などと、実生活のイメージしやすいのがメリット。良い口コミだけでなく、本音やデメリットなども明かした率直な口コミも把握してから、商品購入を決める傾向です。

 

慎重派

Z世代は幼少期から経済的に不安定な時代を過ごしてきたため、買い物やネットショッピングなどにも慎重派です。「本当に欲しい商品なのか?」、「絶対に必要なものなのか?」を吟味し、数日経過した上で、商品が欲しいと思えば購入します。つまり、商品購入に失敗して後悔したくないという気持ちが強いです。

商品購入で失敗しないためにも、商品情報や口コミ、インフルエンサー(または専門家)などから情報を収集。また「商品購入後に返品に応じてもらえるのか?」、「保証は用意されているのか?」までチェックするなど、徹底した行動を取ることもあるようです。

 

まとめ

Z世代はSNSで情報収集するだけでなく、友人とコミュニケーションを楽しんだり、自己表現として情報を発信したりと、積極的に活用をしています。また推し活や買い物、スキルアップなど、上手に使い分けをする一面も。Z世代のインサイトとともに動向を見ていくことが大切です。

 


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マイナビでは、高校生や大学生、社会人層などを対象としたメディアのほか、自社でSNSも複数運営。各メディアごとに登録会員も所属しており、ユーザーのインサイト分析をもとにしたコンテンツマーケティングを強みとしています。

SNSのアカウント立案や広告施策、インフルエンサーのキャスティング、コンテンツ制作など幅広く運用をサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

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【2024年版】主要SNSの年齢層を比較! 利用率や特徴、最新の傾向は?

現代ではSNSを日常的に利用している人が大半で、連絡手段やコミュニケーションツールとして欠かせないものです。それぞれのSNSには、どんなユーザー層がいるのでしょうか。今回は主要なSNSの年齢層や利用目的などに着目して、各ユーザーの特徴を把握しましょう。

国内の主要SNSの利用者数

まずは国内の主要SNSのユーザー数を見ていきましょう。SNSはトレンドの影響を受けやすくユーザ数の変動が大きいため、常に増減が発生していることを念頭に入れておくのが重要です。

国内の主要SNSの利用者数

※各SNSの公式発表に基づく「月間アクティブユーザー数」の比較、2023年時点

日本のSNSで一番利用者数が多いのはLINEで、約9,500万人と圧倒的なユーザー数に。さらに現在では約9,700万人(2024年3月)との公式発表もされており、増加傾向は続いているようです。2位にはYouTubeが7, 120万人、3位はX(Twitter)が6,658万人で、上位3つのSNSは日本の総人口の約2人に1人が使っている計算になります。3位以降は、Instagram、Facebook、TikTokの順でした。

また、それぞれのSNSから公式発表はされていませんが、InstagramTikTokユーザー数が増加しているとの情報も出ています。

Instagramは2023年に行われたMeta社のイベントにて、3,300万人(2019年公表)から倍以上に増えたという発言があり、約6,600万人のユーザー数との想定も。またTikTokも約2,700万人(data.ai / 旧AppAnnie調べ、2023年9月時点)といった情報も出ており、若年層の間で大幅に人数を伸ばしているとの見方もあります。

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SNSをプロモーションで活用するには? SNSの選び方やメリット・デメリット、それぞれの特長を生かした手法など詳しく解説しています。

参考記事:SNSプロモーションとは? メリット・効果的なコツ・成功事例を解説

 

主要SNSの利用率と年齢層

続いては主要SNSの利用率に注目し、年代・男女比の利用傾向をチェックしましょう。ここでは年代ごとの特徴についてまとめています。

主要SNSの年代・男女別利用率

主要SNSの年代・男女別利用率

出典元:総務省「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>」

LINEは、全年齢層で約95%と高い利用率をマーク。10代~50代の年齢層まで90%を超えており、60代でも86.3%と利用率が高くなっているのが特徴で、ほぼ日常的に使われているようです。

2位のYouTubeも幅広い年齢層で使われており、10代~40代までが90%超え、60代は約66%と少し利用率が下がります。Instagramは10代~30代の若年層がメインで、女性ユーザーからの人気が高く、男性ユーザーの倍を占めています。

一方でFacebookは30代~40代の年齢層に支持されている傾向。TikTokは10代~20代の利用率が特に高く、女性ユーザーがやや多めであることがわかります。

 

主要SNSのマッピング

年代別の主要SNSの利用率と年齢層をもとに、マッピングを作成しました。全体のイメージを把握した上で、それぞれの年代ごとの傾向を見ていきましょう。

主要SNSのマッピング

10代~20代の利用傾向

10代~20代はLINEやYouTubeの利用が最も高く、X(Twitter)やInstagram、TikTokなど、他のSNSも幅広く利用しています。一方で10代にはFacebookがほとんど使われていない傾向。10代~20代の世代間で利用率に差があるものもあり、10代はTikTok20代はX(Twitter)をより好んで活用しているようです。

また10代はInstagramのリール動画やTikTokなどのショート動画が人気で、気軽に投稿・シェアしており、20代はX(Twitter)やInstagramで積極的な情報収集・発信をしていると考えられています。

【2024年版】10代女子のスマホ実態

マイナビのマーケティング・広報ラボでは、10代女子のスマホの活用を徹底調査! 今使っているSNSやよく使う機能、アカウントの使い分け方など、最新の結果をまとめています。

参考記事:10代女子のスマホ利用実態を調査! 使用時間からSNSの利用方法まで徹底解説

 

30代~40代の利用傾向

30代~40代も若年層と同様にLINEやYouTubeの利用が最も高く、どちらも90%を超える高い利用率に。他の年代と比較するとFacebookの利用がやや目立ちTikTokの利用率は約30%に留まっています。

X(Twitter)やInstagramなど匿名性のSNSで交流を楽しむ一方で、実名制のFacebookも一定数が利用。SNS上での匿名のつながりと実社会での交友関係と、それぞれ使い分けしながら活用しているようです。

 

50代~60代の利用傾向

50代~60代のユーザーも他の年代と同様にLINEやYouTubeの利用がどちらも上位ですが、60代ではYouTubeの利用率が66%とやや下がります。また10代~40代までのユーザーと比較すると、X(Twitter)の利用が、50代~60代ともに少ない傾向。一方でInstagram50代でも51.7%と比較的高めの利用率です。

TikTokは2017年より日本でサービスが開始されましたが、60代の利用率は13%と低い結果に。年代が上がるにつれ新しいSNSへの認知度は下がり、広まりづらいのかもしれません。

 

主要SNSのユーザー属性と利用目的

この項目では、主要SNSごとにそれぞれのユーザー属性と利用目的について解説していきます。

主要SNSのユーザー属性と利用目的

 

LINE

・ユーザー数:9,700万人20243月) ※国内1位
・男女比:ほぼ同数
・年齢層:全年代層 ※20代の利用率が99.5%と最多
・利用目的:連絡手段、コミュニケーション

LINEの主な利用目的は、家族や友人との「連絡手段」でしょう。チャット感覚で使えるトーク機能や複数人とやり取りできるグループトーク、音声・ビデオ通話などメイン機能をすべて無料で使えることからも人気を集め、日常の連絡ツールとして使っている人が大半です。

また、相手のメールアドレスや電話番号を知らなくても、IDQRコードを通じて「友だち」になり、連絡を取ることが可能(電話番号で検索して「友だち」になることもできる)。個人情報を明かさなくても、気軽に連絡やコミュニケーションを取れる点でも支持されています。今後も高い利用率は継続していくと考えられています。

 

YouTube

・ユーザー数:約7,120万人 ※国内2位
・男女比:ほぼ同数
・年齢層:10代~50代 ※20代の利用率が97.2%と最多
・利用目的:エンターテイメント、教養

YouTubeは世界最大の動画共有SNSで、あらゆるジャンルの動画が無料で視聴できることから、幅広い年齢層で利用されています。ユーザーが自分のチャンネルを作ったり、YouTuber(ユーチューバー)としてオリジナルの動画コンテンツを配信することもできますが、視聴を楽しむという人が大多数です。

ユーザーの主な利用目的は「エンターテイメント」で、好きなアーティスト、お笑い・バラエティ系ジャンルの動画や、レビュー動画を閲覧する人が多い傾向。また教育・教養系のコンテンツの閲覧も伸びており、知識やスキルを身につけるために学習面で活用する人も。「タイパ」を重視する10代や20代の間では、ショート動画の人気も出ています。

今人気のYouTuberは?

マイナビのマーケティング・広報ラボでは、現役大学生に人気のYouTuberを徹底調査!「お笑い」や「美容系」など5つのジャンルごとに人気のYouTuberを調べ、それぞれ好きな理由も聞いてみました。

参考記事:現役大学生に人気のYouTuberを深掘り調査!YouTubeの利用実態やインフルエンサーがZ世代に与える消費行動が明らかに

 

X(Twitter)

・ユーザー数:約6,658万人 ※国内3位
・男女比:ほぼ同数
・年齢層:10代~30代 ※20代の利用率が81.6%と最多
・利用目的:推し、時事ニュースなどの情報収集

X(Twitter)は140文字以内の短文投稿がメインで、即時性拡散力に優れたSNS。誰でも匿名で投稿でき、思ったことをすぐつぶやける気軽さや、最新の情報をいち早く得やすいことからも人気を集めています。

X(Twitter)の利用目的の多くは、「最新情報の収集」。なかでも好きな芸能人やアーティストなど推し」の情報収集に活用される傾向で、ハッシュタグを通じてファン同士がつながり、交流を楽しんだり影響力を強めたりもしています。またX(Twitter)上に「トレンド」がランキング形式で表示され、リアルタイムで話題になっているトピックを簡単に知ることができます

 

Instagram

・ユーザー数:3,300万人 ※国内4位
・男女比:女性が多い
・年齢層:10代~50代 ※20代の利用率が78.8%と最多
・利用目的:趣味・関心の情報収集、コミュニケーション

Instagramは写真や動画の投稿をメインとしたSNSで、全年代において女性の利用率が男性の利用率を上回っています。独自の世界観や統一感のある美しいビジュアル投稿が人気で、ファッションやグルメ、インテリアなどライフスタイル系の情報を収集する人が多い傾向。フォロワー数が増えるとインスタグラマーとして人気を集め、影響力を持つのも特徴です。

 Instagram の利用目的の多くは、「好きなものの情報収集」。投稿コンテンツから好きなものを探求してみたり、ハッシュタグを活用して気になる商品の口コミやレビューを閲覧したりと、「買い物のための情報収集」で使っている人も多いようです。一方で、投稿を通して友人や知人とのコミュニケーションを楽しむ活用もされています。

 

Facebook

・ユーザー数:2,600万人 ※国内5位
・男女比:ほぼ同数
・年齢層:30代~40代 ※30代の利用率が44.4%と最多
・利用目的:友人との交流、コミュニティ形成

Facebook11アカウントの実名登録がマストで、現実社会で面識のある人とつながることが多い傾向です。また、ビジネス関係で知り合った人と交流することも多く、30代~40代の利用率が高いのはビジネス層が活用していることも影響しています。

Facebookの投稿は文章や写真を用いた日記型で、実名制のため情報」の正確さ信頼性が高いのが特徴。日常の投稿や、結婚や転職などのプライベートに関する近況報告の投稿、ビジネス関係の投稿が目立ちます。またコミュニティでの交流も行われています。

 他のSNSに比べると利用者数は停滞しているように見受けられますが、炎上リスクも低く、友人との関係性をキープするSNSとして、今後も長期的に一定数利用されると予想されています。

 

TikTok

・ユーザー数:950万人 ※国内6位
・男女比:やや女性が多い
・年齢層:10代~20代 ※10代の利用率が70.0%と最多
・利用目的:トレンドチェック

世界中のショート動画(15秒~3分)をサクサク楽しめる没入感の高いSNSで、ユーザーはつい長時間見てしまう傾向。独自のエフェクト機能を使って、誰でも簡単に動画の編集・加工ができます幅広いジャンルの投稿がありますが、国内では参加型のチャレンジ企画ダンス動画おもしろ動画などが注目されており、TikToker(ティックトッカー)として人気を得る人もいます。

TikTokの利用目的は「トレンドチェック」がメインで、流行を生み出す力もあります。独自レコメンドシステムによって開設したばかりのアカウントでもバズりやすいのが特徴で、TikTokで使われた音楽が話題になったり、「TikTok売れ」と呼ばれるヒットにつながったりと、ユーザー間でトレンドが生まれることも多々。TikTokでバズると他のSNSにも影響が波及し、爆発的な拡散力にもつながります。

男女間で違う!TikTok活用

マイナビのマーケティング・広報ラボでは、現役大学生にTikTokをどのぐらい活用しているか調査を実施しました。視聴するタイミングや好き・嫌いな動画、大学生に支持されているTikToker、男女で異なる傾向についても明らかになりました。

参考記事:現役大学生のリアルなTikTok利用実態を調査!男女で異なるよく使う機能や閲覧後の消費行動とは

 

まとめ

各SNSは異なる特性を持ち、ユーザー層や利用目的にもそれぞれの特徴があります。利用するシチュエーションやよく使われている機能など、最新のデータを見ながら、ユーザーの特徴を把握していきましょう。

 


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SNSマーケティング運用支援施策

マイナビでは、高校生や大学生、社会人層などを対象としたメディアのほか、自社でSNSも複数運営。各メディアごとに登録会員も所属しており、ユーザーのインサイト分析をもとにしたコンテンツマーケティングを強みとしています。

SNSのアカウント立案や広告施策、インフルエンサーのキャスティング、コンテンツ制作など幅広く運用をサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

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【2024年10月版】10代女子が選ぶインフルエンサーランキング

TikTokやYouTubeといった各SNSの発信により、たちまち人気となるインフルエンサー。近年は多くのクリエイターが活躍しており、多才に幅広いジャンルを発信するものから、1つのジャンルを極めるアカウントなど様々です。今回は今最も10代女子に影響力のあるインフルエンサーを【ライフスタイル】【商品レビュー】【大食い】の部門別にアンケートを実施。2024年10月のランキングをお届けします。

10代女子が選ぶインフルエンサーランキング

【2024年10月版】10代女子が選ぶインフルエンサーランキング

【ライフスタイル部門】

1位:中町綾

SNSの総フォロワー数513.6万人(2024年10月時点)を誇る人気インフルエンサー。10月からはファッション誌「CanCam」の専属モデルとしてデビュー。またスキンケアブランド〈ASUNE(アスネ)〉やアサイーボウル専門店「I♡ACAI」のプロデュースを行うなど様々な分野で活躍している。

10代女子からは「生き方、考え方が好き!」「明るくてみていて元気になれるし、自分の憧れ」「正直なコメントをしてくれるし話がおもしろい」といった声が寄せられ、多才ながらも等身大の姿を忘れないところが人気の秘密のようだ。

2位:おさき

インフルエンサーランキングでは常に上位ランクインを果たす、まさに10代女子のカリスマ的存在インフルエンサー『おさき』が今回もランクイン。小学6年生からYouTubeを開始、ファッションやコスメなどを発信するほか、家族と仲睦まじい姿が自然体で同世代を中心に人気を集めている。

10代女子からは「流行に関する投稿をたくさんしている。3兄弟仲良しでおもしろい」「明るくて見ていてhappyになる」「家族も登場していて楽しそう。メイクも参考になる!」といった声が寄せられ、人気はとどまるところを知らず、加速し続けている。

3位:MINAMI

YouTubeはサブアカウント合わせて登録者数132万人(2024年10月時点)越えとなる10代インフルエンサー『MINAMI』が今回で3回連続のランクインとなった。

「メイク、ファション全てが憧れ! 面白さや優しさも最高!」「歳が近いから親近感がある」といった声が10代女子からは多く、憧れの存在ながら、同世代として参考にしやすいといった親近感も兼ね揃えているようだ。2023年からは歌手活動もスタートさせ、8月には5枚目となるシングル曲を配信するなどマルチに活躍中である。

4位:ひまひま

小学生の頃から動画投稿をスタートし、現在YouTubeチャンネルの登録者数は81.8万人(2024年10月時点)。さらに日本テレビ「超無敵クラス」にレギュラー出演し、現役女子高生タレントとしても活躍している。

「小学生の頃から見ていて、成長ぶりがかわいい」「自分と同世代で芸能活動と高校生活を両立していて、頑張ろうと思える」「努力家ですてき」といった声があり、同世代かつ小学生から活躍し成長している姿に親近感と憧れを抱く10代女子が多いようだ。

5位:中島結音(ゆのん)

ABEMA「今日、好きになりました。」シリーズに出演。さらにシリーズ初となる、ガールズアーティスト『arban(アルバン)』として24年3月まで活動。

明るくムードメーカーな姿が人気となり、10代女子からは「愛嬌があってかわいい!」「笑顔も可愛くてすごい太陽みたいな人」「自分の魅せ方を凄く分かっている」という声が多かった。11月からは縦型ショートドラマ 『最期の授業-生き残った者だけが卒業-』への出演を予定しており、今後益々の活躍が注目される。

【商品レビュー部門】

1位:正直レビュー

スイーツとグルメを中心に紹介するレビューアカウント。TikTokの『正直レビュー🍰』アカウントでは総いいね数720万(2024年10月時点)を獲得している。時に絶賛、時に厳しい忖度のない、その名の通り”正直なレビュー”が話題をよんでいる。

10代女子からは「的確なレビューが好き」「気をつかって必ず美味しいと言わずに正直にレビューしてくれて信用できるから」「正直にレビューをしてくれるので、本当にいい店がみつかる」といった声が多く、絶大な人気を誇っている。

2位:ハシダ(大阪グルメ×簡単レシピ)

的確な食レポとマシンガントーク、レシピ紹介が人気のSNS総フォロワー数は234万人越え(2024年10月時点)のグルメ動画クリエイターがランクイン。

10代女子からの支持も高く「気になってる新商品を的確に説明してくれるから」「とても最速で新作レビューしてくれるから」「食べ物を2つに割るのが見てて美味しそう」「ユーモアがあって動画をみてて面白いから」といった声が多く集まった。

3位:コスメヲタちゃんねるサラ

YouTubeチャンネル登録者数は125万人超え(2024年10月時点)の美容インフルエンサー。プチプラからハイブランドまで新作コスメのレビューやエンタメ性を加えた動画を日々発信している。

10代女子からは「わかりやすい説明と信頼できるからコスメを買う時の参考になる」「ついついみてしまうテンポ感」「とにかく紹介してくれるコスメの種類が多い」といった声があり、的確で分かりやすい彼女のレビューを参考にコスメの購入を検討する人も多いようだ。

4位:整形アイドル轟ちゃん

自ら整形を公表し、整形後の姿だけでなく、失敗談やダウンタイムの様子など赤裸々に公開する姿が、若年層から絶大な支持を受けている。

10代女子からは「考え方が素敵で、良い影響を受けるから」「素で話してくれている感じがする。リアルな本音ばかりで親近感を感じる」のような彼女のマインドに共感する内容に加えて「コンテンツが面白い」といった声も多く、コンテンツ自体の評価も高いようだ。

5位:鹿の間

2019年からYouTubeを始動。マイナス12kgダイエットが反響を呼び、現在チャンネル登録者数は90.5万人(2024年10月時点)と伸び続けている。

10代女子からは「商品紹介やメイク動画がとにかく分かりやすいから」「プチプラ紹介などお金が無くても参考にできる動画がある」「正直レビューしてくれるし可愛くて目の保養だから」といった声が集まった。2024年にはカラコンブランド「cicica」をプロデュースするなど活躍の場を広げている。

【大食い部門】

1位:カノックスター

韓国語で「食事動画」を意味する”モッパン”を中心に発信し、現在YouTube登録者数192万人(2024年10月時点)を誇る。いわゆる綺麗な食レポや食べ方からは逸脱した、彼の型破りなモッパンが面白いと若い世代に人気となっているようだ。

人気クリエイターとのコラボ動画や最近は2024年に誕生した娘との動画も公開しており、10代女子からは「汚いけど笑っちゃうから」「カノックスターにしかない魅力がある」「癖が強くて面白い」といった声があり、唯一無二の魅力でランキング1位獲得となった。

2位:しなこ

カラフルなお菓子を作って食べるASMR動画が人気となり、SNS総フォロワー数は350万人超え(2024年10月時点)。動画クリエイターとしてだけでなく、「ベビタピトーキョー」や「Sweet XO Good Grief」などでお菓子をプロデュースするスイーツクリエーターとしても活躍。さらに2024年には「しなこワールド」でアーティストデビューを果たすなど、多才な顔をもつ。

夢かわいいファッションやメイクは10代のアイコンとなっており、「しなこちゃんの雰囲気がすき」「カラフルで可愛い」「映像・音の両方で楽しませてくれる」といった声が集まった。

3位:MIYU ASMR

2019年からスタートしたYouTube『MIYU ASMR』は現在チャンネル登録者数243万人(2024年10月時点)。

大食いながらも、きれいな所作や咀嚼音が好評で、10代女子からは「大量な食べ物を美味しそうに最後まで食べ切るのが気持ちいいし、音も最高だから!」「盛り付けとか食べ方とかがきれい」「見た目も音も良くて癒されるから」「動画映えする画角、食べ物で見ていて飽きない」といった声が多かった。かわいらしい見た目と研究つくされたASMRが10代女子に癒しを与えているようだ。

4位:jkの偉大な胃袋

『jkの偉大な胃袋』の名前でASMRや食べ放題などの様子を投稿。TikTokでは投稿する度に10万以上のいいねがついている。

「笑顔でいっぱい食べてくれるし私たちでも食べやすいものが多い」「同じ高校生なのに動画編集が上手すぎる。偉大な胃袋という名前の通りたくさん食べてくれてる。友達との動画が面白い。」「とても美味しそうに食べるところが見ていて気持ちいいから」といった10代の声が多数あり、等身大の高校生の姿が同世代の間で人気となっているようだ。

5位:もえのあずき

身長153cmの可愛らしい見た目ながら、大食いタレントというギャップが魅力の「もえあず」こと「もえのあずき」がランクイン。バラエティー番組「元祖!大食い王決定戦」の5代目爆食女王(2015年から3連覇)の偉業をもつ実力派である。

10代女子からは「食べ物を粗末にせず、綺麗に食べるから好き」「顔や仕草がもえあずの個性に溢れててかわいいし食べているところを見て飽きない」「美味しそうに全部食べているから」といった声が集まった。

まとめ

以上、【2024年10月版】10代女子が選ぶインフルエンサーランキングでした。

近年は情報過多の時代がさらに進み、フェイク動画など情報の真偽やモラルが問われることも。そんな中で10代女子にとって、動画の面白さやクオリティといった面はもちろんながら「偽りのないリアルな意見」「等身大の姿」といった信頼度の高いインフルエンサーが人気を集めていることが分かります。信頼度の高いインフルエンサーのレビューや動画は見て楽しむだけでなく、実際に商品購入時の参考にするという意見も多いようです。

10代女子のトレンドやインサイトに大きく影響を及ぼす存在ですので、今後の最新トレンドのキャッチアップに、本調査をぜひお役立ていただけますと幸いです。

お問い合わせ

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  • 調査対象

    マイナビティーンズ会員(女子)/外部調査会社パネル(女子)

  • 有効回答数

    ①初回 n=76件 ②2回目 n=547件
    (2段階に分けて定量調査を実施。初回は名称をFAで聴取し、2回目は初回であがった名称を選択式で実施。)

  • 調査時期

    2024年8月~2024年9月

  • 方法

    インターネット調査

10代女子のスマホ利用実態を調査! 使用時間からSNSの利用方法まで徹底解説

デジタルネイティブと言われるZ世代にとって、スマホやSNSの利用方法にはどのような特徴があるのでしょうか。そこで今回は、16~19歳の女子高校生・大学生を対象に、SNSの利用実態についてアンケートを実施しました。スマホの使用時間から各SNSの使っている機能、情報収集方法まで詳しく解説します。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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1,10代女子が利用しているSNSを調査!

 Q.SNSは何を利用していますか?

Q.SNSは何を利用していますか?

(n=380)

まず「LINE」「X(Twitter)」「Instagram」「TikTok」「YouTube」の5つのSNSの利用率について調査しました。

最も利用されているのは「LINE」95.8%となり、ほとんどの方が利用しています。続いて「Instagram」「YouTube」も85%以上の結果になりました。10代の半数以上が5大SNSのすべてを利用していることが分かります。

Q.1日でスマホを見ている時間は何時間ですか?

Q.1日でスマホを見ている時間は何時間ですか?

(n=380)

続いて1日の中でスマホを見ている時間について【平日】【休日】それぞれ調査しました。

【平日】のスマホ使用時間については「2時間以上3時間未満」「3時間以上4時間未満」がボリュームゾーンとなっています。一方【休日】の使用時間は「6時間以上」が35.3%で最多となりました。学校や部活・サークルなどで忙しい平日は3時間程度にとどまっていますが、休日は時間に余裕がある分、スマホにかける時間が極端に長くなることが見受けられます。

\10代女子のスクリーンタイムからリアルなスマホ利用時間を深掘り!体感と実態は異なるようで…/

調査資料ダウンロードはこちら

2,10代女子の使い分け方が分かる!SNSの使用機能を調査

ここからは、各SNSごとの傾向を詳しく見ていきます。

Q.【LINE】で使っている機能をすべて教えてください

Q.【LINE】で使っている機能をすべて教えてください

※「LINE」を使っていると回答した方 (n=364)

まず【LINE】で使用している機能については「個人トーク」「グループトーク」「個別通話」の回答が7割を超える結果となりました。友人や家族などとの連絡手段としての役割がメインとなります。一方で他のSNSのような不特定多数の相手に向けた投稿や閲覧、ニュースなどの情報収集としての利用は少ないことが分かります。

また「無料スタンプの購入」「LINEポイントを貯めている」「公式アカウントを登録している」など企業が出しているスタンプや広告、アカウントなどの接点もあることが分かります。

Q.【X(Twitter)】で使っている機能をすべて教えてください

Q.【X(Twitter)】で使っている機能をすべて教えてください

※「X(Twitter)」を使っていると回答した方 (n=276 内訳:【高校生】 n=128、【大学・専門学生】n=148)

続いて【X(Twitter)】で使用している機能については「いいね!」が81.5%で最多の結果となりました。次に多い「フォロー」「リポスト」も半数以上の回答率となっています。自分が投稿をする「ポスト」よりも他者の投稿やアカウントに対する反応のほうをメインとして利用していることが分かります。

 Q.【Instagram】で使っている機能をすべて教えてください

Q.【Instagram】で使っている機能をすべて教えてください

※「Instagram」を使っていると回答した方 (n=341 内訳:【高校生】 n=166、【大学・専門学生】n=175)

【Instagram】について、半数以上の回答率となっている部分を赤枠で囲ってみると、万遍なくあらゆる機能が使われているという印象があります。「ストーリーズの閲覧」「いいね!」などの他者への反応のみではなく、「ストーリーズの投稿」「DM」など自分からの発信も積極的に行っている点が、【X(Twitter)】と差が出ています。しかし閲覧・投稿の種類に注目してみると、「タイムライン」よりも「ストーリーズ」の利用率が高いことが分かります。常に記録として残る投稿よりも24時間で消えてしまう旬な情報のほうが10代女子にとっては気軽に閲覧・投稿ができるようです。

また年代別に深掘りしてみると、高校生の場合は「通話」「コメント」の利用率が大学生よりも高くなっています。高校生にとっては、情報収集や自分の投稿を記録するだけでなく、連絡手段として活用している方も多いようです。

 Q.【TikTok】で使っている機能をすべて教えてください

 Q.【TikTok】で使っている機能をすべて教えてください

※「TikTok」を使っていると回答した方 (n=260 内訳:【高校生】 n=126、【大学・専門学生】n=134)

【TikTok】の機能については「いいね」「保存」「検索」が半数以上の回答率となりました。【X(Twitter)】同様に自分で投稿するよりも閲覧するために利用している方が多いことが分かります。

年代別に注目してみると、高校生は「写真・動画撮影」「コメント」「エフェクト」「動画内の音楽を確認」の項目で大学生よりも回答率が高くなっています。写真撮影やエフェクト機能を利用した”カメラ”としての役割や音源で使われている音楽を確認してお気に入りの曲を見つけるなど、SNSの役割以外にも活用していることが分かります。

Q.【YouTube】で使っている機能をすべて教えてください

Q.【YouTube】で使っている機能をすべて教えてください

※「YouTube」を使っていると回答した方 (n=330)

【YouTube】で使用している機能については「動画の閲覧」が84.8%で最多となりました。フル尺の動画閲覧のほうが使用率は高いようですが、「ショート動画の閲覧」も6割以上の回答率を占めています。また「高評価」「チャンネル登録」も半数近い結果となっており、動画を視聴後にアクションを行う方も多いようです。

3,SNSごとに調査!使用時間の違いとは?

続いて【平日】【休日】の各SNSの使用時間について調査しました。

Q.1日で各SNSを見ている時間はどれくらいですか?

【平日】
【平日】Q.1日で各SNSを見ている時間はどれくらいですか?
【休日】
【休日】Q.1日で各SNSを見ている時間はどれくらいですか?

(n=380)

『LINE』は【平日】【休日】ともに「30分以上1時間未満」がボリュームゾーンとなっており、大きな差はないようです。また他のSNSに比べて、使用時間は短いことが分かります。主に連絡手段として使ってことから、必要なときだけ使用していると考えられます。

『X(Twitter)』は【平日】「30分以上1時間未満」、【休日】「15分以上30分未満」がボリュームゾーンとなっており、【休日】のほうが時間が短くなっています。他のSNSに比べても比較的使用時間は短く、情報収集として利用しつつも、知りたい情報だけを確認して長々と閲覧し続けるということは少ないようです。

『Instagram』『YouTube』は「1時間以上2時間未満」がボリュームゾーンとなっています。【休日】の場合は「2時間以上3時間未満」の割合が高くなっており、時間に余裕があれば、つい使用時間も長くなるSNSだと分かります。

また『TikTok』は「1時間以上3時間未満」がボリュームゾーンとなっており、他のSNSに比べて長時間見ている傾向があります。スワイプして次から次へと動画が流れてくるため、見飽きることなく長時間使用している方が多いことが伺えます。

\1日の中で見ている時間帯を調査!各SNSで使用時間帯も異なる?/

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4,1人2つ以上は当たり前⁉SNSのアカウント数を調査!

Q.各SNSのアカウント数を教えてください

Q.各SNSのアカウント数を教えてください。

(n=380)

各SNSのアカウント数については『X(Twitter)』『TikTok』『YouTube』は「1つ」の回答が最多となった一方で、『Instagram』は「2つ」「3つ」がボリュームゾーンとなりました。

\もっと深掘り!アカウントはどのように分けている?2つ以上持っている理由を分析!/

調査資料ダウンロードはこちら

5,SNSでよく調べる情報は「推し」!SNS×カテゴリ別に情報収集内容を調査

 Q.各SNSでよく調べる情報を全て教えてください

 Q.各SNSでよく調べる情報を全て教えてください。

(n=380)

続いて各SNSで調べる情報について調査しました。

すべてのSNSで最も多く検索されている内容は「推し」に関するものであり、回答率は半数以上となりました。マイナビキャリアリサーチLab(外部リンク)のZ世代の調査では「推しがいる」と回答した方は93.7%という調査結果があり、10代女子にとっても推しは欠かせない存在だと言えます。推し自身のアカウントをチェックしたり、推しに関する情報を収集したりするため、各SNSを万遍なく使用しているようです。

「グルメ」「美容」「ファッション」に関しては『Instagram』をメインに調べつつ、『TikTok』で流れてくる情報もチェックしていることが伺えます。また「音楽」は『YouTube』、「時事ニュース」は『X(Twitter)』がメインの結果となりました。

『X(Twitter)』では文章、『Instagram』『TikTok』ではビジュアル、『YouTube』では動画という各SNSの特性に合わせて情報収集する内容も使い分けていることが分かります。

 

\10代女子の間で話題のBeReal.についても調査!彼女たちがハマっている理由とは?/

調査資料ダウンロードはこちら

 

まとめ

  • SNSの利用率:1位「LINE」2位「Instagram」3位「YouTube」4位「X(Twitter)」5位「TikTok」
  • 1日でスマホを見る時間
    └【平日】「2時間以上4時間未満」がボリュームゾーン
    └【休日】「6時間以上」がボリュームゾーン
  • 各SNSの機能
    └【LINE】「個人・グループトーク」「個別通話」が7割以上→連絡手段
    └【X(Twitter)】「いいね!」「フォロー」「リポスト」が半数以上→他者への反応、閲覧がメイン
    └【Instagram】「ストーリーズの閲覧・投稿」「いいね!」「DM」→閲覧・投稿どちらも利用。高校生は「通話」「コメント」など連絡手段としても活用
    └【TikTok】「いいね」「保存」「検索」→閲覧メイン。高校生は「写真・動画撮影」「エフェクト」も一定数あり
    └【YouTube】「動画の閲覧」が最多→閲覧メイン。「チャンネル登録」「高評価」などの反応も行う
  • 1日で各SNSを見る時間
    └【LINE】【X(Twitter)】「30分以上1時間未満」
    └【Instagram】【YouTube】「1時間以上2時間未満」休日のほうが使用時間が長くなる
    └【TikTok】「1時間以上3時間未満」他のSNSよりも長時間利用する傾向
  • SNSでよく調べる情報は「推し」
    └【Instagram】では「グルメ」「美容」「ファッション」も4割以上

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ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、各SNSでよく投稿する内容BeReal.の利用実態などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    ・マイナビティーズ会員
    ・16~19歳/女性/未婚/子どもなし/高校生、大学生・専門学生/SNSを使用している

  • 有効回答数

    380件

  • 調査時期

    2024年9月

  • 方法

    インターネット調査

【2024年版 有名SNS一覧】17種類の特長と使い分け方を紹介

SNSの利用者数は年々増え続け、今や日常生活で欠かせないものです。親しい友人との絆を深めたり、共通の趣味を通じて新しい友達と出会えたりと、楽しみ方もさまざまでしょう。これまでにない新しいSNSのサービスも生まれて、注目を集めています。

この記事では、現在の主要なSNSの種類とサービス内容について、おさえておきたい特長とともに詳しく解説していきます。

SNSとは

SNSとは

 

SNSの定義

SNSは「Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)」の略称で、人々がWeb上でつながり、コミュニケーションを楽しむためのサービスです。SNSに文章や写真・動画などを投稿し、交流を深めることができます。

 

SNSを利用する主な目的

SNSは個人からビジネスまで幅広く利用されていますが、主な目的は4つに分けられると考えられています。

人との交流

SNS上でメッセージのやり取りをしたり、投稿にコメントをしたりすることで、コミュニケーションを楽しみます。今の気持ちや出来事、趣味、好きなものなどをリアルタイムで共有し、いつでも気軽につながることが可能。家族や友人などすでに知っている人に限らず、新しい人と出会える場でもあります。

 

最新の情報収集

地震や気象災害、重大な事件など、緊急性の高い情報は、SNSでチェックする人が多い傾向です。例えばX(Twitter)はテレビやネットニュースなどの速報よりも、いち早く情報を得られることが多く、重視している人も。ただし中には誤報や信憑性のない情報も多く、自身で真偽を見極める必要もあります。

 

興味・関心、趣味の共有

SNSは共通の興味・趣味を持つ人々が集まりやすいようになっており、気の合う仲間と出会える場でもあります。仲間同士で自然にコミュニティができ、情報共有をしたり、賛同しあったり、意見を交わしたりと自由に交流を楽しめます。また特定のテーマに関する知識を深めたり、議論の場を作ったりと、自分の意見を発信する場としての活用もできます。

10代女子のSNS利用実態

マイナビのマーケティング・広報ラボでは、10代女子のSNSの利用状況を深堀り!  SNSの使い分け方やよく使う機能、今はもう使っていないSNSなど、最新のリアルな実態に迫っています。

参考記事:今の10代のSNS利用実態を調査!LINEやInstagram、X(Twitter)など SNSごとの使い分けやよく使う機能を大解剖

 

ビジネスプロモーション

SNSにビジネスアカウントを作り、企業が商品やサービスのプロモーションを行うこともあります。例えばX(Twitter)で新商品の発売日に情報を発信したり、YouTubeで商品やサービスの使い方などを動画配信したりと、ブランドの認知向上や購買促進に効果的です。

またSNSを通じてユーザーと直接コミュニケーションを取れるので、商品やサービスへの要望や率直な意見を聞く場としても活用できます。ユーザーとの交流でファン化もしやすく、長期的に関係性を築けるメリットもあるでしょう。

 

SNSの基本の分類方法

SNSの基本の分類方法

SNSは、それぞれの機能や利用方法によっていくつかの種類に分類されます。ここではSNSの投稿方法に着目し【オープン型・クローズ型】、【ストック型・フロー型】の分類について説明していきます。

 

オープン型・クローズ型

オープン型

オープン型SNSは、匿名での情報発信が可能。自分が投稿・シェアしたコンテンツや、SNS上での行動などがWeb上に公開され、不特定多数の人が誰でも簡単に閲覧できることが特徴です。そのため、多くのユーザーへ投稿を発信できることがメリットです。

代表的な例としては、X(Twitter)やInstagram、TikTokなどが該当します(ユーザー自身が公開範囲を指定しクローズ型にすることも可能)。

 

クローズ型

クローズ型のSNSは、自分のプロフィールや投稿・シェアしたコンテンツなどを限定した人々にのみ公開ます(ユーザー自身が公開範囲を指定可能)。したがって家族や友人など、特定の人とだけコミュニケーションを取ることができ、プライバシーが守られるためプライベートを重視するユーザーも安心して利用できます。

SNSの大半は公開範囲が選択できるようになっており、設定をするとクローズ型に該当します。

 

ストック型・フロー型

ストック型

ストック型のSNSは、投稿したコンテンツが長期間にわたって保存され、後からでも簡単に見返すことができます。コンテンツを記録用として残したり再利用したりすることに適しており、ユーザーは自分のペースで投稿を楽しむことが可能。代表的な例としては、YouTubeやPinterest、noteなどが該当します。

 

フロー型

フロー型のSNSはリアルタイムでの情報発信が重視されており、コンテンツが短期間で消費され、時間が経つと閲覧できなかったり価値がなくなったりすることが多いです。速報や最新情報、リアルタイムの話題がメインで発信されるので、ユーザー側は常に最新の情報を受け取ることができるのがメリット。X(Twitter)やInstagramのストーリーズなどが該当します。

 

日本の主要SNS利用率(全年代)

日本の主要SNS利用率(全年代)

総務省「令和4年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」【令和4年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)

SNSはユーザー層や利用目的がそれぞれ異なり、利用者数の変動も大きい傾向です。現在のSNS利用率ランキングでは6つのSNSが主要な位置を占めています。細かく見ていきましょう。

日本で圧倒的に使われているのは「LINE」で、人口の9割以上が利用中。家族や友人との連絡手段として使われているのがメインで日常的なコミュニケーションツールとして活用されています

また「YouTube」は国内2位の利用率で、幅広い年齢層が動画視聴を楽しんでいるようです。国内3位は「Instagram」で10代から30代の利用が目立ち、以降はX(Twitter)、Facebook、TikTokと続いていきます。

合わせてチェック!

主要SNS6つのうち、月間アクティブユーザー数が1番多いのは? メインの年齢層や男女比も比較できる一覧表をチェック! 各SNSのプロモーション手法についても詳しくまとめています。

 

参考記事:SNSプロモーションとは?メリット・効果的なコツ・成功事例を解説

 

 SNSの8つのカテゴリーと17選

ここでは、今注目の有名SNS17選を8つのカテゴリーに分類して紹介。ビジネスアカウントでの活用も目立つSNSは、合わせて説明します。

 

1.動画系

TikTok

出典:TikTok/App Storeプレビュー

出典:TikTok/App Storeプレビュー

TikTokは15秒~3分のショート動画投稿がメインのSNSで、BGMに合わせてオリジナルの振り付けでダンスをする動画やチャレンジ企画が人気の傾向。動画の編集・加工が誰でも簡単にでき、面白いエフェクトが入ったクリエイティブ動画が多く投稿されています。

 

10代からの人気が中心で、視覚的に刺激的なコンテンツがバズり、流行・トレンドが生まれやすいのが特徴。またTikTokは広告メニューも豊富で拡散力が高いため、通常の投稿と同様に自然な形でプロモーションが可能。ブランドの認知向上などに適しています。

 

YouTube

出典:YouTube/App Storeプレビュー

出典:YouTube/App Storeプレビュー

YouTubeはGoogle社が運営する世界最大の動画共有SNSで、日本国内では第2位の利用者数です。ユーザーはあらゆる動画を基本無料で視聴可能。動画の投稿者はYouTuber(ユーチューバー)と呼ばれ、自身のチャンネル登録者数が増えると収益を得ることができますが、一般的には動画の視聴を楽しむだけのユーザーの方が多いでしょう。

 

企業はYouTubeチャンネルを開設し、オリジナルのコンテンツを配信してブランディングが可能。動画は一度に多くの情報を伝えることができ、印象に残りやすいのがメリットです。

 

2.文章投稿系

X(Twitter)

出典:X/App Storeプレビュー

出典:X/App Storeプレビュー

X(Twitter)は140文字以内のテキスト投稿がメインで、リアルタイムの情報収集や高い拡散力が特徴です。匿名で投稿できることから、気軽に発信できるのが魅力。芸能人やアーティスト、官僚など著名人も使用していることが多く、公開アカウントであればコメントやメッセージのやり取りも可能です。ハッシュタグを使って、共通の趣味を持つユーザー同士でつながる傾向があります。

 

企業アカウントでは、アカウントのフォロー・投稿のリツイートを促すキャンペーンを実施するのが定番で、企画が話題になれば瞬時に拡散され、爆発的な効果をもたらすことも。一方で、他のSNSと比較すると、炎上するリスクは高く注意が必要でしょう。

 

note

出典:note/App Storeプレビュー

出典:note/App Storeプレビュー

noteは文章中心の投稿がメインで、自分の考えや経験、専門的な知識をブログやエッセイ、マンガ、レポートなどの記事にして掲載するスタイル。誰でも自由なテーマで投稿できますが、イベントも開催され、お題に沿った投稿が募集されることも。記事は無料で読めるものが多いですが、投稿者が有料化して販売することも可能で、ユーザー側から投稿者の活動を金銭的に応援する「サポート機能」もあります。

 

noteは長い文章の投稿が多いことから、企業アカウントでも自社の歴史や開発の裏側、仕事の様子など読み応えのある内容で展開される傾向で、ブランドへの親近感や共感を生みだしています。

 

3.コミュニティ系

Facebook

出典:Facebook/App Storeプレビュー

出典:Facebook/App Storeプレビュー

Facebookは世界の人気SNSランキング1位で、約30億7000万人のアクティブユーザーがいます(2024年1月時点)。日本でも国内アクティブユーザー数5位の主要なSNSで、幅広い年齢層に使われています。1人1アカウントの実名登録がマストで、友達や知人など現実社会の人間関係がベースです。新たに知り合った人に「友達申請」をして、交流を広げていくスタイルです。

 

投稿は文章や写真を使った日記公開型。趣味や関心ごとに基づき、コミュニティも作れます。Facebookの広告ではターゲットを細かく設定でき、実名制を活かした精確なターゲット層にアプローチ可能です。

 

mixi

出典:mixi/App Storeプレビュー

出典:mixi/App Storeプレビュー

mixiは日本発のSNSで、一時絶大な人気を誇りましたが、2010年以降、利用者は減り低迷気味です。現実社会の交友関係をベースとしており、個人の日記投稿を通じて友達との交流を楽しみます。また趣味趣向に沿ったコミュニティも数多くあり、自分で新たに作ることもできます。

 

Bondee

出典:Bondee/App Storeプレビュー


出典:Bondee/App Storeプレビュー

Bondeeは2022年にリリースされ、仮想空間内でアバターを使って交流する「メタバースSNS」。近年、20代の女性をメイン層として利用者数が増えています。

 

自分のアバターを作成し、好きなファッションアイテムを身につけさせたり、アバターの表情で自分の気持ちを表したり、気の合う友達を見つけたりと、現実世界とは違うありのままの自分を作り上げることができます。また自分の「スペース」を好みにカスタマイズし、友達同士でスペースを訪問したりパーティーを開いたりとリアルなコミュニケーションを楽しめます。

 

4.メッセージ系

LINE

出典:LINE/App Storeプレビュー

出典:LINE/App Storeプレビュー

LINEは国内利用者数1位のSNSで、約9700万人が利用中(2024年3月末時点)。人口の9割超えの利用者数で、全年代層に使われているのが特徴です。無料のメッセージ機能や通話機能(音声、ビデオ)がメインで、コミュニケーションツールとして活用。友達同士や複数の友人とグループになり、メッセージのやり取りや画像、動画を共有できます。LINE内でのやり取りは、当事者のみ閲覧可能

 

企業が公式アカウントを開設すると、友達登録したユーザーに直接メッセージを送れ、最新情報やキャンペーンの配信が可能に。LINEスタンプでのプロモーションも長く支持されています。ユーザーが日常的に使うため、定期的に接点を持つことができるのがメリットです。


SNSプロモーションって?

SNSプロモーションで活用する方法について、より詳しく別記事でまとめています。メリットやデメリット、成功のポイントまで合わせてチェック!

参考記事:SNSプロモーションとは?メリット・効果的なコツ・成功事例を解説

 

5.写真系

BeReal.

出典:BeReal./App Storeプレビュー

出典:BeReal./App Storeプレビュー

BeReal.は「今自分がどこにいて何をやっているのか」、リアルタイムで写真を共有するSNSです。

 

1日1回アプリから通知が来たら、2分以内に写真を投稿し友達とシェア。撮影した写真は加工ができず、盛らない・映えないこと」が大きな特徴です。通知時間はランダムで投稿しないと友人の投稿は見れない設定になっており、友達同士で素の自分を見せることが求められています。

また他のSNSにある「いいね」や「フォロワー数」などの機能がない点もZ世代から支されており、人気が高まっています。

 

Instagram

出典:Instagram/App Storeプレビュー

出典:Instagram/App Storeプレビュー

Instagramは画像や動画の投稿をメインとしたSNSで、20代~30代女性の利用者が多く、ビジュアル重視の世界観が特徴です。Instagramの編集機能を使って画像や写真を加工し、誰でも手軽にオシャレな投稿をすることができます。ファッションやライフスタイル、グルメのジャンルが人気です。

 

Instagramの投稿はユーザーの消費行動につながりやすいため、企業のビジネスアカウント活用も非常に多い傾向。インフルエンサーに限らず、一般人の口コミやレビューも購買に効果的で、ブランドや商品名のハッシュタグを検索して情報を得る人が多いようです。

 

Pinterest

出典:Pinterest/App Storeプレビュー

出典:Pinterest/App Storeプレビュー

PinterestはWeb上のお気に入りの写真や画像を集めて共有するSNSで、画像から新しいアイデアやインスピレーションを得る場としてよく使われています。ユーザーは女性がやや多い傾向で、ファッション、インテリア系などのコンテンツが人気。ユーザーの興味に基づいた画像がランダムで表示され、お気に入りが見つけやすい仕組みになっています。

 

インテリアやアパレル系などの企業がビジネスアカウントを活用しており、オシャレな写真で世界観を作り込んでいます。ユーザーはお気に入りの画像をピンで留めて見返すことができるため、長期的に購買意欲を高められる効果があります。

 

Snapchat

出典:Snapchat/App Storeプレビュー

出典:Snapchat/App Storeプレビュー

Snapchatは、リアルタイムで今起きていることを友達とシェアできるSNSで、個人やグループに向けて画像などを投稿できます。

 

投稿を閲覧できる時間は(1秒~10秒、または無制限)と選ぶことができ、他のユーザーとのメッセージ内容も24時間で消えるため、気軽に利用できるのが特徴。画像や動画の加工機能も多く、Z世代からの人気を集めています。

 

6.音声系

Clubhouse

Clubhouse

出典:Clubhouse/App Storeプレビュー

Clubhouseは、特定のテーマを設定した「ルーム」で話し合うライブ形式の音声SNS。実名登録制で、リアルタイムでの対話がメインです。トークや会話はアーカイブが残らず、録音も禁止されています。

当初は招待制でしたが、だれでも参加、視聴が可能に。ルームは誰でも作ることができ、参加者の範囲を決めることができます。

 

実名登録制のため、現時点では企業の代表者が公式アカウントを作ることはできますが、企業アカウントの作成はできません。また商品の販売や購入を促す販促行為は禁止されているので注意が必要です。

 

Voicy

出典:Voicy/App Storeプレビュー

出典:Voicy/App Storeプレビュー

Voicyは、無料で音声コンテンツを“ながら聴き”できるSNS(一部有料)。配信者には審査が必要で、タレントやお笑い芸人、アーティスト、スポーツ選手、作家など、各分野の専門家や経営者などの放送を楽しめます。

 

お気に入りの放送はブックマークでき、過去の配信も聞くことも可能です。

 

7.ライブ配信系

SHOWROOM

出典:SHOWROOM/App Storeプレビュー

出典:SHOWROOM/App Storeプレビュー

SHOWROOMは誰でも気軽にライブ配信をし、配信者(ライバー)と視聴者がリアルタイムで交流できるSNS。視聴者のアバターが観客席に表示され、ライブ会場にいるような雰囲気を味わえるのが特徴です。

 

人気アイドルやアーティスト、モデル、お笑い芸人などのライバーが多く、一般人の配信は少なめ。視聴者側はコメントやギフト(投げ銭)で好みのライバーを応援できます。

 

17LIVE

出典:17LIVE/App Storeプレビュー

出典:17LIVE/App Storeプレビュー

17LIVEは、雑談から音楽、ゲーム、趣味、Vtuberまで幅広いジャンルのライブ配信が楽しめるSNS。配信者を認証ライバーと一般ライバーに分けており、認証ライバーには芸能人も多数います。ライバーと視聴者がリアルタイムでつながり、コミュニケーションを取ることができます。

 

視聴者はコメントやギフト(投げ銭)でライバーを応援します。ファンクラブに似た仕組みのライバーアーミー機能もあり、ライバーの活動を盛り上げています。

 

8.ビジネス系

LinkedIn

出典:LinkedIn/App Storeプレビュー

出典:LinkedIn/App Storeプレビュー

LinkedInは「ビジネス向けSNS」と言われており、世界200か国以上で10億人以上(2024年現在)が登録している、海外では名刺代わりに使われているSNSです。

 

実名・顔出し登録が原則で、就職や転職の目的での利用が多く、職務経歴をプロフィールに入れることができます。採用活動で利用する企業も少しづつ増えてきているようです。

 

SNSの使い分け

SNSには、それぞれ特有のユーザー層と特長があります。ユーザーが主要なSNSをどのように使い分けているのか、見ていきましょう。

 

X(Twitter)は推し活

X(Twitter)は情報の即時性と拡散性の強みを活かし、好きなアーティストなどの「推し活」として使われている傾向が強いです。ファン同士で、「推し」の最新情報や活動などについて情報を共有しあい、意見を交わしたり、盛り上がったりと交流を楽しんでいます。

ファンが共通のハッシュタグを使ってつながることで共感や仲間意識を育み、影響力を強めています。

大学生のSNS利用実態

出典:マイナビ マーケティング・広報ラボ「情報収集に関するアンケート」


出典:マイナビ マーケティング・広報ラボ「情報収集に関するアンケート」、18 歳~20歳/n=160件/2023年11月22日~12月31日

マイナビのマーケティング広報ラボの調査によると、新大学生のうち約41%が推し活用としてX(Twitter)を使っていることが判明。そのほか主要SNSの使い分けや、信用して見ているコンテンツなど詳しく分析しました!

参考資料:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方~新大学生編~

 

Instagramはトレンド、Pinterestは記録用

Instagramはビジュアル訴求で女性ユーザーが多いこともあり、特にファッション・グルメ・インテリアなどに関する投稿が人気です。Pinterestも同様の傾向があります。

2024年の6月より、InstagramとPinterestのアカウントが連携可能になりました。Pinterest で Instagram アカウントを認証すると、Instagram のフィード投稿をする度に、Pinterestでも同じ画像を用いたピンの作成が完了。また過去の Instagram 投稿も Pinterest でシェアができます(直近 90日間の投稿をインポートするオプションを選べる)。

両SNSの連携により、Instagramでリアルタイムのトレンドを発信しつつ、Pinterestで長期活用が可能に。Instagramはフロー型コンテンツで過去の投稿はあまり閲覧されなくなりますが、Pinterestはストック型コンテンツで、過去の投稿を見返したり記録用としても活用できたりすることから、双方のメリットを活かした使い分けが実現できます。

 

まとめ

今回は主要なSNSから今注目のSNSまで17選まとめて紹介しました。SNSはサービス内容や機能、特長も異なり、ユーザーの活用方法や楽しみ方も次々と変化していくでしょう。SNSのトレンドを把握して、ビジネス活用のヒントにしていきましょう。


マイナビのSNS支援サービス

SNSマーケティング運用支援施策

マイナビでは、高校生や大学生、社会人層などを対象としたメディアのほか、自社でSNSも複数運営。各メディアごとに登録会員も所属しており、ユーザーのインサイト分析をもとにしたコンテンツマーケティングを強みとしています。

SNSのアカウント立案や広告施策、インフルエンサーのキャスティング、コンテンツ制作など幅広く運用をサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

SNS運用ならマイナビ!

「α(アルファ)世代」の特徴とは? Z世代との違いや価値観を徹底解説

Z世代」の次の世代にあたる「α(アルファ)世代」には、どのような特徴があるのか知っていますか。α世代は歴史上最大の世代になるとも言われており、今後、経済面でも影響力を増していくでしょう。

この記事では、α世代の概要や特徴、彼らを取り巻く環境について取り上げ、Z世代との違いや共通点なども詳しく解説します。

α世代とは?

α世代とは

α世代の定義

α世代とは、2010年代以降に生まれた世代を指し、全員が21世紀生まれ。2024年の現在では、中学生以下の子どもたちがα世代に該当します。また1980年〜1990年代半ばごろに誕生した「ミレニアル世代」の子どもにあたる世代です。

オーストラリアの社会学者マーク・マクリンドル氏が「α世代」と名付け、彼の試算によると2025年にα世代は全世界で約20億人となり、歴史上最大の世代になると考えられています。

 

α世代の人口の割合

α世代の人口の割合

日本は近年、深刻な少子化問題を抱えていますが、世界の人口は増えており、α世代も増えていくとみられています。現時点での日本におけるα世代は、約11%です。

 

α世代5つの特徴

α世代5つの特徴

α世代はまだ幼少期の子どもたちのため、特徴を断定することはできませんが、将来的に期待されていることも含めて、5つの特徴を深堀りします。

 

デジタルネイティブ

α世代は生まれた時からスマートフォンやタブレットなどデジタル機器が広く普及しており、幼少期から当たり前のように使いこなしています。

パソコンやスマートフォンを使うことは日常で、小学校ではタブレットを使用して学ぶ機会もあります。またオンラインゲームやSNSを楽しんだり、早くからキャッシュレス決済などを利用したりと、デジタル環境に囲まれた生活に慣れているでしょう。

また、α世代の親にあたるミレニアル世代はデジタル技術の進化とともに成長しており、デジタルリテラシーに強い世代とも言われています。そのような親の影響もあり、Z世代以上にデジタルネイティブの特徴が強いと言われています。

α世代の親が使う子育てアプリは?

マイナビのマーケティング広報ラボでは、25歳~35歳の共働き子育て層が愛用している「子育てアプリ」について調査を実施しました。ジャンル別で使っているアプリや、どのぐらい課金しているかもレポートしています。

参考記事:共働き層が愛用する子育てアプリランキング

 

新しい学習環境

先述したように、α世代は小学生の時から授業でパソコンやタブレットなどのデジタル機器を積極的に活用。デジタル教材やオンライン学習、教育アプリなども広く普及しており、早ければ幼児期からデジタル機器を使った学習始めています。

2024年にはICT教育も本格的に導入され、教育現場でのデジタルやITテクノロジーの活用はさらに高まります。従来は教師一人が複数人の生徒を指導するという方法でしたが、ICT教育ではデジタル機器などを利用して生徒一人ひとりのレベルに合わせて指導できるので、個人の能力や特性をより伸ばすことができるでしょう。

 

タイムパフォーマンス重視

α世代は効率重視で、特に「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する傾向日常生活や学習面でも、より簡単で効率のよい方法を求めています。

α世代は幼少期からインターネットを活用しているため情報処理能力が高く、探している情報をいかに早く見つけるかが重要になっています。近年、若年層にはショート動画が人気の上、倍速機能を使って動画を見る傾向があることも、タイパのニーズから生まれたものでしょう。

今後、時間を効率的に使うためのサービスやツールはますます増えてくると考えられています。

 

バーチャル空間での交流

α世代はバーチャル空間でのコミュニケーションも日常化しています。例えばオンラインゲームを友人と楽しむことや、バーチャルリアリティ(VR)、メタバース、アバターなどの最新技術も身近で体験しています。バーチャル空間で初対面の人と交流することも違和感なく受け入れる傾向です。

今後もバーチャル空間の活用は増えていくとされており、日常生活に変化をもたらすでしょう。既存の価値観や生活スタイルに縛られず、新しい感性や行動様式を自然に受け入れていく世代としても期待されています。

 

社会的な問題への興味関心

環境問題をはじめとして、紛争、貧困、ジェンダーによる社会問題など、現代社会が抱えている問題は多岐にわたります。α世代にとっては自分たちの将来に大きく関わってくることであり、幼少期からこれらの問題に対する教育を受けているため、関心が高くなっています。

また様性に対しても寛容に受け入れる傾向があり、ジェンダーや人種、他者の価値観などを尊重する風潮も。学校教育でも多様性やSDGsに関するカリキュラムが導入され、知識を習得しています。

 

Z世代とは

Z世代とは

続いてα世代に対してZ世代の定義や人口割合について説明します。

Z世代の定義

Z世代とは、おおよそ1990年代の中盤から2010年ごろに生まれた世代です。

2024年現在では10代後半~20代後半あたりの年齢層がZ世代に該当します。日本ではZ世代と同年代を示す言葉として「さとり世代」や「スマホ世代」などもありますが、Z世代(Generation Z)という呼び方は全世界で共通して使用されています。

 

Z世代の人口の割合

Z世代の人口の割合


日本のZ世代の人口は少子化が進んでいることもあり約1,800万人ほどで、人口の割合からは約15%がZ世代です。

世界基準で見てみると約24億人がZ世代に該当し、世界の総人口(約82億人)のうち3人に1人がZ世代となっています。

 

Z世代5つの特徴

Z世代5つの特徴

インターネットの普及とともに成長し、技術の進化を体感してきたZ世代。これまで育ってきた社会的背景などもふまえて彼らの価値観について解説します。

安定志向

Z世代は、2008年のリーマンショック以降、長引く不況を身近に感じて育ってきました。東日本大震災や新型コロナウイルスの感染など、災害や非常事態を実際に経験している世代でもあります。

このように社会が不安定な状態の中で育ってきたために、Z世代は物事を冷静に捉え、現実主義で安定志向の人が多いと言われています。

 

価値観を重視

Z世代が商品を購入する際やサービスを利用する時に重視しているのは、「自分の価値観にあっているかどうか」という点。商品の実用性や使いやすさといった本質的な価値よりも、ブランドの理念やコンセプトに共感できるか、自分の生き方に合うかどうか、価値観を大切にしています。

安定志向のZ世代は買い物の時も慎重ですが、自分が価値を感じるものに対しては惜しまずお金をかけるのも特徴です。

 

ワークライフバランス

Z世代の働き方はワークライフバランスを重視しており、仕事と私生活は切り離して考え、私生活の充実をとても大切にしています。彼らは仕事をしてお金をたくさん稼ぐことよりも、自分の生活のために働くという考えが強く、プライベートで得られる充実感や幸せに重点を置いています。

 

SNSをフル活用

SNSをフル活用し、情報収集やコミュニケーションを頻繁に行っています。YouTube、TikTokなどのコンテンツをシェアして楽しんだり、X(Twitter)やInstagramでは複数アカウントを持ち、プライベートや趣味に合わせて使い分けたりと、SNSで人とつながることが日常生活の一部となっています。

またSNSを通じて気軽に情報を得るだけでなく、自らコンテンツを発信することにも積極的で、リアルタイムで情報をシェアするのが特徴。消費の面からも、SNSでの投稿やレビューに影響を受けており、大切な情報源です。

 

Z世代のSNS利用実態

マイナビのマーケティング広報ラボでは、Z世代の新社会人にアンケート調査を実施。ネットで何を検索しているのか、SNSをよく利用する時間帯や情報収集の仕方、信用して見ているコンテンツなど、リアルな実態を明らかにしました。

参考記事:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方~新社会人編~

環境や社会問題への関心

先述した通り、幼少期からリーマンショックや東日本大震災、コロナ禍などを経験してきたZ世代は、環境問題や人権問題などのさまざまな社会問題にも関心を持っています。

またSNSを日常的に利用しているため、他人の考えに触れる機会も多くあります。そのためZ世代は自分なりの見解や意見を持っていることも特徴であり、実際にコンテンツを通じてそのような自分の考えや価値観を発信している人もいます。

 

α世代とZ世代の共通点・相違点

α世代とZ世代は年齢層も近く共通点も多いですが、相違点にも着目するのが大切です。α世代とZ世代の特徴をそれぞれ比較し、共通点と相違点を見ていきましょう。

α世代とZ世代の共通点・相違点

価値観「タイパ」

α世代とZ世代の共通の価値観として、タイムパフォーマンスを重視していることが挙げられます。

Z世代はインターネットの普及とともに育ち、時間を有効に使うことに価値を感じていますが、α世代はさらに発展したデジタル環境で育っていることからも、これまでより強く「タイパ」は重視されており、短時間で効率よく物事を行う傾向です。

短時間・簡潔・効率化は今後もキーポイントとして引き継がれるでしょう。

Z世代は自炊にもタイパの傾向!

マイナビのマーケティング広報ラボが行った調査によると、Z世代の新社会人が自炊で重視しているのは「食費をおさえる」に続き、「時短」が2位にランクイン。Z世代の食生活や自炊の実態に迫っています。

参考記事:Z世代社会人の自炊事情とは?

 

教育環境

Z世代とα世代の教育環境の大きな違いは、プログラミング教育の有無です。これまでのZ世代は学校教育でパソコンやインターネットを学び、オンライン授業なども経験してきました。

一方でα世代は、2020年から小学校でプログラミング教育が導入され、より早い段階でデジタルリテラシーを養うことが義務教育となりました。幼少期からプログラミング思考を養うことで、柔軟な対応力や問題解決能力が期待されています。

またα世代には、ゲーム感覚で学べるエデュテインメントやAIを活用した個別指導も充実しており、個々のペースに合わせて楽しみながら効率的に学ぶ体制が整えられつつあります。

 

デジタル環境

Z世代、α世代ともにデジタルネイティブでデジタル機器を使いこなし、SNSでコミュニケーションを楽しむことも共通しています。

Z世代はSNSやオンラインコミュニティでの交流がメインで、リアルタイムでの情報共有、発信が盛んです。一方でα世代はメタバースやバーチャル空間での交流も盛んで、状況に合わせてフレキシブルに場を選び、意見を発信しています。

 

社会問題への関心の高さ

Z世代とα世代は、両者とも社会課題への関心度が高い世代です。しかし、関心の方向性や具体的な取り組み方には違いがあると考えられています。

Z世代は、どちらかというと環境問題、気候変動やエシカル消費などに強い関心があります彼らが成長期の間に環境問題や倫理的消費がメディアで大きく取り上げられてきたことが影響しています。

一方、α世代の関心はより多様化しています。幼少期から環境問題に限らず、ジェンダーや多様性、人権問題にも敏感SDGsや環境問題、多様性への理解を深める教育プログラムが導入されていることが関係しているでしょう。

 

α世代とZ世代に注目されるSNS

Z世代とα世代に注目されるSNS

Z世代やα世代にとって生活の一部となっているSNS。個々のアイデンティティを表現するZ世代に対し、α世代は娯楽や学びの場として活用しているのが違いです。今後の社会でも重要視されているSNSについて紹介します。

「TikTok」

TikTokは主にショート動画を視聴・投稿・共有し、楽しむSNS。在でも若年層の利用が顕著で、10代~20代のZ世代やα世代にあたる層が多く視聴しています。

約1分のショート動画が、スワイプするだけの簡単操作で次々と再生されるので、ちょっとしたスキマ時間に見て楽しめることがメリット。またYouTubeと比較した際、動画の編集も簡単に可能で投稿しやすいのも人気の理由でしょう。タイパ重視のα世代には、今後も利用が欠かせません。

 

「BeReal.」

日常のリアルな写真を共有することのできるSNSで、2022年より利用者数が増え、Z世代からの支持も集めています。

1日1回アプリから通知が来たら、2分以内に写真を投稿し友達とシェア。撮影した写真は加工ができず、「盛らないこと」が大きな特徴。今自分がどこにいて何をしているのか、ありのままの姿を共有して楽しみます。

また通知時間はランダムで、投稿しないと友人の投稿は見れない設定。他のSNSにある「いいね」や「フォロワー数」など人気度を測る機能もなく、友人と“ゆるくつながる”のがZ世代とα世代の感性に合っており、今後も人気が高まるでしょう。

 

「Bondee」

2022年にリリースされ、「メタバースSNS」として、20代の女性を中心に利用者数が増えています

「Bondee」では自分のアバターを作成し、仮想空間の中で自由に友達との交流を楽しめます。アバターの表情で自分の気持ちを表したり、好きなアイテムを身につけさせたりと、現実社会と同様に友人とのコミュニケーションが繰り広げられます。

招待できる友達は50人で、仮想空間で新しい友達をみつけることも可能。今後も仮想空間でのコミュニケーションツールは増えてくると予想されており、α世代にさらに活用されていくと考えられています。

 

「noplace」

20247月にリリースされ、公開と同時にApp Storeのランキング1位を獲得した注目のSNS

テキストベースの投稿がメインで、写真や動画は無し。個人ページでプロフィールを細かく設定することで自分を表現し、友人と交流します。

具体的には、今していることや聞いている音楽、見ているもの、食べているもの、読んでいる本についてプロフィールを更新し、今の気持ちを色で表現します。また共通の興味に基づいて、他のユーザーと出会うことも可能。使いこなすほどレベル表示が上がり、ゲーム感覚で楽しめます

友人とゲーム感覚で楽しむスタイルが、Z世代とα世代の価値観に合っているのかもしれません。

 

まとめ

α世代の概要から特徴、Z世代との相違点などについて詳しく紹介しました。α世代の成長とともに、デジタルテクノロジーもさらなる進化を遂げ、人々の生活も大きく変化していくでしょう。各世代の価値観を理解し、彼らに合わせたプロモーション施策を考え続けていくことが大切です。

 


Z世代の認知拡大に! マイナビのキョ―ソウPROJECT

マイナビのキョ―ソウPROJECTは、Z世代の認知拡大・新規顧客化を狙いとしたプロモーション施策です。企業からの課題に対し、Z世代のメンバーがアイデアを提案、企画書として仕上げます。

プロジェクトを通して、企業の理念や商品・サービスに込められた思いを伝えることも可能。Z世代のリアルな声を反映できる新しいプロモーション施策です。

キョ―ソウPROJECTを見る

SNSプロモーションとは? メリット・効果的なコツ・成功事例を解説

日々多くの人がSNSを利用しており、友人とコミュニケーションを取ったり、共通の趣味を持つコミュニティを作ったりと、それぞれの用途で使い分けを楽しんでいます。企業での活用も格段に増えていますが、SNSの選び方や手法で悩んでしまうこともあるでしょう。

この記事ではSNSプロモーションについて、主要なSNSの特徴をふまえて、どのような活用が適しているのかを紹介。メリットやデメリットもふまえて、詳しく解説していきます。

SNSプロモーションとは?

SNSプロモーションとは

SNSプロモーションとは、企業やブランドが、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を使ってマーケティング施策を行い、商品・サービスの認知拡大や購買促進をすることです。

SNSを取り入れることで、ターゲット層に直接アプローチし、パーソナライズされたプロモーションが可能に。SNS上でのコンテンツ投稿やユーザーとの交流、広告配信、インフルエンサーとのコラボレーションなど、さまざまな施策を通じてブランドの認知拡大をすることができます。

各SNSの特性を活かして、多角的なアプローチをしていくのが特徴です。

 

SNSプロモーションが注目されている理由

SNSプロモーションが重要視される理由は、圧倒的な利用者数です。

総務省のデータによると、日本の総人口は1億2494万7千人(2022年)に対し、SNS利用者数は1億200万人(2022年)で、人口の9割以上です。2027年にはSNSの利用者数が1億1,300万人に増加すると予測されており、日常生活で欠かせないものになるでしょう。

また年代別のSNS利用率でも、10代〜20代は90%以上30代〜40代で80%後半と大半が利用している結果に。50代〜60代でも70%超え、幅広い年代層で使われていることがわかります。このようにSNSは人々の生活に多大な影響を与えており、企業がプロモーションで活用するのは有効です。

総務省:「令和3年 通信利用動向調査」「令和5年 情報通信に関する現状報告の概要」「総人口及び日本人人口の推移」

主要SNSのプロモーション手法

SNSはそれぞれメインのユーザー層も異なり、利用目的も変わります。そのためプロモーション活動で取り入れる場合は、まずはSNSの特性を理解することが成功の鍵。ターゲットに合わせたSNSを選び、戦略を立てていくことが重要です。

主要SNSの比較表

主要SNSの比較表

総務省「令和4年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」、「令和5年 情報通信に関する現状報告の概要」

まずは表を見て、主要なSNSのユーザー数と男女比、メイン年齢層を把握しましょう。それぞれのSNSの特長や効果的なプロモーション手法についても詳しく紹介していきます。

 

XTwitter)の特長・プロモーション手法

X(Twitter)は国内の月間アクティブユーザー数3位のSNSで、リアルタイムでの情報発信と拡散力の高さが強み140文字のテキスト投稿がメインですが、画像や動画を入れることもでき、情報を迅速に広められます。

X(Twitter)の投稿にはハッシュタグを入れることが欠かせず、トレンド入りしている話題やイベントに合わせたハッシュタグを使うことで、エンゲージメントを高めることが可能。また広告のフォーマットも多く、配信する際には細かくターゲット設定を行うことができます

 

Instagramの特長・プロモーション手法

Instagramは国内の月間アクティブユーザー数4位で、女性ユーザーが多い傾向。Instagramは写真や動画がメインの投稿で、ビジュアルが重視されるSNS。食品やファッション、美容、インテリアなどのカテゴリーの投稿が人気で注目度が高ブランドのイメージや世界観をダイレクトに伝えやすいのがメリットです。

Instagramでもハッシュタグの活用が重要で、ハッシュタグで投稿内容のジャンル分けをし、より多くの人にアプローチが可能に。商品やサービス名のハッシュタグを作ると、ユーザーからの投稿も集まりやすくなり、レビューや口コミとして効果的インフルエンサーとのコラボレーションでも認知拡大が望めます

2024年Instagram人気ハッシュタグ

マイナビのマーケティング広報ラボでは、今人気のハッシュタグや、ジャンル別で注目のハッシュタグを一挙紹介。ハッシュタグの付け方についても詳しい解説をしています。

参考記事:【2024年】Instagramの人気ハッシュタグは?業界別トレンドもチェック

 

LINEの特長・プロモーション手法

LINEは日本で一番利用者の多い人気SNSで、月間アクティブユーザー数は9700万人と日本の人口の約7割以上になります(2024年3月時点)。幅広い年代層に普及しており、メッセージを通じて、直接コミュニケーションできるのが特長です。

企業がLINE公式アカウントを作ると、友だち追加したユーザーにメッセージが送れ、最新情報やキャンペーンの配信が可能に。またクーポン配信やプッシュ通知など、さまざまな機能を通じて、定期的にユーザーと接点を持てるのがメリット。アンケートやチャットボットなど、顧客満足度を高める機能もあり有効です。

 

TikTokの特長・プロモーション手法

10代の若手層に人気のSNSで、ショート動画のコンテンツを中心にバイラル性が高いのが特長です。スマホで動画の作成が簡単にでき、短期間で大勢にアプローチすることが可能。チャレンジ企画やユーザー参加型のコンテンツが特に人気を集めています。

TikTok広告では、性別や年齢、ユーザーの興味関心に基づくターゲットの絞り込みが可能。世界では10億人以上のユーザーが利用しており、海外向けのプロモーションにも適しています

 

Facebookの特長・プロモーション手法

Facebookは国内の月間アクティブユーザー数は5位。メインユーザーは30代~50代で、1人1アカウントの実名登録が特徴です。

Facebookのビジネスアカウントを通じて、最新情報などの投稿やフォロワーとの交流も可能。グループ機能を活用して、コミュニティを作ったりイベント開催もできるでしょう。またFacebookは実名登録のため、高精度のターゲティングを用いた広告配信ができるのが特徴。広告出稿の手順もシンプルで、少額からの配信が可能です。

 

YouTubeの特長・プロモーション手法

YouTubeの月間ユーザー数は7120万人で、国内2位の人気SNSです。動画投稿に対してコメントをすることができ、直接ユーザーとコミュニケーションを取ることができます。

企業の公式YouTubeを通じて、商品・サービスの情報や商品の使い方を動画で配信するなど、活用の幅が広いのが特徴。また企業理念や商品開発の裏側など、ブランドストーリーを紹介するのにも適しており、視覚・聴覚的にも記憶に残りやすいのがメリットでしょう。

YouTube広告もターゲティング機能が充実しており、特定の層に絞り込んだアプローチが可能です。

 

SNSプロモーションのメリット・デメリット 

SNSプロモーションのメリット・デメリット 

SNSプロモーションには多くのメリットがあり、ビジネスやブランドの認知度を高めるための強力なツールとして広く利用されています。しかし、その一方で、いくつかのデメリットも存在し、慎重な戦略が求められることもあります。

ここでは、SNSプロモーションが持つ主なメリットとデメリットをそれぞれ詳しく解説し、これらの要素がプロモーション活動にどのような影響を与えるかを明らかにしていきます。

 

SNS プロモーションのメリット

・認知向上
・拡散性
・ユーザーとの交流
・購買につながりやすい

認知向上

SNSの投稿により、フォロワーと定期的な接点を持つことができたり、新規ユーザー層へのアプローチもできたりと、自然な形で認知度を上げることができます。また投稿を見たユーザーがブランドに興味をもつきっかけになり、ファン化にもつながるでしょう。ファンが集まると影響力も増し、認知拡大の効果も高まります。

 

拡散性

SNSの最大のメリットは、リアルタイムでの拡散性です。投稿したコンテンツに好感・共感をもってもらえれば、ユーザーはシェアをしてくれ、さらに多くの人に投稿を届けることができます。

またセッション数の多いトレンドや人気の投稿は、さらに多くの人の目に入りやすいアルゴリズムになっているSNSが多く、短時間のうちに一気に拡散する可能性があります。

 

低コスト

SNSプロモーションは、テレビや雑誌など従来の広告と比べて低コストで始めることが可能。例えば、X(Twitter)の広告には最低出稿金額がなく、自分で値段を設定し少額から運用可能。InstagramやFacebookなど他のSNSも低コストで始めることができ、予算に応じたプロモーションが実現できます。

また通常の投稿でも新規層にアプローチできるので、あまりコストをかけずに運用できます。

 

ユーザーとの交流

SNSではコメントやダイレクトメッセージを通じて、ユーザーと直接コミュニケーションを取ることができるのがメリット。例えば、投稿にコメントが付けば簡単に相手に返信できますし、ハッシュタグを調べて自社の製品やサービスについて投稿しているユーザーを把握することもできます。

ユーザからのコメントやレビュー、口コミなどを通して、商品の改善点や新たなニーズを把握し、商品開発にも活かせます。

 

購買につながりやすい

SNSの投稿にはURLを入れて、商品ページやオンラインストアへそのままリンクさせることが可能です。例えばInstagramにはショッピング機能があり、投稿された写真から直接商品のページへアクセスでき、購入までスムーズに進められます。

SNSでは商品の口コミやレビューを検索している人も多く、商品購入の決め手になる傾向があります。

SNSで何を調べている?

マイナビ マーケティング・広報ラボ「情報収集に関するアンケート」

出典:マイナビ マーケティング・広報ラボ「情報収集に関するアンケート」、22歳~25歳/n=489件/2023年12月4日~12月18日

 

マイナビのマーケティング広報ラボでは、22歳~25歳の新社会人を対象にアンケート調査を実施。X(Twitter)では「推し」に関する情報を調べている人が約7割で1番多く、グルメや音楽に関しても注目していることがわかりました。そのほか主要なSNSでも何を調べているか、傾向をまとめています。

参考資料:SNS上での情報収集と広告に対する感じ方~新社会人編~

 

SNS プロモーションのデメリット

炎上リスク
・SNS運用の負担

炎上のリスク

 SNSでは投稿が思わぬ形で広まり、炎上するリスクが常にあります

多くのユーザーがSNSを利用しているため、投稿したコンテンツの受け取り方や解釈は人によってさまざまで、意図しない方向で情報が受け取られてしまうことも。ささいな表現でも誤解を招くことがあり、一部のユーザーから問題視されると瞬く間に広まり、ブランドイメージに深刻な影響を及ぼすことがあります。

投稿内容について、誤解を招いたり不快な気持ちにならないか、入念な確認作業やチェック体制が必須です。

 

SNS運用の負担

SNSは日々の運用・管理が欠かせません。投稿を更新することはもちろん、フォロワーからのメッセージに返信をしたり、時にはユーザーの投稿にも反応をしたりと、こまめにコミュニケーションを取るのが必須。そのほかキャンペーンやイベントなど、フォロワーを飽きさせない工夫も必要です。

またSNSの新機能をいち早く取り入れたり、最新のアルゴリズムを理解して対策をたてたりと、常に学ぶ姿勢が求められ、運用の負担がかかります。

 

SNSプロモーション成功のポイント6つ

SNSプロモーション成功のポイント6つ

SNSは多くのユーザーと直接つながる機会があり、戦略的なアプローチが必要です。プロモーションを成功するために、6つのポイントをおさえておきましょう。

最初に目的とペルソナを設定

SNSプロモーションを始める前に、まず何を達成したいのか、具体的な目的を設定します。例えば、「認知拡大」や「販売促進」などが考えられます。

続けて、ターゲットとなるペルソナを明確にします。SNSの広告配信は細かく設定できるので、性別・年齢・居住地・家族構成・興味関心など、各SNSの項目に合わせて考えていくのもよいでしょう。また競合調査も必ず行い、人気投稿や投稿時間などを分析し、投稿に活かしましょう。

X(Twitter)広告の出し方は?

X(Twitter)広告は最低出稿金額がなく、少額から運用可能! X(Twitter)広告の主なフォーマットやカスタム機能、広告出稿の手順まで詳しく紹介しています。

参考記事:X(Twitter)広告の出し方は?種類と選び方、設定方法まで詳しく紹介

 

SNSの使い分け

SNSの特性を活かして、使い分けをしてみるのも有効です。

例えば、X(Twitter)はニュースや速報など短いメッセージの共有に適しており、Instagramはビジュアルで魅せるコンテンツが人気です。最初に新商品が出るニュースをX(Twitter)で流して、Instagramで新商品のパッケージを魅力的に見せる…などの使い分けをし、ターゲット層に多角的にアプローチするのも一つの方法です。

 

中長期的な施策設計

SNSプロモーションは単発のキャンペーンで終わらせるのではなく、中長期的な視点で施策を継続することが大切です。キャンペーンで一時的に認知拡大することができたら、いかにユーザーとの関係性を継続させていくかが重要です。

投稿を定期的に続けるのはもちろん、トレンドを取り入れた投稿や参加型のイベントを企画したりすることで、ユーザーを飽きさせない工夫が必要です。

 

広告

効果的なSNSプロモーションを行うためには、複数の手法を組み合わせることも有効です。通常の投稿だけでなく、例えば新商品発売などの重要なタイミングの時には広告を併用して一時的に露出を高めて、より多くのユーザーにアプローチするのも効果的です。

SNSごとに広告のフォーマットも異なるため、どのような種類があるのか押さえておきましょう。

 

効果測定、データ分析

プロモーションの効果を最大化するためには、定期的な効果測定とデータ分析が不可欠です。SNSインサイト機能を活用し、投稿のエンゲージメント率(いいね、コメント、シェアの数)やフォロワー数の増減、クリック数、コンバージョン率をチェックしましょう。

これらのデータを分析し、どの投稿が成功し、どの点を改善すべきかを把握します。より詳細なデータ分析が必要な場合は、SNS運用のサービスを利用するのもおすすめです。

 

インフルエンサー

SNSの口コミやレビューはユーザーからの信頼や安心感も得やすく、購入の決め手になる傾向が高まっています。また商品やサービスのターゲットに合ったインフルエンサーを起用することで、爆発的な効果も生まれやすく、認知拡大・購入促進につながります。

10代女子に人気のインフルエンサーは?

マイナビのマーケティング広報ラボでは、2024年版の10代女子が選ぶインフルエンサーランキングを発表しました。今、10代女子に最も影響力がある人をチェック!

参考記事:【2024年4月版】「10代女子が選ぶインフルエンサーランキング」

 

SNSプロモーションの成功事例2

SNSプロモーションの成功事例を2つ紹介します。

①貝印株式会社:「紙カミソリ」投票キャンペーン

マイナビの「学生の窓口」では、X(Twitter)を使って投票キャンペーンを行いました。

貝印の「紙カミソリ」を広める2つのアイデア「神ってるカミソリ」と「KAMIカミソリ」をもとに、どちらの案がより魅力的に感じるか、X(Twitter)上で投票キャンペーンを実施。「いいね」を押すだけで簡単に投票でき、誰でも気軽に参加できる仕組みに。同時に、貝印の公式アカウントのフォロー&投稿リツイートでプレゼント企画も行い、投稿の拡散を促しました。

また独自のハッシュタグ「#キョ―ソウ応援_紙カミソリ編」も作り、コミュニティ化して交流を楽しめるような仕掛けも。認知拡大のプロモーションとともに、Z世代の支持を集めたアイデアを商品化することができました。

②株式会社ロッテ:#雪見のばしチャレンジ キャンペーン」

雪見だいふくキャンペーン

出典:ロッテ公式Instagram

ロッテでは、3つのSNSにて「#雪見のばしチャレンジ キャンペーン」を実施しました。

同キャンペーンでは、ユーザーから雪見だいふくのお餅を伸ばしている様子の動画投稿を募集。ロッテ公式SNSアカウントをフォローの上、「#雪見のばしチャレンジ」のハッシュタグを付けて投稿するのが参加条件で、X(Twitter)、Instagram、TikTokにて応募を受付けました。

TikTokのチャレンジ動画は注目を集めやすい点と「お餅」の商品の特性を活かした企画、ユーザーから雪見だいふくを食べる投稿が自然に集まり、楽しい・おいしいイメージが醸成されました。

また大賞に選ばれた動画は広告として正式採用されるインセンティブもあり、動画広告クリエイティブにも活用。X(Twitter)、Instagram、TikTokと複数のSNSで展開され、ユーザーから質の高い投稿が集まりました。

まとめ

SNSプロモーションは、比較的低コストで始められることからも、ブランドの認知向上やターゲット層へのリーチ拡大など有効な活用方法です。SNSの特性をもとにコンテンツ制作を行い、上手に活用していきましょう。


マイナビのSNS支援サービス

SNSマーケティング運用支援施策

マイナビでは、高校生や大学生、社会人層などを対象としたメディアのほか、自社でSNSも複数運営。各メディアごとに登録会員も所属しており、ユーザーのインサイト分析をもとにしたコンテンツマーケティングを強みとしています。

SNSのアカウント立案や広告施策、インフルエンサーのキャスティング、コンテンツ制作など幅広く運用をサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

SNS運用ならマイナビ!

【国内編】20代女性の旅行調査「ビジネスホテル」派が半数以上?働く女性の国内旅行スタイルを深掘り

前回の海外編に続き、今回は働く20代女性の国内旅行事情を調査。本記事では20代女性の国内旅行の目的や人気エリア、さらに計画の立て方や予算など、あらゆる観点から国内旅行の実態について詳しく解説します。

\全体の調査結果や解説はこちらから無料でダウンロードいただけます/

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1,国内旅行派は海外旅行へ行く?年間平均旅行回数を調査

Q.社会人になってから旅行に行った回数を教えてください。(宿泊を伴う旅行のみカウントしてください。)

【国内旅行回数】
Q.社会人になってから旅行に行った回数を教えてください。(※宿泊を伴う旅行のみカウントしてください。)【国内旅行回数】
【海外旅行回数】
Q.社会人になってから旅行に行った回数を教えてください。(※宿泊を伴う旅行のみカウントしてください。)【海外旅行回数】

(n=304 内訳:国内旅行【年0~2回】 n=157、【年3回以上】n=147)

まず社会人になってから旅行に行った年間平均の回数を聞いてみると、【国内旅行】は「2回」27.3%が最も多い結果となりました。

『年3回以上』国内旅行へ行くと回答した方に絞ってみてみると、「3回」39.5%に次いで「9回以上」が21.8%の回答となり、頻度の高さが伺えます。
また【海外旅行】の年間平均回数については、「0回」が全体では70.7%、『年3回以上』国内旅行へ行く方でも57.1%と半数以上を占めています。

以前の『20代女性の海外旅行に関する調査』では、海外旅行に行く方のなかで、国内旅行に行った回数は平均2回となっていました。海外旅行派は国内旅行もする方が多かった一方で、国内旅行派は国内旅行のみを楽しんでいる方が多いことが分かります。

2,国内旅行人気エリアをランキングで発表!

Q.行き先エリアはどこですか?

Q.行き先エリアはどこですか?

(n=304)

続いて行き先のエリアについては、「東京都」と「大阪府」が20.1%で同率1位となりました。また3位は「北海道」4位「福岡県」となり、意外にも「沖縄県」は6位にとどまりました。
この結果から20代女性の国内旅行はリゾート地でのんびりするよりも、シティ寄りのほうが人気だと考えられます。

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【合わせてチェック👇】海外旅行の人気エリアとは?
下記の記事では20代女性の海外旅行について詳しく解説しています。

参考資料:【海外編】 20代女性の旅行調査 1番人気は「韓国」!働く女性が求める海外旅行の目的とは?

Q.旅行先での目的は何ですか?

Q.旅行先での目的は何ですか?

(n=304)

旅行先での目的については「美食巡り」41.8%と「カフェ巡り」31.6%に回答が集まり、“食”を目的としていることが分かります。また「温泉」が26.3%で3位となっており、仕事や日頃の疲れを癒してリフレッシュすることを目的とする方も多いようです。

3,国内旅行の決め手は“グルメ”が多数派!

Q.国内旅行に行く際の決め手はなんですか?

Q.国内旅行に行く際の決め手はなんですか?

(n=304)

国内旅行の決め手は「現地のグルメを食べたいから」が61.2%と半数以上の回答となり、前述の目的の回答と同様の結果となりました。ご当地グルメやその場所にしかないお店を目当てに旅行を決める方が多いようです。

次いで2位「景色・街並みが綺麗だから」33.9%、3位「アクティビティが楽しそうだから」21.1%となりました。テレビの特集やSNSの投稿を見たうえで、実際に行ってみたい、体験してみたいという思いが決め手のひとつとなっているのではないでしょうか。

\さらに調査!国内旅行に求めるキーワードとは?海外旅行の結果と比較!/

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4,20代女性の国内旅行はビジネスホテル派が主流に!その理由とは?

Q.国内旅行はいつ頃いくことが多いですか。

Q.国内旅行はいつ頃いくことが多いですか。

(n=304 内訳:国内旅行【年0~2回】 n=157、【年3回以上】n=147)

さらにここからは国内旅行に行く時期や宿泊など旅行する際に決めること全般について深堀りしていきます。

まずはいつ頃行くことが多いのか調査すると、「9月」24.7%と「10月」24.0%がボリュームゾーンとなりました。ハイシーズンと言われる「夏休み」「年末年始」を避けつつ、祝日も比較的多く連休につなげやすい9月・10月が20代女性にとってベストシーズンとなっているようです。

また国内旅行【年3回以上】行く方は、「5月(GW以外)」「6月」「7月」「12月(年末以外)」の回答率も高くなっています。年に何度も行く場合でも、ハイシーズンを避けて旅行を計画しているようです。

【合わせてチェック👇】家族旅行の計画時期とは?
下記の記事で共働き子育て層の家族旅行について詳しく解説しています。

参考資料:共働き子育て層の家族旅行について調査!計画時期や重視していること、予算など詳しく解説

Q.旅行先の宿泊地はどこですか?

Q.旅行先の宿泊地はどこですか?

(n=304)

続いて宿泊地については意外にも「ビジネスホテル」が最も多く、半数以上の回答率となりました。
前述の結果を踏まえ、考察すると“食“をメインとする旅行をしたいと考えている20代女性にとって、泊まるだけのホテルにこだわりは少なく、ハイコストな旅館やリゾートホテルよりも、リーズナブルなビジネスホテルやシティホテルを選択し、グルメにお金をかけたいという方が多いと考えられます。

\なぜ今の20代はビジネスホテル推し?宿泊先×目的の結果から理由をもっと深掘り!/

調査資料ダウンロードはこちら

5,国内旅行の計画順や予算を調査!

Q.国内旅行の計画はいつ頃から立て始めましたか?

Q.国内旅行の計画はいつ頃から立て始めましたか?

(n=304)

続いて国内旅行の計画を立てる時期について項目別に調査しました。『予算』『日程』『行先』は「2か月前~1か月前」、『誰と行くか』『宿泊先』『食事』は「1か月前」、『観光スポット』は「2~3週間前」そして『持ち物の準備』は「1週間前」がそれぞれボリュームゾーンだと分かります。

『海外旅行に関する調査(※1)』では『誰と行くか』を最初に決めてから、『日程』『行先』などを調整する流れがメインでしたが国内旅行は逆となっています。目的がはっきりしているからこそ、個人の予定を決めてから、その予定や目的が合う相手を探すという順となっているようです。
さらに『食事』に関しては「2か月前」という回答も一定数見受けられ、『宿泊先』よりも早く決める方が多いようです。グルメ目的が多いからこそ、先に行きたいお店を調べた上で、アクセスの良い場所で宿泊先を検討していると考えられます。 

Q.事前手配はどのようにしましたか・する予定ですか?

Q.事前手配はどのようにしましたか・する予定ですか?

(n=304)

事前手配については、「交通と宿泊先はバラバラで自分で調べる」49.7%が最多となりました。ほぼ半数の方が自分で調べた上で交通と宿泊先を別で手配しているようです。比較サイトも多いことから、自分で調べてそれぞれで予約することで安く手配できると考える方も近年は多いのではないでしょうか。

また前述の計画時期に注目すると、『日程』『行先』は「2か月前」、早いと「3か月前」から計画しているのに対して、『宿泊先』は「1か月前」がボリュームゾーンとなり、タイミングが異なっているのが分かります。行先を決めた時点で交通関連の予約をとり、後から宿泊先を決めるという流れが考えられます。

Q.国内旅行を計画する際の一人分の予算を教えてください。


Q.国内旅行を計画する際の一人分の予算を教えてください。

(n=304)

国内旅行を計画する際の1人あたりにかかる予算については『事前に予約する費用(交通費、宿泊先、アクティビティなど)』は「3万円以上5万円未満」37.8%、 『現地でかかる費用(食事、ショッピングなど)』は「1万円以上3万円未満」52.0%がボリュームゾーンとなりました。

\予算感は旅のスタイルによって異なる?予算×宿泊先の結果から20代女性のマインドを深掘り!/

調査資料ダウンロードはこちら

 

まとめ

  • 社会人になってから行った国内旅行の年間平均回数は「2回」がボリュームゾーン
  • 国内旅行の行き先エリア:1位「東京都」「大阪府」3位「北海道」
    └テーマパークやスポーツ観戦、ライブ目的の回答が多数派
  • 旅行先での目的:1位「美食巡り」2位「カフェ巡り」3位「温泉」
  • 国内旅行に行く決め手は「現地のグルメを食べたいから」が半数以上
  • 旅行時期は「9月」「10月」
  • 旅行の宿泊地は「ビジネスホテル」56.6% ⇒ 宿泊先<グルメにお金をかけたいマインド
  • 国内旅行の計画
    └『予算』『日程』『行先』を「2か月前」から決めた後「誰と行くか」を決める
    └『食事』は『宿泊先』よりも先に計画を立てる
  • 全体の予算のボリュームゾーン
    └事前に予約する費用「3万円以上5万円未満」
    └現地でかかる費用「1万円以上3万円未満」

ダウンロード資料のご案内

ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった、平均滞在日数旅行の情報収集方法などについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。下記ボタンよりご請求いただけます。

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  • 調査対象

    23~29歳/女性/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/社会人になってから国内旅行に行ったことがある・行く予定がある

  • 有効回答数

    304件

  • 調査時期

    2024年8月

  • 方法

    インターネット調査